08/01/17 01:25:03 0115hOeL
続>>916
チアキの日記
前回の千秋×藤岡は >>847 ですorz
私がハルカ姉さまに言われて、藤岡に電話を代わり、
その後藤岡は電話を切ると、何やらその場で時計を見て何か考え込んでいるようだった。
「藤岡、どうかしたのか?」
「…なんだか南達は、初詣で帰ってくるのが明日になるらしくて…泊って行ってくれって…」
「そうなのか…でも私なら一人でも大丈夫だぞ。お前だって自分の家が良いだろう?」
「ダメだよ!オレはハルカさんと約束しちゃったし…それに、泥棒とかが入ってくるかもしれないだろ?」
「大丈夫だ。藤岡が帰る時にちゃんと鍵を閉めるから。」
「……でも、一番の理由は…オレが千秋ちゃんと一緒に居たいだけんだ。」
「…そうか、じゃあ泊っていくと良いよ。」
藤岡め…いちいち嬉しい事を言ってくれる。
…まぁ帰ると言いだしたなら、足が痛くなってきたと言って引きとめたんだけど…
私は、ちょっと藤岡の気持ちを試してみたくなっただけだったんだ。
私は部屋に戻るため、再び藤岡に抱っこしてもらおうと手を伸ばした。
…しかしその時、タイミング悪く電話が鳴り響いた…ディスプレイを見るとそこには『内田』と出ている…
私は仕方なく、藤岡に先に居間に戻ってもらい電話に出た。
「…もしもし、千秋だけど。」
「あっ!千秋?私!内田!内田だよ!」
「知ってるよ。ディスプレイに名前出てるよバカ野郎。」
「アハハッ!そっか、それにしてもバカ野郎とは手厳しいなぁ!アハハッ!それ……」
『ガチャ…プーッ…プー……』
まったく…私の楽しみを奪っておいて、意味の分からない電話をかけてくるとは……
万死に値するのだが…ピッピッピ……まぁ今の私は機嫌が良い、これくらいで許してやるか…
そう言って私はそのまま立ち去ろうとしたが、再び電話がかかってきた…。
ディスプレイには『大バカ野郎』とでている。
「もしもし、千秋だけど。」
「ちょっと千秋、いきなり切るなんてひどいよ~!」
「あぁ、悪い。どこかの大バカ野郎がいたずら電話をかけて来たのかと思ったんだ。」
「…そっか、年末だしね。」
「あぁ、…で用件はなんだ?私は忙しいんだけど。」
「あのね、私今日目標を達成したの!…お姫様抱っこされちゃった!」
「…そうか、それは良かったな。私はお前の電話のおかげでしてもらえなかったけどな………じゃあな。」
「ちょっ…まだ続きがあるんだってば!…私、その人の事好きになったの。」
「…そうか、片思いは大変だろうが頑張るんだぞ。………じゃあな。」
「待って、まだ片思いなんて言ってないでしょ?…デートして、キ…キスだってしたんだから!」