09/05/31 17:51:40 r/C6Wc9X
会社の検査で血便がある、というので今年一月に総合病院で検査したら
S字結腸と直腸に癌があることが判明。
ファイバースコープ・ワイアで切除し切れなくて精密検査で入院。
両肺に遠隔転移していてステージ4の余命6ヶ月との宣告で、地元では
ポート手術をして5-FUをしてもプラス3ヶ月が精一杯と言われた。
セカンドオピニオンを使って、設備のある私立総合病院で精密検査し、
3月初めに大腸癌の手術。
精密検査の結果、幸いにもリンパへの転移はどこにもなかったが、両肺
の転移癌については数が多すぎて手術不可能(両肺に約20個)。
4月初めに退院し、その病院系列の免疫療法クリニックで抗がん剤と
平行治療。
同時に、アメリカやドイツで癌患者が飲んでいる、民間療法サプリと
もいえるパン酵母も飲んでいる。
5月15日のフォルフォックスの際に両肺の造影剤CT撮影をしたが、29日の
フォルフォックスの際の診察で、一番大きい2cm大の肺にある癌に空洞化
が起きていることが判明。
空洞化というのはアポトーシスが始まっているのか?と主治医に聞いたら
、そうだ、との返事で主治医は奇跡を見ているように目を丸くしていた。
画像を見ると、その他の小さな癌にも空洞化が始まっている。
このあとPET検査をして詳細なデータを取り、一気に畳み掛けましょう、
と主治医は言っている。
癌は、良いほうにも悪いほうにも何が起きるか分からないから闘う気力を
持続させて一緒に頑張りましょう、と最初の診察の時に言われたが、そん
な希望は微々たる気休めに過ぎない、と思っていた。
しかしこうして目に見える形でアポトーシスという言葉が主治医の口から
出てくるとは思わなかった。
私は23歳。医学的に、この年代は癌を想定していないらしいが、『癌は
良いほうにも悪いほうにも何が起きるか分からないから闘う気力を持続
させて諦めないことが大切』だと思い始めた。