07/12/16 00:29:20 LOUwFFjP
しばらくして内田はマコトの手から解放された。
どれくらいの時間抱き合っていたのだろうか…
マコトから体が離れても内田は気持ちが整理できないでいた。
「よーし!これで準備OK!後はハルカさんに告白するだけだ!」
内田は自分がドキドキしてる時に、そんな事を言うマコトに少し腹を立て、少し意地悪してみることにした。
「あの、マコト君。いつ告白するの?」
「う~ん…さすがに小学生と高校生は無理だろうからなぁ……オレが中学生になったらかな!」
「でも、マコト君が中学生になったらハルカさんは高校卒業して、大学に行くか仕事してるんじゃない?」
「えぇぇ?!じゃ…じゃあオレが高校卒業してかr……」
「その頃にはハルカさんも誰かと付き合ってるんじゃな?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「……ぷっ。」
それを聞いて固まるマコト。
内田はその姿がおかしくて吹き出しそうになるが、あまりにマコトが不憫で笑いをこらえた。
「そーねぇ、マコト君が失恋したら…私が付き合ってあげてもいいよ。」
「はぁ?!内田、お前何言ってn……んっ!!」
マコトが内田に文句を言おうとした瞬間、内田はその口を自分の口でふさぐ様にキスをした。
「ど、どう?少しは元気出た…?」
「元気って…お前何……」
「何ってキスの練習だよ?」
「えぇ…」
「そーね、じゃあ今度はキスの後の練習もしよっか…。」
「キスの後?」
「ぅん、お風呂入る前にカナちゃん達がしてた事、トウマに教えてもらったんだ。」
そう言い残し内田はお風呂を後にした。
お風呂を入る時とは立場が逆転し、風呂場にはマコトがボーっと立ちすくんでいた。