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ミスターバイク2005.4 P142 隠れ家直送・信哉便
ふと気付くと、ロードレース用の自転車がけっこう溜まっていた。
クルマからそれを下ろし、体にピッタリしたレオタードのようなスーツに着替えている。
モッコリ。ムキムキ……中にはポッチャリもいるが、みんなマントのないスーパーマン系統のカッコをしている。
「なあ。オレよ、ガキの頃からずっと思ってたんだけどよ。スーパーマンとか、よく恥ずかしくないものだなあと」
「え……所詮テレビじゃんよ」
記録係・中川マユミがシラッと答えた。
「いや、そうなんだけどさ。ふつうさ、大人ってあんな体にピッタリした服着ないじゃんよ」
「知らないよ。あたしなんか生まれてないから、知らないよ」
たばこの煙をぷうと吐き出す。
「なんか……ああいうのって、モーホーに受けそうだよな。はは!便所の落書きそんなのばっかだったぜ」