08/10/30 00:48:46 haDvH9tM
阪大のウイルスエンベロープです!
GEN0101のホルモン抵抗性前立腺がんに対する治療効果を確認
URLリンク(release.nikkei.co.jp)
-第67回日本癌学会学術総会で動物試験結果を発表-
ジェノミディア株式会社と共同研究を行っている大阪大学大学院医学系研究科の
金田安史教授の研究グループは、第67回日本癌学会学術総会で、
GEN0101(HVJ-E/センダイウイルスエンベロープ)が
ホルモン抵抗性前立腺がんに対して治療効果を持つことを示す動物実験の
結果を発表いたします。
この研究では、ヒトのホルモン抵抗性前立腺がん細胞をマウスへ移植した
がん動物モデルに対して、GEN0101を投与して治療を行うと
前立腺がんが縮小すること、そして個体によってはがんそのものが消失することが
明らかとなりました。
また、GEN0101がどのような作用機構で前立腺がんに対する治療効果を
示すかについても解析が行われました。
その結果、GEN0101は、がん免疫を活性化する上に、
前立腺がん細胞に対して直接作用して殺傷効果を示すことがわかりました。
特に、前立腺がんの中でもホルモン抵抗性の前立腺がんに対しては、
GEN0101の作用がより強くなることを示す結果も示されました。
前立腺がんは、初期の段階ではホルモン療法による治療が有効ですが、
治療開始から数年経過するとホルモン抵抗性の前立腺がんへと移行することが
知られています。そのため、重症度の高いホルモン抵抗性前立腺がんに対しては、
優れた治療薬の開発が切望されています。
今回の大阪大学金田教授の研究グループの発表は、
現在進めているGEN0101をホルモン抵抗性前立腺がんの治療薬として
開発するという製品コンセプトを支持するもので、治療薬の開発を進める上で
大変重要な知見です。
このような、純国産で新しいコンセプトのがん治療薬を一日も早く患者さんに
届けることが出来るよう、今後、早期の臨床試験入りを目指して
前臨床試験を進めてまいります。