09/01/29 19:01:00
【ボクシング】「亀田問題」背景に? ボクシングジム経営者ら逮捕
西日本ボクシング協会会長に対し権限を委任する文書を書くよう強いたとして、大阪府警は28日、
「中外ボクシングジム」経営、山本末広容疑者(64)=香川県坂出市本町3丁目=ら4人を強要容疑で逮捕したと発表した。
4人は「脅していない。納得して書いてもらった」と容疑を否認しているという。元世界王者、亀田興毅選手らのジム移籍などをめぐる同協会の内紛が事件の背景にあるとみられる。
ほかに逮捕されたのは
「大星森垣ジム」経営、森垣武彦(76)=大阪府枚方市禁野本町1丁目▽「ホワイトフォックスジム」経営、
西林秀峰(しゅうほう)(40)=神戸市垂水区青山台7丁目▽同ジム従業員、長江あやの(32)=同=の各容疑者。
捜査4課によると、山本容疑者らは昨年7月、西日本ボクシング協会の実権を握ろうと共謀、大阪市のホテルで同協会の金沢英雄会長(61)に対し、
「会長の権限を委任するよう書いてくれ」と迫り、ガラスの灰皿をテーブルにたたき付けるなどして脅したうえ、山本容疑者を会長代行として権限を委任する内容の委任状を書かせた疑いが持たれている。
当時山本容疑者は同協会の相談役だったが、委任状を受け取った後は「副会長・会長代行」と名乗っていたという。
同協会では、事件以前から内紛が続いていたとされる。金沢会長によると、08年5月に所属ジムから契約を解除された亀田選手ら「亀田一家」を、西日本協会内のジムで受け入れようとする動きがあった。
金沢会長は「亀田一家を受け入れれば関西ボクシングの活性化につながる」と主張したが、山本容疑者らが反発したという。
西日本ボクシング協会は、財団法人日本ボクシングコミッションに加盟する組織で、近畿、中国、四国地区の56ジムが所属している。
同コミッションの安河内剛事務局長は「逮捕を重く受け止める。処分と再発防止策を両輪で考えないといけない」と話した。
ソース 2009年1月29日
URLリンク(www.asahi.com)