07/08/06 17:55:34 SPGnJy7C0
同時に奈津子さんは俺の右腕の腋の隙間に頭をねじ込もうとしており、次の瞬間、俺が腋を空けた隙間に奈津子さんの目が縦に
並んだ。
その目が鏡越しに俺の視線を捉えて離さない。
「たった？」
彼女の言を俺はにわかに理解できずにいた。ただ疑問形だということだけは判った。
「（時間が）経った、のかな？」
俺がそう思い始めたとき、俺は体全体を強く押され、両腿が洗面台の縁に押し付けられる格好になった。
視線を下にやると、洗面台の全体にエンジ色のブラジャーが広がっていて、その端は奈津子さんの右手首に絡まっていた。
その指先が俺のファスナーを下ろしかけたとき初めて、俺は、
「勃った？」と訊かれていると悟った。
ファスナーを下ろし終えたところで彼女は少し腕を振り、すると、カップの大きなブラジャーは洗面台の外に沿うようにして
ぶら下がる形になった。
俺はと言うと、その時はまだ勃起しておらず、ただ心臓の鼓動は尋常でなく、言葉を発しようとしたとしても、おそらく
明瞭な声にはならなかっただろう。
奈津子さんの右指がズボンの中を探っている間に、俺の陰茎が勃起を始め、トランクスの前のボタンを彼女が開ける前に