10/01/21 06:32:51 G62jH0Hk
今月上旬祖父が肝癌で亡くなりました。79歳でした。
入院してから1週間くらいで死んでしまった大きい病院に連れて行くのが遅すぎた、もう何年も前から
たまに少し苦しそうにしていたので体調が悪いんじゃない?って聞いていたのですが本人は大丈夫だ
自分は病院にも毎月検査に行ってるし問題ないと言っていたので、
まぁ祖父も歳だしと家族は思っていたのですが(あまり病院に行った方がいいんじゃない?と言うと
病人扱いするな!と怒られるのであんまり言えなかったのもありますが)
しかし先月の下旬急に物が食べれなくなり歩行も困難になったり黄疸が出てきてしまい
流石にこれは…と家族が思い病院に行くのを嫌がる祖父を説得し大きい病院へ連れて行きました
医師からの診断を聞く前は祖父の病状を少し軽く考えていました(曾祖母が祖父と同じ症状がでてから
すぐに亡くなってしまったのを知らない自分は)
物を食べれなくなる前は普通に外出していたので、まさか癌だとは思っていなかった…
医師からはもう手のつけようが無いと言われてしまいそして余命1カ月と宣告され愕然としました。
そしてこれからの治療は無理な延命をせず祖父が苦しまない治療を医師にお願いしました。
祖父の亡くなる日お見舞いに行くとその日は少し呼吸が苦しそうで心配でしたが少したつと呼吸も落ち着いたので
「じゃあねおじいちゃん頑張れよ」と声をかけ祖父も「おう!」と答えましたこれが最後の会話になるとは
その時は思っていませんでしたが…そして家に帰宅し数時間後に病院にいる家族から連絡があり
祖父の様子が変でもしかしたらと連絡をもらい急いで病院に向かいましだが自分が病院に着く10分前に
祖父は息を引き取りました。病室に入ると母や祖母が泣いていて「おじいちゃん死んじゃったよ」と母に言われました
「間に合わなくてごめんね」と思いながら亡くなった祖父の手を握りました祖父手ははまだ温かくこの手の温もりは
一生わすれないと思います。祖父が亡くなった後は祖父への申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
数年前少し変だと思った時に無理にでも大きい病院に連れて行ってあげればよかった、今思えばというのがたくさん
ありました、こんな事もありました急に「お前達が結婚した時の式の資金や子供を産んだ時に使え」といきなりお金を渡してきて
「なんで急に?w」と聞くと「おじいちゃんがボケたり死んじまったら渡せないからw」と言っていたりその時は
「おいおいw」くらいしか思っていませんでした…多分祖父は自分の病気のことを知っていたと今は思っています
毎月行っていた病院の検査の結果をなぜ秘密にし家族に見せなかった理由は今となってはわかりませんが
祖父の性格上人に迷惑を掛けたくないとか残りの人生を病院なんかで過したく無いと思っていたのかも…
ギリギリまで趣味とかを楽しむことができて祖父は良かったのかなぁ、家族としては長生きしてくれた方が良かったのに…
祖父には本当にお世話になりました自転車の乗り方とかいろいろ教えてもらったことを今でも憶えています
本当に優しくいい祖父でした。
下手な文章と長文で申し訳ございません。