ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 36尺目at ANIKI
ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 36尺目 - 暇つぶし2ch372:ウホッ!いい名無し…
09/03/20 07:47:46 Pmj0HHhI
「耳鼻科行っかあ」
スーツを脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれの私服を整えた。玄関の前に立ち靴を履く。
既にマスクを着用し、俺の花粉症は医者の診察を待つ。
身体を外ににして耳鼻科に到着すると、診察券と保険証を出して、受付がそこにあった。
「俺の越中一本の花粉症だぜ」声に出していう。
「春先はやっぱ花粉症」
やおら待合室の脇から、ズルムケ状態の仮性包茎雑誌を取り出す、順番待ちの患者に混じり、呼ばれるまで雑誌を読みまわす、
「ハクション、ズズッ」音が俺の鼻の粘膜を更に刺激する。
「花粉症たまんねぇ」くしゃみに合わせて、身体を前後させる。
「男の花粉症にゃあこれだよ」ラッシュを吸い込む。
「スッ、スッ、スッ、スッ」雑誌を読み終わり、やがてやがて呼ばれるまでうたた寝をする。
「くしゃみ、目のかゆみ」「越中の花粉症」
順番が来て診察室に入る。俺は自分のこの格好が好きだ。
医者と俺だけが診察室に残り、いつもの挨拶の後に、症状伝えて、腰を振り、左手でくしゃみを押さえ、右手でごしごしと目をこする。
病院の中の俺は、日本一の花粉症男になっていた。
「ちきしょう日本から脱出してやりテェよ」春が近付くと、いつもそう思った。会計を済ませ、処方箋を受け取ると、薬局へ向かってまっしぐらだ。
「薬を飲んで楽になってやる」「越中一本の花粉症の男」
「目薬、点鼻薬」「ジルテック、セレスタミン」説明を受けしながら、薬の受け取りをめざす。
「たまんねぇよ」鼻の奥から、激しいうねりが起こった。やがてくしゃみとなり、俺を悩ます。
―薬を飲みてぇ―もっと苦しみてぇ―相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。
「きたっ」俺は薬を言われたとおりに飲み、それに備える。眠気は堰を切ろうとしていた。
「男一匹 ! 」「ぶちっ」
意識を押し分けて、激しい眠気がしゃくり出される。
真っ白い時間が過ぎ、目の前が翌朝に戻る。


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