08/10/30 11:03:51
面倒だから、結論的なことを書いておこうか。
つまりオーディナリ型のような、ジオメトリ構造を持たない自転車でも、
あれだけ大径化した前輪を持つことで、ジャイロ効果のみで十分な安定が
得られていたという事実。
安全上の理由や取り回し、またトランスミッションの実現で、小径化した
自転車は、ジャイロ効果とジオメトリによるパッシブな自律制御の組み合わせに
より、実用的な性能を得る。より洗練されて現在に至るわけだ。
大径車はジャイロ効果が大きく、小径車は小さい。このことから当然のように、
小径車はハンドルがふらつく、不安定という評価になる。直進性ではない。
ジオメトリによる制御はパッシブなものである以上、小径車に最適化された
ものであっても、ジャイロ効果のようなどっしりとした安定感とは異質である。
かつて日本で一大ブームとなったミニサイクル。取り回しのよさや保管場所の
問題から、いわゆるママチャリの大部分をこの20インチのミニサイクルが占める
ようにまでなった。まさに一世を風靡した感のあるミニサイクルだが、やはり
乗り味や安定感の問題から、現在はかつて主流だった26インチでもない27インチが
ママチャリの主流となっている。
要するに、自転車に限らず二輪車は、ジャイロ効果による一次的な自律安定を
ジオメトリによるパッシブ制御を組み合わせることでコントロールし、操安性を
得ている。
勘違いしないでほしいのは、ジャイロは回転軸の維持という効果だけでなく、
傾いた方向へハンドルを切るという自律の機能を持っていること。それゆえ
オーディナリ型のような自転車でも、基本的な自律の機能を備えていた。