【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
07/12/07 14:55:48 EH9YKn5o
藤岡はあれだな
『ヘタレ攻め』ってやつだな

151:名無しさん@ピンキー
07/12/07 15:32:34 MAPsYHaf
だ、抱けってどういうことだよ。カップル成立したからって、そんなすぐに「する」もんなのか?
いや、それはダメだ。そりゃ妄想の中では南をムチャクチャにしているけど、あくまでも妄想だ。現実で高校生が「する」なんて不良だ。
でも、南はこんなにも求めている。俺のことを欲している。俺だって、南が欲しい。

「…み、南。本当にいいのか?」
俺はおずおずと尋ねる。
「ばっ!…そ、その位、大したことないし。それに、その、な、彼氏彼女なんだからさ、一応。」
か、可愛い!こんなにも照れる南を見たものが俺のほかにいるのだろうか。って、問題はそこじゃない!
俺と南との性意識に差がありすぎる。それとも俺は考えすぎなのか。きっとそうなのかもしれない。
それに、もし世間的に「非常識」だったとしても、俺は南の欲求に応えるべきだ。
俺は南の前ではチキン~無力~だ。もしここで断ったら、振られるかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。

決断すべきだ。彼氏なのだから堂々とすればいい。俺は心で深呼吸をする。
大丈夫だ。俺は、南の彼氏、南の男だ。

俺は南の肩に手を添えた。今度は掴むのではなく優しく。そして、さっきみたいに怖がらせないよう極力優しく、耳元で呟く。
「するよ。」
南が何かを言おうとしたその前に、俺はその唇にキスをした。

152:名無しさん@ピンキー
07/12/07 15:51:56 qmZK2k9d
き、きたー
一体ハルカやチアキはどんな反応するやら

153:名無しさん@ピンキー
07/12/07 16:31:35 F2y5TYSa
これは良い平手打ちフラグ

154:名無しさん@ピンキー
07/12/07 16:43:51 MAPsYHaf
平手打ち、いいえ、無限叱責掌です。

155:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:10:47 F2y5TYSa
ネタバレしてるヒマあるんならさっさと書けよw

156:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:38:06 s2B0S8fW
口を慎みやがってくださいバカ野郎

157:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:39:01 SOOPIvEW
おもしろい事はおもしろいが
なんか落ち着かない書き手だな…?

158:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:09:26 EH9YKn5o
時系列がよくわからないんだが、いまは藤岡の告白と夕食の間でいいんだよな

159:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:12:42 qmZK2k9d
さっき出てた夕食の場面の前だよな?

160:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:50:28 CSG55AZ1
俺もエロパロかきてぇぇぇぇ
だが今は書けないんだよな~
掛け持ちしすぎ orz
と言うわけで期待

161:千→藤(1) 1/6
07/12/07 23:46:40 dBw4CWk3
藤岡が南家に遊びにきた日のこと。
カナはジュースを買いに行き、ハルカはまだ高校から帰ってきていない。
南家には藤岡と千秋の2人だけがいた。

『―階堂君!』

再放送のドラマを2人で見る。例のごとく千秋は藤岡の膝の上だ。
…と、不意に千秋が顔をあげ、藤岡のほうを見てぽそっと呟く。

「…私が藤岡のうえに座る」

脈絡のない言葉。それが何を意味するかわからず、藤岡の反応が遅れる。

「…ふじおかは私の上に座る」

気にせず、そのまま続ける千秋。
藤岡が困惑の表情を浮かべて千秋のほうを見下ろすと、顔を赤くした千秋と目があった。


「…たまには逆もいいと思う」

162:千→藤(1) 2/6
07/12/07 23:51:11 dBw4CWk3
(な、なんでこんな事になってるんだろう…)

自分の上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上にふじおかが座って。
それが逆になるから、ふじおかの上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上に俺が座る。

そこまではわかるのだが…。

「…意外と重い…」

千秋が藤岡を抱きしめる腕に、ぎゅっと力がこもる。
…そう、千秋は藤岡が膝からずり落ちないよう、背中から手を回して抱き止めているのだった。

(こ、これは何か千秋ちゃんに悪いというか、逆に落ち着かないというか、
 いや、背中ごしに感じる暖かさは心地よくはあるのだけども…!)

少し悶々としながら、今の状況について考える。
『―先生!!』
ドラマでは主人公たちが車に轢かれたようだが、そんな内容もまったく頭に入ってこなかった。

163:千→藤(1) 3/6
07/12/07 23:55:05 dBw4CWk3
「…藤岡」

「は、はい!?」

唐突な千秋に呼びかけに裏返った声で反応する。
そんな自分をちょっと情けなく感じる藤岡だったが、誰だってこの状況ではこうなるはずだと心を落ち着かせる。

「…この位置だと私からテレビが見えない。あと足が痺れた」

「あ、そ、そうだよね」

背も体格も千秋より藤岡のほうが大きいのだから、当然といえば当然だった。
藤岡は慌てて腰をあげると、元の位置に戻ろうと千秋のほうに向き直り…

ぐいっ!

思い切り服の裾を引っ張られ、頭から千秋の胸に倒れ込んだ。
そしてその頭をぎゅっと千秋に抱きしめられ、耳元で小さく囁かれる。

「…だから、横になってくれればいいよ」



164:千→藤(1) 4/6
07/12/07 23:58:22 dBw4CWk3
(な、なんでこんな事になってるんだ…!?)

頭を胸元で抱かれ、まるで授乳される赤子のように、千秋に抱っこされる藤岡。
膝上には腰までしか乗らないし、当然足もはみ出しているのだが、千秋に気にした様子はなかった。

「これなら足も痺れないし、テレビも見れるよ」

ちょっとだけ柔らかい、小さな胸板の上下。

「…足、寒かったら毛布でもかけるか?」

口調の冷静さに反比例して、どきどきと脈打つ胸の鼓動。

「…藤岡」

少し熱っぽい吐息からは、意識を奪うような少女の香り。
その全てを間近に感じ、くらくらして動くこともできず、千秋の言葉も耳に入らない。

165:名無しさん@ピンキー
07/12/07 23:59:18 +dB68uNn
藤岡羨ましい

166:千→藤(1) 5/6
07/12/08 00:02:02 0sQbSNAR
「藤岡」

もう一度呼ばれ、はっとして千秋の顔を見上げる。
目に映ったのは、耳まで顔を真っ赤にし、眠そうな目を潤ませた、妹のように思っていた少女の顔。

「…目、閉じて」

千秋の喉がこくっと鳴り、次第にその顔が近付いてくる。
藤岡は自分が何をされるかを直感した。

(…!)

カナの顔が一瞬頭に浮かび、つい押し退けようとするが、千秋を想うとそれもできない。

自分の甲斐性のなさに胸の中で涙を流しながら、藤岡は目を閉じた。

「……ん」

唇に柔らかな感触を感じる。
味を気にする間もなく数刻して離れるが、また少しして唇が触れ合う。
舌や甘噛みのないキスの繰り返しに、藤岡は千秋がそれ以上を知らないことに気付いた。

触れ合うだけのキスを、千秋の気が済むまで何度も何度も続けていた。

167:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:07:16 rgXGVDrJ
千秋ー!
愛してるぞー!

168:千→藤(1) 6/6
07/12/08 00:07:42 0sQbSNAR
あの後、藤岡はカナの帰りも待たずに逃げるように帰って行った。
泣きそうな顔で「ごめん、3日くらい整理させて…」と謝った藤岡。
自分の顔も見れず、俯いたまま出て行った藤岡。
それを思い出しただけで、千秋の顔に愉悦の表情が浮かぶ。

「…どうした千秋。なにか良いことでもあったか?」

夕食時、カナがその表情に気付いて声をかけてきた。
ふっと表情を引き締め、何でもないよと首をふる。
カナに気付かれると色々面倒だ。

「ふーん…。…ところで、ふじおかを尻にしきっぱなしだぞ」

紅茶のカップを見つめながら、静かな声でカナが指摘した。
はっと気付き、ふじおかの上から飛び退く。

「大事にしろよ。サンタさんからの贈り物なんだから」

カナが何だか険のある目つきで睨む。言葉も少し刺々しい。
…もしかしたら、見られていたのかも知れない。

「…大事にしてるよ」

少なくとも藤岡の気持ちに気付いていなかったカナよりはと、心の中で思う。

「フジオカの意思だよ」

理由はどうあれ、受け入れたのは藤岡だ。
今更カナと藤岡の関係がどうなろうと、千秋は身を引くつもりはなかった。

169:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:09:58 0sQbSNAR
以上です
携帯からなので改行崩れてたらスミマセン
ネタかぶってたらゴメンナサイ
またかきあがったらお願いします

170:前スレまとめ☆
07/12/08 00:11:42 MSpeeaaW
南夏奈に初めて想いを伝えて早三年。今尚、藤岡は南を諦めてはいなかった。
しかし、ほぼ日課となった南家来訪に疑問を覚え始める。

藤岡は思い切って、南千秋に頼む。「俺の想いを伝えてくれ」と。千秋は了承し、藤岡は不安ながらも明日に期待を持つ。
千秋のたくらみも知らずに。


翌日、学校で夏奈と対面するも夏奈は殺気を帯びており、挙げ句、放課後には電気アンマを食らう始末。
その後、千秋に呼び出されて南家来訪。千秋と二人きりに。千秋は昨日の夏奈との会話の詳細を語り出す。
しかし、千秋は嘘を語った。藤岡を我がものにするために、藤岡と姉を絶縁関係に貶めようとしたのだ。
藤岡が落胆したところを、千秋は入り込もうとするが、それでも藤岡の想いが揺らぐことはなかった。
色落としをしようとしたが、いざとなると照れてしまい失敗。そこに、南春香が乱入。気まずくなりそそくさと退室。
そして、千秋はいきなり、藤岡に告白するのであった。

(余談だが春香は、抱き合って「している」ようにしか見えない二人を見て、一時間近く悶えることとなる。)

171:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:14:55 MSpeeaaW
>>169
ジャンル:自分の愚かさを知るSS




なんだその、みなさん、申し訳ない。

172:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:16:52 +P+yQzid
>>169
GJ!!

173:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:23:11 rgXGVDrJ
>171
いいから早く書けバカ野郎

174:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:36:50 MSpeeaaW
な、な、なんだこりゃ~!ちょっ、ばっ、キスなんて早くないか!いきなりすぎるじゃないか!
うぅっ、私らしくない。なんで時めいちゃってるんだよぅ…。
ていうか、キスする勇気があるなら「抱く」くらい楽勝だろうよぉ…。
もう頭がわけわかめだよ!



私は知りたかっただけなんだ。自分のことを「愛してる」とまで言ったこん野郎の温もりを知りたかっただけなんだ。
なのに、こんな、こんな!キスだなんて、温もりってレベルじゃねえぞ!あぅぅ
うまい下手の問題ではなく、藤岡とキスをする、その事自体が私にとって大事件~快感~だ。
その人生初の『大事件』に私は翻弄される。

キスだけじゃ温もりなんてわかんないよ!もっと、躰で触れあって…、って私はなにを言って…!
あぁっ!身体が勝手に動…!うわぁぁぁん。

私の四肢は藤岡の身体に絡みつく。「本能」なのだろうか。女としてのそれが、藤岡をこんなにも求めているのか。
なら仕方あるまい。私の所有者であるこの男にすべてを委ねよう。



「委ねる」。そう決めたばかりなのに、私は藤岡の舌に自分の舌をコンタクトさせていた。

175:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:42:24 b3HVP1TO
おっ、ついに

176:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:49:37 WW4QAdYH
カナえろいよカナ

このまましちゃうのかあああああ妹も姉もいるのにいいいい

177:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:50:17 v0Qk8o95
正座して待ってます

178:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:59:45 tltBfoMC
余計なお世話かもしれないが
投下するときには名前欄に簡単にでもいいからタイトルつけたほうがいいよ
そうしたほうが皆分かりやすくて嬉しいと思うよ

179:名無しさん@ピンキー
07/12/08 01:03:08 hd1qGWF5
待て、カナは「抱く」の意味をただ「抱くだけ」にしてないか?w
これはwktk

>私の所有者である
この一文がカナの隠れM気質っぽくていいな

180:名無しさん@ピンキー
07/12/08 04:43:33 nPE9JFOx
>>178
手っ取り早く判別できる方法は
トリップ付けることだな
単純にタイトルのみだけとかだと
他人に騙られてしまう可能性がある

他スレだと連載書く作者は大概トリ付き

181:名無しさん@ピンキー
07/12/08 04:53:22 MSpeeaaW
南の舌に触れた。何とも言えない感動を覚えた。しかし、それと同時に我に返った。
やっぱり、違うよ。俺が求めていたのはこんなことじゃない。「愛する」イコール「性行為」ではない筈だ。
今からしようとしていることは、俺の中では正しくない。せめて、ちゃんと段階を踏んでから至りたい。
真面目くん、いいや、イデアリストだ。ずっと夢見てきたんだ。南といちゃついて、南とデートして、幾日か過ぎて漸くキスができて、そして…!


俺は、唇を離した。一瞬、唾液の橋が架かる。
「ふじおか…?」
「ごめん…」
「え?…ん、あぁ」
どうにか、このマズい空気を変えたいな。
俺は、今何と声をかけるべきか考える。

182:名無しさん@ピンキー
07/12/08 07:26:07 WW4QAdYH
期待してるが更新まったりだな……
まさか書きながら投下してるなんて事無いよね?

183:名無しさん@ピンキー
07/12/08 10:28:13 kKNDagIs
時間差もあることだし、多分そうだと思う。
それにすぐに分別できるものないから、他のレスに紛れちゃってわかりにくくなるんだよなぁ。
>>178>>180も書いてるけど、名前欄に作品名でもあれば大分違うと思うんだが。

一気に作品を送るのは予めWordで書いといて、
それを書き込みの際に貼り付けるってな感じでも少しはまとめられると思う。

わかりにくさは目立つけど、作品自体は好きだぜ?

184:名無しさん@ピンキー
07/12/08 10:36:21 kKNDagIs
連投ですまんけど、書き忘れがあったんだ。

>>169
(1)ってことは続きは当然あるんだよな? 過度な期待をして待ってるぜ。
あと何故かキスシーンだけなのにおっきした。

185:名無しさん@ピンキー
07/12/08 16:17:49 MSpeeaaW
>>183
わかりました。しばらく旅にでます

186:名無しさん@ピンキー
07/12/08 19:51:11 cx1cdqc1
>>185
何もこのタイミングで旅に出なくても

187:名無しさん@ピンキー
07/12/08 19:52:32 WW4QAdYH
いやここまでやっといて…

188:名無しさん@ピンキー
07/12/08 20:33:23 NEzoit4k
なんだよリア厨かよ

189:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:09:22 N7jeJqtG
まあお前ら落ち着けよ
ワードに書いてたまってから投下するってことかも知れないじゃないか
俺は続きを描いてくれると信じて待ってるからな!

あと皆がコテつけることを願うのは
レスを抽出して、全部通して見たいからなんだぜ
そこらへんわかって欲しい

190:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:51:22 6YGb9gEI
最低でも×××で俺様ちゃんのさじ加減みたいな事を考えてはいないと思いたいんだぜ?
信じちゃってるぜ俺!

191:名無しさん@ピンキー
07/12/08 23:19:13 C9TbDl+/
俺は>>185の旅支度を整えてやるだけ
それが喜びだよ


192:名無しさん@ピンキー
07/12/08 23:49:06 tltBfoMC
>>185
旅に出る前にトリつけてから行ったほうがいいぞ
まぁ、今後も投下するつもりがあるのならの話だが

お前さんの話は期待しているし、楽しく読ませてもらっているんだが
もうちっと書き手のルールというか投下の際守るべき要項を学んだほうがいい
そうしなきゃお互い変に軋みを生むだけだからさ

193:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:05:22 Zu0lQ4e6
ホントに旅に出ちゃったのかなあ・・・

194:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:20:48 T1r1oT5A
屋久杉でも見に行ったんだろう

195:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:29:09 NKil8OKE
わかりにくいってのは確かだが、小刻みな&不安定な投下ペースのおかげで皆が常にwktk状態でスレも活性化してたわけだから、俺は今まで通りでもいいと思うけどなぁ。
常に安定して作品が投下されるようなスレならともかく、割と過疎りがちなこのスレならそういうスタイルが許されてもいいんじゃないかな

196:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:02:13 B2EpjqrU
タイトルとかどうでもいいよ!
もどってきてくれぇぇ

197:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:19:45 Zu0lQ4e6
こうやって話題にし続けていること自体が、
ご本人にとっては戻りにくくなるプレッシャーになってると思うよ。

198:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:33:06 RZLgQU+t
じゃあもうレス禁止な

199:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:34:23 M/H5GJR8
そうか じゃあここは俺が一肌ぬぐか
 
藤岡 「カナ!もう俺がまんできないよ!」
カナ 「だめよ藤岡家族がみてるわー」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ~」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ~」
藤岡 「はあはあ ウッ」
カナ 「ア―ッ!」
千秋 「(////)」
春香 「(/////)」
 
 
 
千秋!よんでください!

200:名無しさん@ピンキー
07/12/09 02:35:41 73RN48Tt
>>199
お前はバカ野郎と言われたいのかバカ野郎!

201:名無しさん@ピンキー
07/12/09 04:33:55 S4yMLV6V
久々に来たら、割と人が増えてるなぁ


藤岡カナ書きたいとずっと思ってるんだが、カナ→藤岡って難しくない?
漫画で一切描写が無いから想像しづらい…
アニメに至ってはなんていうか、意図的に藤岡成分薄めてる気がするんだぜ

202:名無しさん@ピンキー
07/12/09 09:36:16 eMW6bpBU
>>201
それは思った。>アニメ 3話以降の出番が異様に少ないし。
今夜はトウマ初登場だけど、それで藤岡が出てこなかったらクロだな。

保坂に至ってはもう出番ないんじゃないかとも思ってる。

203:名無しさん@ピンキー
07/12/09 10:07:52 MEQNObbh
保坂は13話まで放送すれば出て来そうだが
13話カットならおかわりまでおあづけだろうな?

12話は藤岡クリスマスSPだろうし…

204:名無しさん@ピンキー
07/12/09 10:30:37 e2F4+oEN
藤岡はクリスマス回で出番確定してるとして
あとは11話のおとなりの南さんちで
トウマ兄弟の初お披露目プラス
アキラ話、ナツキ話をやるかどうかだな

アキラ話なら藤岡、ナツキ話なら保坂が出る
だがどっちも、やるとするなら原作二話分は使いそう

205:名無しさん@ピンキー
07/12/09 12:28:06 T1r1oT5A
クリスマスはどこまでやるのかね
探し物の話まで持ち込めるかな

206:名無しさん@ピンキー
07/12/09 15:02:32 zG3/MxbB
「ハルカ姉様。これ学校で渡されたプリントです」
チアキはお家の人に渡しましょうって言われたらしい
「なになに……チアキ。後でお話があります」

今の子ってこんなに進んでるの?保健体育の予備知識をご家庭でもお子様と話し合いましょう~?
全く…私はまだキ、キスもした事ないっていうのに。
―夕食後

「先程のプリントには何が書いてあったんですか?ハルカ姉様」
「えっ…~と、あのね、チアキぐらいの歳になるとそろそろ赤ちゃんを創れる身体になるのよ」
「…はぁ?」
チアキはキョトンと私の話を聴いている。うぅ…恥ずかしいよ…。
「でね…赤ちゃんを創る行為は…」
「あぁ、セックスですね」
えっ?イマナンテ?

「最近よくセックスをするのですが、つい安全日には生でさせてしまうんです」
ハイ?

「流石はハルカ姉様。コンドームは確実に着けろって事ですね!」

えぇ~!ま、まさかチアキ、もう致してるの?性行為を致してるの?私、キスもしてないよ?

「あの…恥ずかしいのですが、私、フェラチオが余り上手では無くてハルカ姉様に教えて…ハルカ姉様?」
「…チアキ。ごめん、今日はもう寝るね」

そんな『みなみけ』

207:名無しさん@ピンキー
07/12/09 16:21:49 yVsCL6KQ
あいた口が閉じました

208:名無しさん@ピンキー
07/12/09 20:58:29 KEAKwqPf
>>206じゃないけど続き書いた

コケコッコー
「はっ! ・・・な~んだ夢か」
そうよね、チアキがそんなことしてるはず、ないもんね。
「さーて、今日も元気に朝御飯作らなきゃ」

『動物園ではそれはそれは可愛らしいライオンの赤ちゃんが生まれ・・・』
テレビを見ながら食卓を囲む3人
「チアキー、人間の赤ちゃんはどうやって作るか知っているかー」
ニヤニヤした顔でカナが聞く
(ちょっとカナ、なに聞いてるのよー)
「バカにするな、そんなこと私だって知っている!」
(えー!)

「ほーう、なら言ってごらん、赤ちゃんの作り方」
「ああ、まず夜に男と女が一緒に布団に入る」
(キャー、チアキまさか!?)
「それで?」
「一緒に寝て、朝起きると、コウノトリさんが赤ちゃんを運んでくるんだ!」
どうだ、と言わんばかりの得意顔のチアキ
「・・・チアキ?」
「・・・ぷっ、くくっ・・・アーハハッハ!」
呆然とするハルカ、笑い転げるカナ

「なんだ、何がおかしい!」
「いやー笑わせてもらったよ、コウノトリさんだって、お子ちゃまだなーチアキは」
「え、違うのか?」
「教えてあげよっかー」
(なんてこと言うのよ)
「教えちゃダメー! チアキにはまだ早い」
「なんだよー、知らなくちゃ困ることだろ?」
「それはそのー、そうだけど」
モジモジ
「だったら今のうちに正しい知識を」
「わかったわ、じゃあ、私が教える! それならいいでしょ」
あー顔が熱い
「うん、いいんじゃな~い」
またニヤニヤしてるカナ
「チアキ、今晩一緒にお風呂に入りましょ、そこで教えてあげる」
「はいハルカ姉さま、お願いします」
「わたしも入るー」
「お呼びじゃないよ、バカ野郎」
こうして、チアキに性教育をすることになったハルカであった。


209:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:24:02 M7qa+51e
>>208
おぉ、続きwktk(・∀・)

210:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:58:14 M/H5GJR8
>>208
いやおれがおしえてあげる

211:>>208勝手に続き
07/12/09 23:49:45 yVsCL6KQ
「えーこほん。まず、赤ちゃん、つまり新しい命を作るには男と女が必要なのはわかるわよね。」
「はい。」
「作る」?赤ちゃんというのはどこからか沸いてくるものじゃないのだろうか。
「分かりやすくいうと、…植物はどうやって子孫を残す?」
「雌しべに花粉がついて、それで」
「正解。それで、花粉はどこで作られる?」
「雄しべ。」
「そう。つまり雄と雌。動物も植物も、雄の作り出した遺伝子と雌の中に入り込んで、それで新しい命ができるの。」
い、いいぞ私!この調子ならやましいことに触れずに!
「…それで、人間の場合は具体的にどうなのですか?」
「え…?」

212:名無しさん@ピンキー
07/12/10 01:42:48 hgbolHn6
>>10の保管庫ってどこにあるの?

213:名無しさん@ピンキー
07/12/10 03:52:52 c3Bpwb0x
>>206 GJ!!

214:名無しさん@ピンキー
07/12/10 08:51:32 N2ndyBrL
>>211
だからおれがわかりやすくおしえてやるって!

215:名無しさん@ピンキー
07/12/10 09:30:46 4R9XssJo
カナは髪おろした方が可愛いと思う友はおるか

216:名無しさん@ピンキー
07/12/10 09:59:11 N2ndyBrL
たまに下ろすからいいのだよ毎回じゃだめぽ
逆のチアキのツインテールも萌えた

217:名無しさん@ピンキー
07/12/10 16:47:50 iPl6TEgP
黒髪は下ろした方が好みだ。

218:名無しさん@ピンキー
07/12/10 17:57:36 PeSCySBk
>>215
お前とはいい酒が飲めそうだ

219:名無しさん@ピンキー
07/12/10 18:00:20 z/ouquwz
マコちゃんの筆下ろししたいよ~

220:名無しさん@ピンキー
07/12/10 20:31:22 7YJKAXz3
じゃあ俺は普段は強気だが、カナに胸を見られて紅くなってしまう
トウマをチアキとセットで頂くとするか…

221:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:10:21 mxMw3OIL
旅から帰ってきました。旅行先で携帯使って続きボチボチ作ってたんで僅かですが投下できますが、よろしいでしょうか

222:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:16:33 xOJRqTix
是非お願いしたい。と言っても俺が見るのは明日になりそうだけどw

223:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:17:00 GoNgoi3P
おかえリコ
投下OK
俺も寝るので、明日見る。

224:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:18:32 4PpyNPqj
「ま、まあ、そのだな。」
南が沈黙を破る。
「か、カップルなら、き、キスくらい、普通、だろ?」
「で、でも!」
「えい!」
「うわぁっ!」
南が俺に抱きついてきた。む、胸が!
「藤岡、お願いがある。」
「は、はい」
「私を、私を強く抱きしめてくれ!」
えぇっ!
俺が狼狽えるのをよそに南は俺を強く抱きしめる。うわはぁ、匂いが!
「ダメ、なのかぁ?」
み、南ってこんなキャラだったか!?「活発的」は「積極的」とは違うぞ!
「ふじおかぁ…!」
あぅぁぁぁああ…。もう!だ、抱けばいいんだな!抱けば!
俺は意を決して、けど恐る恐る南の背中に腕を回す。

この心臓の鼓動は、南にはどう伝わっているのだろうか。

225:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:19:39 4PpyNPqj
「えい!」
私は、これでもか!という位力を入れて抱きしめた。恥ずかしくて、首まで熱い。というか全身が熱い。
ふと、自分が胸を押しつけている状況に気がつく。私の鼓動、こいつは感じているのだろうか。
そして、私の温もりを感じているだろうか。


はぁ…
なんからしくないな。藤岡なんかに、こんなにも心を奪われるなんて。
ずっと、私には彼氏なんてできないだろうな、と思っていた。
女らしくなくガサツで、しかも際だった長所もない。私を好きになる物好きなんていないと思っていた。
けれど…



切なくなる。胸が締め付けらる。想えば想うほど締め付けは強くなる。
それに比例して、藤岡への「締め付け」も強くなる。

226:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:21:19 4PpyNPqj
俺は、遂に南を抱きしめた。南の体がピクリと反応する。
「…もっとぉ」
今にも消えてしまいそうなか細い声で甘えてくる。俺は、反射的に強く抱きしめた。
南の温もりをより強く感じる。俺は更に強く抱きしめる。
「あっ…」
「南、…南!」
俺は思わず名を叫ぶ。
「好きだ。南。」
「…私も」
「え…?」
「私も、藤岡が好き。好きなんだ。」
「…ああ」

確信した。もう南は俺のモノだ。
「南、顔をあげて。」
「え?」
南が顔を上げる。
「南、改めて、これからよろしく。」
「あ、ああ!その、こちらこそよ」
俺は南の唇に自分のそれを重ねた。

227:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:25:57 s8MmCZ0I
究極の ニヤニヤきたあああああああ
「…もっとぉ」
で死にそうになった

228:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:44:16 BUcmNRGE
我らの職人が武者修行から帰ってきたw
スーパーニヤニヤタイム発動w

229:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:57:22 4PpyNPqj
いいえ、ケフィアです。(白濁的な意味で

230:名無しさん@ピンキー
07/12/11 04:23:19 s8MmCZ0I
そろそろ原作通り藤岡はカナのこと呼び捨てようぜ

231:名無しさん@ピンキー
07/12/11 05:47:58 sGh+K53c
チアキはもう絶望的状況だが、どうなるのか楽しみだ。
何気に一つ一つの投下の間の時間が短くなってるのも素晴らしい。

232:名無しさん@ピンキー
07/12/11 07:55:47 4PpyNPqj
>>230


233:名無しさん@ピンキー
07/12/11 10:57:46 XoqgP3O8
一瞬だけカナって呼んでた時期があったな

234:名無しさん@ピンキー
07/12/11 15:42:58 h0gtNu0U
風呂覗きの時だろ

235:この野郎
07/12/11 15:47:38 WtTDZGYa
上の方々につられて初めて書きます。
どうぞお手柔らかにorz


夏『おーぃ。ただいまー』

秋『あー・・・おかえり。』

そこには、いつもに増して2/3程目を閉じて、寝転がる千秋がいた。

夏『どーした千秋、いつもに増してだらけてるじゃないか?ん?』

秋『うるさいよ。私は炭酸が切れるとどうもヤル気がでないんだよ。』

話を聞くと、どうやら家に帰りいつもどうり炭酸を飲もうと冷蔵庫を開けると
炭酸が切れていたらしい。

夏『あ~、昨日のアレ飲んじゃまずかったのか。いやー悪い悪い。』

カナは悪びれた様子もなく笑いながら適当に謝った。

秋『・・・はぁ・・・もういいよバカ野郎。とりあえず炭酸買ってこいよ、バカ野郎。』

夏『なっ・・・!千秋!あんた二度もバカ野郎っていったね!』

秋『言ったよ。それがどうしたバカ野郎。』

大きく息を吸い込み、何かを言おうとするカナ。
しかし、そこで何かを思いついた様な顔でニヤリと不敵な笑みを浮かべ、千秋の頭の近くに仁王立ちした。

夏『おい千秋、あんたはこの私に2度ならず3度もバカ野郎といったね。』

長年の勘と言うかなんというか・・・千秋はめんどくさい事になったと一瞬で感じ取った。

夏『で・・・そのバカ野郎にこうして見下されてる今の気分はどうだい?』

カナは勝ち誇った顔で千秋を見下した。


236:この野郎
07/12/11 16:10:52 WtTDZGYa
秋 『あぁ、バカに見下されて最悪の気分だよ。』

いつもならここでパンチやキックが来るのだが、今の炭酸の切れた千秋にはその力もなかった。
しかし千秋はあることに気づいた。

秋 『おい、バカ野郎。』

夏 『ほほぅ・・・まだそんな口をきくか。』

秋 『お前はさっきからパンツが丸見えなわけなんだが、そのパンツの端からから、うっすらと少し毛のようなものが見えているぞ。』

夏 『なっ・・・(バッ!!)』

慌てて千秋から離れるカナ。少し考えた後、うなずきながら千秋に語りだした。

夏 『あのなぁ、千秋。中学生にもなれば・・・そりゃあんた毛の1本も生えるでしょうよ。あんたの大好きな春香何てそりゃもう・・・』

秋 『でも海に行った時、はるか姉様のビキニからはそんなもの一切見えてなかったぞ。』

夏 『それは・・・剃ったんじゃない?』

秋 『つまりお前は身だしなみを整えていないわけだ。バカ野郎。』

夏 『上等じゃないのさ!そこまで言うなら千秋、あんたは身だしなみ整えてるんでしょうねぇ?』

そう言うとカナは、あっという間に千秋を丸裸にした。



237:この野郎
07/12/11 16:26:00 WtTDZGYa
秋 『おいバカ野郎。私はお前と違ってバカじゃないんだ。風邪ひいちゃうだろ。服返せよバカ野郎。』

動けない分、いつも以上に口で反撃する千秋。
しかしそんな事は気にも留めずカナは続けた。

夏 『あれ~?千秋、あんた林どころか木の一本も生えてないじゃないのさ。』

秋 『そりゃそうだよ。私はまだ小学生なんだ。普通だよ。分かったなら早く服返せよ。』

カナは不満そうな顔をしながら、ふと千秋の胸に目をやった。

夏 『なんだい千秋、あんた山も無けりゃあ、小高い丘もないじゃないか。見渡す限りの大平原だよ。』

このときはじめて千秋の眼が2/3程開いた。

秋 『うるさいよ!まだ発展途上なんだよ!もういいから服返せよ!』

夏 『はぃはぃ分かりましたよ。・・・ピシッ!』

そう言うのと同時にカナは、千秋の大平原にあるピンク色のモノを指ではじいた。

秋 『きゃっ・・・!あぅぅ・・・・ばか野郎・・・』

二人の時間が止まる・・・カナは思い出せるだけの記憶を引きづり出したが、
千秋が『きゃっ』などと女の子っぽい声を出した記憶はなかった。
もちろん千秋自身もそんな記憶はなかった。

二人の間に気まずい時間が流れた・・・。

238:名無しさん@ピンキー
07/12/11 20:10:01 AA1bgLKc
無闇に改行して一行空けられたりすると逆に読みづらいよ

239:名無しさん@ピンキー
07/12/11 21:36:44 4PpyNPqj
読みやすいと想った俺\(^o^)/

240:名無しさん@ピンキー
07/12/11 22:03:50 0MwUHqY9
読みやすい読みづらいはどうでもいい、
続きはまだかい?

241:この野郎
07/12/11 22:35:06 v57xcLup
すみません。orz
風邪で寝込んでるもので…携帯から失礼します。ノ

エロ要素は少ないですが、修行から帰って来たあの人の書き込みの合間にでも読んでください。(^ω^)

では携帯でチマチマ続き書いてかます。ノ

242:名無しさん@ピンキー
07/12/11 22:42:46 sGh+K53c
>>241
書いてくれるのは嬉しいが、無理しないで休んでろ。
インフルエンザも流行ってるし、身体壊したら元も子もないぞ。

243:この野郎
07/12/11 22:55:23 v57xcLup
春 『ただいまー。おーぃ千秋ー、切らしてた炭酸買ってき………』

学校帰りに炭酸を買って帰って来たハルカの目に飛び込んで来たのは、
制服のカナと、素っ裸で顔を真っ赤にした千秋の取っ組み合いの喧嘩だった。

秋 『ハ…ハルカ姉様。こ…このバカ野郎が…わた…私……ぁの……ぇっと…』
春『カナ。こっちにいらっしゃい。』
夏 『ちょっ!ハルカ!まずは両方の言い分を……ぁー……ちょっ…』

普段クールな千秋が、あそこまで取り乱すと言う事は…どちらが悪いか考えるまでもなく、
そのままカナはハルカの部屋に引きずり込まれた。
部屋に残された千秋は2・3回深呼吸した後ハルカの買って来た炭酸を飲み、服をきた。

藤 『こんにちわー。』

藤岡の声が聞こえると、千秋は少し小走りで玄関に向かった。

藤『あっ、こんにちは千秋ちゃん。…えーっと…南に呼ばれて来たんだけど…』
秋 『あのバカ野郎なら今ハルカ姉様に叱られてるよ。』
藤『ぇっ?』
秋『まぁ立ち話もなんだし、カナが戻るまで上がってテレビでも見てようよ。』



244:この野郎
07/12/11 23:00:06 v57xcLup
ご心配ありがとうございます。orz

気分転換にもなるのでもう少し頑張ってみます。(^^ゞ


245:この野郎
07/12/11 23:26:07 v57xcLup
千秋がテレビの正面にあたる特等席に座布団を引く。

千秋 『はぃ。いつもの席どうぞ。』
藤『あっ、いつもありがとう、千秋ちゃん。』

千秋は藤岡にお礼を言われ、少し恥ずかしそうにうつむいた。
実は千秋は藤岡が来る事を知っていても、「ありがとう」と言われたい為に藤岡がきてから座布団は出す様にしていた。
過去に一度カナが座布団を出してからは、藤岡が来るまで座布団を隠す念の入れようだ。
藤岡が特等席に座ると、千秋も自分の「指定席」に腰掛けた。

秋 『よいしょっ…』
藤『…ねぇ千秋ちゃん。前から不思議だったんだけど、どうしてオレの膝の上に座るの?』
秋『ん…?私が座ると…藤岡は迷惑なのか?』

千秋は少し暗く心配そうな表情で藤岡の方を向いた。
藤岡は何かまずい事を言ったのかと、すこし慌てた様子で話し続けた。
藤『いゃ、全然平気なんだけど、なんでかな~って。…アハハ……。』
秋『藤岡はお父さんに似てるらしいんだ。』
藤『えっ…お父さん?』
秋『前にハルカ姉様が、「藤岡君の雰囲気がお父さんに似てるのよね」…って、
私はお父さんがどんな人か…何故いないのか知らないんだ…。』


246:この野郎
07/12/11 23:48:12 v57xcLup
その後も千秋は話続けた。
物心ついた頃には姉しかいなかった事…
何故かお父さんの事を聞くとハルカが困った顔をすること…

秋『……でも…私がお父さんの事を聞くとハルカ姉様が困る。だからもういいんだ…。』

千秋は目を真っ赤にして下唇を少し噛み悲しい気持ちを押さえ、藤岡には悟られないように笑顔をみせた。
しかし藤岡はすぐに千秋の気持ちを察した。
そもそも千秋が笑顔を見せる事自体が不自然だった。
そして藤岡は再び話をして話をきりだした。

藤岡 『よし!じゃあ今からオレが千秋ちゃんのお父さんになる!』
千秋 『ぇ…?ど…どうしたんだ藤岡?カナのバカがうつったのか?』
藤岡 『こら、千秋!藤岡じゃなく「お父さん」とよびなさい!』
千秋『え…ぁ……ご、ごめんなさい……ぉと……ぅさん…。』

普段静かな藤岡の、あまりの勢いに押され千秋は藤岡をお父さんと呼んだ。


247:名無しさん@ピンキー
07/12/12 00:12:35 qdi4KHF+
この文章ならセリフ前の名前はいらないと思うな良い意味で

248:この野郎
07/12/12 00:15:29 wbDUxpRA
場の雰囲気で言ったものの、千秋はまんざらでも無かった。

千秋 『(藤岡がお父さん…か。…エヘッ…)』
藤岡 『ん?どうした千秋ニヤニヤして、お前が笑うなんて珍しいじゃないか。』
千秋 『う…うるさっ……///』
藤岡『どうした~?今度は顔が真っ赤だぞ?ほらほら。(フニフニ)』

そう言って笑いながら千秋の頬をかるくつねる藤岡。
千秋の胸は幸せでいっぱいになりながらも、ハルカの説教が〆に入り、終わりそうなのを聞き逃さなかった。

千秋 『(ハルカ姉様があの話を始めたという事は…説教も後5分って所か…)』
藤岡『ん?千秋、今度は深刻な顔してどうした?』
千秋『…藤……ぉ…お父…さん、私をだっこしろ…。』
藤岡『ぇっ?きゅ…急にどうしたの?』
千秋『うぅ……いぃから早く!時間がないんだ…!』

そう言うと千秋は藤岡の首に手を回した。
どうしたらいいのか分からない藤岡は、取りあえず千秋を向かい合わせにし、自分の膝に乗せて抱いてみた。
藤岡の肩に顔を乗せ目を細める千秋。
実は千秋の言う「だっこ」とは、「お姫様だっこ」の事だった。
しかしこの体制は、誰がどこから見ても抱き合っている形だった。
千秋は自分の口元にある藤岡の耳に、思い切ってあるお願いをしてみた。

千秋『父親は娘に…キ……キスくらいする…よね……』

249:この野郎
07/12/12 00:38:11 wbDUxpRA
千秋の言葉に、急に慌て出す藤岡。
相手は小学生とは言え、3歳しか変わらない…当たり前と言えば当たり前だ。
言った千秋も言われた藤岡も顔が真っ赤になり、変な空気が流れた。

『あ…ぁの……変な意味じゃないんだ。勘違いするなよ藤岡。ただ、親子と言うのは…そういう事もするのかと……』
何やら良く分からない言い訳をする千秋。
しかし藤岡は真っ赤な顔をしながらも、真剣な顔で千秋を見つめた。

『千秋ちゃん、じゃあ…目をつむってくれるかな。』
『えっ…こ…こぅ……かな…』
『ぅん、じゃあ…いくよ…。いいね。』
『ぁ……はぃ…。』

緊張のあまり、『千秋・お父さん』と呼び合う約束の「親子ごっこ」をすっかり忘れる二人。
千秋はキツく目を閉じ、体中の殆どの神経が唇に集中している気がするくらい緊張した。

『……チュッ…』

キスをした音が聞こえた。
しかし千秋の唇には何も触れた感覚は無かった。
唇に集中した神経が体中に戻って行く……それにつれ頬に暖かい感覚を感じ始め、千秋は気付いた。

『(あぁ…ほっぺにキスをされたのか…。』

250:この野郎
07/12/12 01:04:43 wbDUxpRA
『キス……確かに頬もそうだけど……ゴニョゴニョ……』
千秋の考えていたキスとは違う…しかもだっこの時とは違い、マイナスな方の予定外……
しかし千秋にはもう一度言う勇気など無かった。

『ぃゃー…アハハ…さすがに小学生に唇にキスするわけにもいかないからね。』
藤岡が照れを誤魔化そうと口走ったこの言葉…
しかし千秋には『子供扱いされた』と聞こえた。
自分はカナと同じ土俵に上がる事も出来ないのか…
そう思うと悔しさが込み上げて来た。
すると千秋の表情が見る見る変わって行く…
千秋は何故か台所へ行き、塩を持って来た。

『おりゃぁー!!』
そう言って藤岡に目掛け塩を掛ける千秋。
『ちょ…目に……痛い痛い!!どうしたの千秋ちゃ……んっ…鼻まで痛っ…!』

座っている藤岡の目に塩をかけ、目をつむった隙に今度は藤岡の鼻を摘み顔を上げる千秋…
少し藤岡の顔を見つめた後、空いた片手を握り締め藤岡の唇に自分の唇を重ねた。
鼻を摘んでいる為、開いている口の中に千秋は下を入れた。

『ん…んんっ……(あれ…この後どうするんだろ…)』

どうしたら良いか分からない千秋は藤岡の舌を2・3度ペロリと舐め、藤岡から離れた。

『キ……キスって言うのは…こうするんだ!』

千秋は平静を装い、なんとか意地を張った。

251:この野郎
07/12/12 01:06:17 wbDUxpRA
皆さんの意見を参考にしているつもりですが、
もっと指摘があればドシドシいってください。orz

252:名無しさん@ピンキー
07/12/12 01:10:15 SMpg7zkb
いや、君は最高だ!眠れなくなるほど!


253:名無しさん@ピンキー
07/12/12 01:39:33 pzRb2wGY
この野郎さんナイスです!
あんなぶつ切りやろうなんて気にしないでバンバン投下してくだせえ!

いいか気にすんなよ!絶対だからな!

254:この野郎
07/12/12 01:48:08 wbDUxpRA
……………

意地は張ったものの気まずい空気が流れる。
そして絶え切れなくなった千秋が動いた。

『そ…それにしてもカナの奴遅いな…ちょっと見て来るよ。』
『ぁ…アハハ…そ、そうだね。うん、頼むよ。///』

顔を赤くし、照れ笑いを浮かべながら、答えた藤岡を見て千秋はホッとした。
『(良かった…嫌われては無いみたいだ…)』
そして千秋はハルカの部屋に向かった。

ガチャ…

秋『ハルカ姉様、失礼します。』
夏『おー。どうした千秋、今にも爆発しそうなくらい顔を真っ赤にして。』
秋『お前こそ制服のスカートと下着を脱いで、どうしたバカ野郎。ハルカ姉様に変なもん見せんじゃ無いよ。』
夏『ふふふ…これだから毛も生えて無いお子ちゃまは…』
『な…なんだと?じゃあどういう事か説明してもらおうじゃないのさ。』
『いいだろう、その閉じ掛けの目を開いて良く聞け!私は今、身だしなみを整える為、ハルカに剃ってもらっていたのだよ!』
『……いや、そんなの自分で剃りなよ。しかも閉じ掛けの目は関係ないよ。』


255:この野郎
07/12/12 01:51:56 wbDUxpRA
読んでくれてる方々ありがとうございます。orz

本日は頭も割れそうな位痛いので寝させていただきます。orz
また明日書きます。(^ω^)ノシ

256:>>226続き
07/12/12 02:02:42 pzRb2wGY
俺は南の口内を堪能する。これが南の…。
興奮が治まらない。正直勃起してる。だが、しようとは思わない。今はこれで満足だ。そう、今は。

257:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:08:35 pzRb2wGY
その後、何事もなかったかのように部屋から出て、三姉妹に別れを告げた。
春香さんと千秋ちゃんから芳しくないオーラが漂っていたのが気になるが…




就寝間際、今日の出来事が夢だったのではないかと自問してみた。
いや、それはない。愚問だったな。


それにしても、南、良かったなあ。南の感触を思い出して、思わずにやける。
明日も、できるかな?

明日に希望を持ち、眠りに落ちた。

258:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:15:44 NwgzYpG4
>>253
自虐ネタかよw

259:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:21:33 pzRb2wGY
翌日、俺はいつも通り学校へ向かう。
今日から南とのほわほわのラブラブスクールライフが始まると考えると、ニヤニヤが止まらない。
通りすがる人々に不振がられながら無事に学校にたどり着く。


教室の扉の前。中からはいつも通りのざわめきが聞こえる。俺は意を決して扉を開く。そして入る。クラスメートと挨拶を交わす。
そして、南は…居る。俺は南の元へ歩む。

260:名無しさん@ピンキー
07/12/12 06:04:48 FWjzoNk+
アニメでは活躍してないけど、ここの藤岡は大活躍だなw

261:名無しさん@ピンキー
07/12/12 13:41:30 feIy1SGo
オレはここのマコトにも頑張って欲しいぜ

262:名無しさん@ピンキー
07/12/12 15:46:05 5BuYNkPi
マコちゃんはまだですか?

263:名無しさん@ピンキー
07/12/12 16:12:17 pzRb2wGY
トウマとのなら今晩にでも投下する

264:名無しさん@ピンキー
07/12/12 17:18:45 tvtYw8qS
半裸で待ってます!!

265:名無しさん@ピンキー
07/12/12 19:42:25 YckcuDYY
>>255
指摘させてもらうなら
まず名前を書かなくても大体のことは分かるので名前は要らない
あと、3点リーダ(・・・←これのことな)これの使いすぎ
これを使わないと書きづらいのは分かるが少し多い気がする

良点として
会話と説明の部分を切り離すことによって話が読みやすい
携帯からの投稿にもかかわらずGJ過ぎる内容・量そして気力

最後に
これからもがんばってくれ 

266:名無しさん@ピンキー
07/12/12 20:17:51 /71t7eRo
>265に一つ付け足させてもらうと、体言止めの多用は止めた方がいいぞ

267:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:14:53 pzRb2wGY
>>264
ごめん、来年二月の第二木曜日まで待ってください

268:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:26:32 wbDUxpRA
>>255です。(^ω^)

ますます参考にさせていただきます。orz
名前もいらなかったんですね。
前の方が『名前無いとどれがどれか分からない』みたいな事を言われていたのでつい。(^ω^)

質問なのですが、恥ずかしながら『体言止め』の意味が…。orz
句読点の付ける場所が悪いのでしょうか?

269:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:32:21 pzRb2wGY
狼狽えるな!ど、堂々と構えろ俺!

「み、南、おはよう!」
南が振り返る。
「……」
えっと、どうしてそんなに不機嫌なんですか?
「…あぁ」
むすっとしている。
「あの」
「話しかけるな。」
「え?」
凍り付く俺。
「…」
南はそういうと、机に突っ伏した。
「あ…ぇ、あぁ」
俺は何が何だか分からないまま、渋々と自分の席につく。
この俺ですら状況が把握できていないんだ。クラスメートは尚更そうっぽかった。

270:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:51:25 pzRb2wGY
休み時間に再び声をかけてみたが、やはり反応は変わらない。俺、何かしたかぁ?
不満よりも不安が募る。もしかして早くも「終わり」なのか?そんなのはイヤだ!
と考えるも為すすべはなく、放課後になってしまった。

271:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:53:44 pzRb2wGY
私は、昨晩からずっと悩んでいた。明日、奴と会ったらどうすればいいのか。
「どうすればいいのか」、その答え自体は易い。普通に接すればいい。だが…


結局、学校に着いても悩みは耐えない。
まだ藤岡は来ていない。このまま休みだったらいいんだがなぁ。だがそんなうまい話は無かった。

「み、南、おはよう!」
奴は態態ご丁寧に朝のご挨拶をしてきやがったんだ。
どうしろってんだよぅ
と、兎に角!いつも通りの顔で!…って、できるかぁぁぁぁあ!



やってしまった。これ以上ない不機嫌そうな顔で迎えてしまった。あれ、絶対勘違いしてるよ、藤岡。
休み時間にも藤岡に声をかけられたが、どうにも素直になれなくて、冷たくあしらってしまった。


そして放課後…

272:名無しさん@ピンキー
07/12/12 22:05:51 xMrHpRhZ
>>268
台詞前の名前つきは大体小ネタが多いよ
お前さんの場合は地の文があるから台詞前の名前はいらない、ってことじゃないかな
キャラをはっきりさせる場合は地の文を多くするか、台詞でその人物っぽさをいかに現すか、この二点に限られる

簡単に纏めると
「台詞の前についてる名前はいらない」けど「投下する際には名前欄にタイトル(名前)をつけて投下する」ってことだからな
特に連作の場合、タイトルつけて云々、ってのは投下時の基本中の基本
前の方ってのも「タイトルつけてくれ」って話だから気にすんな。お前さんは大丈夫

あとそういう質問もここではやらないほうがいいぞ
自分で調べる努力をしないとウザがられる場合が多い
もし、自分で調べて理解する努力をしても本当にわからないんだったら…聞くといい
最終手段だけどね


273:名無しさん@ピンキー
07/12/12 22:25:32 NwgzYpG4
>>269
あと細かいけど『』じやなくて「」のほういいよ
特別な意味があってやってるの以外ならね

274:この野郎
07/12/12 23:25:26 2rwoQr66
皆さんの意見を取り入れつつ、ただいまより続き投下します。  ノ

275:名無しさん@ピンキー
07/12/12 23:26:27 FWjzoNk+
>>273
このうっかりさんめw

276:この野郎
07/12/13 00:04:01 2rwoQr66
ちょうど身だしなみを整え終えたカナは下着をはきはじめた。

「そう言えば千秋、さっきだれか来なかったか?」
「あぁ、そう言えば藤岡を待たせているのをバカ野郎のせいですっかり忘れてたよ。」
「ほぇー、藤岡なんて呼んだっけな?」
「・・・・・・」

普段ならバカさ加減にパンチの一発もお見舞いしている千秋だが、
今回ばかりは藤岡を呼んできたカナに心の底でかすかに感謝していた。

「おー藤岡よく来たねぇ。」
「あぁ、おじゃましてるよ。今日は何の用かな?」
「え?なんでかなー?忘れたよ。」
「え?忘れたの?!(まぁ家に呼ばれただけで嬉しいけど・・・)」
「それよりお前、なーんで塩まみれなんだよ。家が汚れるだろう。」
「これはさっき千秋ちゃんに・・・」

そう言った瞬間、さっき千秋とキスをしたことを思い出し、
藤岡は顔を赤くして黙り込んだ。

「??なんか知らんが部屋を汚されてはかなわん。風呂に入ってこいよ。」
「あ・・あぁ、そっか・・・じゃあお風呂かりるね。」

そう言って藤岡はお風呂に向かった。
シャワーを浴びながらさっきの千秋の事を忘れようとする藤岡、
「(まいったなぁ・・・全然頭から離れない・・・)」

『ガチャッ』

扉が開く音で、藤岡は脱衣所の方を見た。
すりガラス越しに見えるシルエットはまさしく千秋だった。

277:この野郎
07/12/13 00:21:39 Y63Rllma
慌てる藤岡をよそに、服を脱ぎ風呂場に入ってくる千秋。

「さっきは塩かけて悪かったよ、せめてお前の頭を流すくらいはさせてくれ。」
「あぁ・・いいよ気を使わなくても。。」
「まぁそう言うな、お前はそこに座ってればいいんだ。動くなよ、絶対だからな。」

千秋に圧倒され椅子に腰を掛ける藤岡。
千秋は藤岡の後ろに立ち、頭を洗い始めた。
千秋の胸が『ほぼ』無いとはいえ、藤岡の背中には柔らかく、
更にその先には確かに固くなった二つの何かが時より藤岡の背中に当たっていた。

「へ、へぇー。藤岡は見かけによらず筋肉があるんだな。」
「あぁ、一応サッカー部で鍛えられてるからね。」
「私なんて筋肉や脂肪がほとんどないよ。胸にくらい少しは脂肪が欲しいよ。」
「あはは、気にすること無いよ。それに千秋ちゃんの肌は白くてすべすべで綺麗だよ。」
「なッ・・・お前、適当なこと言ってご機嫌とろうとしてるな!」
「本当だよ。さっきから背中に当たってる千秋ちゃんの肌、柔らかくて気持ちいよ。」
「あ・・ぁぅ・・////・・ぅ・・ぅるさいバカ野郎ーー!!」

そう言って千秋は藤岡の顔にシャワーをかけ風呂場をどび出した。

278:この野郎
07/12/13 01:01:11 Y63Rllma
また何か千秋を怒らすような事をしたかと考える藤岡だったが、
結局分からないまま風呂場を後にした。
茶の間からは千秋とハルカの声が聞こえる。

「あら?千秋どうしたのそんな格好して?」
「これは・・・私の気に入ってる服なんです。」
「でももう12月よ?キャミソールにミニスカートなんかじゃ風邪ひいちゃうよ?」
「いんです、藤岡が帰るまではこれで・・・」
「???」

千秋は藤岡に肌がきれいと褒められたのが嬉しく、もっと藤岡に見てもらうために
クローゼットの夏服用の段ボールからキャミソールを引っ張り出してきたのだった。

「あっ、お風呂ありがとうございました。」
「いぇいぇ、それより今日は夕飯食べていくわよね?」
「えっと・・・じゃあお言葉に甘えて・・・」
「よーし、じゃあたくさん作るから遠慮せずにたくさん食べてね!」

そういうとハルカは台所に向かった。
千秋が何かを待ってるような目で藤岡を見ている。
藤岡はなんとなく気付きつつも、なんと言っていいか考えていた。
(なんでこっちをずっと見てるんだ?)
(なんでこの真冬にあんなに肌が見える薄着を・・・?)
(・・・・・あっ!!もしかして。。)
何かに気づいた藤岡が千秋の横に座った。

「千秋ちゃん。」
「ん?なんだ?」
「やっぱり千秋ちゃんは肌が真っ白できれいだね。」
「!・・・/////・・・そんな事・・・」
「ほら、早くココおいでよ。」

そう言うと藤岡は足を千秋が座れるくらい少し開き、手を差し出した。
いつもは勝手に座ってるだけの千秋なので、なんだか嬉しいやら恥ずかしいやらで顔が赤くなった。
いつもの様に藤岡の前に座り、寄り掛かる千秋。
部屋の中とはいえ12月の寒さで千秋の体は冷たくなっていた。
藤岡はそっと後ろから千秋の体を覆った。

「寒かったでしょ?」
「べ・・別に・・服だって好きで着てるだけだよ。」
「そっか・・・暖かい?」
「ぅん・・・」

ずっとこうしていたい・・・と思っていた所に新たな来客者が現れた。

『ガチャッ!』

「こんにちわーー!!カナさーん!」
「おぉー、マコちゃん来たか!」

279:名無しさん@ピンキー
07/12/13 02:56:52 ZAQY2rwj
まさにチアキの「経験値上昇中」って感じだな

280:名無しさん@ピンキー
07/12/13 17:19:17 8V5N5+ZR
>268
体言止めは文の最後に名詞を置くことだよ。

281:名無しさん@ピンキー
07/12/13 17:44:44 CCktV7C5
先生ー!なぜだか鼻血が出そうですがなにか?・・・あれ???

282:名無しさん@ピンキー
07/12/13 18:07:41 GNXRoByx
にのぉーみやくん

283:この野郎
07/12/13 20:29:33 Y63Rllma
最後に名詞と言う意味だったんですね。
わざわざありがとうございます。orz

今日は3時頃から暇だったのに、先ほどまでずっと千秋の絵描いてましたorz


284:名無しさん@ピンキー
07/12/13 21:20:54 vN+Cdz8b
>>283
うpうp(・∀・)

285:この野郎
07/12/13 22:28:54 Y63Rllma
今日も元気に書いていきます。☹

286:この野郎
07/12/13 23:04:51 Y63Rllma
「マコちゃん、今日はまた一段と女の子してるねぇ。」
「今日は内田の服を借りてきたんだ!なっ!」

そう言うと後ろから内田が頭をのぞかせた。
「こんにちわー」
「なーんだ、内田も来たのか。えーと、123・・・6!おーぃハルカー。今日は夕飯6人分たのむよー。」
「あら、そんなに?それじゃあちょっと買い出しに行ってくるわ。」
「あ、じゃあオレ・・・じゃなくて私も一緒に買い物行きます!!」
「じゃあマコちゃんにも着いて来てもらおうかしら。^^」

そういってハルカとマコちゃんは買い出しに出かけた。
いつもなら真っ先に手伝う千秋はと言うと、まだ藤岡の腕の中で幸せそうに目を細めていた。

「マコちゃんは確かカナの後輩なのよねー。」
「は、はぃ!」
「カナとはどういう風に友達になったの?」
「・・・ぇ?」
「いゃ、あのこ部活もしてないでしょ?だからいったいどうやって知り合ったのかなーって。」
「えぇ~っと、それはー・・・」

いきなりの質問に考え込むマコちゃん。
確かに部活もバイトもしていないのに、先輩と仲良くなる理由なんてそうそう見つからない。

「か・・・カナさんは、私を・・た、助けてくれたんです!」
「マコちゃんを助けたって・・・何から?」
「それは・・・そう!悪いやつです!誘拐とか!」
「まぁ!怖いわねー、きっとマコちゃん可愛いから誘拐されそうになったんだわ!」
「はぃ!」

そんな話をしている内に、二人はスーパーへたどり着いた。

287:この野郎
07/12/13 23:32:14 Y63Rllma
「今日の夕飯は何を作ってたんですか?」
「今日はお魚を焼こうと思ってたんだけど、4切れしか無かったのよねー。」
「魚ですね!えーっと・・・あっ!ハルカさん、丁度2切れ入りが売ってますよ!」
「う~ん・・・なーんか今日はまだ増える様な気がするのよねぇ・・・・」
「えっ?・・・そ、そうですね!じゃあカレーなんてどうですか?」
「そうね、今日はカレーにしましょう☆」

そう言ってカレーの材料を買い二人は来た道を戻った。

「マコちゃん、こっち来て。」
「はぃ?何ですか?」
「またマコちゃんが誘拐されそうにならないように、手をつないで帰りましょ。」
「は、はぃ!!」

帰り道、歌を口ずさみながら帰るハルカ。
その横でマコちゃんは心臓の音が聞こえているんじゃないかと思うほどドキドキしていた。
しばらくして落ち着いてきたマコちゃんがある事に気づいた。

「あれ?ハルカさん、手が・・・」
「あー・・これはねぇ、どうしても洗い物とか家事をしてるとね、手がカサカサになっちゃうのよ。」
「そうなんですか・・・あっ!じゃあ今日からいっぱいお手伝いします!」
「ありがと。マコちゃんは優しいのね。」
「もちろんです!男は優しくなくちゃ!!」
「あら、マコちゃんは女じゃない。フフフ、変なマコちゃん。」
「あ!・・アハッ・・・アハハハハ。」

マコちゃんはハルカと二人きりで嬉しい反面、いつかばれそうでソワソワしていた。


288:この野郎
07/12/13 23:58:58 Y63Rllma
家に着くとハルカはマコちゃんを部屋に呼んだ。

「どうしたんですか?」
「えーっと・・・確かココに・・・あっ、あった!はぃ、これマコちゃんにあげる。」
「これは・・・髪止めですか?」
「うん、マコちゃんいつも同じの使ってるから、良かったら使ってね。」
「はぃ!一生大切にします!」
「マコちゃんったら大げさね。w」

早速使おうと慣れない手つきでハルカに貰った髪止めをつけるマコちゃん。

「出来た!ハルカさん見てくだs・・・わぁぁっ!!」
「ど・・どうしたのマコちゃん?」
「えっと、あの、ハルカさん服は・・・?」
「ん?今からお料理するから着替えてるんだけど?」

髪止めをつけて振り返ったマコちゃんの前には下着姿のハルカがいた。
しかもブラジャーのホックを外し脱ぎ始めた。

「えぇっ!!下着まで脱ぐんですか?!」
「う~ん、ブラって体中を締め付けられる様な気がしてあんまり好きじゃないのよねぇ。」
「えと、でも今日は男の子も来てるし・・その・・・」
「あっ!そう言えばそうね、すっかり忘れてたわ。マコちゃん、悪いんだけどホック止めてくれる?」
「えぇぇ!!?・・・わ、わかりました!」

マコちゃんはそう言ってすぐに終わらせようと急いで取りかかった。
しかしうまくハマらない・・・と言うよりどうしたらいいか分からなかった。

「えっと、こうじゃないし・・・こうでもない・・・」
「??あっ、そう言えばマコちゃんはブラまだだったね。」
「はぃ、ごめんなさい・・。」
「誰だって最初は難しいから仕方ないょ。よし!丁度いい機会だし練習しましょう!」

そう言ってハルカはブラジャーを外した。
マコちゃんは先日、うっかり着替えをしていた女子の事を思いだしていた。
・・・ぜんぜん違う、大人の女の人は凄い。
気づくと、マコちゃんはボーっとハルカの胸を見つめていた。

289:この野郎
07/12/14 00:02:14 Y63Rllma
ずっと人大杉って・・w


290:名無しさん@ピンキー
07/12/14 00:58:21 bOnjntLc
2ちゃんブラウザ使うべし

291:名無しさん@ピンキー
07/12/14 01:32:01 qXQBXhR7
ワフルワフル

292:名無しさん@ピンキー
07/12/14 02:16:30 MjTfhFny
今度はマコちゃんの「経験値」が・・・

293:この野郎
07/12/14 03:06:57 75SS2ppt
「あのー・・・そんなにじっと見られたら恥ずかしいんだけど・・。」
「あ・・ぁぁ!ごめんなさい!」
「うんぅん、平気だから!さぁ、はじめましょう。」

この日のハルカの下着はホックが3個ついていて、
止める場所は3段階調節できるようになっている為9個。
まっすぐ3個止めればいい簡単なものだった。
部屋に置いてあった人形を使って練習開始。
しかしマコちゃんは緊張で手が震えうまく止める事が出来なかった。

「あ・・あれ?こんなはずじゃ・・・」
「落ち着いてやれば簡単よ。・・ほらこうして・・。」

そう言いながらハルカはマコちゃんの後ろから覆いかぶさるように止め方を教えた。
マコちゃんの背中にはハルカの柔らかい胸が二つ・・・
密着する力が強くなるにつれ、マコちゃんの背中全てを包み込むように胸が押しつぶされた。
あまりの恥ずかしさに、マコちゃんは慌てて離れた。

「あ、あの!もう分かったんで大丈夫です!アハハハッ」
「・・・・・・・?」

自分の顔をじっと見て何も言わないハルカを見て、
怒らせた?嫌われた?と焦りだすマコちゃん。

「あの・・その・・・」
「・・・・・あなた確か・・マコト君?」

294:この野郎
07/12/14 03:34:23 75SS2ppt
さっきまで頭に上っていた血が、一気に引いていった。
何が起こったかさっぱり分からないマコトの足元にはさっき自分で止めたピンが落ちていた。
おそらく勢いよく離れた際に落ちたのだろう。
「・・・マ・マコトは・・・お、弟なんです!」

無理のある言い訳、マコちゃんは怒られて追い出される覚悟をした。

「・・・・・そっくりねー。」
「え?」
「弟さんにソックリ!」
「は、はぃ!良く言われます!」

とっさの言い訳・・ハルカだから通用したといっても良いほど無理はあったがマコちゃんは生き延びた。
マコちゃんがホッと一息ついた頃、玄関から声が聞こえた。

「こんにちわー。」
「なんだ?トウマまで来たのか?飯が食いたいならハルカに言っておいで。」
「わかった。」

カナにそう言われハルカの部屋に行くトウマ。
そこにはパンツしか身に付けていないハルカと髪が戻っているマコちゃんがいた。

「あのー、晩御飯およばれになr・・・なっ!えぇ?!!」
「あら、トウマいらっしゃい。」
「おまえ、その髪型だとマコt」
「わー!!わーーー!!!ちょっ!トウマこっち!」

その後10分ほどカーテンの中で経緯を話すマコちゃん。
トウマは、
「お前、本当に大変だな。」
と言い残しカーテンの中を去った。

295:名無しさん@ピンキー
07/12/14 11:47:26 69P7ydpg
胸もそうだが手を繋ぐとかマコちゃん大役得だな!
だが俺はこの
>いつもなら真っ先に手伝う千秋はと言うと、まだ藤岡の腕の中で幸せそうに目を細めていた。
気紛れぬこがデレた様な千秋のこの感じに溶けた…

296:この野郎
07/12/14 17:20:33 75SS2ppt
カーテンから出てきたトウマを見てハルカがある事に気づいた。

「あら?トウマ、あなたびしょ濡れじゃない?」
「ん?あぁ、急に雨が降ってきて災難だったよ。」

ハルカが外を見ると、雨が更に勢いを増して降っていた。
天気予報は晴れ。買い物に行った時も寒いながら日は照ってていた。
藤岡・マコちゃん・内田・トウマは傘なんて待ってるわけもなく、途方に暮れていた。

「困ったわねぇ・・・うちは傘が3本しかないから皆の分は足りないし・・・」
「ハルカ姉様、それなら藤岡達には泊まってもらいましょう。」
「そうね、皆お家に電話して止まっていく?・・・それにしても本当に千秋は藤岡君がお気に入りなのね。w」

それぞれ家に電話して止まる事になったが、藤岡だけは迷っていた。
そりゃ好きな女の子の家に泊まるのだから、戸惑うのは当たり前だ。

「あの、やっぱりオレ帰るよ。家も近いしさ。」
「え・・ちょっと・・・藤岡!こんな雨の中帰ったら風邪とかひいちゃうだろ、泊って行けば良いよ!」

慌てて藤岡を引きとめる千秋。
しかし藤岡は大丈夫と言って玄関の方へ向かっていく。
千秋は最後の手段とカナに頼る事にした。

「おい、バカ野・・・カナ!大変だ!藤岡を引き留めろ!早く!急いで!!藤岡、風邪とか・・・」
「えー、別に良いんじゃないか?家もそんなに広くないんだし。風邪ひかない様に傘は私のを貸してやるよ。」
「・・ぐすっ・・うぅ・・・」
「わっ、お前何泣いてるんだよ。分かった分かった一応話はして来てやるよ。」

そう言ってカナはとりあえず玄関に向かった。

「おーぃ、藤岡。帰るのか?」
「あっ、南。うん、そうするよ。」
「お前、そんなに私の家にいるのがいやなのか?それとも私が嫌いなのか?」
「えっ?!いや、そんな訳ないだろ!」
「じゃあ泊って行けよ。」
「あぁ・・・そっか。じゃあ・・・」

そんなやり取りをコッソリ見ていた千秋は、
自分が必死に泣きそうになりながら止めても帰ると言った藤岡が、
カナがアレだけの言葉で、引きとめる事が出来たのが納得いかなかった。
一仕事終えた顔でカナが千秋の元にやってきた。

「千秋、藤岡はうちに泊まっていく事になった。私のおかげでだ。」
「う・・・ぐぅ・・・」
「とりあえずこれからは私をハルカのように『カナ姉様』と呼ぶんだ。」
「・・・・・・」
「ほーら、千秋呼んでごらん。せーの、カナ姉s」
「うるさいよバカ野郎!!!」

297:この野郎
07/12/14 17:56:17 75SS2ppt
藤岡が帰らないとなると、千秋の調子もいつも通りに戻った。

「あのー・・びしょびしょになっちゃったんで先にお風呂良いですか?」
「あぁっ、そう言えばトウマ濡れてたんだったわね。先に入っておいで。」
「よしっ!じゃあトウマ、俺と一緒にサッカーの話でもしながら入るか。」

一同『えっ?』

そう言えば藤岡はトウマを男と思っていたのだった。
別に隠していなければならない訳では無いが、今後もサッカー等、自然に男同士として遊びたいトウマ・・・
慌てふためくトウマはとっさにカナに助けを求めた。

「お・・ぉぃ、カナ何とかしてくれ!」
「なんとかって言ってもねぇ・・・もうばらしちゃえば?」
「そこをなんとか!・・・そうだ!今度駅前の角のあの店のプリン買ってくるよ!」
「分かった、それで手をうとう。」
「た、たすかるよ。ありがとう。」

「おぃ、藤岡。私も一緒に入るよ。」
「ぅん、わかっ・・・えぇ?!!」
「ちょっ!カナ!お前、なんでそうなるんだよ!」
「安心しろトウマ、要するにお前が女とバレない様に、私がサポートすればいいんだろ?」
「ぃゃ、でもそれじゃあ今度は藤岡が困るだろっ!」
「え?・・・藤岡は私と風呂に入りたくないのか?」
「えぇーっと・・う~ん、わかった!入るよ!入ります!」

そう言って脱衣所に向かう三人。
この意味がよく分からない話には、流石に千秋も呆れて口をはさむ気にならなかった。

「じゃあ残った私たちも3人で入るか。」
「えっ?」

内田とマコちゃんは、千秋がマコちゃんを女と思っている事を思い出した。

「えっと、あっ!あの!!」
「どうした内田?そんなに慌てて?」
「いや、それじゃあハルカさんが一人になっちゃうから、千秋はハルカさんと入ればいいんじゃない?」
「マコちゃん・・・さすが中学生、いい事言うな。それじゃあそうさせてもらうよ。」

間一髪正体がバレずに済んだマコちゃん。
これにより、

1組 藤岡・トウマ・カナ
2組 内田・マコちゃん
3組 千秋・ハルカ

でお風呂に入る事になった。





内田『・・・あれ?』

298:名無しさん@ピンキー
07/12/14 18:26:06 k+M96sgT
ヒャーハー!まったく風呂場は戦場だぜ!

299:名無しさん@ピンキー
07/12/14 18:42:08 qXQBXhR7
内田www

300:名無しさん@ピンキー
07/12/14 18:49:47 7QDxHnJf
内田涙目www

301:名無しさん@ピンキー
07/12/14 18:52:19 bOnjntLc
カナが孔明すぎる

302:名無しさん@ピンキー
07/12/14 19:21:10 fNY9xq9w
内田吹いたwwwww

303:名無しさん@ピンキー
07/12/14 19:49:58 p5wIoPhE
なんか漫画版の舞乙HiME思い出した!ニナ&マシロきゅんみたいな☆

304:この野郎
07/12/14 21:09:07 75SS2ppt
何か大きな失敗をしたような気がする内田・・・
そのころ第一組がお風呂に入ろうとしていた。

「よし、じゃあ先に湯船に入るから藤岡は少し脱衣所の外で待っててくれ。」
「分かった、おーぃトウマ俺達は後だぞ。」
「いや、トウマは濡れてるし先に入っててもらおう。」

そう言って先にカナとトウマがお風呂に入った。
万全を期すため、お湯の中が見えないようにお風呂には乳白色の入浴剤を投入、
作戦が失敗してもプリンがもらえるが、無事に成功した時はプリン2個を約束されているカナはいつになく真剣だ。

まずトウマには藤岡が入る前に、頭や体を洗い後は湯につかるだけの状態にさせる。
つまり藤岡が来た時には首まで湯につかっていると言う万全の態勢だ。

「南?・・・もう入って大丈夫かな?」
「えーっと・・・(トウマ、大丈夫か?)」
「(OK!)」
「よーし、藤岡入っていいぞー。」

その言葉を聞いて藤岡が脱衣所の扉をあけた。
そこには服も下着も脱いだカナが立っていた。

「おじゃまs・・・・え?!ご・・ごめんなさい!!」
「??? どうしたんだよ?もうトウマは入ってるし大丈夫だぞ?」
「ばっ・!!カナ、お前も入んなきゃ藤岡が入れないだろ!」
「え?あぁっ!悪い、藤岡。今度こそ大丈夫だ。」
「そ・・それじゃあ・・・お邪魔します。」
「洗濯物はかごに入れてくれれば洗っておくから。ハルカが。」

そう言われカゴの中を見ると、一番上に下着が脱ぎ捨てられていた。
お風呂に入った順番を考えると間違いなくカナの物だ。
藤岡はさっき見たカナの裸・脱ぎ捨てられた下着を見て、つい大きくしてしまう。

「(だめだ・・こんな状態じゃタオルを巻いても目立ちすぎて風呂になんて入れない・・・)」

そう思い、藤岡は自分の太もものあたりを思いっきり殴り、気持ちを落ち着かせた。

305:この野郎
07/12/14 21:22:17 75SS2ppt
しばらくして藤岡が足を引きずりながら入ってきた。

「藤岡?お前けがしてたっけ?」
「えっと・・サッカーでちょっとね・・・」
「ふーん、とりあえず湯につかりなよ。」

南家のお風呂は、子供なら2人は余裕なのだが3人は少しキツイ。
しかし、この作戦において、藤岡とトウマを近づけることは最も危険・・・
その結果、重なるように藤岡が左端、それに寄り掛かるカナ、さらにそれに寄り掛かるトウマ。
藤岡の正面にはカナの背中がぴったりひっついていた。

「風呂は良いなぁ~。気持ちが安らぐよ。な?」
「お・・おぉ!常識だよ!」
「・・・・・・」
「藤岡もそうだろ?」
「・・・・・・え?」
「なんだお前、私の言ったこと聞いてなかったのか?」

この時、藤岡はカナの長い髪、柔らかい肌、お湯から少し見える胸の谷間・・・
そんなものは一切見ず、ひたすら田舎のおばあちゃんの事を考え、気を落ち着かせていた。

306:この野郎
07/12/14 21:53:41 75SS2ppt
「さて、それじゃあそろそろお風呂出ようかな・・・」

トウマのこの一言でカナの顔がさらに真剣になる。
一番の山場、どうしてもトウマの裸が見えてしまう瞬間。
下はタオルで隠せるが、胸だけはどうしようもない。男が胸を隠すのはおかしすぎるからだ。
しかしトウマにはパッと見ただけで、女と分かるくらいの胸があった。

『ザバーッ!!』

トウマが立ち上がった・・・と同時にカナも立ちあがる。
確かにカナのおしりで藤岡にはトウマは見えなかった。
更に振り返るカナ、

「藤岡っ!私を見ろ!!」
「ぇぇっ?!!ちょっ・・・南?!」

慌てて立ち上がった藤岡は恥ずかしさの余り目線をそらした。
しかしその方向にはトウマがいた。カナはとっさに藤岡に抱きつき、
トウマのいる側の肩に自分の頭を置いて、藤岡にトウマが見えない様にした。
そして、その間にトウマはそそくさと出ていった。

「(ふぅ・・・これでプリン2つは私の物だ・・・)」
「あ・・あの・・南?」
「ん?どうかしたか藤岡?」

好きな女の子に裸で抱きつかれ、どうかしない男なんてこの世にいるのだろうか?
カナの顔が自分の顔の横に、胸は藤岡の胸元に押し付けられ、柔らかい太ももは少し動くたびに藤岡の股の間を刺激していた。
藤岡の顔がいつもには無い真剣な表情になった。
さすがのカナも異変に気づき、少し距離を置いた。

「ぉ・・・落ち着け藤岡、なっ。」
「南!!」
「は・・・はぃっ・・!!」
「おれ、もう我慢できないかも・・・」
「へっ・・我慢?」

慌てて立ちあがった藤岡の腰にはタオルは無く、
大きくなったモノを見たカナは、経験がなくともどういう意味か理解した。
しかし、この先どうしたらいいかが分からない。

「いやぁ・・私こう言うときどうしたらいいか分からないから・・・」
「手で・・・少しこすってくれれば・・・それでいいから。」
「そ・・それなら自分の手で・・・・」
「南の手でして欲しいんだ!今はそれ以上のことは望まないから!たのむっ!!」

しばらく考え込むカナ。
そして、そのやり取りを脱衣所で聞いているトウマに向かってカナが言った。



「おい!トウマ!!プリン3個だからなっ!!」

「わ・・・わかった!」

307:この野郎
07/12/14 21:55:52 75SS2ppt
ちと、野暮用を・・・ノシ

308:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:21:24 p5wIoPhE
タラララッタラ~♪

藤岡のスティック~~!

309:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:22:21 T2Z03+/z
ちょッッッ( ´д`)

GJだよ!!

続きワクワクだよ!!

310:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:28:51 M4yfmSbJ
わ~お、登場人物がみんなすごくかわいいw
キャラをきちんと掴んでますね。

ところで、エロ無しなんですがアキラ×トウマとか投下していいでしょうか?

311:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:30:39 WPkorNgl
まだ第一陣なのに、なんというテンション!
祭じゃぁー!!

312:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:31:48 Vnbiwodl
田舎のおばあちゃんも力及ばず

313:名無しさん@ピンキー
07/12/14 22:40:06 7QDxHnJf
そして湯船に落ちた藤岡精子で後から風呂に入った全員妊娠

314:名無しさん@ピンキー
07/12/14 23:47:15 bOnjntLc
俺なら
「足で・・・少しこすってくれれば・・・それでいいから!」

315:名無しさん@ピンキー
07/12/14 23:48:07 hVEWaHf6
>>307
俺の分まで頑張って下さい。

316:この野郎
07/12/14 23:53:22 75SS2ppt
ただいまですorz
見てくれている人のためにもチマチマ投稿しますノ

317:名無しさん@ピンキー
07/12/15 00:05:11 sxN1A+PC
藤カナSSの更新が止まっててしょぼーん

318:名無しさん@ピンキー
07/12/15 00:05:42 zGQ51jN7
>>316
投下いつごろになりますか?

319:名無しさん@ピンキー
07/12/15 00:07:09 zGQ51jN7
>>317
仏切りの件ならすまん…

320:この野郎
07/12/15 00:12:00 hfw0yscL
藤岡を立たせ、カナは藤岡の前にしゃがみこんだ。
しかし「こすってくれれば」の意味がよく分からない。
カナは試しに、昔の人が棒を回して火をつける様に、両手でこすってみた。

「こ・・・こうか?」
「えっと・・それも気持ちいんだけど、こうして・・」

そう言って藤岡はカナの右手を持ち、マイクを握るように持たせた。

「これで動かしてみて・・。」
「これでいいのか・・?」

カナの動かし方はぎこちなく少し左右に振ってみたりゆっくり擦ったり、でも藤岡にはこれくらいが丁度よかった。
もしカナがこれ以上うまくすると、今にもイキそうだった。

「藤岡、なんか・・・くちゅくちゅいってるぞ。大丈夫か?」
「そんな・・聞こえないけど・・・うぅっ・・・」
「いや、さっきから手もネトネトするんだ。なんだこれ?」

そう言ってカナは右手を離して自分の手を見ている。
一時の休息。少しでも長くこの快楽を楽しみたい藤岡にとってはありがたかった。
しかし目の前には、裸のカナが足もとにしゃがみ自分の出した汁をじっと見ている。
藤岡の高ぶる気持は行動をエスカレートさせる。
最初は手だけで十分だった・・・しかし今はずっとカナの口元が気になる。
カナ少し唇を舐めるだけでも色んな想像をしてしまう。

「(あの口でされたらどんなに気持ちいか・・・)」

今後同じような事があるだろうか・・・
そう思う気持ちか藤岡を後押しした。




321:この野郎
07/12/15 00:26:04 hfw0yscL
「南、あのさ・・・」
「ん?あ、悪い悪い。続けるよ。」
「えっと・・そうなんだけど・・その・・口で・・・」
「口で?口じゃ擦れないだろ?」
「いや、その・・・く・・くわ・・・」
「藤岡、お前なぁ・・はっきり言わないと分からないだろ?それでも番長か?」

「く・・咥えてくれ!!」
「・・・え?」
「ダメ・・・かな・・?」

風呂場内をいやな空気が包む。藤岡は後悔した・・・
もし断られたらこのまま終わる事もあり得るからだ。
カナはずっと何かを考えている。

「あの・・・南・・?」
「5個だ。」
「え?」
「藤岡、駅前の角のあの店のプリン5個だ!」
「プリン・・?あっ!分かった!5個でも10個でも好きなだけ!」
「どうやら交渉は成立だな。・・・で、どうするんだ?」

藤岡は特別プリンが好きなわけではないのだが、
この日を境にプリンの事が大好きになった。


322:この野郎
07/12/15 01:12:48 hfw0yscL
「それじゃあ・・少し舌を出してみて。」
「ほぉーか?(こうか?)」
「そのまま口の中に入れてみて・・」
「んっ・・・」

カナの舌が藤岡の性器の裏側を刺激する。
口いっぱいに入っているカナは喋る事が出来ず、これで大丈夫なのか藤岡に目でうったえる。
藤岡にはその姿が愛らしくて仕方がなかった。大好きなカナが口でくわえて上目遣い・・・
正直動かなくてもこのままイッてしまいそうだった。

「じゃぁ・・一度口から出して。」
「んんっ・・・ぷはぁ・・これ顎が痛くなりそうだな。」
「アハハ、ごめん。でも南の口の中、柔らかくてすごく気持ちいいよ。」
「そうか・・・//// まぁ私もプリンのためだしな!頑張ってみるよ。」
「ありがとう、じゃぁもう一度・・」
「・・・藤岡。」
「ん?」
「なんだ・・その、せっかくここまできたんだ、私はお前に最高に気持ち良くなってもらいたい。」
「うん。」
「だから・・どうしたらもっと気持ち良くなるのか教えてくれ。少しばかしなら無理したって平気だ。」
「わかった。ありがとう・・・カナ。」

「・・み・・みんなの前では南って呼べよ。////」

藤岡はさっきと同じようにカナに舌を少し出させ咥えさせた。
さっきと違い、今度はカナの頭を押さえ軽く腰を振った。
時々カナは喉に当たるものにむせそうになりながらも、両手をグッと握り我慢した。

「カ・・カナ・・・大丈夫・・?」
「んっ・・んーっ・・・」

カナは軽く頭を縦に振った。

「カナ・・・もう俺・・・」
「んっ・・・ん???(俺もう何なんだ?)」
「い・・イキそう・・・」
「????」

カナは藤岡のイキそうの意味が分からなかった。
どこに?いつ行くのか?なぜ今?
いろんな疑問が頭に浮かび、いったん口から離すことにした。

「イ・・・イクっ!!!」
「ぷはぁっ!・・・おい藤岡、さっきから何所に行くんだよ?」

それと同時に藤岡は達した。


323:この野郎
07/12/15 01:13:49 hfw0yscL
「それじゃあ・・少し舌を出してみて。」
「ほぉーか?(こうか?)」
「そのまま口の中に入れてみて・・」
「んっ・・・」

カナの舌が藤岡の性器の裏側を刺激する。
口いっぱいに入っているカナは喋る事が出来ず、これで大丈夫なのか藤岡に目でうったえる。
藤岡にはその姿が愛らしくて仕方がなかった。大好きなカナが口でくわえて上目遣い・・・
正直動かなくてもこのままイッてしまいそうだった。

「じゃぁ・・一度口から出して。」
「んんっ・・・ぷはぁ・・これ顎が痛くなりそうだな。」
「アハハ、ごめん。でも南の口の中、柔らかくてすごく気持ちいいよ。」
「そうか・・・//// まぁ私もプリンのためだしな!頑張ってみるよ。」
「ありがとう、じゃぁもう一度・・」
「・・・藤岡。」
「ん?」
「なんだ・・その、せっかくここまできたんだ、私はお前に最高に気持ち良くなってもらいたい。」
「うん。」
「だから・・どうしたらもっと気持ち良くなるのか教えてくれ。少しばかしなら無理したって平気だ。」
「わかった。ありがとう・・・カナ。」

「・・み・・みんなの前では南って呼べよ。////」

藤岡はさっきと同じようにカナに舌を少し出させ咥えさせた。
さっきと違い、今度はカナの頭を押さえ軽く腰を振った。
時々カナは喉に当たるものにむせそうになりながらも、両手をグッと握り我慢した。

「カ・・カナ・・・大丈夫・・?」
「んっ・・んーっ・・・」

カナは軽く頭を縦に振った。

「カナ・・・もう俺・・・」
「んっ・・・ん???(俺もう何なんだ?)」
「い・・イキそう・・・」
「????」

カナは藤岡のイキそうの意味が分からなかった。
どこに?いつ行くのか?なぜ今?
いろんな疑問が頭に浮かび、いったん口から離すことにした。

「イ・・・イクっ!!!」
「ぷはぁっ!・・・おい藤岡、さっきから何所に行くんだよ?」

それと同時に藤岡は達した。

324:>>271続き
07/12/15 01:15:33 zGQ51jN7
放課後。

授業が終わってすかさず帰る奴もいれば、教室で勉強したり談笑したりする奴もいる。
俺はコートを着て帰宅モードになった。だがまだ帰らない。
後ろを振り返り南を窺う。外をみで頬杖をついている。帰る準備はしてあるみたいだけど、まだ帰らないのかな?
本当なら今すぐにでも話しかけたいけど、また冷たくあしらわれるかと思うと躊躇ってしまった。

教室からは徐々に人がいなくなる。南はまだ帰っていないようだ。
俺は再び振り返る。
「「!!!」」
し、しまった!目があってしまった。俺は慌てて前を向く。気まずいな、かなり

がたん


南が立ち上がった。足音がこちらに近づいてくる。や、やばい。心臓がやばい。
南が俺の隣に仁王立ちになる。

325:この野郎
07/12/15 01:16:18 hfw0yscL
重複ごめん・・・

実は長すぎて2分したんだけど、誤って後半消してしまったらしいorz



326:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:16:58 zGQ51jN7
放課後になってしまった。

授業が終わってすかさず帰る奴もいれば、教室で勉強したり談笑したりする奴もいる。
私は授業が終わる前から帰宅準備をしていたからいつでも家路につける状況だ。
前方にいる藤岡もコートを着て、しかし未だに帰ろうとしない。
本当なら今すぐにでも話しかけたいが、冷たくしてしまったこともあり、気が引ける。

ふと窓の外を見る。曇りだ。私の心もどんよりしていた。
昨日みたいに素直になれたなら、どんなに晴れ晴れとした気持ちになるだろうか。
はぁ。灰色の景色を見てもますます心が曇るだけだ。やめやめ。

「「!」」

や、やばっ!藤岡と目があった!な、なんでこっち見てるんだよ!あ、ぁああっ!頭に血が上るぅっ!
お、落ち着けよ私!って、もっと熱くなってきたぁぁぁあああっっっ!


ぷつん。


私の中で何かが切れた。

327:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:26:45 zGQ51jN7
ガシッ

「え?」
南は俺の腕を鷲掴みした。
「来い。」
「え、…え?」
南はそう言うと、俺を引っ張りだした。
「み、南!」
南はすごい形相で睨みつけてきた。
「黙ってついてこい!」
「はい!」
従順な俺は以下略。

どこに連れていかれるかとおもったら、そこは…男子トイレ?
南は躊躇うことなく突入する。幸いにも周りに人はいなかった。って、そういう問題じゃ!

がちゃん。

南は個室に俺を連れて、しかも鍵まで閉めた。そこで漸く手を離してくれた。
「み、南?どうしたん…むぐ」


不意打ちだ。南は俺の唇に自分のそれを押しつけてきた。

328:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:27:41 +LhvutmQ
             //.:.:.:.:.:.:/.:./:.:./!.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.l:.:.:丶:.\:.\
              /.:./  /  / ./ ...l.|.......    | ! ヽ ヽ. ヽ.:.:ヽ
            /.:./  l ....:.: |.:.|:.:.:.:.:|:|.:.:.:.:.:.:.:.:.: |.:.|:.... l  l   V:ハ
           iィ:/ ..:.: |:.:.:.:.:.|:.:|.:.:.l.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:|:.:.:.:|.:.:.|:.:.. Vヽl
           ,ィ=77...:.:. !:.:!:!.:.:.ハ:ハ:.:.|:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.::/|:.ハ.:.:,ハ:.:.|.:.:.:.:...Vミ!__       ト、            r‐ォ
        /.:.:.:.{/.:.:.:.:.:|:.:|:|:.:.:| ̄「 Ⅵ::..:.:l:.:.:.:.:.::/´}厂|:/`|:.:|.:.:.:.:.:.:.V|:....ヽ     ヽ.) ◎         | |
        /..:.:.:./:/.:.:.:.:.l:.:N Ⅵ   Ⅵ::..:.l:.:.:.:::/ /′ l′ }/|.:.:.:.:.:.:.:|ハ:.:∧   ,、   ト  i、  r―‐-、  l !
        ,′.:.:/:/:.:.:.:.:.:ハ:.! ,>=ミ、ヽト、::...:::/ァ=,z=<、ノ' |:.:}.:.:.:.:l:ト、:ヽ:.∧  {_{ r、_} ) } )  ´ ̄`) )  ,ニ.
         l/.:.:.:|:/|.:.:.:.:.:.:.::ト{/ ,イ7心ヽ ヽ\/ イ ,イ7心ヾv }:リ.:.:.:. l:|ハ:.::.:.∧   `¨¨  ´      ̄   ー'
        /.:.:::/|' V.:.:.:.:.{:.|ヾr‐廴zツ        廴zツ-く//.:.:.:.:. l:|  V:.:.:.:.ト、
      /.:.:.::/  |.:.:.:.:ト:ヽ `¨´ ̄          ̄`¨ー'/イ.:.:.:.|:.:.:リ  ∨:.:. l:.ヽ
     / .:.:.:/     l.:.:.:.:.:|.::\////    ,   ////  |.:.:.::;!.:/    |::.:.: ト、:.\
   //.:.:.:.:/      Ⅵ:.:::l:.::{                 /!:.:::/:/     l:::. ∧ ヽ:.ヽ.
 /:./.:.:.:.:::.{      V:. ::l::::ト、       ,、         / j:.::/}′     |:::l:.:∧ \:ヽ.
/.:/′.:.::::,i′       ヽ::.::、:∨\     ーく_ >ー     . く }::/          |:::l.:.:.:.ヽ  ヽ:
:/ /:.:.:.:.:.::/l  ,ィ弋弋¨¨¨ \:ヽ{  ` i  .      . イ}    ノ'ー--  .. .__  |:::|::..:.:.ハ
' /.:.:.:.:.:::/::|/⌒ヽヽ:ヽ   \     ト、 ` ― ´ / |         /:./`ヽ |:::|:::.:.:.:.|


329:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:27:52 zGQ51jN7
俺はそれを受け入れる。というかそれ以外に為すすべがなかった。
南は貪るようにキスをしてくる。南のペースに流されてしまう。このままではいけない。俺は南を無理やり押し返す。
唇が離れた時のイヤらしい音、唇を繋ぐ唾液の橋。俺にとっては初めてなことだれけで、俺を狂わせようとする。
だが、俺の理性は強かった。
「み、南、落ち着け!」
むしろ俺がだな。
南は物足りなさと、そして、なんとなくだけど謝意を表情~かお~に表す。
「南、いきなりどうしたんだ。」
「…だから」
「え…?」
南が何かを呟いた。
「好きだから、藤岡が、好きだから!」
そう言うと、南は俺に縋った。俺は条件反射的に南を抱きしめた。
「好きだよ。藤岡。」
南は急に穏やかになった。飼い慣らしたペットのように、俺の胴に頬ずりを絶え間無く繰り返す。

俺は、南のその行為から悟った。
やっぱり姉妹だな、と。

ふと、南の動きが止まる。南は俺を見上げた。
「なんか言ったか?」


330:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:40:44 zGQ51jN7
ここまでっす

331:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:51:55 SVGF/vnK
ニヤニヤが止まらない

332:名無しさん@ピンキー
07/12/15 01:52:17 JcNUQbrW
両巨匠に感謝
ありがとうございます。

333:この野郎
07/12/15 02:29:16 hfw0yscL
>>323の続きですorz


カナが口から出すのと、ほぼ同時にイッた藤岡の精液はカナを直撃した。

「うわ・・・ゲホッ・・な・・なんだコレ!!目にまで・・・べとべとする・・」
「ご・・・ごめん!大丈夫?!」

藤岡は我に返り、慌ててカナの方を見た。
少し口に入ったのか、精液がカナ口の端から垂れている。
口から出した後のものは、顔中にかかって目にまで入ったらしい。
片目を閉じながら、顔じゅうの精液を手でふき取っている姿に、
藤岡は不謹慎ながら少しドキドキした。

「ちょっと、お前見てないでシャワーつけろよ。」
「あっ・・ごめん。」

カナは体や頭を洗い終えた後、体が冷えたと言って再び湯船につかり、
藤岡が体を洗いだした時、カナが話し始めた。

「なぁ、藤岡。こういうのって、こう・・・キスとかの前にするものなのか?」
「それは・・・あの、南・・・ずっと謝ろうと思ってたんだけど・・・」
「ん?なんだ?・・・ってかカナでいいよ。」
「前に音楽に授業が変わったとき、カナが起きるまで待ってただろ?」
「うん。」
「実は寝てる間に俺・・・その、カナの寝顔が可愛くてキスしちゃったんだ。」
「知ってるよ。」
「え・・?!起きてたの?!」
「まぁな、藤岡がどんな風に言うのか、少しからかってみただけだ。」
「じゃ・・じゃあ俺達、付き合っ・・・」
「さぁーて、二組も待ってる事だしあがるか!」

そう言って先にお風呂を後にしたカナ。
藤岡は肝心なことは聞けなかったが、今日の所は大満足だった。
お風呂から出てきたカナに駆け寄るトウマ。

「カナ!お前どうしたんだよ!」
「え?な、なにが?」
「何がって、顔が赤信号みたいに真っ赤だぞ!!」

鏡を見ると確かに顔が真っ赤だ。
確かに風呂場でしたことはエッチな事だという事はカナにも分かっていた。
しかしそれ以上にカナの顔を赤くしたものは藤岡が最後に言った言葉だった。

「(藤岡のやつ・・・私が寝てる間にキスしてやがったのか・・・)」

そう、あの時カナは熟睡していたのだった。

334:この野郎
07/12/15 02:31:36 hfw0yscL
最近脱字が多くてごめんなさい。orz


335:名無しさん@ピンキー
07/12/15 02:37:09 e3UJhiYl
キスしちゃってたとは!!
いい改変だ
やはりカナは押されたら乙女であるべきだよな

あ、細かいんだけど・・・じゃなくて…のほういいと思うぜ

336:名無しさん@ピンキー
07/12/15 02:42:31 9VmIT1A3
wktk

337:名無しさん@ピンキー
07/12/15 03:07:38 U+NSItPn
順調に見事なまでに千秋様玉砕フラグ立ちに全俺が泣いた!(解かりきっていてもつらひぜ
しゃーないので俺が千秋を慰めてくるね・・・

338:名無しさん@ピンキー
07/12/15 03:15:10 jY5+aMj5
両先生ありがとう!!


精子が目に入って失明する事もあります、それに痛いですし相手に掛けるときは気を付けましょう。

339:名無しさん@ピンキー
07/12/15 11:55:39 d9hoj7x9
>この野郎
後半の「キスしちゃった」「知ってるよ」の部分
少し間を取るなり、カナの心の動揺を示す描写を入れるといいと思う。
たとえばこんなかんじとか

「実は寝てる間に俺・・・その、カナの寝顔が可愛くてキスしちゃったんだ。」
ポタン シャワーから落ちた水滴が湯船に波紋を広げる
「知ってるよ。」

孔明なカナでも言われた瞬間、顔には出さずとも驚きはするんじゃないカナ

340:名無しさん@ピンキー
07/12/15 12:26:28 geEns/Ze
>>339
蛇足じゃね?
直後のカナの顔真っ赤っぷりを際立たせるためにもあそこの描写は淡泊な方がいいと思う

341:名無しさん@ピンキー
07/12/15 12:44:04 zGQ51jN7
勉強になるなあ。大学で小説やってるから本当に学ばさせてもらってますよ。

342:名無しさん@ピンキー
07/12/15 13:04:11 4sr3rt23
>>337が藤岡千秋SSを書いて千秋を慰めるときいて飛んできますた

343:この野郎
07/12/15 15:05:44 hfw0yscL
いつもコメントや指摘ありがとうございますorz

今日も力の限りチマチマ書いて聞きます。

344:この野郎
07/12/15 15:31:07 hfw0yscL
お風呂から上がった第一組、
ハルカと千秋は夕食の準備をしているので、次は内田とマコちゃんが入る事になった。
明らかに様子のおかしい藤岡とカナ。
何があったのか内田はトウマに聞いてみる事にした。

「ねぇ、トウマ。あの二人どうしたの?」
「いゃ、それがー…」
トウマは風呂であった事を内田にコッソリ教えた。
「……ってな事があったんだよ。」
「うわぁぁ…中学生って大人なんだねー////」
「バカッ!オレ達だって後2年したら中学生なんだから、お前も気をつけろよ。」
「え?何を?」
「お前…これから誰と風呂に入るんだよ。」
「誰って、そりゃマコちゃ……あーーー!!!!」
「おい、内田!早く入っちゃおうぜ!」

ようやく事の重大さに気づいた内田は、助けを求めようとしたが
マコちゃんに手をひっぱられ脱衣所に連れていかれた。

「さぁーて!早くお風呂から出てハルカさんの作ったカレーを食べるぞー!」

そう言ってどんどん服を脱いでいくマコちゃん。

「ちょっ・・ちょっと!マコちゃん!マコちゃん!」
「ふんふん~♪カレー♪カレー♪」
「…マコちゃ……マコト君!!」
「カレー~♪…って、うわぁ!内田!その名で呼ぶな!ばれちゃうだろ!」
「…いいから、とりあえずパンツはいてよ・・////」

そう言われとりあえずパンツをはいたマコト。
内田はマコトにも分かりやすいように説明を始めた。

「マコちゃん、あなたは男でしょ?」
「ぃや、オレは女だよ。」
「…じゃあ鏡見て。」
「・・・・?」
そこには髪止めを取り、女物の服を脱ぎ、トランクスを履いた自分が立っていた。

「あ、今は男だ!!」
「そう、大正解。それじゃあ私は?」
「内田はずっと女だろう?」
「そうだね、だったらもう分かるでしょ?」
「…何が?」
「だから!・・その・・年頃の男と女が一緒にお風呂に入ると…それはそれは、おかしな事が起きちゃうかもしれないでしょ?」
「うーん、大丈夫だよ!おれ内田と入っても絶対そんな気おこさないから!」

そう言ってマコトはお風呂にはいった。

「な…なんかそれはそれで傷つくなぁ…はぁ……」

そう思いながら内田も服を脱ぎお風呂に入った。
残念ながら内田には、交替で入るという案は浮かばなかったようだ。

345:この野郎
07/12/15 16:06:42 hfw0yscL
内田も最初は戸惑っていたものの、ずっとカレーの歌を歌っているマコトに、
お風呂を出る前には、一緒に湯船につかる程安心しきっていた。
すると突然誠が内田に話しかけた。

「なぁ、内田。」
「ん?なぁに?」
「あのさ、オレ将来ハルカさんとお付き合いしようと思うんだ。」
「へぇー、そりゃ頑張ればいいんじゃない?」
「うん。それでさ、告白の練習をしたいんだ、だから内田がハルカさん役な。」
「えぇー、あの…私には断る権利はないの?」
「よし、それじゃあ早速始めよう!」

そう言うと、マコトは強引に告白の練習を始めた。
内田はため息をつきながらも、仕方ないので付き合う事にした。

「あの、ハルカさん!僕、前から大好きでした!お付き合いして下さい!」
「ごめんなさい。」
「……」
「………」
「えぇー…!内田!お前、練習のときくらい気持ち良く成功させてくれよ。」
「いや、でも私ハルカって名前でもないし上手く感情移入できないよ。」
「う~ん…名前……それもそうか。じゃぁもう一回だ!」
「はぁ…あと一回だけだよ。」

内田はそう言って、あと一回適当に終わらせてお風呂を上がろうと思った。

「内田!」
「ん?どうしたの?」
「オレ、内田の事が前から好きだったんだ!頼む!オレと付き合ってくれ!」
「…………」
微妙な間が空いた後、みるみる顔が赤くなった内田が返事をした。
「えっ…そ、そんな急に言われても…その…なんていうか…マコト君の事…嫌いとかじゃないけど、その…心の準備的なものが……////」
「??内田、そんな難しく言わなくても練習なんだから、ハイって言ってくれるだけでいいよ?」
「えっ?練習?…あっ!そうか!アハハ、ご…ごめん!」
「???変なやつ。じゃあもう一回な。」
「うん…。」

告白の練習をしているのはマコトなのに、なぜか内田の方が緊張していた。
一度深呼吸したマコトが、内田の目を見て真剣に告白の練習を再開した。

「オレ、内田の事が前から大好きだったんだ。オレと付き合ってくれ。たのむ!」
マコトの真剣な眼差しに、練習とは分かっていても内田は頬を赤くした。
そして内田も真剣にマコトの事を見つめ答えた。



「はぃ。私もマコト君の事が大好きです。」



346:この野郎
07/12/15 16:18:50 hfw0yscL
ちと野暮用です・・・orz

347:名無しさん@ピンキー
07/12/15 16:34:20 U+NSItPn
実にみなみけが好きな男に振り回される女の多い事…
もうこの歳でリトル保坂の風格が……

>>342
あと俺にSSを求めるなーバカ野郎ー!ロぉーロぉーロぉー

348:名無しさん@ピンキー
07/12/15 16:48:18 zGQ51jN7
>>347
来週頃にはきっとそこまで発展させてみせるさ

349:名無しさん@ピンキー
07/12/15 17:18:25 e3UJhiYl
デレ内田かわいすぎわらた

350:名無しさん@ピンキー
07/12/15 20:00:47 oDz24YfX
>>346
GJ
だが藤トウ√は消えたか・・残念だ
>>348
おい、酉をつけろよバカ野郎
アボン出来ないだろーが

351:名無しさん@ピンキー
07/12/15 21:08:57 JRhePWYq
そういえば、前スレでエロスと萌えを提供してくれた
Sトウマ×M藤岡の小説は完結したのかな?

352:名無しさん@ピンキー
07/12/15 22:52:39 3KYTPsqR
>>346
いいぞいいぞ
続きが気になる

文章的にケチ付けるとしたら
三点リーダはこれ……(二個セット)でそろえたほうがいいのと
////はあんまりよろしくないかと
後者は好みもあるけど

353:名無しさん@ピンキー
07/12/15 23:01:22 Sh75ym7R
////俺は好きだけどなぁ


354:この野郎
07/12/15 23:02:17 hfw0yscL
ただいま戻りました。
少しばかりチマチマ書かせていただきます。orz



355:名無しさん@ピンキー
07/12/15 23:25:26 O0Smd+Dg
///みたいなのは文というより絵に近い表現だからねぇ
「文」が読みたい人からは嫌われる手法だわな

ケータイ小説みたいだしね

356:この野郎
07/12/15 23:29:16 hfw0yscL
何とも言えない空気が二人を包む。
見つめあったまま10秒程過ぎた頃、マコトが口を開いた。

「あの、この後どうするの?」
「えぇ?そ、そりゃ……OKされたなら抱き合ったりするんじゃない?」
「へぇー、そうなのか。よしっ!」
「あっ……」

口は災いのもと。両手を広げるマコトを見て、内田はまずい事を言ったと思った。
しかし不思議な事に内田は、裸で抱き合う事に『恥ずかしい』と言う気持ちはあるが、嫌と言う気持ちはなかった。
それに、こんなに必死になっているマコトの期待を裏切る事も出来なかった。

「じゃぁ…少しだけなら……」
「あぁ!さぁ来い!」
「……」

そう言うと内田はマコトの肩をつかみ、肘を折り曲げ自分の体と密着しないようにひっついた。
もし体を密着させたりしたら、自分の心臓の音がマコトにまで聞こえてしまいそうで怖かったから……
恥ずかしくて顔が熱い…顔を見えなくするため、内田はマコトの胸に顔を当てた。

「マコト君の心臓、すごくドキドキしてる……。」
「えぇ?!そ、そりゃドキドキしてないと死んじゃうだろ!よし!じゃあいくぞ!」
そう言うとマコトはおもいっきり内田を抱きしめた。


『トクン……』


内田は自分の心臓のドキドキとは違う、心の奥の方で音がなった気がした。
「(胸が苦しい…マコト君に強く抱きしめられているから?)」
しかし息が苦しいわけではない。何とも言えない気持ちに内田が気づいた。


「(あぁ……私はマコト君の事、好きになってるのかも…)」

357:この野郎
07/12/16 00:29:20 LOUwFFjP
しばらくして内田はマコトの手から解放された。
どれくらいの時間抱き合っていたのだろうか…
マコトから体が離れても内田は気持ちが整理できないでいた。

「よーし!これで準備OK!後はハルカさんに告白するだけだ!」

内田は自分がドキドキしてる時に、そんな事を言うマコトに少し腹を立て、少し意地悪してみることにした。

「あの、マコト君。いつ告白するの?」
「う~ん…さすがに小学生と高校生は無理だろうからなぁ……オレが中学生になったらかな!」
「でも、マコト君が中学生になったらハルカさんは高校卒業して、大学に行くか仕事してるんじゃない?」
「えぇぇ?!じゃ…じゃあオレが高校卒業してかr……」
「その頃にはハルカさんも誰かと付き合ってるんじゃな?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「……ぷっ。」

それを聞いて固まるマコト。
内田はその姿がおかしくて吹き出しそうになるが、あまりにマコトが不憫で笑いをこらえた。

「そーねぇ、マコト君が失恋したら…私が付き合ってあげてもいいよ。」
「はぁ?!内田、お前何言ってn……んっ!!」

マコトが内田に文句を言おうとした瞬間、内田はその口を自分の口でふさぐ様にキスをした。

「ど、どう?少しは元気出た…?」
「元気って…お前何……」
「何ってキスの練習だよ?」
「えぇ…」
「そーね、じゃあ今度はキスの後の練習もしよっか…。」
「キスの後?」
「ぅん、お風呂入る前にカナちゃん達がしてた事、トウマに教えてもらったんだ。」

そう言い残し内田はお風呂を後にした。
お風呂を入る時とは立場が逆転し、風呂場にはマコトがボーっと立ちすくんでいた。


358:この野郎
07/12/16 00:33:02 LOUwFFjP
また脱字・・・orz

キスで終わらすバージョンと、
キスの後の練習メインか、30分迷って純情で終わらせました。

359:続き
07/12/16 01:10:18 Ri390Goq
時間が止まった気がした。
あれ、俺、声に出してたか?
「…聞き取れなかったんだが」
「あ、ああ…それは」
あ、危ない。危うく誤解を招くところだった。せ、セーフ。
「俺も、南が好きだ。そう言ったんだ。」
何とか誤魔化す。南は満足げに微笑む。
「当然だ、おまえは私の彼氏なんだからな!」
「あ、ああ!」
そうだ、俺は南の彼氏だ。俺の願いが漸く叶ったんだ。そして、俺は喜んでいる。



だが。
何故か、「あの子」が脳内をよぎった。

360:名無しさん@ピンキー
07/12/16 01:12:08 Ri390Goq
「しかし、あれだな。トイレで2人っきりというのはとてもアレだが、何か違う気がするんだ。」
「違うって?」
南は、俺にスリスリしながら語り出す。
「雰囲気だよ。トイレっていう状況は何か違うんだよ。夕陽が差し込む教室で、みたいな?」
言われてみれはそうだ。って、ここに連れてきたのは南なんだけど…
「藤岡はどうしたい?」
南は子猫のような目で俺を見つめた。かわいいよ南。
俺は南の頭をなでなでする。
「んみゃっ」
南は反応して可愛く鳴いた。
「俺はこのままでもいい。」
「ふぇ?」
「南が、俺のそばにいてくれるなら、それだけで…」
それだけで俺は満たされる。
「そ、か。」
南はちょっとだけ考え込む。そして頷いた。
「そうだな。藤岡がそう言うなら、きっとそうだ!」
「ああ、俺は南が好きだ。」
「ばっ!いきなりそういうことを!」
「南は?」
ちょっとだけ意地悪。
「す、好きだよ。好きに決まってんだろ!何度も言わせるなーッ!」
うほほ~ぃ。俺の全細胞が喜びの声を上げた。何度言われても良いもんだなあ…
「だ、だからさ、その…」
「え?」
南が口ごもる。
「なんだ、キスの続きをだな…」
おやすいご用だ。俺はすかさず南に口づけた。

361:名無しさん@ピンキー
07/12/16 01:13:10 Ri390Goq
外はすっかり暗くなってしまった。
下校の放送が始まるまで俺たちはずっと一つだった。あっという間の二時間だった。
「みな、んぷ、み…」
南の熱いキスに負けずに、俺はなんとか南を抑える。

ぷはっ

お互い息が荒い。
「そろそろ、はぁ、かえら、なきゃ。」
「あ、あぁ。もう、そんな時間、なのか?」
今まで全く気がつかなかったが、寒い。ここにいたら風邪を引く。
「なぁ、藤岡。」
「ん?」
「寒いな。」
「ああ。」
「こうして抱きついてるだけじゃ、流石に寒いな。」
「そ、だな。」
「なあ、藤岡。」
「うん?」





「やらないか?」

362:名無しさん@ピンキー
07/12/16 01:23:22 Ri390Goq
ここまで

363:名無しさん@ピンキー
07/12/16 01:42:51 KC8R2pI9
>>362
やらないか? って……
すごく……「ウホッ」とか「アッー!」を連想させます……

364:名無しさん@ピンキー
07/12/16 01:53:35 oy/Cdyxn
つまり藤岡はカナのアナル処女いただいちゃうワケか



血を吐くほどうらやましい

365:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:05:12 wvB4gJZJ
マコト「南ッ!南ッ!」ハァハァ
千秋「くやしい…でも…」ビクッビクッ

366:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:22:24 nkzOBeqo
南家の次女はプリン10個で身体を売るのか・・・ハァハァ

367:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:23:19 w5Rcc3o7
うっほー
2時間ちゅーとはまた(*´д`*)ハァハァ

368:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:26:37 UGmLKtFL
>>この野郎の人
GJです!
藤岡とカナの知識と認識の差がいい感じです。
マコトと内田の甘酸っぱい雰囲気(どんなだ)もかわいくてナイスです!

>>藤岡×カナの人
おおお!ついに一線を越えますか?!
続きを期待しております。


で、お二方が一段落したようなのでこちらからも一本投下します。
エロ成分0のお目汚しモノですが、連作の方々を待つ合間にでもどうぞ。

369:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:30:30 KC8R2pI9
>>366
いやいや、そうじゃねーよ。
いいか、コレはな、『プリンを』という条件を出して、カナが優位に立ってると見せる為の行為、つまり……
どうしようもなく藤岡に流されそうなカナが、自分を保つ為の手段に過ぎなかったんだよっ!!!(AAry

370:名無しさん@ピンキー
07/12/16 02:31:41 Ri390Goq
アンケート

この後の藤岡の発言選択肢
①、ああ、しよう。
②、いや、ダメだ。

371:アキラ×トウマ
07/12/16 02:37:55 UGmLKtFL

この物語は南家四兄妹の三男(兄)と長女(妹)の、とある夜の一場面を淡々と描くものです。
暇で死にそうな方以外は読みやがらない方が懸命です。




「くー……くー……むにゃむにゃ」
 南アキラは布団にくるまり、規則正しい寝息を立てながら眠っていた。
 暖かいベッドの中で幸せそうに丸まっているその姿は、さながらコタツの中の猫である。
 そんな彼の部屋のドアがそっと開き、小柄な影が音もなく滑り込んできた。
 影はそろそろとベッドに忍び寄り、アキラの傍らに立ちすくむ。
 やがて、影は意を決したようにごそごそと頭からベッドに潜り込んでいった。
「………ん?」
 物音と、暖かいものが密着してくる感触に、アキラはうっすらと目を開ける。
 真っ暗なうえに起き抜けで視界がぼやけ、そこに何があるのかよくわからない。
「アキラぁ……」
 しかしその正体は、かすかに聞こえてきた声ですぐに知れた。
「トウマ? どうしたの?」
 いつもは強気で、男の子のような口調で話す2つ年下の妹の弱々しい声に、心配そうに聞く。
 それに対してトウマはアキラの寝間着の端をキュッと掴み、少し震えながら呟くように言った。
「今日……一緒に寝ていい?」
「えぇ?」
 思いもかけない言葉に、アキラはぽかんと口を開けて固まる。
 そんなことを言われたのは何年ぶりだろうか。
「だ、ダメか?」
 布団の中から不安げな声がすると共に、寝間着を握る力が少しだけ強くなる。
「ダメじゃないけど、どうしたの急に?」
 アキラの問いにしばし「う~……」と唸って返答に窮していたトウマだが、やがて言いにくそうに答えた。

372:アキラ×トウマ
07/12/16 02:40:10 UGmLKtFL
「さっきテレビでやってたの思い出したら、寝れなくなって……」
「テレビ?」
 まだ少し寝ぼけた頭で、数時間前の記憶を掘り起こす。

 それは夕食の時。
 テレビを見ていると不意に始まったのは、某奇妙ないくつかの物語を一話完結で語るホラー番組。
 全員他に見たいものもなかったらしく、つい流れでずっとそのチャンネルにしていたのだった。
「トウマああいうの苦手だったっけ?」
 そういえば、食事中トウマが妙にソワソワしていて、食べ終わると同時に部屋に引っ込んでいったことを思い出す。
「べ、別に恐くなったわけじゃねえからな! ほんとだからな!?」
「痛い痛い痛い痛い!! わかった! わかったから! 変なところ掴まないで!」
 脇腹を摘み上げられて悲鳴をあげるアキラの声に、トウマはハッと手を放した。
「あたたた……」
「ご、ごめん……」
 半泣きになって脇腹を押さえるアキラ。
 普段なら絶対に謝らないトウマだが、申し訳なさそうに謝ってそこに手を伸ばす。
 二人の手が触れ合い、お互いに見えないながらも何となく恥じらいの表情を浮かべた。
「(トウマ……やっぱり女の子なんだなぁ)」
 小さくて柔らかい手の感触に、アキラは脇腹の痛みを忘れてしみじみ思う。
 もっと小さい頃は、この小さな手を握って色々なところへ出かけたものだ。


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