09/07/14 02:38:17
もともと何でそういう地域にバスが入っている確率が高いかちゅうと、
旧被差別集落は、日本の、比較的古来からの定住者の後裔で、稲作文化
を積極的に取り入れた新興勢力と違う。偏見としての近親婚が多いとかは、
よう知らん嘘っぱちや。
村はずれの地域にそういう集落はあるんやが、意味合いとしては、
警察力として、また近隣からの侵入者への武装、また昔は流行性の
病気が恐れられていたため、まあいやな言い方やが緩衝的な防壁や、
また肉食や山岳文化にまつわる生産をになった地域でもある。水利の警護は
昔は命がけの夜警や。武器持って水泥棒が来るんや。
いわば村々のさかいの境界的な地域と言えるんや。
ため池の造営に地区出身の若い美人の女の子が人柱にだされそうになって、
悲観して身をなげたという悲しい伝承もあるんや。
野池は多くが、市町村の境の峠にある。これは、もし外来生物が入った場合、
街の中心なら除去に早急に手が打たれるが、境界領域は所有や水利権が
重なって存在することが多く、除去する機運が持たれにくい。
過去には公権力も入りづらかったんかな。
ただ、バスの導入は当該地域の意向とは言えないんや。
外部から来た者の、境界的なはたらきとして関わられる部分も多いんや。
近年は雇用を止められた日系労働者なんかもそうやな。
前提としてそういう地勢的な特性があるんや。