【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch916:この野郎
08/01/15 00:39:55 +oCr3mXs
>>915

「あの、今日は御馳走様でした!」
「こちらこそ付き合わせて悪かったな。…階段があるから足元気をつけるんだぞ。」
「はぃ!大丈………わわっ!!…イテテッ……」
「…大丈夫か?」

ちゃんと階段は降りたつもりだったのに、まだ足にしっかり力が入らなかったらしい。
階段の上から落ちた私は、下にいたあの人にキャッチされた。
服のボタンが外れていたので、私の顔はあの人の素肌にぴったりひっついてしまった。
なんと言うか、あの人の胸に飛び込んでしまった感じだ…。私は慌ててそこから離れた。

「あ、あ、あの…ご、ごめんなさい!…その、私足に力が入らなくて……」
「…なんだ、捻挫でもしているのか?」
「えーっと……はぃ、そうです!」

本当のことなんて恥ずかしくて言えるわけ無かった…。
すると、あの人は私を軽々と持ち上げ抱きかかえた。…あれ…これは……

「足が痛いのなら、このまま抱いて家まで送ろう。」
「…あ…あっ……!」
「ん、どうした?」
「…お……お姫様抱っこだ!!」

私は思わず顔を真っ赤にして、意味不明な事を叫んでしまった。
まさか今年の目標が12月31日に叶うなんて……この人は私の王子様だ…!
私は家までの数分間ギュッと抱きつき、気がつくとあの人の顔をずっと見つめていた。
周りの人には、私の目がハートマークに見えていたかもしれない…それほど見つめていた。

家に到着すると、私は渋々首に回した手を離しあの人から降りた。

「ここがユカの家か…。」
「はぃ!あの…今日はありがとうございました!」
「あぁ、家族にもよろしくな。」
「…あの……少ししゃがんでもらえますか?」
「ん?なんだ?」
「えっと…あの、これは今日のお礼です!……んっ…。」

私はそう言って、思い切ってあの人のほっぺにキスをした。

「ハッハッハ、やはりユカは可愛いな。…ならばオレはお返しに、今度は凄い料理を作ってやろう!」
「あっ、言いましたね!絶対ですよ!それじゃあ…さようなら!」

私はそう言って家へ入った。
次にあの人に会えるのはいつだろうか…料理よりも会えることが楽しみだった…。
そして、私も凄い料理が出た時には…もちろん今日以上のお返しをするつもりだ…♪
来年の目標は…あの人と……エヘヘッ…なんだか今日の私少しエッチかな…

そんな事を考えていると、つい気分が浮かれて誰かに今日の事を離したくなった。

「そうだ、千秋に今日の事を話そう!」

そう思い、私は千秋の家に電話をかけた。



チアキ×藤岡編の続きへ~


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