06/08/28 03:42:06 mZ22BNe+0
結婚を約束してた彼に浮気が発覚。
もう完全にその女に心が移っていた。明らかだった。
いつも笑顔で穏やかだった彼がいつの間にか冷たく豹変してしまった。
それでもなんでも一緒にいて欲しくて、会いたくて会いたくて、
会ってくれていると、嬉しかった。反面、どうしようもなく傷ついていた。
でもこれも、「気持ちが戻ってくるまでの辛抱だ」と思っていた。
私たちが離れ離れになるなんて、思いつきもしなかった。
今、私が我慢しさえすれば、元通りになるって信じて疑わなかった。
都合のいい女でもいいとすがって、家に来てもらっていた。
それまで身だしなみに無頓着だった彼が美容院通ってワックスつけた頭してて、
家に入ってくる彼の顔があまりにも無表情で冷たくて、
「知らない人みたいだ」と本気で思った。
彼にリクエストを聞いて一生懸命ご飯を作って、心の通わない会話をした。
それでもとにかく、私といることを楽しいと思って欲しい、と必死だった。
完全に空回りだとわかっていた。でもこれもあと少しの辛抱だと思った。
でも、それすら空回りした考えだとは、気付けなかった。
そのあとで当然のようにやった。
びっくりした。全然、全然、全然、気持ちよくない。
幸せだったあの頃、何をされてもどこを触られてもすごく興奮したのに、
ちっともなんとも思わない。
私、はっきりいって割に好きな方だと思う。でも少しも楽しくない。
自分のことを好きじゃない相手とやっても少しもよくないんだ、と
妙に実感した。気持ちよくないことに焦ってる自分がおかしかった。
自分がいくら好きでも、気持ちが離れてると、まったくいいもんじゃないんだね。
いろんな意味で印象に残った、忘れられない経験でした。
『最高の思い出のSEX』ではないので、sage。