嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ その44at EROPARO
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ その44 - 暇つぶし2ch500:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:14:54 rHGTOJiW
さて、ついに性なる夜なわけだが
お前ら予定は?

501:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:17:05 KhpOP0Fg
いかん、文字化けしたorz
URLリンク(ja.wikipedia.org)

502:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:12:21 fXi8Vd92
>>500
聞くな、兄弟よ・・・orz

503:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:26:51 sxjdIlqF
>>492
これぐらい修羅場スレ住人の必修科目だぜ!

504:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:53:56 8BLUmzFv
>>502
俺いつ書き込んだ?

制夜なんか知らんわい

505:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:01:29 sxjdIlqF
お前らに招待状だ
URLリンク(vipwin.ddo.jp)

506:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:43:22 rHGTOJiW
>>502
そうだよなwwwお前みたいな
何故か毎朝隣で下着だけ着けて満ち足りた表情で寝てる巨乳で美人の義理の姉や
各種体液混入料理を毎日毎日食べさせてくる小柄で貧乳の可愛い実の妹や
家も学校の席も隣同士の他の女子を見ただけで怒り狂う幼馴染みの美少女や
学校を出る時どういうワケかいつも校門で待ってるポニーテールの後輩や
仲が良かったのにいつの間にやら自分を拉致監禁してる黒髪ロングの先輩とかが
自分を巡って血で血を洗う死闘を演じている所を妄想してチンポしごいてるまるで俺のような
キモオタキモメンの低学歴ピザ童貞がリア充イケメンのスマートヤリチンやスイーツ(笑)しか参加したがらない
汚らわしいホーリーオールナイトSEXinジャパンフェスティバルなんかに参加するわけないよなwwwwwww死にたい

507:名無しさん@ピンキー
07/12/24 04:21:09 TCYZHM48
さて、みんな涙を流して寝静まったところか…

今日と明日は仕事が忙しいからな。修羅場が起きやすいように女性の写真をカップルの男の郵便受けに入れたり
見知らぬカップルの男に「ちーっすセンパイwあれ?新しい彼女スかwww早いですよ今回www
今月これで四人目じゃないすかwwwあ、四股スかww
あっスンマセン邪魔しましたねwwwww」
って声かけたりとか恋人のいる友人達に謎のメールを送って修羅場が起きるよう仕組んだりとか…

あっそうそう、サンタ狩りしなきゃ。サンタの潜伏先は聞いてるし…
あ~忙しくなるな……

(実際は朝9時から23時まで働いて帰ったら一人鍋して一人ジェンガ大会開きながら
投下を待つってのを2日間続けるだけ)


それにしても俺がいっぱいいるんだな。いつから分身の術覚えたんだっけ?

508:名無しさん@ピンキー
07/12/24 06:25:57 yj8p/yJl
お前ら野郎どもが嫉妬してどうするwww



それとも今日は男が嫉妬していい日なのか?

509:名無しさん@ピンキー
07/12/24 06:41:40 AmOmmpAG
>>506
俺いつの間に書き込んだんだろう…

510:名無しさん@ピンキー
07/12/24 07:44:42 kR69CZcO
>>506>>507>>509
やあ、俺達!
分身の術?違うさ、イブの奇跡さ!!
というわけでジェンガやろうか

511:名無しさん@ピンキー
07/12/24 08:50:29 TCYZHM48
とりあえず俺は仕事だから暇なやつらは聖闘士星矢を読んで投下をマッタリ待つもよし
もしくはコンビニと薬局のコンドームを買い占めて穴を開けて
街行くカッポーに配るもよし
暇そうな姉妹か女子小学生とジェンガの特訓をするもよし
一番おすすめは作品を書いて投下する準備をすることだな
俺も投下したいのは山々だがいかんせん作品のストックが0で仕事だ

それじゃみんな、俺はちょっくら社会の歯車になってくるわ(マンモス哀れなヤツ)

512:名無しさん@ピンキー
07/12/24 09:12:59 /wCNNiVw
>>511
しばし待て俺。

>もしくはコンビニと薬局のコンドームを買い占めて穴を開けて
>街行くカッポーに配るもよし

それはHRスレだ。

513:名無しさん@ピンキー
07/12/24 09:54:31 AVFjfR6f
>>512
いやいや、はらませることで新たな修羅場の可能性を広めることを指しているんだろう
夫・彼氏の浮気の発覚とか、この世で最も愛しているお兄ちゃんが雌猫と交際していたのが分かり、あまつさえ獣姦していたことすら発覚するとか

514:名無しさん@ピンキー
07/12/24 10:05:57 a5f65N4r
>>499

最後に浦島は鶴になって乙姫と夫婦になる。
二人は末永く幸せに暮らし、その後長寿と夫婦円満のご利益がある神様として祀られるんだぜ。

何の問題もないハッピーエンドじゃないか

515:名無しさん@ピンキー
07/12/24 11:39:08 bEKO9rDJ
クリスマスか…日が変わるまでに投下はあるかしら?
サンタさんからのプレゼント、全裸で待ってます


516:名無しさん@ピンキー
07/12/24 14:04:56 F+RW9TBd
>>513

いや、獣姦では孕まないから。
雌豚も、しかり。

517:名無しさん@ピンキー
07/12/24 14:10:36 QrMcM//P
サンタさん、まとめサイト閉鎖で修羅場に飢えてます。
『which do you love?』『一万年と二千年前から愛してる』『両手に嫉妬の華を』のように男が誠実なSSを
一つでいいから下さい。

518:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:17:48 TCYZHM48
>>516いやいや、表現として「雌猫」でさ、少し言葉を変えると「泥棒猫」だな
まあ分かってるとは思うが念のため

それよかみんなにちょいと聞きたいんだが、今日の晩飯はなに食うの?なんかスーパーとか鶏肉ばっか売ってるじゃん
俺はご飯と鯖の味噌煮と納豆と味噌汁の予定なんだが…

まさか鶏肉とかローストビーフとかケーキとか言わないよな?
このスレの皆は嫉妬と修羅場をおかずに白米食うよな?一人で食うよな?な?

519:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:23:04 Ut9YjSzu
いかん、禁断症状が出てきた
早く感想つけさせてくれぇ~ぃ!

520:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:39:48 GFzsSYll
>>518
超和風じゃねえかwww
ウチは家族とマーボー豆腐ですよ、この野郎
なぜ、中華なんだ…

クリスマス・イヴっていう修羅場イベントの日に俺は何をやっているんだろうね

521:名無しさん@ピンキー
07/12/24 18:55:47 laxv00eq
俺は寂しくなんかないぜ!俺には嫁が10人以上居るからな!        フィギュアだけど。orz
単発でいいのならちょっくら駄文書いてくるから、wktkせずに間違っても全裸に正座で待たないでくれよ!

522:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:14:27 t4din/tk
>>521
了解!ネクタイだけ着けて待ってる!

523:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:26:27 TCYZHM48
んじゃ俺は帰ったら赤フンドシと五本指ソックスに着替えて正座して待つ

524:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:51:40 kR69CZcO
ごめん、手元にマフラーしかないから裸マフラーで勘弁な

525:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:57:06 8BLUmzFv
>>520
うちも麻婆豆腐だった
>>521
全裸で待ちたいが風邪気味なので今日は半裸で勘弁してくれ

526:名無しさん@ピンキー
07/12/24 20:51:30 Nn0H6fhq
ここの書き手って、本屋でラノベの売り場に立つ度に

「俺のSSって、ここに並んでても全然不思議じゃない」

なんて、コソ~リかつ自信満々に考えたりなんかしてるでしょw

527:名無しさん@ピンキー
07/12/24 20:53:19 Jf7O1XHz
>>525
じゃあサンタ帽だけつけて良いよ
で、その格好で
薬局やコンビニでコンドーム
買い占めて穴開けてカップルに
配って来てね

528:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:10:32 RjN8cfC5
.  / / /// ./ /  /j  / // 〃!|| | ||ll| | | ヽヽ ヽ   |     |       |,  -─- 、    /

  i  l l l l ll  l /!.| ,! / | /゙!゙"゙"゙"゙ll| | |  !㍉ヾ゙r、,__.l  ,. -‐''´ ̄`ーァ'"´        ヽ、/

  l  !. | | | |l  | || li |/| l| ! |     l! ! | |  |ミミヾ,| .l7lー‐- 、                __/

    | | | | |l  l. _lki'l |! l! l+-l、_  ,j l/,!.l  |三ニ、jイ l l三ヽ |             r'´        _

    l i l l lヽ, i´ !_i!ヽl l l!   __ `メノl !l !  |=、ニ/ ! l/ヽ== 、-‐'"´ ̄ ̄`ヽ、   /        /

       ヽヽ ヽ ヽ,r=ミ !    ,. ==ミ、 /// j l、 }彡r'、\ \ l㍉、 ̄`丶、    \ /         |

  ,. -─-、ヽヽヽヽ!::::::::: , /    ::::::::::: `/// //'∠ !_{,l、 \ヽヽ, |  !l ̄`ー-、`ヽ 、 /  __         l、

/,r‐,=≧--‐'´__.',     ___      /ノ/ //´ヽj \ ̄ ̄二>‐、-!!,_   \ r'´ /ヽ l        | l

/rチ'"´ _,ィャヶ'´rt‐\.  l'´ !    ///./  /   lヽ/'´ ̄  | ヽ,  `ヽ、 \‐'   } |   r !  lノ l

/_,.ィ=彡/   l !   \ ー'       /  /  /  //      l、 ヽ,    \ ヽヽ  lノ   / 」/  ヽ

12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は

1年間で最もセックスをする人の多い「性の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくセックスをしています。

普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もセックスをしています。

貴方が片想いしているあの綺麗な女性もセックスをしています。

貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくセックスしてます。

貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にやられています。

貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつでヒィヒィ言っています。



            地  獄  開  始

529:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:13:16 a5f65N4r
ズルズル
       o
      ▼/)
     ̄ ̄|/■

12月31日の午後6時から午後12時までの6時間は
1年間で最もそばを食べる人の多い「そばの6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくそばを食べています。
普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もそばを食べています。
貴方が片想いしているあの綺麗な女性もそばを食べています。
貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなく外でそばを食べてます。
貴方と別れたあの娘も貴方がその娘と食べたそばを別の男と食べています。
貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま煮えたぎるそばをヒィヒィ言って食べています。
すべてを諦めましょう。そして、ともにそばを食べましょう。

530:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:16:23 adBqbRax
12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は

1年間で最も修羅場をする人の多い「修羅場の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなく修羅場をしています。

普段はあどけない顔して世間話してるあの娘も泥棒猫と戦っています。

貴方が片想いしているあの綺麗な女性も鮮血をしています。

貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなく修羅場してます。

貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にストーカーされてます

貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつで鋸でNiceboat言っています。

531:521
07/12/24 22:46:55 laxv00eq
ネトゲのクリスマスイベントやってたので構想・執筆時間は1時間半くらい。
多分みんなの期待には添えられそうにないので、駄作を絶って名作を待ち続けている人はスルー推奨。
あとギャグものなんで壮絶な殺し合いしか認めないって人もスルー推奨。
最後に読んだ後本棚の嫁を整理してコンビニ行くのも禁止。

532:あるアキバ系男の彼女たち 1/2
07/12/24 22:48:03 laxv00eq
「はぁ、クリスマスだってのに俺に居るのは二次元の嫁だけか・・・」

大好きなあの人はコートを着込むとPCの電源を落とし最後に部屋の灯りを消す。

「いやいや、フィギュアもある意味三次元!・・・虚しい、さっさとコンビニ行ってこよう」

そして私たちの愛の巣であるアパートの扉から出て行き、鍵を閉めました。

そして人間が誰も居なくなったこの空間は私たちの世界となります。



「ご主人様・・・」

誰もいないはずの暗いアパートの部屋から聞こえる呟き。
それを発したのは人間ではなく、人間を模して作られた人形(ヒトガタ)でした。

本のない本棚に佇む女の子は、西洋風の甲冑を着て剣を手に持った少女。
"戦乙女ヴァルキリー"        ・・・のフィギュア。それが彼女です。

「そう、去年は"制服少女シリーズNo04"だったけど、今年は負けないわ!」

そう言ってヴァルキリーは手に持った剣を無造作に薙ぎ払い、一緒に並べられていた
フィギュア・食玩・プラモなどに斬りつけ始めました。

「毎年12/24にご主人様はいつも"私たちのうち誰か"とケーキを食べるところを
 デジカメで撮影して画像掲示板に投稿する、即ちそれを果たせばふたりは公認カップル!」

端から見れば負け組みの自虐も交えた精一杯のネタも、彼女たちにとっては聖なる夜のようです。
なお去年の覇者制服少女シリーズNo04は次の日に嫉妬に狂った他の彼女たちに破壊されてます。
逃げ惑うガシャポンのガンダムを50体ほど無双したところで、突然ヴァルキリーの足元に
何本もの手裏剣が突き刺さりました。

「何者!?」
「"くノ一シリーズNo02"参上!お館様の愛は私の物よ!」

と叫びながら隣の本棚から飛び掛ってくる露出度の高い忍装束を着た女の子。
よく見ると部屋中で戦いが繰り広げられています。

ガンプラが撃ったビームをメイドさんフィギュアが箒で受け止め、戦艦プラモの46cm砲を受け
四散する歴代戦隊ヒーロー食玩たち。
タッグを組んだらしいバイクプラモに乗ったライダーフィギュアの突進から逃げ惑うキン消しに、
萌え司令官るーでるに率いられ一糸乱れぬ行動でZOIDSを駆逐していく戦車食玩。
40cm近くあるゴジラのフィギュアに体当たりを敢行する猫耳少女たちに至っては地獄絵図です。

533:あるアキバ系男の彼女たち 2/2
07/12/24 22:48:58 laxv00eq
「"巫女さんシリーズNo1"前からあんた気に入らなかったのよ!」
「そんな弾速の遅い武器なんて当たらないわよ"戦闘工兵隊12"!」
「抜き手!中段蹴り!正拳突き!回し蹴り回し蹴り、必殺昇竜拳!」
「ぐるるるるるるる!がおーっ、放射能熱線!!」
「奥義分身の術!拙者の動きが見切れるか!?」
「うわっ、本当に見分けがつかない・・・って、片方シークレットの色変えverじゃん!」
「おーぷんげっと!」「ぱいるだーおん!」「れっつこんばいん!」「れっつぼるといん!」
「くらえエアシューター!」「タイム連打連打連打!うわっ、竜巻相手じゃ意味がない!」


・・・・・・・・・・・・そして小1時間後。
死屍累々と横たわるフィギュアなどの残骸。
そして数え切れぬほどの残骸を積み上げられた山の頂点で佇む一体の少女。
身体中にヒビが入り今にも崩れそうなボロボロな状態ですが今年の勝利者は彼女のようです。

「うふふ、あはは、あーっはっはっはっは! これでご主人様の愛は私の物よ!
 昨日までご主人様のお気に入りだったアイツも、毎週シリーズが増えるアイツも、
 パテで衣装を制作して貰ったアイツも!お友達に『嫁』と自慢していたアイツも、
 憎いアイツも殺したいアイツもマッチで燃やしたいアイツもシンナーで溶かしたいアイツも
 アイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツも、もういない!」

「私だけがご主人様の『お嫁さん』なのよ!」

彼女の乾いた笑い声が木霊するアパート。
そのとき机の上から彼女と最後まで戦った戦車の残骸が落下して、その拍子に偶然下にあった
TVのリモコンの電源スイッチを押す。

「・・・でした。さて、次のニュースをお伝えします。たった今起こったニュースのようです」

誰も居ないはずのアパートに鳴り響く乾いた笑いのキャスターの声。

「・・・区在住の男性が、コンビニで女性に包丁で刺され亡くなりました」

TVに映し出されているのは淡々と原稿を読むキャスター、と彼女たちの良く知る人物。

「容疑者の女性は取調で『私は彼を世界一愛していたのに、彼はフィギュアを買ってばかりで
 私の思いに気付かない。だから殺せば身も心も私の物になると思った』と供述しており・・・」

パキッ と音がしてダメージで自重に耐えられなくなった彼女の身体が崩壊したときも
彼女は最後まで笑い続けていた。

534:521
07/12/24 22:50:16 laxv00eq
投下終了、それじゃ俺は本棚の嫁整理してコンビニ行って来るわ。

535:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:12:41 Ou/lBbdV
激しくスレ違い
過疎の隙間を付くような姑息なヒーロー志願者はもうゲップ

536:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:23:59 ie8yUKfX
ところでお前等ラーメンといえば何よ?
俺味噌ね

537:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:29:27 yTKUtRps
避難所も完全に沈黙したか
やっぱ、あっちにカキコすると二度とこちらに投下できなくなるってルールが効いたな

538:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:34:56 5tx6NC6q
>>536
俺豚骨醤油

539:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:51:47 OCIH8de8
>>536
塩です!

>>537
勝手にルール作ってんなカス


540:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:01:54 x8Ku5Ro/
>>533
即興乙です
さっき某ギャルゲースレで画像うpしたところだww…orz

541:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:06:53 XZc661hC
>>534
OK、よくやった
ただ、次はもーちょい笑わしてくれると嬉しい

542:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:10:00 SMj5KyCl
>>534
GJ
明日からフィギュア集めることにするわ

543:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:24:17 LR24nLQu
>>536
ニンニクラーメンチャーシュー抜きで

544:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:24:50 oQUbgYnk
んじゃ今度は俺がちんたら投下するよ
即興ショートストーリーです

545:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:26:58 oQUbgYnk
「…うん、大丈夫。そっちはどう?
……そう、それなら6時に公園の噴水の場所で。遅れないでね?
…うん、期待してて。それじゃまたあとで」
電話を切って時計を見ると、時刻は4時を指そうとしていた。
キッチンに戻って作りかけの料理を再開したら、終わるのは5時過ぎ頃になりそうだ。
出来上がった料理は7割りといったところか。
あとはホワイトシチューとローストチキンが出来上がれば完成だ。
よく考えたら、テーブルの上に乗りきれない程の料理を作ってしまっている。
二人だけじゃ食べきれない量を作ってしまったけど、彼の喜ぶ顔を想像したら
つい張りきってしまったのだ。
この日のために一ヶ月も前から必死に練習してきたのだ。味は今までで一番上手く、美味しくできている。
彼の顔を思い出し、喜ぶ顔を想像するだけで幸せな気持ちになれる。
付き合って三ヶ月目になるが、時が経てば経つほど彼の事が好きになっていく。
彼の喜ぶ顔が見れるならなんだってできる。
彼に尽す事が私の生き甲斐と言っても過言ではない。

ローストチキンをオーブンに入れてスイッチを押す。シチューはあと30分ほど煮込めば出来上がる。
その間にテーブルのセッティングを少しずつ済ませてしまう。
白いテーブルクロスに白い皿。シルバーのナイフとフォークにワイングラスを二人分。
あとは料理を盛り付ければ完成だ。
数時間後の光景を想像すると、自然と頬が緩む。
今夜、私は世界で一番幸せになるだろう。
世界から祝福される―世界中の幸せを少しずつ分け与えられ、
そして私も世界中に幸せを贈る。
言い過ぎかもしれないが、今の私は本当に幸せなのだ。

クリスマス―世界中が幸せになる日。
嘘っぱちだと思っていた。普段より賑やかなだけのただのイベントだと思っていた。
騒がしいのが嫌いな私はクリスマスがああまり好きじゃなかったけど、今は感謝している。
クリスマスのおかげで私は今幸せなのだ。今までの人生で一番幸せかもしれない。
この喜びを誰かに伝えたい。だが口にするのは彼にだけだ。他人に伝えたらこの喜びが薄れてしまうかもしれない。
オーブンからローストチキンの芳ばしい匂いが漂ってきて我にかえる。
慌ててシチューを確かめに行くが、どうやら大丈夫だったようだ。
この特別な日に料理を失敗するわけにはいかない。彼には最高の料理を食べてもらいたいのだから。

546:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:29:29 oQUbgYnk
彼―啓祐(けいすけ)とは高校に入学してからの付き合いになる。
親友の優香里の幼馴染みということで紹介された。その頃は何処にでもいるただの男子としか思わなかった。
私は人見知りするタチだったのだが、人懐っこい啓祐の性格と
世話焼きの優香里のおかげで私はすぐに啓祐と仲良くなれた。
啓祐と優香里はいつも一緒だったせいか、自然と3人でいることが多かった。
私は二人が付き合っているものだと思っていたが、二人は幼馴染みのせいか友達以上恋人未満―つまりは親友のようなものだと
照れ臭そうに、誤魔化すように言った。
私から見れば二人がお互いのことを好きだということがみえみえだった。
恐らくは、近すぎる故にもう一歩が踏み込めない。
長年の幼馴染みとしての付き合い。親友としての付き合い。壊したくない関係。
告白をして、もし断られたらもう元の関係に戻ることはできない。
二人はそれを恐れてあと一歩が踏み出せないという関係だった。
私からすれば、なんて初々しい恋愛だろう、としか思えず二人を見守るように眺めているしかなかった。
まるで臆病な子供だ。お互いの気持ちを察しているんだから勇気を出して告白すれば良いのに
とお互いに言った事もある。
答えはいつも同じだった。
「まだこの関係でいいから。この関係を壊したくない」
私は二人にアイアンクローを何回かましたか覚えていない。

高校2年の冬頃だろうか。私は気が付いたら啓祐が好きになっていた。
親友とまで呼べる関係にまでなり、二人きりで遊んだこともあるし
恋の相談を何度も受けたこともある。
啓祐のことを知れば知るほど好きになっていったのだ。
私は自分の気持ちに気付いた時に愕然とした。

―どうして親友を好きになってしまったの?
―どうして親友の好きな人を好きになったの?

答えなんか出るはずもない。好きになってしまったのだからしょうがない。
自分の感情に文句を言っても仕方なかった。
私は悩みに悩んだ結果、一計を案じた。

「私、啓祐君のことが好きなの。だから優香里が告白しないなら私が告白してもいい?」
この一言をきっかけに優香里は啓祐に告白をして二人は付き合うことになった。

547:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:30:22 oQUbgYnk
私は祝福した。優香里が私の意図に気付いたのは二人が付き合う事を報告しにきた時だ。
祝福は嘘ではない。
私は二人を失いたくなかった。
啓祐は優香里が好き。
優香里も啓祐が好き。
私が啓祐に告白してもフラれるのは明白だったし、優香里との友情も失うことになる。
恋と友情の二択―私は友情を選んだ。
―いや、選ぶしかなかった。報われない恋だと諦めたのだ。
結局のところ、一番臆病だったのは私だったのだ。

それから私は二人から少しずつ距離を置いた。
二人の邪魔になるからと、二人の幸せを見たくなくて少しずつ離れていった。
それでも二人とは変わらず親友のままだった。
私は胸の奥をえぐられるような痛みを抱えたまま二人との関係を続け、そして私達は高校を卒業した。

548:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:31:59 oQUbgYnk
二人と別の大学に進んでしばらく経ってから、啓祐から悩みを相談された。
啓祐は大学で優香里は専門学校に行き、少しずつ連絡が途絶えだした頃だ。
久しぶりに会った啓祐は少し痩せていた。疲れたような顔で笑う啓祐を見た時、私の胸の奥が再び痛みだした。
相談の内容は優香里のことについて。優香里から相談を聞いていたから察しはついていた。
別々の学校になってからの優香里は人が変わったように嫉妬深くなった。
大学のサークルの飲み会から帰った時に、知らない女性の匂いがしたと言い出した頃かららしい。
それは飲み会の席で隣に座ったのが女性で、飲み潰れたのを抱えて送っていったのが理由らしい。
今までにない怒りかたをした優香里はその頃からおかしくなりだした。
啓祐を束縛するようになり、女性の会話をするだけで激怒するようになった。私の話でもらしい。
メールの件数が異常なまでに増え、返事がないと出るまで電話をかけ続ける。
怒った優香里をなだめて、泣いた優香里を慰めて、すがりつく優香里を抱きしめて、
そしてまた怒りだす優香里をなだめるの繰り返し。

優香里からは聞いた事のない話だった。私は話を聞いているうちに、優香里に対して沸々と怒りが沸いてきた。
―暗い憎悪と嫌悪。そして嫉妬。
胸の奥深くに閉まっていた負の感情。
私が好きな啓祐と付き合ってるのに、今度は彼を束縛して苦しめるなんて許せない。
優香里はもう充分幸せになったんだ。これ以上彼を苦しめるな。私を苦しめるな。
憎い―憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
もう優香里なんか親友じゃない。友達じゃない。
優香里は害虫だ。病原菌だ。彼の心を蝕む糞以下のなにかだ。

身体中を負の感情が駆け巡る。
脳から全神経、髪の先から爪の先まで「それ」が巡りきった時、私は決意した。

549:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:33:24 oQUbgYnk
私は彼と積極的に会うようにした。
名目は悩み相談と愚痴を話せる相手。ストレス発散の遊び仲間として。
私と啓祐の共通点はいくつもある。
酒が飲める。大学生同士で大学の話ができる。高校の頃の話ができる。趣味が同じ。
会う回数を重ねるごとに啓祐の笑顔は増えていった。
デートの様に買い物や遊びをするようになった。
啓祐と私は親友なんだから問題ないよ。これは浮気なんかじゃないわ。優香里と私は親友だもん―滑らかに言葉が出た。
昔のように笑う啓祐は次第に優香里の話をしなくなっていった。私と会う時はしないようになった。
週に一度の逢瀬は徐々に私達の距離を詰めていった。ゆっくりと、ゆっくりと。

そして決定的な事が起きた。
私と啓祐が会っているところに優香里が現れたのだ。
久しぶりに会った優香里は別人だった。目は赤く充血し、肌は荒れて体は痩せ細り、昔の面影は少しも残っていない。
あれほど綺麗だった優香里が、あれほど輝いていた優香里が、あれほど幸せそうだった優香里が―。

優香里は私と啓祐を見て幽鬼のような顔で、
「なんで綾が啓祐と一緒に居るのよ!!
啓祐が私の彼だって綾は知ってるでしょ!?
ねぇ啓祐、なんで綾と一緒にいるの? 答えてよ!?」
啓祐の詰め寄るように向かってくる優香里の前に私は立ちはだかる。
ここが正念場だ。失敗は許されない。

550:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:34:48 oQUbgYnk
「私ね、啓祐君のことが好きなの。愛してるわ。
ずっと前に優香里に言ったわよね?」
「だからなによ!? 啓祐は私と付き合ってるのよ。人の彼氏を横取りする気?」
「啓祐君を苦しめておいて彼女面しないで。啓祐君が優香里のせいで
苦しんでいるのが分からないの?」
「バカ言わないで。私が啓祐を苦しめてるって? そんなわけないじゃない。
だって私は啓祐を愛してるのよ。変な事言わないで!」
顔をグシャグシャにして叫ぶ優香里の顔は醜い老婆にしか見えない。
人はここまで変わるのか。人はここまで醜くなるのか。
いや、嫉妬に胸を焼かれた私の顔もきっとこんな醜い顔をしていたのかもしれない。
私は振り返って啓祐を見る。
啓祐は困り果てた顔で私と優香里を見ている。
そんなみっともない顔をしないでよ。そんな情けない顔は啓祐には似合わないよ?
「啓祐君。私は啓祐君が大好きです。ずっと前から好きでした。
私と―付き合ってください」
言いたくて言えなかった言葉。初めての告白。胸に閉まっていた言葉。
心臓の鼓動が激しく鳴って胸が張り裂けそうになる。
啓祐と見つめあって返事を待つ。
後ろから優香里の怒声が聞こえてくるが、今は小さくしか聞こえない。
啓祐は固く結んでいた口をゆっくりと開き、
「―俺も綾が好きだ。俺でよければ―いや、俺と付き合ってください」

それからの事はあまりよく覚えていない。幸せ過ぎて思考が停止していたのだ。
あとから聞く話だと、泣き叫びながらすがりついてきた優香里に
啓祐は別れようと告げ、優香里を置いて私達は啓祐のマンションに行ったらしい。
私の記憶はうろ覚えであちこち記憶が飛んでいたが、優香里の顔はよく覚えている。
絶望して奈落に突き落とされた亡者の顔だった。
涙を流しながらみっともなく口を開き、膝をついた敗者の顔。
私は優香里のその顔を思い出すと少しだけ胸が痛んだ。
でも啓祐の腕に抱かれる喜びに比べたらそんな痛みは路傍の石のようなものだ。
そのうち優香里の顔を思い出しても胸が痛むことはなくなった。

三ヶ月前の出来事。私が幸せになった日の出来事。
私は啓祐の彼女になった。

551:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:35:40 Sx+iV6/i
塩バターにきむちもいいぞ?

552:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:36:02 oQUbgYnk
マンションから出て公園まで歩きで15分。待ち合わせの時間より少し早くついてしまった。
12月の夕方は夕方とは言わないんじゃないかと思う。
5時を過ぎると外は暗くなり、6時になるとすでに真っ暗だから夜と言ってもいいと思う。
街灯の光は頼りない。それでもクリスマスを祝う沢山のライトが闇を照らしてくれる。
無数の色鮮やかで綺麗なライトは地上に降ってきた星のようだ。
まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったんじゃないかと錯覚してしまう。
公園の中心にある噴水は虹色の光でライトアップされている。
噴水の水がライトの光を反射して、幻想的な光景に思わず目を奪われる。
噴水の前のベンチに腰を下ろす。ヒンヤリと冷たいベンチも、目の前の綺麗な噴水を見ているせいかそれほど苦にはならない。
ふと周囲を見渡すと、公園には誰もいない。
時間帯のせいもあるのか、それとも外は寒いからなのか、公園には私だけしかいない。
まあこの幻想的な雰囲気を独り占めできるのも悪くない。
啓祐が来たら二人でゆっくりとこの雰囲気を楽しむのもいいかな。
ぼんやりと噴水を眺めていると、コートのポケットの携帯が震えだした。
(あっ、啓祐かな?)
立ち上がってポケットに手を入れると、突然背中に何かがぶつかってきた。

ドンッ―

軽い衝撃。その次に何かがぶつかった場所が熱くなる。
訳が分からずに背中を左手で触ると、指に冷たくて硬いモノが触れた。
指に何か液体のようなものがついて、なんだろうと指を見ると、赤い液体が手にベットリとついている。
「―えっ? なに、これ…?」
背中に何かがぶつかって、指に硬いモノが触れて、それで、なんで手がこんなに赤いの―?
「ふっ、ふふふ…うふふふ…」

突然、背後から笑い声が聞こえてきた。
驚いて首を反らせて振り返って見ると―。

553:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:37:13 oQUbgYnk
「ゆ…優香里?」
「うっふふふふふ…メリークリスマス、あ~や」
首を反らせて背中を見ると、久しぶりに見る優香里が笑顔で屈んでいた。
優香里は背中に隠れるように、見下ろす私を見上げるように屈んでいる。
「優香里…どうしてここに……?」
「うん、ちょっと泥棒猫を退治にね?」
優香里はそう言って私を突き飛ばすように押してきた。
突然の事に驚きながらも二、三歩つんのめるようにして前に足を運ぶが、何故か足に力が入らずに私は倒れてしまった。
私は噴水の前に倒れこみ、優香里に文句を言おうと立ち上がろうとするが、何故か身体中から力が抜けていく。
(…あれ? なんで? なんで立てないの?)
横に寝そべるように倒れていると、今度は腹部に衝撃がきた。
あまりの痛みに口から内臓が出そうだ。呼吸が出来なくて苦しくて涙が溢れる。
「メリークリスマスってさぁ、ベリー苦しみますって昔誰かが冗談で言ってたわよね?
あれって誰だったかしら? 私の記憶だと、お笑い芸人が言ってたのよね」
さっきまで私の背中の方から聞こえてきた優香里の声が、今度は上から聞こえてくる。
楽しそうに世間話をするように話かけてくる優香里を見上げて私は気づいた。

優香里が私のお腹を蹴ったんだ。
冗談抜きで、おもいっきり。
倒れていると、今度は意識が朦朧としてきた。
どうしてこんなことになったのかが不思議で優香里を見上げると、優香里の左手には赤い何かが握られてる。
噴水のライトが当たらずに暗くてよく見えない。
目を凝らして優香里の手に握られてるモノを見ていると、
「あっ、コレ? これね、よく切れるのよ。
さっきもブッスリ綾の背中にも刺さったし、ホント良い包丁だわ。
魚を捌くの苦手だからあんまり使ってなかったんだけど、意外なことで役に立つもんだよね」

554:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:38:16 oQUbgYnk
優香里の手に持っているものがライトに照らされる。
優香里の左手に握られてるモノは、魚を捌くのに使う「刺身包丁」だった。
包丁は刃の半分まで赤い液体で濡れていて、包丁の先から赤い雫がポタポタと落ちていく。

(ああ、そうか。優香里があの包丁で私を刺したんだ。
それであの赤い液体は私の血なんだ…)

段々と意識が薄れて行く中、優香里が私の肩を足で押して私は仰向けになる。
空は雲に覆われて星が見えない。
その代わり、白い雪が星のように空から降ってきている。
「…ホワイト…クリスマスだ。ねえ、優香里?
どう…して今日なの? どうして、私は殺されな、きゃいけないの?」
優香里は答えない。
さっきまで笑顔で雄弁に喋っていた優香里は無表情で私を見下ろしている。
「嫌だよ…私まだ死にたくないよ……
今日って、クリスマスだよ? こ、これから啓祐と、幸せにな、なるんだよ?
ねえ、優香里……私、死にた」
包丁でお腹を刺された。
腹部と背中の激痛で声が出ない。
咳き込むと口から血が溢れた。
口の中が血の味でいっぱいになる。嫌だよ。まだ死にたくないよ。
「啓祐は私のモノよ。アンタなんかに渡さないわ。
薄汚い泥棒猫はここで薄汚く死ぬのがお似合いよ。
うふふ…あっははははははははははははははははははははは」
優香里は笑いながら何度も私のお腹を刺す。何度も何度も何度も何度も。

痛みがなくなり、体が動かなくなる。嫌だ。
嫌だよ。嫌だ。まだ死にたくない。死にたくないよ啓祐―。

頬に雪が触れて冷たい。明日は雪が積もるかもしれない。世界中が幸せに溢れるかもしれない。

私だけをおいて――。

555:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:38:46 oQUbgYnk
投下終了です
以降投下ラッシュが発生に10ペリカ!

556:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:39:31 bp09mB1s
>>551
ネギ塩ラーメンだろやっぱ

557:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:41:50 8V1UaGA4
GJ!
良いもの見させてもらいました。

558:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:48:46 xhVj8Ehj
ん~、なんかこのまま終わっちゃうのは・・・
綾が死ぬにしても彼氏が現場に現れて欲しかったな。


559:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:49:26 pnUfaQQX
俺はシーフードヌードルミルク味かなあ・・・
案外なんでも合うよ牛乳入れると

560:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:52:04 F0X8iRWO
投下後2分で感想レスって・・・w
こんなあからさまな自演見たこと無いwwww
どんな速読なんだよw

561:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:59:40 Se1pX9tL
またコピペかよ、能がないなぁ
どっからパクってきたんだ

562:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:11:35 HaKJLXrj
クリスマスに照準合わせてたんだろうなぁ
どうしようか迷った挙げ句の投下なんだろうけど
なんか「やっちまったなぁ」ってのが正直な感想
どうせなら避難所に投下してあげればよかったのに

563:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:18:40 lmYMTiSu
>>555
何という全速力ストレート
やっぱり背後からブスリってのが修羅場の醍醐味ってもんですよ
GJで御座いました

564:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:57:43 oQUbgYnk
えっ?ちょっと待って!?
>>561>>562にいろいろ言いたいのは放っといて投下ラッシュは?
だってクリスマスだよ!?投下大会だよ?えっ?マジで?
みんな彼女とイチャイチャチュッチュかよ…

……サンタ探しに行くわ。うん、ちょっとボコりに

565:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:10:18 8V1UaGA4
>>560
リアルタイムで更新しながら見てたからな、普通だろ。

566:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:34:49 wV5S1U1f
まあ人の尻馬に乗っての投下しか出来ないようなヘタレだしな・・・
つぅかいちいち人の顔色伺ってんじゃねぇよ
誘いうけ&きもい馴れ合いレスに生理的嫌悪感催すんだが?
うざいうえにつまらねぇんだよ
クリスマスになんなんだお前は・・・

567:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:38:20 KBPYHFyi
マジで痛いバカのいるスレはここですか?

568:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:40:14 EloaK+e3
今日が終わるまではクリスマスなんだよね……

569:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:41:41 iDjdNcyJ
クリスマスが終わったら安くなったケーキ買うんだ…

570:名無しさん@ピンキー
07/12/25 05:47:50 lmYMTiSu
俺はクリスマスにこんな板にはりついてるお前等に
少々の生理的嫌悪感とどうしようも無い愛しさを感じる
メリークリスマスお前等・・・俺

571:名無しさん@ピンキー
07/12/25 09:06:31 oYWydRyc
なれ合いレスうぜぇ
特に投下した奴のID変えないレスきもすぎ
死ね

572:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:05:03 2Z6zpiNZ
即興とか言ってクリスマス投下を狙って書きためてたの見え見えなんですがw
お盆過ぎたあたりから必死で書いてた分、思い入れも強いんだろうけど

まさかスレがこんなことになっていようとは、書き始めた時には思いもしなかったよな

573:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:49:42 M8awRXym
クリスマス……

クリスマスと言えばケーキ。
ケーキと言えばナイフ。
ナイフ……と言えば、修羅場。

574:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:54:04 SMj5KyCl
>>570
今日はカップルがいちゃいちゃしているのを心の中で祝福したり
修羅場ったりしているのを見て心の中でニヤニヤして過ごそうか…

575:名無しさん@ピンキー
07/12/25 13:54:04 b6wCQojr
いちゃもんつけてた奴らはクリスマスの深夜に特に荒れがひどかったというのを見ると、
今までの職人への嫉妬っぷりも許せるような気がしてくるから人の気持ちというのは実に簡単なものである気がしてきます

576:名無しさん@ピンキー
07/12/25 13:57:57 8LHdH8iD
あの時間にこのスレにいたって事はソーユーことだもんな

577:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:38:09 oQUbgYnk
しかし即興じゃなきゃ即興と書かないわけなんだが
俺のクリスマスの4時間の努力はなんだったんだろう…
初めて荒らしを○したいと思った性夜の夜

578:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:45:22 b6wCQojr
>>577
タイミングが悪かった。荒らしをスルーしようとしてるのかSSに嫉妬したのかなぜかラーメントークが始まったりな。
ラストの締め方がきれいで一気に引き込まれたぞ。

579:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:58:24 oQUbgYnk
>>578ありがとうよ…

やっぱりタイミング悪かったか…
しかし悔しいから今夜リベンジしようかと思ったりする

580:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:02:00 SMj5KyCl
>>579
是非とも頼む
何と言っても今日はクリスマスですから
これ程嫉妬が似合いそうな日は無い

581:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:05:29 pSox8t04
>>577
荒らしも一人でさびしかったんだよ・・・。大きな気持ちで許してやろうぜ!

582:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:16:53 b6wCQojr
というわけでよい子は静かにクリスマスプレゼントを待つのです。
それは昨日だろなんてツッコミは聞こえないのです。

583:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:24:27 oQUbgYnk
んじゃちょっと頑張ってみようと思うが仕事終わるのがいつになるやらわからん
昨日かなり全力で頑張ったからネタも思いつかない

なんでどんな内容がいいか教えてください
できれば軽いプロットか設定みたいなのを書いてくれれば嬉しい

584:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:27:50 b6wCQojr
無理しなくていいぞ、昨日あれだったからちょっと間を置きたいだろうに。思いつかないときに無理に考えなくていい。

585:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:38:14 oQUbgYnk
>>584
お前の優しさに全俺が泣いた

んじゃ18時までになんもなければ今日は止めときます

586:名無しさん@ピンキー
07/12/25 16:25:57 ngiflgAT
もう、このスレはダメだな
まともな作品の一つも投下されることもないだろうね

587:名無しさん@ピンキー
07/12/25 17:23:39 3dbTcnmk
>>586
といわれると逆に書いてみたくなる。
・・・・・・後6時間強か。




間に合わなかったらごめんね。


588:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:24:59 1iPuN5+m
実はもう書いてあるSSを投下しようとウズウズしてるの見え見えだよw
なんか「4時間」を殊更に強調したがっているようだけど、
そんなに時間かけた結果があの出来だというのなら見込みはないよ
書き手は止めといたほうがいい
肩の力を抜いて一緒にラーメンの話でもしていようぜ

そうそう、SSの中にリアルタイムのニュースとかを無理に盛り込んだりする小細工はしなくていいよ
余計に惨めになるだけだから

589:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:27:24 Dsufqt0y
うんっこおおおおおおおおおおおおwwwwww






















うんこっこw
コレ忘れてるぞw

590:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:59:21 oQUbgYnk
なんもなかったけど書けるネタ思いついたから帰ったら書きます

つまり>>588は俺に投下するなと言いたいのか?
そりゃ無茶な相談だ。俺は>>580->>582とその他の住人のために投下する

591:名無しさん@ピンキー
07/12/25 19:28:49 0T3zp4GP
ま、何事もほどほどに

592:名無しさん@ピンキー
07/12/25 19:42:02 2L1NDl/i
荒らしも現実で充実していないのか昨日、今日は勢いがあるなw
長い目で見守っていこうぜ。

593:名無しさん@ピンキー
07/12/25 20:02:08 oj5NN+6U
せめて、SSを書いて現実から逃げたらいい

594:名無しさん@ピンキー
07/12/25 20:58:17 UxkL+28X
>>590
惚れた


てか荒らしが来てから結構経つよね、よく飽きないでコツコツ荒らせるもんだ 

595:名無しさん@ピンキー
07/12/25 21:50:38 8LHdH8iD
荒らし自身もだいぶ飽きてきたって感じがするけどな
住人の反応も適当になってきたし

596:名無しさん@ピンキー
07/12/25 22:22:44 gesoEbwZ
ぶっちゃけ羽虫とかが現れ始める頃は躍起になってやっつけたりするけど
だんだん慣れてきたらどうでもよくなってくるのといっしょ

597:名無しさん@ピンキー
07/12/25 22:58:40 8LHdH8iD
ああ、夏のセミとかみたいな

598:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:55:09 3dbTcnmk
間に合った・・・・・・投下します

599:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:57:30 3dbTcnmk

 今日は12月24日。
 街は煌びやかなイルミネーションで彩られ、そこかしこからクリスマスムードが溢れ出す中、恋人たちが愛を交し合う。
 幸運なことに、そんな特別な日を共に過ごす予定の恋人が僕にもいた。
 付き合ってもう一年になる、美人で、性格がよくて、大学でも一二を争うくらいの女の子――白井さんだ。
 当初は、そんな彼女とクリスマスデートでもしようかと計画していたが、彼女がまとまった時間がどうしてもとれないということで、夜から僕のうちでパーティーをすることになっていた。
 「ごめんね、ごめんね」としきりに謝る彼女に、準備をして待っているからなるべく早くおいでね、と答えたのは一週間ほど前だったか。
 申し訳なさそうに、けれどどこか嬉しそうな表情で頷いた彼女の表情は、今でも僕の中で鮮明に残っている。

 クリスマスを一緒に過ごそうとするのは二度目になる。
 一度目、一年前のクリスマスは、二人がまだ付き合い始めたばかりの頃だった。
 ――その時の思い出は、あまり思い出したい類のものではなかった。
 その時のことを思い出す度、僕は胸が締め付けられるように苦しく、切なくなり、自責の念に囚われ続けていた。
 彼女もまた、そんな僕を見て気まずそうな表情を浮かべ、そしてその瞳に僅かな嫉妬の炎を揺らめかせていた。
 だからこそ、僕は今年は二人にとって最高のクリスマスにしたかった。
 白井さんにとっても、僕にとっても最高の、思い出したとき幸せな微笑を浮かべられるようなものになるように、と。
 約束通り、室内は街の装飾ほど華美ではないものの、色とりどりのレースやライトで飾り付けられ、それなりに華やかで楽しげな雰囲気を醸し出している。 
 美味しそうな料理やケーキなんかもテーブルの上に並び、後は彼女の到着を待つだけ、といった感じだった。


 そして今現在。僕はその部屋にて一人馬鹿みたいに立ち尽くしている。
 手に持った携帯電話から何やら大声が聞こえてくる。
 主治医と名乗った男性が、先程から何度も「落ち着きなさい」「必ず見つけ出すから」「もう直ぐ戻ってくるかもしれない」といった類の科白を連呼しているからだろう。
 だが、その声は僕の耳には入ってきても頭にまで入ってこず、単なるノイズとして処理されていたのだった。
 携帯から呼びかける声に反応する余力などない。
 僕はただ、崩れ落ちそうになる体を支えることだけで精一杯だったのだから。

 この瞬間、僕の脳が理解していたことは一つ――妹が施設から逃げ出したということだけだった。


 そう。ここまで言っていなかったが、僕には妹が一人いる。
 彼女の名前は可憐。
 その名の通り、まるで一輪の花のように清楚で、可憐な少女だ。それだけでなく、彼女はとても優しく、知的で、周囲の人望も厚く、そしてその事を鼻にもかけなかった。
 学校の男は妹のを恋心と下心の交じり合った視線で、女は羨望と嫉妬の交じり合った視線でいつも見詰めていた。それほどまでに(兄の僕から見ても)彼女は魅力的だったのだから無理はない。
 そう、可憐ははとても僕の妹とは思えないほどに、正に完璧を絵に描いたような人間だった。

 ―――ただ一点。『明らかに異常なほど兄を慕っている』ということを除けば。


600:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:02:17 f7qbwzrF

 僕もまだ幼かった頃は気にすることもなかった。兄妹間で仲が良いのはいいことだ、と。
 可憐と同じ年頃の妹をもった同級生が、妹への不満を愚痴る姿を見て、何となく優越感に浸ったこともあった。
 周囲もそう思っていたらしく、いつも僕の傍にいた可憐を「本当にお兄ちゃんっ子だね~」などと微笑ましく見守っていた。
 それがいつの頃からだっただろうか。徐々に僕は可憐の自分への好意が単純な兄妹愛などではないのだと気が付きだした。
 確証はない。けれど、彼女の僕に対する態度や接し方を見れば、いくら鈍感な僕でもわからない筈はなかった。
  
 僕も勿論可憐のことは好きだ。可愛くて、素直で、誰よりも優しく、誰よりも僕を慕ってくれる。そんな可憐を嫌うことなど有り得なかった。
 だけど同時に、その感情が妹以上になることもまた、有り得ないことだった。
 僕にとって可憐は妹であり、その一線を越えることは彼女がどれだけ熱望しようとも不可能だったのだ。
 けれど、そんな僕の気持ちとは裏腹に彼女はますます露骨に自分の気持ちを表すようになる。
 そして、それに比例するように彼女の独占欲も日毎高まっていった。
 可憐が必要としていたのは僕だけであり、同時に僕もまたそうであることを彼女は望んでいたのだ。
 そうした可憐の狂おしいほどの愛情と嫉妬心に触れる度、僕はそこから必死で目を逸らし続けていた。

 登下校時に一緒に――手を繋いで、ある時からは腕を組んで――歩き、その途中話しかけようとする女子を恐ろしい眼で睨みつける時。
 僕が風呂に入っているときに自分も一緒に入ろうとしてくる時。
 僕が眠っている間に、いつの間にか同じベッドで眠り、朝嬉しそうに僕の寝顔を眺めていた時。
 バレンタインに僕が貰ったチョコレートを、妹が恐ろしい笑顔を浮かべて全て叩き割ってしまった時。
 その後、恥ずかしそうに手の込んだ手作りのチョコレートを渡され、それを口移しで食べさせられそうになった時。
 ・・・・・・可憐が部屋で僕の服を着て、何度も何度も僕の名を呼び、一心不乱に秘所を弄っていたのを見てしまった時。
 その度に僕は何度も自分に言い聞かせていた。
 これはあくまで一時的なものなんだ。いずれ可憐が恋をして、好きな人が出来たら直ぐに忘れてしまうものなんだ、と。

 ああ――今ここで懺悔しよう。つまり、僕はただの卑怯者だったのだ。
 恐かった。
 可憐の想いに応えることが恐かった。それで彼女が世間の奇異の目にさらされることが。そして、何より可憐のあれほどの愛情を全て受け止めることが。
 可憐の想いを否定することが恐かった。それで可憐が傷ついてしまうことが。そして、何よりそれで自分が死ぬほど苦しむであろうことが。
 そして僕は何も気が付かないふりをすることにしたのだ。居心地のいい、可憐の兄という立場が変わってしまうことを拒否して、必死で鈍感な兄を演じ続け――可憐を苦しめて続けていた。

 一年前の出来事も、結局のところ僕が引き起こしたも同然だったのだろう。


 一年前、僕は新しく大学で新しく彼女ができたことで浮かれていた。
 それまでは妹と同じ学校――可憐の学力なら県内最高の進学校も選択できたのだが、彼女は頑なに僕と同じ平凡な高校への進学を望んだ――だったため、女友達さえ僕にはいなかったのだ。
 ようやく妹の影に怯えることなく、僕は自由に大学で交友関係を広げることができた。
 それまで妹以外殆ど接することのなかった女の子との会話は、僕にとって新鮮で、楽しいものだった。そしてその中で白井さんと出会ったのだった。
 お互いに初めは何でも話せる友人という感じだった。それが一緒に遊びに行ったり、同じ時間を過ごしたりしていくうちに、段々とお互いを意識していった。
 それから暫くして僕は勇気を出して告白し、白井さんは満面の笑顔と共に、僕の想いを受け入れてくれたのだった。

 勿論、そのことは妹には言っていない。
 その理由はさっき述べた、可憐の愛情を直視したくないものが主だったものだ。
 また大学に進学してからというもの、学校が違う為昼間僕に会えない、お兄ちゃんを守れない、と可憐が若干精神的に不安定だったためでもある。
 とにもかくにも、色々考えて、いずれ時期を見て可憐には僕たちのことを話そうと思っていた。
 そうして僕は可憐の目を盗んで白井さんと交際し、関係を深めていったのだった。
 今から考えてみれば、この時可憐は何となくわかっていたのかもしれない。
 昔から僕のことをずっと見詰めていたのだ。些細な、自分で気が付かないほどの微細な変化にも、可憐が気が付いていた可能性はある。

601:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:06:05 8H9i7gnG
なんかキムチ臭いな

602:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:07:47 LbfyULVf
で、一万年はやっぱり半年後にならないと出てこないのか
いなけりゃいないで寂しいようなキモス

603:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:08:37 f7qbwzrF

 そして丁度今日、一年前の12月24日。
 その日の夜、僕は白井さんの部屋にいた。その頃僕は家族と一緒に住んでいたため、マンションで一人暮らしをしてあった彼女の家は丁度よかったのだ。
 もしも泊まりになったとしても酔いつぶれて眠っていたといえばいいと考え、予め可憐には友達と飲んでいると言っておいた。
 デートも食事も終えた僕たちは、彼女の部屋に行き、どちらともなく唇を重ねた。
 そしてそれを合図に、いつものように何度もキスを繰り返し、互いに愛を囁きあいながらベッドへとなだれ込んだ。
 恥ずかしそうに頬を染める白井さんの体を抱きしめながら、僕は胸に手をあて、その豊かな質感を思う存分味わう。
 僕の手が動く度に漏れる彼女の喘ぎ声をもっと引き出そうと、僕がその服に手をかけたときだった。
 
 ドンッ!! ドンドンドンドン!!!
 と、いきなり叩きつけられるような音がドアから鳴り響いた。びっくりした僕が慌てて体を起こすと、
「お兄ちゃん!! そこにいるんでしょう!? 可憐だよ! 開けて、今すぐ開けてっ!! お兄ちゃん、お兄ちゃん!!」
 ドアの向こうから大声でそう呼びかけられた。
 いつもの高く、鈴の音のように澄んだ声ではなく、暗い、ドロドロとした感情が幾つも混じりあった、そんな声色だった。
 お兄ちゃん、お兄ちゃん! と何度も何度も狂ったように叫びながら、ドンドンと物凄い音を立ててドアを殴りつけている。
「どうしてっ!? お兄ちゃんは可憐のことが嫌いなの!? お兄ちゃんに嫌われちゃったら・・・・・・可憐もう生きていけないよ!!
 お願いお兄ちゃん、何でも言うこと聞くからっ、だから、お願いだからここを開けてっ!! 可憐のこと一人にしないで!!」

 白井さんが不安げに僕を見詰め、抱きついてくる。その瞳はドア一つを挟んだ所にあるおそらくは彼女が目にしたこともないであろう狂気に怯えていた。
 その瞬間も一秒ごとにドアを叩く音は激しく、僕の名前を呼ぶ声は大きくなっている。
 流石にその状況下で、自分には関係ないことと無視するわけにはいかなかった。
 それに、こんな可憐を放っておくことも僕にはできなかったのだし。
 意を決して僕は立ち上がると、尚も物凄い音で鳴り続けるドアへと進んでいき、そして震える指先で鍵を外した。
 瞬間――
「お兄ちゃんっ!!!!!」
 ドアが勢いよく開かれると涙声と共にいきなり外にいた可憐に抱きつかれる。
 いきなりのことにどう反応していいのかわからず、戸惑う僕の胸で可憐が泣きじゃくる。
 嗚咽と泣き声で途切れ途切れになっていた彼女の声はひどく聞き取りにくかった。
 それでも、「可憐はお兄ちゃんのことが大好きなのにどうして嘘吐くの?」、「お兄ちゃんはあの女には騙されてるの」、「可憐が絶対に守ってあげる」といった科白は何とか聞き取ることができた。
 そしてその言葉に僕が疑問の声を発するよりも早く、僕に抱き付いていた腕を離し、血走った眼で家の中を睨むと、そのまま土足で室内へ上がりこんでいった。

 あまりの展開に頭がついていかず、僕は僅かな時間放心していた。だが、突如聞こえた彼女の悲鳴に我に返ると、慌てて彼女の元へと走り出した。
 部屋に飛び込んだ僕が眼にしたのは、どこに隠し持っていたのか、その手に包丁を握り締め、恐ろしい形相で白井さんを睨みつけている可憐の姿だった。
「っ!? 可憐、やめろ!!」
 今にも白井さんに向い走りだろうとする可憐を、僕は必死で羽交い絞めにする。そうでもしないと、妹は躊躇うことなく白井さんを刺し殺していただろう。

604:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:08:57 hdt8Da9c
>>601
そこでキムチラーメンなわけですよ

605:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:09:13 f7qbwzrF

「お兄ちゃんっ、邪魔しないで!! 許さない、可憐の、可憐だけの、大事な大事なお兄ちゃんをよくも・・・・・・!! 許さない、絶対に、絶対に殺してやる!!」
 僕の拘束を振り払おうと暴れながら――それでも僕に包丁が刺さらないように注意はしていてくれていたようだった――怒鳴りつける可憐。
 その小さく細い体のどこにそんな力があるのか、物凄い力でずるずると可憐に引きずられる僕は、怯えて固まっている白井さんに今すぐ出て行くようにと大声で呼びかけた。
 それを聞いた白井さんが震えながらも立ち上がり、部屋から出て行こうとするのを見て、可憐がますます激しく暴れた。
 そして一瞬右手の拘束の緩んだ隙を突いて包丁を白井さんに向って全力で投げつけた。
 悲鳴を上げてしゃがみこむ白井さん。間一髪、包丁は彼女の頭上を掠め、バリンと音をたて、窓ガラスを破るにとどまる。
 白井さんが泣きながら必死で部屋から逃げ出した後も、僕はひたすら可憐を押さえつけていた。凶器がなくなったとはいえ、今の妹なら素手で白井さんを殺害しかねなかった。
 
 結局、僕が妹の拘束を解いたのはマンションの住民から通報を受けた警察がやってきたときだった。


 その後、可憐は警察に連れていかれた。
 住居不法侵入や、何より殺人未遂を起こした可憐だったが、未成年ということもあり、幸か不幸か施設に半強制的に入れられることが決定した。
 連絡を受けた僕の両親も、最終的には同意したことだ。
 可憐は泣きじゃくりながら僕と離れたくはないと言っていたが、僕はそんな彼女に対して何もしてやれず、ただ必ず会いに行くからと約束することしかできなかった。
 そして僕はその後両親と同じ家に居辛くなり、逃げるようにして一人暮らしをはじめたのだった。

 一方白井さんは、彼女に合わせる顔がなく別れようとした僕に、
「妹さんのことはもう気にしないでよ。私もあなたも無事だったんだから、もういいじゃない。ね?
 もしどうしてもそういう風に思えない、私に対して申し訳ないって思ってくれているんなら、私がそれを忘れるちゃうくらいに幸せにしてほしいかな・・・・・・」
 微笑みながら僕にそう言ってくれた。

 それから僕は暇さえあれば可憐に面会に行った。せめてそうしてやることが、可憐に対する唯一の償いだと思って。
 可憐は僕が会いに行くたび、ぱっと笑顔を咲かせ、歓迎してくれた。
 施設の中で彼女は暴れることもなく、僕と話していても嫉妬心や執着心など微塵も見せなかった。
 以前のように過剰な愛情を向けることも泣く、また僕を恨み憎むわけでもなく、本当に、まるで昔の可憐がそのまま戻ってきたような樹がした。
 少し前に僕が施設で「白井さんとはまだ付き合っているの?」と可憐が訊ねた際、躊躇いながらもうんと頷いた時もそうだ。
 可憐は少しだけ寂しそうに「そうなんだ・・・・・・」と呟いたものの、特に取り乱すこともなく、それ以降も普通に会話を続けていた。
 やはりあれは思春期特有の精神的な不安定さからくるもので、直ぐに収まる類のものだったんだ、と。
 そしてこの分ならもう直ぐ可憐が施設から出てこれる、と。
 
 そう思っていた矢先、先程施設から彼女の脱走を知らせる電話が入ってきたのだった。


 僕が茫然自失の状態に陥っていたその時、ぷるるるる・・・・・・と、突然家の電話が鳴り響いた。
 飛び上がるほど驚いた僕おそるおそる電話を取る。
 すると、
「もしもし? お兄ちゃん? こんばんは、可憐ですよ? ふふふ・・・・・・こうして電話で話すのって久しぶりだよね」
 そんな楽しげな声が受話器から聞こえてきた。
「か、可憐!? お、お前、どうして逃げ出したりなんかしたんだよ! 今一体どこにいるんだ!!」
「どうしたんですか、そんなに大きな声を出したりして? 可憐は別に逃げ出したりなんてしていませんよ?
 ただ、ちょっとお兄ちゃんにご用があっただけです」
「用・・・・・・?」
「はい。お兄ちゃん、今日は何の日かわかりますか? 今日はクリスマスですよ? 恋人たちは・・・・・・やっぱり一緒にいないと」
「恋人・・・・・・? 可憐、お前何を言って・・・・・・いや、そんなことより、今すぐ施設に戻るんだ!! 僕も一緒に行ってあげるから!」


606:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:10:20 f7qbwzrF
狼狽して思わず上ずる声で怒鳴る僕だったが、特に気にした様子もなく、平穏な――平穏過ぎるくらいの声で答える可憐。
 何故こんなことをしたのか問いただそうかと思ったが、それよりもとにかく施設に戻すのが先決だと考え、僕は一緒に帰ろうと可憐を諭す。
 だが、受話器から聞こえてきた答えは謝罪でも言い訳でもなかった。
「帰る・・・・・・? はい。だから今から帰りますよ。可憐の・・・・・・可憐とお兄ちゃんのお家にね。
 今繁華街の裏通りに居るんです。だからもうちょっとかかっちゃうけど、急いでいくから待っててね。
 あ、そうだ。今年のクリスマスプレゼントは楽しみにしていてくださいね?
 うふふ・・・・・・用意するのなかなか大変だったんですから。気に入ってくれたら嬉しいな・・・・・・」
 至って普通の声で、至って普通でないことを言う可憐。
 はぐらかしともとれる言葉を残し、いきなりぶつりと電話は切れてしまった。

「どういうことだよ・・・・・・」
 僕も何となく可憐の様子が尋常ではないことに、このまま放っておくのはまずいと気付いていた。
 でも可憐の今いる場所も性格には分からないのに探しにいくより、来ると言っている以上ここで待つ方が確実だとは思えた。
 一応施設に電話を入れ、今妹から電話があったこと、様子が少しおかしいこと、家に来ると言っていることを伝える。
 担当の先生もそれを聞き、やや安心した様子で、
「きっとクリスマスになって、どうしてもお兄さんに会いたくなったんでしょう。まだ子供ですし、あまり強く怒らないようにしてあげてください。
 それと連れて来るのは明日でもいいので、今日は可憐さんに付き合ってあげてくれませんか?」
 と話してくれた。

 なるほど。確かにそうかもしれない。
 可憐も寂しくて仕方なかったのだろう。面会だけでは我慢できなかったのかもしれない。
 それを考えるとクリスマス・・・・・・聖夜くらいは我侭を聞いてあげるべきだろう。
 白井さんには悪いけれど、今日の時間は妹に会ってやることにしよう。そう思った僕は白井さんの携帯に電話をかける。
 だが、

「・・・・・・あれ? でない?」
 何回電話をかけても白井さんが出ることはなく、留守電に繋がってしまう。
 何だろう・・・・・・嫌な予感がする。
 メールを送ってみても返事は返ってこない。
 そうして何度目かの電話をかけようとした時、再び家の電話が鳴り響く。

「もしもし・・・・・・」
「あ、もしもし。お兄ちゃん、可憐ですよ。駅前の大通りを歩いているところです。楽しみだなぁ・・・・・・早く会いたいね」
 先程と同じく、楽しそうに弾む声。
 迎えにいこうかという僕の提案はそのまま無視し、彼女はようやく会えると嬉しそうに笑い話を続けていく。
 その態度に違和感を覚えつつも、僕はなるべく刺激しないように話を続けていった。
 ただ、電話が切れる直前、可憐の声質が初めて少しの変化を見せた。
 底冷えするようなくらい愉悦を含んで、くすくすと笑い声と共に囁かれる。

「あ、そういえば電話してたみたいだけど・・・・・・無駄ですよ? だって、あの人が電話に出ることは二度とないんですから」


607:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:11:32 f7qbwzrF
 僕が疑問の声を上げるより早く電話は切れてしまう。
 それからも等間隔で、丁度五分毎に、可憐から電話がかかってきた。
 
「もしもし、可憐です。今、歩道橋を渡ってます」

「もしもし、可憐です。今、商店街を歩いているところです」

「もしもし、可憐です。今、中学校の近くです」

「もしもし、可憐です。今、大きな坂を上っているところです」

 規則正しく報告される場所は、確実に自分の家へと近づいていた。
 本能的にドアの傍まで行き鍵を確認する。
 ・・・・・・大丈夫。鍵はしっかりとかかっていた。
(って、待てよ僕。どうして妹が来るのにいちいち施錠して、しかもそれに安堵しているんだ?)
 そこまで考えて妙に怯えていた自分が急に情けなくなった。そう、何もそんなに過敏になることじゃない。
 ようやく僕に合える嬉しさからだと思えば、妹の様子がおかしいのもわかるじゃないか。
 まったくそれにしても可憐の奴もわざわざ家に電話までかけて―――

 ちょっと待て。
 そこで僕は気付いてしまう。
 僕は一度たりとも新しく引っ越した先の電話番号を話したことなどなかったと。
 そして――施設に入っていた妹は、携帯電話をもっていなかったことを。
 じゃあ、じゃあ、今妹はどうやって、どうして僕の家に電話することができたのだろう・・・・・・?

 再び電話が鳴り響いた。
 僕は震えそうになる足を必死で押さえつけ、擦れる声で可憐に問いかけた。
「もしもし、可憐です。今、お兄ちゃんのマンションが見えました」
「か、可憐。お前、お前今どうやって電和してるんだよ・・・・・・?」
「もうすぐですよ、お兄ちゃん。後五分くらいでつくと思います」


 電話が切れた瞬間、僕は急いで白井さんの携帯に電話をかける。
 一回、二回、三回・・・・・・やはり出ない。それでも諦めず、何度も何度もかけ直す。
 そして十何回目。機械的な音声が流れ出す前に、プツリと呼び出し音が途絶えた。
 当然僕は何も押していない。ということは――
「もっ、もしもし!! 白井さん!? 何ともないの!? よかった・・・・・・っ、そうだ。今ここに来ないで! 絶対に来ないで! 妹が、可憐が来てて・・・・・・!」
 安堵と焦りからか、早口で捲くし立ててしまう。そんな僕に驚いたのか、受話器からは何も返事がかえってくることはない。
 耳の痛くなりそうなほどの沈黙が続く。

 僕もそれに異変を感じ、落ち着いてもう一度呼びかけようとした時だった。
「白井さん? 大丈――」

「もしもし、可憐です。今、お兄ちゃんの部屋の前にいます。
 


 ――だから、言ったじゃないですか。電話しても無駄だって」

608:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:12:02 LgExjn5c
            _ ,. -‐''⌒\__
         __,.イ     ⌒\ ヽ\
        /  |  ! ト、   ヽ ヘ. ヽ \         ククク…
.       / / || | '、ヽ.\ \ヘ  ヘ ハ        抗えっ…!  
       | |||l| '.  \\\__ '.| i |'.        せいぜい抗うがいい…
       | |||iヘ \〈 /Yヘl\! ! | !ハ        投下が無くなり…
       | | ヘ._!,斗|\ドー ィf乏ラ| | ハ |l ハ       雑談で盛り上げようとする自演こそ…
       | |ト、 ヘ.ィfk:ラ         |/イ | !ヘ ヘ       美味…!
.       '、 ヽ|\ド'´   、     ||l ヘ ヘ.       妾の愉悦なのじゃ……!
        l\ヾドミ=-  _,. -‐'   /! | ハ  ヽ.ヽ、
        || |`ドー\      / j .| | ヘ   l\\
        |l /! |!  }ヘ`,ぇー-‐'´___,ハ | | ハ  | lヘ `ヽ   妾は………
.          ツ/ 八ヽ. ハ!_{{Yf♂!Y{_}::| { !   }ー-、!リ |! }   それが見たくて……
        / / //'. |! マヘ| レトj |_l_l;ハ '. !  ,′  Y ! ヽ廴_ その必死さ…
      / /./ /   | |_,L.,ヽハ./}}  ∧i  /      ! \ f´  自演を…
.      /,.イ./ /|_,. -‐'´,. -‐'i〈ハ{__,}} 〃!:!| ./}}      |   }} }   見たくて…
     i { } /    -┴くイ |    〃 ,|:| /      l 〃 l   見たくて見たくて………
.     ヾ//     ー-、ムノ__,r〃=ム/ !、_\     j\イ |    もう… 何スレも…
.     〃       ⌒)ニニ-ァ大7/  |!大7ハ   / /ト、廴__  荒してしまったよ………!
     〈       __ノ´|人人人人./:f !  |∨人ム イ / / }
     ∧  --イ|:|lハ lヘ人人人.イ:::| |   !::',/ / / /  ハ、
      /| ハ.__/| !|:l|'.ハヾ=-人,//:::::| ト、 ∨ / / ./  /  〉
    /// {三/! ||::l::マ| !|ム//::::::::::::',ヽ \∨   f /  /  /|
. /,.イ/ ,ハ/  .| !:::`イ/リ:::/:::/::/ ヘ \ ',   ´   /  / '.
.// 〃// / 、{ l |:::ノ'::::/::/::/   |ト、 `ヽ   /  /   .ゝ
{ハ._/′i | ヽ \'、ヽ--‐ァ〃 ̄_,. - -='′ \ | /⌒ヽ/ /
ヾY  | | !  ∨ ヽ/ ,.イ_〃‐' ´           リ'´    ノ/
. |   '、ヾ、   廴,.イ /| !〃   _____ /    /´
  ` ー---、}  // ∧j |f'´ ̄
       ノ′ ヾ、   __!



609:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:12:47 f7qbwzrF

 ブツリッ。
 長い沈黙の果てに僕の声にこたえたのは、有り得ない、そこから聞こえてはいけないモノの声だった。
 理解できない。理解したくない。
 それが何を指し示しているのかわかってしまえば、僕は発狂しかねなかった。
「はっ――はっ・・・・・・ッ、はぁっ――」
 暴れだしそうになる呼吸を懸命に押さえつける。過呼吸を起こしそうなほどの恐怖。
 僕は何も考えることができず、ただ無意識の内にドアの傍まで歩き出す。
 鍵は――きちんとかかっている。

 そして、永遠とも呼べる時間の後、今度は僕の携帯が鳴りだした。
 携帯の画面を見れば、そこには『白井さん』の文字。
 僕は、それに出ることなどとても出来ない。
 同時にガチャガチャガチャとドアノブを鳴らす音が響く。
「ひいっ・・・・・・・・・・・・!!」
 情けない悲鳴と共に後ずさる。
 薄っぺらい、この恐怖に対抗するにはあまりに頼りないドア一枚が、今の僕を支える全てだった。


 ドアから聞こえていた音が、そして延々と鳴り続けていた携帯の呼び出し音が、突如掻き消えた。
 一転して、一切の物音が途絶えた静寂が訪れる。
 死に絶えたかのように静まり返った空気の中、僕の荒い呼吸の音だけがする。
 そして。
 カチッと差し込まれる音、その後、ガチャリと何かが外された音。
 鍵は――かかっていなかった。


「こんばんは、お兄ちゃん」
「か、可憐・・・・・・」
 目の前でにっこり微笑む可憐。いつも傍で見せてくれた、僕の大好きだった笑顔がそこにあった。
 その手には、何故か握られているこの家の鍵。
 何故だろう――その鍵についているマスコットは、確か、確か白井さんのもので・・・・・・
「あはは、お兄ちゃん驚いてる。でも嬉しいなぁ・・・・・・またこうしてお兄ちゃんと会えるなんて・・・・・・あっ、そうだ」
 無邪気にはしゃいでいた可憐が思い出したように呟き、そして手に持った紙袋をがさごそ漁りだす。
「はいっ、これ。お兄ちゃんへのプレゼント。ちょっと苦労したけど、結構綺麗に取り外せてるはずだよ?」
 呆然と立ち尽くす僕に、少し自慢げな表情を浮かべた可憐から、綺麗に装飾された箱が差し出される。
「開けていいよ? ふふふ・・・・・・でも可憐びっくりだよ。だって、お兄ちゃんを色気で惑わす雌猫も、そんな面白い表情が出来るんだから」
 一切の光を映さない、淀んだ暗い瞳で僕に笑いかける可憐。
 手渡された箱からは、見た目に反してずしりと重い質量。そこから、ポトポト真っ赤な滴が次々と床に垂れていく。
 思考を停止したままの僕を尻目に、ドアがゆっくり締められ施錠される。


 ――意識を失う直前、僕と外界が完全に遮断されたことだけは理解できたのは果たして幸せだったのだろうか?


610:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:14:37 f7qbwzrF
間に合ったと思ったら十分遅刻ですね、申し訳ない。
どちらかというとキモ姉妹スレのほうが合ってる気もしないですが・・・・・・
まぁいいんですよ、このスレ好きだから。
ではでは。

611:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:34:50 YQigFcSz
殺気が実に気持ちよかった。ホラーものもびっくりだ。
白井さんも嫉妬させて三角関係に持っていけりゃかなりのボリュームになったろうなw GJ。

612:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:42:03 ujgzO+iY
>610
ぐっじょぶ。
テンポが速くて、凄く読みやすかった。
ただ、少し型にはまった展開になってしまっているかも。


613:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:50:08 fgYogjED
>>610
GJ
無理な頼みを聞いてくれて嬉しい限り
電話の件でメリーさんを思い出した

614:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:59:15 l50o+/v/
何というメリーさんwww
後半の展開にぞくぞくしながら微妙に笑ってしまった
GJでした

615:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:05:34 FY6uVRbW
なるほどな……メリーさんとクリスマスを掛けたのか。

こいつ……かなりの使いt

616:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:21:40 gHgtNr+1
>>615
鬼才現る

617:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:28:00 IX73kyAy
気づかなかった!

あぁGJです!

618:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:32:49 KYaGzccL
以上クリスマスに一人で孤独にエロ妄想他人にさらして悦に入るキモオタの自画自賛自演劇場でしたw

619:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:12:30 tOcDfxep
>そこかしこからクリスマスムードが溢れ出す中、恋人たちが愛を交し合う。

クリスマスムードはそこかしこから溢れ出すもんじゃない。
そこかしこに溢れかえるんだよ。


>大学でも一二を争うくらいの女の子――白井さんだ。

一二を争うくらいのバカなんだろ? いいさ、言わなくても分かってる。


>けれどどこか嬉しそうな表情で頷いた彼女の表情は、今でも僕の中で鮮明に残っている。

 僕の中の何処なの? 当ててやろうか、キンタマの中だろ。


>クリスマスを一緒に過ごそうとするのは二度目になる。

一度目も過ごそうとしただけなの?


>だが、その声は僕の耳には入ってきても頭にまで入ってこず

耳に入った時点で頭にも入ってる。届いているかどうかは分からないけど。


>その名の通り、まるで一輪の花のように清楚で、可憐な少女だ。

清楚で可憐かどうかは何の花かによるな。
大輪のバラを見て清楚に感じるかどうかは人によるだろうけどね。


>学校の男は妹のを恋心と下心の交じり合った視線で、

伏せ字が気になるな。妹のアソコをでいいんだろ?


>そう、可憐ははとても僕の妹とは思えないほどに─

はは

620:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:13:29 tOcDfxep
>一年前、僕は新しく大学で新しく彼女ができたことで浮かれていた。

なかなか新しく新しい表現方法だな。こういうのはかなりの度胸がある書き手じゃないとできないな。


>そして丁度今日、一年前の12月24日。

今日なのか一年前なのかハッキリさせよう。


>マンションで一人暮らしをしてあった彼女の家は丁度よかったのだ。

「してあった」はどうかな。


>デートも食事も終えた僕たちは、彼女の部屋に行き、どちらともなく唇を重ねた。

「どちらからともなく」だろ?


>互いに愛を囁きあいながらベッドへとなだれ込んだ。

「雪崩れ込む」とは、雪崩のように多くの人や物が同時にどっと入り込むこと。


>だが、突如聞こえた彼女の悲鳴に我に返ると、慌てて彼女の元へと走り出した。

一つ目の「彼女」はガールフレンドって意味の「彼女」だね?
さもないと、文の流れからして「可憐」のことを意味する代名詞になってしまうからね。


>今にも白井さんに向い走りだろうとする可憐を、僕は必死で羽交い絞めにする。

だそうだろう。

621:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:14:01 tOcDfxep
>その小さく細い体のどこにそんな力があるのか、物凄い力でずるずると可憐に引きずられる僕は、
>怯えて固まっている白井さんに今すぐ出て行くようにと大声で呼びかけた。
>それを聞いた白井さんが震えながらも立ち上がり、部屋から出て行こうとするのを見て、可憐がますます激しく暴れた。

ここだけじゃないけど、君は一文に情報を詰め込みすぎる癖があるな。
同文中に動きを表す語句が幾つもあると、実に説明臭くてぎこちなく感じる。


そして一瞬右手の拘束の緩んだ隙を突いて包丁を白井さんに向って全力で投げつけた。


>住居不法侵入や、何より殺人未遂を起こした可憐だったが、未成年ということもあり、
>幸か不幸か施設に半強制的に入れられることが決定した。

ここのところ、明らかに犯罪少年と触法少年に対する処遇を混同している。
これだけのことをしたら、高校生であれば間違いなく被害申告を待たずして逮捕だ。
その後、取り調べを経て緊急措置入院が検討されることになる。
法の無知もはなはだしい。


>連絡を受けた僕の両親も、最終的には同意したことだ。

この場合も可憐に同意能力がないと認められば医療保護入院になるが、
同意能力があるのならあくまで本人の意思による任意入院になる。
すなわち本人の意思によりいつでも退院できる。


>─私がそれを忘れるちゃうくらいに幸せにしてほしいかな・・・・・・」

「忘れるちゃう」って……なんだ、彼女は日本人じゃなかったのか。


>以前のように過剰な愛情を向けることも泣く─まるで昔の可憐がそのまま戻ってきたような樹がした。

泣く。樹が。

622:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:14:42 tOcDfxep
>少し前に僕が施設で「白井さんとはまだ付き合っているの?」と可憐が訊ねた際、躊躇いながらもうんと頷いた時もそうだ。

ここ、稚拙すぎて笑える。もう少し時間を掛けて推敲すればよかったのにな。


>飛び上がるほど驚いた僕おそるおそる電話を取る。

僕、電話を取る。ネイティブアメリカンか?



>僕も何となく可憐の様子が尋常ではないことに、

何となくとか、そんな曖昧なことでいいのかなぁ?


>でも可憐の今いる場所も性格には分からないのに探しにいくより

性格→正確。
「正確に分からないまま探しにいくより─」の方が語感がいいな。


>白井さんには悪いけれど、今日の時間は妹に会ってやることにしよう。

今日の時間? 日を越えて25日になったら白井さんに会ってやるって解釈でいい?


>ようやく僕に合える嬉しさからだと思えば、

合える→会える。


>「か、可憐。お前、お前今どうやって電和してるんだよ・・・・・・?」

電和→電話。どうやって間違ったんだよ……? 得意先の会社の名前か何かか?


>カチッと差し込まれる音、その後、ガチャリと何かが外された音。
>鍵は――かかっていなかった。

サスペンスを盛り上げようとして思いっきり滑った感じ。


>――意識を失う直前、僕と外界が完全に遮断されたことだけは理解できたのは果たして幸せだったのだろうか?

何が言いたいのかサッパリ伝わらない。
えと、部屋が密室になったことを確認してから失神したってことが幸せかどうかってこと?
よくわからない。

623:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:15:04 tOcDfxep
これ書くのに半日使っちゃったってのならご苦労さんと言わせて貰おう。
結局のところ意表を突いたオチも何もなく、想像通りそのままにストーリーが進行していくのはどんなもんかな?
悲しいかな、独りよがりで、実につまらない作品だよ。
自信満々、挑発的な態度で投下した割りには出来も並以下だしな。
まあ、クリスマスに間に合わせるって縛りがあったんだから言い訳はできるけどね。
じゃあ、良いお年を。

624:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:35:40 kCuJfB+D
>>615
誰がうm(ry

気づかなかったぜ

625:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:41:07 ERayMnnh
遅くまりました。クリスマス終了したのにクリスマスネタをちんたら投下しますよ
空気?そんなんしらんがな

626:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:43:11 ERayMnnh
仕事から帰ってきたらテーブルの上に麻婆豆腐と八宝菜、それに酢豚と北京ダックが並べられていた。
コレはないんじゃないか?
クリスマスにコレはないんじゃないか?
いろいろと突っ込みたいのを堪えて、目の前で笑顔で笑っている彼女を見る。
彼女―瑞希がミニスカサンタの格好でニコニコと微笑んでいる。俺が着てほしいって言ってた衣装だ。
しかし―ミニスカートから覗く太股がなまめかしくて色っぽい。スタイルが良いのは知ってるが、やはり普段と違う格好だからか?
生足も良いが黒ストッキングかガーターベルトも捨て難い。あとで履いてくれと頼んでみようか?

「メリークリスマース!!」
「…うん、メリクリ…」
「…ちょっと、どうしたのよ? クリスマスだよ? 嬉しくないの?
ミニスカサンタだよ? 徹が着てほしいって言ってた格好だよ?」
……ああ、クリスマスってのは分かってるんだな。うん、サンタの格好してるんだからそりゃそうだ。でもクリスマスの意味分かってんのか?
「うん、そりゃ嬉しいよ。スゲーカワイイッス。
でもさ、なんでクリスマスに中華なの?」
「メリークリスマース!!」
あ、シカトしやがったコイツ。質問に答えろよおい。
「まあまあ座って座って! 今日は徹のために頑張ったんだよ。
特にこの麻婆豆腐なんかは今までで一番の出来だね!」
「……ワインとシャンパンと中華料理って組み合わせはないんじゃない…?」
ワイングラスを持ってぼやく俺を瑞希がキョトンとした目で見ている。
「ワイン? シャンパン? なにそれ?」
「えっ? なにそれってなにそれ? えっ? マジで?
んじゃなんでワイングラスとか用意してんの?」
意味が分からない。本当に意味が分からない。
もしかしてアレか?
このワイングラスは飾りですか?
「ワイングラスなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」
とか言っちゃうのか?
「中華料理だよ? 中華に合うお酒って言ったら紹興酒かビールに決まってるじゃない」


……ああ、そうね。うん、そうだよね。


今の一言でなんか今までの疑問が全部吹き飛んだ。
つまり、瑞希は普通のクリスマスをする気は全くない訳だ。ミニスカサンタの格好をしておきながら。
理由は分からないけど目の前の料理と瑞希の発言から冗談ではなさそうだ。
コレは俺を驚かせようとしたに違いない。うん、これはサプライズパーティーってやつに違いない。
はっはっは、こやつめ。

627:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:44:24 ERayMnnh
瑞希がワイングラスにビールを注ぐ。
普通ならこのグラスに入るのは赤か白のブドウ酒のはずなのに、今入っているのは黄色くて泡が出る麦酒だ。
「それじゃ、クリスマスに乾杯」
「君の瞳に乾杯」
グラスを軽く触れ合ってビールを一息に飲み干す。空腹の胃袋に染みこむ。
目の前の麻婆豆腐を食べると、ピリッとした辛味が程良く効いていて美味い。
酢豚も絶妙な味だし、八宝菜も文句無しの美味さだ。
そこらの中華料理店で出される料理よりも美味い。瑞希の隠れた才能に思わず驚かされる。
空腹に酒が入ったことで俺の中のスイッチが入ったのか、野獣の如く目の前の料理に貪りつく。
瑞希は料理を食べている俺を嬉しそうに見ているだけで少ししか食べず、ほとんど酒しか飲んでいない。
「瑞希は食べないのか? この北京ダックなんかマジで美味いぞ」
「うん、味見でお腹いっぱいだから。徹が食べてくれるだけで私は満足よ」
うほっ、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。
俺はこんな良い彼女と付き合えて幸せだ。クリスマスに中華はアレだけど、もはやそんなことは些細なことだ。

―んんっ? ちょっと待て。ちょっと待てよ俺。

料理の味に騙されそうになったが、今日の瑞希はおかしいぞ。
普段の瑞希は常識人だ。
一般常識を持ち合わせているし女の子らしくムードのある雰囲気にはこだわりがある。
半月前からクリスマスを楽しみにしていたし、料理だって楽しみにしてクリスマス特集の料理本を読んでいたのも見たことがある。
ミニスカサンタの格好をお願いしても、「恥ずかしいから嫌だ」と言って断られた。
それが今日は人が変わったかのように着てくれてるし―。

―やはり今日の瑞希はおかしい。

628:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:45:23 ERayMnnh
「なあ、瑞希。今日のお前ってちょっとおかしくないか?」
ストレートに聞いてみる。
やはりどうしても気になる。気にしないでいようとしても、どこかムズ痒い感じがするのだ。
瑞希は不思議そうに首をかしげて、
「私がおかしいってどこが?」
「いや、だってさ、瑞希って和食か洋食派だったじゃん?
それに酒もワインかカクテルしか飲まないじゃん。ビールは苦いから嫌だって」
瑞希は少し動揺した挙動で慌てると、
「ほ、ほら、ありきたりなクリスマスってなんかアレじゃない。
たまには趣向を変えようかな~って…」
目が泳いでる泳いでる!
なにその苦しそうな説明? しかも説明になってないし。
「それにさ、クリスマス用に美味しいワインを見つけたって言ってたじゃん」
「あ、あれは~…そう、売り切れてたのよ!
珍しくて出荷の少ないワインだったから…」
「でももう買ってあるって言ってなかったっけ?」
「そ、それは……」
言葉を探しているのか瑞希は口をパクパクと開閉しながら目が泳ぎに泳いでる。
なんか俺が瑞希を責めている気がして申し訳ない気がするが、やはり何かを隠している気がする。

―はぅあっ! そうか、分かったぞ!

頭の中にピコーンと『!』が浮き上がった。
そうかそうか。はっはっは、こやつめ。
まったく瑞希ってばとんだワガママセニョリータだ。

629:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:46:34 ERayMnnh
そうかそうか…そういうワケだったのか。
「―なあ瑞希」
俺の呼び掛けにビクッとしてうつ向く瑞希。なんとなく、悪戯が親にバレて怒られる子供のように見える。
そんなことで俺が怒るはずないじゃないか。
「……な、なに?」
「俺はそんなに瑞希が真剣だったなんて知らなかったよ」
「……えっ?」
なんとも変な顔で顔を挙げる瑞希。その顔もまたかわいいよ。
「そんなに中国に旅行に行きたいなら言ってくれれば良いのに」
「………はい?」
「この前テレビで見てたろ? 中国雑技団のやつ。
そん時「私も中国に行って見たい」って言ってたじゃん」
瑞希は口を半開きにして驚いたような顔をしている。
「クリスマスに中華料理を作ってまでそんな伝えかたをしなくてもいいのに…
大丈夫だよ瑞希、冬のボーナスは使う予定があまりなかったんだ。今度二人で中国に旅行に行こう」
そうだよな。瑞希は旅行に連れてってなんて我儘が言えない奥ゆかしい女の子だもんな。
「そ、そそそ、そうなの。ゴメンね徹」
瑞希はぎこちない笑いで謝る。
「それにしてもクリスマスに中華料理とは恐れ入ったよ。なにもクリスマスにこんなことしなくてもいいのにな。
しかし驚いたな。瑞希はヨーロッパのほうが好きそうなのに」
「ヨーロッパに比べたら中国のほうが安いでしょ? それに海外旅行なんてなかなか言い出せなくて…」
嗚呼…ええ娘や。なんてええ娘さんなんや。
あまりの奥ゆかしさに涙が出そうになる。
俺頑張るよ。頑張って瑞希を幸せにするよ。これから二人の未来について語り合おうな。

630:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:48:11 ERayMnnh
「そんなことよりさ、せっかくの料理が冷めちゃうから食べてよ。
旅行の話は食事の後でいいじゃない」
ワイングラスにビールが再び注がれる。
「そうだな。それじゃ改めて…」

―ゴトンッ!

んん? なんか隣の寝室から変な物音が聞こえたぞ?
「なあ瑞希、今なんか寝室から聞こえたよな?」
「えっ? 私は何も聞こえなかったけど…」

―んん~~! ふんんん~~~っ!

…心霊現象か? 背筋が粟立ち嫌な汗が流れる。もしかして泥棒? ここってマンションの6階だぞ?
「いやいやいや、なんか変な唸り声みたいなのも聞こえるんだけど…」
そう、なんと言うか、口を塞がれた女性が助けを求めるかのような―。
「気のせいじゃない? 隣の部屋の住人の声と勘違いしてるんじゃない?」
サラリとした表情で紹興酒を口にしながら瑞希が答える。随分と肝が据わってるなおい。
しかし、実のところ寝室の隣の部屋は空室だ。隣人だった坂口さんはつい一ヶ月前に引っ越した。瑞希もそれは知ってるはずだ。
おまけに言うなら寝室と隣の部屋の壁はかなり防音がしっかりしている。
深夜に瑞希とイチャイチャチュッチュとアレな事も安心してできるワケなんだが―。
「ちょっと見てくるよ。もしかしたら泥棒かもしれないし」
「駄目よそんなの!」突然大声で怒鳴る。つい今さっきまでとは全く違う反応を示した。
「な、なんでさ? 泥棒だったら危険だってのは分かるけどさ、気のせいかもしれないだろ?」
「駄目ったら駄目よ! 寝室なんか気にしないで…」

―ドンッ! ドンッ!

「…なんか、ドアに重たいものがぶつかってるような音がするんだけど……警察呼ぶ?」
「そうだ! 外に行かない? クリスマスにおすすめの良い店見つけたんだ。ね、行こ?」
寝室からはドンドンと激しい音が聞こえている。
瑞希は何かに焦っている様子だ。っていうか何かを隠しているように思える。
「なあ? なに焦ってんの? なんか隠して」

―ドガスッ。

ない? と言い終わろうとした時、隣の部屋が開いて何か重量感のあるものが床に落ちる音が聞こえた。
慌てて立ち上がり隣の部屋を振り返ると、そこにはありえない人物が倒れていた。

631:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:49:33 ERayMnnh
「…み、瑞希…?」
寝室のドアが開き、そこから出てきたのは、全身をロープでグルグル巻きにされた瑞希だ。
イモ虫のようになった状態で口はガムテープが貼られている。
イモ虫瑞希は俺と目が合うと、「んんん~」と助けを求めるような声を出す。
慌ててイモ虫瑞希の口を塞いでいるガムテープを剥がすと、イモ虫瑞希が大きく息を吸った。
「水穂! アンタこんな事してなに考えてんのよ!!」
イモ虫瑞希は俺の背後にいる瑞希に向かって大声で怒鳴る。
ってか水穂? ほわっつ?
振り返って水穂と呼ばれた瑞希を見ると、悔しそうに顔を歪めた瑞希がイモ虫瑞希を見下ろしている。
「……チッ、睡眠薬が足りなかったか。やっぱり加減するんじゃなかったわ…」
「約束破って私にこんな事して…絶対に許さない!!」
固く結ばれてるロープをほどいてる俺を挟んで、二人の瑞希が意味不明な会話をしている。
ってか水穂? 睡眠薬? 約束?
どういうことか意味が分からない。
なんとかロープをほどくと、イモ虫瑞希は立ち上がり、テーブルに立っている瑞希に向かって襲いかかる。
「おい、ちょっとま」
言い終わる前に瑞希が水穂と呼ばれた瑞希に殴りかかる。
「死ねぇ!!」
もの凄い速さで瑞希が拳を撃ち込む。
それを水穂がかわすと、今度は水穂が瑞希に拳の連打を撃ち込む。
「瑞希が死ね! ってかぶっ殺す!!」
唖然としている俺を無視して、目の前では二人が恐ろしい形相で殴りあいを始めだした。
瑞希が紹興酒の瓶で殴りかかり、水穂が酢豚のまだ残る皿を手に取って投げる。
「大体なんでクリスマスに中華なのよ。バカなんじゃないの? それになんて格好してんのよこの痴女!」
「徹は美味しいって言ってくれたわよ。この服もカワイイって言ってくれたわ! それより化粧に二時間もかける色情魔のほうが気持ち悪いわボケ!!」
顔に八宝菜をかけられた瑞希が怒鳴り、麻婆豆腐を頭からかぶった水穂が罵声をあげる。
奇跡的に最後に残っていた北京ダックも俺の顔の真横を通り過ぎていった。まだ少ししか食べてないのに…。






632:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:50:57 ERayMnnh
30分後、俺の目の前には二人が正座してしょんぼりとしている。俺もしょんぼりしている。
部屋の中は滅茶苦茶になっている。
リビングには料理と食器の破片が撒き散らかされている。壁と床は料理と食器の残骸でグチャグチャだし、
目の前の二人の姿も正視するに堪えない。
瑞希は顔に痣ができて腫れてきているし、水穂は頭から血を流している。二人の服は料理と血で汚れ、所々破れている。
この部屋で無傷で汚れてないのは俺だけだ。
「…とりあえずいろいろと説明してくれないか?」
「…私が瑞希でこっちのブスが水穂。分かってると思うけど、私達は双子なの」
「ちょっと! 誰がブスだって? アンタ鏡見てみなさいよ。世界一のブスが映ってるから」
二人が睨み合い、また喧嘩を始めそうになる。
「あ~はいはい、喧嘩はもう止めてくれ。下手したら俺がこのマンションから追い出されるから。
んじゃ、続けてくれ」
二人は渋々と喧嘩を止め、やがて瑞希がゆっくりと口を開いた。




話は俺と瑞希が付き合う前まで遡る。
二人は一卵性双生児―つまり双子だ。
お互いに容姿も声もそっくりな上に性格も好みも一緒。
おまけにいつも一緒に行動するくらいに二人は仲が良かった。
だが、俺と瑞希が付き合う事になってから二人の関係にヒビが入り始めた。
どうやら水穂も俺の事が好きだったらしい。
それなのに瑞希が付き合う事になったことで二人は段々と険悪になってきた。
そこで二人は話し合い、一つの結論に達した。
―要は二人で付き合えばいい。
仲が良かった二人の頃のように、半分こしようというワケだ。
二人は毎回毎回交代で俺と付き合うことにした。
デートが終わって帰ったらその日の内容をお互いに伝え合う。そうすれば
次に会う時に自分の分からない事もなくなるし、お互いに上手く関係を継続できるからだ。
二人は上手くいっていた。俺自身気が付かないほどに二人は入れ替わっていたのだ。
だが、その関係が崩れる事になる。

633:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:52:24 ERayMnnh
水穂が仕事で中国に三ヶ月出張する事になったのだ。
それによって瑞希と水穂の間に再び溝が出来た。
瑞希が水穂に俺とのデートの話を繰り返す内に、水穂が嫉妬しだすようになった。
中国の出張から帰ってきた水穂は、瑞希に俺とクリスマスにデートがしたいと言った。
だが、瑞希はそれを断った。
三ヶ月の空白で水穂が会いに行ったら俺に気づかれるかもしれない。
気づかれなくても俺との関係が悪くなるかもしれない。なによりクリスマスは自分がデートしたい、というワケだ。
三ヶ月の空白は二人の関係を変えてしまった。
そしてお互いに納得出来る結論が出ないまま今日になった。
そこで水穂は瑞希に諦めたそぶりをして薬を盛った。
睡眠薬入りの紅茶を飲ませて眠らせ、全身を縛ってクローゼットの中に押し込んだ。
そうして水穂は俺と今日デートをしていた、というワケだ。
ただ水穂には3つのミスがあった。
一つは睡眠薬の加減が分からずに飲ませてしまったこと。
もう一つは俺との会話を瑞希から聞いてなかったこと。
最後は外に出ないで家でデートをすることにしたこと。
家でデートをすることにした理由は、中国で覚えた料理を俺に食べさせたかったからだ。
食事が終わったら外に出かけようと思っていたらしい。
しかし、なんとも穴だらけな計画だ。
余程焦っていたのか頭が回らなかったのかは知らないが、ずさんな計画はこうして失敗した。

…しかし、今まで俺に気付かせなかった二人の秘密もこんなアホな計画でバレるとは…。
二人の入れ替わりは今まで完璧だった。それなのにこんな形でバレるとは瑞希も思ってなかったらしい。
俺もこんな形で知ることになるとは思わなかったよ……。

634:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:53:15 ERayMnnh
「―なるほどね。そういうことだったのか…」
目の前の二人は親に怒られるのを怯える子供のような顔をしている。もしくは主人に怒られる仔犬のような顔と言ってもいい。
「「ごめんなさい」」
二人が声を揃えて謝る。意識しないで声を揃えたのだろう。それほど二人はそっくりだし、仲が良かった証拠だ。
「なんて言うかさ、そんなことなら隠さないで正直に言ってくれればよかったんだよ。
別に怒る理由にもならないし、俺もちゃんと考えただろうしさ」
そう、俺は別に怒ったりはしない。
二人の事はショックだったけれど、それよりも二人が醜い争いをしてるのを見たことのほうがよっぽどショックだった。
できれば二人の喧嘩は二度と見たくない。
目の前で座っている二人の表情が驚きから喜びに変わる。
目を輝かせて見上げられると、なんか嬉しいよりも照れ臭い。
「本当に怒ってないの?」
「本当に許してくれるの?」
二人が期待を込めた眼差しで俺に問いかける。
「許すもなにも怒ってないよ。だから二人はもう喧嘩しないでくれ。じゃないと俺が困るからさ」
俺の言葉に二人は顔を見合わせる。
瑞希と水穂は少しの間睨み合っていたが、渋々と頷いた。
「分かったわ。ごめんなさい、水穂」
「私こそごめんなさい、瑞希」
二人は謝りあい、笑顔で仲直りの握手をする。
うん、これだよこれ。仲良きことは美しきかな。
終わり良ければ全て良し。二人が丸く治まるなら笑って許せるというもんだ。偉いぞ俺。
さて、コレで万事解決と言うことで―。

635:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:54:01 Z7pDrneZ
小心な卑怯者の癖に大胆さを装いやがってw
英雄様はキモウトSSの作者さん一人でいいんだよ

636:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:54:07 ERayMnnh
「そう言えば徹は私達の事をちゃんと考えるって言ったわよね?」瑞希がポツリと呟く。
「それってつまり、私達のどちらかを選ぶってことよね?」
水穂がポツリと呟く。

―あれ?

「徹はどっちを選ぶの? もちろん私を選んでくれるわよね?」
瑞希が立ち上がって俺に近づいてくる。
「もちろん私を選んでくれるわよね? 瑞希よりも徹を愛しているのは私よ?」
水穂が立ち上がって俺に近づいてくる。

―あ、あれれ…?

二人の間に殺気が立ち込める。
嫌な予感がする。ちょっと物凄い嫌な予感がするよ?
「ちょっと決着つけた方がいいかもね、水穂?」
瑞希が間合いをとって構える。格闘技をかじっているなんて聞いてないんですけど?
「つまり、勝った方が徹の正式な彼女ってワケよね、瑞希?」
水穂がいつの間にか割れたワイングラスの欠片を手に持って構える。殺る気ですか?


部屋の隅にはほとんど食べられずに捨てられた北京ダックが寂しそうに落ちている。もしかしたらまだ食べられるかもしれない。
今日は雪が降ると天気予報で言っていたが、窓の外は雪が降る様子はない。
俺は二人を止めようか止めまいか途方に暮れながら、静かに溜め息を吐いた。

637:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:55:34 ERayMnnh
投下終了です。
クリスマス全然関係ないね

638:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:07:08 jiiqmM79
地の文が厨臭い電波乱れ飛びで、出だしの部分で読む気が失せた
多分、最後まで読んでも面白くないだろう
主人公というか書き手の頭の悪さが文面から滲み出てきているようで非常に不愉快
良くも悪くも、ゆとり世代の新文学というものなのか
悪いがパスさせてもらう

639:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:11:16 JevVuxw0
おそらくハルヒとかのラノベ読んで、これなら俺にも書けるって思いこんじゃった困った人なんでしょうねw
避難所ならあからさまなお情けGJ連発で喜んでもらえたのに

以下、自演&お情けGJの嵐ドゾ↓

640:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:16:35 T5wMgf3e
読めてないのは空気というより自分の才能のなさ
書き手が読み直しながら一人でウケてる様が目に浮かぶな

641:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:31:12 RNPcRnT4
あらら……一般の住民や避難所の人は悪意的スルーみたいだな
結局、厨をやり込めるにはスルーが一番こたえるもんな

このあと立ち直りの処方箋として、自演の「気付かなかった、GJでしたよ」
「今見たGJ」の連発が・・・

642:名無しさん@ピンキー
07/12/26 03:52:22 YQigFcSz
>>637
優しい雰囲気の三角関係だなw 凶器とか持ってるのになんかほんわかしてる。
やっぱクリスマスだけに雰囲気もよくなるのかな。あったかかったぞー。

643:名無しさん@ピンキー
07/12/26 04:11:26 wW0V3Sey
今ごろ遅いよw
自演するんなら2分後にはやっておかなきゃ

644:名無しさん@ピンキー
07/12/26 04:32:04 sy9GdVsY
>>637
正統派だなww
こういうの大好きだ!GJ!

645:名無しさん@ピンキー
07/12/26 06:28:50 Ka6lAR6q
投下ラッシュ来てたww
朝からいいもの読ませてもらった

646:名無しさん@ピンキー
07/12/26 07:12:43 fgYogjED
>>637
朝からGJ
ほのぼのした修羅場もいいもんだな


どうでもいいけど読んでから今年は七面鳥を食べればよかったと少し後悔した

647:名無しさん@ピンキー
07/12/26 08:01:09 MCENUFck
ああ、このスレが復興していってる・・・・・

今だから言える、保管庫が所々落ちてるよ

648:名無しさん@ピンキー
07/12/26 08:18:27 5/dkDKdA
久々の投下ラッシュだな
皆さんグッジョブ

649:名無しさん@ピンキー
07/12/26 08:20:12 hDI7giG8
ここの荒らしって複数人いるの?

650:名無しさん@ピンキー
07/12/26 09:03:54 lzNSqjja
複数人が個別に自演しているようです

651:名無しさん@ピンキー
07/12/26 09:06:40 LnW+7CgT
一人で荒らしと擁護の両方やってんだろ

652:名無しさん@ピンキー
07/12/26 10:14:31 g3W09pPD
荒らしもマシな趣味でも見つけりゃいいのに……と、思う時がある。

653:名無しさん@ピンキー
07/12/26 10:24:50 ZOyPtsXA
新しい規制のおかげか?

654:名無しさん@ピンキー
07/12/26 11:59:05 17dXoFkv
もうじきPINK自体がなくなるんだから
悪いこと言わないから今のうちに避難所に移行しろよ

655:名無しさん@ピンキー
07/12/26 12:53:50 y1JXk7Rj
スクリプト乱立が来れば落ち着く…かも

656:名無しさん@ピンキー
07/12/26 13:55:44 hqJkxkuE
てすと

657:名無しさん@ピンキー
07/12/26 13:56:42 hqJkxkuE
801と角煮の巡回スレが落ちてるし……。
なんてこった……。

658:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:01:55 gC2LAAcY
全ての規制が解除されてるんだから今はなんでもやり放題状態
この板が爆撃されるのも時間の問題だね

659:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:26:16 hqJkxkuE
さっそくきやがった

660:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:45:37 YQigFcSz
ほっときゃーいい。そのうち戻る。

661:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:46:12 rd+ZffEz
幾ら投下があっても、こんないい加減に書き殴ったような低レベルの作品じゃ荒らしてるのと同じだ
以前みたいにちゃんとした傑作良作が投下されないことには本当に復活したことにはならないだろ

662:名無しさん@ピンキー
07/12/26 14:46:43 UBCaGOK3
元旦はクリスマスと違ってあまり嫉妬話は似合わないかね
というか嫉妬が似合う日って他にあるかな

663:名無しさん@ピンキー
07/12/26 15:05:41 wtCSg43A
>>660
そんなこと言ってていいのかなぁ?
事態はそんな甘っちょろいもんじゃない
もうじきここも葉鍵板みたくなるんだよ
一度みてくればいい

664:名無しさん@ピンキー
07/12/26 15:18:32 YQigFcSz
>>662
365日!
と言いたい所だがそうだな、年越しを誰と過ごすかとかか?

665:名無しさん@ピンキー
07/12/26 15:52:09 gywBYKSH
で、ウナギをヤンデレスレにうっちゃる作戦ってどうなったの?

666:名無しさん@ピンキー
07/12/26 15:58:11 lzNSqjja
うわなにいっちゃってんのこいつ(;^ω^)

667:名無しさん@ピンキー
07/12/26 16:18:37 fgYogjED
>>662
強いて言うなら夏かね
何となくあちこちで修羅場ってるイメージがある

668:名無しさん@ピンキー
07/12/26 16:26:50 /wK1kEtJ
>>662
ホワイトデーじゃね?

669:名無しさん@ピンキー
07/12/26 16:31:30 /wK1kEtJ
ところで、誰も投下してくれないならいっそひつまぶしに半年ROM宣した一万年とかウナギとかに
投下させたら。避難所見て来たら奴のカキコがあったぞよ。

670:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:04:12 ps2PQ72r
兄夫婦が正月に帰省
キモウトが兄嫁を迎撃しようと
「おとし命(タマ)ちょーだい!」
大奮戦
元旦に嫉妬ってこんなんか?

671:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:10:19 yHsGkVfc
従姉妹とか、いつも集まる親戚の家の近所の子とか、初詣のためにめったに行かない神社の巫女さんとか元旦にも修羅場はあると思うけど

672:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:15:57 A57oSL07
>>670
期待してるぜ。

673:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:35:48 JZKPQNyZ
全て、ウナギの自作自演のように思えるな
作者の質よりも住民の民度がダメになっているよ

674:662
07/12/26 18:00:21 UBCaGOK3
住人の発想力に嫉妬
ここの住人として俺はまだまだ未熟ということか…

675:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:08:47 3FmDMdQ2
ここは普通に親戚一同集まる場に婚約者を連れて挨拶に行くって設定で。

親の離婚とかで別居してる妹、従姉妹、未亡人な若い叔母、果ては姪まで参戦。
婚約者は未来の旦那を守れるのか!?

676:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:44:24 1UrVT6GP
いよいよ終わりが始まったね

677:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:46:41 /wK1kEtJ
>>676矛盾してるぞ

678:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:16:04 FY6uVRbW
>>677
つ邪気眼

679:名無しさん@ピンキー
07/12/26 21:48:38 lkIcplsr
そんなに言うのならヤンデレスレ行きの件、考えてみてもいいが……
あっちでもお前らみたいに受け入れてくれるかな
向こうで冷たくされたら帰ってきてもいい?

680:名無しさん@ピンキー
07/12/26 21:54:42 gHgtNr+1
わかってると思うけど、スルーな

681:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:02:32 ERayMnnh
冷たくされたらみんなで暖めてやるよ…

と言いたいが、んなわけねーだろボケ。そのままリアルで樹海行って帰ってくんな
ウナギなんざ誰も受け入れてねーよボケ




で、でもしょうがないから私が慰めてあげるわよ。
べ、別にアンタのことなんか好きだからとかじゃないわよ。勘違いしないでよね!

682:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:03:19 sE14Q/V/
>>681
せめて、大人になってくれここに書き込んでくれ

683:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:05:08 KdHlA6KP
>>675
これまた期待。

684:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:09:18 lkIcplsr
ありがとう
ちょっとだけとはいえ浮気なんか考えた俺様が間違ってた
来年もよろしく頼むよ
といってもPINKに来年があるかどうか分からないけどね

ひょっとして本当にもうみんなと会えなくなるかも知れないな
ここがダメになって、またどこか別の所で会えたなら……志を同じくする者同士、今度は仲良くやりたいね
心からそう祈ってる

685:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:20:57 lzNSqjja
いよいよみそかだな
RedPepperを全裸で待ち続け始めてからずいぶん経ったもんだ

686:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:29:20 sE14Q/V/
>>684
(´,_ゝ`)プッ
おとといきやがれですぅ

687:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:47:55 ERayMnnh
まあウナギのことはどうでもいいとして
PINKがなくなるってどういうこと?誰か詳しく教えてくれ

>>662
日で言うならバレンタインデー
季節で言うなら春だな
入学・入社など始まりと出会いの季節。好きな人が現れたり恋のライバルが現れたりするんだよ

688:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:53:45 JnMK/984
一応うpる

689:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:54:18 sE14Q/V/
>>687
よせ、ヤムチャ化フラグが立ってしまうよ

690:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:55:21 r1YkNpwG
コピペだが
【経緯】
 pink規制検討スレッドに2ちゃんねるの規制人が降臨。
 pinkの規制関連システムについて業務連絡を行う。
 ↓
 規制検討スレッドで、投稿規制に難癖をつけている
 常駐コテが規制人に噛みつく。
 ↓
 これに伴い、規制人がpink各鯖の管理を放棄。
 連投規制、爆撃対処などが全く素通しになる。
 (pinkの各規制システムは、2chの好意で2chのリソースを用い、運用されていた)
 ↓
 ニー速(pink)壊滅
 ↓
 葉鍵板など、複数の板が壊滅。
 ↓
 pink管理者Jim(外人)が見当違いのホスト規制を開始
 ↓
 pink管理サイド(日本人数名)では、規制関連操作は不能。
 現状打つ手なし。

362 名前:名無し猫@鋸準備中[] 投稿日:2007/12/26 (水) 21:17:49 ID:0e692ea213
>>361
無理。以下2ch側規制人の意見。

>私の思いは既に書いたけど、

私が規制するとして、規制する根拠って何? ってことかと、
1) 管理人が望んでいない。
2) 79さんも望んでいない。
3) 利用者にも望んでいない人がいる。

これでどうして私が規制の作業をする動機があるのかと、

管理人が外人で意思の疎通が取れていない上に、
橋渡し役の「79」が以下のように馬鹿なのでもうグダグダの状態。
URLリンク(s03.2log.net)

pink秘密基地での規制に関するスレでは半ばあきらめの状態に
なりつつある。


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