07/12/15 01:15:33 zGQ51jN7
放課後。
授業が終わってすかさず帰る奴もいれば、教室で勉強したり談笑したりする奴もいる。
俺はコートを着て帰宅モードになった。だがまだ帰らない。
後ろを振り返り南を窺う。外をみで頬杖をついている。帰る準備はしてあるみたいだけど、まだ帰らないのかな?
本当なら今すぐにでも話しかけたいけど、また冷たくあしらわれるかと思うと躊躇ってしまった。
教室からは徐々に人がいなくなる。南はまだ帰っていないようだ。
俺は再び振り返る。
「「!!!」」
し、しまった!目があってしまった。俺は慌てて前を向く。気まずいな、かなり
がたん
南が立ち上がった。足音がこちらに近づいてくる。や、やばい。心臓がやばい。
南が俺の隣に仁王立ちになる。