【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch442:この野郎
07/12/19 00:24:38 8Q6ywJkT
そろそろ、エロパロ板でこんなもの書くな!…と罵られないかビクビクしながら書いてます。orz
この後、クリスマスが終わって、正月の話が終わるまでこんな感じです。

綺麗な千秋でいてほしい人は、そこまで見てもらえれば幸いです。


正月話後はひどいです。
罵られてもいいので千秋を汚します。
もう、千秋の中に藤岡の指がh(ry

千秋に汚れて欲しくない人は、絶対に見ないでください…orz

443:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:41:17 pgvkXQdZ
>>442
よし、死んでも見てやるからな

444:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:45:56 z/EgGebS
この空気は、俺っちが続きを投下しちゃいかんそうですか?

445:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:48:20 cD+y2hyS
>>444
どうぞ!!

446:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:52:49 z/EgGebS
『やらないか』。この状況下でのその意味は考えるまでもない。
現に、俺の股間に腿を当ててスリスリさせている。感じざるを得ない。

さて、問題点が2つある。
一つ目。それは下校時間が近づいていることだ。直に見回りをしに先生がこのトイレにもやってくる。
一つの個室に男女二人な状況、疑ってくれと言わんばかりだ。
二つ目。こっちの方が重要で、俺はそこまでして、この状況下で南の躰を求めてはいない。
俺は健全なお付き合いをしたいと考えてるし、仮に「する」としても、「コンドーム無し」や「学校で」という条件を受け入れがたい。

しかし、もしここで断って嫌われたら元も子もない。それだけは避けなければ。
現に南の抱擁と愛撫には「求愛」をヒシヒシと感じる。
俺は、俺のポリシーだとか意地だとかを捨てなくてはいけない。そう思った。

「分かったよ。」
俺は遂に答える。
「ほへ?」
「しよう。」
よ、よし!言ったぞ。俺は南の目をしっかりと見つめた。そして、強く抱きしめる。
「…ぁ」
俺の半端に立ち上がってる俺のモノが強く押しつけられる。硬さを増す。
「南が俺を求めるというなら、俺も南を求める。だから、しよう。」
これが答えだ。

447:名無しさん@ピンキー
07/12/19 00:55:25 z/EgGebS
笑うしかなかったんだ。私は藤岡を笑い、逃げたんだ。
私は激しく後悔している。藤岡の決心に答えられないどころか蔑む結果になってしまったからだ。

私はからかったんだ。私が「あんな事」を言ったらどうするか気になった。がっつくか、きっぱりと断るか。
しかし藤岡はどちらでもなかった。…いや、考えたら、考えなくても分かった筈だ。藤岡が如何に私を想ってくれているか。

藤岡の反応に困惑した私以上に藤岡は困惑していた。居ても立ってもいられずに、私は走り去った。


家に帰ると、チアキが座ってテレビを見ていた。
「ただいま、チアキ。」
「おかえ……」
チアキが目を見開いた。
「どうした?『私の顔に何かついてるのか?』とでも聞いて欲しいか?」
「…いや、おかえり。」
「?」
カナの奴は私の反応を不思議がりながら自室に向かっていった。




「いつにもまして、藤岡の臭いが…」

448:名無しさん@ピンキー
07/12/19 01:01:00 z/EgGebS
チアキちゃん大活躍☆まで後僅か。

449:名無しさん@ピンキー
07/12/19 02:00:40 /f+d3tC4
>この野郎氏
お~い、>>357の続きはどうなってしまうんだ。
男なら責任とってくれよ。

450:この野郎
07/12/19 03:40:55 2r97TmbL
>>449

自分の趣味に走り内田をメインにしてしまった事で、もはや誰も興味が無いのでは……と思ってました。orz

今日から続き書くので、また読んでください。orz

でもね、この話は内田×マコトが終わった後は、更に自分の道を突き進み、千秋×トウマなんだ。
それでも読んでくれると信じていいよね?

451:名無しさん@ピンキー
07/12/19 04:05:31 /f+d3tC4
どんどん自分の道を突き進んでくれていい。それを楽しみにしている。
かならず読むと信じてください。

452:名無しさん@ピンキー
07/12/19 05:31:07 E0ZsUD03
>>450
千秋×トウマだと百合?TSモノ?フタナリ?
何にせよノーマルな話以外だと怒る人もいるから
投下前に注意書きとNGワードがいるね

453:名無しさん@ピンキー
07/12/19 08:07:11 aYoLk7Z0
>>450
私は内田が大好きです

454:名無しさん@ピンキー
07/12/19 08:53:30 GrFaqJC9
>>442
すげぇ楽しみにまってるからな俺!

455:この野郎
07/12/19 16:12:29 8Q6ywJkT
>>357の続きから書きますね。
>>442もすぐに続きを

今は吐き気が
昨日まで家の人間が嘔吐してて
その2日前にレンジでカキをチンしてたべた
ノロか風邪か知らんけど
PC見てると吐き気がす
隙をみて書き込みするけど
一回が短かったらごめんorz

456:この野郎
07/12/19 17:32:59 8Q6ywJkT
>>357の続きです。

内田はキスをした後、マコトを置いて先にお風呂をでた。
マコトは練習とは言え、突然キスをされた事に驚き、頭が真っ白なままその場に座り込んだ。
するとお風呂をでた内田が再び戻ってきた。

「あ…あれ?内田、お…お風呂出たんじゃなかったのか?」
「違うよ…脱衣所のカギ閉めてきたの。」
「?? なんでそんな事?」
「だって…これからキスの後の練習するから…。」
「キ…キスの後の練習ってなんだよ!」
「マコト君知ってるんでしょ?『おかしな事』…だよ……。」

そう言うと内田はマコトの前に座り、マコトのモノに手を伸ばし軽く握った。

「ど…どう?気持ちいい?」
「そんなの分かんないよ…」
「じゃあ、これはどう?」

そう言うと内田は、ゆっくりと手を上下に動かし始めた。

「マコト君、これは気持ちいいの?」
「だから…そんなの分かんないって…!」
「でも…マコト君のおちんちん…少し大きくなったみたい…。」

そう言われた瞬間マコトの顔は真っ赤になった。
もちろんされている事に緊張しているのもあるが、内田の口からあんな言葉が出てきたことに驚いたからだ。
もちろん言った内田の方もドキドキしていた。

「こ…これは……気持ち良いって言うか…恥ずかしくて…」
「アハハッ!普段女装してるマコト君でも恥しいとかあるんだね。」
「バカッ!当たり前だろ!内田だって男に胸触られたりしたら恥ずかしいだろ!」
「そ…そりゃそうだけど…じゃあ……」

そう言うと、内田は体育座りの様に膝を上げ、少し股を開いた。
恥ずかしくて心臓が張り裂けそうになりながら、内田はマコトの手を掴み自分の大切な部分を触らせた。

「これで同じ立場だからね!私だって恥ずかしいの我慢してるんだから、マコト君も恥ずかしいとか言っちゃダメだよ!」
「えぇー…内田、それ意味わかんないよ。」
「う…うるさいなぁー。いいから続けるよ!」

そう言うと内田は再び手を動かし始めた。
しかしマコトはどうしたらいいか分からない…女の子のソレを見るのは初めてだし当たり前だ。
とりあえずマコトは手を当てて所を軽く擦ったりしてみた。

「これでいいのかな?」
「そ…そんなの私に聞かないでよ。」
「いや、お前に聞かないと分からないだろ!内田、気持ちいいのか?」
「良く分からない…けど……少し…気持ち良いのかも…」

内田は顔を赤くしたまま、うつむいて恥ずかしそうに答えた。
その顔を見て、マコトは不覚にも内田が可愛く見えてしまった。
(今まで内田を女として見たことなんて無かったのに…)


『…クチュッ…ピチャピチャ……』

少しの沈黙の間、風呂場内にはマコトが内田に触れて部分から聞こえる音だけが、風呂場に響いていた。


457:この野郎
07/12/19 19:15:09 8Q6ywJkT
「ハァ…ハァ……んっ……ぁっ…」

気がつくと内田の手は止まっていた。
それでもマコトは、内田から聞こえてくるイヤラシイ音と、荒い息遣いや小声で喘ぐ声にドキドキしていた。
しかし、しばらくすると内田の頭にある事が浮かんだ。

(そう言えばこれ練習なんだ……って事は今、マコト君の頭の中にはハルカさんがいるのかな…)

そう思うと、急に悲しい気持ちになり、内田はマコトから離れた。

「あれ?内田、どうしたんだ?」
「えーっと…その……これだけ練習すれば大丈夫だと思うよ…。」
「えっ?練習って?」
「だから…その、エッチな事する練習とか…」
「あぁっ!悪い!すっかり忘れてた!」
「え?」
「いや、途中から練習の事忘れて、内田の事しか考えてなかった。」

その言葉を聞いて内田は、途中から自分の事しか考えてなかったと思うと少し嬉しくなった。
そして、そんな事を思う自分が「マコト君の事が好き」という気持ちにも気づいた。

「体冷えちゃったね…少しお湯に浸かってからでよっか。」

そう言って二人は湯船につかって話し始めた。

「あのさぁ、内田。オレはハルカさんの事が好きなんだ。付き合いたいとも思ってた。」
「どうしたの急に?そんなこと知ってるよ。」
「うん、でも何か違うかもしれないなーって。」
「どういう事?」
「いやオレ今まで女の子好きになったこと無かったから気付かなかったんだけど、この好きは恋愛とかじゃなくて…その、憧れの好きって言うか…」
「良く分からないけど……せっかく練習したんだし、好きなら告白しなきゃ…。」

(自分の好きな男の子が、他の女の子に告白するようにアドバイスするなんて…)
内田は何か釈然としない気分だった。
しかしマコトは更にヒートアップしていった。

「だから、そうじゃなくて!!」
「もういいよ、私は何て言ったらいいか分からないし…多分カナちゃんに方に聞いたほうが分かると思うよ。」
「だってさっき気づいたんだ!オレ、ハルカさんじゃなくて内田の事…!」




458:この野郎
07/12/19 19:15:38 8Q6ywJkT


『ガラッ』

突然風呂場の扉が空き、振り向くとそこには千秋が立っていた。
内田はとっさにマコトの頭を押さえ、湯船に潜らせた。

「おぃ、いつまで入ってんだバカ野郎。もう夕飯の支度出来ちゃってるんだ…ってマコちゃんは何してるんだ?」
「えーっと…これは……そう、息止めの勝負してるの!…そ、それよりも千秋どこから脱衣所に入ってきたの?!」
「どこって…普通に扉から。とにかくバカな事してないでさっさと出ろよ。」

そう言って千秋は風呂場を後にした。

「プハァーー!!ちょっ…死んじゃうよ!」
「えっ…あ、ごめん!!」
「で、何で千秋が普通に現れるんだよ。カギ閉めに行ったんじゃなかったのか?」
「そうなの、確かにあの時…確実に横を向いてた摘みを縦に……あっ…」
「お前、それ最初に横向いてたって事は、あの時わざわざ閉まってた鍵を開けにいったのか?」
「あ…あはははは…そうみたい。 バ…バレ無くて良かったねー!…なんちゃって……」
「はぁー……お前、本当にバカだなぁ…」

そう言い残し、マコトは湯船から上がり脱衣所へ向かった。
内田は最後にどうしても気になる事があり、マコトを呼びとめた。

「マ…マコト君!あの…あの時、最後になんて言おうとしたの…?」
「??? 最後って?」
「だから…『ハルカさんじゃなくて内田の事~』の後…なんて言おうとしたの?」
「えーっと…なんだったかな、忘れちゃったよ。」
「えぇー!!!ちょっと思い出してよ!」

その後もマコトはしらを切り通した。
しかし、ため息をついて落ち込む内田を見かねて、マコトは少し顔を赤らめ一言だけお礼を言った。

「今日は告白の練習…2回も付き合ってくれてありがとう。」

そう言ってマコトは風呂場を後にした。
しばらく、内田はひとり湯船につかりながら考えていた。

(告白の練習って確か…一回目がハルカさんって呼ばれて、二回目は私が勘違いして…3回目は真剣に…あれ?確か3回…)

内田はハッとして慌てて湯船から飛び出した。

「マコト君!!さっきの話の事考えてみたんだけど…」

しかしそこにはマコトの姿はなく、いたのはマコちゃんだった。

「よし、内田急げ!ハルカさんの手料理が待ってるぞ!!」
「あー…っと、うん。そうだね。」

あの時マコトがただ言い間違えたのか、それとも何か意図があったのか…
内田はその後しばらく悩み続けた。



内田×マコト お風呂編 終わり。

459:名無しさん@ピンキー
07/12/19 20:36:45 gnSUbHnP
悶え死にそうになった

460:名無しさん@ピンキー
07/12/19 20:41:46 HHOr1gC8
d(´∀`;)

461:名無しさん@ピンキー
07/12/19 20:49:29 pKOpS2w9
いいカップリングだ
しかし個人的に藤岡が千秋に乗り換えるのはロリコンっぽくていただけないぜ

462:名無しさん@ピンキー
07/12/19 20:51:15 IsevyuK4
同意
カナが好きな前提が崩れてしまうとなあ…
是非姉妹丼に挑戦してもらいたいところだ

463:名無しさん@ピンキー
07/12/19 21:33:06 aYoLk7Z0
内田かわいい

464:名無しさん@ピンキー
07/12/19 22:04:15 w2T1tKl2
>>462
でもそれじゃ千秋は幸せになれないんじゃないか?
この作者は千秋に幸せになって欲しいようだし

465:名無しさん@ピンキー
07/12/19 22:26:26 +fycdQho
>>461
大学一年と高一と年齢差は変わらんよw

>>464
チアキぶった切って、カナ一筋よりは傷が浅いかもしれん。チアキ一筋に越したことはないけど。
個人的に姉妹丼も1つの愛の形としてありかと思うが、やっぱ倫理的に考えるとアウトか。
いや、その前に初代番長によるアイアンクローが先かw

まぁ何にせよ、作者が決めることだな。

466:名無しさん@ピンキー
07/12/19 22:33:26 /f+d3tC4
>この野郎氏
体調が悪いとのこと、お大事にしてください。

マコト×内田編GJ!

さてお風呂3組目はつつがなくスルーされてしまうのだろうか。
なんかハプニングないのかな?
覗きが出るとか(無理か)
チアキが「おかしなこと」を蒸し返してハルカが性教育を始めるとか(大勢お泊まりの日にすることもないか)
はたまた藤岡の放出物が風呂場の隅に残っていてチアキが尋ねるとか(ハルカも経験なくてわかんないか)
何かひとひねり期待したいところです。

467:名無しさん@ピンキー
07/12/19 22:51:09 w2T1tKl2
>>465
もし抜き目的でなく、本当に千秋の幸せを考えての真面目話なら
二股が、振られるよりも千秋的に幸せなのか?
と考えると、そう思えないんだよな。カナも同じく
そんな誠みたいな藤岡もちょっとアレだし

本当に千秋を幸せにする話ってことなら
藤岡がカナを忘れて、千秋一筋にするしかない気がする

468:名無しさん@ピンキー
07/12/19 22:52:16 /f+d3tC4
>>465
大学4年と1年、といえば年齢差による抵抗はずいぶん減るような気がするよね。
同じことなんだけど。

469:名無しさん@ピンキー
07/12/19 23:28:34 OOtTW495
サイレントマジョリティを考慮して、チアキは俺とくっつくことに決定!

470:この野郎
07/12/19 23:51:12 2r97TmbL
携帯からお邪魔します。orz
いろいろな感想ありがとうございます。(^ω^)

藤岡・カナ・千秋あたりが色々心配されていますが、
千秋×ハルカのお風呂編で全て解決するので大丈夫です。

ただ、前に話した、千秋×トウマの百合の話は、
抵抗ある人もいるかもしれないと言うわけで、話を大幅修正しました。orz
(千秋→ハルカは原作通りだから少しはセフセフだよね?)



471:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:08:38 uwbKEZCS
>>467
ハーレム=誠思考と言うわけでもないと思うぞ。
相手をちゃんと平等に愛せて、相手も全員その形に納得できていればハーレムは成り立つ。
ぶっちゃけ成り立たせるのも、周囲にそれを納得させるのも難しいが、
ただ自分のやりたい時にやるだけの自分本位な誠とは違うものだ。
まぁここまで書いといて何だが、藤岡はそんな考え持たないだろうけど。

せっかくのエロパロ板なんだし、強引ではない納得の出来る展開ならありなんじゃないか?
まぁその納得できるできないは各々判断基準が違って、難しい所だけど。

472:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:11:24 ymgpA9jd
>>471
まあそうだけどな。チョコ全部返した藤岡が
ハーレムとか考えづらいのもあったから

473:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:13:21 O4Ga7N1k
>>460
僕の分まで頑張って下さい。

474:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:46:10 o+ebnaMK
黒藤岡や黒マコトをみてみたいなw

475:名無しさん@ピンキー
07/12/20 00:58:18 CF6QAD+m
リコ書いてよリコ

476:名無しさん@ピンキー
07/12/20 01:10:29 OST+bXkS
みなみけ~南三姉妹におまかせ~ってのはどうだろう?

477:名無しさん@ピンキー
07/12/20 01:32:13 O4Ga7N1k
>>476
みなみけと甘~く(ry

478:この野郎
07/12/20 01:34:45 Zxuuiirf
とりあえず二組がお風呂からあがり、夕食を食べる事になった。

「ハルカ姉様、何か…おかしくないですか?」
「おかしい?皆静かにご飯食べてえらいじゃない。」
「はぃ…そうですが……」
「?」

静かに進む食事の時間にハルカはご満悦だ…しかし千秋はそうではなかった。

(おかしい…いくらなんでも静かすぎる…。)

確かに、これだけの人数が集まっている割には静かすぎる。
それに何かこう…千秋は場の空気がギクシャクしている気がしていた。

(カナと藤岡は風呂を出てきてからずっとおかしい…
藤岡はボーっとしてるし、カナに至ってはカレーを入れる時、ご飯を入れて残り半分をラッキョで埋め尽くしていた。
それに内田も変だ。風呂を上がってからマコちゃんに馴れなれしすぎる…)

千秋はむずかしい顔をして首をかしげていた。


『ピンポーン』

家のチャイムが鳴ると、空気に耐えきれなかったカナが、一番に部屋を飛び出した。

「こんばんわ。…っと、今日はにぎやかだねぇー」
「なんだ、タケルか。何しに来たんだ?」
「何しに来たって…別にこれと言って用はないけど…」
「そうか。今日は我が家は人口が多いんだ。悪いけど帰ってくれ。」
「えぇー…そんなぁ、ちょっとハルカちゃーん!」

正直カナの言う通り、今日は南家の人口が多い。
部屋まで声は聞こえているが、みんなは聞こえないふりをしてご飯を食べていた。

「はぁ…仕方ない。それじゃあ今日は帰るよ。せっかく駅前の角のあの店のケーキをワンホール買ってきたのに…」

その言葉と共に皆の態度が一変した。

「おぃ!タケル!お前なんでそんな大事なこと黙ってたんだよ!」
「あ…あら、タケルおじさんいらっしゃい!良かったら夕飯いかがですか?」
「ハルカ姉様もこう言っているんだ、あがって行け。」
「タ…タケルおじさん2か月ぶり、その後肝臓の調子どう!」

部屋にトウマ・マコちゃん・藤岡を残し、残りは総出でケーキを迎え入れた。
そして、部屋に入ってタケルは3人とも顔を合わせた。

「えーっと…確かカナちゃんの友達と後輩の…」
「あっ、お久しぶりです藤岡です。」
「マコちゃんです!」

「それから…確か君は……この前プリンを持ってきた時にいた…」
「ト…トウマ!オレは南トウマです!この前はプリンありがとう!」
「そっか、よろしくね。…でも女の子が『オレ』なんて言っちゃだめだよ。」

笑いながらそう言ったタケルに藤岡が不思議そうな顔をしている。
トウマは慌ててタケルの服をひっぱり、台所へ連れて行った。



479:この野郎
07/12/20 01:35:32 Zxuuiirf
「あ…あの、藤岡には男って言ってるんで……って、どうしてオレが女って知ってるんだ?!」
「どうして…って、…そりゃ見れば分かるよ。藤岡君は男と思ってるのかい?」
「見れば…って口調も見た目も男なのになんで!?」
「あははっ、君は面白い子だね。僕はこんな可愛い顔の男の子なんて知らないよ。」
「なっ…」
「とにかく藤岡君をだまして遊んでるんだね?僕も協力するよ。」

そう言ってタケルはトウマの頭をポンポンと軽く撫で、食事をする為部屋に戻った。
とりあえずは藤岡にはバレ無くて済みそうだ…
しかしトウマはホッとする以上に、何か心の奥がムズムズするような変な気分になった。
(あのプリンの人……)
トウマはモヤモヤした気分のまま部屋に戻った。

食事も終わり、買ってきたケーキを食べ始めた頃、タケルはふとある事に気づいた。

「皆、特に千秋ちゃんのお友達は、もう遅いけど帰り大丈夫なのかい?」
「あぁ、こいつら今日は泊っていくから平気だよ。」
「そっか…それなら安心だ……ってカナちゃん?!」
「ん?…わわっ!何するんだよ!」

そのままカナは台所に連れていかれた。

「あの…泊まるって、藤岡君も泊まるのかい?」
「モグモグ…ん?そだよ。」
「そだよ。…じゃないよ!ちょっとケーキおいて!」
「もー、なんだよいったい!言いたい事があるならさっさと言えよ!」
「それは…その、年頃の女の子の家に男が泊まるって事は…ゴニョゴニョ……」

「あー、言いたい事は分かるよ。でもそれなら千秋に言ってからにしろよ。」
「千秋ちゃんに?どうして?」
「千秋が気にいって藤岡を帰さないんだよ。お前、藤岡帰しりしたら一生南家に入れてもらえないかもな。」
「………」

それは流石にまずい…タケルはそう思い、一つの結論をだした。

「なら…僕も泊まるよ。それしかない!」
「はぁ?お前なんでそうなるんだよ。うちの家は満員なんだ、ケーキ食ったらかえれよ。」
「カナちゃん…ケーキそれだけで足りるかい?…良かったら僕の分も……」

「まぁ、やるだけやってみるよ。」

そう言ってカナはタケルのケーキを食べながら、見事ハルカを説得した。

480:名無しさん@ピンキー
07/12/20 02:02:23 f+yCBbah
wktk

481:この野郎
07/12/20 03:16:55 Zxuuiirf
「カナちゃん…これって……」
「仕方ないだろ?我が家の番犬と炊事!そう言う約束で泊める事になったんだ。」
「はぁ…オレって人望無いなぁ……」

タケルはそう思いながら食後台所で洗い物をしていた。

「じゃあ千秋、私たちもお風呂入っちゃおうか。」
「は、はい!ハルカ姉様!」

そう言って二人は脱衣所に向かった。

「そう言えば千秋と二人で家のお風呂入るのって久しぶりね。確か…2年ぶりくらいかしら?」
「はぃ、ハルカ姉様の疲れをとる時間を奪ってはいけないと思いまして…」
「そっか…千秋は本当に優しい子になったね。私の自慢の妹だよ。」
「そ…そんな事……」

そして二人は湯船につかった。
この二人でお風呂に入ってる間に、ハルカは千秋にどうしても聞きたい事があった。

「ふぅ~、このお湯につかる瞬間…一日の疲れが一気にとれる気がするよのねぇ。」
「まったくです、ハルカ姉様。」

「…ねぇ千秋、いきなりなんだけど…千秋は藤岡君のこと好きなの?」
「藤岡ですか?…う~ん……そうですね。好きなんだと思います。」
「好きなんだと思う?」
「はぃ。ハルカ姉様がお父さんと似てるって言ってから、どうも気になるんです。」
「それは…お父さんとして好きってこと?」
「どうなんでしょう…私にもよく分からなくて……ただ、藤岡とキスをした時……」
「えぇ?!キ……キス?!」

千秋の口から出た言葉に、ハルカは思わず大声を出してしまった。

「はぃ。キスをしてみれば何か分かると思いまして…」
「…で、ど…どうだったの?」
「うーん…確かに恥ずかしかったんですが…何も変わらなくて、私は膝に座ったり、だっこされてる時の方が幸せでした。」
「でもカナが藤岡君と仲良くしてると、千秋はいつも機嫌悪くない?」
「そ…そうですか?…そう言われてみれば、なんて言うかこう…お父さんを独り占めされてるみたいでカナには腹がたちます!」
「そっか…ならいいんだけどね。」
「…?」

ハルカは少しホッとした。もし千秋が藤岡の事を本気で好きだったなら、
千秋に悲しい思いをさせるかも知れなかったからだ。



482:この野郎
07/12/20 03:17:51 Zxuuiirf
「じゃぁ千秋は学校に好きな男の子とかいるのかな?」
「学校ですか…特にいませんねぇ…」
「あの…マコト君だっけ?あの子とかは?」
「あいつはバカな子供です。話になりません!」
「フフフッ、そうなの?」
「そうです!私が心から好きなのはハルカ姉様だけです!」
「あら、じゃあ千秋大先生に私もキスの仕方教えてもらおうかなぁ~…なんちゃって……あれ?」

冗談で言ったこの言葉、どうやら千秋は本気にしてしまったらしい。
千秋は少し顔を赤らめゆっくりとハルカに近寄ってきた。

「ち…千秋、ちょっと待って。あれは冗…」
「ハルカ姉様!目をつむってくださぃ!」
「??? 千秋?どうした……んんっ!……んっ…」

ハルカが話している途中に、千秋はハルカの口の中へ勢いよく千秋が舌をのばした。
ハルカの口の中に千秋の舌が入ってきた。


(…さっき食べたケーキの甘い香り…それに少し大人の香り……大人の香り?!)

ハルカは慌てて千秋から離れ、ケーキの事を思い出した。
確か下の生地にレーズンが……もしかして、あのレーズンにラム酒が入って…
そんな事を考えるハルカの唇を再び千秋が襲った。

「ハルカ姉様…私…ハルカ姉様が大好きなんれす!」
「ち…千秋、とりあえず落ち着い…んっ……」

千秋の体は小さくて、体重も軽い。ハルカが少し力を入れれば引き離す事もできた。
しかし、ハルカはそれをしなかった。ハルカは初めてのキスに少しずつ気持ちよさを感じる様になっていた。

千秋の激しいキスは1分ほど続いた。

「…ハァ……ハルカ姉様、キスって少し苦しいですね。」
「そ、そうね…でも千秋とキスしてたら…私まで少しドキドキしてきちゃった…。」
「私はずっとドキドキしてます…。ハルカ姉様…その……もう一度だけ…」
「もう一度だけ?…なに?」



483:この野郎
07/12/20 03:19:20 Zxuuiirf
何を言いたいかは分かっていたが、恥ずかしそうにしている千秋を見て、ハルカは少し意地悪をしてみたくなった。
その時、自分も少し酔っていたのかもしれないと思いながら…

「その…キスをもう一度だけ……」
「じゃぁ…もう一回だけね。はぃ…」

そう言うと今度はハルカの方から目をつむり準備をした。
千秋の唇が重なると、ハルカま無意識に少し口を開き千秋の舌を求めた。
気がつくと、二人は湯船の中でしっかり抱きしめあいながらキスをしていた。

「ハァ…ハァ……その、ハルカ姉様…わがまま言ってすみませんでした…。」
「気にしなくていいよ、それより藤岡君の時と何か違った?」
「はぃ、あの時よりずっとドキドキして…その……私はやっぱりハルカ姉様が大好きなんだっ…て思いました。」
「そっか、私も千秋の事大好きだよ。」
「ハ…ハルカ姉様……あの、それでは先に上がってるので、ゆっくり疲れをとってください!」

そう言って千秋はそそくさと風呂場を後にした。

(はぁ…お酒のせいと言っても、千秋もすっかり大人になった…って言うか家で一番最初にキスしたのか…でもカナだってまだだよね…)

そう考えると、高校生にもなってキスもした事の無い自分が恥ずかしくなった。
そして、もし藤岡とカナがした事を知ったら倒れてしまうだろう。
そんな事を知らないハルカは、千秋が藤岡をどう思っているか聞けて、とりあえず満足していた。

その頃台所では…

「タケル、今日のケーキ美味しかったよ。二個も食べれて大満足!特にあの下の…なんだっけ?」
「あぁ、干しぶどうかい?」
「おー!それそれ!あれって確かラム酒につけてるんだよな。」
「うん、普通わね。でもあの店では子供に食べてもらう為に、お酒は一切使ってないらしいよ。」
「ふ~ん…。まぁどうでもいいや。」
「えぇー…」


さらに続いて脱衣所。

(す…少し調子に乗りすぎたかな……でも最後はハルカ姉様も気持ちよさそうだったし…大丈夫だよね……)
そう思いながらも、千秋は大満足し今日の事を長々と3ページに渡り日記に書いた。


さまざまな思いはあるものの、三姉妹はそれぞれ満足し、就寝時間を迎えた。


484:この野郎
07/12/20 03:31:04 Zxuuiirf
とりあえず寝ますorz

この件は、千秋×トウマを回避する為に急きょ作ったので、
広い心遣いで読んでいただければ幸いです。orz


485:名無しさん@ピンキー
07/12/20 04:05:37 qFceAb62
タケル×トウマのフラグが立つとは予想外だった
wktkが止まらんぜ

486:妖
07/12/20 05:55:59 cwGdvLYN
まっ頑張った・・・
俺のフラグ予想を大きく逸れたがな
結果はともあれ文書力向上でGJ

487:名無しさん@ピンキー
07/12/20 06:45:54 Y4TTAJBM
毎回、魅せてくれる!
悶えて転げ回りたいです

488:名無しさん@ピンキー
07/12/20 12:58:41 m4X1gV1X
毎晩深夜までお疲れさまです GJ!

ところで最初の方の、
カナの毛のフラグとか
ハルカ×マコちゃんのフラグとかは
どうなったのだろう?
ま、SSはそんなもんかもしれないけど。

それにしてもハルカ姉さまの身にも何か起こらないものかなあ。
コハルワールドの男は基本みんな小心者だから
チアキならずともお似合いの相手が思い当たらないよなあ。

489:名無しさん@ピンキー
07/12/20 13:22:05 9JXizz/K
お疲れ!GJ!


あと文章としては
数字(数字か漢数字か)とカタカナの全角を統一してくれると読みやすくなると思うな

490:この野郎
07/12/20 15:57:02 Zxuuiirf
ご意見ご感想ありがとうございます。orz

カナの毛のフラグはこの後の夜の出来事編の前フリだったので、ほどほどに活躍します。
ハルカ×マコちゃんフラグは内田により崩壊しました。

保坂が大好きなので、ハルカ×保坂で、気持ち悪い保坂にハルカが片思い…ってフラグ立てようとしたんですが、
…いろいろと気持ち悪いのでやめました。(良い意味で)

数字はこれから123で統一していきたいと思います。ありがとうございます。orz

491:この野郎
07/12/20 16:54:54 Zxuuiirf
みんながお風呂を出て、夜も10時を過ぎた頃それぞれ寝る部屋に入った。

まず居間、ここには男3人が寝る事になった。…と言っても設定上、タケル・藤岡・トウマの3人だ。
千秋の部屋には、千秋と内田のお友達コンビ。
カナの部屋にはカナとマコちゃんの先輩後輩コンビ。
そしてハルカはいつも通り一人でねていた。

夜10:30分頃、事は居間で寝ていた3人から動き出した。

(僕はあの三人の保護者…そして番犬なんだ。彼から目を離すわけにはいかない。)
(……なんでタケルさんはオレの事をあんなに睨んでるんだろ…何か悪い事したかな…?)

「ちょ…ちょっとトイレ行ってきます…。」
「あぁ、なるべく早く2分以内にかえてくるんだよ。」
「えぇっ…」

藤岡はタケルにそう言って居間を後にし、カナに助けを求めに行った。
2分が経ち藤岡は返ってこない。タケルは様子を見に行く事にした。
…しかし体が動かない。金縛り?…でも手や足は動く…体だけが動かない…。恐る恐る布団の中を見ると、
そこにはトウマが潜り込んで、しっかりとタケルの服をつかんでいた。


無事にカナの部屋にたどり着いた藤岡は、カナの部屋に入った。
「南、マコちゃん、ちょっと入るよ。」
「ん?なんだ、藤岡。か弱い私達を襲いにでも来たのか?」
「ばっ…!変な事いわないでくれよ!」
「えっと…あの……オレ…」
「ちょっ…マコちゃんも本気にしないで!」

その時マコちゃんは二人の話なんて聞かず、お風呂で内田が言っていた事を思い出していた。
(確か内田が、カナと藤岡がしていた事のマネを風呂場でして…って事はこの二人この後また…)
そう考えたマコちゃんは部屋を飛び出した。

「お…お邪魔しましたー!!」
「ちょっと、マコちゃん待って!南もなんとか言ってくれよ!」
「まぁ…いいんじゃない?」
「またそんな事言って…誤解を解かなきゃ……」

そう言って藤岡はマコちゃんを追いかけようとした。
しかしそれをカナが呼び止める、

「藤岡、ちょっと待てよ。」
「…え?あの、あとじゃダメかな?」
「……いいのか?…形はどうあれ、この私と二人っきりになれたんだぞ?」
「そんな事言っても…」
「………。」

何も言わず布団にもぐりこんだカナを、藤岡は置いて行く訳にもいかず、開きかけたドアを閉めた。
(マコちゃんには明日謝ろう…)





492:この野郎
07/12/20 16:55:18 Zxuuiirf
一方部屋を飛び出したマコちゃんは、一番安全と思われるトウマとタケルのいる居間に向かった。
しかしそこで見た光景…それはタケルと布団の中で何やらうごめくトウマらしき物体…。
普段なら何とも思わないのだが、この時のマコちゃんの頭の中はもう風呂場の事でいっぱいだった。

(ま…まさか、あの二人も…ってか犯罪?!み…見ちゃダメだ!)

そう思って振り返ったマコトの目の前には千秋が立っていた。

「こんな所で何してんだ?マコちゃん?」
「わ…わぁぁー!ち…千秋こそこんな所で何してんだよ!」
「わ…私はトイレに行くんだよ…。」
「トイレに枕を持って行くのか?」
「うっ……うるさいよ!!」

そう言って少し慌てた感じでトイレとは逆の方向へ歩いて行く千秋。
そもそもトイレに枕なんて持って行くわけがない。ハルカの部屋に向かったのはマコちゃんにでも分かった。
…こうなると残ったのは内田のいる千秋の部屋だけ…。
マコちゃんは少し緊張しながら部屋のドアをノックした。…トントンッ……返事がない。

「う…内田、入るぞ?」
「スー…スー……」
「あれ?もう寝てるのか?」

部屋には寝息を立てる内田がベッドにいた。


その頃廊下を歩いていた千秋は、マコちゃんの予想通りハルカの部屋の前に枕を抱いて立っていた。
普段、ハルカが一番疲れを取る睡眠時間を、千秋が邪魔する事は絶対になかった。
しかし今日、お風呂であった事が千秋の背中を押した。

「ハ…ハルカ姉様。」
「あら、千秋がこんな時間に来るなんて珍しいわね。どうかしたの?」
「いゃ…あの…その……今日は寒いので一緒に…」
「? なんだかよく分からないけど、そんな所に立ってたら風邪ひくよ?こっちおいで。」
「は、はぃ!」

そう言って、ハルカは千秋を布団に招き入れ、千秋はいそいそとベッドにもぐりこんだ。


南家お泊り会、最後の大イベントが始まろうとしていた。



493:名無しさん@ピンキー
07/12/20 18:23:38 m4X1gV1X
おお、絶妙なフルーツバスケットによるペアリングだ。

そういえばトウマは見抜けてもマコちゃんは見抜けなかったタケル

494:名無しさん@ピンキー
07/12/20 20:42:43 7pHWmRg7
皆の移動がすげぇ自然だw

495:名無しさん@ピンキー
07/12/21 18:14:36 jWsoeBGY
乙!楽しみにまってるっす

496:名無しさん@ピンキー
07/12/21 21:48:42 S8lsPYv3
こんばんは。期待している方は少ないでせうが、今晩5レスほど頂きます。
その際>>447を黒歴史とし>>446からの続きを投下させて頂きますことを深くお詫びいたします。


また、「こんなぶつぎり投下ごめんだ!」という方が多数いましたら自重いたします。
今後ともよろしくお願いいたしマスターカード。

497:名無しさん@ピンキー
07/12/21 22:25:40 7SHtwNFR
>>496
待ってました!!!


498:名無しさん@ピンキー
07/12/21 22:45:05 HeemBwxB
>>496
貴方の場合、本当にスレ読んでるの?って思うぐらい俺たちのレス完全スルーなのが困る
叩きとかならスルーは書き手の基本だが、お願いぐらいは聞いてくれるとありがたいんだが・・・


499:名無しさん@ピンキー
07/12/22 00:11:22 hIlwKf0C
>>498
いいんじゃない?
こっちは与えられてる身な訳だし・・・。

500:名無しさん@ピンキー
07/12/22 01:06:10 88iYCvTh
>>498
善処します。

501:名無しさん@ピンキー
07/12/22 01:11:23 88iYCvTh
名欄「ぶつ切り」しますんで、NGしたい方はどうぞです。

502:ぶつ切り ~藤岡と南いんトイレ~
07/12/22 01:21:23 88iYCvTh
「私さ、嬉しかったよ。自分よりも、私のことを優先してくれただろ?本当に、本当に嬉しかったんだ。」
驚いた。俺の欲望に従った行動が、南にはプラスに捕らえられたらしい。嫌われなくてよかった、と安堵。
「とにかく!その、悪かったよ。」

「ううん。」
私は、藤岡へ刺激を与える行為を止めた。あまりにも予想外且つ真剣且つ熱烈な応答に動揺したからだ。
私は冗談はんぶ…いや、七割五分二厘くらいで「誘った」んだ。『愛しい』藤岡をからかってみたくなったんだ。
けどなー、藤岡の私への愛は私のそれ以上で尚且つ私の想像以上だったんだなー、これが。
現に、藤岡からは私への愛オーラが溢れでているのを感じる。

ま、まあ藤岡とそういう関係になるのは悪くないけど、なんというかな、心の準備がなってないし。
てか、ここ学校なわけで、常識的に考えたらそういうことできる筈がない。

そうこう考えていたら、藤岡がキスをしてきた。
またこんな風にキスをされたら理性が吹っ飛びそうになるわけでしてね。
悲しいかな、私の『藤岡からの接吻』耐性はゼロに等しく、現に藤岡を受け入れてしまっている。

503:ぶつ切り ~藤岡と南いんトイレ~藤岡サイド
07/12/22 01:25:05 88iYCvTh
よし、キスはなんとか慣れてきて躊躇なくできるようになった。舌を入れるなんて芸当はまだだけど、南とこうしていられるだけでも俺はテンションが上がる。
中学生の頃からずっと想っていた女~ひと~とこんな風に好きあえるなんて、幸せオブザライフだ!

が、その先が問題だ。いくら妄想の中で南としたからといって、俺の経験値がゼロであることに変わりはない。
それ以前に、南が本当に『そんなこと』を求めているのか、と疑いが耐えない。しかしそれは、南の愛への疑いではない。単に、『誘い』が嘘なのでは、という疑いだ。
正直、俺は南のことを未だ理解できない所がある。ただ、それ故に南を好いているのも事実。


あー、考えるのもバカバカしい。南と関係を持たなくても、こうしていられるだけで幸せなんだ。
とりあえず、俺はただそれを味わうことにした。

504:ぶつ切り ~藤岡と南いんトイレ~
07/12/22 01:27:37 88iYCvTh
きぃぃっ…


「「あっ」」
トイレのドアが開く音、そして、一人の足音。二人して驚き、キスを中断する。
足音の主が二人の入る個室の前で止まる。
「おぃ、入ってるか?」
見回りにきた先生であることは明らかだ。二人は心臓をバクバクさせる。
「はいっt…ふご」
カナが答えようとしたのを藤岡はカナの口に手を当て慌てて制止する。ここは男子トイレ、カナが答えたらどう考えてもおかしい。
「す、すみません!もう、出ますんで。」
藤岡は平静を装って答えた。
「そうかぁ。まあ、慌てなくてもいいがなるべく急げよ?十分位したら昇降口閉めるからなぁ。」
先生は疑うこともなくそう言うと鍵だけ確かめて、最後に「急げよぉ」とだけ告げ、去っていく。
足音が遠のきやがて聞こえなくなる。

二人は顔を見合わせる。そして、どちらともなく笑い出す。勿論、先生に聞こえないように静かに。
その時二人は、『何かに成功して笑い出す』という一昔前な映画の主人公とヒロインのように感じた。
そして、それに酔いしれる。



どちらともなく笑うのをやめた。気まずさと良い後味が残る。
ずっとここにいても仕方がない。私は藤岡に提案した。
「帰ろっか。」
藤岡は頷いた。

505:ぶつ切り ~藤岡とカナ、教室~藤岡サイド
07/12/22 01:31:16 88iYCvTh
俺達は、誰にも見つからないようにトイレから脱出した。といっても生徒はもう殆どいないから心配はない。
俺は南の手をしっかりと握る。南も応じて握り返してくれた。南は照れくさそうに、でも微笑んだ。

教室には誰もいない。電気はまだついている。まだ先生が見回りにきていないみたいだ。
「大分暗くなっちゃったなー。」
南が呟いた。確かに、外は真っ暗、電灯が頑張っている。
俺達は鞄を持って教室を後にする。
「っと、電気電気。」
俺は教室の電気を切る。廊下の蛍光灯の光が教室に差し込む。
「さ、帰ろう…んむっ。」
ふ、不意打ちだぁぁぁああっー!
一瞬だけのキスだったが、俺の心臓は先以上にバクバクしている。
「ああ、帰ろうか!」
み、南はとてもご機嫌だ。

506:ぶつ切り ~藤岡とカナ、家路~藤岡サイド
07/12/22 01:34:59 88iYCvTh
帰り道。すっかり暗くなりより寒くなる。
南と腕を組み、手もしっかりと握る。これなら温かいや!…なんてこと、物理的にはありえなく、寒いことは寒い。
「南、寒くないか?」
俺は案じた。
「寒いなー。」
空返事。
暫く沈黙が続く。


赤信号にひっかかる。ここの信号はとても変わるのか遅く、一分程かかる。静かに時が刻まれる。
「あのさ、藤岡。」
南が口を開いた。
「うん。」
「さっきのトイレでの事なんだけどさ。」
「うん。」
「そ、その悪かったな、その気にさせてさ。」
「あ…、ああ。」
先の状況を思い出す。南の感触、制服ごしに感じた南を思いだし、半勃ちになる。
「その、さ、からかってみたくなったんだよ。私がああしたら、藤岡がどうなるかなってさ。」
「そう、だったんだ。」
やっぱり、俺の思った通りだったんだ。南は本気だったわけじゃない。少し安心した。


507:ぶつ切り 藤岡とカナ、家路②~ 藤岡サイド
07/12/22 01:36:29 88iYCvTh
「私さ、嬉しかったよ。自分よりも、私のことを優先してくれただろ?本当に、本当に嬉しかったんだ。」
驚いた。俺の欲望に従った行動が、南にはプラスに捕らえられたらしい。嫌われなくてよかった、と安堵。
「とにかく!その、悪かったよ。」

「ううん。」
俺は首を振る。
「俺も、なんか嬉しい。南のこと、少しわかった気がするよ。」
「そう、か?」
南はきょとんとする。
「ああ。でもきっと、まだ知らないことの方が多いんだろうなぁ。」
「たとえば?」
「そうだなぁ…」
俺はイタズラっぽく微笑んでみせた。
「スリーサイズ。」
踝辺りに蹴りが入った。
「いつつつ…」
「そんなもの、いつかは分かるだろ!」
気にしていたのかなぁ。ご機嫌斜めだ。
「ごめんごめん。」
「ふーんだ!」
ふくれっ面になる。そんな南もまた
「可愛いな。」
「へ?」
「…え?」
…口に出てた?
互いに顔を赤くする。
反対に、信号が青くなった。
「ほ、ほら!行くぞ藤岡!」
南が引っ張る。
「うわっ、ちょっと…!」
俺達は全速力で走り出した。

508:名無しさん@ピンキー
07/12/22 01:37:28 88iYCvTh
ここまで

509:名無しさん@ピンキー
07/12/22 02:10:14 8DMpmK85
GJ!
そして乙です
この帰り道を千秋が目撃してドロドロになる事を望んでるのは自分だけかな?

510:名無しさん@ピンキー
07/12/22 02:15:09 BGCVmSOH
いや、自分も望んでいるw

511:名無しさん@ピンキー
07/12/22 02:38:24 my+FLx0D
信号+走り出す男女(+車)=先生と二宮君

512:名無しさん@ピンキー
07/12/22 02:56:56 88iYCvTh
>>509
おし……いや、なんでもない

513:名無しさん@ピンキー
07/12/22 08:48:18 SBr0xYn5
>>511
その発想危険ww


514:名無しさん@ピンキー
07/12/22 11:38:45 88iYCvTh
一人の少女の死から始まった、世界崩壊の物語が今始まる\(^o^)/

515:名無しさん@ピンキー
07/12/22 12:44:23 DFBA9h7y
アイアムレジェンド

516:名無しさん@ピンキー
07/12/22 12:56:49 9x7X/SlF
メルトから一気に読み進めたが千秋が3転位しててなんか俺弄ばれた感じだぜ・・・orz
他は美味しそうなんだけど千秋は・・・
まぁこの野郎氏は1本の中のストーリーらしいから結局藤岡とはFクラッシュなっちまうのか?
できれば別物として藤岡×千秋を書いてくれれば嬉しかったかも?・・・それとも最後に大ドンデンな展開が!?

517:名無しさん@ピンキー
07/12/22 13:13:54 lHN+7KVC
>>516
あれ? 俺書き込んだ覚えないのに…。

518:名無しさん@ピンキー
07/12/22 13:23:50 BGCVmSOH
まあまあ、人間弄ばれて成長するものだし(?!)。

519:名無しさん@ピンキー
07/12/22 13:51:30 7Y0pI8j8
エロパロでこういうこと言うのもなんだが、俺はエロなしの方が好きだ!
もちろんエロも見るんだが、8:2ぐらいがいい…
ともあれみなGJ!

520:この野郎
07/12/22 14:32:22 u+UXEM9n
こんにちわ。携帯からお邪魔します。orz
この3日は9割程布団の中で過ごしてました。
体調もほぼ回復したので、今夜から馬車馬の如く続き書きます。


>>516
ややこしい事した上、誤解をまねいて本当に申し訳ありません。orz
メルトは、歌を聞いてカッとなって書いてしまっただけで、今の話とは全くの別物なんです。
このお泊まり話が終わったら、すぐにメルトの続きを書きます。
しかし、過度の期待はしないで下さい。

521:名無しさん@ピンキー
07/12/22 14:50:18 9x7X/SlF
>>520
いいえ、どうせ別物アナザーならおもいっきし過度の期待をさせて下さい!!

522:名無しさん@ピンキー
07/12/22 16:12:56 lHN+7KVC
>>519
あれ? また俺?

>>520
まぁ結局はどう話を進めるかは作者次第だから、やりたいようにやってくれればいい。
>>516本人でもないのに、偉そうなこと言うようだが。

523:名無しさん@ピンキー
07/12/22 22:17:06 88iYCvTh
チアキは藤岡と結ばれるべき。
藤岡はカナと結ばれるべき。


あれ?

524:この野郎
07/12/23 00:27:55 NHBn0t80
>>483 の続きです。

藤岡が居間を離れてから約3分が経とうとしていた。
タケルはすぐにでも藤岡を追いたかったのだが、布団の中でトウマがタケルを離さなかった。

「ねぇ…おじさん。」
「お、おじ…?!…あのね、トウマ君…あっ、藤岡君がいない時はトウマちゃんで良いのかな?」
「トウマでいいよ。」
「分かった。…でトウマ、僕も一応20代なんだ。だから、『お兄さん』とか『タケルお兄さん』って呼んでくれないかな?」
「うん…。」
「…で何か言いかけたみたいだけど、どうしたの?」
「……あのさ、台所でも聞いたけど…もっと具体的に、タケルはどうしてオレが女だって分かったんだ?」

タケルは少し考えこんでいた。

(おかしいな…何でお兄さん飛び越して、呼び捨てにされてるんだ……?)

「なぁ、タケル聞いてるのか?!」
「ん?…あぁ、ごめん。でも具体的にって言われてもなぁ…どこから見ても女の子だから、いったいどう言ったらいいのか…」
「でも女って言ったらハルカみたいに、髪が長かったり料理が出来たり!…オレなんて髪も短いし、サッカーとか好きで遊んでばっかだし…」
「そりゃーハルカちゃんだって、小学生の時はトウマみたいによく遊んでたよ。」
「そうなのか?…髪も短かったとか?」
「んー…髪は昔から長かったかな。…あ、でも僕はトウマみたいなショートカットの方が好きだけどね。」
「そ、そんな事聞いてないよ…。」
「いや、本当にトウマは可愛い顔してるよ、後10年…いや5年したらハルカちゃんをもしのぐ逸材だ!うん、僕が断言するよ!」
「………」

タケルがそう言うと、トウマは布団の中で黙り込んでしまった。
普段、可愛いや好きなど言われないトウマに、タケルの言葉は少し刺激が強かったらしい。

「? トウマ少し顔が赤いぞ? 暑いなら布団から顔を出せばいいのに。」
「え?…あっ、うん。そうするよ。」

そう言って布団から顔を出すトウマ。すると、顔の約30㎝ほど前にはタケルの顔があった。
トウマの顔はますます赤くなった。

(近い…近い近い!!)

「ん?トウマ本当に大丈夫か?顔が真っ赤だし、少し呼吸も…」
「だ、だだ…大丈夫!うん、大丈夫だから!」
「でも熱があるかもしれないだろ?ちょっとじっとしてて。」

そう言うとタケルはトウマのおでこに自分のおでこを当てた。
その行動にトウマは過敏に反応し声を上げ、後ろを向いた。

「わ…わぁ!!なな…何…?!」
「何って…熱が無いか診てみたんだけど…たぶん大丈夫だよ。」

タケルに背中を向けながらトウマは両手で心臓を押さえていた。
(な…何なんだよいったい…心臓がドキドキしておさまらない……)

しかしタケルは、そんな後ろを振り向いて喋らないトウマを見て勘違いしていた。
(あれ…?もしかして嫌われることしちゃったかな……)



525:この野郎
07/12/23 00:28:28 NHBn0t80

「あの……トウマ?僕何かまずい事言ったりしたかな…?もしそうなら謝るけど。」
「えっ?全然大丈夫だよ。その…ちょっとびっくりしただけ…」
「そっか、良かった。あははっ、子供にまで嫌われちゃったのかと思ったよ。」
「? タケルは誰かに嫌われてるのか?」
「うぐっ、さすがは子供…ストレートに聞いてくるね。」
「あっ…ごめん…。」

トウマが気まずそうな顔をすると、それを気にしてかタケルは少し笑いながら話し始めた。

「僕にはレイコさんって言う彼女がいたんだけど、つい最近フラれちゃったんだよ。」
「そ、そうだったのか……その…ごめんなさい。」
「あはは、やめてくれよ!子供に気を使われて僕がみじめじゃないか!」

タケルはそう言って笑ったが、作り笑いと言う事はトウマにも分かっていた。
(タケルは悲しいのに、オレに気を使って笑ってるんだ…)
そう思うとトウマは胸が苦しくなった。

「あ…あのさタケル、そんな顔するとこっちまで悲しくなっちゃうだろ。」
「ん?何を言ってるんだい、僕はいつだって元気さ!元気だけが取り柄なんだから!」
「…そうじゃなくて……その、我慢して笑うこと無いと思う。」

そう言うとトウマはタケルの頭を抱きしめた。
自分でもどうしてこんな事したのか分からない。でも、このままタケルを放っておく事が出来なかった。

「その…今なら誰も顔見えないから。だから無理して笑ってなくていいよ。」
「えっと…トウマ、本当に大丈夫だから…それに子供にこんな事されて恥ずかしいし…」
「あのなぁ、抱きしめてるこっちの方も恥ずかしいんだぞ?」

そう言ったトウマの心臓の音は、頭を胸に押し付けられたタケルにもハッキリ聞こえるほど高鳴っていた。
(そうだよな…小学生でも異性を抱きしめたら恥ずかしいよな…)

「トウマ、…ありがとう。本当にもう大丈夫だから。」

そう言って、トウマから離れたタケルは、さっきよりは多少気分も晴れた顔をしていた。

「なぁ、タケル。そのレイコさんって彼女がいなくなって淋しいのか?」
「そりゃ淋しいさ。週末の彼女とのデートを楽しみに生きてたみたいなもんだからね。」
「そっか……じゃあさ、オレが代わりに週末デートしてやろうか?そしたらタケルも元気出るだろ?なっ!」
「あはは、そりゃありがたいけど、…でもその気持ちだけで十分だよ。」
「でもそれじゃぁ…タケルが…」
「トウマ、僕はもう大人なんだから大丈夫!さぁ、そろそろ寝るよ。」
「………」

そう言うと今度はタケルがトウマに背を向けた。

「タケル……タケル?」
「……」
「おい、タケル!呼んでるだろ!返事くらいしろ!!」
「あのなぁ…トウマ、気持ちは嬉しいだけ……んっ?!」

タケルが振り返った瞬間、タケルをトウマの唇が襲った。

「ぷはっ…!ト、ト…トウマ?!」

「……少しは…少しは元気出たか?」

そう言うと、トウマは自分の布団に戻った。
そしてタケルは藤岡の事など忘れ、一人悶々と夜を過ごした。


526:名無しさん@ピンキー
07/12/23 00:28:35 ubieH1jk
まーチアキが藤岡に懐いた原因は「父に似てる」と聞いたからだしね
今も生きてる設定なのかどうか知らんがw二次創作としての妄想にケチをつけるのもナンセンスだし。

527:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:21:19 jsLwO6cE
ファンブックじゃ「藤岡への好意は父親に似ていると言われたからか? それとも…」的な
恋愛感情も匂わすことは書いてあったな。 確定ではないけどw

528:名無しさん@ピンキー
07/12/23 01:40:31 W0BBvW0r
>>525 GJ!
タケル×トウマはなくてよかった、というところか。

529:この野郎
07/12/23 01:42:29 NHBn0t80
マコちゃん×内田 編

マコちゃんが部屋に入ると、すでに内田は寝息を立ててベッドにいた。

「おーぃ。内田?寝てるのか?もしもーし?」
「…スー……スー…」
「…寝てるのか……そうだ!」

そう言うとマコちゃんは千秋の机からマジックペンを持ちだした。

「よーし、どんな落書きしようかなぁー。…とりあえず額に肉だな、肉!」
「…むにゃむにゃ……」
「それにしても…こいつ、千秋のベッドで良く寝てるなぁ。」
「…ぇへへ……」
「うわっ、しかも夢まで見てるのか?」

マコちゃんは少し落書きをやめて、内田の寝言を聞くことにした。

「ぇへへ…ぅん……そうだよ……」
「?」
「…あたし…マコト君の事………」

マコちゃんはドキッとしながら更に耳を澄ました。

「………むにゃむにゃ……こんな事……恥ずかしいな…ェヘッ……」
「…って!ちょっ、肝心なとこ聞こえなかっ…」

思わず声を出してしまったマコちゃんは、慌てて自分の口を押さえ内田の様子を伺った。
「スヤスヤ……」
「…よかった……寝てるみたいだ。……でも何て言おうとしたんだろう…気になるなぁ……」

そう思った時、マコちゃんはお風呂場で内田にした事を思い出した。
(そう言えば、オレも内田にちゃんと告白とかしてなかったなぁ…よし!)

するとマコちゃんは何か思いついたように、髪止めを外しマコトに戻った。

「内田、お風呂場でははっきり言わなかったけど…オレ、内田の事好きだから。…その、これからもヨロシクな。」

「……はぃ。」

「……え?」

マコトが驚いた顔をしていると内田の目が開き、『クスッ』っと少し笑った。

「な…お…お前いつから起きてたんだよ!」
「うーん…いつ起きたって言うか、正確には寝てなかったかな。」
「そんな…オレをだましてたのかよ!」
「えぇー…人聞きが悪いなぁ。私は千秋のベッドで横になってただけだよ?」

それを聞いてマコトはその場に崩れおちた。



530:この野郎
07/12/23 01:43:45 NHBn0t80


「くっそー!よりによって内田なんかに騙されるなんて…!」
「ちょっ…内田『なんかに』って…傷つくなぁ……」
「しかもオレ…あんな恥ずかしい事……」
「えーっと、確か『オレ、内田の事好きだから』だっけ?」
「い…言うなよ!!」
「アハハハハ、マコト君顔真っ赤だよ。」

そう言われると、マコトは机にあったノートで顔を扇いだ。

「ねぇ、マコト君。」
「わー!ごめんなさい、許して下さい。もう何も言わないで!」

「私もマコト君の事好きだから。」

「………え?」
「だ…だから、私もマコト君のこと好きだって!2回も言わせないでよ恥ずかしい!!」

そう言うと内田はマコトのノートを奪い自分の顔を扇いだ。

「ねぇ、マコト君…。」
「は…はい!」
「…クスッ……何元気よく返事してるの?」
「えっと、ごめん。ちょっとドキドキしてて…」
「私もドキドキしてるよ…。」

その後1分ほどの沈黙が続き、内田がゆっくりと口を開いた。

「……お風呂場の続き…してみる?」
「…えっ……それって…」
「……ぅん…。」

マコトの手を引きベッドに連れてくると、内田はパジャマのボタンを外し始めた。

「ェヘヘッ…なんか脱ぐの見られてると恥ずかしいね……」
「あっ…ご、ごめん!」
「アハハ、何かさっきからマコト君謝ってばっかりだよ?」

そう言って内田はパジャマを脱ぎ、布団の中へ潜り込んだ。



531:この野郎
07/12/23 01:49:40 NHBn0t80
正直タケル×トウマは、千秋×トウマの代わりに急きょ作ったおまけでした…orzゴメンナサイ

ちょっとプリンでも食べて落ち着いてきます。



532:528
07/12/23 02:06:16 W0BBvW0r
タケル×トウマは(これ以上深入りし)なくてよかった

という意味だからな。舌足らずでスマン。
健闘を祈る。

533:名無しさん@ピンキー
07/12/23 02:51:23 W0BBvW0r
千秋×トウマというか、トウマが泣き虫チアキを慰めてやる(いやらしい意味ではなくて)
というのも新鮮でよかったかもね。
でもチアキには、ハルカ姉様からの「夜のレッスン」を過度に期待!

534:名無しさん@ピンキー
07/12/23 04:28:13 VEmb7/Kd
GJ
藤岡×夏奈 春香×千秋 マコちゃん×内田って書き終わるのに何日必要なのかな…楽しみにして待ってます。

535:名無しさん@ピンキー
07/12/23 04:54:15 BVZeNE9W
>>531
僕の分まで頑張ってください。

536:名無しさん@ピンキー
07/12/23 05:42:52 koTdS7lq
ま、合う合わない云々でカプの可能性をバッサリ斬り捨てるのもどうかと思うぜ?
最早この野郎は我輩の舌の植田・・・


537:この野郎
07/12/23 09:42:56 NHBn0t80
おはようございます。orz

いつもコメントありがとうございます。
風邪でダウンしていた時間を取り戻すべく、朝から休み休み書いていきます。
予定では今日の深夜には、この話を終わらせる勢いです。


538:名無しさん@ピンキー
07/12/23 14:47:01 mcNt82Rx
はるかの亀頭責めに狂う保坂か
かなのそれをくらう藤岡
竿への刺激を知らずに
「あれ?出ないなあ?強いな番長」
「ああああ!」
「それでクリアすると後悔するぞ?」

539:名無しさん@ピンキー
07/12/23 14:54:14 SPer4hy+
>>532
舌足らずwww

540:名無しさん@ピンキー
07/12/23 15:39:14 v8SLz6AZ
>>537
期待してまっせ!

541:この野郎
07/12/23 16:30:32 NHBn0t80
>>530の続きです

下着姿になってベッドにもぐりこんだ内田は、手際よくマコトのズボンと下着を脱がした。

「あれ?マコト君のココ…お風呂場の時より小さくなってる?」
「あ…当たり前だろ!なんて言うか…ドキドキしたら大きくなるんだよ、きっと。」
「ふぅーん…じゃあ…マコト君、キスしてみよっか。」
「えぇぇ?!」

そう言うと内田は布団から頭をヒョコッっとだし、いきなりマコトにキスをした。
そして再び布団にもぐりこんだ。

「あー、ホントだ。少し大きくなったみたい。今ドキドキしてるの?」
「べ…別に、してないよ。」
「本当に?…私はドキドキしてるよ。」

そう言うと、内田はマコトの手を自分の胸に当てた。

「ね?」

「………」
「? どうしたの?」
「…なんて言うかさ、内田ってエッチな事する時、すごく大人っぽい事言ったり、したりするよな。」
「そ、そうかなぁ?」
「うん、…胸も色気もないけど。」
「でも……そんな事言ってる割には…またココ大きくなったみたいだよ?」
「………」

そう言うと内田はゆっくりと手を上下に動かし始めた。

「ねぇ、マコト君。私少しは上手くなってる?」
「そ、そんなの分かんないよ。」
「じゃあ、これは気持ちいい?」

そう言うと内田は布団の中でもぞもぞと動き出し、マコトの足の間に体を入れた。
するとマコトは、さっきまでの手とは違う…暖かくて柔らかい物に包まれたのが分かった。

びっくりして布団を少しめくってみると、そこには口で咥えながら『どう?』と言わんばかりに、
上目使いで首を少し傾げる内田がいた。
マコトは恥ずかしくなって慌てて布団をかぶせた……しかし内田はマコトが顔を赤くしたのを見逃さなかった。

「マコト君は私が口でしてるの見るとドキドキするの?」
「そんな事無い…かな。」
「そっか、それじゃあ…お布団どけるね。」
「え、ちょっと…!」



542:この野郎
07/12/23 16:32:18 NHBn0t80
そう言って内田は布団を取り払った。
すると、布団を少しめくった時とは違い、内田の全てがはっきりと見えた。

さっきは暗くて良く分からなかったけど、内田の顔は真っ赤だ。
咥えてり舐めたりしている内田の口元からは、エッチな音も聞こえる…
それに、膝をついてお尻を少しあげ、猫が伸びをしているようなポーズで咥えている姿にもマコトはドキッとした。
そして極めつけはやはりこの表情だった。

暑かったせいか分からないが、内田の呼吸をよく聞くと少し荒い気がする。
咥えたモノを奥まで入れた時に少し目をつむって苦しそうにする表情…
時よりマコトの表情を伺うような上目使い…
そのすべてがマコトの射精を速めていた。

「…内田……オレ……その…」
「ぷはぁ……どうしたのマコト君?…さっきから少し震えてるみたい…痛かった?」
「痛くない、痛くないから…だから…その……口で続けて…!」
「えっ?…うん、わかった!」

初めてのマコトからの注文に内田はさらに張り切った。
マコトも痛くないと言えば嘘になっただろうか…確かに内田の歯が時よりあたり、少し痛い時はあった。
しかしマコトはそんな事はどうでも良かった。
ただ、体全体が震える様な初めての感覚。
マコトは初めてだったが、何かがすぐそこまで近づいている事は分かった。

「内田…気持ちいい……かも…」
「…んんっ……ハァハァ…ホントに?…じゃあもっと気持ち良くしてあげるね……あむっ……」

そう言うと内田は、自分の喉に当たる程奥まで、マコトのモノを口の中に入れた。
それとほぼ同時にマコトは限界を迎えた。

「内田…オレ……もう…!!」

そう言って内田の手を握りしめ、マコトは初めての射精をした。
何が起きたか分からない内田は、苦しそうに眉をひそめ、目をきつく閉じていた。
そしてマコトの射精が終わると、急いで机のティッシュを取り口からマコトの出した精子を口から出した。

「うぅ……にがぃ…それに何だかくさいよぉ…」
「あの…内田、ごめん。」
「もう、マコト君!出る時は何か言ってよ。こう…『出るー!』とかさぁ。」
「ホントにごめんなさい!次からは気をつけます!」
「次からって……うん…わかった。」

そう言うと、内田は顔を赤くしてマコトの横に座った。
何やら内田はモジモジしてひっついている…マコトは不思議そうな顔をしていた。




543:この野郎
07/12/23 16:32:52 NHBn0t80


「なぁ、内田?」
「はっ…ひゃぃ!!」
「ひゃい?」
「えっと…な、何?マコト君?どうしたの?!」

何やら内田は挙動不審というか…とにかく様子がおかしかった。

「あの…さっき内田の口に何か出しちゃったけど…うがいとかしないで大丈夫?」
「えっと…だ、大丈夫!」
「でもバイ菌とかあるかもしれないだろ?うがいとか…歯を磨いた方がいいよ。」
「そうかなぁ……じゃあ少し待っててね!」

そう言うと内田は何故か急いで洗面所へ向かった。
マコトはその間に、髪止めや服を着てマコちゃんに戻った。

(はぁ…なんだか急に疲れて来た…って言うか眠い……)

「お、おまたせ!」
「…スー…スー……」
「あれ?マコト君?」

そこには、本当に寝ているマコちゃんがいた。
内田は起こそうかと思ったが、あまりにも幸せそうに寝ているので起こすのをやめる事にした。

「はぁ~ぁ…幸せそうな寝顔しちゃって。……マコト君、私お風呂場での続きしようって言ったんだよ?」
「……スー…」
「なのに自分ばっかり気持ち良くなって、マコト君…先に寝ちゃうなんてずるいよ。」
「…ムニャムニャ……」
「その…お風呂場では…私だって……と、途中だったし……マコト君の舐めたりしてたから…その……」

「…んっ……うちだぁ~……」

マコトの突然の言葉に内田はびっくりしてマコトの方を見た。
……どうやら寝言らしい。

「はぁ…ビックリさせないでよ……」
「…うちだ……大好き……ぞ…スー…」
「な…なによ、『大好き…ぞ』って。」

そう言いながら内田は少し顔を赤くしベッドに入った。

そして、洗面所に行ったとき通りかかった居間での出来事を思い出した。


「タケルおじさん…布団にトウマを入れてたみたいだけど……まさかねっ。」


マコト×内田編  終わり

544:この野郎
07/12/23 16:42:34 NHBn0t80
すいません。完全に寝てました。5時から家族皆が寝静まるまで書き込めないので、
今日中は無理な予感がします。orz

『咥えてり』と、誤字も一か所ありますが、クールな気持ちでスルーしてあげてください。

この後の千秋×ハルカ編には、過度な百合表現があるので苦手な人は飛ばしてください。orz

545:ぶつ切り ~家路~藤岡サイド
07/12/23 23:27:35 BVZeNE9W
南は走るのをやめない。俺ん家への道はとうに遥か後方で、このままだと南ん家ましっぐらだ。
そして、実際南ん家のマンションまで来てしまった。そこで漸く南は止まった。
「はぁ、はぁ。」
俺も南も息が荒い。当然だ。
「す、すまない。むしゃくしゃしてやった。」
「はぁ、はぁっ。良い、よ。…それに、彼氏、なんだから、家まで送る、なんて当然だろ?」
「そ、そうか?…せう、だな。」
お互い大分息が整う。
「それじゃ、ありがとな。藤岡。」
「あ、上まで一緒に…」
「いいって。悪いよ。」
「かまわない。」
ここで帰ってしまっては中途半端な気がする。ちゃんと門前まで送るべきだ。
「そっか。じゃあ好きにしろ。」
口ではそう言うが、速やかに腕を組んできた。そんな南に思わずにやけてしまう。

546:ぶつ切り ~南家~チアキサイド
07/12/23 23:32:06 BVZeNE9W
「遅いわねぇ、カナ。」
姉様が呟く。時計は七時半を示していた。
「遅くなるってメールは着たけど、それでも心配…」
「あいつに限って、心配するようなことは起こらないと思います。」
「そうかしら。」
「そうです。」
断言できる。
「でも、やっぱり心配…。誘拐されてたりなんかしたら…」
「はぁ。」
「チアキ、ちょっと外見てきてくれる?心配だから。」
「…」
姉様はテレビに釘付けだ。
「わかりました。」渋々炬燵から抜け出して、蜜柑を一切れだけ頬張り。玄関へ向かう。
確かに、帰ってくるのが遅い。部活をしているわけでもないのに、おかしい。
嫌な予感がする。気のせいだろうか。


私は玄関のドアを開けた。

547:ぶつ切り ~玄関先~藤岡サイド
07/12/23 23:40:11 BVZeNE9W
玄関前。
「それじゃあ、俺帰るよ。」
「あ、ああ。」
南は不満がる。俺、好かれてるなぁ。
「明日だって会えるんだからさ。」
「そうだけどさぁ…」
うーむ。このままだと暫く帰してもらえなさそうだ。

「キスだ。」
「へ?」
「バイバイのキス、して欲しい。」
なんて提案なんだ。というかキスなんて散々してるじゃないか?
そう思ったのを悟ったのか、反論してきた。
「だーめっ!キスしてくれなきゃ帰さないぞー!」
「わ、わかったよ。」
なんか今日は振り回されまくりだなあ。
「そ、それじゃあ。」
「あ、ああ。」

目一杯の愛を込めてキスをした。




ガチャ

548:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:43:17 BVZeNE9W
ここまで

549:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:52:08 0LkPxT95
>>548
GJ!!!
なんかドキドキしてしまった・・・よ

550:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:53:53 H/J30z/N
(ノ′Д`;)アチャー

551:名無しさん@ピンキー
07/12/23 23:54:54 W0BBvW0r
さあさあ本番はこれからですな

552:名無しさん@ピンキー
07/12/24 00:46:22 +9t0wBiT
みなみけの人たち、携帯持ってたっけ?

553:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:03:11 tHNIVrca
>>552
高校生の携帯電話使用はまあ良いと思うんだ。中学生以下で使用は有り得ない。

554:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:03:56 kEiAm5Z/
今日日小学生でも持ってるんじゃねえの?

555:名無しさん@ピンキー
07/12/24 01:12:27 qz1UP5Pb
その辺はスルーでいいんじゃね?

それにしても修羅場ときたもんだ。

556:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:50:03 8AZTpdYi
GJ
本当にドロドロになったな

557:名無しさん@ピンキー
07/12/24 02:57:24 pGY0KcIj
URLリンク(www.imgup.org)
誰か藤岡がこれをプレゼントできたSS書いてくれ…


「こんなリボン、私なんかにゃ似合わないよ…」
「そんなことない。南に似合うと思って買ったんだ。付けてみてよ」
「そうかなぁ」
そんなことを言いながら渋々南はリボンを付け始めた。
「は、恥ずかしいからこっち向くな」
「ご、ごめん!」
リボンをつけるくらいで何故か赤くなっている南に疑問をもちつつ、俺は明後日の方向を向いた。
「も、もういいぞ」
南がそう言ったので俺は振り向いた。
「―」
南の姿を見た俺は数秒、何も言えなくなっていた。
「……な、なんか言えって!」
「あ、いや、南に見惚れてた」
そんな恥ずかしい台詞が素直に漏れていた。
「恥ずかしいこと言うんじゃない!」
南は顔を真っ赤にしてリボンを取ろうとする。
俺はその手を止めた。
「すごく似合ってる」
「ば、ばっか言うなぁー」
「本当だよ。そのリボン、すごくかわいい」
「―っっ!」
そう言うと南は真っ赤になって俯いてしまった。

こんなかんじで誰か書けよ

558:名無しさん@ピンキー
07/12/24 03:06:36 kF5KjtxK
>>557
いや、そのままお前が書けよw

559:名無しさん@ピンキー
07/12/24 04:30:44 MEwL8ftW
たらららったら~

560:名無しさん@ピンキー
07/12/24 04:46:00 8AZTpdYi
>>557
そこまで書ければ当然続きも期待しちゃうけどダメですか?

561:名無しさん@ピンキー
07/12/24 05:36:16 B6svcPOk
>>557
そこまで出来てるなら自分で書こうよ

562:名無しさん@ピンキー
07/12/24 12:23:23 rP2VrS1l
この野郎氏はペアリングを変えたけど、
チアキ×トウマ(ノーマルのような気がするけどじつは百合)とか
ハルカ×マコト(百合のような気がするけど、じつは男に恵まれないハルカ姉様がショタに走る)
なんてのもよさそうな気もする。

563:名無しさん@ピンキー
07/12/24 22:59:45 vyqia7mk
トウマが見たい

564:名無しさん@ピンキー
07/12/24 23:17:28 C8zs2IJM
聞こえてるよ!切れてないよ!

565:名無しさん@ピンキー
07/12/24 23:20:29 tHNIVrca
トウマ絡ませる予定だから案ずることなかれ。

566:この野郎
07/12/25 00:52:41 t0YysnAW
携帯からお邪魔します。orz

クリスマスくらいまでには終わらせると言いながら、まさか人大杉で入る事すら出来ないとは。
ロードアベレージ?ずっと8.0以上なんですが。orz


567:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:55:30 p+86hBZS
専ブラを導入するいい機会だと思わんかね

568:名無しさん@ピンキー
07/12/25 00:59:16 cgu9A0hg
イブの夜に時間をもてあましている輩はこれほど多いのか、
とは思っても口にしてはいけないこと(w

569:名無しさん@ピンキー
07/12/25 08:11:48 TUtnEjtt
>>568
むしろ、このスレが立ってからの進行具合考えると少ない方だ。

そういや、何で当日よりイブの方が盛り上がるんだろう。

昨夜はここは盛り上がりに欠けたみたいだが、何だかんだでリアルで盛り上がってたのかな?

570:568
07/12/25 11:15:43 cgu9A0hg
いや、昨晩は午前1時頃も午前4時になっても板が人大杉になってた、ということ。

571:名無しさん@ピンキー
07/12/25 11:26:41 zOxdcMIR
人大杉で騒ぐ奴は2chブラウザいれろよ

572:この野郎
07/12/25 17:06:26 aM2N56Lp
>>491 >>492 >>543の続きです。 ハルカ×千秋

ハルカのベッドに潜り込んだ千秋を見てハルカがあることに気づいた。

「千秋?さっきから何か震えてない?」
「…は、はぃ。実は部屋の前で10分程入ろうか迷ってまして…。」

ハルカが体を触ると、千秋の体は小刻みに震えて冷たくなっていた。

「こんなに冷たくなって……すぐに入ってくれば良かったのに。」
「すみません…ハルカ姉様。」
「いいからこっち来なさい。」

そう言うと、ハルカは千秋の体を自分に寄せ、軽く抱きしめた。

「どう?少しはあったかいでしょ?」
「…はぃ。…それに柔らかくて、ハルカ姉様の良い香りがします。」
「…なんだかこうして千秋を抱きしめてると、昔の事思い出すわね…。」
「昔……ですか?」
「そう、千秋がまだ小さかった頃の事…」

ハルカは千秋の髪を撫でながら、昔の事を話し始めた。

「千秋が小さい時はね、体が弱くてすぐに風邪をひいたりしてたのよ。」
「私がですか?」
「うん。…だから心配でいつも千秋に付きっきりだった。お風呂も、寝る時も…」
「そうだったんですか…。」
「でね、カナもまだ小学生で淋しかったのかな…寝る時はカナも私の部屋に来てベッドは皆の部屋にあるのに、この部屋のベッドで3人寝てたのよ。」
「でも子供とは言え、さすがに3人は狭くなかったのですか?」
「そりゃー狭かったよ。カナなんて朝起きたらいつもベッドの下に転がってたもの。」
「つまりカナは昔からバカ野郎だったんですね。」

その後もハルカはしばらく昔の話を続け、
千秋も当時の事は幼くて覚えていなかったのか興味深く聞いていた。

「でも時々カナと千秋を見てると羨ましくなる時があるのよ。」
「え…?」
「千秋は私にわがまま言わないし…それに私の言う事はよく聞いてくれるし、言わなくてもお手伝いしてくれるでしょ?」
「そ、そんなの当然です!」
「でもカナとは喧嘩もするし、千秋もわがままも言うでしょ?」
「それはあいつがバカ野郎だからです。」
「それが少し羨ましい…もちろん喧嘩はしたいとは思わないけど……少しくらいは私にもわがまま言っていいんだよ?」
「そんな…ハルカ姉様に不満なんて微塵もありません。」
「そっか。それならいいんだけど…。」

そう言ったハルカの顔は少しさみしそうだった。
それを見た千秋は心配になって何かわがままが無いか、頭の中を必死に探した。

「ハルカ姉様…あの……」
「ん?どうしたの?」
「……キ…キスしてください」
「えぇ?!」
「その…お風呂では私からしてばっかりだったので…今度はハルカ姉様から……」

千秋の考えたわがままに、ハルカは少し顔を赤らめて困った。
しかし、自分で『わがままを言って』と言ったてまえ断る訳にもいかなかった。



573:この野郎
07/12/25 17:06:49 aM2N56Lp


「えーっと…じゃあ目をつむってくれる?」
「はぃ。…こう……ですか?」
「うん。……」

目を閉じて待つ千秋を前に、ハルカはまだ戸惑っていた。
千秋の唇の数センチ手前で止まっては考えの繰り返し…そしてハルカはついに決心した。

『……ちゅっ…』

ハルカは千秋の唇……の横のほっぺにキスをした。

「…えっと……ハルカ姉様?」
「ご…ごめん千秋、やっぱりこれが精一杯みたい……」
「ハルカ姉様……」

すると今度は千秋がハルカの首に手を回し顔を近づけた。

「ダメですよハルカ姉様…ちゃんとココにしてくれなくちゃ……」
「ちょっ…ちょっと待って千秋、こ、心の準備がま……んんっ!」

ハルカがまだ話している途中に、千秋の唇がハルカの口をふさいだ。
舌を入れようとした千秋だったが、いきなりで驚いたハルカは口を固く閉じてしまっていた。
千秋は仕方なく、キスをしては少しハルカの唇を舐め、またキスを……と何回も繰り返していた。

「ハルカ姉様……んっ…これはこれで……ぺろっ……ドキドキしますね……」
「…はぅ……千秋…もう少し……んっ…優しく…」

千秋はその後もキスを続け、徐々にハルカの力も抜けて口が開きそうになっていた。
しかしその時、突然千秋はキスをやめてハルカから離れた。

「あ…あれ? 千秋どうしたの?」
「え…えーっと……その、そう!少しトイレに行ってきます!」
「そ…そう。行ってらっしゃい。」

そう言って千秋はトイレに走った。
トイレに付き、千秋は急いでパンツをおろした。

「やっぱり…おしっこが少し出てる……」

千秋には、大好きなハルカと長時間キスをしたから濡れた…と言う知識は全く無く、自分はおしっこを漏らしたと勘違いしていた。
千秋は急いで下着についたのをふき取り、自分の濡れた部分も拭き始めた。
しかし、そこに触れる度に体は反応し、いくら拭いても出てくるものは止まらなかった。

しばらくすると呼吸は荒くなり、触れる度にビクつく体の反応・出てくる液の量も大きくなっていった。

「だ…だめだ……ハァハァッ…少しも止まらないし…それに……体が熱い…」

千秋はあきらめて下着との間にトイレットペーパーを挟み、少しならそれでカバーできるようにしトイレを出た。
しかし、ハルカの部屋に着くまで…歩くだけでもその感度はあがっていった。

574:名無しさん@ピンキー
07/12/25 17:35:45 U3kyQ1AV
     / ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` ;      
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    ;' `ヽ  ;' ̄ `;  \    ; 
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      '; ──ヽ   /  ;'
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      / /  ゝ____ /ゝ / 
 ; --'´´ノ   /       ヽ─ 
'´´ヽ  /   /         `;  ノ
ヽ;ノノノ   /          ;  /
        /          ; /
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        │ │ │ │
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        │ │ │ │
        │ │ │ |


575:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:28:58 Go8Jjf/F
今晩、6レス頂きます

576:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:39:40 Go8Jjf/F
玄関から出た私はただただ困惑する。そして、怒りと妬みの情が沸き上がる。
なんで、なんで藤岡とカナが……!?

私に気づいて二人はしていたことを中断したが、私はみた。二人が熱烈にキスをしていたのを。
「おお、ち、チアキ。ただいま。」
負の感情が更に沸き上がるが、無理やり押さえ込んだ。
「おかえり。」
「あ、あの、チアキちゃん。」
「ん。なんだー?」
あくまでも平静を装うが、心臓は今にも爆発しそうな程高鳴っている。
「その、遅くなってごめんね。」
「いや、気にするな。それより、うちのバカ姉につき合わせてすまなかったな。」
「バカってなんだー!」
無視。
「寒かったろう?上がるか?」
ていうか上がれ!上がってくれ!
「いや、夜も遅いし今日はもう。」
「…そっか。」
私はしょんぼりする。少しでも藤岡と一緒に居たかったのに。日課となっていたので寂しいし悲しい。
藤岡は、気を使ってくれたのか、私の頭を撫でてくれた。温かい。
「ごめんね。明日はちゃんとお邪魔するからさ。」
「当然だバカやろう。」
藤岡は優しく微笑んだ。その様子を訝しげに愚姉は見つめる。

577:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:40:59 Go8Jjf/F
「そうだ!」
「ど、どうした?」
いきなりの大声に驚く。
「チアキちゃんに、元気になる呪文を教えてあげるよ。」
呪文…?
「ふぅん、この少々ご機嫌斜めな妹を元気にさせるとな?」
カナが茶化す。だが、確かに、今の私はかなり元気じゃない。励ましなんかされたら逆に辛いんだがな。
「特別だから、チアキちゃんだけに、ね。」
「あー!ずるいぞ藤岡ぁ!私にもぉ」
「はいはい、またいつかね。」
藤岡は私の肩に手をおいて、正面から見つめてきた。そう、まるでキスをする時のような………って、なに考えてるんだ!
「一度しか、一度しか言わないからね。」
「あ、ああ。」
落ち着けチアキ!落ち着くんだ。
藤岡は口を耳元まで近づけてそっと呟いた。
「…………!」


「どう?」
「……うん。」
「その、元気に、なって……欲しい。」
「…うん!」
「そう、良かった。」
「ちょ!藤岡!一体どうしたんだよ!チアキが気持ち悪いほど上機嫌だぞ!?」
言うとおりだ。元気かどうかは兎も角、今の私は気持ち悪いほどテンションが
しかし、良いのだろうかそんなこと。もし藤岡とカナの仲が予想通り進展したなら、『そんなこと』はまずい。
藤岡は分かっているのだろうか?

578:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:47:01 Go8Jjf/F
「それじゃあ、俺はこれで。」
「ああ、気をつけて帰れよ。」
「風邪ひくなよ。」
南姉妹は内心帰ってほしくなかったが、カナはチアキがいたので、チアキはカナがいたので、言えなかった。
そして藤岡は去った。

579:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:48:53 Go8Jjf/F
「はふはふ。うっめー!」
今晩はおでんだ。骨の髄まで温まる。
「それで、なんで遅かったの?心配したのよ?」
ハルカの問いに箸が止まる。
「いや、…別に」
「…藤岡と、何かあったんだろ?」
うっ、やっぱりチアキには分かったか。
「うん。その、付き合うことになった。」
「え……」
「……」
ハルカの時間が止まる。チアキは特に反応しない。
「い、いやさぁ!藤岡が熱烈に告白してきてさぁ!断る由がないというかさ。」
「そ、そうなんだぁ。」
あれ?なんかハルカが気まずいオーラ出してるぞ?どういうこと?
「おめでとう。」
そう言ったのはチアキだった。ただそれだけ言うと、自室に向かっていった。
なんかよくわからんが、隠し事は良くないしな。なにも悪いことはない。
私はおでんに再び手をつける。

580:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:53:33 Go8Jjf/F
やっぱりか。

私は自室に閉じこもり、ベッドに横になる。
「藤岡、うまくいったんだなあ。」
私はふじおかを抱きしめる。
「ふじおかぁ…」
切ない。切ないよ。
だが、まだ終わってはいない。まだ機はある。私はさっちの藤岡の『呪文』思い出す。

『九時に公園で待ってる。話がしたい。』
所謂、密会だ。もしカナにバレたらカナは怒るだろうか。
いや、カナは関係ない。藤岡と二人きりになれると思うと、それだけで嬉しい。
まあ冷静に考えると、「機がある」は過言かもしれない。だが、私の高ぶる感情に変わりはない。
時計を見る。
「八時半…」
あと三十分か。そろそろ準備でもするかな。
私は制服の上にコートを着、手袋をした。マフラーも忘れない。
「よし!」
防寒は完璧だ。私は気合いを入れる。

ガラッ

「あら?カナ、でかけるの」
「はい。…ちょっとコンビニに。」
「誘拐されるんじゃないぞー。」
「ふっ。」
私は鼻で笑う。
「お前は幸せ者だな。」
「へ?」
「それでは、行ってきます。」
「早く帰ってきなさいね。」
「はい。」


いざ、公園へ!

581:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:54:02 Go8Jjf/F
ここまで

582:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:58:25 O3zznu6H
>>581
リアルタイムGJ!!
ところで、>>580のハルカの台詞は、カナではなくチアキでは??

583:名無しさん@ピンキー
07/12/25 23:59:37 Go8Jjf/F
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!

584:名無しさん@ピンキー
07/12/26 00:04:46 bYXakmct
なんだかドロドロになりそうでこわいよおおおおえおお     でも(ビクビクッ

585:ぶつ切り ~機~チアキサイド お直しも~ど
07/12/26 00:09:21 743RwZTh
やっぱりか。

私は自室に閉じこもり、ベッドに横になる。
「藤岡、うまくいったんだなあ。」
私はふじおかを抱きしめる。
「ふじおかぁ…」
切ない。切ないよ。
だが、まだ終わってはいない。まだ機はある。私はさっちの藤岡の『呪文』思い出す。

『九時に公園で待ってる。話がしたい。』
所謂、密会だ。もしカナにバレたらカナは怒るだろうか。
いや、カナは関係ない。藤岡と二人きりになれると思うと、それだけで嬉しい。
まあ冷静に考えると、「機がある」は過言かもしれない。だが、私の高ぶる感情に変わりはない。
時計を見る。
「八時半…」
あと三十分か。そろそろ準備でもするかな。
私は制服の上にコートを着、手袋をした。マフラーも忘れない。
「よし!」
防寒は完璧だ。私は気合いを入れる。

ガラッ

「あら?チアキ、でかけるの」
「はい。…ちょっとコンビニに。」
「誘拐されるんじゃないぞー。」
「ふっ。」
私は鼻で笑う。
「お前は幸せ者だな。」
「へ?」
「それでは、行ってきます。」
「早く帰ってきなさいね。」
「はい。」


いざ、公園へ!

586:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:01:37 743RwZTh
今晩中に後3レス程投下できたらなぁ

587:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:24:12 743RwZTh
チアキがでかけてから十分ほど経ったかな。私は、ハルカに尋ねた。
「なあ、ハルカ。」
「なぁに?」
ハルカはテレビから目を離さずに返事をする。
「私が藤岡と付き合ってる、という件について。」

ぷつん

ハルカはテレビの電源を消した。私は続ける。
「さっき私が言った時、ハルカの顔に『マズい』って書いてあった気がしたんだ。」
「………」
「って、図星かよ!」
私はツッコミを入れるが、ハルカはマジに思い悩んでしまっている。
「ぉ、おぃ。どうしたんだよ。」
「あの、ね。カナ。」
やけに深刻な表情だ。
「チアキの前で、付き合うとかそういう話はやめた方が良いと思うの。」

588:ぶつ切り
07/12/26 01:26:55 743RwZTh
「チアキの前で、付き合うとかそういう話はやめた方が良いと思うの。」

正直苦しい。けれど、チアキの想いを今の、幸せ絶頂期のカナに教えてはいけない。
「まだ、チアキには早いというかなんというか。」
「あー。」
「だから、」
「なにを隠してるんだー?」
「え!?」
「挙動不審だぞぉ?」
「そ、そんなことは…」
なんで、なんでそんなに鋭いのよぉ~。
「……いや、分かったよ。」
「えっ?」
「チアキの前ではそういう話はしないよ。チアキの前でのろけもしない。」
いきなりの同意に反応が遅れる。カナは立ち上がり、部屋へと向かう。


最後に
「チアキが可哀想だからな。」
そう言い残して。

589:ぶつ切り
07/12/26 01:28:39 743RwZTh
「可哀想だからな。」
そう言い残して私は居間を去った。

実際のところ、私はチアキの想いに感づいていた。だから『可哀想』なのだ。
私と藤岡は好きあっている。これは揺らぐことのない事実だ。つまり、チアキの恋は実らない。
チアキに勝った、という誇りがある反面、私にしては哀れみ(侮蔑ではない)の情もある。
だから、もし明日藤岡のお膝元にチアキが居ても文句を言うつもりはない。私は心が広いからな。



私はベッドに寝転がった。そして、トイレでの出来事を思い出す。
もし、あの時藤岡としていたら。そう考えただけで心臓が高くなり、そして、欲情する。
欲情なんてめっっっったにしないこの私をそうさせた藤岡。偉大だな。

私はそっと、ショーツに手を忍ばせた。

590:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:29:43 743RwZTh
ここまで

591:名無しさん@ピンキー
07/12/26 01:44:58 G9gmkQAi
タイトルつけろよ・・・
アボンした意味ないだろ・・・
エロパロ板でいらいらさせんなよ、頼むから・・・

592:名無しさん@ピンキー
07/12/26 02:50:29 V/0ddiyi
わざわざNG宣言するお前もきもい
黙ってやれよ

>>589
超乙
これから一人弄り展開っすかw
つか、チアキはどうなるんだよ!
まさかのNice boat,っすか

593:名無しさん@ピンキー
07/12/26 12:01:33 DgicBXTW
巻田佳春とか関谷あさみの世界ならばトウマは確実にナツキに犯られてる

594:名無しさん@ピンキー
07/12/26 16:00:09 t4GDr3kq
保坂

595:名無しさん@ピンキー
07/12/26 17:46:28 esW99szg
>>591
こういう糞にはリアルで死んで欲しいな。

596:591
07/12/26 18:01:34 G9gmkQAi
いや俺もね、ちゃんとタイトルつけてくれれば問題はなんですよ?
いつもは何も言わずにNGにするだけだよ?
でもそれが出来ない上に、何回忠告してもシカトだしね
やっとつけたと思ったらまたつけないし
投下するにも投下する側のマナーがあるでしょうに

597:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:15:55 vYLyh/3P
何様だよw
作品投下してくれる人達あってのスレなんだから、
それしないお前がどうこう言うのは筋違いだろ。

598:この野郎
07/12/26 18:38:08 3tVQaPLF
続 >>573

千秋が部屋を出て約5分、千秋はハルカの部屋に戻ってきた。
気持ち少し内またになりモジモジしている千秋を見て、ハルカは千秋が寒がっていると思った。

「千秋大丈夫?早くベッドの中においで。」
「は…はぃ…ハルカ姉様…。」

そう言うと最初に部屋に来た時とは違い、千秋は刺激を与えないようにゆっくりと布団に入ろうとした。
しかしそんな事とは知らず、ハルカは強引に千秋を布団に引きずり込んだ。

「ほら千秋、早くしないと風邪ひいちゃうよ。」
「えっと、あの…ハルカ姉様。できればその…ゆっくり……ひゃっ?!」

ハルカは千秋を強く抱きしめると、体がなるべく密着するように足を千秋の股に挟んだ。

「ねっ、こうすると暖かいでしょ?千秋もこんなに体が冷えち……あれ?そんなに冷えてない?」
「…くぅ……はぁ…はぁっ……」

ハルカの思っていたほど千秋の体は冷たくなっていなかった。…と言うより温かいくらいだ。
そしてハルカがそれよりも気になったのは、千秋の顔が赤くなり呼吸が荒く、口を固く閉じ眉をひそめている事だった。

「千秋?どうしたの?しんどいの?」
「……んっ…!」
(だめだ…今口を開いたら……絶対変な声が出てしまう…)

『明らかに様子がおかしい…』そう思ったハルカは、とりあえずタケルを呼ぼうと慌てて千秋から離れた。
その時、千秋の足の間に挟まれていたハルカの足が勢いよく抜かれた。

「…きゃっ……うぅ…んんっ……!!」
「千秋?大丈夫?!」

ハルカが足を抜いた瞬間、千秋の体は5回ほどビクッビクッっと大きく反応し、
その後、少しすると千秋は落着きを取り戻した。

「す…すみません。大丈夫ですハルカ姉様。」
「で…でも…本当に大丈夫なの?」
「はぃ。その…少しお腹が痛くて…もう一度おトイレに行ってきます。」
「そう…?しんどくなったら我慢しないで言うんだよ。」
「はぃ。ご心配おかけして申し訳ありませんでした。」

そう言うと千秋は再びトイレに向かった。

「なんだったんだろう…さっきのは……まだ少し体がビクビクする…」

千秋はトイレで挟んでいた紙を捨て、濡れている部分を拭いた。
さっきとは違い、体が激しく反応するものの、なんとか出てくる液は止まった。

部屋に戻ってきた千秋は最初のようにイソイソとハルカのベッドにもぐりこんだ。
それを見てハルカも安心し、二人は眠りについた。

しかし、寝る直前に千秋は考えていた。

「タケルとトウマがキスしてるように見えたけど…まさかな…。」

599:名無しさん@ピンキー
07/12/26 18:56:30 vS+RXPmU
>>596
気持ちはわかるが…そういうときは目をつむり、黙って連続スクロールスクロール!だ
そうすれば、あら不思議、いつの間にかレス番が飛んでる!ってなるから
そのほうがお前のためにもスレのためにもなる
それが大人の対応ってやつだろ?

600:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:07:10 DgicBXTW
保守がまだ要るのか・・・

601:591
07/12/26 20:30:46 G9gmkQAi
まあ俺もこのスレでは投下してないからもう自重しようと思います

この野郎さんGJ!次は藤カナかな?

602:千秋×カナ
07/12/26 20:52:10 znKLXUkl
カナが風邪をひいた。
いつも無駄に元気でバカな奴が。

「ありがと千秋、ずっとついていなくていいよ。もうすぐ千秋の見たいテレビが始まるよ」
「テレビなんてどうでもいいよ、おまえが苦しそうにしているのを見ていると…」
─テレビより楽しい、と続けようとしたが
(こんな時くらい優しくしてやるか)
「心配でたまらない」
コチ…コチ…、時計の音がやたら大きく聞こえる。
「ちあき…」
ポロポロと泣き出す
「うわっ、泣くな」
「だって、千秋がこんなに優しくしてくれたの、生まれて初めてだよ」
「初めてじゃないよ! 何度かあるよ!」
「うれしいよー」
ガバッと抱きついてくる。
「バカッ離せ、病人だろ」

なんとかなだめて寝かしつけたのは、30分後だった。
あの調子なら、すぐ元気になるだろう。


603:千秋×カナ
07/12/26 20:52:26 znKLXUkl
次の日
「おはよー!」
朝食の支度をしているハルカに元気よく挨拶をする。
「おはようカナ、よくなったみたいね」
「うん、二人のおかげだよ。あれっ、千秋はまだ寝てるのか」
「それが…」

「ケホッケホッ」
今度は私が風邪をひいてしまうとは、不覚。
ドタドタドタ バタン!
「チアキー、大丈夫か!?」
騒がしいのが来た。
「静かにしろバカ野郎」
「おっとすまない、千秋が風邪ひいたって聞いたから」
どうやらカナの風邪は治ったようだ。
「ああ、見ての通りこのざまだよ、ケホッケホッ」
「安心しろ千秋、今度は私がつきっきりで看病してあげるから」
げっ! そんなことされたら治るものも治らない。
「いいよ、私は静かに寝ていればよくなる。おまえは安心して学校に行け」
「でも心配だよー」
「そんなに心配なら、学校帰りに駅前のプリンを買ってきてくれ。それが一番の看病だよ」
「わかった、必ず買ってくる。楽しみにしててよ千秋」
「頼んだよ」

ようやく行ったか
これで安心して眠れる


604:千秋×カナ
07/12/26 20:52:37 znKLXUkl
zzz…
むにゃむにゃハルカ姉さま、そこはダメですぅ
「ただいまー!」
玄関からの大声で目が覚めた。
はっ!? キョロキョロと辺りを見回す。
(なんだ夢か。カナの奴、いいところで邪魔して)
ドタドタドタ
騒がしいのが帰って来た。
「千秋ー、プリン買って来たよ、駅前の!」
「静かにしろバカ野郎」
「ごめんよ、ほら千秋の言ってたプリン!並んで買ってきたよ!」
「ああ、ありがとう。でかしたよカナ」
褒められて、ちょっと嬉しそうにしているカナ。
(なんか…、キモイ)
「ほら千秋、私が食べさせてあげる」
プリンを開封し、スプーンにすくう。
「じ、自分で食べれるよ」
「病人は安静にしてなくてはダメです。はい、あ~ん?」
しかたないなー
「あーん」
おずおずと口を開く。
パクッ、もぐもぐ
「おいしい?」
「…おいひい」
なんだかいつもよりおいしく感じた。


605:千秋×カナ
07/12/26 20:52:45 znKLXUkl
あっという間にプリンを2つをたいらげてしまった。
「千秋、ほっぺにプリン付いてるよ」
拭いてあげる、と言ってカナが近づいてくる。
ペロ
「のわあああ、ななななにをするッ!!」
「舐めた」
「舐める奴があるかバカ野郎、ティッシュとかで拭けー!!」
このまえのキスといい、いったいどーゆーつもりなんだ。
こういった行為は恋人同士がするものじゃないのか?
ドキドキドキドキ あーもー!
「もういいから、あっち行けよ!」
「じゃあ千秋お大事にねー」
ツインテールを揺らし、楽しそうに部屋から出て行く。
「2度と来るなバカ野郎!」

あいつ絶対からかってる。
私をドキドキさせて楽しんでいるんだ。
風邪が治ったら、仕返ししてやる。
ほっぺ舐めるよりもっとすごいことをして、カナの奴をドキドキさせてやるんだ。

そう考えると、楽しくてたまらない千秋であった。


おわり


606:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:52:48 znKLXUkl
百合スレ人少なすぎて、試しにこちらに投下してみた。
ちょっとエロあるし、いいよね。

607:名無しさん@ピンキー
07/12/26 20:56:28 ZcKjbmG8
GJ

608:名無しさん@ピンキー
07/12/26 21:08:43 743RwZTh
>>595
そういう物言い、やめようぜ。気に食わないなら無視すればいいだけのこと。

>>591
お目汚し申し訳ない。

609:名無しさん@ピンキー
07/12/26 21:40:58 JqT/7C2w
>>608
お前さんは無視して作品投下し続けてくれ
youに期待している人のほうがきっと多いから。

610:名無しさん@ピンキー
07/12/26 22:09:39 vS+RXPmU
>>608
俺は正直591の気持ちも言い分もわかるんだ
だから、591の言い分を『理解』してこれからも投下を続けて欲しい
591もお前さんに投下を止めろなんてことを言いたいわけではないと思う

今後のお前さんのことはわからないけどさ
ここは大丈夫だけど、他スレ(俺の見てるスレ)だと多分叩かれてた…かも

611:名無しさん@ピンキー
07/12/26 23:04:49 LBpavk5S
何気なく目を通してみたのだが、やけに面白いのが多いじゃないかこんちくしょうめGJだぞw
ぶつ切りの藤カナと、この野郎氏のはもちろんだが、数々の短編もいい感じで素で感心してしまったわ。キャラのいじり具合もおのおの絶妙だし
ことに今のところこのスレ内だとかなり高エロ度なアツコの一日は、保坂ならありうると言うかやりかねんと普通に思えたよ

612:名無しさん@ピンキー
07/12/26 23:05:27 WWGqUwxm
保守がだんだん保坂に見えてきた人いる?

613:名無しさん@ピンキー
07/12/26 23:38:08 743RwZTh
いいえ、ケフィアです。


>>591>>610
見落とさないよう善処します。

614:この野郎
07/12/27 00:48:28 chh6p9WE
悪戦苦闘して専用ブラウザ入れてみた…orz

これで書き込めてるかテスト(゚Д゚)

615:名無しさん@ピンキー
07/12/27 01:12:28 9S4tNl61
藤岡の事大好きなのに、クリスマスの話・・・録画失敗しちゃったよぉ・・・


(T_T)



立ち直るために旅に出ます、探さないで下さい。


616:この野郎
07/12/27 02:04:26 chh6p9WE
>>598の続きです  藤岡×カナ

時を同じくしてカナの部屋では藤岡が困り果てていた。
黙って布団にもぐりこんだきり、返事もしないカナ…藤岡が布団をめくるとカナは寝息を立てていた。
どう言うつもりだろう…寝たふりをしている。

問題は、この100人見たら100人が『タヌキ寝入り』と答える程に演技が下手なカナだ。

「おーぃ、南~?」
「ぐぅ…ぐぅ……」
「もう寝ちゃったのか?」
「う~ん…」

どうやら寝ていると言う事で通すつもりらしい。
しかし、目は薄っすらと開き、口はしてやったりと言わんばかりにニヤケている。
どう対処したらいいのか困った藤岡は、せっかくなので少しイタズラをする事にした。

「そうか、南は寝ちゃったのか。…そうだ、あの時みたいにキスしてみようかな。」
「………」

カナはまだ寝たふりをしているが、その言葉を聞き少し頬を赤らめた。
そして寝返りを打つふりをして、藤岡がキスをしやすい様に上を向いた。
カナがその気だと知って、藤岡はもう少し行動をエスカレートさせ、
ベッドに上がり、手と膝をついてカナの上に覆いかぶさるようにして顔を近づけた。

「南、俺…前にも言ったけど、南の事すごく好きだから。」
「…ぐ…ぐうぐう……」
「南は勘違いしてるかもしれないけど…この好きは『愛してる』って意味だから。」
「………」

みるみるカナの顔は真っ赤になって行った。
藤岡は更に顔を近づけ、唇が触れる寸前の所で少し動きを止めた。

「学校では…少し唇が触れるくらいだったから…今度は本当のキスしてみようか…。」
「…はぅっ……」

もはや寝言とは言えない声で反応しつつ、カナは軽く口を開き藤岡を受け入れる準備万端…
しかしここまで来て、藤岡はベッドから降りてしまった。

「やっぱり駄目だ、いくら南が可愛いからって2度も寝込みを襲うなんて…」
「……?!」
「それじゃあオヤスミ。おれ、居間にもどるから…」

そう言って藤岡は扉に手をかけた。
本当は戻る気なんて無いのだが、カナがどんな反応を見せるのか…
もしここでカナに、『いくな!』とか言われれば藤岡のイタズラは大成功だ。

そして藤岡が出ようとした瞬間、カナは藤岡の思い通りのセリフを口にした。


「ま…まて!」



617:この野郎
07/12/27 02:05:24 chh6p9WE


藤岡はイタズラが成功した事より、カナが引き止めてくれた事が嬉しくて、すぐに振り返った。

「あはは、冗談だよ南。ちょっとカラかってみ……」

藤岡は振り返ってカナを見た瞬間に思わず息をのんだ。

初めて見る髪を降ろしたカナ。
普段からは考えられない程カワイイ柄のパジャマ。
よほど恥ずかしかったのか、顔は真っ赤で目は少し涙目だった。

「冗談…なのか?」
「えっと…」
「いいか藤岡、お前はこの私をココまで本気にさせたんだ。」
「はぃ。」
「つまり冗談とか言うならば…私はお前の黄金の右を…殺す。」

そう言うとカナは藤岡の前でローキックの素振りを始めた。

「その…ごめんなさ……」

『 ばしっ!! 』

「いたっ!!」

カナは容赦なく藤岡の右足にローキックをお見舞いした。
…しかし相手はサッカーをしている男…。蹴られた藤岡以上に、カナはダメージを負ってしまった…

「くっそ~!なんで私まで痛い目に…!藤岡、どう言うつもりだ!」
「そ…そんな事言われても、蹴ったのは南だろ?」
「うぅー…もういい、今度は藤岡がベッドに寝転がれ!」
「?」

そう言って藤岡を寝かしたカナは、さっきの藤岡の様に上から覆いかぶさった。

「フッフッフッ…さっきの私がどれくらい恥ずかしかったか…思い知るがいい!」
「でも、さっきは南寝てたんじゃ……」
「う…うるさ~い!!」

カナはそう叫び藤岡と同じように、勢いよく唇が触れる程に顔を近づけた。

……と言うより触れた。…寸止め失敗だ。



618:この野郎
07/12/27 02:16:29 chh6p9WE

書き込めてる事を祈って今日は寝ます。orz

619:名無しさん@ピンキー
07/12/27 02:25:41 W4w3jd4u
GJ
[寸止め失敗]に思わず吹いた。

620:名無しさん@ピンキー
07/12/27 03:07:29 aZA7Wzzq
いいぞもっとやれ。いややってください。

621:名無しさん@ピンキー
07/12/27 03:29:02 xJuGyX0e
ハルカ姉さまを感じさせるくらいまでチアキには攻めて欲しかったな。
甘えて豊満な乳房にむしゃぶりつくとか。
同じベッドに寝ているのだから、夜中に寝ぼけて、とかにかすかな期待を。

622:名無しさん@ピンキー
07/12/27 03:39:11 hF0pzJHd
>>615
つ【AT-X】

BSジャパンでやらねぇかなぁ・・・TV東京系が入る地域じゃないんだ・・・

623:名無しさん@ピンキー
07/12/27 14:46:06 L2aOYNgL
>>593
激しく同意


624:ぶつ切り
07/12/27 16:00:30 aZA7Wzzq
今晩までに8レス投下します

625:名無しさん@ピンキー
07/12/27 16:16:19 MnITAweG
wktk

626:ぶつ切り
07/12/27 16:24:09 aZA7Wzzq
俺は、約束の時間より8分ほど早く公園に着いた。
俺はベンチに座って彼女を待つ。果たして、彼女は来るだろうか。
再び時計を見ようとした途端、視界が遮られた。後ろから手で目を隠されたようだ。
「うわぁっ!」
だ、誰だ!ってそれは愚問か。俺はそっと彼女の手に触れる。
間違いない。
俺は目隠しを外して振り返った。
「チアキちゃ、うわっ!」
彼女はいきなり抱きついてきた。
「藤岡ぁっ!藤岡ぁっ!」
な、なんなんだこの甘えっぷりは!
「やっと、やっと二人きりに!」
「お、落ち着いてチアキちゃん!」
「はっ!」
漸くチアキちゃんの動きが治まった。
「す、すまない」
今の行動を恥じているのか、もじもじとしている。
「とにかく、座ってよ。」
俺は隣に座るよう促すが、チアキちゃんは容赦なく俺の上に深く座った。


627:ぶつ切り
07/12/27 16:26:07 aZA7Wzzq
さて、困ったことになった。いや、チアキちゃんとこうする事自体は、南に見つからない限りいいのだが。
普段こうする時は、俺が胡座だったり尻をついて座ったりしていて、そこにチアキちゃんがよっかかる。
つまり、背中がひったりつくだけなんだ。それでも多少はどぎまぎしたけど、最初は。
けど今は違う。今チアキちゃんは深く座っている。つまり、その、股間部がチアキちゃんにピッタシと…。

ぴくっ


まずい。反応してしまった。ばっ、俺には南が…!
ふとトイレでの出来事を思い出してしまう。よりにもよってこんな時に。

「うーん。」
「ど、どうしたのチアキちゃん。」
バレたか!?
「いやなあ、なんだか座り心地がいつもと違うんだ。」
す、座り心地…
「あ、藤岡は何にもきにするな。…『何にも』だぞ?」
「え?」
するとチアキちゃんは前後に微動し始めた。そして、それによって擦られる。
「ち、チアキちゃん?」
「なんだぁ?」
「なんだって、意図的に、やってるんだろ?」
「きにするな、って言ったろ。」
「でも、」
「その減らず口、黙らせてやる。」
チアキちゃんは振り返って小悪魔的に微笑んだ。そして、キスをしてきた。

628:ぶつ切り
07/12/27 16:28:02 aZA7Wzzq
藤岡との初キスだ。藤岡をリードしようと頑張ってるがそろそろ限界だ。
しかしまだ決定打を与えてはいない。このままでは来た意味がない。

私は思い切って舌を入れてみた。

629:ぶつ切り
07/12/27 16:29:42 aZA7Wzzq
ち、チアキちゃん!舌を入れてきた!南ともそんなことしてないのに!
チアキちゃんは容赦なく舌を侵入させてくる。俺は抗えずになすがままにされてしまう。
なんだろう。ただのキスよりも、その、ドキドキする。舌の、初の感触に性的興奮が高まる。
チアキちゃんは、体勢が辛くなったのかこちらを向いて、おれにそろ小さな身体を預けた。
しかも、俺の股間部への「愛撫」を続けながら、キスもより激しくしている。


分かる。
チアキちゃんはマジで誘ってる。ていうか、俺の理性がヤバい。
でも、俺は南の彼氏だ。俺は南と付き合ってるんだ。チアキちゃんを受け入れるわけにはいかないんだ。
俺は、チアキちゃんを押し離した。俺の口の中はチアキちゃんの唾液でいっぱいだ。その事実だけでもヤバい。
「藤岡…、ごめんなさい。」
「え…?」
「私、もう知ってるんだ。二人の関係。なのに」
「いや、俺こそ。チアキちゃんの想いに答えられなくて…」
チアキちゃんは微笑んだ。
「そんなだから、好きになっちゃったんだ。」
「ご、ごめん。」
「…ううん。いいんだよ。でもな。」
「でも?」
「責任は取れ。」


630:ぶつ切り
07/12/27 16:31:47 aZA7Wzzq
「え?」
「責任だよ。今から私が言うことをしてくれさえすればいい。」
なんだろう。全く見当がつかない。
「いいか。よく聞け。」
「う、うん。」
なんだろう。チアキちゃんから躊躇いを感じた。一瞬だけ。
「恋人としてカナにしたこと、カナとしたことを私にもやれ!」
「え、え~っ!?」
なんてムチャクチャな条件だ!ていうかそれ以前に…
「カナと別れろなんてことは言わない。だからせめて、私のことも愛してほしいんだ!」
いや、だから…
「さあ!言え!カナと何をした!」
「き、キス。」
「…へ?」
「キス、までだよ。舌を使ったキスなんて、したことなかったよ。」
「…本当なのか?」
「本当。」
チアキちゃんは鳩に豆鉄砲を当てたような顔をした。
「は、初めてだったんだよ本当に。こんなキス、初めて…」
「つまりさ、」
「うん。」
チアキちゃんが微笑んだ。
「藤岡の彼女は実質私だな。」
「え…」
「ふふふ、言ったろ。藤岡は気にしなくていい。」
そう言うと、チアキちゃんは俺の制服のズボンのチャックを下ろした。
「何度言えばわかるんだ。やっぱりその減らず口は塞がないとな。」
そう言って、またキスしてきた。


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