08/12/19 16:16:05
ここ数年、なぜだか若い奴らの人生相談のようなことにつきあわされることが多くなった。
突然、家に電話をかけてきたり、謎の手紙が来たり、ひどいときは出勤しようと外に出ると
家の前で待ち伏せされたこともある。迷惑千万な話なのだがほとんどが学生で、その悩みは、
バスプロになるにはこれからどうしたらいいか、高校を出たらエバーグリーンに就職した、
バスプロ修業をしたいので弟子にしてほしいなど。最近の例では、釣り専門学校に行って
ルアーメーカーになりたいときたもんである。はっきりいって、「こんな質問、俺に答えさせんな!」
っていうのが本音だ。人ひとりの人生を決めてやれるほど私はできちゃいない。
(略)バスプロになるのも、専門学校に行くのもいい。だが本当にその信念を貫ける自信はあるのか、
自分はその器かをよく考えてみよう。中学や高校でそれを判断するにはまだまだ経験も知識も浅すぎる
かもしれない。大学に行けるなら行ってゆっくり考えてみてもいいし、もっといい環境をつくりだせる
かもしれない。たとえ、大学に行けなくたって若いうちはあんまり関係ない。私だって最初に入った
会社はすぐ辞めて、1年半のプータロー生活ののち、最初の会社よりよっぽどいいいまの会社に入った
のだから、学歴なんて気にしなくてもいい。(略)学生時代っていうのは、まだゆっくりといろいろ
なことを考える期間だ。もっと悩んでも遅くはないのだ。