Dies Iraeでエロパロ at EROPARO
Dies Iraeでエロパロ - 暇つぶし2ch42:カスミ触手陵辱エンド   (1)
07/12/29 21:07:48 CCOwaycl
「さ………よぅく見て。わたしの目を………」

ルサルカの大きな瞳が、影に縫い繕われた少女を覗き込んだ。
ぱっちりとしていて、睫が長くて、綺麗な目だと思っていた。そう、この日までは。
今、自分を映すその一対の眼球は、美しい色をしながらも、酷く冷たい。
暗く淀んだ印象さえも覚えるそれは、瞳孔を僅かに動かしながら、
「忘れていた何か」を自分の中からずるりと、引っ張り出そうとしていた。

「あ、あああ、ああ…」

思い出したくない。思い出させないで―――でも、何を?
香純は、ルサルカの青い目に映りこんだ自身に問いかけた。
ゆっくりと、ゆっくりと、浮き上がってくる。花開いていく。
その花の中心に、自分が忘れていた、知りたくもない記憶がある事を、香純は本能的に悟っていた。
そして―――

「あ、ああ、あああ………ああああああ!」

眼前に、赤い花が咲いた。ああ、これは血の色だ、と頭の中ではやけに冷静に呟く自分がいる。
フラッシュバック。香純は、あの日の夜の事を思い出していた。
あの忌まわしき「首狩り事件」の終幕。公園で起こった禍々しき惨劇。
足元に呆気なく転がる死も、肉も、骨も、血の色さえも、鮮明に。
記憶の断片でしかないというのに、香純にとってそれは、
今自分の目の前で繰り広げられている恐怖劇のように感じられた。
逃げ出そうともがく。けれども、紐状に伸びた影は身動きを取れば取るほどにきつく体を締め上げ、
呼吸すらも奪われそうな感覚に陥った。

「嘘ッ…こんなの嘘…イヤッ、嫌ぁっ…、嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

屋上一帯に悲鳴が高らかに響き渡り、そして消えた。
大きく見開かれた目には、既に絶望の色だけが映るのみで、
このまま息を、心臓を止めてしまえたら、と心底思った。――しかし。

「あ、う、あぁ…ッ………」
「ダーメ。カスミ、今、気を失いそうだったでしょ?させないよ、そんな事。
 可哀相なカスミちゃんと、私…まだまだ遊びたいんだもの」
「ルサ……ルカぁ…っ……」


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