08/10/09 09:17:55 o7SveadL
光と影のファンタジー展・26日まで越谷コミセンで開催中
三角の帽子をかぶって笛を吹く小人やおしゃれな猫が登場する影絵。
テレビから教科書まで目にする機会は多い。影絵作家として名高い藤城清治さんの作品だ。
その作品展「光と影のファンタジー展」が先月27日、越谷市コミュニティセンター(サンシティ)で始まった。
オープニングセレモニーで藤城さんは「今回は会場にいっそうの工夫を凝らしましたので、どうぞお楽しみください」とあいさつ。
背後からの光を通して見る影絵が鏡と水を用いたしつらえの中でいっそう幻想的で美しく、まさにファンタジーの世界に入り込んだような気持ちになる。
通路にも様々な動物の絵が配され、藤城さんの製作風景がビデオで流されている。 アクリル版にフィルムを細かく切って貼り付ける。
フィルムを重ねたり、削ったりしながら色を生み出して行く。細かな仕事の積み重ねが魔法のように夢の世界をつむぎだす。
製作台の周りを歩く猫まで映っていた。 「猫はたくさん飼っています。小人の目も猫の目がもとになっています」と秘書の藤城亜季さん。
また、カエルのケロヨンも藤城さんの創造。
「藤城さんの作品を直接見るのは初めて」という同市の佐野菊重さん。国語の教科書の「ごんぎつね」の挿絵を見て
藤城さんを知ったという同市桜井南小学校5年の佐藤綾香さん、小林舞佳さん。「今度は絵の得意な孫をつれてきたい」と語る
鷲の宮町の松井さん(50代、女性)など年齢、地域を越えた多くの人が足を運んだ。
同センターは5年前に県下の自治体としては初めての藤城清治展を開催して好評を博した。
今回は10月26日まで1ヶ月間実施。午前10時から午後7時まで。会期中は無休。入場料大人千円。
19日、25日にはサイン会も予定している。
同展は越谷市市制50周年、コミュニティセンター開館30周年を記念したもの。(加藤誠一)
URLリンク(www.tobuyomiuri.co.jp)