08/01/15 00:37:26 +oCr3mXs
>>914
「…ん?どうかしたのかユカ?」
私はその言葉に慌てて良い訳を考えた。
「えっと…その、家で転んでお尻をぶつけちゃって椅子が硬いから少し痛いかなーって…アハハ、私ドジだから…」
「なんだ、そんな事なら早く言えば良いものを…」
そう言うとあの人は席を立ち、私を持ち上げ膝に座らした。
「どうだ、少しは痛いのはマシか?
「……はぃ。…えっと…ありがとうございます…。」
「気にする事は無い。さぁ、遠慮せずどんどん食べると良い。うむ、子供はそうあるべきだ!」
周りの人が少し笑いながらこちらを見ている…ちょっと恥ずかしいな……
でも、これって千秋がカナちゃんのお友達と、いつも家でしてるのと同じだし…気にする事無いか!
そう思って再び食べ始めた私だったが、さすがに一人で食べるのは申し訳なくなってきた。
「あの…よかったら一緒に食べますか?美味しいですよ!」
「そうか…ならば、せっかくだし…少しいただくとするか。」
「はぃ!」
私はスプーンでアイスとイチゴの混ざった、一番おいしい所をすくい、あの人の口へ運んだ。
「…うむ、さすがに時間が無かったから、まぁまぁと言ったところか…」
「…そうなんですか?私からすれば凄く美味しいですけど…?」
「ユカは本当にパフェが好きなんだな。…よし、ならば今度はもっと美味しいパフェを作ってやろう!」
「本当ですか?約束ですよ!」
「ハッハッハ!よし、任せておけ!!」
そんな事を言いながら、私はパフェの続きを食べ始めた。
…モグモグ…やっぱり美味しい!……って、良く考えたらこれって間接キス…なのかな?
私はそんな事を考えて、一人スプーンを咥えたまま赤くなっていた。
その後、会計を済ませ私たちはお店を出た。