嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ その44at EROPARO
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ その44 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
07/12/20 21:06:29 M+F1qcla
てか即GJレスが作者の自演ってことくらいわかってるっしょ

401:名無しさん@ピンキー
07/12/20 21:21:18 2XgHy6Z3
久しぶりにストレートな作品がきてうれしいわ。
欲をいうなら改行をちょっと気をつけて欲しいけど、
なんだかんだで読んでてわくわくしてしまった。

402:名無しさん@ピンキー
07/12/20 22:09:19 ESgv9I8+
まだこのスレは生きていると
作者いると、住人いると
涙ながら感じた
12(月)の夜


403:ティークの剣3 ◆t9KW8F7C/A
07/12/20 22:40:05 3WxM354U
 大陸制覇を目指し、その版図を急速に広めていくスラル国。
 その圧倒的な軍事力を前に、ある国は人民ごと踏みにじられ、ある国は君主の命と引き替えに国土を救われた。
 こうなると、スラルに攻められる前に、自ら恭順の意を示した方が得だという国が出てくるのも当然の成り行きであった。
 そういう国の王室は、先を争って王女を人質として差し出してきた。
 また姫を持たない王は、見目麗しい臣下の娘を養女とし、ティーク王の元へと送り込んだ。
 そしてスラルの属国として、課せられた軍役に黙々と従うことにより、自らの立場を鮮明にしたのである。

 ティーク王の元に送られてくる王女は、国の命運を握っているだけあって飛び切りの美女揃いであった。
 それぞれが、まさに一国に匹敵する値打ちを持っているといっても過言ではない。
 そのため彼女たちが住まわされたスラルの後宮は、百花繚乱の様相を呈していた。
 後宮に送られると言っても、彼女たちは直ぐに側室になるわけではない。
 取り敢えずは部屋と召使いを与えられ、賓客としてのもてなしを受ける。
 その上でティーク王に気に入られれば、正式に側室としての扱いを受けるのだ。
 側室となり、万が一ティーク王の子でも授かれば、一気に大国の次期総帥の生母となれる。
 自分はおろか祖国の安泰までもが保証されるとなれば、姫たちが王を振り向かせようと必死になるのも仕方がなかった。

「ティーク様がどこかの姫に手をお付けになる……」
 そう考えるだけで側室筆頭のジュリエッタは、狂おしいまでの苦悩に悶々とする。
 ジュリエッタは、一応ティーク王のお気に入りナンバーワンとされていた。
 しかしその実、ティーク王は彼女を物質的に満たすことはあっても、体には指一本触れようとはしないのだ。
「別の姫の元に……ティーク様の御心が……」
 ましてや、誰かが愛しい王の子でも宿そうものなら─―何をしでかすか、自分でも分からなかった。
 父の形見の懐剣でその者の孕み腹を引き裂くことくらい、なんの躊躇もなくやってのけるだろう。
 そんなジュリエッタの心配を余所に、ティーク王は次々と側室を作っていく。
 そして夜な夜な彼女たちの子宮の中にタップリと彼の子種を注ぎ込んでいるのだ。
 幸い、今だ子を孕んだ者はいないが、いずれその日がやって来るのは確実であった。
 現在、ティーク王は休暇を取って専用の狩り場へ出掛けている。
 伴を許されたのは、最近側室となったばかりのマリーアンナである。
 あの聖少女が、今ごろどんな乱れ方をしているのかと思うと気が気ではない。
 直ぐにも邪魔をしに行きたくも思うが、留守を任された身では城を離れることもできない。

404:ティークの剣3 ◆t9KW8F7C/A
07/12/20 22:41:18 3WxM354U
「ジュリエッタ様。エジューパのファラオナ王女のお着きです」
 そう言ってジュリエッタの元を訪れたのは、艶やかな黒髪を腰まで伸ばした美女であった。
 後宮総取締役のネネである。
 ジュリエッタには東方人種の年齢は読みづらく、ネネの面相も見方によって20代にも40代にも思えた。
 彼女は東の果てに浮かぶという、黄金の島国からやってきた使節であった。
 敏腕を買われて、今ではスラルの後宮を取り仕切る有能な家臣となっている。
 他国から送られてきた王女に後宮での作法やしきたりを仕込み、ティーク王に粗相のないように躾るのが彼女の役目である。
 また後宮内で発生した揉め事を疎漏なく調停するのも彼女の努めであり、王から高い権限を与えられていた。

「分かりました。直ぐに謁見の間に……」
 事実上ティーク王の正室であるジュリエッタには、王の留守中、彼に代わって客人を迎える義務がある。
 本心を言うと、新しく増えたライバルの顔など見たくもない。
 しかし、王の職務を代行するのが彼女の努めであり、他の者に任せることはできなかった。
 何より、彼女がそうすることをティーク王自身が望んでいるのだ。

 謁見の間に入ると、浅黒い肌をした小柄な少女が膝を付いて畏まっていた。
 手足は細く、牝鹿のように伸びやかな体をしている。
「お顔を上げなさい」
 ジュリエッタが優しい口調で声を掛ける。
 改めてネネに促され、王女がしずしずと顔を上げた。
 アーモンド型の目が可愛い、スッキリした感じの美少女であった。
「エジューパのファラオナです。ジュ、ジュリエッタ様におかれましては、ご機嫌麗しゅう……」
 ファラオナはおどおどした口調で型どおりの口上を述べた。
 その不安そうな物腰が、ジュリエッタには計算された演技に思える。
「エジューパはたいそう綺麗な国だとか。兵も精強と聞いています。ティーク王も心強く思っておられることでしょう」
 ジュリエッタは怒りなどおくびにも出さずに返礼の言葉を口にした。

(なによ、エジューパなんて……砂ばっかりの埃っぽい田舎じゃないの……)
 そう考えながらも友好的な態度は崩さない。
(それに名物と言えば、お腹を丸出しにして踊るエロティックなダンスだけで……)
 その途端、ジュリエッタの脳裏に不安が走った。
(あの破廉恥なダンスで、ティーク様がメロメロにされたら……そんな……いやよ……)
 凍りついたようになったジュリエッタを見て、ファラオナは怪訝そうに小首を傾げる。
「と、ともかく私たちは今日から家族です。私のことは本当の姉のように思ってくださいね」
 ようやく心にもないことを口にすると、ジュリエッタは早々に謁見の間を退出した。

405:ティークの剣3 ◆t9KW8F7C/A
07/12/20 22:42:30 3WxM354U
 その日の午後、気分が優れぬジュリエッタは自分の寝所で休んでいた。
 日頃の心労が重なったとの診断結果を受けてのことである。
 王のいないこの3日の間、一人で城を切り盛りしてきた無理が祟ったのだとされた。
 しかし、本当のところは、ティーク王に会えない寂しさからくるストレスが高じたものであった。
 それに、王が伴を命じたマリーアンナのことも非常に気になる。
 今ごろ彼女は王とどの様な睦み合いをしているのであろうか。
 それを考えると狂おしいまでに気が焦った。
 こんな時、地下牢に繋がれている性奴たちをいたぶれば少しはスッキリするのだろう。
 だが、性奴の身分とは言え、彼女たちもれっきとした恋のライバルなのである。
 そんな彼女たちに権力を振りかざすほど、ジュリエッタはまだ落ちぶれていなかった。

 恋のライバルと言うと、ジュリエッタと同じ身分の側室たちの他にも、毛色の代わった存在があった。
 同盟国アルステーデの女君主、バルバラがそれである。
 バルバラはティーク王が幼少のみぎり、隣家に住んでいた貴族の娘である。
 軍の士官学校でも同期であり、ティークにとっては祖国における数少ない友人であった。
 ティークが祖国を離れてスラルに婿入りした後、2人はしばらく音信不通になっていた。
 噂では小国の公爵家に嫁いでいったとだけ聞いていた。
 そんなバルバラが表舞台に出てきたのは、夫の死去により公爵家を引き継いでからであった。
 明晰な頭脳と逞しい行動力で革命を成功させると、アルステーデを公国として再編し、自らは君主の座に納まった。
 その上でティークの納めるスラルと同盟を結び、主にスラル南部の押さえとして辣腕を振るった。
 時にはスラルとの合同軍で大国を攻め滅ぼしたこともある。
 そうやってティークの信頼を勝ち得た後は、大陸南部の制覇を目指して版図をどんどん広げている。
 今ではティーク王のほとんど唯一の対等な友人として、そして頼もしい同盟国の君主として貴重な存在であった。

「やあ、ティークいるかい?」
 そう言って唐突に城を訪れるのがバルバラの常であった。
 スラリとした長身を厳めしい軍服に包み、短い金髪を横に撫で付けた男装の麗人である。
 端正な顔には、常に謎めいた笑みを湛えている。
 王の友人が来訪したとあっては、ジュリエッタも寝ているわけにはいかなかった。
 直ぐに応対に出ると、申し訳なさそうに王の不在を告げる。

406:ティークの剣3 ◆t9KW8F7C/A
07/12/20 22:44:26 3WxM354U
「なんだ、せっかくボクが来てあげたってのに」
 バルバラはジュリエッタにむくれて見せる。
 しかしジュリエッタが頭を下げて詫びると、直ぐに機嫌を直していつもの笑顔になった。
「いいよいいよ。どうせいつもの狩り場だろ。これから直接行ってみるから」
 バルバラはそう言うと、ジュリエッタにウィンクを見せて立ち去ろうとする。
「お待ちください。私がご案内します」
 そんなことをネネに申し出れば、きっと反対されるだろう。
 バルバラのお供の振りをして、こっそり城を抜け出さなくてはならない。
 ようやくティーク王の元へ参上できる口実を設け、ジュリエッタの顔は明るさを取り戻した。

                                 *

 主城の南西に、馬で半日の所に王専用の狩り場はあった。
 ティーク王は退屈な執務に疲れると、この狩り場に来るのを習慣としていた。
 野外の不便な生活は数日だと楽しいが、勝手なもので長く続くと億劫になってくる。
「明日には城へ戻るか」
 ティーク王は誰に言うともなく呟いた。
 充分英気を養えたし、マリーアンナとは更に親密な仲になれた。
 これ以上執務を疎かにすると、戦線の維持にまで影響が出かねない。
「よし、今晩で最後だから、みんな一緒に可愛がってやるぞ」
 酒に酔っていたこともあって、ティーク王が突拍子もないことを言いだした。
「マリーアンナ、ホーネット、ゼンメイ……三人とも尻を出してこちらに向けろ」
 マリーアンナとゼンメイは嬉々として、そしてホーネットは仕方ないといった風情で下衣を解く。
 そして四つん這いになると、ティーク王に向けてお尻を掲げて見せた。
 大きな焚き火が、3つのお尻を赤々と照らし出す。
 湿り気を帯びた秘裂も菊の形をした窄まりも、三者三様のおもむきがある。

 ティーク王は左端のマリーアンナの背後から突き入れると、素早く出し入れさせて感触を味わう。
「あぁっ……あぁん……大君主さまぁ……」
 犯られているところを他人に見られているという状況が、異常なまでの興奮を生み出す。
 しかしティーク王は腰を10往復させると、隣のホーネットに乗り換えてペニスを沈める。
 ご無沙汰であったホーネットは一突きされただけでイきそうになった。
「むっ……むぅぅっ……」
 ストイックな親衛隊長は喘ぎ声を漏らさないよう、脱ぎ捨てた自分の下帯を固く噛みしめる。
 10回のサービスが終わるとティーク王の逞しいモノが引き抜かれる。
 今度は侍女頭のゼンメイの番である。
「あぁっ、若……そう、そこ……あぁん……」
 ティーク王はそうやって10回ずつ腰を振るい、3人の内の誰かの膣に放出しようというのだ。
 3人は自分こそ慰みを受けようと、必死で尻を振り立ててティーク王を責める。

407:ティークの剣3 ◆t9KW8F7C/A
07/12/20 22:45:08 3WxM354U
「やあ、ティーク。相変わらずやってるね」
 そう言って焚き火の元を訪れたのはバルバラであった。
 背後にジュリエッタを伴っている。
 ティークは振り返ってそれを確認したが、直ぐに前を向き直って作業を再開する。
「どうせだからボクも加えて貰おうかな。いいだろ?」
 バルバラは返事を聞く前にズボンを下ろすと、引き締まったヒップを晒してマリーアンナの横に蹲る。
 ティークは何も言わず、バルバラの股間にペニスを突き立てる。
「はぅぅぅ……ティーク、入ってる……ティークのがボクの中に入ってるよぉ」
 バルバラは首を下に折り曲げ、乳房の谷間越しに2人の接合部分を覗き見る。

 獣の饗宴を前に、ジュリエッタは茫然自失になっていた。
「……バルバラ様ったらあんなにはしたなく……あぁっ、マリーアンナ。そんなに腰を使ったらティーク様がイッちゃう……」
 ティークのお尻を見ると、緊張をこらえているためか小刻みに震えているのが分かった。
 射精までもう時間はないものと思われた。
「……今ならいける……今なら流れに身をまかせてティーク様に抱いていただける」
 ジュリエッタがゴクリと生唾を飲み込んだ。
「でも、拒絶されたら……」
 ジュリエッタはもう二度と立ち直れないかも知れない。
「でも……でもぉ……」
 ジュリエッタの忍耐が限界を超えようとした時であった。

「敵襲っ!! ティーク様ぁっ、敵に囲まれております」
 狩り場の周囲に配置している親衛隊の者が大声を出した。
 一瞬にして周囲に緊張が走った。

408:名無しさん@ピンキー
07/12/20 23:00:44 Xc3EuxcO
>>407
人の尻馬に乗ってるのがあからさまでうぜぇんだよ
そんなに叩かれるのが怖くてお褒めの言葉が欲しいか?

409:名無しさん@ピンキー
07/12/20 23:12:41 7Vdz4xtj
>>407
ティーク絶倫にもほどがあるだろwww
こういう嫉妬だけに特化した作品は新鮮だ
GJ

410:名無しさん@ピンキー
07/12/20 23:20:04 2I1FkD18
ウナギよ批評をさぼるな

411:名無しさん@ピンキー
07/12/20 23:23:17 IBaBmm30
>>407
バルバラが男に見えて焦ったw GJ!

412:名無しさん@ピンキー
07/12/20 23:57:45 bE3PfreN
>>407
GJ!
今日は投下多くて幸せ

413:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:22:25 t8pOahEg
神はまだ見捨てていなかったか……!
>>407
超GJ! 変なのもいるが負けないでくれ!

414:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:27:53 Nzyjm9qT
>410
ごめんな、どうやら風邪をひいてしまったようで本調子が出ない。
ここぞとばかり「ザマミロ」とか「こじらせやがれ」なんて責めないでくれよ。
このスレを大事に思う心は君にも負けない俺なんだからさ。


>大陸制覇を目指し、その版図を急速に広めていくスラル国。

3回目なんだから、どの程度覇業がなったのか明らかにしておこう。


>そういう国の王室は、先を争って王女を人質として差し出してきた。

ここのブロックでは当該王室が主体なんだから、「差し出してきた」ではなく「差し出した」んだろうよ。


>課せられた軍役に黙々と従うことにより、自らの立場を鮮明にしたのである。

「黙々」となら軍役をこなそう。「従う」のに黙々は合わないから「粛々」なんか如何かな?


>それぞれが、まさに一国に匹敵する値打ちを持っているといっても過言ではない。

ちょっとブレを感じる。一国の値打ちに匹敵する魅力を持っていると─


>姫たちが王を振り向かせようと必死になるのも仕方がなかった。

あの手この手の具体例が入るともっといいね。


>後宮総取締役のネネである。

大奥かっ?


>王のいないこの3日の間、一人で城を切り盛りしてきた無理が祟ったのだとされた。

急に総取締役のネネがいなくなっちゃったぞ。

415:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:28:32 Nzyjm9qT
>主城の南西に、馬で半日の所に王専用の狩り場はあった。

距離の単位が明白でない作品中において、非常に有効な表現だな。


>ティーク王はそうやって10回ずつ腰を振るい、3人の内の誰かの膣に放出しようというのだ。
>3人は自分こそ慰みを受けようと、必死で尻を振り立ててティーク王を責める。

「ロシアンルーレット」に代わる用語でも造れば面白かったかも。


>「どうせだからボクも加えて貰おうかな。いいだろ?」

仲間に


>バルバラは首を下に折り曲げ、乳房の谷間越しに2人の接合部分を覗き見る。

「覗き込む」の方が嫌らしい感じがするぞ。


>ティークのお尻を見ると、緊張をこらえているためか小刻みに震えているのが分かった。


射精感をこらえているため、筋肉が緊張しているのでは?



ごめんな、やっぱりいつものキレが出ないよ。
取り敢えず寝込んで体調を整えるよ。
じゃあな。

416:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:39:07 PHzw101y
お疲れさん

417:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:44:06 CLy0fHTN
しっかし自画自賛自演が多いスレだなw
GJレスが一定時間で単発レスのみって・・・w
IDでバレバレなのになw

418:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:53:41 t8pOahEg

無駄だよ、お姉ちゃん。無駄無駄。
そんなので兄さんが釣られるわけないじゃない……ふわぁ~~
えっ?私?
違うよ。私は荒らしなんてかったるいだけだよ……あふあふ。




419:名無しさん@ピンキー
07/12/21 00:58:59 JTZ+oVyW
甲賀忍法帖の陽炎でものの見事にこの属性にスッ転んだんだが
このスレくのいち物とか投下されたことある?

420:名無しさん@ピンキー
07/12/21 01:15:33 WmzYTEMK
>>385
なんだろう、話に読み手を引き込んで”読ませる”文章ってこういう文なんだと思った。
話の運び方とかテンポとかが上手でウラヤマシス。
GJ!

421:名無しさん@ピンキー
07/12/21 10:22:19 4UJC8fJ5
>>419
おまえは本当によく分かってる。陽炎可愛いよ陽炎
多分くの一みたいなのは無かったかと思う
題材的に難しいかね

422:名無しさん@ピンキー
07/12/21 10:26:48 y9Q0Vp5s
>>419 >>421
君達は海辺で美しい夕焼けを見ながら語り合うべきだ

423:名無しさん@ピンキー
07/12/21 17:14:57 uKc2jYk9
>>415

うわっ・・・・・・、痛いな

424:名無しさん@ピンキー
07/12/21 17:20:53 DPNVRwck
>>421
時代劇ぽいのすら少ないしね

425:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:20:01 lrgIPlQh
例のところでウナギをヤンデレスレへ追いやろうって話が出ているらしいけど
そんなに上手くことが運ぶかなあ?

426:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:43:08 jY0OTpCj
>>425
どこに書いてあるって?コピペしてくれ。

427:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:44:40 Oyvx1rYI
>>426
みぃ

428:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:50:28 OYfzW4xJ
>>425
また、お前の妄想か?

429:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:52:15 cza3SNwM
嫉妬スレ初のコピペ荒らしはヤンデレスレのアホが誘導したからだったっけ
ガチムチSSの

430:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:52:39 Bh6CsE6+
ウナギは当スレのカオスが生み出したオリジナルマスコットだろ
よそで勝手に使われるのは納得できないな
どうしてもってのならレンタル移籍くらいは認めてあげてもいいけどw

431:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:55:06 XsuyhEtp
バカな
ウナギをヤンデレスレに押し付けて厄介払いしたいだけさ
奴らの考えそうな汚い手だよ

432:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:56:16 tgPq63Jj
ウナギもスレの賑わいということわざがあってな。

433:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:58:08 OYfzW4xJ
ヤンデレのアホもこのスレを荒らしているうんこも同一人物だろ

434:名無しさん@ピンキー
07/12/22 18:58:13 yMiziRIf
なんだ、意外に人気あるじゃないか、ウナギイヌ
ヤンデレスレでも可愛がって貰うんだぞ
体にきをつけてな

435:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:04:59 p1byTrZO
>>433
リッサ ◆v0Z8Q0837k氏がウナギイヌの正体なの?

436:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:10:29 kSWj6Uzc
>>425-428
何でまたそういう話をするかな?
ネタや妄想でもいいからどうせならもっと生産的な話題にしようぜ?
ほら、例えばクリスマスも近いことだし色々あるだろ?

クリスマスデートに誘うために普段はツンツンな妹が照れながら部屋にやってきたり。そこでごろごろ甘えてる姉を見つけてまた姉妹喧嘩がはじまったり。
姉の提案で“一応”皆仲良くパーティしたり。
とはいいつつも姉がシャンパンで間接キスしたり「あ~ん♪」してきたり。
それ見た妹が「わっ、私もやる!!」とか叫んで口にチキンを思いっきり突っ込んだり。
そんな感じでそれなりに和やかな空気の中いきなり妹が爆睡しだしたり。
その少し前に姉が妹の飲み物に何か混ぜていたり。
妹が眠っているのをいいことに押し倒そうとして……そこで何故か姉にも眠気が襲ってきたり。
薄れる意識の中自分のグラスを確認すると、いつの間にか自分のそれにも白い粉末が付着していたり!

ああ、もうっ!本当にお姉ちゃんは可愛いなああ!!!!!!
お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃーーーーーん!!!!






ごめん。


437:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:14:31 cxFTechm
>>436
つまらない上にスレ違い
近親相姦スレ逝けや

438:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:20:34 OYfzW4xJ
今度はリッサ ◆v0Z8Q0837k氏に粘着か
本当にうんこだな

439:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:21:43 nTvihqkY
学生の男一人に女二人が地下道の入口で修羅場ってるのは見たことあるけどな。
男が別れ話を切り出してから三人共俯いて沈黙してた。
罵り合いじゃない修羅場もいいものだと思った。

440:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:24:36 gQl8I8SZ
>>439
何で携帯でカメラを撮ってうpしてくれないんだよ
音声だけでもいいから

441:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:31:18 nTvihqkY
>>440
その頃は修羅場の素晴らしさに目覚めてなかったんだよ。
それでも印象には残ってた。
一年か二年前の梅雨時の事だったはず。

442:名無しさん@ピンキー
07/12/22 19:57:08 QjWyP0pv
>>425の妄想変態馬鹿のせいでせっかく治まりそうになったスレの雰囲気がまた荒れそうになった
ウナギの話題はスレが荒れるってのに出すなよ
>>439のフォローでここからは嫉妬話に戻ります↓

443:名無しさん@ピンキー
07/12/22 22:36:57 Oyvx1rYI
パソコンの中身を洗ってた時、尋ねてきた友人にマザボ踏まれて修羅場りました。

444:名無しさん@ピンキー
07/12/22 22:50:11 acz2WP1d
>>443
実は友人は女でお前にパソコンじゃなくて自分を見て欲しいという感情の表れということか
個人的に男女というか姉御肌というか男口調の女の子の嫉妬って凄い萌える

445:名無しさん@ピンキー
07/12/22 23:08:13 ebbU+gHh
>>444
それで年上だったりしたら俺的に凄いツボだ
優柔の先輩は素晴らしかった・・・

446:名無しさん@ピンキー
07/12/22 23:15:00 AIuqv5xZ
一億年のブルーリボンが気になるなあ
サプライズでいいから続き投下されないかな

447:名無しさん@ピンキー
07/12/22 23:27:49 acz2WP1d
>>445
君とは一度会って話をしたい

448:名無しさん@ピンキー
07/12/22 23:35:12 S1k9WI4A
>>436
キモ姉キモウトスレで待ってるぜ!

449:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:15:38 6T4/kpsG
>>445みたいに具体的な過去作の名を上げる人ってどういう考えなんだろう?
作者自身の自演なのか、今度はその作品を叩こうっていう荒らしの仕業なのか
ともかくやっててよく恥ずかしくならないなと思う

450:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:25:16 yxmDXWif
キモ姉とキモウトでふと思ったんだが
どっちに監禁されたい?
俺は姉で

451:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:41:12 ymEsvYKZ
監禁より主人公をめぐって火花を散らすシチュがいいな

452:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:48:58 99V7WYHH
よくよく考えたら、ここって重複スレの臭いがプンプンしてるな

453:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:33:33 eUSs+m8w
あるところに一匹のハリネズミがいました。
ハリネズミはいつも一人ぼっちです。
ハリネズミは寂しがりやでした。ハリネズミは友達がほしいといつも思っていました。
でもハリネズミが近づくとみんな逃げていきます。
ハリネズミの全身は針で覆われています。
ハリネズミに近づくと怪我をします。
寂しがりやのハリネズミはいつも一人ぼっちでした。
あるとき、ハリネズミは仲間を見つけました。同じハリネズミです。
これなら大丈夫だ―ハリネズミ同士は近きました。
しかし、お互いの針が邪魔で近づくことができません。
二匹のハリネズミは全身の針を震わせながら泣きました。

あるとき、一匹の猫が一匹のハリネズミの前に現れました。
猫はハリネズミを食べようとしますが、針が邪魔で食べることができません。
それでも猫はハリネズミが食べたかったので側にいました。
一方、ハリネズミは猫が近寄ってきたことに驚きました。
自分が近づくとみんな逃げていくのに、猫は自分から寄ってきてくれたのです。
ハリネズミは嬉しかったけれど猫に謝りました。
「ゴメンよ。ボクに触ると怪我をしちゃうんだ。でも近寄ってきてくれてありがとう」
猫は驚きました。
自分が食べようとしているハリネズミがお礼を言ってきたからです。
このハリネズミは勘違いをしている―猫は気付きましたが黙っていました。
猫はハリネズミに興味を持ちました。
猫はハリネズミの側にいつもいるようになりました。
ハリネズミは喜びました。


454:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:35:42 eUSs+m8w
ある日のこと、もう一匹のハリネズミがやってきました。
ハリネズミは猫を見つけて驚きました。
猫の側にいたハリネズミは言いました。
「ボクにも友達ができたんだ。触れることはできないけど、いつも側にいてくれる自慢の友達さ」
やってきたハリネズミは言いました。
「あなたは騙されているのよ。猫はあなたを食べようと側にいるのよ。ワタシ達はハリネズミ同士で側にいるのが一番なのよ」
猫のことを悪く言われたハリネズミは怒りました。
「そんなことを言わないでくれ。ボクの友達を悪く言うヤツは君でも許さないよ」
二匹のハリネズミは言い争い、喧嘩別れをしました。
でもハリネズミはもう寂しくありません。猫が側にいてくれるからです。
もう一匹のハリネズミは泣きました。また一人ぼっちになってしまったと泣きました。

ある日のこと、猫に梟が話しかけてきました。
「おや珍しい。ネズミと仲の良い猫がおるとは」
猫は言いました。
「食べたいけど針が邪魔で食べれないのさ。今は隙を探しているのよ」
猫はもうハリネズミを食べようとは思っていませんでした。
恥ずかしがりやの猫はつい嘘をついてしまったのです。
梟は言いました。
「そんなのは簡単さ。ハリネズミは自分の身を守るために針がついている。つまり弱点を隠すために針がついているんだ。
ハリネズミの腹は針がない。食べたければ腹を出したところを食べてしまえばいいさ」

猫は迷いました。
猫はもうハリネズミを食べようとは思っていません。
逆にハリネズミが好きになっていたからです。
ハリネズミにこのことを教えれば、これで誰とも触れ合うことができると喜ぶと想像はできます。
ですが、それだとハリネズミは自分の側から離れていくかもしれません。
もしかしたらいつか自分で気がついてしまうかもしれない。
喧嘩別れしたハリネズミとも仲直りをしてしまうかもしれません。猫は迷いました。
そして猫はあることに気がついたのです。

―なぁんだ、こうすればいいじゃないか。

猫はハリネズミを見つけました。声をかけるとハリネズミは嬉しそうに走ってやってきます。
猫はごくりと唾を飲み、舌舐めずりをして口を開きました。


455:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:36:56 eUSs+m8w
喧嘩別れをしたハリネズミが謝りにやってくると、そこには泣いている猫がいました。
猫の足下には腹を食べられて死んでいるハリネズミがいました。
ハリネズミは驚きと怒りに震えて猫を問いつめました。
「どうして彼を食べたの!? 彼はあなたを友達だって言ってたじゃない。
そんな彼を裏切って騙して食べたのね」
猫は泣きながら言いました。
「私は彼を愛していたのよ。だから誰とも近づいてほしくなかったの…独り占めしたかったの……。
彼と一緒になるためにはこうするしかなかったのよ。彼を食べてしまえば
彼と私はずっと一緒だから…ずっと、ずっとずっとず~っと一緒だから……」
ハリネズミは怒り狂い、泣き続ける猫に跳びかかりました。
ハリネズミの体当たりは全身の針で猫を傷つけました。何度も何度も体当たりをしました。
猫は避けませんでした。針が刺さり、全身から血を流しながらも避けようとはしませんでした。
やがて猫は全身を真っ赤に染めて倒れました。
猫は死んだハリネズミに寄り添うように倒れると、幸せそうに笑い、安らかな顔で死にました。
ハリネズミは全身の針を真っ赤に染めて泣き続けました。
ハリネズミは涙が渇れ果てるまで泣くと、死んだハリネズミの腹の上に寄り添いました。
冷たくなったハリネズミの腹の上で、全身を赤く染めたハリネズミは幸せそうに笑いました。
「やっと触れ合うことができた…これからはずっと一緒だからね……」
ハリネズミは目を瞑ると、二度と目覚めることはありませんでした。

456:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:37:48 eUSs+m8w
ってな童話をトラウマと『ハリネズミのジレンマ』の話を混ぜて書いてみた。
うん、反省してる

457:名無しさん@ピンキー
07/12/23 03:26:00 zXhek4/G
>>456
いや、これ良いよ
切なさ100点愛情300点だよ

458:名無しさん@ピンキー
07/12/23 07:57:20 D0q4mXTO
泣いた

459:名無しさん@ピンキー
07/12/23 08:15:59 8OhUWAJV
クリスマスにこんな話を読めるなんて、俺はしあわせものだ
もう一人ぼっちでもへいきだ

へ、へいきだ

460:名無しさん@ピンキー
07/12/23 10:20:28 cQUJmndN
いやいやGJだぜ
普通に幼稚園児に聞かせても良い気がするぜ

461:名無しさん@ピンキー
07/12/23 10:27:53 xFQYe1mh
>>459
きもいコメント乙
自演うざいよ?
つーかクリスマスに一人でエロ小説って惨めすぎw
ほかにやること無いの?

462:名無しさん@ピンキー
07/12/23 11:32:30 cgsq/ML5
>>460
いい話であることは認めるけど
情操教育に悪くないか?www

しかし童話の類にも修羅場要素があるとは…

463:名無しさん@ピンキー
07/12/23 11:56:50 ORt+vLRL
結構修羅場っとる童話って多くないか?

464:名無しさん@ピンキー
07/12/23 11:58:53 dT5W5/fR
>463
白雪姫なんか、典型的な嫉妬話だし。
あれは男がらみではなくて「容姿」に対する嫉妬だけどさ。

465:名無しさん@ピンキー
07/12/23 12:04:50 xhMFwL9w
浦島太郎って確か陸に恋人がいることを知った乙姫が浦島太郎を監禁する話だったよな。えっ、違うの?

466:名無しさん@ピンキー
07/12/23 12:31:29 ORt+vLRL
>>465
そうそう。
それで何とか陸に戻ったら時間進みまくってて浦島太郎のこと覚えてるやつが一人もいなくて途方に暮れてたら
浦島のことを想うあまりに妖怪になって昔と全く姿の変わらない恋人が…
って話だったと思う…間違ってないよな?


467:名無しさん@ピンキー
07/12/23 12:51:39 AFndKB+K
恋人は素潜りで竜宮城まで来て乙姫と修羅場になるんでしょ

468:名無しさん@ピンキー
07/12/23 12:54:06 yxmDXWif
恋人すげーなwww

469:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:02:00 eUSs+m8w
>>466
陸に戻ったとおもったら鬼ヶ島で恋人は鬼になってて
一寸法師にやられそうになったり一寸法師が助けようとした
姫に惚れられたりそこで三つ巴になったところにかぐや姫が乱入してきたり



って話をばっちゃから聞いたことがある

470:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:07:54 9cz67SR9
ハリネズミといえば青とピンクしか思いつかんよ

471:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:10:05 0FpVKaXS
>>467
俺と同じ事考えてる奴がいるww
もっとも、俺の場合は恋人が乙姫に「私は5分間の無呼吸運動が出来る」とか言ったりしてるんだけどネ

472:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:21:03 7B0qqWb6
>>443
おいちょっとまてよ
洗うって何だよ

473:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:28:46 7vhR4kc2
パソコンってバラして丸洗いできるんだぜ
乾かすときは陰干しでな


474:名無しさん@ピンキー
07/12/23 13:46:30 eUSs+m8w
そういやギリシャ神話なんか嫉妬話がかなり多いよな
あと昼の連ドラと少女漫画の嫉妬・修羅場・三角関係の量は異常
>>471
随分と活発な恋人だな…ってそれなんて死刑囚?

475:名無しさん@ピンキー
07/12/23 14:39:56 OJ/oliGc
ふむ、いろいろあった後で,ジュラ紀から凍り付けに
なっていた恋人が割り込んで来るのですな。

眠っていたのは推定1お・・・・

やばいやばい、禁句だった。

476:名無しさん@ピンキー
07/12/23 15:44:39 fAr1hvp1
>>461
てめぇは自分の顔を一度鏡で見ろや

477:名無しさん@ピンキー
07/12/23 15:50:12 ORt+vLRL
>>474
ヘラとかヘラとかヘラとか

478:名無しさん@ピンキー
07/12/23 15:54:23 yxmDXWif
>>474

479:名無しさん@ピンキー
07/12/23 15:57:04 yxmDXWif
途中投稿すまん
>>474
なんか偉い感じの存在の嫉妬って良いよね

480:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:11:08 eUSs+m8w
神話の神々でさえ嫉妬するんだよ。しかも女神がやたら残酷だったりエグいことしたりするんだよね
憎い恋敵をハンカチ噛みながら睨んだりするんだよ
「あんな女なんか捨てて私だけを見て!」とか
言っちゃったりするんだよ

そりゃあ興奮するさ!キリストなんか目じゃねぇ!

481:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:21:43 9cz67SR9
そりゃキリスト教じゃ嫉妬は七つの大罪においてリヴァイアサンが象徴する代表的な罪だからな

482:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:23:43 8O1j6LtR
>>476
ポマイの顔も大差ないという罠w






































w

483:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:27:16 ORt+vLRL
コピペだが

由乃のモデルである女神ヘラ(ローマ名・ユノー)は、なかなか萌えるよ
主人公(ゼウス)の妻でありながら、実姉でもあるので、キモ姉好きも安心
毎年魔法の泉で若返り、少女の姿で処女になって戻ってくるので、処女厨も満足
夫(弟)に粉かけた女はどこまでも追い詰めて惨殺、その子も呪い殺し
夫(弟)がレイプした女も許さず、やっぱり呪い殺し
自分と夫の仲を馬鹿にしたりしたら、その国ごとを滅ぼしちゃいます
浮気性の夫(弟)に気を揉みながら、それでも「悪いのはあの女」という思考を崩さない。夫は傷つけない
自分は絶対的な貞操観念持ちで、よその男に迫られても歯牙にもかけない。NTR嫌いも安心。

一回だけ家出した時のエピソードとかも萌えるし、ヘラ様は非常にスペックの高い修羅場女神だよ

完璧じゃないか

484:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:32:50 yxmDXWif
>>482
IDが801で吹いた
>>483
家出kwsk

485:名無しさん@ピンキー
07/12/23 16:44:27 vM1xOtcn
>>483しかしな、ヘラは略奪婚に近かったんだよ…
まあ、前妻を捨てたのはゼウスなんだけどorz

486:名無しさん@ピンキー
07/12/23 17:00:14 ORt+vLRL
>>484
URLリンク(www.soratotaiyou.com)
この辺参照
>>485
その辺含めて好きだwww

487:名無しさん@ピンキー
07/12/23 17:19:27 /FVbMOKg
基本的にヘラは好きなんだけど、ヘパイストスの件だけは嫌い
「あの人との子供じゃなきゃイヤイヤよ!」
って考えれば……イケる、か?

488:名無しさん@ピンキー
07/12/23 18:40:26 9cz67SR9
>>487
それがヘパイストスは普通にゼウスとの子って説があるからなあ

そうでなくても>>487のいう通りだとしたら単体で子供作ろうとしないだろ?

489:名無しさん@ピンキー
07/12/23 19:09:36 /FVbMOKg
>>488
だってヘラって自分でヘパイストスを産んだは良いけど
奇形児だからって理由で、
「うわっキモw やっぱ捨てるわwww」
とかなんとか言ったかは知らないけど山から投げ捨てたみたいだし
ヘパちゃんそれが原因で一生足が不自由になっちゃうし……ね
ヘラに関してはキモ姉なとこだけ見た方が良さげか

ギリシア神話は色々な角度から見ればみるだけ噛み合わなくなるものだと思ってる

490:名無しさん@ピンキー
07/12/23 21:04:01 z0k2BiaP
民族伝承やらいろんな話が集まって形成されていくもんなんだろうから
神話って普通そんなもんじゃね?
ホラー作家らが集まって作った話を神話と言ってるのとは違うわけで。

日本の神話なんか、更に政治的意図によるエピソード改編も多いしなー

491:名無しさん@ピンキー
07/12/23 21:26:24 sfZyRFWh
ゼウスが浮気性なのも大体ギリシャの名家が、大神ゼウスの血筋だと言い張るためだったという説もあるからな
こっちのほうも政治的意図がありありだ

492:名無しさん@ピンキー
07/12/23 22:05:39 p9QO/LKw
スレタイに反してずいぶん知的なスレだ

493:名無しさん@ピンキー
07/12/23 22:52:14 eUSs+m8w
>>492そりゃ修羅場に関する話題だからな。
するってーと
ゼウス=誠
ヘラ=由乃
ってなってくんだが、他にも言葉とか楓とかベジータとかって
ギリシャ神話の神のイメージピッタリなのがきっといるに違いない
でも神様が近親相姦は反則だろう…

494:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:01:27 ORt+vLRL
   ' , \、 、|       ヽ   l / /    ヽ,   / /  /
  ``ヽ  ヽヽ! ,   lj   ヽ  i/ , '  u  !/ /  /
  、 ヽ\ ` l_/ /`ヽ、   ヽ/ / ,. ' ´ヽ l ,'/'´   /__
  、 ヽ、 ,へ、/ ,ヘ``ヽ、ヽ. ` / /,. -‐,´ _!,-、 / /'´/
 ヽ\`` l l^ヽ,',  ',  oヽ`、} レ/o   ,'  〉"^l//'´/
   \、 l l r' ',  ー―‐",`ー´`ー―‐'  //_',/_,. -;ァ
    ,.ゝ-\ー、 ','"""""  ノ_ ゛゛゛゛` /'_j /  /
    ``,ゝ-ゝ、_',u     r====ョ    /-/_/
     ´ ̄``ー,ヘ    `====''    /=''"´
          ,'、 `ヽ、,:' -‐-  , '``>、
         ノ`::ー-、_\__,/_,. ::'´:::::冫二ニ77ー-
  ,...-、‐ニ二{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ニニニ〃::::::::
  :::::::::ヽニ二ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/二二ニ〃:::::::::::

495:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:13:21 yxmDXWif
野菜王子自重しろwww

496:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:47:30 p54tBKaS
一見スレが盛り上がっているように見えますが
実際には自演雑談なので会話しているのは一人だけですw
























































IDでバレバレなのにwwwwwwww

497:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:55:11 9cz67SR9
>>489
まあ、あえて言うなら、愛人が産んだ子が美しいのに、
本妻である自分が産んだ子が醜かったら夫に嫌われるだろ?立場ないじゃん。

498:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:12:22 +4PYIJRp
イザナギ・イザナミ

499:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:14:08 eqJvq0ST
>>465-469に吹いてWikipedia見てみたら…

URLリンク(ja.wikipedia.org)豬ヲ蟲カ螟ェ驛?#10;

竜宮の姫の正体が実は助けた亀だったなんて…
Σ(゜Д゜;)

500:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:14:54 rHGTOJiW
さて、ついに性なる夜なわけだが
お前ら予定は?

501:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:17:05 KhpOP0Fg
いかん、文字化けしたorz
URLリンク(ja.wikipedia.org)

502:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:12:21 fXi8Vd92
>>500
聞くな、兄弟よ・・・orz

503:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:26:51 sxjdIlqF
>>492
これぐらい修羅場スレ住人の必修科目だぜ!

504:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:53:56 8BLUmzFv
>>502
俺いつ書き込んだ?

制夜なんか知らんわい

505:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:01:29 sxjdIlqF
お前らに招待状だ
URLリンク(vipwin.ddo.jp)

506:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:43:22 rHGTOJiW
>>502
そうだよなwwwお前みたいな
何故か毎朝隣で下着だけ着けて満ち足りた表情で寝てる巨乳で美人の義理の姉や
各種体液混入料理を毎日毎日食べさせてくる小柄で貧乳の可愛い実の妹や
家も学校の席も隣同士の他の女子を見ただけで怒り狂う幼馴染みの美少女や
学校を出る時どういうワケかいつも校門で待ってるポニーテールの後輩や
仲が良かったのにいつの間にやら自分を拉致監禁してる黒髪ロングの先輩とかが
自分を巡って血で血を洗う死闘を演じている所を妄想してチンポしごいてるまるで俺のような
キモオタキモメンの低学歴ピザ童貞がリア充イケメンのスマートヤリチンやスイーツ(笑)しか参加したがらない
汚らわしいホーリーオールナイトSEXinジャパンフェスティバルなんかに参加するわけないよなwwwwwww死にたい

507:名無しさん@ピンキー
07/12/24 04:21:09 TCYZHM48
さて、みんな涙を流して寝静まったところか…

今日と明日は仕事が忙しいからな。修羅場が起きやすいように女性の写真をカップルの男の郵便受けに入れたり
見知らぬカップルの男に「ちーっすセンパイwあれ?新しい彼女スかwww早いですよ今回www
今月これで四人目じゃないすかwwwあ、四股スかww
あっスンマセン邪魔しましたねwwwww」
って声かけたりとか恋人のいる友人達に謎のメールを送って修羅場が起きるよう仕組んだりとか…

あっそうそう、サンタ狩りしなきゃ。サンタの潜伏先は聞いてるし…
あ~忙しくなるな……

(実際は朝9時から23時まで働いて帰ったら一人鍋して一人ジェンガ大会開きながら
投下を待つってのを2日間続けるだけ)


それにしても俺がいっぱいいるんだな。いつから分身の術覚えたんだっけ?

508:名無しさん@ピンキー
07/12/24 06:25:57 yj8p/yJl
お前ら野郎どもが嫉妬してどうするwww



それとも今日は男が嫉妬していい日なのか?

509:名無しさん@ピンキー
07/12/24 06:41:40 AmOmmpAG
>>506
俺いつの間に書き込んだんだろう…

510:名無しさん@ピンキー
07/12/24 07:44:42 kR69CZcO
>>506>>507>>509
やあ、俺達!
分身の術?違うさ、イブの奇跡さ!!
というわけでジェンガやろうか

511:名無しさん@ピンキー
07/12/24 08:50:29 TCYZHM48
とりあえず俺は仕事だから暇なやつらは聖闘士星矢を読んで投下をマッタリ待つもよし
もしくはコンビニと薬局のコンドームを買い占めて穴を開けて
街行くカッポーに配るもよし
暇そうな姉妹か女子小学生とジェンガの特訓をするもよし
一番おすすめは作品を書いて投下する準備をすることだな
俺も投下したいのは山々だがいかんせん作品のストックが0で仕事だ

それじゃみんな、俺はちょっくら社会の歯車になってくるわ(マンモス哀れなヤツ)

512:名無しさん@ピンキー
07/12/24 09:12:59 /wCNNiVw
>>511
しばし待て俺。

>もしくはコンビニと薬局のコンドームを買い占めて穴を開けて
>街行くカッポーに配るもよし

それはHRスレだ。

513:名無しさん@ピンキー
07/12/24 09:54:31 AVFjfR6f
>>512
いやいや、はらませることで新たな修羅場の可能性を広めることを指しているんだろう
夫・彼氏の浮気の発覚とか、この世で最も愛しているお兄ちゃんが雌猫と交際していたのが分かり、あまつさえ獣姦していたことすら発覚するとか

514:名無しさん@ピンキー
07/12/24 10:05:57 a5f65N4r
>>499

最後に浦島は鶴になって乙姫と夫婦になる。
二人は末永く幸せに暮らし、その後長寿と夫婦円満のご利益がある神様として祀られるんだぜ。

何の問題もないハッピーエンドじゃないか

515:名無しさん@ピンキー
07/12/24 11:39:08 bEKO9rDJ
クリスマスか…日が変わるまでに投下はあるかしら?
サンタさんからのプレゼント、全裸で待ってます


516:名無しさん@ピンキー
07/12/24 14:04:56 F+RW9TBd
>>513

いや、獣姦では孕まないから。
雌豚も、しかり。

517:名無しさん@ピンキー
07/12/24 14:10:36 QrMcM//P
サンタさん、まとめサイト閉鎖で修羅場に飢えてます。
『which do you love?』『一万年と二千年前から愛してる』『両手に嫉妬の華を』のように男が誠実なSSを
一つでいいから下さい。

518:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:17:48 TCYZHM48
>>516いやいや、表現として「雌猫」でさ、少し言葉を変えると「泥棒猫」だな
まあ分かってるとは思うが念のため

それよかみんなにちょいと聞きたいんだが、今日の晩飯はなに食うの?なんかスーパーとか鶏肉ばっか売ってるじゃん
俺はご飯と鯖の味噌煮と納豆と味噌汁の予定なんだが…

まさか鶏肉とかローストビーフとかケーキとか言わないよな?
このスレの皆は嫉妬と修羅場をおかずに白米食うよな?一人で食うよな?な?

519:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:23:04 Ut9YjSzu
いかん、禁断症状が出てきた
早く感想つけさせてくれぇ~ぃ!

520:名無しさん@ピンキー
07/12/24 17:39:48 GFzsSYll
>>518
超和風じゃねえかwww
ウチは家族とマーボー豆腐ですよ、この野郎
なぜ、中華なんだ…

クリスマス・イヴっていう修羅場イベントの日に俺は何をやっているんだろうね

521:名無しさん@ピンキー
07/12/24 18:55:47 laxv00eq
俺は寂しくなんかないぜ!俺には嫁が10人以上居るからな!        フィギュアだけど。orz
単発でいいのならちょっくら駄文書いてくるから、wktkせずに間違っても全裸に正座で待たないでくれよ!

522:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:14:27 t4din/tk
>>521
了解!ネクタイだけ着けて待ってる!

523:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:26:27 TCYZHM48
んじゃ俺は帰ったら赤フンドシと五本指ソックスに着替えて正座して待つ

524:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:51:40 kR69CZcO
ごめん、手元にマフラーしかないから裸マフラーで勘弁な

525:名無しさん@ピンキー
07/12/24 19:57:06 8BLUmzFv
>>520
うちも麻婆豆腐だった
>>521
全裸で待ちたいが風邪気味なので今日は半裸で勘弁してくれ

526:名無しさん@ピンキー
07/12/24 20:51:30 Nn0H6fhq
ここの書き手って、本屋でラノベの売り場に立つ度に

「俺のSSって、ここに並んでても全然不思議じゃない」

なんて、コソ~リかつ自信満々に考えたりなんかしてるでしょw

527:名無しさん@ピンキー
07/12/24 20:53:19 Jf7O1XHz
>>525
じゃあサンタ帽だけつけて良いよ
で、その格好で
薬局やコンビニでコンドーム
買い占めて穴開けてカップルに
配って来てね

528:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:10:32 RjN8cfC5
.  / / /// ./ /  /j  / // 〃!|| | ||ll| | | ヽヽ ヽ   |     |       |,  -─- 、    /

  i  l l l l ll  l /!.| ,! / | /゙!゙"゙"゙"゙ll| | |  !㍉ヾ゙r、,__.l  ,. -‐''´ ̄`ーァ'"´        ヽ、/

  l  !. | | | |l  | || li |/| l| ! |     l! ! | |  |ミミヾ,| .l7lー‐- 、                __/

    | | | | |l  l. _lki'l |! l! l+-l、_  ,j l/,!.l  |三ニ、jイ l l三ヽ |             r'´        _

    l i l l lヽ, i´ !_i!ヽl l l!   __ `メノl !l !  |=、ニ/ ! l/ヽ== 、-‐'"´ ̄ ̄`ヽ、   /        /

       ヽヽ ヽ ヽ,r=ミ !    ,. ==ミ、 /// j l、 }彡r'、\ \ l㍉、 ̄`丶、    \ /         |

  ,. -─-、ヽヽヽヽ!::::::::: , /    ::::::::::: `/// //'∠ !_{,l、 \ヽヽ, |  !l ̄`ー-、`ヽ 、 /  __         l、

/,r‐,=≧--‐'´__.',     ___      /ノ/ //´ヽj \ ̄ ̄二>‐、-!!,_   \ r'´ /ヽ l        | l

/rチ'"´ _,ィャヶ'´rt‐\.  l'´ !    ///./  /   lヽ/'´ ̄  | ヽ,  `ヽ、 \‐'   } |   r !  lノ l

/_,.ィ=彡/   l !   \ ー'       /  /  /  //      l、 ヽ,    \ ヽヽ  lノ   / 」/  ヽ

12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は

1年間で最もセックスをする人の多い「性の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくセックスをしています。

普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もセックスをしています。

貴方が片想いしているあの綺麗な女性もセックスをしています。

貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなくセックスしてます。

貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にやられています。

貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつでヒィヒィ言っています。



            地  獄  開  始

529:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:13:16 a5f65N4r
ズルズル
       o
      ▼/)
     ̄ ̄|/■

12月31日の午後6時から午後12時までの6時間は
1年間で最もそばを食べる人の多い「そばの6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなくそばを食べています。
普段はあどけない顔して世間話してるあの娘もそばを食べています。
貴方が片想いしているあの綺麗な女性もそばを食べています。
貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなく外でそばを食べてます。
貴方と別れたあの娘も貴方がその娘と食べたそばを別の男と食べています。
貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま煮えたぎるそばをヒィヒィ言って食べています。
すべてを諦めましょう。そして、ともにそばを食べましょう。

530:名無しさん@ピンキー
07/12/24 21:16:23 adBqbRax
12月24日の午後9時から翌25日の午前3時までの6時間は

1年間で最も修羅場をする人の多い「修羅場の6時間」です。

貴方の知り合いや友人ももれなく修羅場をしています。

普段はあどけない顔して世間話してるあの娘も泥棒猫と戦っています。

貴方が片想いしているあの綺麗な女性も鮮血をしています。

貴方にもし年頃の娘さんや姉・妹がいて、いま家にいないのでしたら間違いなく修羅場してます。

貴方と別れたあの娘も貴方がその娘にやってきたことを別の男にストーカーされてます

貴方の将来の恋人や結婚する相手は、いま違う男のいちもつで鋸でNiceboat言っています。

531:521
07/12/24 22:46:55 laxv00eq
ネトゲのクリスマスイベントやってたので構想・執筆時間は1時間半くらい。
多分みんなの期待には添えられそうにないので、駄作を絶って名作を待ち続けている人はスルー推奨。
あとギャグものなんで壮絶な殺し合いしか認めないって人もスルー推奨。
最後に読んだ後本棚の嫁を整理してコンビニ行くのも禁止。

532:あるアキバ系男の彼女たち 1/2
07/12/24 22:48:03 laxv00eq
「はぁ、クリスマスだってのに俺に居るのは二次元の嫁だけか・・・」

大好きなあの人はコートを着込むとPCの電源を落とし最後に部屋の灯りを消す。

「いやいや、フィギュアもある意味三次元!・・・虚しい、さっさとコンビニ行ってこよう」

そして私たちの愛の巣であるアパートの扉から出て行き、鍵を閉めました。

そして人間が誰も居なくなったこの空間は私たちの世界となります。



「ご主人様・・・」

誰もいないはずの暗いアパートの部屋から聞こえる呟き。
それを発したのは人間ではなく、人間を模して作られた人形(ヒトガタ)でした。

本のない本棚に佇む女の子は、西洋風の甲冑を着て剣を手に持った少女。
"戦乙女ヴァルキリー"        ・・・のフィギュア。それが彼女です。

「そう、去年は"制服少女シリーズNo04"だったけど、今年は負けないわ!」

そう言ってヴァルキリーは手に持った剣を無造作に薙ぎ払い、一緒に並べられていた
フィギュア・食玩・プラモなどに斬りつけ始めました。

「毎年12/24にご主人様はいつも"私たちのうち誰か"とケーキを食べるところを
 デジカメで撮影して画像掲示板に投稿する、即ちそれを果たせばふたりは公認カップル!」

端から見れば負け組みの自虐も交えた精一杯のネタも、彼女たちにとっては聖なる夜のようです。
なお去年の覇者制服少女シリーズNo04は次の日に嫉妬に狂った他の彼女たちに破壊されてます。
逃げ惑うガシャポンのガンダムを50体ほど無双したところで、突然ヴァルキリーの足元に
何本もの手裏剣が突き刺さりました。

「何者!?」
「"くノ一シリーズNo02"参上!お館様の愛は私の物よ!」

と叫びながら隣の本棚から飛び掛ってくる露出度の高い忍装束を着た女の子。
よく見ると部屋中で戦いが繰り広げられています。

ガンプラが撃ったビームをメイドさんフィギュアが箒で受け止め、戦艦プラモの46cm砲を受け
四散する歴代戦隊ヒーロー食玩たち。
タッグを組んだらしいバイクプラモに乗ったライダーフィギュアの突進から逃げ惑うキン消しに、
萌え司令官るーでるに率いられ一糸乱れぬ行動でZOIDSを駆逐していく戦車食玩。
40cm近くあるゴジラのフィギュアに体当たりを敢行する猫耳少女たちに至っては地獄絵図です。

533:あるアキバ系男の彼女たち 2/2
07/12/24 22:48:58 laxv00eq
「"巫女さんシリーズNo1"前からあんた気に入らなかったのよ!」
「そんな弾速の遅い武器なんて当たらないわよ"戦闘工兵隊12"!」
「抜き手!中段蹴り!正拳突き!回し蹴り回し蹴り、必殺昇竜拳!」
「ぐるるるるるるる!がおーっ、放射能熱線!!」
「奥義分身の術!拙者の動きが見切れるか!?」
「うわっ、本当に見分けがつかない・・・って、片方シークレットの色変えverじゃん!」
「おーぷんげっと!」「ぱいるだーおん!」「れっつこんばいん!」「れっつぼるといん!」
「くらえエアシューター!」「タイム連打連打連打!うわっ、竜巻相手じゃ意味がない!」


・・・・・・・・・・・・そして小1時間後。
死屍累々と横たわるフィギュアなどの残骸。
そして数え切れぬほどの残骸を積み上げられた山の頂点で佇む一体の少女。
身体中にヒビが入り今にも崩れそうなボロボロな状態ですが今年の勝利者は彼女のようです。

「うふふ、あはは、あーっはっはっはっは! これでご主人様の愛は私の物よ!
 昨日までご主人様のお気に入りだったアイツも、毎週シリーズが増えるアイツも、
 パテで衣装を制作して貰ったアイツも!お友達に『嫁』と自慢していたアイツも、
 憎いアイツも殺したいアイツもマッチで燃やしたいアイツもシンナーで溶かしたいアイツも
 アイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツもアイツも、もういない!」

「私だけがご主人様の『お嫁さん』なのよ!」

彼女の乾いた笑い声が木霊するアパート。
そのとき机の上から彼女と最後まで戦った戦車の残骸が落下して、その拍子に偶然下にあった
TVのリモコンの電源スイッチを押す。

「・・・でした。さて、次のニュースをお伝えします。たった今起こったニュースのようです」

誰も居ないはずのアパートに鳴り響く乾いた笑いのキャスターの声。

「・・・区在住の男性が、コンビニで女性に包丁で刺され亡くなりました」

TVに映し出されているのは淡々と原稿を読むキャスター、と彼女たちの良く知る人物。

「容疑者の女性は取調で『私は彼を世界一愛していたのに、彼はフィギュアを買ってばかりで
 私の思いに気付かない。だから殺せば身も心も私の物になると思った』と供述しており・・・」

パキッ と音がしてダメージで自重に耐えられなくなった彼女の身体が崩壊したときも
彼女は最後まで笑い続けていた。

534:521
07/12/24 22:50:16 laxv00eq
投下終了、それじゃ俺は本棚の嫁整理してコンビニ行って来るわ。

535:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:12:41 Ou/lBbdV
激しくスレ違い
過疎の隙間を付くような姑息なヒーロー志願者はもうゲップ

536:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:23:59 ie8yUKfX
ところでお前等ラーメンといえば何よ?
俺味噌ね

537:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:29:27 yTKUtRps
避難所も完全に沈黙したか
やっぱ、あっちにカキコすると二度とこちらに投下できなくなるってルールが効いたな

538:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:34:56 5tx6NC6q
>>536
俺豚骨醤油

539:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:51:47 OCIH8de8
>>536
塩です!

>>537
勝手にルール作ってんなカス


540:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:01:54 x8Ku5Ro/
>>533
即興乙です
さっき某ギャルゲースレで画像うpしたところだww…orz

541:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:06:53 XZc661hC
>>534
OK、よくやった
ただ、次はもーちょい笑わしてくれると嬉しい

542:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:10:00 SMj5KyCl
>>534
GJ
明日からフィギュア集めることにするわ

543:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:24:17 LR24nLQu
>>536
ニンニクラーメンチャーシュー抜きで

544:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:24:50 oQUbgYnk
んじゃ今度は俺がちんたら投下するよ
即興ショートストーリーです

545:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:26:58 oQUbgYnk
「…うん、大丈夫。そっちはどう?
……そう、それなら6時に公園の噴水の場所で。遅れないでね?
…うん、期待してて。それじゃまたあとで」
電話を切って時計を見ると、時刻は4時を指そうとしていた。
キッチンに戻って作りかけの料理を再開したら、終わるのは5時過ぎ頃になりそうだ。
出来上がった料理は7割りといったところか。
あとはホワイトシチューとローストチキンが出来上がれば完成だ。
よく考えたら、テーブルの上に乗りきれない程の料理を作ってしまっている。
二人だけじゃ食べきれない量を作ってしまったけど、彼の喜ぶ顔を想像したら
つい張りきってしまったのだ。
この日のために一ヶ月も前から必死に練習してきたのだ。味は今までで一番上手く、美味しくできている。
彼の顔を思い出し、喜ぶ顔を想像するだけで幸せな気持ちになれる。
付き合って三ヶ月目になるが、時が経てば経つほど彼の事が好きになっていく。
彼の喜ぶ顔が見れるならなんだってできる。
彼に尽す事が私の生き甲斐と言っても過言ではない。

ローストチキンをオーブンに入れてスイッチを押す。シチューはあと30分ほど煮込めば出来上がる。
その間にテーブルのセッティングを少しずつ済ませてしまう。
白いテーブルクロスに白い皿。シルバーのナイフとフォークにワイングラスを二人分。
あとは料理を盛り付ければ完成だ。
数時間後の光景を想像すると、自然と頬が緩む。
今夜、私は世界で一番幸せになるだろう。
世界から祝福される―世界中の幸せを少しずつ分け与えられ、
そして私も世界中に幸せを贈る。
言い過ぎかもしれないが、今の私は本当に幸せなのだ。

クリスマス―世界中が幸せになる日。
嘘っぱちだと思っていた。普段より賑やかなだけのただのイベントだと思っていた。
騒がしいのが嫌いな私はクリスマスがああまり好きじゃなかったけど、今は感謝している。
クリスマスのおかげで私は今幸せなのだ。今までの人生で一番幸せかもしれない。
この喜びを誰かに伝えたい。だが口にするのは彼にだけだ。他人に伝えたらこの喜びが薄れてしまうかもしれない。
オーブンからローストチキンの芳ばしい匂いが漂ってきて我にかえる。
慌ててシチューを確かめに行くが、どうやら大丈夫だったようだ。
この特別な日に料理を失敗するわけにはいかない。彼には最高の料理を食べてもらいたいのだから。

546:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:29:29 oQUbgYnk
彼―啓祐(けいすけ)とは高校に入学してからの付き合いになる。
親友の優香里の幼馴染みということで紹介された。その頃は何処にでもいるただの男子としか思わなかった。
私は人見知りするタチだったのだが、人懐っこい啓祐の性格と
世話焼きの優香里のおかげで私はすぐに啓祐と仲良くなれた。
啓祐と優香里はいつも一緒だったせいか、自然と3人でいることが多かった。
私は二人が付き合っているものだと思っていたが、二人は幼馴染みのせいか友達以上恋人未満―つまりは親友のようなものだと
照れ臭そうに、誤魔化すように言った。
私から見れば二人がお互いのことを好きだということがみえみえだった。
恐らくは、近すぎる故にもう一歩が踏み込めない。
長年の幼馴染みとしての付き合い。親友としての付き合い。壊したくない関係。
告白をして、もし断られたらもう元の関係に戻ることはできない。
二人はそれを恐れてあと一歩が踏み出せないという関係だった。
私からすれば、なんて初々しい恋愛だろう、としか思えず二人を見守るように眺めているしかなかった。
まるで臆病な子供だ。お互いの気持ちを察しているんだから勇気を出して告白すれば良いのに
とお互いに言った事もある。
答えはいつも同じだった。
「まだこの関係でいいから。この関係を壊したくない」
私は二人にアイアンクローを何回かましたか覚えていない。

高校2年の冬頃だろうか。私は気が付いたら啓祐が好きになっていた。
親友とまで呼べる関係にまでなり、二人きりで遊んだこともあるし
恋の相談を何度も受けたこともある。
啓祐のことを知れば知るほど好きになっていったのだ。
私は自分の気持ちに気付いた時に愕然とした。

―どうして親友を好きになってしまったの?
―どうして親友の好きな人を好きになったの?

答えなんか出るはずもない。好きになってしまったのだからしょうがない。
自分の感情に文句を言っても仕方なかった。
私は悩みに悩んだ結果、一計を案じた。

「私、啓祐君のことが好きなの。だから優香里が告白しないなら私が告白してもいい?」
この一言をきっかけに優香里は啓祐に告白をして二人は付き合うことになった。

547:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:30:22 oQUbgYnk
私は祝福した。優香里が私の意図に気付いたのは二人が付き合う事を報告しにきた時だ。
祝福は嘘ではない。
私は二人を失いたくなかった。
啓祐は優香里が好き。
優香里も啓祐が好き。
私が啓祐に告白してもフラれるのは明白だったし、優香里との友情も失うことになる。
恋と友情の二択―私は友情を選んだ。
―いや、選ぶしかなかった。報われない恋だと諦めたのだ。
結局のところ、一番臆病だったのは私だったのだ。

それから私は二人から少しずつ距離を置いた。
二人の邪魔になるからと、二人の幸せを見たくなくて少しずつ離れていった。
それでも二人とは変わらず親友のままだった。
私は胸の奥をえぐられるような痛みを抱えたまま二人との関係を続け、そして私達は高校を卒業した。

548:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:31:59 oQUbgYnk
二人と別の大学に進んでしばらく経ってから、啓祐から悩みを相談された。
啓祐は大学で優香里は専門学校に行き、少しずつ連絡が途絶えだした頃だ。
久しぶりに会った啓祐は少し痩せていた。疲れたような顔で笑う啓祐を見た時、私の胸の奥が再び痛みだした。
相談の内容は優香里のことについて。優香里から相談を聞いていたから察しはついていた。
別々の学校になってからの優香里は人が変わったように嫉妬深くなった。
大学のサークルの飲み会から帰った時に、知らない女性の匂いがしたと言い出した頃かららしい。
それは飲み会の席で隣に座ったのが女性で、飲み潰れたのを抱えて送っていったのが理由らしい。
今までにない怒りかたをした優香里はその頃からおかしくなりだした。
啓祐を束縛するようになり、女性の会話をするだけで激怒するようになった。私の話でもらしい。
メールの件数が異常なまでに増え、返事がないと出るまで電話をかけ続ける。
怒った優香里をなだめて、泣いた優香里を慰めて、すがりつく優香里を抱きしめて、
そしてまた怒りだす優香里をなだめるの繰り返し。

優香里からは聞いた事のない話だった。私は話を聞いているうちに、優香里に対して沸々と怒りが沸いてきた。
―暗い憎悪と嫌悪。そして嫉妬。
胸の奥深くに閉まっていた負の感情。
私が好きな啓祐と付き合ってるのに、今度は彼を束縛して苦しめるなんて許せない。
優香里はもう充分幸せになったんだ。これ以上彼を苦しめるな。私を苦しめるな。
憎い―憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。
もう優香里なんか親友じゃない。友達じゃない。
優香里は害虫だ。病原菌だ。彼の心を蝕む糞以下のなにかだ。

身体中を負の感情が駆け巡る。
脳から全神経、髪の先から爪の先まで「それ」が巡りきった時、私は決意した。

549:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:33:24 oQUbgYnk
私は彼と積極的に会うようにした。
名目は悩み相談と愚痴を話せる相手。ストレス発散の遊び仲間として。
私と啓祐の共通点はいくつもある。
酒が飲める。大学生同士で大学の話ができる。高校の頃の話ができる。趣味が同じ。
会う回数を重ねるごとに啓祐の笑顔は増えていった。
デートの様に買い物や遊びをするようになった。
啓祐と私は親友なんだから問題ないよ。これは浮気なんかじゃないわ。優香里と私は親友だもん―滑らかに言葉が出た。
昔のように笑う啓祐は次第に優香里の話をしなくなっていった。私と会う時はしないようになった。
週に一度の逢瀬は徐々に私達の距離を詰めていった。ゆっくりと、ゆっくりと。

そして決定的な事が起きた。
私と啓祐が会っているところに優香里が現れたのだ。
久しぶりに会った優香里は別人だった。目は赤く充血し、肌は荒れて体は痩せ細り、昔の面影は少しも残っていない。
あれほど綺麗だった優香里が、あれほど輝いていた優香里が、あれほど幸せそうだった優香里が―。

優香里は私と啓祐を見て幽鬼のような顔で、
「なんで綾が啓祐と一緒に居るのよ!!
啓祐が私の彼だって綾は知ってるでしょ!?
ねぇ啓祐、なんで綾と一緒にいるの? 答えてよ!?」
啓祐の詰め寄るように向かってくる優香里の前に私は立ちはだかる。
ここが正念場だ。失敗は許されない。

550:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:34:48 oQUbgYnk
「私ね、啓祐君のことが好きなの。愛してるわ。
ずっと前に優香里に言ったわよね?」
「だからなによ!? 啓祐は私と付き合ってるのよ。人の彼氏を横取りする気?」
「啓祐君を苦しめておいて彼女面しないで。啓祐君が優香里のせいで
苦しんでいるのが分からないの?」
「バカ言わないで。私が啓祐を苦しめてるって? そんなわけないじゃない。
だって私は啓祐を愛してるのよ。変な事言わないで!」
顔をグシャグシャにして叫ぶ優香里の顔は醜い老婆にしか見えない。
人はここまで変わるのか。人はここまで醜くなるのか。
いや、嫉妬に胸を焼かれた私の顔もきっとこんな醜い顔をしていたのかもしれない。
私は振り返って啓祐を見る。
啓祐は困り果てた顔で私と優香里を見ている。
そんなみっともない顔をしないでよ。そんな情けない顔は啓祐には似合わないよ?
「啓祐君。私は啓祐君が大好きです。ずっと前から好きでした。
私と―付き合ってください」
言いたくて言えなかった言葉。初めての告白。胸に閉まっていた言葉。
心臓の鼓動が激しく鳴って胸が張り裂けそうになる。
啓祐と見つめあって返事を待つ。
後ろから優香里の怒声が聞こえてくるが、今は小さくしか聞こえない。
啓祐は固く結んでいた口をゆっくりと開き、
「―俺も綾が好きだ。俺でよければ―いや、俺と付き合ってください」

それからの事はあまりよく覚えていない。幸せ過ぎて思考が停止していたのだ。
あとから聞く話だと、泣き叫びながらすがりついてきた優香里に
啓祐は別れようと告げ、優香里を置いて私達は啓祐のマンションに行ったらしい。
私の記憶はうろ覚えであちこち記憶が飛んでいたが、優香里の顔はよく覚えている。
絶望して奈落に突き落とされた亡者の顔だった。
涙を流しながらみっともなく口を開き、膝をついた敗者の顔。
私は優香里のその顔を思い出すと少しだけ胸が痛んだ。
でも啓祐の腕に抱かれる喜びに比べたらそんな痛みは路傍の石のようなものだ。
そのうち優香里の顔を思い出しても胸が痛むことはなくなった。

三ヶ月前の出来事。私が幸せになった日の出来事。
私は啓祐の彼女になった。

551:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:35:40 Sx+iV6/i
塩バターにきむちもいいぞ?

552:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:36:02 oQUbgYnk
マンションから出て公園まで歩きで15分。待ち合わせの時間より少し早くついてしまった。
12月の夕方は夕方とは言わないんじゃないかと思う。
5時を過ぎると外は暗くなり、6時になるとすでに真っ暗だから夜と言ってもいいと思う。
街灯の光は頼りない。それでもクリスマスを祝う沢山のライトが闇を照らしてくれる。
無数の色鮮やかで綺麗なライトは地上に降ってきた星のようだ。
まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったんじゃないかと錯覚してしまう。
公園の中心にある噴水は虹色の光でライトアップされている。
噴水の水がライトの光を反射して、幻想的な光景に思わず目を奪われる。
噴水の前のベンチに腰を下ろす。ヒンヤリと冷たいベンチも、目の前の綺麗な噴水を見ているせいかそれほど苦にはならない。
ふと周囲を見渡すと、公園には誰もいない。
時間帯のせいもあるのか、それとも外は寒いからなのか、公園には私だけしかいない。
まあこの幻想的な雰囲気を独り占めできるのも悪くない。
啓祐が来たら二人でゆっくりとこの雰囲気を楽しむのもいいかな。
ぼんやりと噴水を眺めていると、コートのポケットの携帯が震えだした。
(あっ、啓祐かな?)
立ち上がってポケットに手を入れると、突然背中に何かがぶつかってきた。

ドンッ―

軽い衝撃。その次に何かがぶつかった場所が熱くなる。
訳が分からずに背中を左手で触ると、指に冷たくて硬いモノが触れた。
指に何か液体のようなものがついて、なんだろうと指を見ると、赤い液体が手にベットリとついている。
「―えっ? なに、これ…?」
背中に何かがぶつかって、指に硬いモノが触れて、それで、なんで手がこんなに赤いの―?
「ふっ、ふふふ…うふふふ…」

突然、背後から笑い声が聞こえてきた。
驚いて首を反らせて振り返って見ると―。

553:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:37:13 oQUbgYnk
「ゆ…優香里?」
「うっふふふふふ…メリークリスマス、あ~や」
首を反らせて背中を見ると、久しぶりに見る優香里が笑顔で屈んでいた。
優香里は背中に隠れるように、見下ろす私を見上げるように屈んでいる。
「優香里…どうしてここに……?」
「うん、ちょっと泥棒猫を退治にね?」
優香里はそう言って私を突き飛ばすように押してきた。
突然の事に驚きながらも二、三歩つんのめるようにして前に足を運ぶが、何故か足に力が入らずに私は倒れてしまった。
私は噴水の前に倒れこみ、優香里に文句を言おうと立ち上がろうとするが、何故か身体中から力が抜けていく。
(…あれ? なんで? なんで立てないの?)
横に寝そべるように倒れていると、今度は腹部に衝撃がきた。
あまりの痛みに口から内臓が出そうだ。呼吸が出来なくて苦しくて涙が溢れる。
「メリークリスマスってさぁ、ベリー苦しみますって昔誰かが冗談で言ってたわよね?
あれって誰だったかしら? 私の記憶だと、お笑い芸人が言ってたのよね」
さっきまで私の背中の方から聞こえてきた優香里の声が、今度は上から聞こえてくる。
楽しそうに世間話をするように話かけてくる優香里を見上げて私は気づいた。

優香里が私のお腹を蹴ったんだ。
冗談抜きで、おもいっきり。
倒れていると、今度は意識が朦朧としてきた。
どうしてこんなことになったのかが不思議で優香里を見上げると、優香里の左手には赤い何かが握られてる。
噴水のライトが当たらずに暗くてよく見えない。
目を凝らして優香里の手に握られてるモノを見ていると、
「あっ、コレ? これね、よく切れるのよ。
さっきもブッスリ綾の背中にも刺さったし、ホント良い包丁だわ。
魚を捌くの苦手だからあんまり使ってなかったんだけど、意外なことで役に立つもんだよね」

554:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:38:16 oQUbgYnk
優香里の手に持っているものがライトに照らされる。
優香里の左手に握られてるモノは、魚を捌くのに使う「刺身包丁」だった。
包丁は刃の半分まで赤い液体で濡れていて、包丁の先から赤い雫がポタポタと落ちていく。

(ああ、そうか。優香里があの包丁で私を刺したんだ。
それであの赤い液体は私の血なんだ…)

段々と意識が薄れて行く中、優香里が私の肩を足で押して私は仰向けになる。
空は雲に覆われて星が見えない。
その代わり、白い雪が星のように空から降ってきている。
「…ホワイト…クリスマスだ。ねえ、優香里?
どう…して今日なの? どうして、私は殺されな、きゃいけないの?」
優香里は答えない。
さっきまで笑顔で雄弁に喋っていた優香里は無表情で私を見下ろしている。
「嫌だよ…私まだ死にたくないよ……
今日って、クリスマスだよ? こ、これから啓祐と、幸せにな、なるんだよ?
ねえ、優香里……私、死にた」
包丁でお腹を刺された。
腹部と背中の激痛で声が出ない。
咳き込むと口から血が溢れた。
口の中が血の味でいっぱいになる。嫌だよ。まだ死にたくないよ。
「啓祐は私のモノよ。アンタなんかに渡さないわ。
薄汚い泥棒猫はここで薄汚く死ぬのがお似合いよ。
うふふ…あっははははははははははははははははははははは」
優香里は笑いながら何度も私のお腹を刺す。何度も何度も何度も何度も。

痛みがなくなり、体が動かなくなる。嫌だ。
嫌だよ。嫌だ。まだ死にたくない。死にたくないよ啓祐―。

頬に雪が触れて冷たい。明日は雪が積もるかもしれない。世界中が幸せに溢れるかもしれない。

私だけをおいて――。

555:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:38:46 oQUbgYnk
投下終了です
以降投下ラッシュが発生に10ペリカ!

556:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:39:31 bp09mB1s
>>551
ネギ塩ラーメンだろやっぱ

557:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:41:50 8V1UaGA4
GJ!
良いもの見させてもらいました。

558:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:48:46 xhVj8Ehj
ん~、なんかこのまま終わっちゃうのは・・・
綾が死ぬにしても彼氏が現場に現れて欲しかったな。


559:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:49:26 pnUfaQQX
俺はシーフードヌードルミルク味かなあ・・・
案外なんでも合うよ牛乳入れると

560:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:52:04 F0X8iRWO
投下後2分で感想レスって・・・w
こんなあからさまな自演見たこと無いwwww
どんな速読なんだよw

561:名無しさん@ピンキー
07/12/25 01:59:40 Se1pX9tL
またコピペかよ、能がないなぁ
どっからパクってきたんだ

562:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:11:35 HaKJLXrj
クリスマスに照準合わせてたんだろうなぁ
どうしようか迷った挙げ句の投下なんだろうけど
なんか「やっちまったなぁ」ってのが正直な感想
どうせなら避難所に投下してあげればよかったのに

563:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:18:40 lmYMTiSu
>>555
何という全速力ストレート
やっぱり背後からブスリってのが修羅場の醍醐味ってもんですよ
GJで御座いました

564:名無しさん@ピンキー
07/12/25 02:57:43 oQUbgYnk
えっ?ちょっと待って!?
>>561>>562にいろいろ言いたいのは放っといて投下ラッシュは?
だってクリスマスだよ!?投下大会だよ?えっ?マジで?
みんな彼女とイチャイチャチュッチュかよ…

……サンタ探しに行くわ。うん、ちょっとボコりに

565:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:10:18 8V1UaGA4
>>560
リアルタイムで更新しながら見てたからな、普通だろ。

566:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:34:49 wV5S1U1f
まあ人の尻馬に乗っての投下しか出来ないようなヘタレだしな・・・
つぅかいちいち人の顔色伺ってんじゃねぇよ
誘いうけ&きもい馴れ合いレスに生理的嫌悪感催すんだが?
うざいうえにつまらねぇんだよ
クリスマスになんなんだお前は・・・

567:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:38:20 KBPYHFyi
マジで痛いバカのいるスレはここですか?

568:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:40:14 EloaK+e3
今日が終わるまではクリスマスなんだよね……

569:名無しさん@ピンキー
07/12/25 03:41:41 iDjdNcyJ
クリスマスが終わったら安くなったケーキ買うんだ…

570:名無しさん@ピンキー
07/12/25 05:47:50 lmYMTiSu
俺はクリスマスにこんな板にはりついてるお前等に
少々の生理的嫌悪感とどうしようも無い愛しさを感じる
メリークリスマスお前等・・・俺

571:名無しさん@ピンキー
07/12/25 09:06:31 oYWydRyc
なれ合いレスうぜぇ
特に投下した奴のID変えないレスきもすぎ
死ね

572:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:05:03 2Z6zpiNZ
即興とか言ってクリスマス投下を狙って書きためてたの見え見えなんですがw
お盆過ぎたあたりから必死で書いてた分、思い入れも強いんだろうけど

まさかスレがこんなことになっていようとは、書き始めた時には思いもしなかったよな

573:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:49:42 M8awRXym
クリスマス……

クリスマスと言えばケーキ。
ケーキと言えばナイフ。
ナイフ……と言えば、修羅場。

574:名無しさん@ピンキー
07/12/25 12:54:04 SMj5KyCl
>>570
今日はカップルがいちゃいちゃしているのを心の中で祝福したり
修羅場ったりしているのを見て心の中でニヤニヤして過ごそうか…

575:名無しさん@ピンキー
07/12/25 13:54:04 b6wCQojr
いちゃもんつけてた奴らはクリスマスの深夜に特に荒れがひどかったというのを見ると、
今までの職人への嫉妬っぷりも許せるような気がしてくるから人の気持ちというのは実に簡単なものである気がしてきます

576:名無しさん@ピンキー
07/12/25 13:57:57 8LHdH8iD
あの時間にこのスレにいたって事はソーユーことだもんな

577:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:38:09 oQUbgYnk
しかし即興じゃなきゃ即興と書かないわけなんだが
俺のクリスマスの4時間の努力はなんだったんだろう…
初めて荒らしを○したいと思った性夜の夜

578:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:45:22 b6wCQojr
>>577
タイミングが悪かった。荒らしをスルーしようとしてるのかSSに嫉妬したのかなぜかラーメントークが始まったりな。
ラストの締め方がきれいで一気に引き込まれたぞ。

579:名無しさん@ピンキー
07/12/25 14:58:24 oQUbgYnk
>>578ありがとうよ…

やっぱりタイミング悪かったか…
しかし悔しいから今夜リベンジしようかと思ったりする

580:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:02:00 SMj5KyCl
>>579
是非とも頼む
何と言っても今日はクリスマスですから
これ程嫉妬が似合いそうな日は無い

581:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:05:29 pSox8t04
>>577
荒らしも一人でさびしかったんだよ・・・。大きな気持ちで許してやろうぜ!

582:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:16:53 b6wCQojr
というわけでよい子は静かにクリスマスプレゼントを待つのです。
それは昨日だろなんてツッコミは聞こえないのです。

583:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:24:27 oQUbgYnk
んじゃちょっと頑張ってみようと思うが仕事終わるのがいつになるやらわからん
昨日かなり全力で頑張ったからネタも思いつかない

なんでどんな内容がいいか教えてください
できれば軽いプロットか設定みたいなのを書いてくれれば嬉しい

584:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:27:50 b6wCQojr
無理しなくていいぞ、昨日あれだったからちょっと間を置きたいだろうに。思いつかないときに無理に考えなくていい。

585:名無しさん@ピンキー
07/12/25 15:38:14 oQUbgYnk
>>584
お前の優しさに全俺が泣いた

んじゃ18時までになんもなければ今日は止めときます

586:名無しさん@ピンキー
07/12/25 16:25:57 ngiflgAT
もう、このスレはダメだな
まともな作品の一つも投下されることもないだろうね

587:名無しさん@ピンキー
07/12/25 17:23:39 3dbTcnmk
>>586
といわれると逆に書いてみたくなる。
・・・・・・後6時間強か。




間に合わなかったらごめんね。


588:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:24:59 1iPuN5+m
実はもう書いてあるSSを投下しようとウズウズしてるの見え見えだよw
なんか「4時間」を殊更に強調したがっているようだけど、
そんなに時間かけた結果があの出来だというのなら見込みはないよ
書き手は止めといたほうがいい
肩の力を抜いて一緒にラーメンの話でもしていようぜ

そうそう、SSの中にリアルタイムのニュースとかを無理に盛り込んだりする小細工はしなくていいよ
余計に惨めになるだけだから

589:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:27:24 Dsufqt0y
うんっこおおおおおおおおおおおおwwwwww






















うんこっこw
コレ忘れてるぞw

590:名無しさん@ピンキー
07/12/25 18:59:21 oQUbgYnk
なんもなかったけど書けるネタ思いついたから帰ったら書きます

つまり>>588は俺に投下するなと言いたいのか?
そりゃ無茶な相談だ。俺は>>580->>582とその他の住人のために投下する

591:名無しさん@ピンキー
07/12/25 19:28:49 0T3zp4GP
ま、何事もほどほどに

592:名無しさん@ピンキー
07/12/25 19:42:02 2L1NDl/i
荒らしも現実で充実していないのか昨日、今日は勢いがあるなw
長い目で見守っていこうぜ。

593:名無しさん@ピンキー
07/12/25 20:02:08 oj5NN+6U
せめて、SSを書いて現実から逃げたらいい

594:名無しさん@ピンキー
07/12/25 20:58:17 UxkL+28X
>>590
惚れた


てか荒らしが来てから結構経つよね、よく飽きないでコツコツ荒らせるもんだ 

595:名無しさん@ピンキー
07/12/25 21:50:38 8LHdH8iD
荒らし自身もだいぶ飽きてきたって感じがするけどな
住人の反応も適当になってきたし

596:名無しさん@ピンキー
07/12/25 22:22:44 gesoEbwZ
ぶっちゃけ羽虫とかが現れ始める頃は躍起になってやっつけたりするけど
だんだん慣れてきたらどうでもよくなってくるのといっしょ

597:名無しさん@ピンキー
07/12/25 22:58:40 8LHdH8iD
ああ、夏のセミとかみたいな

598:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:55:09 3dbTcnmk
間に合った・・・・・・投下します

599:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:57:30 3dbTcnmk

 今日は12月24日。
 街は煌びやかなイルミネーションで彩られ、そこかしこからクリスマスムードが溢れ出す中、恋人たちが愛を交し合う。
 幸運なことに、そんな特別な日を共に過ごす予定の恋人が僕にもいた。
 付き合ってもう一年になる、美人で、性格がよくて、大学でも一二を争うくらいの女の子――白井さんだ。
 当初は、そんな彼女とクリスマスデートでもしようかと計画していたが、彼女がまとまった時間がどうしてもとれないということで、夜から僕のうちでパーティーをすることになっていた。
 「ごめんね、ごめんね」としきりに謝る彼女に、準備をして待っているからなるべく早くおいでね、と答えたのは一週間ほど前だったか。
 申し訳なさそうに、けれどどこか嬉しそうな表情で頷いた彼女の表情は、今でも僕の中で鮮明に残っている。

 クリスマスを一緒に過ごそうとするのは二度目になる。
 一度目、一年前のクリスマスは、二人がまだ付き合い始めたばかりの頃だった。
 ――その時の思い出は、あまり思い出したい類のものではなかった。
 その時のことを思い出す度、僕は胸が締め付けられるように苦しく、切なくなり、自責の念に囚われ続けていた。
 彼女もまた、そんな僕を見て気まずそうな表情を浮かべ、そしてその瞳に僅かな嫉妬の炎を揺らめかせていた。
 だからこそ、僕は今年は二人にとって最高のクリスマスにしたかった。
 白井さんにとっても、僕にとっても最高の、思い出したとき幸せな微笑を浮かべられるようなものになるように、と。
 約束通り、室内は街の装飾ほど華美ではないものの、色とりどりのレースやライトで飾り付けられ、それなりに華やかで楽しげな雰囲気を醸し出している。 
 美味しそうな料理やケーキなんかもテーブルの上に並び、後は彼女の到着を待つだけ、といった感じだった。


 そして今現在。僕はその部屋にて一人馬鹿みたいに立ち尽くしている。
 手に持った携帯電話から何やら大声が聞こえてくる。
 主治医と名乗った男性が、先程から何度も「落ち着きなさい」「必ず見つけ出すから」「もう直ぐ戻ってくるかもしれない」といった類の科白を連呼しているからだろう。
 だが、その声は僕の耳には入ってきても頭にまで入ってこず、単なるノイズとして処理されていたのだった。
 携帯から呼びかける声に反応する余力などない。
 僕はただ、崩れ落ちそうになる体を支えることだけで精一杯だったのだから。

 この瞬間、僕の脳が理解していたことは一つ――妹が施設から逃げ出したということだけだった。


 そう。ここまで言っていなかったが、僕には妹が一人いる。
 彼女の名前は可憐。
 その名の通り、まるで一輪の花のように清楚で、可憐な少女だ。それだけでなく、彼女はとても優しく、知的で、周囲の人望も厚く、そしてその事を鼻にもかけなかった。
 学校の男は妹のを恋心と下心の交じり合った視線で、女は羨望と嫉妬の交じり合った視線でいつも見詰めていた。それほどまでに(兄の僕から見ても)彼女は魅力的だったのだから無理はない。
 そう、可憐ははとても僕の妹とは思えないほどに、正に完璧を絵に描いたような人間だった。

 ―――ただ一点。『明らかに異常なほど兄を慕っている』ということを除けば。


600:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:02:17 f7qbwzrF

 僕もまだ幼かった頃は気にすることもなかった。兄妹間で仲が良いのはいいことだ、と。
 可憐と同じ年頃の妹をもった同級生が、妹への不満を愚痴る姿を見て、何となく優越感に浸ったこともあった。
 周囲もそう思っていたらしく、いつも僕の傍にいた可憐を「本当にお兄ちゃんっ子だね~」などと微笑ましく見守っていた。
 それがいつの頃からだっただろうか。徐々に僕は可憐の自分への好意が単純な兄妹愛などではないのだと気が付きだした。
 確証はない。けれど、彼女の僕に対する態度や接し方を見れば、いくら鈍感な僕でもわからない筈はなかった。
  
 僕も勿論可憐のことは好きだ。可愛くて、素直で、誰よりも優しく、誰よりも僕を慕ってくれる。そんな可憐を嫌うことなど有り得なかった。
 だけど同時に、その感情が妹以上になることもまた、有り得ないことだった。
 僕にとって可憐は妹であり、その一線を越えることは彼女がどれだけ熱望しようとも不可能だったのだ。
 けれど、そんな僕の気持ちとは裏腹に彼女はますます露骨に自分の気持ちを表すようになる。
 そして、それに比例するように彼女の独占欲も日毎高まっていった。
 可憐が必要としていたのは僕だけであり、同時に僕もまたそうであることを彼女は望んでいたのだ。
 そうした可憐の狂おしいほどの愛情と嫉妬心に触れる度、僕はそこから必死で目を逸らし続けていた。

 登下校時に一緒に――手を繋いで、ある時からは腕を組んで――歩き、その途中話しかけようとする女子を恐ろしい眼で睨みつける時。
 僕が風呂に入っているときに自分も一緒に入ろうとしてくる時。
 僕が眠っている間に、いつの間にか同じベッドで眠り、朝嬉しそうに僕の寝顔を眺めていた時。
 バレンタインに僕が貰ったチョコレートを、妹が恐ろしい笑顔を浮かべて全て叩き割ってしまった時。
 その後、恥ずかしそうに手の込んだ手作りのチョコレートを渡され、それを口移しで食べさせられそうになった時。
 ・・・・・・可憐が部屋で僕の服を着て、何度も何度も僕の名を呼び、一心不乱に秘所を弄っていたのを見てしまった時。
 その度に僕は何度も自分に言い聞かせていた。
 これはあくまで一時的なものなんだ。いずれ可憐が恋をして、好きな人が出来たら直ぐに忘れてしまうものなんだ、と。

 ああ――今ここで懺悔しよう。つまり、僕はただの卑怯者だったのだ。
 恐かった。
 可憐の想いに応えることが恐かった。それで彼女が世間の奇異の目にさらされることが。そして、何より可憐のあれほどの愛情を全て受け止めることが。
 可憐の想いを否定することが恐かった。それで可憐が傷ついてしまうことが。そして、何よりそれで自分が死ぬほど苦しむであろうことが。
 そして僕は何も気が付かないふりをすることにしたのだ。居心地のいい、可憐の兄という立場が変わってしまうことを拒否して、必死で鈍感な兄を演じ続け――可憐を苦しめて続けていた。

 一年前の出来事も、結局のところ僕が引き起こしたも同然だったのだろう。


 一年前、僕は新しく大学で新しく彼女ができたことで浮かれていた。
 それまでは妹と同じ学校――可憐の学力なら県内最高の進学校も選択できたのだが、彼女は頑なに僕と同じ平凡な高校への進学を望んだ――だったため、女友達さえ僕にはいなかったのだ。
 ようやく妹の影に怯えることなく、僕は自由に大学で交友関係を広げることができた。
 それまで妹以外殆ど接することのなかった女の子との会話は、僕にとって新鮮で、楽しいものだった。そしてその中で白井さんと出会ったのだった。
 お互いに初めは何でも話せる友人という感じだった。それが一緒に遊びに行ったり、同じ時間を過ごしたりしていくうちに、段々とお互いを意識していった。
 それから暫くして僕は勇気を出して告白し、白井さんは満面の笑顔と共に、僕の想いを受け入れてくれたのだった。

 勿論、そのことは妹には言っていない。
 その理由はさっき述べた、可憐の愛情を直視したくないものが主だったものだ。
 また大学に進学してからというもの、学校が違う為昼間僕に会えない、お兄ちゃんを守れない、と可憐が若干精神的に不安定だったためでもある。
 とにもかくにも、色々考えて、いずれ時期を見て可憐には僕たちのことを話そうと思っていた。
 そうして僕は可憐の目を盗んで白井さんと交際し、関係を深めていったのだった。
 今から考えてみれば、この時可憐は何となくわかっていたのかもしれない。
 昔から僕のことをずっと見詰めていたのだ。些細な、自分で気が付かないほどの微細な変化にも、可憐が気が付いていた可能性はある。

601:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:06:05 8H9i7gnG
なんかキムチ臭いな

602:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:07:47 LbfyULVf
で、一万年はやっぱり半年後にならないと出てこないのか
いなけりゃいないで寂しいようなキモス

603:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:08:37 f7qbwzrF

 そして丁度今日、一年前の12月24日。
 その日の夜、僕は白井さんの部屋にいた。その頃僕は家族と一緒に住んでいたため、マンションで一人暮らしをしてあった彼女の家は丁度よかったのだ。
 もしも泊まりになったとしても酔いつぶれて眠っていたといえばいいと考え、予め可憐には友達と飲んでいると言っておいた。
 デートも食事も終えた僕たちは、彼女の部屋に行き、どちらともなく唇を重ねた。
 そしてそれを合図に、いつものように何度もキスを繰り返し、互いに愛を囁きあいながらベッドへとなだれ込んだ。
 恥ずかしそうに頬を染める白井さんの体を抱きしめながら、僕は胸に手をあて、その豊かな質感を思う存分味わう。
 僕の手が動く度に漏れる彼女の喘ぎ声をもっと引き出そうと、僕がその服に手をかけたときだった。
 
 ドンッ!! ドンドンドンドン!!!
 と、いきなり叩きつけられるような音がドアから鳴り響いた。びっくりした僕が慌てて体を起こすと、
「お兄ちゃん!! そこにいるんでしょう!? 可憐だよ! 開けて、今すぐ開けてっ!! お兄ちゃん、お兄ちゃん!!」
 ドアの向こうから大声でそう呼びかけられた。
 いつもの高く、鈴の音のように澄んだ声ではなく、暗い、ドロドロとした感情が幾つも混じりあった、そんな声色だった。
 お兄ちゃん、お兄ちゃん! と何度も何度も狂ったように叫びながら、ドンドンと物凄い音を立ててドアを殴りつけている。
「どうしてっ!? お兄ちゃんは可憐のことが嫌いなの!? お兄ちゃんに嫌われちゃったら・・・・・・可憐もう生きていけないよ!!
 お願いお兄ちゃん、何でも言うこと聞くからっ、だから、お願いだからここを開けてっ!! 可憐のこと一人にしないで!!」

 白井さんが不安げに僕を見詰め、抱きついてくる。その瞳はドア一つを挟んだ所にあるおそらくは彼女が目にしたこともないであろう狂気に怯えていた。
 その瞬間も一秒ごとにドアを叩く音は激しく、僕の名前を呼ぶ声は大きくなっている。
 流石にその状況下で、自分には関係ないことと無視するわけにはいかなかった。
 それに、こんな可憐を放っておくことも僕にはできなかったのだし。
 意を決して僕は立ち上がると、尚も物凄い音で鳴り続けるドアへと進んでいき、そして震える指先で鍵を外した。
 瞬間――
「お兄ちゃんっ!!!!!」
 ドアが勢いよく開かれると涙声と共にいきなり外にいた可憐に抱きつかれる。
 いきなりのことにどう反応していいのかわからず、戸惑う僕の胸で可憐が泣きじゃくる。
 嗚咽と泣き声で途切れ途切れになっていた彼女の声はひどく聞き取りにくかった。
 それでも、「可憐はお兄ちゃんのことが大好きなのにどうして嘘吐くの?」、「お兄ちゃんはあの女には騙されてるの」、「可憐が絶対に守ってあげる」といった科白は何とか聞き取ることができた。
 そしてその言葉に僕が疑問の声を発するよりも早く、僕に抱き付いていた腕を離し、血走った眼で家の中を睨むと、そのまま土足で室内へ上がりこんでいった。

 あまりの展開に頭がついていかず、僕は僅かな時間放心していた。だが、突如聞こえた彼女の悲鳴に我に返ると、慌てて彼女の元へと走り出した。
 部屋に飛び込んだ僕が眼にしたのは、どこに隠し持っていたのか、その手に包丁を握り締め、恐ろしい形相で白井さんを睨みつけている可憐の姿だった。
「っ!? 可憐、やめろ!!」
 今にも白井さんに向い走りだろうとする可憐を、僕は必死で羽交い絞めにする。そうでもしないと、妹は躊躇うことなく白井さんを刺し殺していただろう。

604:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:08:57 hdt8Da9c
>>601
そこでキムチラーメンなわけですよ

605:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:09:13 f7qbwzrF

「お兄ちゃんっ、邪魔しないで!! 許さない、可憐の、可憐だけの、大事な大事なお兄ちゃんをよくも・・・・・・!! 許さない、絶対に、絶対に殺してやる!!」
 僕の拘束を振り払おうと暴れながら――それでも僕に包丁が刺さらないように注意はしていてくれていたようだった――怒鳴りつける可憐。
 その小さく細い体のどこにそんな力があるのか、物凄い力でずるずると可憐に引きずられる僕は、怯えて固まっている白井さんに今すぐ出て行くようにと大声で呼びかけた。
 それを聞いた白井さんが震えながらも立ち上がり、部屋から出て行こうとするのを見て、可憐がますます激しく暴れた。
 そして一瞬右手の拘束の緩んだ隙を突いて包丁を白井さんに向って全力で投げつけた。
 悲鳴を上げてしゃがみこむ白井さん。間一髪、包丁は彼女の頭上を掠め、バリンと音をたて、窓ガラスを破るにとどまる。
 白井さんが泣きながら必死で部屋から逃げ出した後も、僕はひたすら可憐を押さえつけていた。凶器がなくなったとはいえ、今の妹なら素手で白井さんを殺害しかねなかった。
 
 結局、僕が妹の拘束を解いたのはマンションの住民から通報を受けた警察がやってきたときだった。


 その後、可憐は警察に連れていかれた。
 住居不法侵入や、何より殺人未遂を起こした可憐だったが、未成年ということもあり、幸か不幸か施設に半強制的に入れられることが決定した。
 連絡を受けた僕の両親も、最終的には同意したことだ。
 可憐は泣きじゃくりながら僕と離れたくはないと言っていたが、僕はそんな彼女に対して何もしてやれず、ただ必ず会いに行くからと約束することしかできなかった。
 そして僕はその後両親と同じ家に居辛くなり、逃げるようにして一人暮らしをはじめたのだった。

 一方白井さんは、彼女に合わせる顔がなく別れようとした僕に、
「妹さんのことはもう気にしないでよ。私もあなたも無事だったんだから、もういいじゃない。ね?
 もしどうしてもそういう風に思えない、私に対して申し訳ないって思ってくれているんなら、私がそれを忘れるちゃうくらいに幸せにしてほしいかな・・・・・・」
 微笑みながら僕にそう言ってくれた。

 それから僕は暇さえあれば可憐に面会に行った。せめてそうしてやることが、可憐に対する唯一の償いだと思って。
 可憐は僕が会いに行くたび、ぱっと笑顔を咲かせ、歓迎してくれた。
 施設の中で彼女は暴れることもなく、僕と話していても嫉妬心や執着心など微塵も見せなかった。
 以前のように過剰な愛情を向けることも泣く、また僕を恨み憎むわけでもなく、本当に、まるで昔の可憐がそのまま戻ってきたような樹がした。
 少し前に僕が施設で「白井さんとはまだ付き合っているの?」と可憐が訊ねた際、躊躇いながらもうんと頷いた時もそうだ。
 可憐は少しだけ寂しそうに「そうなんだ・・・・・・」と呟いたものの、特に取り乱すこともなく、それ以降も普通に会話を続けていた。
 やはりあれは思春期特有の精神的な不安定さからくるもので、直ぐに収まる類のものだったんだ、と。
 そしてこの分ならもう直ぐ可憐が施設から出てこれる、と。
 
 そう思っていた矢先、先程施設から彼女の脱走を知らせる電話が入ってきたのだった。


 僕が茫然自失の状態に陥っていたその時、ぷるるるる・・・・・・と、突然家の電話が鳴り響いた。
 飛び上がるほど驚いた僕おそるおそる電話を取る。
 すると、
「もしもし? お兄ちゃん? こんばんは、可憐ですよ? ふふふ・・・・・・こうして電話で話すのって久しぶりだよね」
 そんな楽しげな声が受話器から聞こえてきた。
「か、可憐!? お、お前、どうして逃げ出したりなんかしたんだよ! 今一体どこにいるんだ!!」
「どうしたんですか、そんなに大きな声を出したりして? 可憐は別に逃げ出したりなんてしていませんよ?
 ただ、ちょっとお兄ちゃんにご用があっただけです」
「用・・・・・・?」
「はい。お兄ちゃん、今日は何の日かわかりますか? 今日はクリスマスですよ? 恋人たちは・・・・・・やっぱり一緒にいないと」
「恋人・・・・・・? 可憐、お前何を言って・・・・・・いや、そんなことより、今すぐ施設に戻るんだ!! 僕も一緒に行ってあげるから!」


606:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:10:20 f7qbwzrF
狼狽して思わず上ずる声で怒鳴る僕だったが、特に気にした様子もなく、平穏な――平穏過ぎるくらいの声で答える可憐。
 何故こんなことをしたのか問いただそうかと思ったが、それよりもとにかく施設に戻すのが先決だと考え、僕は一緒に帰ろうと可憐を諭す。
 だが、受話器から聞こえてきた答えは謝罪でも言い訳でもなかった。
「帰る・・・・・・? はい。だから今から帰りますよ。可憐の・・・・・・可憐とお兄ちゃんのお家にね。
 今繁華街の裏通りに居るんです。だからもうちょっとかかっちゃうけど、急いでいくから待っててね。
 あ、そうだ。今年のクリスマスプレゼントは楽しみにしていてくださいね?
 うふふ・・・・・・用意するのなかなか大変だったんですから。気に入ってくれたら嬉しいな・・・・・・」
 至って普通の声で、至って普通でないことを言う可憐。
 はぐらかしともとれる言葉を残し、いきなりぶつりと電話は切れてしまった。

「どういうことだよ・・・・・・」
 僕も何となく可憐の様子が尋常ではないことに、このまま放っておくのはまずいと気付いていた。
 でも可憐の今いる場所も性格には分からないのに探しにいくより、来ると言っている以上ここで待つ方が確実だとは思えた。
 一応施設に電話を入れ、今妹から電話があったこと、様子が少しおかしいこと、家に来ると言っていることを伝える。
 担当の先生もそれを聞き、やや安心した様子で、
「きっとクリスマスになって、どうしてもお兄さんに会いたくなったんでしょう。まだ子供ですし、あまり強く怒らないようにしてあげてください。
 それと連れて来るのは明日でもいいので、今日は可憐さんに付き合ってあげてくれませんか?」
 と話してくれた。

 なるほど。確かにそうかもしれない。
 可憐も寂しくて仕方なかったのだろう。面会だけでは我慢できなかったのかもしれない。
 それを考えるとクリスマス・・・・・・聖夜くらいは我侭を聞いてあげるべきだろう。
 白井さんには悪いけれど、今日の時間は妹に会ってやることにしよう。そう思った僕は白井さんの携帯に電話をかける。
 だが、

「・・・・・・あれ? でない?」
 何回電話をかけても白井さんが出ることはなく、留守電に繋がってしまう。
 何だろう・・・・・・嫌な予感がする。
 メールを送ってみても返事は返ってこない。
 そうして何度目かの電話をかけようとした時、再び家の電話が鳴り響く。

「もしもし・・・・・・」
「あ、もしもし。お兄ちゃん、可憐ですよ。駅前の大通りを歩いているところです。楽しみだなぁ・・・・・・早く会いたいね」
 先程と同じく、楽しそうに弾む声。
 迎えにいこうかという僕の提案はそのまま無視し、彼女はようやく会えると嬉しそうに笑い話を続けていく。
 その態度に違和感を覚えつつも、僕はなるべく刺激しないように話を続けていった。
 ただ、電話が切れる直前、可憐の声質が初めて少しの変化を見せた。
 底冷えするようなくらい愉悦を含んで、くすくすと笑い声と共に囁かれる。

「あ、そういえば電話してたみたいだけど・・・・・・無駄ですよ? だって、あの人が電話に出ることは二度とないんですから」


607:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:11:32 f7qbwzrF
 僕が疑問の声を上げるより早く電話は切れてしまう。
 それからも等間隔で、丁度五分毎に、可憐から電話がかかってきた。
 
「もしもし、可憐です。今、歩道橋を渡ってます」

「もしもし、可憐です。今、商店街を歩いているところです」

「もしもし、可憐です。今、中学校の近くです」

「もしもし、可憐です。今、大きな坂を上っているところです」

 規則正しく報告される場所は、確実に自分の家へと近づいていた。
 本能的にドアの傍まで行き鍵を確認する。
 ・・・・・・大丈夫。鍵はしっかりとかかっていた。
(って、待てよ僕。どうして妹が来るのにいちいち施錠して、しかもそれに安堵しているんだ?)
 そこまで考えて妙に怯えていた自分が急に情けなくなった。そう、何もそんなに過敏になることじゃない。
 ようやく僕に合える嬉しさからだと思えば、妹の様子がおかしいのもわかるじゃないか。
 まったくそれにしても可憐の奴もわざわざ家に電話までかけて―――

 ちょっと待て。
 そこで僕は気付いてしまう。
 僕は一度たりとも新しく引っ越した先の電話番号を話したことなどなかったと。
 そして――施設に入っていた妹は、携帯電話をもっていなかったことを。
 じゃあ、じゃあ、今妹はどうやって、どうして僕の家に電話することができたのだろう・・・・・・?

 再び電話が鳴り響いた。
 僕は震えそうになる足を必死で押さえつけ、擦れる声で可憐に問いかけた。
「もしもし、可憐です。今、お兄ちゃんのマンションが見えました」
「か、可憐。お前、お前今どうやって電和してるんだよ・・・・・・?」
「もうすぐですよ、お兄ちゃん。後五分くらいでつくと思います」


 電話が切れた瞬間、僕は急いで白井さんの携帯に電話をかける。
 一回、二回、三回・・・・・・やはり出ない。それでも諦めず、何度も何度もかけ直す。
 そして十何回目。機械的な音声が流れ出す前に、プツリと呼び出し音が途絶えた。
 当然僕は何も押していない。ということは――
「もっ、もしもし!! 白井さん!? 何ともないの!? よかった・・・・・・っ、そうだ。今ここに来ないで! 絶対に来ないで! 妹が、可憐が来てて・・・・・・!」
 安堵と焦りからか、早口で捲くし立ててしまう。そんな僕に驚いたのか、受話器からは何も返事がかえってくることはない。
 耳の痛くなりそうなほどの沈黙が続く。

 僕もそれに異変を感じ、落ち着いてもう一度呼びかけようとした時だった。
「白井さん? 大丈――」

「もしもし、可憐です。今、お兄ちゃんの部屋の前にいます。
 


 ――だから、言ったじゃないですか。電話しても無駄だって」


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