09/04/04 09:33:01
>>677
今回、大きな問題定義になったのがタレントの松村邦洋さんが倒れたという事故です。
幸い、大事には至りませんでしたが、AEDも1回じゃダメで2回目で反応したというからギリギリのところだった。
東京マラソンじゃなかったらこんなに早くAEDも到着しませんので、かなりヤバかったです。
松村さんがマラソン完走経験はあるとはいえ164cm、128kgという体型を考えると、ちょっとどうだったのか。
4月1日の朝日新聞朝刊の「声」に、『マラソン参加は摂生の上で』というタイトルでスポーツドクターの岡野裕先生のご投書が掲載されています。
「マラソンレースは医学的に問題のない人が、日々の摂生と積み重ねたトレーニングの成果を発揮する場です」
・安易に「走ること」が奨励され、健康状態に関してはノーチェック状態である。
・積み重ねではなく、その日その時の一発チャレンジでもOK!~とされている。
「マラソンは誰でも走れます!完走できます!!」的無責任な誘導が巷にあふれ、7時間という制限時間の設定が、それを支持している。
決して誰もが無条件に走っても良いわけではない。
不健康な人でも未経験者でも7時間あれば完走できるかも知れないが、それには危険も伴う。
摂生とトレーニングはその予防手段である。
完走が難しそうな人にマラソンにチャレンジさせるという安易なメディアの手法と、それを見て楽しむというニーズがあるうちは、
ブームが文化に格上げになる日がくるのはまだまだ遠い。
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