08/10/18 18:08:30
★埼玉 電気でブラックバス駆除
外来魚のブラックバスが増えて生態系への影響が懸念されている埼玉県飯能市の湖で、
電気ショックを利用する新しい装置を使った初めての駆除が行われました。
この日は体長5センチほどのブラックバスの稚魚29匹が捕獲されました。
飯能市にある名栗湖は、ブラックバスが増加して、もともと生息する
ワカサギなどが減ってしまうなど、生態系への影響が懸念されています。
埼玉県は、平成14年から刺し網を使ってブラックバスを捕獲し、駆除してきましたが、
8日は電気ショックを利用する新しい装置を使って初めて駆除が行われました。
ボートに取り付けた2つの電極からおよそ600ボルトの電気を流し、
そのショックで浮き上がった魚をすくい上げ、ブラックバスだけを捕獲していきます。
この装置は皇居のお堀でも使われたことがあり、この日は開始から1時間半ほどで
体長5センチほどのブラックバスの稚魚29匹が捕獲されました。
埼玉県の農林総合研究センターの担当者は「刺し網を使うのと比べて、ほかの魚を
傷つけることなく、小さな魚も捕獲でき、作業も楽に進めることができました」と話していました。