09/07/30 13:32:22
東京・府中市の多摩川沿いにある遊歩道で自転車による事故が相次ぎ、先月には歩行者の男性が
自転車にはねられて死亡する事故まで起きていたことがわかりました。遊歩道を管理する府中市は、
路面の形状を変えて自転車のスピードを抑えることなど抜本的な対策の検討を始めました。
府中市の多摩川沿いに9.4キロにわたって続く遊歩道「かぜのみち」は、全面が舗装され、
幅も3メートルと比較的広いため、休日を中心に多くの人が利用しています。
ここ数年は、歩行者だけでなく、健康増進のためにサイクリングを楽しむ人も増えていますが、
一方で自転車による事故が年間20件余り起きています。先月2日には、近くに住む会社員の
下遠野実さん(55)が遊歩道を歩いて帰宅中に、後ろから走ってきたスポーツタイプの自転車に
はねられて頭を打ち、20日後に死亡していたことがわかりました。自転車は25キロ前後の
スピードが出ていたということで、警視庁は、運転していた45歳の会社員を重過失致死の
疑いで書類送検しました。府中市は、これまでも注意を呼びかけてきましたが、今回の事故を受けて、
自転車のスピードを抑えるよう路面の形状を変えたり、夜間に注意を促すランプを設置したりといった
対策の検討を始めました。府中市公園緑地課の雫石明男課長は「スピードの出しすぎが招いた痛ましい事故で、
自転車がスピードを落とせるような改善を行っていかないといけないと思う」と話しています。
NHKニュース
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