10/04/12 19:45:25
>197 :ツール・ド・名無しさん:2010/04/05(月) 12:39:32 ID:???
> ラグレスでTIGとロウ付けの強度の違いってあるの?
> TIGの吊しフレームのほうが少し硬いような気がするが 気のせいなのか
ロウ付けのラグレスは強度的には弱いな、なぜなら、簡単に言うとパイプとパイプを接着している真鍮の面積が少ないから
継ぎ手(ラグ)を使えば、接着面は広がり、厚みも増えるので強度は上がるが、重量も増える
継ぎ手を使わずに、接着面積を増やそうと画策した硬派な結果がBSのネオコットの様なパイプ端面の加工であり
あたかも効果的であるかの様に見せた、軟派な見栄坊がロウ付け+ロウ盛りフィレットだ
前者は重量増を最小限に抑えて強度を確保しているが、後者はみてくれはいいが強度はほとんど上がらず
盛った真鍮の分重量が増加し、しかも何度も熱を加えるので下手がやると表面に歪みが生じ、結果的にパテで隠すことになりさらなる重量増加を招く
Tig溶接は溶接であり、真鍮や継ぎ手を用いた接着ではないので(接着と言うと冷間を想像しがちだが、ホットメルトやハンダを想像してもらいたい、ロウ付けは真鍮を用いた金属の接着である(母材非溶融型接合))
パイプ同士が一体になっている、接合時に用いる棒にもよるが、接合部もパイプと同等かそれ以上の強度を持ち、パイプ自体への熱での悪影響も極僅かである
ロウ付けは接着であり、厳密には溶接(母材溶融型)ではないので、強度は接合部の真鍮の強度でしかなく、構造として一体の強度を持つTigとは比較にならない
これは過去のレースで実証済みなので各位しっかり調べて確認してもらいたい