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交通取締野郎が一匹・・・
KC69 登録日：7月13日（日）22時40分42秒
相勤員募集 富山県 36歳×181cm×81kg
国体を開催するほど広い運動公園、その横に街路樹が茂った片側4車線の幹線道路がある。
深夜二時ともなると交通量は一分に一台程度だが走って行くのはほとんどが速度超過や過積載の大型トラックだ。
俺は他県ナンバーの黒や群青色したゴツいトラックを駆るドライバーに交通取締姿を見せつけている。
道路はまばらに街灯が灯っており、その内の一本がスポットライトのように歩道を照らしている。
俺はそのステージでめかしこんでトラックが通るのを待っている。警察エンブレム入りの黒皮のパトロールグローブをはめて黒い機動隊出動型編上靴を履く。
そして「○○県警察」と書かれた夜光反射ベストを身に着けたのは遠くからの視認性を高め受傷事故を防止するためだ。
トラック独特のライトと音が聞こえたら敢えてトラックに車載式速度レーダーを向けて様々な挑発的な速度取締をして検挙のチャンスを待つ。
例えば片足を白バイのサイドボックスやフロントフェンダーにのせ両手で赤く光る誘導棒を大きく左右に振ってみたりとかだ。
逆に正面を向いてドライバーに見せつける時は活動帽を目深に被り、そんきょの姿勢で股を開きエリア検問車を背に腰を下ろし、さらに両手で光電管式速度取締装置を操作する姿は降伏した敗残兵を連想させた。
俺の前でトラックがパトカーに誘導されて路側帯に寄せたときにドライバーが俺を睨み付けていたのが活動帽のつば越しに見えたので興奮した。