【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合26at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合26 - 暇つぶし2ch200:名無しさん@ピンキー
08/01/09 01:00:01 HW2wy4E8
>>198
おいおい、ノボルの生活レベルと執筆意欲の向上のために本屋で買おうぜ
新古書店は作者に金がはいらないからな
>>199
なんという漢 つーかそこまでいきなりやれるのは中々いないな

201:名無しさん@ピンキー
08/01/09 01:34:25 OZdb110X
小中学生の頃好きだった指輪物語、ナルニア、ゲド戦記の映画化で10年ぶりにファンタジー熱

ラノベとアニメに回帰(シャナ、ハルヒ、フルメタ、ローゼンメイデン)

絵も売り文句も気に食わん、ツンデレとかアホかと思いつつゼロ魔DVD一巻ではまる

3日で1~12巻まで読破
7~8巻で信者に

エロパロスレ覗く

作品投下が趣味に←今ココ

202:名無しさん@ピンキー
08/01/09 02:07:52 EZyHTQuB
>>193
>→一府一県にまたがって車を走らせ13巻を買う。

声を出してワロタ

203:名無しさん@ピンキー
08/01/09 02:52:11 XvkZNHAG
ゼロ魔アニメを見るがルイズが好きになれない

ある日ギル様の日常を読むためにとあるサイトに巡回に行った際、そこでタバサの魅力を知る

no replyのwebマンガでタバサに目覚めたッ!

原作買い始めるも金穴により二巻で打ち止め

エロパロスレの犬竜でシルフィにも目覚めながらタバサの話を読みふける

魔法少女タバサの続き投下されないかなあ・・・ ←今ここ!

204:名無しさん@ピンキー
08/01/09 03:14:14 5iyY4n0P
妙な流れだな w オレのもおいてみるか…

タバサCVが木村あ(ケフンケフン ゆかたんと聞いて、アニメ一期を見る
  ↓
あまりのタバサのセリフの少なさに憤り、確認のため原作を読む
  ↓
原作にハマり、最新9巻(当時)までイッキ読み。アンリエッタにころぶ www
  ↓
アンリエッタでググったら、保管庫がでたっ。エロ姫様優先ながら全部読む
  ↓
保管庫の更新が待ちきれず、情報ソースを探し始める
  ↓
ついにエロバロスレに到達。なんとしょっぱなからへんたいさん(敬称)のリアルタイム爆撃に遭遇
  ↓
「この国は滅ぶ…」とつぶやきつつ、どっぷりスレ常駐 ←いまここ

205:名無しさん@ピンキー
08/01/09 07:17:18 7h+PM1ft
>>165です。
私の流れ
・エロパロ板を徘徊中このスレを発見。

・多くの良作を読みながら保管庫へ。

・(ようやく)原作に興味を持ち最新巻だった8巻購入。以後7→6と逆の順に買っていく。

・ゼロ魔SSを扱う他のサイトを探しまわる。

他サイトにて、「ここのゼロ魔SSにはエロがない」ではなく「普通はエロ無し」とようやく気がつく。(最初から約半年経過)

・「あの作品の~」「ゼロの奇妙な~」の二つスレに気がつき読みふける。←今ここ

206:名無しさん@ピンキー
08/01/09 09:27:32 HBJXTZbU
俺のもついでに。エロパロで入ったわけじゃないけど、原作読み続ける力をもらいました。
・ゼロを八巻まで買いつづけている。切る気にはならないがそれほどハマってもいない。

・9巻で自分でもびびるほどの勢いでアン様に転んだ。ゼロ魔の真の魅力「キャラ萌え」に開眼。
もう一度アン様の記述拾うために原作読み直す。

・アン様画像あつめようと「アンリエッタ」で検索し、エロパロ板に行き着く。
へーSS? そんなの書いてるとこあったんだ。おお、よさげ。まったりと読む。

・(11巻読了)嘘だッ! アン様が戦線離脱なんて! もうエロパロ板にしか救いはないというの!?
ますますここにのめりこみ、そのうち自分でも書き出す。

・(13巻読了のちPB読了)前者のアン様の扱いで淡々と練炭を用意し、直後に後者の復活情報で救済されて
喜びのあまりコサックダンス。正月であずかっていた二歳児の姪に手をうって喜ばれる。

・おかしいな・・・俺ヲタじゃないつもりだったのに、なぜアニメ第二期Vol.3DVDとゼロ魔同人誌を
新年早々とらのあなで買っているんだ?←今ここ

207:名無しさん@ピンキー
08/01/09 09:30:27 8FICnPGj
俺の場合は…






・キッズステーションの予告を見る

・絵がシャナに似てるなと思いながら一期の一話を見る

・オープニングにどっぷり

・原作を買いあさる

・友人に勧める

・四巻まで買ったところで友人からのレンタルに

・ある日エロパロスレにたどり着く

・一期の流れに少し不満を持つ

・キュルケ乳揺れすぎ

・原作を買う金もなくエロパロスレに入り浸る

・エロパロスレで二期の存在を知る

・オープニングにハマるも内容でマイナスダメージ

・エロパロスレの小説で癒され中

・気付けばタバサの魅力で骨抜きに←今ここ

208:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:20:20 zAPRcQIK
俺は……

よく行く巡回サイトで「ご立派な使い魔」が紹介される。

試しに読んでうはwwwなにこれwwwwバロス

友人からアニメ一期借りてハマる

エロパロ板に流れ着く

「不器用なあの子は王女様」でイザベラ様に開眼

タバサの冒険を買いに走る


209:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:27:12 QdjLp56U
いいかげんにしろ。
チラシの裏にでも書いてろよ。

210:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:35:27 M9OtQUmj
職人が来るまではほどほどの雑談はいいんじゃないか?
投下が始まっても続けてたら問題だけど。

211:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:41:15 VNh4MVtA
雑談が電波ゆんゆんだったら尚更良いんだがね。
今の流れもある意味ゆんゆんだが。

212:名無しさん@ピンキー
08/01/09 10:48:51 9xKK8Dmn
>>201-208
くどい

213:名無しさん@ピンキー
08/01/09 11:01:34 BgVQruvi
罵り合いにならない分には、いいけど・・・
とりあえず私は、
店頭で第一巻があったから購入し読むが
当初、一巻完結だと思っていたが二巻発売
また購入後はながれで購入してた。



214:名無しさん@ピンキー
08/01/09 12:36:26 vPoW3m46
何故ハマった経緯を延々と続ける?
保管庫のアレな奴と同レベルだな。

215:名無しさん@ピンキー
08/01/09 12:44:42 JdLGP/80
馴れ合うにしろ何にしろほどほどに。と



216:名無しさん@ピンキー
08/01/09 12:47:05 1ihQUy+8
こういうのこそ雑談掲示板でやれよ

217:名無しさん@ピンキー
08/01/09 13:31:13 TXip4PUk
>214
度合いは違えども、皆趣味について話したいけど話せず、寂しくて誰かと話たいんだよ。
友人がいるものは数人では足らず、いない者はこの流を逃せば…。
だから空気嫁なくとも赦される、とはいわないけどさ、理由としてはそんなとこだと思う。

218:名無しさん@ピンキー
08/01/09 13:53:50 wMcYVFhh
以下ループ

219:名無しさん@ピンキー
08/01/09 17:11:03 Io6alm+O
空気を読まずに俺も

本屋でラノベを物色してたら知らないおじさんが寄って来てなんか言ってるから耳を傾けてみたら

「ルイズちゃん」

「カワイイよ」

とか何とか言ってたから取りあえず買ってみてハマった以上。

220:名無しさん@ピンキー
08/01/09 17:23:54 6CU2e6XN
ノボル自重しろw

221:名無しさん@ピンキー
08/01/09 19:02:02 lh5cE4La
「へんたい」or「ビッチ」を検索して此処に辿り着いた強者は居ないのか…

222:名無しさん@ピンキー
08/01/09 19:03:00 JaqgUmJf
流石にまだいないだろww

223:名無しさん@ピンキー
08/01/09 19:23:47 HW2wy4E8
>>221
このスレでそのフレーズを見かけるとアンリエッタを思い浮かべる
俺はボルボ氏とせんたいさんに毒されているんだろうな

224:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:16:24 7ecvSydb
さてみなさま。
スレ汚しのオリ展開SS投下するけどいいかな?

答えは聞いてない!

225:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:17:07 7ecvSydb
「そうか、我が姪はそのような事になっておるのか」
「はい、ジョゼフ様」

そこはガリア王宮の北側に存在する、小さな、花のない花壇。
まるで意味のない建造物のようなそこは、ある騎士団が非公式に存在する、という事を臣下に知らしめるためだけに存在した。
ガリア北花壇警護騎士団。闇の仕事を請け負う、闇の騎士たちによる、闇の軍隊。
いや、軍隊という呼称はこの場合相応しくないであろう。
彼らは個々に連携を取る事はない。個人が個人として、ガリア王より闇の命を賜り、その命を人知れず遂行するのだ。
従って彼らには規律も、命令系統もない。
あるのは、ただ王の命に従うという唯一つの理のみ。
そして。
現ガリア王ジョゼフの姪、シャルロット・エレーヌ・オルレアンは、その北花壇警護騎士団の一員で『あった』。
母を取り戻し、トリステインに亡命した彼女には、最早ジョゼフの声が届く事はない。
しかし。
ジョゼフが、彼女に対する興味を失ったわけではなかった。
確かに、彼女はジョゼフの手駒ではなくなった。むしろ相手方の手に落ち、自陣に刃を向ける敵となって盤上に立っている。
しかし、そのすぐ脇には、ジョゼフが最も欲する、最大の駒がある。それさえ落とせば、トリステインの戦力は半減し、そして、自分の持つ鬼札で圧倒的優位に立てる。
それは『虚無』の力に他ならない。
ジョゼフの姪はそのトリステインの『虚無』に極めて近しい場所にいる。
しかも、ミョズニトニルンの報告によれば、シャルロットはその『虚無』の盾たるガンダールヴに、深く関わっているという。
面白い。実に面白い。
ここでシャルロットに揺さぶりをかければ、周囲に布陣された『虚無』と『盾』も動くだろう。
なれば、どうする。無能王。
我が手にある『頭脳』を以って、勝負を賭けるか?
いや、今はその時期ではない。今『頭脳』を使うべき時ではない。
陣はまだ拮抗している。先の読めない布陣に、鬼札を使うわけにはいかない。今ここで鬼札を失えば、後半で自分の首を絞めることになる。
ジョゼフは考えた。
そして、花のない花壇を眺め、脇に控える神の頭脳に言う。

「…ミューズよ。奴は使えるか?」
「…は。まだ意思までは操作できませんが」
「よいよい。意のままに操るだけが手駒の使い方ではないぞ」

言ってジョゼフは懐から木製のサイコロを取り出し、石畳に放り投げる。
それは乾いた音を立てて転がり、停まる。
『1』の目を指していた。

「これは、運試しだよ。上手くいけば、トリステインの虚無を消せる。
 上手くいかなくとも、『盾』を落とすだけでもよい」
「…は。では、仰せのままに」
「うむ。奴を起こせ。そして、『盾』の下へ送り込め。
 路銀と身体はいいものを与えておけよ」
「御意」

頷いて、シェフィールドは花壇の北へ。
ジョゼフは花壇の南、王宮へと帰っていく。
残された木製のサイコロが、小さな音を立てて真っ二つに割れた。

226:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:17:47 7ecvSydb
その日。
晴れ渡った虚無の曜日。
才人は、使い魔の一人と街に買い物に来ていた。
黒髪の二人組は、厨房から頼まれた買い物リストを手に、人ごみの市場を回る。

サイトさーん、塩はもう買いましたか?

ん、こっちはあらかた終わったぜー。

二人は別々の場所で買い物をしながら、才人とシエスタは心の中で会話する。
こういう時、使い魔の心のつながりは便利である。
電源のいらない、携帯電話のようなものだ。
二人はあらかじめ決めておいた集合場所に戻る。
そこはこの街の外縁、入り口そばの衛視所脇にある馬小屋。
そこに才人の馬と荷馬車が預けてある。
この衛視所はトリステイン王国軍の管轄だったため、シュヴァリエの証を見せたら、簡単に使わせてくれた。
才人にとって、普段はめんどくさいだけであまり役に立たないと思っていたシュヴァリエの地位だったが、こういうときは確かに役に立つ。
二人は山と買い込んだ買い物を荷馬車に放り込むと、ちょうど時間もいいので昼食を採りに街中へ向かう事にした。

「お二人も、来れればよかったんですけどねー」
「…まあ二人とも試験だって言うし。しょうがないよな」

街中を歩きながら、二人は学院に置いてきたルイズとタバサの事を気にかけながら、適当な食堂を探す。
さすがに二人とも試験なので無理やり着いてくることもなかったが、二人とも、出掛けに心の声でシエスタに釘を刺していた。

…二人っきりだからって、抜け駆けしたら怒るわよ。

…帰ってきたら、チェックするから。

しかしシエスタとて遊びで街に行くわけではない。
厨房の買出しの手伝いで街に行くのだ。
まあでも、お食事をご一緒するくらいは、かまいませんよねー。
などと思いながら、普段着のシエスタは、隣を歩く才人の腕に自分の腕を絡ませる。もちろんそのふくよかな胸を押し当てながら。

「シエスタさん?」
「はい、あててますよ♪」

半分お決まりになった掛け合いをしながら、二人はまるで寄り添う恋人同士のように街中を行く。
そして、二人は一件の食堂に目をつけた。
古ぼけてはいるがそこそこ繁盛している大きな食堂で、昼時の喧騒と香ばしい香りが絶え間ない客足とともに入り口の扉を出入りしていた。

「あそこで食べようか」
「はい、そうしましょう」

そして、二人がその入り口を潜ろうとしたその瞬間。
その扉が物凄い勢いと音を立てて開き、中から人が転がり出てきた。
年のころは十代の、後半くらいだろうか。中途半端に伸びたくすんだ金髪。けっこういい絹製の服に身を包んでいる。泥に汚れたブーツを見るに、旅人だろうか。
その人物は通りに出た瞬間にくるん!と反転すると、埃塗れの整った顔を食堂の中に向けて、叫んだ。

「ファック!お前ら、ママの腹ん中に人の情けを忘れてきたんだろう!」

整った顔を思い切り歪ませて、右手の甲を食堂の中に向けて、左手で右ひじの内側を音を鳴らして叩き、右手の中指だけを天に向けて立てる。
果たしてそのジェスチャーは向けられた人間には何のことかさっぱりだったが、言葉の意味は通じたようだ。
まさか…!?少年の台詞を耳にした才人の中を、予感が駆け巡る。

227:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:19:15 7ecvSydb
食堂の扉の内側から、ごついのだの、細いのだの、ふとっちょだのと、流れの傭兵らしきむさ苦しい男の団体が姿を現す。

「ガキぃ、人様にたかる時はもう少し言葉選べや」
「乞食風情が口の利き方に気をつけろよ?」

男達は既に怒りで出来上がっており、どうやら先ほど転がり出てきたのも、この男達に押し出されたのが原因のようだ。
才人トシエスタの見守る前で、金髪の少年は男達の迫力に屈することなく、今度は高々と挙げた右拳の親指を立て、それを地面に突き立てるように振り下ろす。

「誰が乞食だ!俺は財布をすられただけだっての!
 てめえら、他人への施しを忘れると、サンタさんにプレゼントもらえないってパパに言われなかったのか!」

…間違いない。才人の予感が確信に変わる。
そして、今度のジェスチャーは流石に男達にも通じた。どこの世界でも、地獄は地面の下にあると信じられているものだからだ。

「オラガキ。いい加減にしとけ?あ?」
「今謝れば一人イッパツで済ませてやるよ」

傭兵達は拳でバキバキと物騒な音を立てて、少年に詰め寄る。
しかし少年は一歩も引かない。

「てめえらなんてまとめてマックの包み紙みたいに丸めて」
「悪ぃ、コイツに悪気はないんだ」

少年の台詞を止めたのは、シエスタの腕から抜け出した才人だった。
あっという間に男達と少年の間に入ると、いつでも抜けるようにデルフリンガーに右手を掛けて、立ち塞がる。

「お、おいお前何邪魔」

文句を言おうとする少年の言葉を手で遮り、今にも飛び掛ってきそうな傭兵達に、才人はマントに刺繍されたシュヴァリエの証をわざと見せつけるように翻す。
傭兵達の動きが、止まった。

「すまねえ、俺の顔に免じて、許してやってくれないか?この通り」

傭兵達に向けて、左手だけで謝る仕草を見せて、才人は言う。
傭兵達には、その仕草の意味が痛いほど伝わっていた。
シュヴァリエの頼みが聞けないなら、この場で抜くぞ。
さすがに場数を踏んでいる傭兵達らしく、若いながらも度胸と技量を見せる才人の立ち居振る舞いに、渋々折れる。

「…まあ、シュヴァリエ様にお願いされたとあっちゃあな…」

傭兵達が拳を引いたのを確認すると、才人はそこでようやく、デルフリンガーから手を放す。

「ありがとう。お礼と言っちゃなんだけど、エールの一杯もおごらせて貰うよ」
「お、話がわかるじゃねえか」

才人の事後のフォローに、傭兵達は相好を崩した。
どやどやと食堂に戻っていく傭兵達に、才人はほっとする。

228:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:19:48 7ecvSydb
そして振り向くと。
不機嫌そうな顔の金髪の少年が、シエスタの止めるのも構わずに、噛み付いてきた。

「てめえ、何勝手に止めてんだよ!シット!」

映画やドラマの中で聞きなれた外国の言葉が、才人の郷愁を誘う。
汚い言葉で罵られていると分かってはいるが、それでも才人は嬉しかった。

「あはは。久しぶりに聞いたなあ…それ」
「なんだよソレ。わけわかんねえ」

才人の笑顔に気を殺がれ、少年はばつが悪そうに頭を掻いた。

「あの、サイトさん?」

シエスタはそんな二人のやり取りに、才人に疑問符をぶつけた。
才人はそんなシエスタには応えずに、少年に言った。

「よかったら奢るよ。…同郷のよしみでさ」

才人は確信していた。
この少年は、地球人。それもおそらく、米国人。
それをシエスタに心の声で伝えると、案の定声を出して驚いた。

少年はよほど腹をすかせていたのか、料理がテーブルに並ぶや否や、物凄い勢いで食べ始めた。

「すごい勢いですねえ」

シエスタは自分で食べるのも忘れて、少年の食欲に魅入っている。

「いやあ、前の宿場町でスられちまって。二日もなんも食ってなくてさ」

〆のお茶で料理を流し込んで、満足そうに腹をさすりながら少年は笑顔で言う。

「助かったぜ、日本人」

やっぱり。才人の確信は確実なものになった。
そして才人は少年に尋ねる。

「…で、一個聞きたいんだけど」
「何?何でも聞いてくれよブラザー」
「…あんたさ、アメリカ人?」

その質問に、少年はあっさりと応えた。

「その通り。名前は…そうだな、マキシマム。マキシマム・ロングバレル」
「『そうだな』?」

あからさまに偽名くさいその名乗りに、才人は疑念を露にする。
その疑念に、マキシマムと名乗った少年は笑顔で立ち上がり、そして言った。

「とりあえず、腹も膨れたし。
 続きは外で話そうか、ヒラガ・サイト」

少年の言葉に、才人とシエスタの動きが止まる。
まだ、才人はマキシマムに自分の名前を名乗っていない。
マキシマムは笑顔のまますたすたと食堂の外へ歩いていく。

「じゃ、支払いは任せたぜサイト。
 ここの裏通りで待ってるからな、早く来いよ」

229:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:20:32 7ecvSydb
マキシマムは、言ったとおり裏通りで待っていた。
才人は油断することなく、尋ねる。

「さっきの、偽名なのか?」

才人の言葉に、マキシマムは、建物の隙間から覗く青空を見上げながら、言った。

「偽名じゃないなあ。俺さ、自分の名前知らないんだわ」

言いながら、後頭部をぽりぽりと掻く。
そして続ける。

「この世界に呼ばれた時、俺は精神だけの状態でさ。
 地球にいた時の事が、かなり抜けてんだよ」

基本的な知識や考え方などは残っていたが、自分の名前や出自をはじめ、いろいろな部分がまるで虫食いのように抜け落ちているのだという。
そして、才人はその言葉に更なる疑問を持つ。

「あんたをこの世界に召喚したのは誰なんだ?」

その質問に、待ってました、と言わんばかりの笑顔でマキシマムは応えた。

「俺をここに呼んだヤツはシェフィールドって言ったぜ」

その名前は。
ガリアの虚無、無能王ジョゼフの使い魔、神の頭脳ミョズニトニルンの名前。
才人はその名前を聞いた瞬間、デルフリンガーを抜いてシエスタを建物の陰に下がらせる。

「お前、まさか…!」
「察しがいいねえ。その通り。
 俺はアンタを殺すように言われてここに来たんだ。ヒラガ・サイト。あんたをな」

言ってマキシマムは腰の後ろに両手を回す。
マキシマムがそこから取り出したのは。
才人には見慣れた、シエスタには見慣れない、鉄の塊。
回転式の弾倉を持つ、二丁の銃。俗にリボルバーと呼ばれる、拳銃。
ハルケギニアには存在しないはずの、地球の銃。
そして、満面の、狂喜を湛えた笑顔で、マキシマムは言った。

「『仲間』と戦りあえるなんて最高だぜ…!
 Welcome to Garden Of Madness!
 ようこそ、狂い咲きの園へ!」

その言葉と同時に、彼の両手に握られたリボルバーが、火を噴いた。

230:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:21:18 7ecvSydb
才人は辛うじて初弾をデルフリンガーで弾くと、すぐ後ろの建物の陰に隠れる。

「なんだ、あの鉄砲は?見たことねえぞあんなの」

デルフリンガーの言葉に、シエスタからの心の声が重なる。

サイトさんっ?お怪我はありませんかっ?

シエスタはここより少しマキシマムに近い建物の陰に隠れている。
才人は無事をシエスタに伝えると、その場を動かないよう指示して、そして考える。
ハルケギニアの銃と違い、リボルバーは連発できる。
さらに、地面に穿たれた弾痕から、あの銃弾を体のどこかに当てられれば、どこに当たったとしてもまともに行動できなくなりそうだ。
しかし、その弾数には限りがある。
見たところ、あのリボルバーの弾倉は六発。
つまり、片手につき六発、合計十二発を打ち切れば、リロードせざるをえない。
先ほどマキシマムが放った銃弾は二発。あと十発の銃弾を避ければ、才人に勝ち目が出来る。

「あと十発かあ…」

避けきれるかどうか。
矢や魔法との戦闘経験はある才人だったが、さすがに亜音速で飛んでくる鉛の塊との戦闘経験はなかった。
そんな才人に、デルフリンガーは軽く言う。

「やってみろよ相棒。なんとかなるって」
「軽いなあお前は…」
「まあぶっちゃけ、俺っちにも対策がわかんねえからな。当たって砕けろってこった」

確かにデルフリンガーの言うとおりだった。
降り注ぐ銃弾に剣士が対抗する手段…それは、ただ『避ける』。それだけ。

「んじゃ行ってみるかぁ!」

そして、才人は裏通りに身を躍らせる。
その真正面の奥で、マキシマムが右手のリボルバーを構えていた。

「正面から来るとはいい度胸だぜ!
 Come'n Let's DANCE!」

最初の銃弾が飛んでくる。
銃口からその軌道を予測した才人は、右斜め前へのステップでそれを避ける。
そしてそのステップが終わる前に、休むことなく次の銃弾が襲ってくる。
その銃弾は的確に才人の着地点を狙っていた。
才人は咄嗟の判断で地面に飛び出し、転がる。
二発目の銃弾が地面を穿ち、そして。
立ち上がった才人の左肩を、三発目の銃弾が貫く。
その衝撃に才人は、すぐ近くの壁に叩きつけられる。
血しぶきが木の壁に飛び散り、そしてそこへ容赦ない追い討ちの次の一発。
しかし、それは才人に当たることはない。

231:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:21:56 7ecvSydb
その壁の脇の路地から伸びた白い手が、あっという間に才人を路地に引き込んだからだ。

「大丈夫ですかっ?サイトさんっ!」

その手はシエスタの手だった。
才人の左肩からは夥しい血が流れ、その腕はだらんとして動きそうもなかった。

「ミスったよ…」

ガンダールヴの力のお陰か、痛みはそれほど感じていなかったが、この状況で片腕が使えないのは痛い。
さらに、片腕が使えないことで身体のバランスがおかしくなっていることも才人には分かっていた。
進退窮まるとはまさにこのこと。
困窮する才人。
しかし、希望を捨てない者が、そこにいた。

「サイトさん!私の『力』、使えませんか?」
「へ?」

シエスタの申し出に、才人の目が点になる。

「ミス・タバサにしたみたいに!きっと私にも何かできると思うんです!」

シエスタは胸元をはだけ、鎖骨の間にある、黒い五角形…シエスタの『使い魔の印』を出す。
否定しようとした才人を、デルフリンガーの言葉が止めた。

「試してみなよ、相棒」
「え?だってシエスタは…」
「…たぶんだけどな。そのガンダールヴの『使い魔の印』は、『武器』になれる人間の証なんだと思うぜ。
 この嬢ちゃんにも、何か『力』があるはずだ。じゃなきゃお前さんの『ガンダールヴ』が契約しないと思うぜ」

デルフリンガーの説には、何か妙な説得力があった。
そして。
胸元をはだけるシエスタを見る才人の中に、かつて感じた感覚が蘇る。

武器を取れ。武器を取れ。
汝は神の盾、ガンダールヴなり。
あらゆる武器は、汝が意のままに。

その声に導かれるまま、才人はシエスタの黒い盾の刻印に、口付けた。

232:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:22:34 7ecvSydb
マキシマムが弾倉に銃弾を込め終わると、路地から、黒髪の少女が現れた。
ベージュのワンピースに身を包んだその黒髪の少女は、先ほど才人と食事を採った時に一緒にいた少女。

「おいおい…俺は女子供も容赦しないぜ?
 とりあえず撃っちゃうぜ?答えは聞いてないけどな!」

言ってマキシマムは遠慮なく、四発の銃弾を、次々にシエスタに放つ。
その直後、シエスタの姿がゆらり、とゆらめいた。

「見えている直線の打撃が当たるとでも?」

次の瞬間、マキシマムの隣に彼女はいた。

「何っ!?」

そして、驚くマキシマムの横で一瞬屈むと、一気に伸び上がりつつ踏み込み、背中から肩にかけての、『靠』と呼ばれる部分による打撃を、マキシマムに浴びせる。
マキシマムは一撃で吹き飛ばされ、土と木でできたすぐ後ろの壁に派手な音を立ててめり込む。

「ぐはっ!」

衝撃にマキシマムの肺の中の空気が全て吐き出され、意識が一瞬遠のく。
その隙に、シエスタはマキシマムの前で、腰を軽く落とし、左手をマキシマムめがけて開けて、右拳を腰溜めに構えていた。
正拳の構えである。
そして、その手首には、黒い炎のようなものが纏われていた。

「我が拳に…穿てぬ物なし」

その言葉と同時に、空気を切り裂いてシエスタの右拳がマキシマムの腹部に、文字通り突き刺さる。
血を吐いて絶命するマキシマムから拳を引き抜き、シエスタはまるで人が変わったかのような冷酷な声で、言い放った。

「さようなら。サイトさんと同じ世界の人」

233:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:23:27 7ecvSydb
才人達の立ち去ったその裏道には、なぜか野次馬が一人も来なかった。
あれほどの轟音を立て、銃が乱射されていたにも拘らず、である。
それは、周囲に張られた結界のせい。
あらかじめシェフィールドに渡されていた結界装置で、マキシマムは周囲に人払いの結界を築いていたのだ。
しかし、その結界は、術者の死亡と共に消えるはずだった。
つまり。マキシマムは、腹部を拳で貫かれ、なお生きているのだ。
しかし。壁にめり込み、口から腹から血を流す金髪の少年は、どう見ても死んでいた。
そこへ。
一人の女が現れる。
長い髪をなびかせ、その女は金髪の少年の握り締める、銀色のリボルバーを手に取る。

「情けないわね。身体を与えられておきながら」

全てのマジック・アイテムを操るミョズニトニルンの心に、そのリボルバーから声が流れ込む。

なぁに。次は上手くやるさ!
あぁ、凄ェゾクゾクしてきた!またやりてえ!アイツとやりてえ!

そう、このリボルバーこそが、マキシマムの本体。
精神だけでハルケギニアにやってきた、マキシマムそのものであった。

「…次は油断せずにやりなさい。
 我が主はともかく、私はそこまで寛容ではないわ」

ミョズニトニルンはそう言って、手にした皮袋にリボルバーを詰め込む。
その間も、マキシマムは心の声で喚いていた。

ヒリヒリしたぜ!あの感覚!最高だ!これが『充実感』ってヤツだな!

シェフィールドは、その声に応える代わりに、呆れたように呟いた。

「…どうしようもない中毒者ね、この男」

234:漆黒の力 ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:23:48 7ecvSydb
二人が学院に帰ったのは、才人の応急処置を済ませ、一晩休んだ後。
もちろん学院に残してきた二人の使い魔にこれでもかと詰め寄られ。
正直に応えたシエスタのせいで、ルイズに左肩の傷以上の重症を負わされたが。
それを聞いたタバサの表情が、一変した。

「…許さない」

静かな、しかし確かな殺気を纏い、タバサは決意を口にする。

「…ガリアに行く」

才人は、そんなタバサに尋ねる。

「ど、どうして?」

母を取り戻し、縁者をゲルマニアにかくまって、もう縁のないはずのガリアに、何故今更戻るというのか。
タバサは才人の質問に応える。

「…ガリア王にもう恨みはない。
 でも、彼は、サイトを狙った。そして今も狙っている。
 虚無であるルイズも、たぶんその対象になっているはず。
 私の一番大切な人を。大切な人達を。
 それだけは、絶対に。許さない」

ふだんよりも饒舌にそう語った。
雪風の中で静かに燃える殺意の炎が、心を介して才人達にも伝わっていた。


そして、その一週間後。
長期の休みをオールド・オスマンに申請し、四人は学院を発つ。
ガリア王を倒すための旅路が、今始まったのである。~fin

235:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/09 21:26:06 7ecvSydb
すまにゅまた忘れた!

* エ ロ 抜 き ですよっと(遅

『サイトの使い魔』の続き。でもタバサの出番ほとんどなし。
まあ説明みたいなもんだと思ってくだちい
しかしなんという厨能力。自分でもイヤんなるわorz
しかもオリキャラまた出すし。いい加減にしなさいってカンジですよねー。

んじゃノーモアしにいってくるノシ

あ、エロパートは後日追加しますんで(何

236:名無しさん@ピンキー
08/01/09 22:08:27 XvkZNHAG
投下乙
ちょwシエスタwwww

237:名無しさん@ピンキー
08/01/09 22:32:39 R4AGtS1t
シエスタが使える武器は「女の武器」くらいだと思ってたんだが、
このどんと作品並みの武装メイドになってしまいましたか。

238:名無しさん@ピンキー
08/01/09 23:51:27 EZyHTQuB
>>235
おお、gj。
シエスタが「塊根の花」のジュネに見えるわ。

239:名無しさん@ピンキー
08/01/10 00:49:02 7zGncHV/
>>235
リュウボルバー最高w

240:Lv.見習
08/01/10 01:28:08 KrNoLSDX
昨日見た夢をそのままSSにして投下。
とうとう夢にまでみるようになったとは……。

241:Lv.見習
08/01/10 01:28:29 KrNoLSDX
 あぁ、なんか……くすぐったい。
 腹のあたりかな……なんだろう?

 こそばゆい感覚に才人が薄く目を開くと、
 淡く優しい光の中を、桃色がふわりと横切った。
 ……あぁ、ルイズだ。ルイズの髪。
 俺より早く起きるなんて、珍しいじゃねえの。
 それに……なんで仰向けになってる俺の視界に居るんだ、お前。

 声には出さずにぼんやりと、その桃色を目で追う。

 ははあ、お前、さてはなにか嫌な夢でもみたんだろ。
 それで不安になって目が覚めたってとこだな?

 才人はフッ、と思わず口元を緩める。

 またみんなにバカにされてた頃の夢か?
 どの魔法使っても全部爆発しちまう夢か?
 あぁ、それとも、夢の中で俺が死んじまったりでもしたんかな。
 いつまでも気にしすぎなんだよ、お前。
 その調子じゃ、俺、いつまでも罪悪感感じちまうっつの。
 今はもう、ずっとそばにいるってのにさ。

「サイト……?」
 聞こえたのは、やはりというべきか、なにやら不安げな声。
 ぼやけた視界の中に、ご主人さまの大粒の鳶色が入ってきた。
「……おはよう、ルイズ」
「おはよう」
 それだけ言うと、ルイズはまた視界の端に消えた。

 ……ん? ルイズ、さっきからなにして? それに、なんで腹のあたりにいんのよ?
 さっきの声を聞く限りでは、ルイズはなにやら不安げだった。
 それなら抱きしめてでもやりたいところだが、寝たままでは微妙に手が届かない。
 というか、それを望んでるなら胸の辺りに来てるだろう。

 そんなご主人さまの妙な行動への疑問は、すぐに解消された。
 ジーっ、という、才人には耳慣れた、しかしハルキゲニアでは聞かない音で。

 あれ……この音って……まさか社会の窓を開ける音デスカ?

 思った瞬間、才人は跳ねるように身を起こした。
 視界に飛び込んできたのは、出しっぱなしで寝るわけのない、自分のアレ。
 生理現象的に目覚めのよろしいそれを、ルイズは近距離からまじまじと見ていた。
 急速に先程までの眠気がすっとぶ。

「何やってんの、お前!?」
「あ、その……ちょっと、協力してもらおうと思って」
 言いながら、唐突に両手できゅっと握られる。
 心の準備もしていなかったので、思わずぴくりと反応させてしまった。
 うお、ご、ご主人さま……指細いネ。ちょっと手がひんやり……じゃなくて!
「ばっ、バカ、触んな! そんなとこ! てか見んな!」
「わ、わたしだってほんとはイヤよ!」
 握ったままの手を胸元に寄せながら、ルイズはぱっと目をそらした。
 頬が薄紅色に染まっている。
「じゃあなんで!」
「……後で教えてあげる」
 そういうなり、ルイズは突き出した舌を先端に押し付けた。
 脳を直接刺激するような感覚に、戦慄する。
「うあ……や、やめっ!」

242:Lv.見習
08/01/10 01:28:51 KrNoLSDX
 ルイズの頭を押しのけようと、才人は手を伸ばす。
 ……くんっ、と何かが引っかかった。……手が、届かない。
 才人がばっと自身の両手をみると、多少の余裕をもってベッドの支柱に縛られていた。
 ぐいぐいと何度か引っ張って見るが、なかなかにしっかり縛ってある。
 左右の手はあわせられない程度の長さで、解く事もできそうになかった。
「な……なんでっ?」
「あのね、たぶんサイトは抵抗するって聞いたから」
「誰にだよ」
「……ヒミツ」
 ちゅぷ、と水音をたてて、唇に包まれる。
 ルイズのぽってりした唇。
 それが、今、俺の……コレを……。
 頭がかぁっと、火でも灯したように熱くなる。

 ……あぁ、これは都合のいい願望夢なんじゃなかろうか?
 貴族だ公爵家だと言うルイズが、こんな早朝に、こんなはしたない……けしからん……。
 …………でも、今ルイズがしている、やらしい顔は、とんでもなく愛しい。
 夢であって欲しいのか否か、自分でも、ワケがわからなくなってきた。

 ルイズは才人のモノを刺激しつつ、時折目線をちらとあげて様子を見る。
 すると当然、ずっとルイズを見ている才人と目が合うわけだが、
 そうするとルイズ、恥ずかしそうにぱっと目をそらす。
 それでも手や口を休めない。恥ずかしそうに俯いて、でも才人を放さない。
 羞恥に伏せた目は、長い睫毛に彩られて、えもいわれぬ色香を醸し出し、
 俯き加減のまま刺激されると、ついでに流れ落ちた髪までもがさらさらと触れてくる。

 ルイズは記憶を確かめながら、と言った風な拙い動きだったが、
 そこにルイズへの思いと、縛られて抵抗できないシチュエーションが加算される。
 息が上がる。熱い衝動がこみ上げる。
 いや、でも……聞かないと。その前に、何でこんなことしてるのか、聞かないと……。
 喉からひっきりなしに漏れる呻きを才人は気力で押さえた。
「な、なぁ……ルイズ」
 どうにか搾り出した声はやはり熱っぽく掠れた。
「んむ……? ……なによ、わたしやめないわよ」
 ルイズは一度口の中に包んでいたそれを吐き出して、答える。
「わ、わかった。そこは譲る。……ほんとはイヤだけど、譲る。好きにしてくれていい。
けどさ……、せめて理由くらい教えてくれよ」
「だから後でって言ったでしょ?」
「いや、今。それくらいいいだろ、俺は先に譲ってるんだし」
 少し粘ると、ルイズは仕方ないわね、とため息をついた。
「私の成長のためよ」
 きっぱりと、そう答える。
 才人は、その言葉を解するのに10秒ほどかかった。
「成長……って、俺、やらしい事の練習台にされてんのかよ? 誰にする気だ、こんな事」
「ち、違うわよ。勉強じゃなくて、わたしの成長よ。せ・い・ちょ・う。わかるでしょ?」
「……いや、ぜんっぜんわかんね」
 きっちり区切って言われても、聞き取れはいるので意味がない。
 会話をしながらもルイズの手は絶え間なくあちこちを摩ってくるので、聞くのに集中は
できないが、別にそれが原因で意味を取れてないわけでもない。
「じゃあ、アンタも知らなかったのね」
「何を?」
「ミルクを飲むと成長するって言うじゃない」
「言うね。てか前にやってたよなお前。それで?」
「み、ミルクはミルクでも、ほんとは牛のお乳じゃないんですって」
「……まさか?」
 イヤな予感。今更もう逃げようがないけど。
「こ、コレを刺激して出てくるのが、そうなんですって」
 ルイズは真っ赤になって、目を伏せて、震える声で言い切った。

243:Lv.見習
08/01/10 01:29:11 KrNoLSDX
 ……だ、誰だ、ルイズにそんなシモ系のガセネタ教えたのは!
 あぁぁ、ルイズのヤツ、信じきってんのかよ……!
 才人は頭を抱えたかったが、縛られていて手が届かない。
「わ、わたし、背も……胸も、ちっさいじゃない? だからね」
「ま、まて。それガセだから。科学的根拠以前の問題だから、それ」
「……カガクテ・キコンキョ?」
「つ、つまりウソなの! それは!」
「え……そ、そんなことないもん! だってキュルケが……あ」
 ……キュルケか。コレの原因は。
 犯人の名前を聞いた時点で、才人にはその光景が目に見えるようだった。


「ねぇルイズ、あなた知ってるかしら?」
「急になによ、キュルケ」
「あなたの背とか胸が小さい理由」
 てな感じで、キュルケは思いついたように唐突な話をふってくる。
「知るわけないでしょう。ていうか、小さいって言わないでよね」
 そこでルイズはきっとむすっとした顔をするんだ。
「ふふ。他の小さい子との共通点考えてごらんなさいな」
「……共通点?」
「みんな男性経験ないのよ」
 とかって言って、キュルケは髪をかきあげて、うふん、とかポーズをとったりして。
「だったとして、それが背とか……ぉ、お乳とかにどう関係あんのよ」
 なんて、呆れた顔しつつ、でも興味そそられちゃった風にルイズは答えて。
「男性の(* ピー *)からミルクがでるんだけど、摂取するとスゴいのよ」
 とかって、キュルケはめちゃくちゃな事を言い出して。
「な……っ! は、はしたないわね! そんなわけないでしょう、ヘンなこと言わないで!」
 ……って風にルイズは真っ赤になって反発する。
「ほら、タバサとか全然そういうことなさそうでしょう?」
「……た、たしかに……って、だったら姫さまの素敵な体つきはどうなるのよ!」
「お姫さま? 王族って、将来嫁ぐ時のために、そっちの教育も受けるものよ?」
 とか言って言いくるめられて、ルイズは青くなったりして。
「え……えぇ? じゃあ……本当に?」
「そ。……まぁ、でもあなたじゃ知っても意味なかったかしら?」
「なな、何でよ」
「だって、はしたないとか恥ずかしいとかって言って何もできないでしょう? 誇り高い
名家、ラ・ヴァリエール公爵家の三女、ですものね」
 とかって、ルイズをバカにするような言い回しをわざとして。
「そ、そんなことないわ!」
 ルイズは負けず嫌いだからここで思わず反発しちゃうんだろうな。
「じゃあやってみる? 面白そうだから教えてあげてもよくてよ」
「つ、ツェルプストーに習うのは癪に障るけど、仕方ないから教わってあげるわ」
 なんて感じに以下略。


「なぁ……お前さ、キュルケにからかわれたんだよ」
「そんなことないもん」
 生真面目なルイズは、そっちの講義もさぞかし真面目に受けたに違いない。
 こちらの反応を見ながら、動きはどんどん的確になっていく。……まさに優等生だ。
 才人はもう、既に土俵際に追い詰められ、よろけているような状態だった。
「だって聞いたことねえよ。……アレを飲むと成長するだなんて」
「でも、確かに牛のお乳は効かなかったわ」
「……ルイズにゃこんなの絶対出来ないと思って言ったんだと思うぞ」
「で、出来てるじゃない、わたし。さすがね。……なんかぬめぬめするし、ニガイけど」
 そりゃ、もう先走ってますから……。
「……うん、そうかそうか。なら、もうこの辺でやめてみない?」
 つーかマジやめて。ヤバイ。ほんとに飲まれちゃう。
「やめてみない。一度はじめたことを放るのは性に合わないの」
 そだね。お前、どこまでも真面目だもんね。

244:Lv.見習
08/01/10 01:29:32 KrNoLSDX
「けど……そろそろホントにまずそうなんですケド」
「そのためにしてるんじゃない」
 そう言って、ルイズは再び深く咥え込んだ。
 それはさながら溶鉱炉に突っ込まれた鉄。今にも熔けてしまいそうな錯覚を覚える。
 うぅ、と呻いて、才人は熱っぽい目を細めた。

 あぁ、頭だけなら……今なら、届くかも……。
 半ば無意識に伸ばした手が、ルイズの桃色の髪を揺らす。
「んぐっ」
 才人の行動に驚いたのか、口の中は少し狭まった。
 ルイズの頭に手を回して衝動のままに軽く突きこむと、絡まった舌に強く擦れる。
 頭が灼けつくような感覚に、ご主人さまご所望のそれを、口中に放った。

「けほ、けほっ……うぅ、まず。……それに、飲み込みづらいわ」
 大した量ではないそれを、苦戦しつつどうにか飲み下して、ルイズは言った。
「…………無理して飲まなきゃいいだろが」
 荒く息をつきながら、才人は少し疲れた声で答えた。
「だって、成長したいんだもん」
「…………お前、気にしてるもんなぁ、背とか」
「……誰かさんが大きいお乳好きじゃなかったら、ここまで気にしなくて済んだわよ」
 ルイズが拗ねた顔でつぶやいたそれを聞いて、才人は文句を飲み込んだ。


「あら、サイト」
 広場でいつものように素振りをしている所に、やってきたのはキュルケだった。
 来た。張本人来た。……文句の一つも言ってやる。
 そう思いながら、才人は待ち構えた。
「あのな……ルイズにヘンな入れ知恵すんなよな」
 才人は、精一杯、不機嫌な顔と声を作った。
 ここでうっかりニヤけたりして……さとられてしまっては困る。
「あら? じゃあさっそく頑張ったのねぇ、あのコ」
 キュルケはまるで悪びれた風でもない。
「それで、欲求不満は解消できて?」
「……はい?」
「この間言ってたじゃないの。ルイズが一日中気になっちゃって、たまってる、って」
「…………はあっ??」
「ふふ。あのルイズが原因じゃ、あたしが慰めてもしょうがないものね」
 言って、ナイスバディを見せ付けるようにキュルケは髪をかきあげた。
 まるで意味がわからない。わからない、が……。
 なにかが引っ掛かる気がして、最近のキュルケとの会話を回想した。

「あら、いやだ。今日はずいぶん寝不足みたいじゃない」
「まあね」
 目の下のくまをみて、キュルケは顔を曇らせた。
 その時の会話も、才人が外で素振りをしている時だった。
「どうしてそんなに寝不足なわけ?」
「最近、ルイズが一日中、昼夜問わず……」
 誰それの胸を見てたーとか言って、虚無ぶつけてくるから、あんま寝てなくて。
 ついでにそれのせいで、普段歩いてる時もビクビクしてたから気疲れもプラスでさ。
 ……と正直に言ってバレたら後で殺されそうなので、才人は言わなかった。
「まあ、(ルイズの視線とかが)気になって……たまってんだよ(疲れとかストレスが)」
「ふぅん、大変なのね」
「まあね」

「……こ、この会話を曲解したのか……」
「なぁに? どうしたの」
 確かに。確かに言葉が足りてない。けど。
「あのな! たまってたのは疲れ! アッチの話なんかするわけねえだろ!」
 思わず叫んだ才人を、通りすがりの生徒がじろじろと見ていった。

245:Lv.見習
08/01/10 01:30:31 KrNoLSDX
以上。

自分で書いてて難だが、冒頭の才人の語りは死にかけにしか見えね。
でもそれがイ(ry
……騙された人、いる?

そういえばタイトル忘れてました。
「人に夢と書いて儚い」

246:名無しさん@ピンキー
08/01/10 01:53:33 8H44Z9Tv
gj!!

247:名無しさん@ピンキー
08/01/10 01:55:20 6VPGmtY1
この内容を夢に見たのかwwwこの幸せものめwww

248:名無しさを@ピンキー
08/01/10 02:52:42 0sg9QavY
なんという脳内ゴーストライターw

249:名無しさん@ピンキー
08/01/10 03:01:41 H6Kqy2pW
こっそりと…8ヶ月ぶりの、191の者です。
覚えてくれてる人いないかな?
バレットさんという超新星な書き手さんがいるなら
私の出番はないやも知れませんが、~慣らしの続きが書けたらまたお邪魔します。

追伸、外伝2でイザベラ殿下、お綺麗になりましたねぇ。


250:名無しさん@ピンキー
08/01/10 08:20:02 A2miDUZA
>>245
GJ!
つまりカトレア姉さんは……

251:名無しさん@ピンキー
08/01/10 10:43:28 vWnD7N+1
>249
いざべら様はアレですよ、地下水の操りによって覚えてしまった快感で、
衆人環視の(ゲフンゲフン)を夜毎に繰り返したから、キレイになったんだと僕は思うのさ。

そうおもうだろ? え? なに?後ろを見ろだって? ダレがいるっt・・・・・


252:名無しさん@ピンキー
08/01/10 18:35:56 p+ffJ8d3
GJ!
いや、まだいいよ。俺なんて今年の初夢で似たような設定で、まじ精神科に行こうかと思ったから。


253:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:03:57 KrNoLSDX
>>250
カトレアさんは、ティーンの頃から悪いお医者様にだまされて……。
まだ今ほど膨らんでない胸でご奉仕させられたりとかして……。
「よいしょ……このお薬、飲むのがちょっと大変ですね」
「それでは今度容器にお詰めしましょうかハァハァ」
「……あら、お父さま」
「(ぎくっ!)」
「……ふふ、見間違いでしたわ♪」
とか何気に鋭くて怖い……
……あれ?カトレアさんこれじゃ騙されてねえやw

でもそれ以前にキュルケが欲求不満の会話をそのまんま伝えた上で、
やりかた+いいわけをルイズに伝授した可能性も残されておりますが?w

254:名無しさん@ピンキー
08/01/10 22:24:32 YnapV8Jr
>>250 >>251 >>253
おまいらの理屈だとティファニアは、ヤリマンつーことか?
まあ天然だから悪い男に騙されたのかもな

255:名無しさん@ピンキー
08/01/10 22:40:10 is8PwrC3
「おねえちゃーん なんかへんなのが出るよう」
「あらあら大変ね」ちゅっちゅっちゅ

こうですか?わかりません

256:名無しさん@ピンキー
08/01/10 22:52:07 KrNoLSDX
むしろ竜騎士助けた時とか、才人が悲嘆に暮れてる頃、
目を覚ましたやつらが禁断のBIG果実に暴走して、
テファが後で慌ててそれを消したから記憶がなかったでもオイシイかもしれん

257:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:09:31 y+l7FjAL
オリキャラいすぎだろ常考

258:名無しさん@ピンキー
08/01/11 00:09:36 UTkfWaIY
>>257

だがそれもいい

259:名無しさん@ピンキー
08/01/11 13:27:55 JSJIUpc0
>>254

O(PPAI)=B(it)c(h)^2
の法則

260:名無しさん@ピンキー
08/01/11 20:05:40 a8Qh7gdw
>>257
原作キャラが活躍して魅力出してりゃオリは割と問題なし。
アニメ二期のような、原作に沿っていながらぶちこわしてくれる存在よりはましかと・・・

261:名無しさん@ピンキー
08/01/12 01:20:33 NqjqEOmo
ぶちこわしてるのか?
原作読んでないからわからない

262:名無しさん@ピンキー
08/01/12 04:52:41 V1Or6/3P
>>260
あの会社は原作レイプで定着してるからもう期待するだけ無駄

263:バレット
08/01/12 10:54:48 trfxecNq
さて皆さん、『それは蒼から始まった物語』第3話の後半部分の投下を敢行させてもらいます。
・・・コレって姉妹丼といえるのか?

264:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 10:57:27 trfxecNq
まず毒牙にかかったのはすぐに手が届く位置に居たイザベラである。
スルリと尻の下から抜け出されると、次の瞬間には後ろからサイトに抱きしめられていた。
明らかに同年代よりも成長したロケット型のおっぱい、その先端に手が伸びて。
きゅっ、と力を込めて、突起を摘んだ。

「ひんっ!」
「知ってるかー、シャルロット?イザベラってな、こんな風に先っぽとか強く弄ってやるとな・・・」

強く摘んだまま引っ張る。それだけでビクッ!とイザベラは仰け反って嬌声を上げた。
1週間毎夜毎夜ヤリまくっていたのは伊達じゃない。あれこれ愛撫を行っていた時、ふとサイトは気付いたのである。

でもまさか、いつも強気でSっぽいイザベラが、実はMだったなんてなー。

右手でグリグリ胸の突起を引っ張りつつ、左手を内股気味になっているイザベラの股座に突っ込む。
やっぱりというべきかそこは濡れて、スルリと簡単に左手が股の間に押し入った。
気付かなかったが、もしかするとサイトを舐めている間もそれだけで既に濡れてたのかもしれない。
秘裂を探り当てると、荒っぽく指を膣内に突き入れた。
ちゅぷぷぷぷっ、と呆気なく根元まで差し込まれる。

「はひいっ、や、いきな、りっ!」
「こーいう方がイザベラは好きなんだろ?ホレホレ、シャルロットも見てみろよ。ココをこう苛めてやるだけでどんどん溢れてくっから」
「ひっ!み、見てんじゃないよ、シャルロット!」

イザベラが身を捩る。しかしその動きにサイトの指がすっぽり収まった中も一緒に動き、更に刺激が走るだけである。
親指が秘裂の上の小豆に似た突起を押しつぶす。10万ボルトの電撃が背筋を駆け上ってイザベラは仰け反った。
それだけでクッタリとなったイザベラはもうサイトにされるがままだ。形のいい唇はだらしなく半開きになって涎を垂らす。

小さな従妹はそんな姉の痴態を目前で見せつけられて・・・キュンッ、と下腹部に新たな熱が生じたのが、分かった。

「らめぇ・・・シャルロット、見ないれぇ・・・」

お姉ちゃん・・・可愛い・・・
もっと・・・こんなお姉ちゃんの声、聞いてみたい。

そんなどす黒さの混じった欲情に駆られ、冷たさを装った瞳に紛れも無い炎を浮かべながら。
シャルロットは、握られていない方のイザベラの胸の先を口に含んだ。
微かに絶望したような、甘い悲鳴が上がる。

「ひんっ、シャルロット、何で、何でぇ!」
「お姉ちゃんのいやらしい声・・・もっと聞いてみたい」

そう半ばボンヤリと呟き、突起を軽く噛んだ。一際上がる嬌声。
ドロドロと溶岩に呑まれた鋼鉄のように溶けていく、シャルロットの理性。

「イザベラもシャルロットも仲良しで俺も嬉しいぞ・・・っと」



265:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 11:00:38 trfxecNq
妹分の2人の百合でも見えてきそうな行為に、サイトのボルテージも温度計の紅いアレが噴出しそうな勢いで急上昇。
でも絵的には攻めと受け逆っぽい方が人気ありそうだけど、コレもまた善し!!
イザベラの中に入れていた指を引き抜くと、サイトは親指で豆をグリグリしたままいきなり自身を突き入れた。
彼女の奥底へと伝わる衝撃。
乱暴に突き込まれた痛みも妹分に噛まれたままその勢いで引っ張られた乳首の痛みも――今やスイッチの入ったイザベラにとってはまた、快感でしかない。

「あひんっ!あっ、あんっ、あんっ、サイト、もっと、強いのぉ!」
「そらっ、そらっ、コレでどうだ!」
「もっ、奥、ゴツゴツって、サイトのれ、苛めれぇ!」

サイトの腰がビートを激しく刻む。イザベラの奥底へ響き、その火はシャルロットへ燃え移って一際大きな炎と化し。

「綺麗・・・お姉ちゃん・・・」
「ん・・・ふむぅ、んんんっ」

シャルロットの唇が喘ぎ声を漏らすイザベラの口を塞ぐ。
被虐に燃えるイザベラも今はただそれを受け入れて、自分の口の中を蹂躙する妹みたいな少女の舌を味わった。
それに釣られて、下の締め付けも一段とキツくなって。

「出すぞ、イザベラ!」
「ひっ・・・んんんん~~~~~~っ!!!」

舌を絡めあったまま、奥深くに流れ込んでくる熱い欲望によって達したイザベラは、サイトの腕に抱かれたままへたりこんだ。
チュポン、と音を立てて引き抜かれた、イザベラとサイトの混合液がこびりついた杭が姿を現す。
サイトの腕から開放されたイザベラはそのままベッドに倒れこんだ。目は虚ろで涎は垂れ流し、元に戻るまでしばらくかかりそうである。

さて、ならば次に野獣、いやいや性欲魔人と化したサイトの獲物はお分かりだろう。

「ひゃっ!?」
「シャールロット?さっきはよくもシテくれたな~?」

ギラリ、と怪しげに光るまなざしに思わずたじろごうとしたシャルロットの足を掴んでぐっふっふっふっふ、と笑うサイトの顔はいやらしげに歪んでいる。
笑い方といい、どこの悪役だどこの。



266:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 11:02:38 trfxecNq
「うりゃっ」

軽い掛け声と共にサイトは掴んだシャルロットの足を持ち上げてシャルロットをベッドの上でひっくり返す。
足が上、頭が下、いわゆるでんぐり返しの体勢である。
・・・そのシャルロットの毛の生えていない割れ目付近は、とっくに分泌液でてらてらと濡れ光っていた。
頭の位置の問題で上しか見えないシャルロットの視界のど真ん中にその様子がハッキリと見えて。

「――!!お兄ちゃん、恥ずかしいこの格好・・・」
「んー?恥ずかしくなきゃお仕置きにならないだろー?どうだ、シャルロットってば俺のを舐めたり俺がイザベラとしてるのを見てたりキスしただけでグチョグチョになってるんだぞ」
「言わないで、見せないでぇ!」

パタパタと手で隠そうとしたり身をよじってみても、逆さにされて大股開きの体勢では十分に動けず、それにサイトの腕力に勝てる訳も無く。
逆にシャルロットの割れ目からは、サイトにそう言われ始めてから透明な分泌液の量が増え始めている。

「おや~?シャルロットは恥ずかしいと尚更濡れちゃうのかな?」
「~~~~~~~っ!!!///お願いだから言わないでっ!」

懇願するシャルロット。けれどもその声に多分に混じる甘いものは誤魔化し様が無く。

「イ・ヤ・だ」

サイトは割れ目へと吸い付いた――前ではなく後ろ。お尻の割れ目に。
排泄にしか使われない筈のソコを、舌の先でチロチロと穿るように舐める。
くすぐったい様で微かに痺れるようなその感触。前に舌を差し込まれるとは違うその感覚・・・快感にシャルロットは。

「!!ダメ、お兄ちゃん!そこ、汚いから・・・!!」
「んー、別に汚くなんて無いぞ?ここもちょっと薄めに綺麗なピンク色してるし」
「それ、でも、ダメッ・・・んあっ!」
「それにさ、シャルロットだって俺の舐めただろ?だからそのお返し」

もっとも理由はもっとシャルロットを恥ずがしがらせてやるぜ!なんてとっても邪まだったり。
しわの一筋一筋を味わうように舐めながら、穴の周りを揉みほぐす。

「んんっ、こっちも前と同じ風にほぐれるもんなんだな」
「らめ、そこっ・・・いじっちゃ、らめなのぉっ」

懇願する。しかしサイトは止まらない止められない。
もはや今のサイトにとっては、シャルロットも嫌よ嫌よも好きのうちにしか聞こえないのである。
実際口ではああ言ってても前の方の濡れ具合は半端ではない。滴った分が彼女の顔にポタポタかかっているほどだ。
舌を差し込んでほじくりながら、親指で伸ばしてほぐして少しずつ拡張し。

そして。舌を離すと、人差し指をお尻の穴へ差し込んだ。


267:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 11:05:20 trfxecNq
ずにゅにゅにゅっ!

すると、

「ひっ・・・く~~~~~~~んっ!!」

ぴちゃっ――しゃ~~~~~~っ・・・

瞬間、琥珀色の液体が1つの筋を描いて、シャルロットから流れ出した。
体勢の問題と地球と大差なくハルケギニアでも当たり前の存在な重力に引かれて流れた先は。

ちゃぱぱぱぱっ

「・・・・・・あー・・・・・」
「・・・っ・・・・・・」

出した本人の顔に全部降り注いだのであった。
微かな刺激臭が立ち込めたが、シャルロットは暖かい液体にまみれたメガネを拭う事も、髪の毛から滴る自分の尿を気にする事も無く。
ピクピクと小さく痙攣しながら、さっきのイザベラと似たような感じで涎を小さく開けたままの口の端から零していた。
ここまでなると、流石に少しは性欲の権化のこの男も少しは頭が冷えたようである。

「悪い、やりすぎた」
「・・・・・・・・」

返事は、返ってこない。

どーしようかなー。タオル取りに行こうにもシャルロットとイザベラこのままにしとく訳にもいかねーし。
つーか俺下何も穿いて無いじゃん。誰かに見つかったらどうすんだ!

ちょっと悩んで、サイトが選んだ手段は。

「くすぐったいだろうけど、我慢してくれよ?」

ぺろり、と。
サイトはシャルロットの顔を舐め始めた。シャルロットの後ろの秘所を少し乱暴に穿る様にしたのとは逆に、親猫が子猫の毛づくろいをしてやるような優しさで。
そのまま満遍なく、頬から額から鼻から口から顎から首筋から耳の裏側から、正面からは見えない所までペロペロペロペロ。
その内、生暖かい感触にお空の向こうから帰ってきたシャルロットだが、そのくすぐったさに目を細める。

恥ずかしいかっこさせたり恥ずかしい事言ってくるお兄ちゃんだけど・・・
でも、やっぱり優しくて――好き。

「・・・おしっこって、やっぱりしょっぱいんだな」
「言わないで・・///」

ハッキリ言われるのはやっぱり恥ずかしかった。シャルロットの頬が羞恥で染まる。
しかし少なからず理性が戻った事で、下腹部でさっきよりも増大した熱を、改めて自覚した。
どうすればこの昂ぶりは収まるのか――決まってる。
だから後ろを向くと、シャルロットはお尻を自分から割り開いた犬みたいな体勢を取った。


268:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 11:07:28 trfxecNq
「お尻の奥、ムズムズして痒いから・・・」

だから、お兄ちゃんのでムズムズを治して欲しいの。

ぷっちーん

切れました。髪の毛1本分ぐらいの細さぐらいには補修されてたサイトの理性の糸がもっぺん切れました。

「シャルロットぉ!」
「ん~~~~っ!」

充分ほぐされた菊門は、白濁液まみれでヌルヌルしたままのサイトを予想以上に容易く、根元まで飲み込んだ。
熱い。サイトへと伝わるシャルロットの腸内も、シャルロットに伝わる奥深くまで貫かれたサイトのそれも、どちらも熱い。
先端から根元まで、サイトをすっぽりと包み込んだ中は前とは違う感じでキュウキュウと締め付ける。
シャルロットの方も根元まで突き込まれた時は痛みを感じたし、数度往復される間も熱と痛みが入り混じって背筋を駆け上ったが、すぐにそれは薄れていく。

「あ゛、あ゛あ゛っ、あ゛ん゛っ、あ゛っ、あっ、あっ――!」

引き抜かれる時の排便に似たあの奇妙な快感と、突き込まれる時の奥底へと響く刺激がシャルロットの理性を塗りつぶす。

「お兄ちゃ、ダメ、おかしくなる、私、おかしくなっちゃう!」
「構わないさ、おかしくなっちゃえよ!」
「ひんっ、出る、まひゃ、出ちゃう、お兄ちゃんっ!」
「~~~~~~~~っあ!!!」

どくっ どくどくどくっ!!

腸内で駆け巡る奔流に、シャルロットもまた意識を手放すのだった。



「シャルロット?・・・気絶しちゃったのか」

ズポン、と音を立てて引き抜くと一瞬小さな身体が大きく震えたが、多分反射的なものだろう。
普通よりも結構太目の剛直に貫かれてたお陰で緩んだ菊門からは、白濁液が大量に溢れ出てきている。
と、後始末をどうしようかと考え出したその時。

「ん?」
「・・・・・・」

目を覚ましたイザベラが、サイトを見つめていた。
・・・明らかに、未だ獣欲に染まった目で。

「・・・ズルイ。シャルロットだけお尻なんて」

そういって横向きにベッドに横たわり。

「サイトぉ・・・私のお尻も、サイトで苛めてぇ・・・」

答え?決まってるだろう。

「アイアイマーム!」


・・・以降、片方が気絶するたび目を覚ましたもう片方とヤリまくるのが、しばらくの間続いたのだった。

269:それは蒼から始まった物語(3):シスターズ
08/01/12 11:10:18 trfxecNq
第3話終了・・・暴走気味だなコンチクショウ。
次回辺りから多分魔法学院編に入るかも。
あと一応言っときます。このSSはエロとご都合主義で出来てるのでフライング気味に原作キャラが出てきたりもするんでご容赦を。
では失敬。

270:名無しさん@ピンキー
08/01/12 11:25:11 fdZHQWKx
>>269
スタート地点が違うのだから仕方ないじゃな~い
2人とも可愛過ぎるじゃないかコンチクショウ!GJ!

271:名無しさん@ピンキー
08/01/12 11:28:58 3BWOHJXw
GJです
イザベラかわいいよハァハァ

272:名無しさん@ピンキー
08/01/12 12:04:35 q+8QVxod
>・・・以降、片方が気絶するたび目を覚ましたもう片方とヤリまくるのが、しばらくの間続いたのだった。
サイトにエロゲー系主人公補正、スキル『絶倫』が追加されている……さすが伝説の使い魔ガンダールヴ。

273:名無しさん@ピンキー
08/01/12 14:41:50 0uYkVXf5
>>272
ガンダールヴのルーンがサイトに無限の精力を与えてくれるんだよ

274:名無しさん@ピンキー
08/01/12 15:36:29 U/4+q5+I
男としての「武器」を自在に操れるのか…

275:名無しさん@ピンキー
08/01/12 15:49:38 LHnqOi+x
一日に8回が限度なおれはこのルーンがうらやましい・・・

276:名無しさん@ピンキー
08/01/12 16:38:45 pJNvz4JJ
8回もすごいと思うんだが


277:名無しさん@ピンキー
08/01/12 19:32:55 4+ON7RTf
>>275
若さって羨ましいね

278:名無しさん@ピンキー
08/01/12 19:33:34 qcbMwDh6
若さってなんだ

279:名無しさん@ピンキー
08/01/12 19:38:20 ZPBRp1b/
振り向かないって事さ






背後には鞭持ったピンク色の悪魔が

280:名無しさん@ピンキー
08/01/12 19:40:07 LHnqOi+x
>>279
ルイズハアクマジャナイデスヨ?

281:名無しさん@ピンキー
08/01/12 21:17:24 ymIIdIQs
愛ってなんだ~♪

282:名無しさん@ピンキー
08/01/12 21:23:34 +/ysVpVm
無論 ためらわない事 だ


某宇宙刑事談

283:林檎
08/01/12 23:17:07 7oBETfgn
保管庫読んで触発されて勢いだけで書いてみました。
まずは前半戦投下させて頂きます。

どうもタバサ贔屓…

284:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:18:54 7oBETfgn
「…はっ!…はっ!」
 まだ朝も明けきらない薄暗いトリステイン学院の中庭でサイトはデルフで素振りをしていた。
「相棒、あんま無理するんじゃねえぞ?」
「ん?あぁ、分かってるよデルフ!」
 早朝で人気の少ない中庭を多少広めに使い、敵の動きを頭の中で想像しながら舞う様にデルフを振る。
「今日は!なんだか!早く!目が!覚めちまった!だけ!だよ!」
「最近平和だからなぁ…。ま、平和なのは良い事だが」
「もう7万の軍を1人で止めるとかはしたくねぇなぁ…」
 サイトはふと2人がまだ眠っているであろう部屋の窓を見上げた。
 ベッドから抜け出る時に2人の乱れたネグリジェ姿に理性を失いそうになったが、事に及んでしまうとご主人様の怒りの一撃があるだろう事が容易に想像できるので、素振りでもして気を紛らわそうと出てきたのだが。
 当初は不順だった目的もやり始めるとこれはこれで気持ちがいいのか、素振りにも熱が入り始めている。
「ふー…、流石に疲れてきたなぁ」
「相棒、ここらで一休みしておいた方が良いんじゃないか?30分ぐらいやってるぞ?日も昇ってきたし」
 サイトは「ああ…」と頷いてデルフを木に立て掛けて芝生に寝転がった。
 最初は時折吹く風に気持ちよさを感じていただけだったが、やはり早く目覚めてしまった事と運動をして疲れた為か、サイトはうとうととし始める。
「相棒、暖かくなってきてるとは言え、こんな所で汗かいたまま寝ると風邪引いちまう」
「んー…、分かってるよ…」
 そう言うが、段々とサイトの意識は薄れていった。


285:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:19:52 7oBETfgn
シエスタ視点

「ふあぁぁぁ…、何か目覚めちまったなぁ…。まだ日も出てないし、2人とも寝てるか…」
 私の隣で寝ていたサイトさんが起きたらしい。
 少し前に目が覚めてしまった私は慌てて寝たふりをする。
 掛け布団が少し捲れ上がり、ベッドがギシっと軋む音がして床をぺたぺたと歩く音がする。
 どうやらサイトさんはベッドから出てしまったらしい。
(寝ぼけたフリをして抱き付けば良かった…)
 そう思っても後の祭り、私は耳を澄ました。
 サイトさんが着替えてるのだろう衣擦れの音がしている。
 音だけを聞いていると、否が応でもサイトさんの裸を想像してしまう。
 最近また逞しくなった腕で愛され、沢山イカされた事も思い出してしまった。
(…朝からこんな妄想して、駄目ですっ!)
 私はぶんぶんと頭を振る。
「よう、相棒。今日は随分と早いじゃねぇか」
 デルフさんの声で我に帰った私はまた息を潜めて耳を澄ます。
「ん、あぁ…、なんか目が覚めちまってさ。折角だから中庭で素振りでもしようと思って」
「おう、早朝から自主鍛錬とは珍しい。んじゃま行きますか」
 ドアを開ける音がしたので私はそっと薄目を開けた。
「…ご主人様、あまりご無理をなさいませんように。あとでタオルなどお持ちいたしますね…」
 私はサイトさんに聞こえないぐらいの小さな声で呟く。
 ドアが閉まり、廊下から聞こえる声が完全に消えたところで私もベッドから出た。
 着替えてから厨房に寄って、少し軽食を作って行けば丁度サイトさんの鍛錬も一息つく頃だろう。
(申し訳ございません、ラ・ヴァリエール。ポイント稼がせていただきますね♪)
 普段ならともかく、恋の事となると相手が誰であろうと引くわけにはいかない。
 私はメイド服に着替え、心の中で数多く居るライバルの1人に謝ってから静かに部屋を出た。


ルイズ視点

「…ふぁー…ん…ふゃぁぁ~…さいとぉ~…」
 私は起き抜けのまだはっきりとしない意識の中で大好きな人の名前を呼びながら、その人が寝ている方へわざと寝返りを打つ。
 普段なら大きな胸か背中が私を受け止めてくれるのだが、今日はそのままひんやりとしたベッドが私の身体を受け止めた。
 大好きな人の感触と温もりがないことを感じた私の意識が急速に目覚めていく。
 嫌な記憶がよみがえる…。
 アルビオン軍7万を単騎で止め、一時は生存を絶望視されていた頃の嫌な記憶が。
「―っ!?サイト!?」
 私はベッドから飛び起き、部屋の中を見回した。
 でも、部屋にサイトの姿は無い。
 それに同じベッドで寝ているはずのシエスタの姿も無かった。
 私の中である1つの考えが浮かぶ。
(ま、まさかあの犬ぅ!シエスタとどこかで盛ってるんじゃないでしょうねぇ!?)
 もしそうだとしたら思いっきり吹っ飛ばしてやる…。
 私は急いで着替え始めた。
 部屋を出る前に空気が少し篭っていた事に気付いた私はカーテンを開け、窓を開ける。
(あ…、居た…)
 私が学院中探すまでも無く、あっさりと見つかったサイトは中庭の木の下で横になっていた。
 すぐ傍にデルフが立て掛けてあるのを見ると素振りでもしていたのだろうか。
 私は自分の怒りがさっと静まっていくのを感じた。
「まったく…、心配掛けさせるんじゃないわよぉ…」
 私は苦笑しながら溜め息をつき、素振りをしてたのなら汗掻いてるわよね、と思って椅子に掛けてあったタオルを掴むと急いで中庭に走っていった。
(私が近づいても起きなかったら、抱き付いてそのまま襲っちゃうんだから!)
 なんて少し不埒な事を考えながら。


286:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:27:59 7oBETfgn
ティファニア視点

「男の人はメイドに弱いもの…」
 わたしは朝も明け切らぬ内から、昨日の夜ベッドの中で読んだ本の内容を反芻する。
 調べ物のついでにちょっとした好奇心から一緒に借りてきてしまった、いわゆる男女のHow to本。
 夜読んでる時は、内容のあまりの過激さに真っ赤になって、その…、1人でしてしまった…。
 一晩経つとようやく少しは冷静に判断できるような頭になっていた。
(メイドなんて言われてもー…)
 わたしはベッドの中で頭を抱えながらごろごろ転がる。傍目から見ればかなり危ない人かもしれない…。
(そりゃあ、わたしだって女の子だし…、サイトともっと色々してみたいとは思うけど…)
 …少し想像してみた。
 わたしがメイドになって、サイトがご主人様。
 ちょっと小さめのメイド服を着ておいて、サイトに見せ付けるように動いてみたりとか…。
 ご飯も作ってあげて、わざと失敗してお仕置きしてくださいとか…。
(…って!目的も手段も全部エッチな方向じゃないのっ!)
 でも、そういう事をしたくないってわけじゃない…。ううん、してほしいって私も思う。
 何時もはサイトから誘ってくるけど、受身ばっかりじゃ他の手強いライバル達に取られちゃうかもしれない。
(それだけは絶対に駄目。私も積極的にならないと)
 わたしはベッドから起き上がり、まずは身だしなみを入念に整え始める。
 顔を洗ってさっぱりしたら部屋が女の匂いで充満している事に気付いた。
(はう…、夜に何回もしちゃったから…)
 慌ててカーテンと窓を全開にした。
 まだ太陽も昇り始めたばかりだけど、雲ひとつ無くとても気持ちのいい朝。
 わたしは1つ大きな伸びをして部屋に戻ろうとした時、視界の隅に何かを見つけた。
(あれ…、サイト?)
 目を凝らしてよく見ると間違いなくサイトだった。
 デルフさんを木に立て掛け、その傍で横になっている。
(素振りでもしていたのかしら…。これって積極的になるチャンスですよね)
 タオルとか飲み物を持って行ったらサイトはきっと喜んでくれる。そう考えたわたしは急いで準備を始めた。
「待っててね、サイト!」


287:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:29:05 7oBETfgn
タバサ視点

 私は夢を見ていた。
 どこかの平原で私はその人と並んで座っている。少なくともハルケギニアでは無いように思う。
 ハルケギニアには月が2つあるはずなのに、今見ている夜空には大きな月が1つしかなかったから。
 少し似ているけれど、何かが違う景色に私は素直に感動した。
「綺麗…」
 私はじっと月を見上げながら呟いた。
 隣に座っている人はそっと私の肩を抱き寄せて「あぁ」と答えてくれた。
 たったそれだけの事のはずなのに、私の胸にとても温かいものが溢れてくるのが分かる。
「…幸せってさ、こういう事なんだろうな。……シャルロットは幸せ?」
 抱き寄せられた腕でそのまま私の頭を撫でてくれながら聞いてきた。
「…うん」
 そう答え、私は彼の肩にもたれかかる。
 とくんとくん、と彼の鼓動の音が聞こえる。
(私とこうしているだけなのに、貴方も幸せを感じてくれているんだ。)
 そう感じるととても嬉しい。
「シャルロット…」
 右手が私の顎を持ち上げる。彼と見つめ合い、私はゆっくりと目を閉じた。

「お姉さま!私にそんな趣味はないのねー!」
 感じるはずの彼の唇は布のような感触に阻まれてしまった。
(折角の夢…)
 私は怒りを抑えながら無言で杖を取り出した。
「ウィンドハンマー…」
「きゅいーーーー!?」
 シルフィに至近距離でウィンドハンマーが直撃し、余波で部屋の空気が一気に爆発した。
「ひどいのね!お姉さまが寝惚けて私にキスしようとしてきたから避けただけなのに!」
 言われて夢の内容を思い出した。
「サイト…」
 私は夢の中で愛を囁いてくれた思い人の名前を無意識に呟いていた。
 朝から押しかけて行ったら嫌われてしまうだろうか?でも、彼の主人であるルイズとメイドのシエスタには同じ部屋という、私とは比べるまでも無いアドバンテージがある。
(負けるわけにはいかない…)
「きゅいきゅい!お姉さまー、聞こえてますかーなのねー?」
 私の幸せな夢をぶち壊しにしたシルフィが、ウィンドハンマーのダメージから何時の間にか回復し、能天気な声を掛けてくるが私はそれを無視してもう一度布団へともぐりこむ。
(まだ起きるような時間じゃないし、もう一度あの夢が見れるかも…)
「お姉さまー、中庭でサイトが寝てるけどお休みしてていいのー?」
「…っ!」
 二度寝なんてしてる場合じゃない!私は千載一遇のチャンスに大慌てでベッドから飛び出し着替え始めた。
(サイト!サイト!)
 服を畳むのももどかしくて脱ぎ散らかしていく。
「わぷっ!きゅいー、お姉さまはサイトが関わると人が変わっちゃうのねー…」
 シルフィがブツブツと言ってるけど相手にする時間も勿体無いので放置しておく。
 手早く服を着込んで、タオルと飲み物を手に私は部屋から飛び出した。
(サイト、今行くから…!)


288:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:30:45 7oBETfgn
サイト視点

「相棒、起きないと本当に風邪引いちまうって」
 朝日を浴びながら少し休憩のつもりで寝転がったのだが、思った以上に気持ちよかった俺は少し眠っていたらしい。
 デルフに心配かけさせるのもなんなので、少しぼーっとする頭を振りながら俺は起き上がった。
「分かってるよ、デルフ」
「ならいいんだがよ。おめえが風邪なんて引いちまったら娘っ子達が心配するだろ」
「分かってるって」
 俺はデルフを掴んでジャンプしたり屈伸したりして体の筋肉をほぐしていく。
「なんだ?相棒、まだ続けるのか?」
「んー…、どうしようかなって考えてるところだよ」
 そう言いながら軽く素振りもしてみた。
「んなに根詰めなくてもでーじょうぶだよ。鈍らない程度にやってりゃ今の相棒なら十分だ」
「まだ不安なんだよ。自分がどれだけ強いかなんてわかんねーし、ガンダールヴだから強いのか、鍛錬の成果だから強いのか」
「…相棒は、ガンダールヴじゃなくても今なら十分つえーさ」
 デルフは少し笑ったような感じでそう言ってくれた。
 きっかけは成り行きだったのかもしれない。でも強くなりたいと思ったのは俺自身の意思だから、後悔だけはしたくない。
 俺が守りたいと思う人達を、ちゃんと守る為に。
「さぁ、相棒。そろそろ終わりにしとこうぜ?日も昇ってきちまったしよ」
「そうだな」
 デルフを肩に携えて中庭を後にしようとしたその時、とんでもない物が目に映った。


289:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:33:18 7oBETfgn
「サイト!」
「サイトさーん!」
「…サイト」
「サイトー!」 聞こえた声は4つ。
 1つは目の前の建物のドアから。もう1つはさらにその奥、厨房のドアから。3つ目は何故か頭上から。4つ目は背後の方から。
「俺、なんかやっちまったか…?」
「…相棒。…頑張れ」
 そうこうしている内にあっという間に4人に囲まれた。皆一様にタオルや軽食、飲み物などを持っている。
「ちょっと犬!これはどういう事よ!」
 何故か俺の知らないところで怒り心頭のご主人様が肩で息をしながら俺に詰め寄ってきた。
「いや、その、何がでしょうか…?」
 本当に分からないので素直にそう答えたのだが、どうやらご主人様は気に入らなかったようで、さらに詰め寄ってくる。
「なんで他の3人がいるのかって聞いてるのよ!」
「…何でだろう?」
「まぁまぁ、少し落ち着いてください、ラ・ヴァリエール。サイトさんは早くに目が覚めて素振りをしていただけですわ」
 一向に怒りが収まらないルイズを見かねてか、シエスタが説明してくれた。
 というか、気付いてたのか…。
「私とシエスタは分かるとして、この乳お化けとちびっ子は何で居るのよ!?」
 今度は噛み付く相手が変わった。
「…私は起きたらサイトが中庭に居るのが見えた。だから来ただけ」
 最初に答えたのはタバサ。気付かなかったけど見られてたのか。
「わ、わたしも同じです」
 ちょっとおどおどしながらテファもそう答えた。
「じゃ、じゃあ、皆は俺が中庭に居るのを見たから来たって、それだけ?」
 皆一様に頷く。どうやら俺が別に何かをしたわけじゃなかったらしい。ようやく安心した。
「さ、サイトさん。タオルで汗をお拭きになってください。このままではお風邪を召してしまいます」
 シエスタはにっこりと微笑みながら俺にタオルを差し出してくれた。
 断る理由も無いのでそれを受け取ろうとしたら別の方向からもタオルが差し出される。
「シエスタ!抜け駆けは無しよ!ほ、ほら!これ使いなさいよ!」
「…使って、サイト」
「サイトさん、よろしければ使ってください。…あ、それとも以前のように私が全身お拭きしましょうか?」
 テファがそう言った瞬間、明らかに他の3人の雰囲気が変わった。
 してやったりみたいな顔をするテファ。ああ…、ここは天国のようで地獄だ…。
 ついさっきまではデルフと真面目な事話してたような気がするんだけど、今の俺は目の前で繰り広げられている地獄のような光景をどう回避しようかと懸命に考えていた。
「奉仕するというのなら、サイトさん専属のメイドとなっているこのシエスタ!負けるわけには参りません!」
 俺の意思そっちのけでする奉仕は果たして奉仕と言えるのだろうか?なんて疑問が浮かんだが、口にするのはやめておいた。
「ぐっ…!た、たたたまには私が奉仕してあげるのも、わわわ悪くないわねっ!」
「そういう勝負なら、負けられない…」
 テファの一言で火にガソリンをぶち込んだように全員は燃え盛った。
 ダーレーカータースーケーテー
「…でも、全員で奉仕するとサイトが迷惑する。…ここは本人に。…ね?サイト」
「それもそうね。もちろん、ご主人様の私を選ぶわよねっ!?」
「サイトさん、専属メイドとして精一杯ご奉仕して差し上げます!」
「私を選んでくれると嬉しいな…、サイトさん」

「…相棒も大変だぁね」
 最初から最後まで無言でオブジェのように固まっていたデルフが俺の背中でボソっと呟いた。
「分かった…。俺が選ぶのは…」

290:メイドになる!前半戦
08/01/12 23:37:15 7oBETfgn
以上です
時系列とかあんまり気にしないで読んで頂けるとありがたいです_| ̄|○|||

それぞれのエロは書き上げ次第投下させて頂きます
では、また

291:名無しさん@ピンキー
08/01/12 23:52:58 vH5uqKvD
URLリンク(wikiwiki.jp)
これの続きが凄い気になる。。。
続きをかいてくださるひといらっしゃいませんか?

292:名無しさん@ピンキー
08/01/13 00:19:50 3U99uqI4
>>290
GJです!!
しかし最初にタイトルを見た時はてっきりサイトがメイドになるのかと思った

293:名無しさん@ピンキー
08/01/13 00:27:39 W07GISuC
>290
GJ!
しかし一点だけ
>289
シエスタのルイズの呼び方は「ミス・ヴァリエール」

重箱の隅でスマソ


294:名無しさん@ピンキー
08/01/13 00:32:44 sxpABr59
>>290
コレは…投票制…ではないのか
全パターン書いてくれるだろう事を期待しつつ…
GJ!

295:名無しさん@ピンキー
08/01/13 00:52:26 6BNBv9Yh
>>290
GJ!!
そして俺からも指摘が一つ。ティファニアの口調が…な
でもそれ以外はきにならなかったし、次回も期待してますw

296:名無しさん@ピンキー
08/01/13 01:24:41 wowO6gWY
ん?テファはサイトのメイドになることを意識して自ら意図的に口調を変えてるんだろ

俺も全パターン期待してます!

297:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:26:50 dTSTNuTw
全パターンを、4種類と誰もが考えているだろう。

だがそれは違う。

残り2パターンは『4人の誰も選ばなかったとき』
すなわちその場から逃げ出し、4人以外の誰かとサイトが出会う場合だ。
(ベアとかベアとかベアとか)
そして残り1パターンは、『4人全員を選んだとき』
サイトがぶち切れて全員を獣のように襲う場合だ。

などと作者を追い詰めてみる。

298:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:32:07 aV43IrXM


299:名無しさん@ピンキー
08/01/13 12:25:02 OsI1aSLQ
つまり最大6パターンということか

300:名無しさん@ピンキー
08/01/13 12:39:36 OLDOm8a8
ゼロ魔の世界観のためか、ハーレム状態になっているサイトを見ても「奴ならやりかねない」と思える状況なのがなんとも。

301:名無しさん@ピンキー
08/01/13 12:41:59 OLDOm8a8
『スクールデイズ』または『サマーデイズ』……なゼロ魔。
一部の人は読みたいかもしれないが、私には書けない。無念。

302:名無しさん@ピンキー
08/01/13 13:14:47 ejDD/IMG
ウィンドハンマーではなくエアハンマーでは?

303:名無しさん@ピンキー
08/01/13 13:15:13 QiuHTf4S
シエスタ「やっぱり、嘘だったんじゃないですか・・・中に誰もいませんよ・・・」

304:名無しさん@ピンキー
08/01/13 14:00:27 CwGP+6Xf
>>303
Nice Zero-Fighter

305:名無しさん@ピンキー
08/01/13 14:02:46 4YUYeKrG
>>297
4人を選ばずに逃げ出したら地の果てまで追い回された挙句しょっ引かれて
地下室に監禁されて4人平等に愛することができるようになるまで洗脳されるに決まってるだろjk

306:名無しさん@ピンキー
08/01/13 14:46:42 8WyBT41Q
4人などどうでもいい
アン様一人いれば、それでいい

307:名無しさん@ピンキー
08/01/13 15:06:38 oCkYUX8J
ここでまさかのギーシュENDですよと。

サイト「ギーシュ…飲み込んで俺のデルフリンガー…」
ギーシュ「ダメだサイト…僕にはモンモランシーが……アッー!!!」

シエスタ「そ、そんなぁ~…サイトさん…」
テファ「サイト…」
ルイズ「サイト…あんた…そっちの世界の住人だったのね…」
タバサ「そう…サイトも見付けたんだね…貴方のキーオブザryを…」


308:林檎 ◆xkeoH47fcA
08/01/13 17:01:40 SKt+eyrv
煮詰まってきたので巡回がてら覗いたらエラい事に(;´Д`)

>>293 素で間違えてた_| ̄|○|||

>>295 自分の中でのテファのイメージはこんな感じだったり
極力似せようと努力してるんだけどなぁ…、難しい

>>297 出資者は無理難題を仰る。
だが、過剰な期待には応えたくなるものだな!
基本5パターンで考えてたけど、練り直してみる


読み手にもキャラの好みがあるので
極力全員分書きたいと思い投票制にはしなかった。
書く量が増えるけどキニシナイ!

309:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:29:27 Nv+sVZA8
はーいおまたせ。
>>233>>234の間のお話。

っていうか融合後恒例エロパートDADADA!

※融合とは:ガンダールヴが使い魔と融合し、限界以上に力を引き出した状態。人外の戦闘力を持つが、その代償として、使用後に『力』に飢えた使い魔に、ガンダールヴが『力』を与えなくてはならない。

話の中に入れろってことですよね全く。

310:もうガマンできな~い ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:30:19 Nv+sVZA8
最初に目が覚めたのは、シエスタの方だった。
時刻は、あれから一時間ほど経っているだろうか。表通りのざわめきは聞こえてこない。
そしてすぐ視界に入ったのは、半身血まみれの才人。

「サイトさんっ!?」

身体中に感じる気だるさを何とか振り払い、シエスタは才人の肩の怪我の具合を見る。
あれだけ流れていた血は、ガンダールヴの力によってか、完全に止まっていた。
だが、傷口が塞がっているわけではない。シエスタはスカートの裾を引き裂くと、それで才人の肩口をきつく縛って、傷口を覆った。

「これで…大丈夫だと思うけど…」

とりあえず、シエスタは一息つく。
そして、落ち着いた瞬間。
どくん。
心臓が大きく脈打ち、大量の血液を一度に全身の器官に流し込む。
その血液は、神経の伝達より先に、シエスタの身体中にある欲求を喚起させる。
使った力の反動。『武器』として、使われた力の補填。主人であるガンダールヴから与えられる糧を、シエスタの身体が、使い魔の本能が欲しているのだ。
頬が赤く染まり、体温が上がっていくのが分かる。鼻腔に届く路地裏の乾いた砂の香りに混じる、主人の体臭に、身体が反応する。
あまりの息苦しさに、熱い溜息が漏れる。腰の奥に存在する器官が蠢き、肉の渇きを訴える。
シエスタは、潤んだ瞳で才人を見つめていた。その呼吸は荒く、溢れる唾液に湿り気を帯びていた。
その視線が、才人の牡の部分に注がれた瞬間。

「まあ応急処置はこんなもんだろ。嬢ちゃん、早いとこ相棒をどっかあったかいとこで寝かせてやんな」

才人に背負われたデルフリンガーの言葉が、シエスタにかろうじてこびりついていたわずかな理性を目覚めさせる。
…サイトさんを…たすけなきゃ…。こんなこと、考えてる、ばあいじゃ…。
シエスタは必死に己の獣を抑え込み、才人の右腕を担いで、立ち上がらせる。
そして。
一歩足を踏み出した瞬間。密着した部分の体温に、シエスタの牝が吼えた。
ぴしゅっ…。
その体温と臭いだけで、シエスタは軽い絶頂を迎えてしまう。
ショーツの中で牝が潮を吹き、脚から力が抜けそうになる。

「ぁ…はぁっ…」

しかし気丈にもシエスタは耐え、そして、才人を引きずるように、裏通りを行く。
随分短くなったベージュのスカートの隙間から覗く太股の内側を溢れた粘液が伝い、シエスタの靴下に染み込んでいく。
おかしい…ヘン…。
身体の奥から沸きあがる欲求に、足元がふらつく。視界がふらつき、今にも倒れこみ、抱えた牡を貪りそうになる。
…もう、ガマン…できな…。
そんなシエスタに、救いがもたらされる。

「嬢ちゃん、あそこの倉庫なんかどうだ?」

デルフリンガーの声に、シエスタは前を向く。
裏道の途中に、扉の開いた倉庫が見えた。
才人をひきずり、シエスタはその中を確認する。意外に広い倉庫の中には、大量の粉袋が積み上げられていた。
どうやら、ここは粉問屋か何かの倉庫らしい。
シエスタは最後の理性を振り絞って、才人をその倉庫の一番奥、ベッドくらいの高さに積み上げられた麻の粉袋の上に、才人を横たわらせる。
そして。
シエスタは、床に積もった粉に脚を滑らせてしまう。

311:もうガマンできな~い ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:30:51 Nv+sVZA8
「…あっ!」

とさ。

偶然、シエスタは才人の胸板に倒れこんでしまう。

きゅうぅっ!きゅきゅぅっ!ぷしゅぅっ!

「ひ、あっぁぁ、あ────────!」

主人の体臭と体温を感じた飢えた黒髪の使い魔の牝は、あっさりと決壊した。
臭いだけで達し、肉襞が何も入っていない膣に不満の咆哮をあげ、膣内に満たされた愛液をひり出す。
潮が容赦なくショーツを濡らし、限界まで飢えた使い魔の理性を完全に削り取った。

「嬢ちゃん?大丈夫か?」

デルフリンガーの声に、才人の胸板から顔を上げたシエスタは言った。

「もう…ガマン、できません…サイトさん、ごめんなさい…」

デルフリンガーはそのシエスタの顔を見た瞬間、喋るのをやめることにした。
情事に第三者は、ましてや剣は必要ない。
シエスタの目は完全に獣欲に曇り、頬は上気しきり、唇の端からはたらたらと涎を零していた。
白い指が才人のズボンのジッパーにかかり、一気に前を開ける。
気絶した才人のソレは、力なく、だらしなく垂れていた。

ぴちゃ…。ぺろ…。

シエスタはズボンからまろび出た脱力した才人のペニスに、啄ばむように口付け、労わるように舐める。
しかし。
才人の牡は反応しない。脱力したままだ。
もっと…強くしないと…。
そう考えたシエスタは、才人のズボンを脱がし、そして。
脱力した才人の両足の間に滑り込むと、才人自身の付け根に鼻を寄せる。
シエスタの鼻腔に漂う、たまらない牡の臭い。

きゅぅんっ…!

それだけでシエスタの牝が再び吼える。
三度目の潮吹きに、シエスタのショーツからは雫が溢れ始めていた。
そして、シエスタは舌を伸ばす。
才人の不浄、肛門の穴に。

ぺちゃ…ぺちゃ…。

舌で肛門から裏筋の根元までを丹念に舐め上げ、そして指で柔らかく脱力した陰嚢を揉み解す。
その刺激に、才人の牡が反応する。
海綿体に血液が流れ込み、やがて才人の牡が天を衝く。

「あは…。サイトさんのおちんちん、たったぁ…」

完全に獣に支配されたシエスタは、嬉しそうに微笑み、才人の肉棒に更なる刺激を与える。
根元まで才人を咥えこみ、右手で陰嚢を揉み、そして左手の指を才人の肛門に突き刺し、内側から前立腺を刺激する。

312:もうガマンできな~い ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:31:45 Nv+sVZA8
「う…なんっ…だぁ…?」

その刺激に、才人もさすがに目を醒ます。

…おはようございますぅ…サイトさぁん…。

口に才人を含んだままなので、シエスタは心の声で目を醒ました才人に呼びかける。
もちろん、心の奥から溢れる衝動も筒抜けで。

「ちょっ!うわっ!シエスタなにしてんのっ!?」

下半身を襲うとんでもない刺激からそれは予測できたが、才人は思わずそう口走ってしまう。

…お口でくわえてますぅ…サイトさんのせーえき、いっぱいくださぁぃ…。

言いながら一気に吸い上げ、ころころと精巣を転がし、そして、前立腺を押し込む。
その圧倒的な攻撃力に、才人の堰はあっという間に決壊した。

「ちょ、やば、も、もうだめだぁっ!」

どくどくどくっ!

才人の牡が、シエスタの口の中で吼える。
大量の精液が、シエスタの口内に吐き出される。

ごくっ、ごくっ、ごくっ。

最初の三口までは、一気に飲めた。しかし。

ごぼっ!

「えほ!えほっ!」

呑みきれなかった精液に咽込み、白い液体を吐き出すシエスタ。
才人の足元に跪き、唇の端から白い粘液を滴らせながら、シエスタはえずく。
才人はそんなシエスタを気遣い、シエスタの背中をさする。

「だ、大丈夫?シエスタ」

顔を上げたシエスタは。
涙と涎と精液に塗れ、瞳を潤ませ、頬を上気させていた。
その顔は、完全に発情した牝のそれだった。
あまりにも淫靡なシエスタの表情と視線に、激しい射精に萎えていたはずの才人の一物が一気に復活する。

313:もうガマンできな~い ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:32:21 Nv+sVZA8
「さいとさん…おねがいします…」

そう言って立ち上がり、短いベージュのスカートをたくし上げる。
いつの間にか、ショーツは片足が抜かれていて、お漏らしをしたようにベトベトの割れ目を完全に晒していた。
シエスタはたくし上げたスカートを口にくわえ、そして尻の方から開いた脚の間に指を通し、蜜を溢れさせる陰唇を割り開いた。

ぬちょぉ・・・。

音すらたてて、シエスタの中に溜め込まれていた牝の樹液が零れ落ちる。
それは愛撫もしていないのに白く濁り、信じられないほどの粘性でまるで涎のように滴る。
ごくりと喉を鳴らした才人に、シエスタは心の声で呼びかけた。

いっぱい、シテください。わたしのいやらしい下のおくちに、サイトさんのせーえき、いっぱいのませてください…。

その心の声に、才人は。
左手だけで器用にシエスタをうつ伏せに押し倒すと。
まるで獣のように、乱暴に、何度も何度も、シエスタを犯した。


そして、シエスタはその一部始終をルイズに報告してしまうわけで。

「もう、あんまり激しくて腰が抜けると思いました♪」
「ふぅーん」

がつっ!どすっ!

「まだおなかの中、どろどろしてます…やだっ、もうっ♪」
「へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ?」

ばき!どか!

「その後もですねー、今度は手とかでイかされちゃって♪」
「ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

ごす!ぼす!ぐりぐりぐり。

「結局、足腰たたなくなっちゃって、帰りは結局ずっと抱いてもらってたんです♪お姫様みたいに♪」
「ソレはよかったわねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?」

ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり…。

タバサが駆けつけてルイズを止めるまで、ルイズは才人をフミグリし続けたのだった。~fin

314:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
08/01/13 20:34:28 Nv+sVZA8
はい以上。
なんかアレにエロパート入れるとイマイチな気がして。
単に思いつかなかっただけともい(ry

さて次はテファでも書くかな。

んじゃ今日はこの辺でノシ

315:名無しさん@ピンキー
08/01/13 20:35:41 K4Kj9LPg
一番槍GJ!

シリアスもいいんですけど、単品でよいのでこういうのもないとー

316:名無しさん@ピンキー
08/01/14 02:46:01 61LfqxOp
>>314
GJ!

ところで、シエスタの下着ってドロワーズではなかったの?
もしかしてサイトが買い与えたとか?

317:名無しさん@ピンキー
08/01/14 04:46:28 KN2bjc7W
>>314
この男はどれだけビッチを囲えば気が済むんだwww

318:名無しさん@ピンキー
08/01/14 05:05:00 IS6A4mte
ううっ、アンリエッタが足りねぇ…アンリエッタのエロが

ボルボ氏の長編から一週間。エロシーンまでさかのぼると10日以上
そろそろ切れてきた。頼むからあのエロい姫様呼んでくれっっ

319:名無しさん@ピンキー
08/01/14 06:08:25 gp8yAQIh
>>316
確かサイトがシエスタにエロ下着買うエピソードが前あったはず



320:名無しさん@ピンキー
08/01/14 08:23:10 dCXE2YF9
糞姫は子ね

321:名無しさん@ピンキー
08/01/14 15:58:45 xTbsh7t2
ビッチ死すべし

322:名無しさん@ピンキー
08/01/14 19:29:02 dbUActd7
>>320-321
おまえらこそ死ね、カス

323:名無しさん@ピンキー
08/01/14 20:25:22 iAU+waHc
雰囲気悪くなるから他所でしてくれ・・
あと聞きたいんだけど保管庫の改行って勝手にやったら駄目かな?
どうも17才?の奴のが見ずらくて


324:林檎 ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:38:50 eycIsT53
ようやく1人書き終えたので投下させて頂きます。

まずはテファの後編から

325:メイドになる!~テファの場合~ ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:39:48 eycIsT53
「俺が選ぶのは…」
 全員が固唾を呑んで俺を見つめてきた。
 何て言ってみたものの全く決まっていない。唐突に誰を選べなんて言われてもすぐに決められるわけも無く…。
 全員を見回した時、溢れんばかりのボリュームを誇るテファの胸をつい凝視してしまった。
 悲しいかな男の子…。やっぱり大きな胸とは何時の時代も男の子の心を誘惑してやまない。
「テファ!」
 胸の誘惑に負けた。だってアレ、反則級に気持ちいいんだよ…。
 選ばれたテファの顔がぱっと綻び、他の3人ががっくりと肩を落とした。
「こ、ここここの犬ぅ…!いい度胸してるじゃないのー!?」
 口火を切ったのはルイズ。
 あぁ!怒りに震えて杖を取り出していらっしゃる!?
「ルイズさん、胸の大きさが戦力の決定的な差なんですよ?」
 そう言われたルイズとタバサは自分の胸をぺたぺたと触る。
 ぺたーん、なんて表現が一番似合う体型。続いてテファを見ると、どたぷーん…。シエスタも大きいとは言えテファには敵わない。
「あぁ、なるほど…」
 つい納得してしまったが、その声を聞いたルイズとタバサが無言で杖を構える。
 ああ!俺の馬鹿馬鹿!
「あ、あー…、申し訳ありません皆様。私はそろそろ朝食の準備を始めなければいけないようなので…では!」
 巻き込まれない内にシエスタは適当な言い訳で早々に退散してしまった。
「さ、犬。覚悟はいいでしょうねぇ?」
「……小さい胸のありがたみも、知ってもらう」
 目の前に渦巻く虚無と風の魔力。
 ねぇ?死ぬよね?これ喰らっちゃったら俺死ぬよね?
「なぁ、デル…。俺、死ぬのかな…?」
「多分な…。まぁ死ぬならせいぜいかっこつけな…」
「それもそうだな…、っておい!」
 危うく7万の大軍に突っ込む所だったじゃねえか!
 …いや、冷静に考えれば7万の大軍の方がまだ生易しいのかも…。
 父さん、母さん、先立つ不幸をお許し下さい…。合掌。
「ご主人様を傷つける方は何人たりとも許しませんっ!」
 ぎゅっと目を瞑った俺は柔らかくて良い匂いのする物に覆われた。
 目を開けるとテファが俺の頭をその豊満な胸で抱きとめている。
 というか、ご主人様…?
「あ、あのー…?テファ?」
「はい、ご主人様?」
 満面の笑みで俺に笑いかけてくれるテファ。めっちゃかわええ…、じゃなくて聞き間違いじゃなかったらしい。
「いいいい犬ぅ!なななにデレっとしてんのよー!?」
「……怒」
 抱き締められた俺がデレっとするのを見逃さなかったルイズとタバサが、俺に向かって魔法をぶちかまそうとした。
「ディスペル!」
 が、放ったはずの魔法は唐突に掻き消された。
「ご主人様、こっちです!」
 ついでに低級魔法で目くらまし変わりに土ぼこりを上げ、その隙に一気に走り出した。
 手を繋がれた俺は合わせて一緒に走るしかなく、走りながら土ぼこりの方を見ると。
「あの乳お化けぇ!それに犬ー!帰ってきたら血祭りに上げてやるー!」
 なんてルイズの怨嗟の絶叫が聞こえてきた。
 ほんとに帰ったら殺される…。


326:メイドになる!~テファの場合~ ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:41:22 eycIsT53
 走ったのは数分ぐらいだっただろうか、夢中で走った先はテファの部屋だった。
 テファは俺が入ると念入りに施錠し、さらにロックまでかける。
「さあ、ご主人様…、服をお脱ぎになってください」
「ちょ、ちょっと待って、テファ!ご主人様ってなんだよ!?」
 ようやく一息ついた俺はさっきから疑問だった事をぶつけた。
 最初はきょとんとしていたテファだったが、ようやく思いついたのか、机に置いてあった1冊の本を俺に渡す。
 何の本なんだろうかと思ってタイトルを見た瞬間、俺は盛大に吹いた。
「だ、男女の営み~ご奉仕編~…?」
 あからさまにそれっぽいタイトルとメイド服を着た女性が描かれた表紙。中身をざっと見てみると、どう見てもエロ本。
「あのー、テファ?これって…?」
「あ、あのね…、調べ物のついでにね?ちょっと好奇心で見てみたの…。いつもサイトがしてくれるから、わたしも勉強しようと思って…」
 そう言いながら真っ赤になって胸の前で人差し指をつんつん合わせ、上目遣いに俺を見るテファ。
 理性が場外ホームランされそうになるのをなんとか外野フライで抑え、改めて本の内容を確認する。
「凄いエロいな…」
「う、うん…。わたしも読んでて、凄く興奮しちゃって…その…、1人でしちゃって…」
 顔から湯気が出そうなぐらい真っ赤になったテファが爆弾発言をした。
 別に聞いてないんだから言わなくても良いのに、テファは自爆するの大好きだなぁ…。
 いや、待てよ…。いい事思いついた。
「テファ、1人でしたって、どういう風にしたの?」
 俺がそう言うと、テファの耳がピンっと一気に上がった。
「どど、どういう風にって!?」
 さらに真っ赤になって後ずさりしようとしたテファを逃すまいと俺は一気に抱き寄せた。
「テファのするところ、見たいな」
 少し強いぐらいにテファをぎゅっと抱き締めて耳元で囁くと、テファは次第にくたっと身体の力を抜いていった。
 いけると踏んだ俺はテファの顔を正面から見つめ、ゆっくりと顔を近づけていく。
「あっ…、ん…」
 案の定テファは目を閉じて俺のキスを迎え入れてくれた。
 まずはバードキスからじわじわとテファを攻め立てていく。
「んー…ちゅっ…ぷぁ…サイト~…」
 徐々にとろんとした表情になっていくテファを確認した俺は舌を入れる。
 口内に入った俺の舌をおずおずと伸ばしたテファの舌が迎えた。
 舌先が触れ、絡み合った瞬間テファの身体がピクンと反応する。
 それに気を良くした俺は少し乱暴にテファの口内を味わっていく。
「んふっ…ちゅっ…ん、んん…ふぅっ…」
 数分は続いたであろうディープキスを終わらせ、唇を離すと二人の間に唾液の橋が架かる。
「するところ見たいな」
「はぁはぁ…サ、サイトがそう言うなら…」
「じゃあ、ベッドで昨日の夜したみたいにしてよ」
 すっかり理性の溶けきったテファは俺に言われるままベッドに腰掛けた。


327:メイドになる!~テファの場合~ ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:43:03 eycIsT53
「じゃあ、するね…」
「あ、それじゃ見えないから、ちゃんと足開いて見せて」
「…っ!…ん…こ、これで、いい?」
 俺に言われるがままテファは足を開いて穿いているスカートをめくり上げた。
 目の前にテファのむっちりとした白い太ももとショーツが露わになる。
「テファのここ、綺麗だね」
 思わずテファの太ももに手を伸ばしてそろそろと撫で上げた。
「んっ、あ…あふっ…んんっ…、サイト、だめ…それ…ゾクゾクするぅ…」
「あれ?テファ、もう濡らしちゃってる?」
「ち、違うのぉっ、それ、はぁ…」
 テファのショーツは誰が見ても分かるぐらいに割れ目に沿って染みが出来ていた。
「ふーん、じゃあ、この染みは何なのかなぁ?」
 そう言いながら俺はショーツの上から少し強めに彼女のアソコを押した。
 ぷちゅっという音がして染みがさらに広がっていく。
「ひあっ!や、だめ、それえ、感じちゃうっ!」
「おっと…、じゃあテファ、自分でしてみて」
 本来の目的を忘れてがっつきそうになった俺はテファから手を離し椅子に腰掛けた。
 離れた手を物欲しそうな瞳で目で追うテファだったが、俺の声に羞恥で顔を真っ赤に染めながら頷くとそろそろとショーツの上から割れ目をなぞっていく。
「あふっ、んぁ、はっ、んっ、こ、これで、いい?」
「ああ、良く見えるよ。テファのエッチな顔も。昨日はどういう風にしてたの?」
「き、昨日は、あの本を…読みながら、…んっ、胸を揉んだり…、ふぁっ…ここ、擦ったり…」
 俺に聞かれ、真っ赤になりながら行為を続けていくテファに俺は酷く興奮した。
「じゃあ、胸も触って」
 俺の言葉に素直に頷いたテファは服を脱ぎ、胸をさらけ出した。
 大きな胸がプルンと揺れ、その存在感をアピールする。
 テファは右手で割れ目を擦りながら、左手でゆっくりと自分の胸を揉み始める。
「はぁ…んぁっ!あっ…ん…んんぅ…きもちいいよぉ…」
 甘い喘ぎ声にたぷたぷと柔らかそうに揺れるおっぱい。そしてショーツから染み出てくるテファの匂いにくらくらしてきた。<ンr> 「テファ、アソコ直に触って。俺に良く見せてね」
 俺の言葉にはっと顔を上げたテファだったが、何も言うことなく従順にショーツを脱いでいく。
 そのまま、くちゅっという音と共にピンク色の割れ目が目の前に広がる。
「ん…サイト…み、見える…?」
「うん、見えてるよ」
 そのエロティックな光景に俺の下半身もズキズキと痛いぐらいに疼いてくる。
「んあぁ…見られちゃってる…私の大事なところぉ…、んっ、あ…いやぁ…こん、なの…恥ずかしいのにぃ…いけない、のに…、
 奥から…溢れて…ふあっ…アソコが…濡れちゃうっ…んんっ!」
 テファも興奮してきたのか、そう言いながらも動きはどんどん激しくなってくる。
「ひあっ、あっ、ああっ…ち、乳首も、こんなに固くっ…ビリビリしてっ…ふあぁっ」
「テファ凄くエッチな顔になってきてるよ?」
「やぁっ、みちゃ、だめっ…んうっ…、で、でも、手、とまんないよぉ…んくぅ…あぁっ、んっ…。アソコに、指が、ふぁっ、入っちゃうっ…」
 粘液質のくぐもった音と共にテファの細い指をそこは何の抵抗も無く受け入れていく。


328:メイドになる!~テファの場合~ ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:44:19 eycIsT53
「テファ…どう?気持ち良くなってる?」
 一目見れば分かりきってる事だけど、俺は意地悪に聞いていく。
「ん、うん、うんっ…いいよぉ…気持ち、いいの。ふあ…昨日、とは、んんっ、ぜんぜん、ちっがうよお」
 その言葉に興奮した俺は身を乗り出し、テファのアソコを覗き込む。
「あっ…だめだよぉ…サイトっ…、そんなに、ちかくでっ、覗いちゃ…ああっ…」
 いやいやするように首を横に振るテファだが、言葉に反して自分のアソコを俺に見えやすいように広げてくれる。
 羞恥で身体を震わせるテファ。でもアソコは一層ひくひくと動きとろっと白濁色の濃い愛液を垂らしていく。
「奥まで、見られちゃうっ…わたしの、はずかしいところ…ひあんっ、ふあっ、あっ、んっ、」
「テファ…」
「んふっ!?んんんっ!…ちゅっ、んちゅ、むぅっ、んっ…んんっ…しゃいとぉ…ぷあっ、ちゅるっ…」
 何も言わずに強引にディープキスをした。
 いきなりの事に驚いたテファだったが、すぐに力を抜いてお互いの舌を激しく吸いあう。
 テファの胸に手が伸びそうになるが、何とかギリギリのところで我慢し唇を離す。
「ちゅっ…ん…サイトぉ…な、んでぇ…してくれないのぉ…」
 俺が触りそうになっていたのに気付いたのだろう、テファは切なそうに俺を見ながら訴えてくる。
「駄目だよテファ。自分でそのままイって」
 俺がそう言って椅子に座り直すと、少し恨みがましそうにこっちを見た後また両手を動かし始めた。
「はぅんっ、んっ、あ、んん…、はぁんっ、んっ、ふあっ、いっちゃう…、サ、イトに…んあっ、見られてる、のにぃ…。
 こん、なの…だめなの…にぃ…。あぁっ、ひゃんっ、やあ…、わた、し、んっ、うぅ、わ、たしぃ…」
 中指を膣内に入れながら手のひらでクリトリスを刺激し、左手で揉んでいる胸も全体を揉みあげたり乳首を指でこりこりと挟んでいる。
 終わりが近いのか、テファのアソコからはぐちゅぐちゅと淫猥な水音が聞こえ、溢れ出た愛液が腰掛けたベッドにどんどん染みを作っていく。
「あぁっ、あふぁっ、あっ、いやあ…、んくっ、いっちゃ、いっちゃうよぉっ、わ、わたしっ、さいとぉ、いっちゃうよぉっ」
「テファ、まだイっちゃダメだよ。もうちょっと頑張って」
「そ、んな、ひど、ひどいぃっ…、ふぅんっ、くあっ、ひうっ、あっ、んんんっ、んあっ…」
 イキそうな身体を歯を食いしばって切なそうな表情で耐え、弄り続けているテファ。
 俺はそんな光景を間近で見てごくりと生唾を飲み込んだ。
「んっ、あんっ…あっ、いいっ、きもちいいっ、サ、イトぉっ、あっ、んっ、んんっ、あぁん」
「指、2本入るだろ?」
「ゆ、びぃ…?ん、うんっ、はいる、よぉ…」
「じゃあ入れて?膣内で指広げながら擦るんだ」
「ん、うんっ、わかったあ…」
 テファはそう頷くと入れていた指を引き抜いた。
 抜いた拍子にアソコから泡立った愛液がどろっと零れ落ちていく。
「いれる、ね…、んんっ!…ふっ、くあ、あああっ、ひうっ、あぁっ、あぁぁっ」
 テファのアソコはすっかりとほぐれ、人差し指と中指をいとも簡単にずぶずぶと飲み込んでいく。
「はぁっ!指、ひろげたらぁっ、あぁぁっ、くぅんっ、んっ、だめぇっ、こんなんじゃ、すぐ、んあっ、いっちゃうぅっ…んはっ」
「まだ、ダメだよ」
「い、いじわるぅっ…ふあっ、サイト、いじわ、るっ、ひあっ、ん、あっ、イキたい、のに、イケないよぉ…。
 サイトぉ、んっ、はぁっ、サイトぉ…、せつない、よぉ…」
 全身をぴくんぴくんと微かに痙攣させながら、それでも何とか絶頂してしまわないように耐え続けるテファ。
 目に涙を浮かべながら切なげに俺を呼ぶテファを見ていると少し居た堪れなくなってきた。
 あんまり意地悪するのも可愛そうだし、俺もそろそろ限界だ。
「イっていいよ、テファ」
「ふあっ?ひぅっ、サ、イトぉ…、あ、ありがと、ざいますっ、んんっ、んふぁっ、あっ、いやっ、クっ、イクっ…あっ、ふあっ、ああっ、はぁぁっ。
 あっ、イクっ、イクっ、ふあっ、…んっ、…んはあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーっっ!!」
 テファは背を反らし、アソコに入れた手を足でぎゅっと挟みながらビクンビクンと全身を痙攣させた。
 その瞬間、テファの足の隙間からぷしゃあああっと透明な液体が溢れ出てくる。
 散々焦らしたからだろうか、テファは潮吹きまでしてしまったようだ。
「んはぁっ、はぁはぁはぁ…」
 そのままとさっとベッドに倒れこんで荒い息遣いをする。
「テファ、可愛かったよ」
 俺はベッドに行くとテファを抱き上げ、そう囁いた。


329:メイドになる!~テファの場合~ ◆xkeoH47fcA
08/01/14 20:45:14 eycIsT53
「あ、はぁはぁ、こん、なので、可愛いって言われても…嬉しく、ないもん…」
「じゃあ、テファのエッチな姿見て凄く興奮したよ。ほら?」
 抱き締めたテファのお腹に、はちきれんばかりに勃起したペニスを擦りつける。
「あぁ…、凄い、おっきくなってる…。ごめんなさい…、わたしだけ、気持ちよくなっちゃって…。
 今日は、わたしがしてあげるはずだった、のに…」
「じゃあ、今日はテファが上になって動いてみる?それで俺を気持ちよくしてよ」
「う、うん…」

 俺達はすぐに服を全部脱ぎ、ベッドに倒れこんだ。
 テファが足を開いて俺の上にまたがる。
「すご、い…、こんなに熱くなって…、先っぽからお汁が…」
「テファを見てたらこんなになったんだ」
「じゃあ、わたしが責任持って気持ちよくしなきゃ、だね」
 そう言うとテファはペニスを握って腰を下ろしてきた。
「んはっ、ああぁぁぁ…」
 くちゅっと音がして、ペニスが膣内へと入り込んでいく。
「ふああっ、サ、サイトのが、膣を掻き分けて、あはぁっ、どんどん、奥までっ、入ってくるぅ…」
 ゆっくりと、俺を味わうように少しずつ腰を落としていくテファ。
 根元まで入った時、少し硬いものにコツンと当たり、テファがビクっと身体を仰け反らせる。
「はあぁっ!んあっ、はい、ったあ…。サイトのが、わたしの奥までぇ…、子宮に、キスして、るぅ」
「テファの中、温かくてぬるぬるしてる。気持ちいいよ、テファ」
 そのまま手を伸ばし、両手でテファの胸を揉みあげていく。
「ひやっ、そんな、サイト、乳首ばっかり、きゅっきゅしないでぇ…。そんな、されたら、ふあっ、うごけな、いよぉ…。
 わたしが、きもち、よく…、してあげる、のにぃ」
「それじゃあ、ゆっくり揉むからテファも動いて気持ちよくして?」
 テファはコクコクと小さく頷くと俺のお腹に手を置いて、腰を上下に揺らし始めた。
 ぬちゅ、ぬちゅと腰を動かすたびに水音が響き、繋がった所から愛液が溢れお互いの股間を濡らしていく。
「んっ、んぁっ、はあっ、んっ、んんっ、ふあっ、あっ、あんっ!ああっ!」
 徐々に動きが激しくなっていき、腰も前後左右にくねらすように振り、ペニスに満遍なく刺激を与えてくる。
「テファ、気持ち、いい!」
「わ、たしも、気持ちいいよぉ!あぁっ、んあっ、あんっ、あっ、あんっ、あんっ!」
 大きな喘ぎ声を上げながら腰を激しくグラインドさせ、大胆に振っていく。
 ぶぽぶぽと空気の抜けるような音を響かせながら、テファの膣をペニスが出たり入ったりしていく。
「あぁっ、エッチな音、聞こえちゃってるっ、でも、止まらないっ、腰、とまんない、よぉ、はぁ、あんっ、あっ!!」
 大きな動きにあわせて、俺の目の前でテファの大きな胸もぶるんぶるんと弾むように揺れている。
 その誘惑に勝てなかった俺は両手でしっかりと両方の胸を握り締めた。
「あっ!あああぁぁっ!だ、めぇ、サイトっ、そんなに強く、揉んじゃあっ、動けなく、なっちゃうう、ひゃううっ!」
「凄い柔らかいよ、テファのおっぱい…」
 テファの言葉も聞こえないぐらい夢中になっておっぱいを何度も搾る様に揉んでいく。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch