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ハシビロガモ:クチバシに釣り糸絡まる ふじみ野の新河岸川で越冬 /埼玉
12月25日12時1分配信 毎日新聞
ふじみ野市の新河岸川一帯で越冬している渡り鳥のハシビロガモ(カモ科)のメスのクチバシに、釣り糸が絡まっている。
県生態系保護協会ふじみ野支部の会員が今月初旬に確認した。網で捕獲して糸をほどこうと試みたが、近づくと飛び立ち
保護できないという。同支部は「十分にエサを食べられず、このままでは衰弱して来春に北へ帰れなくなる」と心配している。
同支部によると、へら状のクチバシに ブラックバス などの魚に使う疑似餌の針が鼻の穴に引っかかり、釣り糸が絡まり大き
く口を開けない。好物の水草の実や根が十分にのみ込めないという。日報連会員の菊地久二さん(64)=川越市藤間=も2
0日午後1時ごろに同市中福岡の新河岸川の放水路で見つけ、撮影した=写真。
ハシビロガモは毎年、シベリア方面から飛来し越冬する。同支部長の野沢裕司さん(61)によると、今年も新河岸川に約20
羽が越冬している。支部の会員が毎日観察を続け、保護の機会をうかがっているといい、野沢さんは「渡り鳥は、北へ帰れな
いと衰弱して死んでしまう。釣り人は、釣り具や糸を決して川岸などに放置しないでほしい」と話している。【藤川敏久】
12月25日朝刊