【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】at EROPARO
【みなみけ】桜場コハル Part3【今日の5の2】 - 暇つぶし2ch1:名無しさん@ピンキー
07/11/30 21:28:29 GxIv8wJB
桜場コハルの作品のエロパロを書いてみたり
ワクテカしたりしてマッタリするスレです。

「次スレは>>980あたりが立てること。さもないとバカやろう呼ばわりするからな」

前スレ
[みなみけ][今日の5の2]桜場コハル作品でエロパロ
スレリンク(eroparo板)

前々スレ
みなみけでエロパロ
スレリンク(eroparo板)

保管庫
URLリンク(sakurabakoharu.web.fc2.com)

2:名無しさん@ピンキー
07/11/30 21:50:34 SYmihqL2
2げと

>>1
この乙野郎

3:名無しさん@ピンキー
07/11/30 23:49:51 iHaGBj8x
>>1
乙だバカ野郎

4:名無しさん@ピンキー
07/11/30 23:58:29 yNnT4qUL
>>1
知ってるよ!乙なの知ってるよ!

5:名無しさん@ピンキー
07/12/01 01:54:17 t0e3yOqH
>>1
ところで保管庫はもう更新しないのか?

6:名無しさん@ピンキー
07/12/01 02:19:31 Cv9EdF3s
それいいよ…でかしたよ>>1


7:名無しさん@ピンキー
07/12/01 02:42:48 x3mePDr2
乙だって言ってるでしょーーう

8:名無しさん@ピンキー
07/12/01 10:22:02 DlZVIqr5
>>5
君に任せた

9:名無しさん@ピンキー
07/12/01 16:28:22 EOde+2Z2
無料サイト集 Kooss
無料bbs,アイコン,お絵かき,画像 無料
URLリンク(kooss.2288.org)

10:名無しさん@ピンキー
07/12/01 20:55:13 AtqqAh7l
前スレの情報から、総合保管庫で「5の2」電気アンマ4部作を読んだ。
あまりの力作&大作ぶりに感涙した。
OVAのラインナップに加えてもらえないだろうか。

11:名無しさん@ピンキー
07/12/02 00:49:55 IrtZ5mER
>>1乙よ!わたしだってまだ…///

12:名無しさん@ピンキー
07/12/02 04:38:14 19hBXb0D
保守代わり小ネタ投下。
ほさか×アツコで。では。


13:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc
07/12/02 04:41:09 19hBXb0D

―― 呼んで…いる……
 マキは居ないし、今日も…わたしだ……

「はあっ……」

仕方がない。肩を落としそう心につぶやいて意を決して立ち上がりスカートのしわを直す。
振り返るのが怖い。そして手が身体を点検するように動いて胸元を押さえるのを止められない。
保坂先輩の待つ教室の出口へ向かうには、教壇の前を横切って行かなければならない。
クラスメートの好奇の目に晒されながら……

呼び出される様になって数日。昼休み中、何をしているのかクラスメートにはもうバレてしまっている
のだろう。先輩の男子と付き合っている女子は他にも居る。正直そういう女子を羨ましく思ったことも
あった。でも保坂先輩は…色んな意味で限度なしだ。今度、声が枯れるまでされてしまったら
いくらなんでも先生にもバレて問題になってしまうだろう。今でさえ何度か午後の授業に遅れて
しまっている上、ずっとぐったりしてしまったり、目が何だか変な様子になってしまっているみたいで
何かおかしいと疑いの目で見られているのだ。

14:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc
07/12/02 04:43:48 19hBXb0D

「あ、あのぅ……先輩?実は今日はですね……聞いてます?」

どうしてこの人はいつもこうなのだろう。一生懸命話そうとしているのに解ってもらえない。
もしかして目の前に立ったこちらに気付いてないのだろうか、おかしな光を放ちながら周囲に
良く解らないアピールを振りまき続けている。せめて恰好だけでも、もう少しまともだったら……
そう思うのだけれど、先輩の制服の前はいつものようにシャツが第2ボタンまで開け放たれていて
裸の胸元が露出していたままだ。それが目に入った途端、顔が火照るのが解り後ずさりながら
周囲の目を気にして落ち着かない様子になる自分が止められない。たぶんこの教室の誰もまだ
知らないだろうけれど、わたしはこの無駄に目立つ裸の胸を舐め回したことがあるのだ。

15:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc
07/12/02 04:45:55 19hBXb0D

あれは最初から数えて2回目か3回目位の事だったと思う。先輩の上に座らされていたわたしは
急に胸元へ顔だけを引き寄せられ、胸に手を突くような恰好で顔をこすり付けるようにして、
あの何を考えているのか解らない先輩が何かを満足するまでずっと、伸ばした舌と顔であの先輩の裸の胸を
くまなく、隅々まで、丁寧に、舐めさせられたのだ。その間もずっと身体を触られ続けていたし、入れられたまま
動かされていたし、その前もあったのでその時はわたし自身も普通ではなかったと思うけれど、そんな風に
後輩の女の子に自分の胸を舐めさせる男子の先輩というのはどうかと思う。
いや、でもそんなことは問題じゃなかった。

その先輩に今日こそ話して解って貰うのだ。今、わたしたちがしているのは同じ部の先輩・後輩だけの
関係としては決して普通な事なんかじゃないということを。

16:アツコの一日 ◆cboFLV.7rc
07/12/02 04:47:04 19hBXb0D

「あのですね……ですから今日は……」

「おお。今日は相談に載ってもらうぞ。 それじゃさっそく ……」

駄目だった。わたしは先輩に手を引かれ何処かへと向かいつつあった。多分いつもの体育倉庫だろう。
勢いを止める事を知らない先輩の歩幅が大きいせいで、まるでわたしは何処かへ拉致されていく途中のようだ。
あああ、これでは目立ちすぎる。でも先輩は、「今日は」、と言った。そうよ、そうよね……。昨日も…おとついも
2日連続でわたしだったのだもの、いくら先輩でも……今日は普通の相談だけで終わるはず。

上機嫌でわたしの手を引く保坂先輩が鼻歌混じりに口ずさんでいるのは、音楽の授業で聞いたことのある
チャイコフスキーの弦楽セレナーデ。妄想している時の先輩のいつものお気に入りだ。もうすでに別の世界にいるらしい。
ああどうか今日はしなくて済みますように。そう願いながらわたしは廊下の階段を降りた。

(終わり)

17:名無しさん@ピンキー
07/12/02 04:48:01 19hBXb0D
いじょ。続きは不明。
では。

18:名無しさん@ピンキー
07/12/02 14:00:04 UgOguIEK
保坂てめー

19:名無しさん@ピンキー
07/12/02 22:37:49 8PwoQIKg
当然続きもあるわけだ

20:名無しさん@ピンキー
07/12/03 01:50:53 5zcHIQj2
保坂きもちわるい(褒め言葉

21:名無しさん@ピンキー
07/12/03 02:08:49 kWcK/COH
いや…その…続き書いてしまったので投下。

長め。鬱系。鬼畜系と思われるので苦手な人はスルーよろ。
アツコ嫁/保坂婿の人もこれは避けた方が無難かと。
では。

22:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:11:43 kWcK/COH

「あっ!?……あっ!?……あっ!?」

自分の上げる声の調子が前と以前と変わってきてしまっている気がする。揺れる前髪の間の
ひたいに汗のしずくを感じながら、ぼうっとした瞳で、逃げるようにあちこち辺りを見回しながら、
体育倉庫の古いマットの上で横向きに肘を張り、持ち上げられた剥き出しの片足を大きく広げ、
後ろから保坂先輩に両脚の中心を丹念に突かれながら、そうして身体を揺さぶられながら
こういう事全部になじんできている自分が怖いように感じていた……

仕方ないのかも。多分慣れてきているのではなく身体全体が飼い慣らされてきているのだ。
……保坂先輩と……保坂先輩のあれに

23:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:15:39 kWcK/COH

痛かったのはずいぶん前のことで、今では先輩の物を出し入れされている時の感触も大分違う。
むしろ毎回その感覚が変わっていく驚きに頭の方がついて行けなくて、されている最中の瞳の色が
いつも身体の奥から伝わってくる先輩の物の感触を確かめているような様子の色になってしまう。
頻繁に舌を求められるので舌を半分出した口が半開きになってしまい漏れ出る吐息が抑えきれない。
時々その声が半泣きになってしまう。

たぶん本当に泣いてしまっていて瞳が濡れているのだろう。そうすると半開きの唇をこじ開けて保坂先輩の
舌が深く差し入れられ、同時に先輩の下半身の動きと出し入れが一層激しくなり、そしてそうなると
結局わたしは、何で自分がこんなことをしているのかまったく何も考えられなくなってしまうのだ。
困り顔で外に突きだしたままの舌、柔らかく濡れた舌で先輩の顔をあたりかまわず舐めながら、
射精されるまで。でも今はまだそれほどではない。

それにしてもこの人はいったいどういう人だろう。結局、これでされるのは今回はこれで3日連続になる。
呼び出しの時、「今日は」と言ったのにそれにどういう意味があったのか。これでは明らかに「今日も」だろう。
どのみち此処へ来て両肩に手を置かれ目を合わせた瞬間に説得は諦めたのだけれど。
どうみても話が通じる人の目ではなかったのだ。

24:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:18:33 kWcK/COH

「……っ!?先輩?そこはもうやめてください……わたし弱いんです本当にっ!?」

その保坂先輩は今、わたしを横向きの後ろ抱きにして身体の下側になった腕を胸に回して剥き出しの乳房を弄り
顔をわたしの耳の後ろに近づけ、そこからうなじ、首筋から胸元の辺りを所構わず舐め回している。いつもと反対の
立場だ。感じやすいところなのに悪いことに今日の保坂先輩はそこがお気に入りのようなのだ。

背後の先輩の首の後ろに腕をまわしてしがみついて剥き出しの胸を反らせている恰好のわたしはさっきから
必死に止めてと訴えているのだが話を聞いて貰えない。というかこの人はしている最中もずっとあっちの世界へ
行ったままだ。まさかというかどうしてというか少し所ではなくちょっと怖い。
でもどうしてと言えば……どうしてこの人はわたしの弱い所に気が付いたのだろう。
前回はそんな素振りは全く無かったのに。

25:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:23:27 kWcK/COH

一方で妄想中の先輩はそんなこちらの様子にはおかまいなしで話し続ける。

「ふむ。やはり上着を脱がせたのは正解だったな。
 こうしていると背中のシャツ越しに俺の熱い体温と鼓動が伝わって来るだろう? それに……
 こうして密着していると……すごく匂うな。何というか生物的な鼻を突くエロい匂いだ。
 どういう匂いだろう?これが乳房の匂いと体臭が混じり合った匂いという奴か?」

(エロいって、に、匂うって、お、女の子に……なんてことを言うんですか!)

わたしは半泣きになってそう抗議したかったけれど唇が情けなく震えただけだった。
だって確かに下着を抜かれた白いブラウスの上は、下の乳房が透けて見えてしまうほどわたしの汗か…何かで濡れて
しまっている。それに……両脚の中心から出ているものの匂いも。確かに今、この部屋に入ってくる人が居たら、
入り口のあたりで蒸せ返るような女の子の身体の匂い……わたしの匂いに驚いてしまうかもしれない。

26:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:28:39 kWcK/COH

されている最中の女の子の匂い。だってでも元々この部屋はそういう部屋だったのではないか。
羞恥に顔を赤らめながらわたしは考え続けることで先輩の腰の動きが伝えてくる感覚に抵抗した。

今日何回目?身体の限界が近い。天井近くの明かり取りの小さな小窓しかないこの部屋は、薄暗くて
裸の姿がぼんやりと白く光って見えて、先輩の言う自分の身体の匂いとその部屋の光景とでなんだか
……他の部屋でするのより、自分が逝きやすくなってしまっているように感じる。それに、このままこの先輩相手に
話をただ聞いていたのではこちらの頭がおかしくなってしまう。

そもそも旧校舎のここは、入学して間もない右も左も解らないような新入生の女の子が先輩の2年生男子たちに
連れ込まれたりしたりする場所だという噂だ。2年生女子にもなってこんな場所に連れ込まれたというだけで、
もし周囲にその事がばれたらその女の子は馬鹿だということになって普通に学校生活を送れなくなってしまう。

確かにどうして自分がこんなことをしているのか何も考えられなくなってしまっている今のわたしには
似合いの場所かもしれないけれど、それでも、その原因の当人にこんなことを言われながら
されてしまうのは……

27:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:35:34 kWcK/COH

妄想中の保坂先輩はこちらの様子にはおかまいなしでさらに話し続ける。

「それに、シャツの前が胸からウエストまで全開というのは実にいい。

 白くぬめった肌の様子が目で良く解るし、こうして……乳房の下膨らみを撫でてから……こうしてへそのくぼみの
 まわりの腹をゆっくりと触っていくと……良く鍛えられた抜群のプロポーションであることが手の平の
 感触から伝わってくる。 いくら触っていても飽きない。匂う乳房の舌の舐め心地も良い。
 さすがだ……というか……そうだな……
 
 普段これをしまっておくのはもったいなくないか?スカートを脱ぐのは公序良俗違反だが
 教室ではシャツの前を開けておくのが良いだろう。是非そうすべきだ。
 そうすれば俺とおそろいの恰好だしな。我ながらナイスアイディアじゃないか。あっはっはっはっはっ!」

28:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:37:47 kWcK/COH

―― え?あ……、もう……駄目……。

一度震えかけた身体をなんとか持ち直しながらわたしは最後の時が近いのを感じていた。
保坂先輩の話にはこちらの脳を焼いてくるような不思議な効果がある。お揃い?わたしが?
教室で先輩と同じようにブラウスの前を全開にして下着の付けてない裸の胸を剥き出しにして?
匂いのする?

その先輩は今はわたしの胸の間に器用に顔を埋めるようにして、わたしの匂いを嗅ぎながら、
わたしの胸の肌の柔らかさを顔や舌で感触を確かめるようにして味わっている。

でも 、この人は……保坂先輩は、方向は全然間違っているけれど気持ちだけはたぶん真剣だ。
もしかしたらこの人は……恰好良いのかもしれない。
こんな保坂先輩に……逝かされるならわたしは……

そう思いながらわたしは最後のお願いをした。もはやあまり意味のないことだけれども
女の子としてはとても大切なお願いだ。

29:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:43:18 kWcK/COH

「せ…んぱ…い…、今日はもう……出さないで……もらえますか?」

あ……、もう……限界。声を出してお願いしたことで身体が震え始めて止まらなくなった。
先輩に、保坂先輩に出し入れされ続け弄られ続けた身体が。
先輩はいつも好きな時に出すのでタイミングは解らない。でもわたしはもう……

「先輩!?保坂先輩!!?」

先輩には解るはずだった。抑えていた性器の痙攣がそれ以上抑えられなくなって、先輩の物をその根元や
奥までの途中でやんわりと握るように締め付けは放し、締め付けては放しの動きを繰り返している。
わたしの性器が先輩の物を舐めるようにしゃぶり、精液を啜り飲み込もうとしてその時を待っているのだ。

そうしながらわたしはまた保坂先輩に向かって鳴いた。

「先輩!?保坂先輩!!?」

でも保坂先輩にはやっぱりわたしの話は聞いてもらえなかった。
その保坂先輩はわたしに性器を突き上げるようにしながら叫ぶように言った。

30:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:46:06 kWcK/COH

「出すぞ!みなみ!
 さすがだ、素晴らしい身体だ!南 春香!
 これでこそ俺が射精するべき身体だと断言できる!」

わたしは耳にしている言葉が信じられない気持ちで、精一杯瞳を見開いたまま子供が嫌々をするように
左右に首を振ろうとしたが無理だった。一度震え始めた身体は止められなかったし、極限まで開かれた両脚の中央には
保坂先輩の性器がわたしの身体全体を貫くように深々と埋まっていたから。自分の身体の中でその保坂先輩の性器が、
その先端の膨らみから根元までが膨れあがって大きくなってきているのが良く解った。

そしてさすがに馬鹿なわたしでも今がどういう状況なのかがわかる。
先輩は射精しようとしているのだ。わたしの身体の中へ。他の女の子の名前を呼びながら。

31:アツコの一日2 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 02:50:36 kWcK/COH

「嫌……。嫌ぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

何と叫んだかは良く憶えていない。ただそのときのわたしは女の子として最大限に可哀想な姿だったに
違いないと思う。正面を向き大きく瞳を見開いたまま脚を大きく開いて後ろから貫かれ射精されながら 、
ただ射精されるだけでなく気持ち良く射精されながら悲痛な鳴き声を上げている女の子の姿。
他の女の子の名を叫ばれながら射精されている可哀想な女の子の姿。
たぶん人に見せてしまったら女の子としての何かが終わってしまうそんな姿。

保坂先輩はそんな私に、あの最高の笑顔で射精を続けた。
どうしてだろう、射精して構わない相手に射精するのがこんなに気持ち良いとは知らなかった
とでも叫びだしそうな、そうこちらに伝わってきそうな最高に気持ちよさそうな笑顔で。







この話は大体ここで終わりだけれど、もうちょっとだけ続きがある。


32:名無しさん@ピンキー
07/12/03 02:51:12 kWcK/COH
ちょと休憩。

33:名無しさん@ピンキー
07/12/03 03:03:30 NEEpukpS
深夜に乙

34:名無しさん@ピンキー
07/12/03 03:13:47 kWcK/COH
続き。

35:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:15:24 kWcK/COH

気持ち良く射精を済ませたあと、放心しているわたしを置いたまま上機嫌の保坂先輩は、
わたしの正面にある部屋の棚から何か小さな箱のようなものをとりだして、にっこりと微笑んだ。
目が細くなる保坂先輩特有のあの満面の笑顔だ。

精液の匂いを感じながらはだけたブラウス姿のまま、ぐったりとして瞳を開けたまま見ていたわたしは、
それが何だか解ると、あ!と声にならない声を上げた。小さな箱のように見えたそれはハンディタイプのビデオカメラだったのだ。
どうして気付かなかったのだろう。ずっと正面にあったのに。たぶん器用にそういう電子機械を扱う保坂先輩、というのが
想像しずらかったせいかもしれなかった。でも何度か不自然に身体の正面をそちらに向けさせられたような
そんな感じはずっとしていたのだ。

36:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:16:24 kWcK/COH

保坂先輩は物問いたげなわたしに上機嫌な様子を隠さないまま説明を始めた。

「これはな、速見の奴が貸してくれたものだ。せっかく後輩女子に相談に付き合ってもらうのに
 その後の研究がおざなりになってしまってはその女子が泣いてしまうだろう、と言ってな」

それで?

「うむ。なので、相談の様子はずっとこのビデオに取ってバレー部2年男子に見てもらっているのだ。
 男子として女の子への接し方が一人よがりになってしまってはそれは紳士とは呼べないからな。
 
 2年男子には協力して貰ってできるだけ一緒にビデオを見て意見を言って貰うことにしているが
 こちらが忙しくて時間が取れないときはビデオだけを渡して翌日感想文を全員に提出して貰うことになっている。
 万全の体制だろう?」

万全の体制?どこがですか?わたしは開いた口が塞がらなかった。うちの高校はいわゆる柄の悪い高校ではないし
むしろどちらかと言えば品が良いというか大人しい方の高校だと言われている。だから高校2年にもなって
クラスメートや、同学年の女子の裸の…相談映像を見せられたところで表だって騒ぐようなことはしないだろう。
でもそれは表だけの話であって、女子からしてみれば同学年の男子たちが女子の胸や身体に向ける
興味は事あるごとに痛いほど伝わってきていて、とうてい隠しおおせているとは言えないのが常識なのだ。

制服の上からでさえ痛い程、身体への視線を感じるのに……わたしの…相談映像の…裸の剥き出しの胸や
身体や…広げた脚をそのまま見せたら……。わたしは正面から見たわたしの相談映像を想像して絶句した。
たぶんビデオを見た男子たちは知らないふりはしてくれるだろうけれど……でもいったいいつから……
そう思う間もなくわたしは続く保坂先輩の言葉に唖然とした。

37:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:18:03 kWcK/COH

「無論、男子だけでは男の見方だけに偏ってしまい、肝心の女子の気持ちが解らない
 ということが充分に有り得る。それではやはり紳士の行いとは言えまい。

 そこでこのビデオはバレー部2年女子全員にも見てもらっている。みんないっしょにだ。
 ビデオを提供してくれた速見の提案でな。
 実に女らしい細やかな心配りだ。良い先輩を持ったな。実に良い先輩と言えよう。」

38:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:22:46 kWcK/COH

まったく気付いてなかった。女子のみんなが保坂先輩とわたしのアレを見ていただなんて。
かなり念入りに箝口令が引かれていたのだろう。その上でわたしが保坂先輩に呼ばれていくときには
それが何だか女子全員が承知していて密かに見送っていたわけだ。

それが意味することを知ってわたしは観念した。もう駄目だ。どうにもならない。

女子は男子と違って単純じゃない。保坂先輩はこう見えても一般女子には人気がある。外見が良いから、
変人なのは解っているけれど、もし自分が付き合えるならば、というものだ。保坂先輩の裸の映像は
女子なら誰でも見たがるだろう。その一方で保坂先輩と別の女子の誰かが裸で’相談’している所は見たくない。
抜け駆けされたという意識が強く働くからだ。例えそれが同じ部活のチームメイトの女子であっても、いや
同じチームメイトだからこそ、負の感情が渦巻くのを止められない。

ただそれが……保坂先輩にその女の子とは別の女の子の名前を叫ばれながら射精されている
そんな’相談’の映像だったならば?

そのカップリングは抜け駆けされたという感情を引き起こさないし、女の子はそういう
可哀想で……笑える映像が大好きだ。本人だけが知らされず秘密にされているものなら
それを知りながら陰でみんなで楽しめる映像ならなおさら……

39:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:27:05 kWcK/COH

その上、女子には映像の中でされている最中の女の子の気持ちが解る。男子はわたしの裸の胸や
身体や脚や性器を見て、そこに保坂先輩の物が出し入れされているのを見て、それでわたしが声を上げるのを
見て興奮するだけかもしれないけれど、女子にはそうして他の女の子の名前を呼ばれながら射精されているとき、
わたしの鳴き声が響いているとき、最後に痙攣しながらドクドクと身体に精液を注がれているとき、
そのときわたしがどんな気持ちでいるのか想像がついてしまう。

わたしの裸の身体の痙攣のひとつひとつがどんな気持ちから来る物なのか
その想像がついてしまうのだ。

みんなでそれを見ながら、場面場面でうわあと声を揃えて映像を楽しみながら、
それと同時にかならず何人かは声を隠さずクスクスと笑うだろう。可哀想な女の子が有り得ない目に遭っている
姿というのは、それを見るというのは女の子にとってひとつの楽しみなのだから。

つまり……いつからかはわからないけれど、このビデオはもう学年中に……
下手をすれば学校中に出回ってしまっていて……

40:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:29:58 kWcK/COH

保坂先輩はしている時と同じでこちらの様子にはおかまいなしに話し続ける。

「それでだ。見て貰った結果、色々有益なアドバイスを貰ったわけだが
 この上はビデオではなくやはり実際に見てみないことには実際の雰囲気はつかめない。
 という全員一致での結論になった。男子も女子もだな。

 というか俺も観察する側に回らないと、している最中はどうしてもその感覚に引きずられて
 冷静な観察ができないからな。幸い男子があと数人も来ればそいつらがしていてくれている間、
 俺もその最中の胸を触ったり、あちこちを触りながら状態を確認することができるだろう。
 
 ということで明日以降はそういう方針で行くことにしようと思う。」

41:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:34:20 kWcK/COH

もはや返す言葉がなかった。
というか最初から、こうなる初めの初めから、先輩とはちゃんと会話が成立していなかった様な気もする。

最後に部屋を出る前に保坂先輩は少し気が引けた様にわたしに声を掛けた。
いやでも、この人に限って気が引けるなどということは有り得ないような気がする。
この人はいつも素でこうなのだ。

保坂先輩は言った。

「いや、こういうのは正直どうかと始める前は思ったんだけどな。
 実際こんなところまで親身に相談にのってもらえるとは想像もしていなかった。
 女の子の後輩というのは何て有り難いんだと今回、実感したよ。 実に有り難い。

 では明日の土曜だが、これから毎週朝9時にこの場所へ全員集合という話になっているから
 その点よろしく頼むぞ。」

そして保坂先輩は弦楽セレナーデの調べと伴にズボンのベルトを締めながらドアを閉め出ていった。
そう、結局、最後の最後まで保坂先輩にはわたしの話は通じていなかったみたいだった。

この先、どうなるかはちょっと良くわからない。思うに、これもわたしの運命なのではないかと思う。
保坂先輩と知り合いになったわたしの。






42:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:35:42 kWcK/COH



―― キーン・コーン・カーン・コーン~

「……でね~」

校内に昼休みを告げるレトロな鐘音が響き渡る。南春香の今日の弁当はピンクの弁当箱に敷かれたレタスの
上のフライドチキンのようなもの、リンゴ、カリフラワー、アルミのパッキングの上の推定八宝菜および白米、梅干しであった。
一方で購買部購入と思われる推定カレーパンを後にまわし、コッペパンを握りしめたままのマキが熱弁を続ける。

「その先輩が気持ち悪いのよ。キモいとかじゃないの。ああいうのが気持ち悪いっていうんだわ。
 放っとくとアツコはこんな風に毎週土曜朝9時に集合かけられてその先輩以外にもヤラれちゃうようになっちゃうわけ。」

43:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:36:40 kWcK/COH

黙って聞いていたままのアツコが口を挟む

「マキ…ここまで言うことはないと思うよ。保坂先輩はいい人よ。面倒見がいいし。
 まあ、多少……
 というか、この話は何!?これもわたしの運命っていったい何!?」

44:アツコの一日3 ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:37:32 kWcK/COH

「だからアツコみたいな性格だとこんな事になりかねないって、たとえ話よたとえ話。
 それとも……毎週土曜日朝9時に集合かけられてもいいっていうの?
 だとしたら趣味を疑わせてもらうわよ!」

(あれ……何でわたしが責められているんだろ)

マキに強い調子で詰問されてアツコは瞳を見開いたまま少し涙ぐんだ。 困り顔の眉、その下の潤んだ涙目、
頼りなさげな口元、ひたいに掛かる前髪と耳に掛かる内はねの髪が幼い印象の表情を強調してはいるが
その下へ目を移すとネクタイと白いベストが白いブラウスに包まれた胸元の豊かさを隠せない。
何よりその弱気な性格では強気だという保坂に抵抗できるとはとうてい思えなかった。


(保坂先輩という人は良く知らないけれど、有り得るんじゃあないかしら……
 それにしてもマキちゃんの話……みんないつもあんな事をしているなんて……
 私ももっと積極的になっても良いのかも……)

その時そう南春香が考えたかどうかは定かではない。

(終わり)

45: ◆cboFLV.7rc
07/12/03 03:38:15 kWcK/COH
おそまつさまでした。
でわ

46:名無しさん@ピンキー
07/12/03 04:21:10 fesU7ZvA
正直、後半読んだ事を後悔する気持ちが湧いて来たりもしましたが(注意書きは読みましたが、つい)、オチで救われました、ありがとうございます。


アツコ可愛い・・・何かが目覚めそうです。

47:名無しさん@ピンキー
07/12/03 09:02:06 g/ZqlHVq
妄想オチ…じゃなくても俺はよかったけどな~GJ♪
速水先輩保坂をコマの様に扱う姿に戦慄を覚えたぜ!

48:名無しさん@ピンキー
07/12/03 13:33:23 p4AXhgi/
GJ!
昨晩は完結するまでリロードを繰り返して寝られませんでした.
自分はむしろ妄想オチではない終わり方(鬼畜そのまんまという意味ではない)
で会ってほしかった気もしますが,とにかく大作お疲れさまでした.

49:名無しさん@ピンキー
07/12/03 23:22:42 IrJZXPL/
自分のラストレスがどんなか忘れて続きがかけない\(^o^)/


まあぶつ切り自体迷惑だったろうし、要望なけりゃ休止するか…

50:名無しさん@ピンキー
07/12/03 23:39:06 CJZlPkZs
まとめて書けば?

51:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:10:39 rrZJKYEC
需要あるから頼むよ
千秋カミングアウトで終わったろ確か

52:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:35:14 RZj++2bz
>>50
善処します。

>>51
ログありました。ありがとう。

53:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:36:10 RZj++2bz
案の定、チアキちゃんはムッとして、俺の両頬をつねる。痛気持ちいい。
「へぇ、ってなんだよー!」
「ご、ごめん、いきなりだったから…」
俺はチアキちゃんを一生懸命宥める。
「それに、初めてだったから、告白なんて」
「え?」
チアキちゃんは、つねるのをやめた。
「俺、生まれて初めて告白された。」
「そうなのか?」
「ああ」
チアキちゃんは意外そうな顔をしている。

54:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:36:59 RZj++2bz
告白されたことがないだと!?
こんな色男に告白する女が一人も居ないとは…。藤岡の周りは産業○○物しかいないのか、かわいそうに。

それは兎も角、どうにか藤岡を落とさねば。
「私が初めてか。なんか嬉しいな。」
嘘ではない。「初めて」という要素は非常に重要だ。
「俺こそ、嬉しいよ。人に好かれることはさ。」
こ、これは…良いベクトルではないか!だが慌ててはいけない。クールになれ。
私は、藤岡の言葉を待った。

55:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:38:24 RZj++2bz
告白。したことはあっても、されたことはなかった。
告白される。相手にもよるだろうけど、それは非常に嬉しいことだ。
チアキちゃんが俺のことを想ってくれているのは意外だった。けれど、嬉しい。

南は、俺に告白されて何を思ったのだろうか。何故、こんなことになったのか。

告白。それは強大な力を持っていて、先まで何とも想っていなかったチアキちゃん相手に胸が時めく。
だが、南の姿が脳裏に浮かぶ。
南と手を繋ぐ。南と抱き合う。南とキスする。そして南と…
妄想の中で南を犯したこともあった。俺の中の南は俺に従順だ。俺なしては生きていけない存在だ。
だが、実際には逆なのだろう。俺が南に依存しているんだ。

チアキちゃんは、この俺の病を治す特効薬になってくれるのだろうか。
俺を、南という鎖から解放してくれるのか。
俺は…





「好きだ。」

56:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:39:08 RZj++2bz
今晩はここまで

57:名無しさん@ピンキー
07/12/04 00:43:51 +VD2UguF
な、なんだってー

58:名無しさん@ピンキー
07/12/04 01:05:57 rrZJKYEC
生殺しww
とにかく乙。続き期待してるぜ

59:名無しさん@ピンキー
07/12/04 01:23:15 QcG1hzza
チアキちゃんいいよチアキちゃん
この話の中では藤岡は高校生か?

60:名無しさん@ピンキー
07/12/04 01:36:31 RZj++2bz
>>59
>あれからもう三年

61:名無しさん@ピンキー
07/12/04 02:07:00 RZj++2bz
「俺は、南が好きだ。」
「え…でも、」
どうしてだ!どうしてこいつはそこまで!
「やっぱり、ちゃんと断られたい。ちゃんとけじめをつけたいんだ。」
「……」
何も言えない。藤岡が正しすぎる。…いや、私が誤っているだけだ。
藤岡の言葉を聞いて、件の己の行為が恥ずかしくなってきた。どうしてこんなにも必死なのか。

答えは一つ。



「な、ならば!」
「分かったよ。」
「え…」
藤岡が優しく私の頭を撫でる。
「もし、南がちゃんと俺を振ったなら、その時は。」
「藤岡…」
私は、その優しさに温もりを感じた。…やはり、藤岡にはかなわない。
私は、ギュッと藤岡を抱きしめる。もう二度と、こうできない気がしたから、強く抱きしめた。




気が済むまでこうしていてあげよう。髪を撫でながら、俺はそう思った。

62:名無しさん@ピンキー
07/12/04 06:50:28 WMq3MPZk
続きマダー?

63:名無しさん@ピンキー
07/12/04 08:09:29 M4l1QoxR
>「もし、南がちゃんと俺を振ったなら、その時は。」
チアキの想いを無下にできないんだろうが、悪く見ると保険かけてるように見えるw

それはさておき、本当に続きが気になる話だな。

64:名無しさん@ピンキー
07/12/04 14:14:37 FBSgTVIJ
>あれからもう三年

ということは、この時点でハルカ姉さまは大学生!

65:名無しさん@ピンキー
07/12/04 14:53:16 QcG1hzza
いやいや、妹達のために専業主婦かもわからんね

66:名無しさん@ピンキー
07/12/04 22:46:55 RZj++2bz
>>65
('A`)保坂がおいしく頂きましたか?

67:944続き
07/12/04 23:09:52 RZj++2bz
「こいつ」が目を覚ます。寝ぼけ眼で俺を見上げる。寝汗で髪が頬にひっつく。エロい。
俺は口づけをする。「こいつ」は寝ぼけながらも舌を絡ませてきた。互いに名を呼ぼうとしながらしているため、唾液がこぼれまくる。
俺はそんなの気にもせず、「こいつ」の下半身に手を伸ばす。
「濡れてるな。」
「!」
かく言う俺も準備万端だ。俺は「こいつ」の名を呼んだ。



①チアキちゃん
②カナちゃん
③トウマ
④南
どっちを選べ!(天道的)

68:名無しさん@ピンキー
07/12/04 23:51:14 RZj++2bz
てすと

69:61続き
07/12/04 23:57:53 RZj++2bz
居間に夕陽が差し込む。あれから一時間近くこの状態だ。俺自身、この状況を堪能してしまっているのかもしれないな。
「自分を好きでいてくれている人」の温もりは俺にとって初めて感じるものだった。

そして、もう一つ感じるものがある。それは…視線だ。廊下に通ずるドア、その隙間からハルカさんが覗いている。
俺はとりあえずお辞儀をする。ハルカさんはビクッと身を揺らす。
「あの、入ってきて大丈夫ですよ?」
「え、ああ…」
躊躇いがちに居間に入ってくる。何を躊躇っているのかさっぱりだ。
「眠ってます。」
「あら…」
チアキちゃんは、俺の中で心地よさそうに眠っている。
「なんていうか、懐かれちゃってるみたいで」
俺は苦笑いをする。
「…そう。」
何か腑に落ちない顔をしている。

70:69続き
07/12/05 00:06:58 rO/MASsu
…私の思いこみ?さっき、してなかった?あれ?
「あの…」
「何ですか?」
「さっき、私がここに『お邪魔』しちゃった時、…してた?」
藤岡くんが頭に「?」を浮かべている。
「あ、ああ、嗚呼、ごめんなさい、今の忘れて!」
「はぁ。」


じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
くっ…経験の無さが響いたか!



それにしても…
「懐いてる、っていっても『これ』はないんじゃない?」
私はチアキの状態を指摘する。どう考えても普通じゃない。こんなにしがみついて…
「それはその…」
やっぱり何かあったのね!でも聞いたらマズいような気がなんとなく…
「告白されました。」




ΩΩΩ

71:名無しさん@ピンキー
07/12/05 00:23:17 Za71+f3f
ktkr

72:名無しさん@ピンキー
07/12/05 04:54:21 ZbOxnMt6
>あれからもう三年

>じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
>くっ…経験の無さが響いたか!

うふっ、ハルカお姉さま、この年になってもまだウブなのね!

73:名無しさん@ピンキー
07/12/05 08:08:09 MfmRvJnu
>>66
>じゃあ何?私はそんなことで一時間ももだえていたというの!?
>くっ…経験の無さが響いたか!

未だにいただかれてないじゃないっすかw

>>67
藤岡が「こいつ」って一番言いそうなのはトウマかな?
他にはどんな仲になっても「こいつ」とは言わなそう。

74:名無しさん@ピンキー
07/12/05 08:20:33 gEyNkrtG
キープ君にちょっとピクッときたが
まぁ千秋が食っちまえばなんとかなるか?
それにまだ春香もいるしな!

75:名無しさん@ピンキー
07/12/05 11:16:40 Bf9FYZx3
ウルトラの父もいる

76:名無しさん@ピンキー
07/12/05 11:18:37 +Rqf0Gsm
ウルトラの母もいる

77:名無しさん@ピンキー
07/12/05 11:27:39 q2h2WsGO
そしてタロウもいる


78:名無しさん@ピンキー
07/12/05 12:21:06 rO/MASsu
空を見ろ

79:名無しさん@ピンキー
07/12/05 12:36:40 FuI8ot04
うつむかないでさ~♪

80:名無しさん@ピンキー
07/12/05 13:14:01 J2RmlGKG
俺を見ろ

81:名無しさん@ピンキー
07/12/05 15:09:02 rO/MASsu
コーカサスブラスター

82:名無しさん@ピンキー
07/12/05 21:34:22 o/ksKIEf
否、星を、宇宙を見るのだ


・・・何だろう この流れ

83:名無しさん@ピンキー
07/12/05 21:36:59 rO/MASsu
こ、告白って…まさか
「チアキに?」
恐る恐る尋ねる。すると、藤岡くんは頷いた。
「それで?」
「…俺は、ほかに好きな人がいるから。諦められない人がいるから。」
「それってまさか…」
藤岡くんは再び頷いた。
「南…です。」
やっぱり、そうだったのね。
「今までに何度も告白してきました。でも、いつもはぐらかされて。南が何を思っているのか分からないんです。」
藤岡くん、なんて健気で可哀想なのかしら!
「今日、チアキちゃんに告白されて、嬉しさと恥ずかしさを感じました。それって、多分南も同じだと思うんです。」
…え?
「南は、恥ずかしがってるんだ。そう確信しました。」
は、はぁ。
「だから、次に南に会った時には、積年の戦いに決着をつけようと思います。」
どう相槌を入れようか悩んでいたら、
「…ほぇ。」
チアキが目を覚ましたようだ。

84:名無しさん@ピンキー
07/12/05 21:54:00 rO/MASsu
…部屋が暗い。夕陽の光だけが部屋の灯りだ。その夕陽も沈みつつある、そんな時間だろうか。
しかしなんだろうか。いつもより遙かに寝心地が良かったような。布団の温かさとは違う、まさに「温もり」を感じて…え?
私の脳が徐々に覚醒しだす。見上げる。
「ふじ、おか?」
「おはよう、チアキちゃん。」
藤岡が笑顔で挨拶をした。
「ああ、うん。」
あたりをキョロキョロする。
「……姉様?」
「お、おはよう」
なんか戸惑っているようにも見える。
私の脳の状況把握能力は格段に回復してきた。
私は、藤岡に抱きついて眠っていたらしい。


…え?
私はハルカ姉様のお顔を窺う。ひきつっている。
藤岡の顔を窺う。最高の笑みを浮かべている。



あ……あぁっ………!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!」
私は急いで藤岡から離れる。
しかしバランスを崩して後ろに倒れそうになる。
が、藤岡が私を背中から支えてくれた。
「大丈夫?」
「あ、ああ。うん」
自分の顔が真っ赤なのが分かる。かっこよすぎだバカやろう!

85:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:14:10 rO/MASsu
そんなこんなで、俺はお暇することにした。
「遅くまでお邪魔してごめんなさい。」
「ううん。こっちこそ、チアキが『色々と』迷惑をかけちゃって…」
「い、色々って!」
チアキちゃんが慌てる。
「チアキちゃん。」
「な、ななな、なんだよ!」
「ありがとう。」
「へ…?」
「それじゃあ帰ります。」
俺は立ち上がって、玄関に繋がるドアに向かう。
「あ、玄関まで送るわ。」
二人も立ち上がり、俺についてくる。



今日は、自分にとって色々な意味でプラスな日だった。
南は押して押して押しまくらなきゃダメなんだ。徹底的に俺の想いを伝えなくちゃダメなんだ。
次に南に会った時は必ずや!

86:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:17:34 rO/MASsu
目が覚めた。
チアキの叫び声が聞こえた気がする。部屋は夕陽が沈みかける黄昏時、な感じの明るさだ。
私は頭をボリボリとかく。おなか空いた。ハルカ帰ってきたかな。あー起きあがるの面倒くさいなあ。



数分ボーッとして、起きあがった。
部屋を出る。居間に向かう。




がちゃりんこ

87:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:21:18 rO/MASsu
がちゃりんこ



「「あ」」
「み、水俣病!」
「あー藤岡、来てたのか。」



ガシッ



「え?」
俺は、南の腕を強く握る。
「ほぇ?」
俺は南の部屋と思しき部屋へと強制連行する。



ガチャ

88:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:27:49 rO/MASsu
どうしても、藤岡の想いは私には向かないのか。…くそっ!
私は歯を軋り、拳を作る。怒り?否。妬み?否。これは『ただの』愛だ。『純愛だ。』
…くそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっくそっ!
「くっそぉぉぉぉお!」
「!?」
私は壁を思い切り殴る。そして漸く、声に出していたことに気づく。
ハルカ姉様が怖じ気付いている。
「ご、ごめんなさい、姉様!」
私はすかさず部屋に駆け込む。


「…藤岡」

89:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:41:44 rO/MASsu
すまん、やりすぎた

90:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:43:16 WjjRuAYK
畜生ニヤニヤさせやがって!

91:名無しさん@ピンキー
07/12/05 22:50:30 rO/MASsu
読みなおしたのに誤植発見orz

92:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:21:33 rO/MASsu
一気に目が覚めてしまった。
居間のドアを開けたら番長が居て、そんで無理やり部屋に連行されて、それで…
「はぁ、はぁ…」
ベッドに押し倒されてしまった。肩をガシッと捕まれてうまく身動きがとれない。
「ば、ばんちy」
「南!」
「は、はい!」
すごい剣幕だ。こんな番長…いや、こんな藤岡見たことがない。な、何をする気なんだ…
って、落ち着け私!こ、これは藤岡の新たな技に違いない!兎に角、この動けない状態を何とかせねば!
そのためにはまず、こいつに余裕を与えねば!
「の、望みはなんだ!」
藤岡がピクリと反応する。手応えありだ。

「痛っ」
藤岡の手の力が強くなる。
「藤岡?」
「好きだ!」
え…?
「俺は、南が好きだ…好きです。つきあってください!」



藤岡の表情は至って真剣だ。今までこいつが『ジョークで』告白してくるとき、いつも真剣な顔をする。
…だが、今回は何か雰囲気が違う。
「俺はもう、我慢できない。南の気持ちが知りたい。」
藤岡、どうしてそんなに悲壮なんだ?
「好きなんだ。」
え…えぇ?
「いや…違う。」
今、藤岡が何を考えているのか、全く分からない。



「俺は南を、南夏奈を愛してる。」

93:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:26:44 Za71+f3f
うっひょおお

94:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:29:51 W6Q17mVc
藤岡ああああああ
この藤岡はかっこいい~~~~~

95:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:39:31 4j35xR+q
すげぇ!さきばしってきた!

96:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:50:44 rO/MASsu
愛…?こいつ、『愛してる』って言ったのか?
ちょっ、なんで私ドキドキして…

「愛してる。」
こんなの言われたの、初めてだ。ど、どうしよう、心臓がバクバク言ってるよぉ…
何も考えられない。あれ?藤岡って、こんなに格好良かったか?あぁ、変な汗が出てきた。
「南」
「は、はい」
「付き合ってくれ!」



どうにでもなれ。そんな言葉が頭に浮かんだ。

97:名無しさん@ピンキー
07/12/05 23:56:09 yfrsrowl
オッケ ━━━ (ゝ○_○) ━━━ イ !!!!!


98:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:02:47 Za71+f3f
みなぎってきたぜ

99:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:06:20 kcJHFBZe
これはきている

100:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:07:13 Vrim++zy
この後の展開にwktk 

101:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:09:38 DQAuYeOR
wktkが止まらない

102:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:14:33 kQRuDnQB
原因は、分からないが今日の晩御飯はなんだか気まずく、まずかった。うまい事言ってるんじゃなく、ガチでまずかった。
二人に何があったのかなぞ知る由もない。ていうか、今は自分のことで精一杯だ。

まずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。

103:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:18:56 fXIWD4XK
これはwktkせざるを得ない

104:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:19:54 EtiMKcIC
俺もお風呂に入ってとっとと寝・・・れねー!
続きが気になる

105:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:20:25 kQRuDnQB
原因は、私だ。今日の晩御飯はとても気まずく、まずかった。うまい事言ってるんじゃなく、ガチでまずかった。
私らしくないことをしてしまった。純愛だとか考えていたが、冷静に考えれば只の嫉妬。…いや、『ただの』ではないか。

とりあえず、ハルカ姉様には申し訳ないが、まずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。


ハルカ姉様、ごめんなさい。

106:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:24:52 kQRuDnQB
今日の我が家は不穏だ。
晩御飯はとても気まずく、まずかった。うまい事を言っているわけではなく、ガチでまずかった。

チアキが嫉妬を覚えた。覚えてしまった。あれからカナ達がどうなったかは聞いていないけれど、もし付き合うことになったなら…
とりあえず、このまずいご飯を無理矢理食べて、無言という点を除いていつも通りに三人で片付けをはじめる。
その後も会話はなく、私もお風呂に入ってとっとと寝ることにした。



私もいつか、恋なんてするのかな。

107:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:28:28 xt9Aozpe
三年後となるとトウマのオパーイはどれほど成長して(ry

108:名無しさん@ピンキー
07/12/06 00:41:35 kQRuDnQB
>>107
長谷川ちうちう位

109:名無しさん@ピンキー
07/12/06 01:34:02 ogp3wtZQ
ええぃ、続きはまだか

110:名無しさん@ピンキー
07/12/06 02:46:05 SlnPptqS
まずいご飯を作らせるほどハルカまで動揺させるとは。

111:名無しさん@ピンキー
07/12/06 02:49:35 ODHddDk6
このまま次女とのラヴを期待するぜ

112:名無しさん@ピンキー
07/12/06 04:11:42 ogp3wtZQ
>南は押して押して押しまくらなきゃダメなんだ
同意だな。押し倒して「愛してる」とまで言った藤岡に惚れた

そのあとのカナの反応と「は、はい」がたまらんぜ
個人的には「は、はぃ…」のほうがよかったかなw

しかし今後に期待
このまま藤岡×カナでいってくれ

113:名無しさん@ピンキー
07/12/06 04:55:29 ODHddDk6
カナの語尾にあ行の小文字は
凄くいいと思うんだ

114:名無しさん@ピンキー
07/12/06 08:04:59 kQRuDnQB
>>112
>このまま藤カナ
そのつもりはない。

115:名無しさん@ピンキー
07/12/06 08:28:28 kcJHFBZe
まさかの藤ハル

116:名無しさん@ピンキー
07/12/06 09:01:38 fXIWD4XK
そっかー藤カナじゃないのか
まぁ俺は寝取られも大好きだから期待し続けるぜ

117:名無しさん@ピンキー
07/12/06 09:13:58 kQRuDnQB
>>116
>藤カナじゃない
いや、それはない

118:名無しさん@ピンキー
07/12/06 09:16:46 o2CMR4Cc
>>114
よく言った!!
それでこそnice 藤岡!

これからのみなみけの動向にwktkだー

119:名無しさん@ピンキー
07/12/06 09:42:07 ogp3wtZQ
>>114>>116
焦らすねぇ
まぁ、これだけチアキの心理描写しといてこのままカナとくっつくのは違和感を感じてたわw
長編期待してる

120:名無しさん@ピンキー
07/12/06 09:44:53 kcJHFBZe
まさかの三姉妹プレイ

121:名無しさん@ピンキー
07/12/06 10:53:22 kQRuDnQB
>>120
ハルカはあくまでも傍観者。かつての原作ネギきゅんみたいに狼狽えてなんぼ

122:名無しさん@ピンキー
07/12/06 10:54:54 kQRuDnQB
>>119
ただのやんでれなら、藤岡、天国で待ってるよ。


ただのやんでれには興味ありません。

123:名無しさん@ピンキー
07/12/06 16:19:58 ODHddDk6
お前ら落ち着け
「このまま藤カナのつもりはない」
いくつかの騒動を経てそこに落ち着く可能性ってのもあるはずだ。

124:名無しさん@ピンキー
07/12/06 16:40:02 SlnPptqS
だが、アニメ3話の話で藤岡×ハルカも良いなんて思った俺は結構望み絶たれてるw

でも、作品自体への過度な期待は絶たれてないぜ。

125:名無しさん@ピンキー
07/12/06 21:10:46 ogp3wtZQ
更新まだー?

126:名無しさん@ピンキー
07/12/06 22:06:51 kQRuDnQB
>>124
ハルカの藤岡に対する好感度をあげるイベントを考えるのが面倒くさい

127:名無しさん@ピンキー
07/12/06 22:15:17 kQRuDnQB
それと、泥沼状態にする気はありません。
全然ないので期待しないでくさい。


いいか期待すんなよ!絶対だかんな!

128:名無しさん@ピンキー
07/12/06 22:24:09 ODHddDk6
(・∀・)

129:名無しさん@ピンキー
07/12/06 22:56:26 kQRuDnQB
俺はやけくそだった。どうしても南をモノにしたいという強力な独占欲が俺の中で芽生え、気づいたら襲っていた。南は怯えていたに違いない。違いないのに…。
南は、頬を染めて潤んだ瞳で見つめてきた。俺の全細胞がお前を欲しがっている。
そしてまた逆に、南のモノになりたいとも思った。縦、俺が分子になったとしても、南にたっぷりと呼吸して欲しい。
この想いは、「好き」なんかじゃない。なら何か。



俺は、それを口に出していた。

130:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:06:07 daLEUPAS
wktk

131:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:08:10 kQRuDnQB
南は全く抵抗してこなかった。俺は、南の艶やかな様子に魅せられていた。
触りたい。弄りたい。犯したい。俺は南に間違いなく欲情していた。
だが、理性が働く。俺の目的は『こんなこと』じゃない。俺は、ついさっき口にした言葉を再び発する。
「付き合ってくれ!」



南は頷いた。顔を真っ赤にして目を背けながら、こっくりと。
俺の理性は崩壊した。

132:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:08:56 fXIWD4XK
キター!
カナ最高!

133:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:21:34 kQRuDnQB
悪くない気分だ。はっきりとしない意識の中でも、「愛してる」という言葉だけは幾度も鳴り響く。
「愛してる」だなんて陳腐なせりふ、最近はCMくらいでしか聞かない。
陳腐だ。かなり陳腐だ。そして、その陳腐な言葉に私はかなり、惚れた。
私は頷くほか無かったのだ。




思い返す。三年前、初めて挑戦状を貰った。あれはやっぱり…。
ということは、藤岡はずっと、ずっと私のこの勘違いに…?






何故か、目からお水が出てきた。

134:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:32:29 xsxxmnhI
ぼくの亀頭からもお水が出てきました><

135:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:43:59 sMK1Pg+E
僕もおっきおっきです!

136:名無しさん@ピンキー
07/12/06 23:55:05 kQRuDnQB
「あっ、ご、ごめん!」
え?
藤岡の手の力が抜けた。なんか勘違いしているみたいだ。
にしても、なんて狼狽えようだ。さっきまでのナイスガイが嘘のようだ。
「くくっ」
私はこらえきれずに、声をあげて笑った。
「な、なんだよ!」
「あはははっ、だってさっきまでと感じが違いすぎるんだもん!くははっ!」
「えぇ!?」
藤岡はとても困っているようだ。「ごまかす」にはやりすぎただろうか。私は落ち着いて深呼吸をする。
「ご、ごめんごめん!ふぅ…」
よし、落ち着いた。
「ま、まあ、藤岡がそこまで私を想っているというのなら仕方がない。お前の愛を快く受け取ろう。」
「あ、あぁ。」
「よし!」
上から目線で言ってみたものの、心臓は再び爆発的に動き出す。いっそ爆発させたい。
「藤岡、私を抱け!」



藤岡の目が点になる。

137:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:01:27 daLEUPAS
おっきおっきぃいいいいい!

138:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:01:31 ODHddDk6
俺の目も点だぜ!

139:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:10:49 i7OP/KS2
( Д )゚ ゚
なんという唐突さ。流石カナ

140:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:21:05 H1Tu3OyF
>この想いは、「好き」なんかじゃない。なら何か。
>
>
>
>俺は、それを口に出していた。


「結婚してくれ!」

かと思ったぜw

141:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:25:46 +dB68uNn
トウマとマコちゃんはとっくに性別バレてるんだろうな、三年も経ってりゃ

142:名無しさん@ピンキー
07/12/07 00:40:41 MAPsYHaf
>>141
「トウマって、身体、女らしくないよな。」
「お前こそ、女装が似合ってるじゃないか。」
「トウマ、お前実は男だろ」
「お前こそ女か?」


「「確かめてみよう」」

143:名無しさん@ピンキー
07/12/07 01:21:47 qmZK2k9d
つっづっきっはー?

144:名無しさん@ピンキー
07/12/07 01:32:35 MAPsYHaf
>>143
>>142の続きを投下するとなると>>136の続きの投下が遅くなるよ?

145:名無しさん@ピンキー
07/12/07 01:35:11 qmZK2k9d
すいませんでした>>136の続きをすいませんでした

146:名無しさん@ピンキー
07/12/07 01:38:04 MAPsYHaf
わかりました

147:名無しさん@ピンキー
07/12/07 01:38:15 s2B0S8fW
>>144-145
ワロタw

148:名無しさん@ピンキー
07/12/07 07:53:19 MAPsYHaf
「おい、でかすぎやしないか?」
「そ、そうなのか?他人のなんて見ないからわかんないよ。」
「すごい…」
「トウマこそ、意外と着痩せしてるんじゃないのかぁ?」
「ばっ、バカ!そんなことあるもんか!」
「えいっ!………え?」
「お、大きくないってば!」
「うん、大きくはない。」
「うぐぐぅ」
「でも可愛い。ぺろり」
「ひゃっん!」
「お、立ってきた。」
「ず、ずるいぞ!俺にもやらせろ!」
「こ、これって所謂、69?」
「い、言うな!恥ずかしい!」

149:名無しさん@ピンキー
07/12/07 13:17:02 lgZd4nce
>>142の続きじゃないか!
>>136の続きは何時に・・・ Orz

150:名無しさん@ピンキー
07/12/07 14:55:48 EH9YKn5o
藤岡はあれだな
『ヘタレ攻め』ってやつだな

151:名無しさん@ピンキー
07/12/07 15:32:34 MAPsYHaf
だ、抱けってどういうことだよ。カップル成立したからって、そんなすぐに「する」もんなのか?
いや、それはダメだ。そりゃ妄想の中では南をムチャクチャにしているけど、あくまでも妄想だ。現実で高校生が「する」なんて不良だ。
でも、南はこんなにも求めている。俺のことを欲している。俺だって、南が欲しい。

「…み、南。本当にいいのか?」
俺はおずおずと尋ねる。
「ばっ!…そ、その位、大したことないし。それに、その、な、彼氏彼女なんだからさ、一応。」
か、可愛い!こんなにも照れる南を見たものが俺のほかにいるのだろうか。って、問題はそこじゃない!
俺と南との性意識に差がありすぎる。それとも俺は考えすぎなのか。きっとそうなのかもしれない。
それに、もし世間的に「非常識」だったとしても、俺は南の欲求に応えるべきだ。
俺は南の前ではチキン~無力~だ。もしここで断ったら、振られるかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。

決断すべきだ。彼氏なのだから堂々とすればいい。俺は心で深呼吸をする。
大丈夫だ。俺は、南の彼氏、南の男だ。

俺は南の肩に手を添えた。今度は掴むのではなく優しく。そして、さっきみたいに怖がらせないよう極力優しく、耳元で呟く。
「するよ。」
南が何かを言おうとしたその前に、俺はその唇にキスをした。

152:名無しさん@ピンキー
07/12/07 15:51:56 qmZK2k9d
き、きたー
一体ハルカやチアキはどんな反応するやら

153:名無しさん@ピンキー
07/12/07 16:31:35 F2y5TYSa
これは良い平手打ちフラグ

154:名無しさん@ピンキー
07/12/07 16:43:51 MAPsYHaf
平手打ち、いいえ、無限叱責掌です。

155:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:10:47 F2y5TYSa
ネタバレしてるヒマあるんならさっさと書けよw

156:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:38:06 s2B0S8fW
口を慎みやがってくださいバカ野郎

157:名無しさん@ピンキー
07/12/07 17:39:01 SOOPIvEW
おもしろい事はおもしろいが
なんか落ち着かない書き手だな…?

158:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:09:26 EH9YKn5o
時系列がよくわからないんだが、いまは藤岡の告白と夕食の間でいいんだよな

159:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:12:42 qmZK2k9d
さっき出てた夕食の場面の前だよな?

160:名無しさん@ピンキー
07/12/07 18:50:28 CSG55AZ1
俺もエロパロかきてぇぇぇぇ
だが今は書けないんだよな~
掛け持ちしすぎ orz
と言うわけで期待

161:千→藤(1) 1/6
07/12/07 23:46:40 dBw4CWk3
藤岡が南家に遊びにきた日のこと。
カナはジュースを買いに行き、ハルカはまだ高校から帰ってきていない。
南家には藤岡と千秋の2人だけがいた。

『―階堂君!』

再放送のドラマを2人で見る。例のごとく千秋は藤岡の膝の上だ。
…と、不意に千秋が顔をあげ、藤岡のほうを見てぽそっと呟く。

「…私が藤岡のうえに座る」

脈絡のない言葉。それが何を意味するかわからず、藤岡の反応が遅れる。

「…ふじおかは私の上に座る」

気にせず、そのまま続ける千秋。
藤岡が困惑の表情を浮かべて千秋のほうを見下ろすと、顔を赤くした千秋と目があった。


「…たまには逆もいいと思う」

162:千→藤(1) 2/6
07/12/07 23:51:11 dBw4CWk3
(な、なんでこんな事になってるんだろう…)

自分の上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上にふじおかが座って。
それが逆になるから、ふじおかの上に千秋ちゃんが座って、千秋ちゃんの上に俺が座る。

そこまではわかるのだが…。

「…意外と重い…」

千秋が藤岡を抱きしめる腕に、ぎゅっと力がこもる。
…そう、千秋は藤岡が膝からずり落ちないよう、背中から手を回して抱き止めているのだった。

(こ、これは何か千秋ちゃんに悪いというか、逆に落ち着かないというか、
 いや、背中ごしに感じる暖かさは心地よくはあるのだけども…!)

少し悶々としながら、今の状況について考える。
『―先生!!』
ドラマでは主人公たちが車に轢かれたようだが、そんな内容もまったく頭に入ってこなかった。

163:千→藤(1) 3/6
07/12/07 23:55:05 dBw4CWk3
「…藤岡」

「は、はい!?」

唐突な千秋に呼びかけに裏返った声で反応する。
そんな自分をちょっと情けなく感じる藤岡だったが、誰だってこの状況ではこうなるはずだと心を落ち着かせる。

「…この位置だと私からテレビが見えない。あと足が痺れた」

「あ、そ、そうだよね」

背も体格も千秋より藤岡のほうが大きいのだから、当然といえば当然だった。
藤岡は慌てて腰をあげると、元の位置に戻ろうと千秋のほうに向き直り…

ぐいっ!

思い切り服の裾を引っ張られ、頭から千秋の胸に倒れ込んだ。
そしてその頭をぎゅっと千秋に抱きしめられ、耳元で小さく囁かれる。

「…だから、横になってくれればいいよ」



164:千→藤(1) 4/6
07/12/07 23:58:22 dBw4CWk3
(な、なんでこんな事になってるんだ…!?)

頭を胸元で抱かれ、まるで授乳される赤子のように、千秋に抱っこされる藤岡。
膝上には腰までしか乗らないし、当然足もはみ出しているのだが、千秋に気にした様子はなかった。

「これなら足も痺れないし、テレビも見れるよ」

ちょっとだけ柔らかい、小さな胸板の上下。

「…足、寒かったら毛布でもかけるか?」

口調の冷静さに反比例して、どきどきと脈打つ胸の鼓動。

「…藤岡」

少し熱っぽい吐息からは、意識を奪うような少女の香り。
その全てを間近に感じ、くらくらして動くこともできず、千秋の言葉も耳に入らない。

165:名無しさん@ピンキー
07/12/07 23:59:18 +dB68uNn
藤岡羨ましい

166:千→藤(1) 5/6
07/12/08 00:02:02 0sQbSNAR
「藤岡」

もう一度呼ばれ、はっとして千秋の顔を見上げる。
目に映ったのは、耳まで顔を真っ赤にし、眠そうな目を潤ませた、妹のように思っていた少女の顔。

「…目、閉じて」

千秋の喉がこくっと鳴り、次第にその顔が近付いてくる。
藤岡は自分が何をされるかを直感した。

(…!)

カナの顔が一瞬頭に浮かび、つい押し退けようとするが、千秋を想うとそれもできない。

自分の甲斐性のなさに胸の中で涙を流しながら、藤岡は目を閉じた。

「……ん」

唇に柔らかな感触を感じる。
味を気にする間もなく数刻して離れるが、また少しして唇が触れ合う。
舌や甘噛みのないキスの繰り返しに、藤岡は千秋がそれ以上を知らないことに気付いた。

触れ合うだけのキスを、千秋の気が済むまで何度も何度も続けていた。

167:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:07:16 rgXGVDrJ
千秋ー!
愛してるぞー!

168:千→藤(1) 6/6
07/12/08 00:07:42 0sQbSNAR
あの後、藤岡はカナの帰りも待たずに逃げるように帰って行った。
泣きそうな顔で「ごめん、3日くらい整理させて…」と謝った藤岡。
自分の顔も見れず、俯いたまま出て行った藤岡。
それを思い出しただけで、千秋の顔に愉悦の表情が浮かぶ。

「…どうした千秋。なにか良いことでもあったか?」

夕食時、カナがその表情に気付いて声をかけてきた。
ふっと表情を引き締め、何でもないよと首をふる。
カナに気付かれると色々面倒だ。

「ふーん…。…ところで、ふじおかを尻にしきっぱなしだぞ」

紅茶のカップを見つめながら、静かな声でカナが指摘した。
はっと気付き、ふじおかの上から飛び退く。

「大事にしろよ。サンタさんからの贈り物なんだから」

カナが何だか険のある目つきで睨む。言葉も少し刺々しい。
…もしかしたら、見られていたのかも知れない。

「…大事にしてるよ」

少なくとも藤岡の気持ちに気付いていなかったカナよりはと、心の中で思う。

「フジオカの意思だよ」

理由はどうあれ、受け入れたのは藤岡だ。
今更カナと藤岡の関係がどうなろうと、千秋は身を引くつもりはなかった。

169:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:09:58 0sQbSNAR
以上です
携帯からなので改行崩れてたらスミマセン
ネタかぶってたらゴメンナサイ
またかきあがったらお願いします

170:前スレまとめ☆
07/12/08 00:11:42 MSpeeaaW
南夏奈に初めて想いを伝えて早三年。今尚、藤岡は南を諦めてはいなかった。
しかし、ほぼ日課となった南家来訪に疑問を覚え始める。

藤岡は思い切って、南千秋に頼む。「俺の想いを伝えてくれ」と。千秋は了承し、藤岡は不安ながらも明日に期待を持つ。
千秋のたくらみも知らずに。


翌日、学校で夏奈と対面するも夏奈は殺気を帯びており、挙げ句、放課後には電気アンマを食らう始末。
その後、千秋に呼び出されて南家来訪。千秋と二人きりに。千秋は昨日の夏奈との会話の詳細を語り出す。
しかし、千秋は嘘を語った。藤岡を我がものにするために、藤岡と姉を絶縁関係に貶めようとしたのだ。
藤岡が落胆したところを、千秋は入り込もうとするが、それでも藤岡の想いが揺らぐことはなかった。
色落としをしようとしたが、いざとなると照れてしまい失敗。そこに、南春香が乱入。気まずくなりそそくさと退室。
そして、千秋はいきなり、藤岡に告白するのであった。

(余談だが春香は、抱き合って「している」ようにしか見えない二人を見て、一時間近く悶えることとなる。)

171:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:14:55 MSpeeaaW
>>169
ジャンル:自分の愚かさを知るSS




なんだその、みなさん、申し訳ない。

172:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:16:52 +P+yQzid
>>169
GJ!!

173:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:23:11 rgXGVDrJ
>171
いいから早く書けバカ野郎

174:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:36:50 MSpeeaaW
な、な、なんだこりゃ~!ちょっ、ばっ、キスなんて早くないか!いきなりすぎるじゃないか!
うぅっ、私らしくない。なんで時めいちゃってるんだよぅ…。
ていうか、キスする勇気があるなら「抱く」くらい楽勝だろうよぉ…。
もう頭がわけわかめだよ!



私は知りたかっただけなんだ。自分のことを「愛してる」とまで言ったこん野郎の温もりを知りたかっただけなんだ。
なのに、こんな、こんな!キスだなんて、温もりってレベルじゃねえぞ!あぅぅ
うまい下手の問題ではなく、藤岡とキスをする、その事自体が私にとって大事件~快感~だ。
その人生初の『大事件』に私は翻弄される。

キスだけじゃ温もりなんてわかんないよ!もっと、躰で触れあって…、って私はなにを言って…!
あぁっ!身体が勝手に動…!うわぁぁぁん。

私の四肢は藤岡の身体に絡みつく。「本能」なのだろうか。女としてのそれが、藤岡をこんなにも求めているのか。
なら仕方あるまい。私の所有者であるこの男にすべてを委ねよう。



「委ねる」。そう決めたばかりなのに、私は藤岡の舌に自分の舌をコンタクトさせていた。

175:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:42:24 b3HVP1TO
おっ、ついに

176:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:49:37 WW4QAdYH
カナえろいよカナ

このまましちゃうのかあああああ妹も姉もいるのにいいいい

177:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:50:17 v0Qk8o95
正座して待ってます

178:名無しさん@ピンキー
07/12/08 00:59:45 tltBfoMC
余計なお世話かもしれないが
投下するときには名前欄に簡単にでもいいからタイトルつけたほうがいいよ
そうしたほうが皆分かりやすくて嬉しいと思うよ

179:名無しさん@ピンキー
07/12/08 01:03:08 hd1qGWF5
待て、カナは「抱く」の意味をただ「抱くだけ」にしてないか?w
これはwktk

>私の所有者である
この一文がカナの隠れM気質っぽくていいな

180:名無しさん@ピンキー
07/12/08 04:43:33 nPE9JFOx
>>178
手っ取り早く判別できる方法は
トリップ付けることだな
単純にタイトルのみだけとかだと
他人に騙られてしまう可能性がある

他スレだと連載書く作者は大概トリ付き

181:名無しさん@ピンキー
07/12/08 04:53:22 MSpeeaaW
南の舌に触れた。何とも言えない感動を覚えた。しかし、それと同時に我に返った。
やっぱり、違うよ。俺が求めていたのはこんなことじゃない。「愛する」イコール「性行為」ではない筈だ。
今からしようとしていることは、俺の中では正しくない。せめて、ちゃんと段階を踏んでから至りたい。
真面目くん、いいや、イデアリストだ。ずっと夢見てきたんだ。南といちゃついて、南とデートして、幾日か過ぎて漸くキスができて、そして…!


俺は、唇を離した。一瞬、唾液の橋が架かる。
「ふじおか…?」
「ごめん…」
「え?…ん、あぁ」
どうにか、このマズい空気を変えたいな。
俺は、今何と声をかけるべきか考える。

182:名無しさん@ピンキー
07/12/08 07:26:07 WW4QAdYH
期待してるが更新まったりだな……
まさか書きながら投下してるなんて事無いよね?

183:名無しさん@ピンキー
07/12/08 10:28:13 kKNDagIs
時間差もあることだし、多分そうだと思う。
それにすぐに分別できるものないから、他のレスに紛れちゃってわかりにくくなるんだよなぁ。
>>178>>180も書いてるけど、名前欄に作品名でもあれば大分違うと思うんだが。

一気に作品を送るのは予めWordで書いといて、
それを書き込みの際に貼り付けるってな感じでも少しはまとめられると思う。

わかりにくさは目立つけど、作品自体は好きだぜ?

184:名無しさん@ピンキー
07/12/08 10:36:21 kKNDagIs
連投ですまんけど、書き忘れがあったんだ。

>>169
(1)ってことは続きは当然あるんだよな? 過度な期待をして待ってるぜ。
あと何故かキスシーンだけなのにおっきした。

185:名無しさん@ピンキー
07/12/08 16:17:49 MSpeeaaW
>>183
わかりました。しばらく旅にでます

186:名無しさん@ピンキー
07/12/08 19:51:11 cx1cdqc1
>>185
何もこのタイミングで旅に出なくても

187:名無しさん@ピンキー
07/12/08 19:52:32 WW4QAdYH
いやここまでやっといて…

188:名無しさん@ピンキー
07/12/08 20:33:23 NEzoit4k
なんだよリア厨かよ

189:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:09:22 N7jeJqtG
まあお前ら落ち着けよ
ワードに書いてたまってから投下するってことかも知れないじゃないか
俺は続きを描いてくれると信じて待ってるからな!

あと皆がコテつけることを願うのは
レスを抽出して、全部通して見たいからなんだぜ
そこらへんわかって欲しい

190:名無しさん@ピンキー
07/12/08 21:51:22 6YGb9gEI
最低でも×××で俺様ちゃんのさじ加減みたいな事を考えてはいないと思いたいんだぜ?
信じちゃってるぜ俺!

191:名無しさん@ピンキー
07/12/08 23:19:13 C9TbDl+/
俺は>>185の旅支度を整えてやるだけ
それが喜びだよ


192:名無しさん@ピンキー
07/12/08 23:49:06 tltBfoMC
>>185
旅に出る前にトリつけてから行ったほうがいいぞ
まぁ、今後も投下するつもりがあるのならの話だが

お前さんの話は期待しているし、楽しく読ませてもらっているんだが
もうちっと書き手のルールというか投下の際守るべき要項を学んだほうがいい
そうしなきゃお互い変に軋みを生むだけだからさ

193:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:05:22 Zu0lQ4e6
ホントに旅に出ちゃったのかなあ・・・

194:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:20:48 T1r1oT5A
屋久杉でも見に行ったんだろう

195:名無しさん@ピンキー
07/12/09 00:29:09 NKil8OKE
わかりにくいってのは確かだが、小刻みな&不安定な投下ペースのおかげで皆が常にwktk状態でスレも活性化してたわけだから、俺は今まで通りでもいいと思うけどなぁ。
常に安定して作品が投下されるようなスレならともかく、割と過疎りがちなこのスレならそういうスタイルが許されてもいいんじゃないかな

196:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:02:13 B2EpjqrU
タイトルとかどうでもいいよ!
もどってきてくれぇぇ

197:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:19:45 Zu0lQ4e6
こうやって話題にし続けていること自体が、
ご本人にとっては戻りにくくなるプレッシャーになってると思うよ。

198:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:33:06 RZLgQU+t
じゃあもうレス禁止な

199:名無しさん@ピンキー
07/12/09 01:34:23 M/H5GJR8
そうか じゃあここは俺が一肌ぬぐか
 
藤岡 「カナ!もう俺がまんできないよ!」
カナ 「だめよ藤岡家族がみてるわー」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ~」
藤岡 「はあはあ」
カナ 「あぁ~」
藤岡 「はあはあ ウッ」
カナ 「ア―ッ!」
千秋 「(////)」
春香 「(/////)」
 
 
 
千秋!よんでください!

200:名無しさん@ピンキー
07/12/09 02:35:41 73RN48Tt
>>199
お前はバカ野郎と言われたいのかバカ野郎!

201:名無しさん@ピンキー
07/12/09 04:33:55 S4yMLV6V
久々に来たら、割と人が増えてるなぁ


藤岡カナ書きたいとずっと思ってるんだが、カナ→藤岡って難しくない?
漫画で一切描写が無いから想像しづらい…
アニメに至ってはなんていうか、意図的に藤岡成分薄めてる気がするんだぜ

202:名無しさん@ピンキー
07/12/09 09:36:16 eMW6bpBU
>>201
それは思った。>アニメ 3話以降の出番が異様に少ないし。
今夜はトウマ初登場だけど、それで藤岡が出てこなかったらクロだな。

保坂に至ってはもう出番ないんじゃないかとも思ってる。

203:名無しさん@ピンキー
07/12/09 10:07:52 MEQNObbh
保坂は13話まで放送すれば出て来そうだが
13話カットならおかわりまでおあづけだろうな?

12話は藤岡クリスマスSPだろうし…

204:名無しさん@ピンキー
07/12/09 10:30:37 e2F4+oEN
藤岡はクリスマス回で出番確定してるとして
あとは11話のおとなりの南さんちで
トウマ兄弟の初お披露目プラス
アキラ話、ナツキ話をやるかどうかだな

アキラ話なら藤岡、ナツキ話なら保坂が出る
だがどっちも、やるとするなら原作二話分は使いそう

205:名無しさん@ピンキー
07/12/09 12:28:06 T1r1oT5A
クリスマスはどこまでやるのかね
探し物の話まで持ち込めるかな

206:名無しさん@ピンキー
07/12/09 15:02:32 zG3/MxbB
「ハルカ姉様。これ学校で渡されたプリントです」
チアキはお家の人に渡しましょうって言われたらしい
「なになに……チアキ。後でお話があります」

今の子ってこんなに進んでるの?保健体育の予備知識をご家庭でもお子様と話し合いましょう~?
全く…私はまだキ、キスもした事ないっていうのに。
―夕食後

「先程のプリントには何が書いてあったんですか?ハルカ姉様」
「えっ…~と、あのね、チアキぐらいの歳になるとそろそろ赤ちゃんを創れる身体になるのよ」
「…はぁ?」
チアキはキョトンと私の話を聴いている。うぅ…恥ずかしいよ…。
「でね…赤ちゃんを創る行為は…」
「あぁ、セックスですね」
えっ?イマナンテ?

「最近よくセックスをするのですが、つい安全日には生でさせてしまうんです」
ハイ?

「流石はハルカ姉様。コンドームは確実に着けろって事ですね!」

えぇ~!ま、まさかチアキ、もう致してるの?性行為を致してるの?私、キスもしてないよ?

「あの…恥ずかしいのですが、私、フェラチオが余り上手では無くてハルカ姉様に教えて…ハルカ姉様?」
「…チアキ。ごめん、今日はもう寝るね」

そんな『みなみけ』

207:名無しさん@ピンキー
07/12/09 16:21:49 yVsCL6KQ
あいた口が閉じました

208:名無しさん@ピンキー
07/12/09 20:58:29 KEAKwqPf
>>206じゃないけど続き書いた

コケコッコー
「はっ! ・・・な~んだ夢か」
そうよね、チアキがそんなことしてるはず、ないもんね。
「さーて、今日も元気に朝御飯作らなきゃ」

『動物園ではそれはそれは可愛らしいライオンの赤ちゃんが生まれ・・・』
テレビを見ながら食卓を囲む3人
「チアキー、人間の赤ちゃんはどうやって作るか知っているかー」
ニヤニヤした顔でカナが聞く
(ちょっとカナ、なに聞いてるのよー)
「バカにするな、そんなこと私だって知っている!」
(えー!)

「ほーう、なら言ってごらん、赤ちゃんの作り方」
「ああ、まず夜に男と女が一緒に布団に入る」
(キャー、チアキまさか!?)
「それで?」
「一緒に寝て、朝起きると、コウノトリさんが赤ちゃんを運んでくるんだ!」
どうだ、と言わんばかりの得意顔のチアキ
「・・・チアキ?」
「・・・ぷっ、くくっ・・・アーハハッハ!」
呆然とするハルカ、笑い転げるカナ

「なんだ、何がおかしい!」
「いやー笑わせてもらったよ、コウノトリさんだって、お子ちゃまだなーチアキは」
「え、違うのか?」
「教えてあげよっかー」
(なんてこと言うのよ)
「教えちゃダメー! チアキにはまだ早い」
「なんだよー、知らなくちゃ困ることだろ?」
「それはそのー、そうだけど」
モジモジ
「だったら今のうちに正しい知識を」
「わかったわ、じゃあ、私が教える! それならいいでしょ」
あー顔が熱い
「うん、いいんじゃな~い」
またニヤニヤしてるカナ
「チアキ、今晩一緒にお風呂に入りましょ、そこで教えてあげる」
「はいハルカ姉さま、お願いします」
「わたしも入るー」
「お呼びじゃないよ、バカ野郎」
こうして、チアキに性教育をすることになったハルカであった。


209:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:24:02 M7qa+51e
>>208
おぉ、続きwktk(・∀・)

210:名無しさん@ピンキー
07/12/09 22:58:14 M/H5GJR8
>>208
いやおれがおしえてあげる

211:>>208勝手に続き
07/12/09 23:49:45 yVsCL6KQ
「えーこほん。まず、赤ちゃん、つまり新しい命を作るには男と女が必要なのはわかるわよね。」
「はい。」
「作る」?赤ちゃんというのはどこからか沸いてくるものじゃないのだろうか。
「分かりやすくいうと、…植物はどうやって子孫を残す?」
「雌しべに花粉がついて、それで」
「正解。それで、花粉はどこで作られる?」
「雄しべ。」
「そう。つまり雄と雌。動物も植物も、雄の作り出した遺伝子と雌の中に入り込んで、それで新しい命ができるの。」
い、いいぞ私!この調子ならやましいことに触れずに!
「…それで、人間の場合は具体的にどうなのですか?」
「え…?」

212:名無しさん@ピンキー
07/12/10 01:42:48 hgbolHn6
>>10の保管庫ってどこにあるの?

213:名無しさん@ピンキー
07/12/10 03:52:52 c3Bpwb0x
>>206 GJ!!

214:名無しさん@ピンキー
07/12/10 08:51:32 N2ndyBrL
>>211
だからおれがわかりやすくおしえてやるって!

215:名無しさん@ピンキー
07/12/10 09:30:46 4R9XssJo
カナは髪おろした方が可愛いと思う友はおるか

216:名無しさん@ピンキー
07/12/10 09:59:11 N2ndyBrL
たまに下ろすからいいのだよ毎回じゃだめぽ
逆のチアキのツインテールも萌えた

217:名無しさん@ピンキー
07/12/10 16:47:50 iPl6TEgP
黒髪は下ろした方が好みだ。

218:名無しさん@ピンキー
07/12/10 17:57:36 PeSCySBk
>>215
お前とはいい酒が飲めそうだ

219:名無しさん@ピンキー
07/12/10 18:00:20 z/ouquwz
マコちゃんの筆下ろししたいよ~

220:名無しさん@ピンキー
07/12/10 20:31:22 7YJKAXz3
じゃあ俺は普段は強気だが、カナに胸を見られて紅くなってしまう
トウマをチアキとセットで頂くとするか…

221:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:10:21 mxMw3OIL
旅から帰ってきました。旅行先で携帯使って続きボチボチ作ってたんで僅かですが投下できますが、よろしいでしょうか

222:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:16:33 xOJRqTix
是非お願いしたい。と言っても俺が見るのは明日になりそうだけどw

223:名無しさん@ピンキー
07/12/10 23:17:00 GoNgoi3P
おかえリコ
投下OK
俺も寝るので、明日見る。

224:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:18:32 4PpyNPqj
「ま、まあ、そのだな。」
南が沈黙を破る。
「か、カップルなら、き、キスくらい、普通、だろ?」
「で、でも!」
「えい!」
「うわぁっ!」
南が俺に抱きついてきた。む、胸が!
「藤岡、お願いがある。」
「は、はい」
「私を、私を強く抱きしめてくれ!」
えぇっ!
俺が狼狽えるのをよそに南は俺を強く抱きしめる。うわはぁ、匂いが!
「ダメ、なのかぁ?」
み、南ってこんなキャラだったか!?「活発的」は「積極的」とは違うぞ!
「ふじおかぁ…!」
あぅぁぁぁああ…。もう!だ、抱けばいいんだな!抱けば!
俺は意を決して、けど恐る恐る南の背中に腕を回す。

この心臓の鼓動は、南にはどう伝わっているのだろうか。

225:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:19:39 4PpyNPqj
「えい!」
私は、これでもか!という位力を入れて抱きしめた。恥ずかしくて、首まで熱い。というか全身が熱い。
ふと、自分が胸を押しつけている状況に気がつく。私の鼓動、こいつは感じているのだろうか。
そして、私の温もりを感じているだろうか。


はぁ…
なんからしくないな。藤岡なんかに、こんなにも心を奪われるなんて。
ずっと、私には彼氏なんてできないだろうな、と思っていた。
女らしくなくガサツで、しかも際だった長所もない。私を好きになる物好きなんていないと思っていた。
けれど…



切なくなる。胸が締め付けらる。想えば想うほど締め付けは強くなる。
それに比例して、藤岡への「締め付け」も強くなる。

226:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:21:19 4PpyNPqj
俺は、遂に南を抱きしめた。南の体がピクリと反応する。
「…もっとぉ」
今にも消えてしまいそうなか細い声で甘えてくる。俺は、反射的に強く抱きしめた。
南の温もりをより強く感じる。俺は更に強く抱きしめる。
「あっ…」
「南、…南!」
俺は思わず名を叫ぶ。
「好きだ。南。」
「…私も」
「え…?」
「私も、藤岡が好き。好きなんだ。」
「…ああ」

確信した。もう南は俺のモノだ。
「南、顔をあげて。」
「え?」
南が顔を上げる。
「南、改めて、これからよろしく。」
「あ、ああ!その、こちらこそよ」
俺は南の唇に自分のそれを重ねた。

227:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:25:57 s8MmCZ0I
究極の ニヤニヤきたあああああああ
「…もっとぉ」
で死にそうになった

228:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:44:16 BUcmNRGE
我らの職人が武者修行から帰ってきたw
スーパーニヤニヤタイム発動w

229:名無しさん@ピンキー
07/12/11 00:57:22 4PpyNPqj
いいえ、ケフィアです。(白濁的な意味で

230:名無しさん@ピンキー
07/12/11 04:23:19 s8MmCZ0I
そろそろ原作通り藤岡はカナのこと呼び捨てようぜ

231:名無しさん@ピンキー
07/12/11 05:47:58 sGh+K53c
チアキはもう絶望的状況だが、どうなるのか楽しみだ。
何気に一つ一つの投下の間の時間が短くなってるのも素晴らしい。

232:名無しさん@ピンキー
07/12/11 07:55:47 4PpyNPqj
>>230


233:名無しさん@ピンキー
07/12/11 10:57:46 XoqgP3O8
一瞬だけカナって呼んでた時期があったな

234:名無しさん@ピンキー
07/12/11 15:42:58 h0gtNu0U
風呂覗きの時だろ

235:この野郎
07/12/11 15:47:38 WtTDZGYa
上の方々につられて初めて書きます。
どうぞお手柔らかにorz


夏『おーぃ。ただいまー』

秋『あー・・・おかえり。』

そこには、いつもに増して2/3程目を閉じて、寝転がる千秋がいた。

夏『どーした千秋、いつもに増してだらけてるじゃないか?ん?』

秋『うるさいよ。私は炭酸が切れるとどうもヤル気がでないんだよ。』

話を聞くと、どうやら家に帰りいつもどうり炭酸を飲もうと冷蔵庫を開けると
炭酸が切れていたらしい。

夏『あ~、昨日のアレ飲んじゃまずかったのか。いやー悪い悪い。』

カナは悪びれた様子もなく笑いながら適当に謝った。

秋『・・・はぁ・・・もういいよバカ野郎。とりあえず炭酸買ってこいよ、バカ野郎。』

夏『なっ・・・!千秋!あんた二度もバカ野郎っていったね!』

秋『言ったよ。それがどうしたバカ野郎。』

大きく息を吸い込み、何かを言おうとするカナ。
しかし、そこで何かを思いついた様な顔でニヤリと不敵な笑みを浮かべ、千秋の頭の近くに仁王立ちした。

夏『おい千秋、あんたはこの私に2度ならず3度もバカ野郎といったね。』

長年の勘と言うかなんというか・・・千秋はめんどくさい事になったと一瞬で感じ取った。

夏『で・・・そのバカ野郎にこうして見下されてる今の気分はどうだい?』

カナは勝ち誇った顔で千秋を見下した。


236:この野郎
07/12/11 16:10:52 WtTDZGYa
秋 『あぁ、バカに見下されて最悪の気分だよ。』

いつもならここでパンチやキックが来るのだが、今の炭酸の切れた千秋にはその力もなかった。
しかし千秋はあることに気づいた。

秋 『おい、バカ野郎。』

夏 『ほほぅ・・・まだそんな口をきくか。』

秋 『お前はさっきからパンツが丸見えなわけなんだが、そのパンツの端からから、うっすらと少し毛のようなものが見えているぞ。』

夏 『なっ・・・(バッ!!)』

慌てて千秋から離れるカナ。少し考えた後、うなずきながら千秋に語りだした。

夏 『あのなぁ、千秋。中学生にもなれば・・・そりゃあんた毛の1本も生えるでしょうよ。あんたの大好きな春香何てそりゃもう・・・』

秋 『でも海に行った時、はるか姉様のビキニからはそんなもの一切見えてなかったぞ。』

夏 『それは・・・剃ったんじゃない?』

秋 『つまりお前は身だしなみを整えていないわけだ。バカ野郎。』

夏 『上等じゃないのさ!そこまで言うなら千秋、あんたは身だしなみ整えてるんでしょうねぇ?』

そう言うとカナは、あっという間に千秋を丸裸にした。



237:この野郎
07/12/11 16:26:00 WtTDZGYa
秋 『おいバカ野郎。私はお前と違ってバカじゃないんだ。風邪ひいちゃうだろ。服返せよバカ野郎。』

動けない分、いつも以上に口で反撃する千秋。
しかしそんな事は気にも留めずカナは続けた。

夏 『あれ~?千秋、あんた林どころか木の一本も生えてないじゃないのさ。』

秋 『そりゃそうだよ。私はまだ小学生なんだ。普通だよ。分かったなら早く服返せよ。』

カナは不満そうな顔をしながら、ふと千秋の胸に目をやった。

夏 『なんだい千秋、あんた山も無けりゃあ、小高い丘もないじゃないか。見渡す限りの大平原だよ。』

このときはじめて千秋の眼が2/3程開いた。

秋 『うるさいよ!まだ発展途上なんだよ!もういいから服返せよ!』

夏 『はぃはぃ分かりましたよ。・・・ピシッ!』

そう言うのと同時にカナは、千秋の大平原にあるピンク色のモノを指ではじいた。

秋 『きゃっ・・・!あぅぅ・・・・ばか野郎・・・』

二人の時間が止まる・・・カナは思い出せるだけの記憶を引きづり出したが、
千秋が『きゃっ』などと女の子っぽい声を出した記憶はなかった。
もちろん千秋自身もそんな記憶はなかった。

二人の間に気まずい時間が流れた・・・。

238:名無しさん@ピンキー
07/12/11 20:10:01 AA1bgLKc
無闇に改行して一行空けられたりすると逆に読みづらいよ

239:名無しさん@ピンキー
07/12/11 21:36:44 4PpyNPqj
読みやすいと想った俺\(^o^)/

240:名無しさん@ピンキー
07/12/11 22:03:50 0MwUHqY9
読みやすい読みづらいはどうでもいい、
続きはまだかい?

241:この野郎
07/12/11 22:35:06 v57xcLup
すみません。orz
風邪で寝込んでるもので…携帯から失礼します。ノ

エロ要素は少ないですが、修行から帰って来たあの人の書き込みの合間にでも読んでください。(^ω^)

では携帯でチマチマ続き書いてかます。ノ

242:名無しさん@ピンキー
07/12/11 22:42:46 sGh+K53c
>>241
書いてくれるのは嬉しいが、無理しないで休んでろ。
インフルエンザも流行ってるし、身体壊したら元も子もないぞ。

243:この野郎
07/12/11 22:55:23 v57xcLup
春 『ただいまー。おーぃ千秋ー、切らしてた炭酸買ってき………』

学校帰りに炭酸を買って帰って来たハルカの目に飛び込んで来たのは、
制服のカナと、素っ裸で顔を真っ赤にした千秋の取っ組み合いの喧嘩だった。

秋 『ハ…ハルカ姉様。こ…このバカ野郎が…わた…私……ぁの……ぇっと…』
春『カナ。こっちにいらっしゃい。』
夏 『ちょっ!ハルカ!まずは両方の言い分を……ぁー……ちょっ…』

普段クールな千秋が、あそこまで取り乱すと言う事は…どちらが悪いか考えるまでもなく、
そのままカナはハルカの部屋に引きずり込まれた。
部屋に残された千秋は2・3回深呼吸した後ハルカの買って来た炭酸を飲み、服をきた。

藤 『こんにちわー。』

藤岡の声が聞こえると、千秋は少し小走りで玄関に向かった。

藤『あっ、こんにちは千秋ちゃん。…えーっと…南に呼ばれて来たんだけど…』
秋 『あのバカ野郎なら今ハルカ姉様に叱られてるよ。』
藤『ぇっ?』
秋『まぁ立ち話もなんだし、カナが戻るまで上がってテレビでも見てようよ。』



244:この野郎
07/12/11 23:00:06 v57xcLup
ご心配ありがとうございます。orz

気分転換にもなるのでもう少し頑張ってみます。(^^ゞ


245:この野郎
07/12/11 23:26:07 v57xcLup
千秋がテレビの正面にあたる特等席に座布団を引く。

千秋 『はぃ。いつもの席どうぞ。』
藤『あっ、いつもありがとう、千秋ちゃん。』

千秋は藤岡にお礼を言われ、少し恥ずかしそうにうつむいた。
実は千秋は藤岡が来る事を知っていても、「ありがとう」と言われたい為に藤岡がきてから座布団は出す様にしていた。
過去に一度カナが座布団を出してからは、藤岡が来るまで座布団を隠す念の入れようだ。
藤岡が特等席に座ると、千秋も自分の「指定席」に腰掛けた。

秋 『よいしょっ…』
藤『…ねぇ千秋ちゃん。前から不思議だったんだけど、どうしてオレの膝の上に座るの?』
秋『ん…?私が座ると…藤岡は迷惑なのか?』

千秋は少し暗く心配そうな表情で藤岡の方を向いた。
藤岡は何かまずい事を言ったのかと、すこし慌てた様子で話し続けた。
藤『いゃ、全然平気なんだけど、なんでかな~って。…アハハ……。』
秋『藤岡はお父さんに似てるらしいんだ。』
藤『えっ…お父さん?』
秋『前にハルカ姉様が、「藤岡君の雰囲気がお父さんに似てるのよね」…って、
私はお父さんがどんな人か…何故いないのか知らないんだ…。』


246:この野郎
07/12/11 23:48:12 v57xcLup
その後も千秋は話続けた。
物心ついた頃には姉しかいなかった事…
何故かお父さんの事を聞くとハルカが困った顔をすること…

秋『……でも…私がお父さんの事を聞くとハルカ姉様が困る。だからもういいんだ…。』

千秋は目を真っ赤にして下唇を少し噛み悲しい気持ちを押さえ、藤岡には悟られないように笑顔をみせた。
しかし藤岡はすぐに千秋の気持ちを察した。
そもそも千秋が笑顔を見せる事自体が不自然だった。
そして藤岡は再び話をして話をきりだした。

藤岡 『よし!じゃあ今からオレが千秋ちゃんのお父さんになる!』
千秋 『ぇ…?ど…どうしたんだ藤岡?カナのバカがうつったのか?』
藤岡 『こら、千秋!藤岡じゃなく「お父さん」とよびなさい!』
千秋『え…ぁ……ご、ごめんなさい……ぉと……ぅさん…。』

普段静かな藤岡の、あまりの勢いに押され千秋は藤岡をお父さんと呼んだ。


247:名無しさん@ピンキー
07/12/12 00:12:35 qdi4KHF+
この文章ならセリフ前の名前はいらないと思うな良い意味で

248:この野郎
07/12/12 00:15:29 wbDUxpRA
場の雰囲気で言ったものの、千秋はまんざらでも無かった。

千秋 『(藤岡がお父さん…か。…エヘッ…)』
藤岡 『ん?どうした千秋ニヤニヤして、お前が笑うなんて珍しいじゃないか。』
千秋 『う…うるさっ……///』
藤岡『どうした~?今度は顔が真っ赤だぞ?ほらほら。(フニフニ)』

そう言って笑いながら千秋の頬をかるくつねる藤岡。
千秋の胸は幸せでいっぱいになりながらも、ハルカの説教が〆に入り、終わりそうなのを聞き逃さなかった。

千秋 『(ハルカ姉様があの話を始めたという事は…説教も後5分って所か…)』
藤岡『ん?千秋、今度は深刻な顔してどうした?』
千秋『…藤……ぉ…お父…さん、私をだっこしろ…。』
藤岡『ぇっ?きゅ…急にどうしたの?』
千秋『うぅ……いぃから早く!時間がないんだ…!』

そう言うと千秋は藤岡の首に手を回した。
どうしたらいいのか分からない藤岡は、取りあえず千秋を向かい合わせにし、自分の膝に乗せて抱いてみた。
藤岡の肩に顔を乗せ目を細める千秋。
実は千秋の言う「だっこ」とは、「お姫様だっこ」の事だった。
しかしこの体制は、誰がどこから見ても抱き合っている形だった。
千秋は自分の口元にある藤岡の耳に、思い切ってあるお願いをしてみた。

千秋『父親は娘に…キ……キスくらいする…よね……』

249:この野郎
07/12/12 00:38:11 wbDUxpRA
千秋の言葉に、急に慌て出す藤岡。
相手は小学生とは言え、3歳しか変わらない…当たり前と言えば当たり前だ。
言った千秋も言われた藤岡も顔が真っ赤になり、変な空気が流れた。

『あ…ぁの……変な意味じゃないんだ。勘違いするなよ藤岡。ただ、親子と言うのは…そういう事もするのかと……』
何やら良く分からない言い訳をする千秋。
しかし藤岡は真っ赤な顔をしながらも、真剣な顔で千秋を見つめた。

『千秋ちゃん、じゃあ…目をつむってくれるかな。』
『えっ…こ…こぅ……かな…』
『ぅん、じゃあ…いくよ…。いいね。』
『ぁ……はぃ…。』

緊張のあまり、『千秋・お父さん』と呼び合う約束の「親子ごっこ」をすっかり忘れる二人。
千秋はキツく目を閉じ、体中の殆どの神経が唇に集中している気がするくらい緊張した。

『……チュッ…』

キスをした音が聞こえた。
しかし千秋の唇には何も触れた感覚は無かった。
唇に集中した神経が体中に戻って行く……それにつれ頬に暖かい感覚を感じ始め、千秋は気付いた。

『(あぁ…ほっぺにキスをされたのか…。』

250:この野郎
07/12/12 01:04:43 wbDUxpRA
『キス……確かに頬もそうだけど……ゴニョゴニョ……』
千秋の考えていたキスとは違う…しかもだっこの時とは違い、マイナスな方の予定外……
しかし千秋にはもう一度言う勇気など無かった。

『ぃゃー…アハハ…さすがに小学生に唇にキスするわけにもいかないからね。』
藤岡が照れを誤魔化そうと口走ったこの言葉…
しかし千秋には『子供扱いされた』と聞こえた。
自分はカナと同じ土俵に上がる事も出来ないのか…
そう思うと悔しさが込み上げて来た。
すると千秋の表情が見る見る変わって行く…
千秋は何故か台所へ行き、塩を持って来た。

『おりゃぁー!!』
そう言って藤岡に目掛け塩を掛ける千秋。
『ちょ…目に……痛い痛い!!どうしたの千秋ちゃ……んっ…鼻まで痛っ…!』

座っている藤岡の目に塩をかけ、目をつむった隙に今度は藤岡の鼻を摘み顔を上げる千秋…
少し藤岡の顔を見つめた後、空いた片手を握り締め藤岡の唇に自分の唇を重ねた。
鼻を摘んでいる為、開いている口の中に千秋は下を入れた。

『ん…んんっ……(あれ…この後どうするんだろ…)』

どうしたら良いか分からない千秋は藤岡の舌を2・3度ペロリと舐め、藤岡から離れた。

『キ……キスって言うのは…こうするんだ!』

千秋は平静を装い、なんとか意地を張った。

251:この野郎
07/12/12 01:06:17 wbDUxpRA
皆さんの意見を参考にしているつもりですが、
もっと指摘があればドシドシいってください。orz

252:名無しさん@ピンキー
07/12/12 01:10:15 SMpg7zkb
いや、君は最高だ!眠れなくなるほど!


253:名無しさん@ピンキー
07/12/12 01:39:33 pzRb2wGY
この野郎さんナイスです!
あんなぶつ切りやろうなんて気にしないでバンバン投下してくだせえ!

いいか気にすんなよ!絶対だからな!

254:この野郎
07/12/12 01:48:08 wbDUxpRA
……………

意地は張ったものの気まずい空気が流れる。
そして絶え切れなくなった千秋が動いた。

『そ…それにしてもカナの奴遅いな…ちょっと見て来るよ。』
『ぁ…アハハ…そ、そうだね。うん、頼むよ。///』

顔を赤くし、照れ笑いを浮かべながら、答えた藤岡を見て千秋はホッとした。
『(良かった…嫌われては無いみたいだ…)』
そして千秋はハルカの部屋に向かった。

ガチャ…

秋『ハルカ姉様、失礼します。』
夏『おー。どうした千秋、今にも爆発しそうなくらい顔を真っ赤にして。』
秋『お前こそ制服のスカートと下着を脱いで、どうしたバカ野郎。ハルカ姉様に変なもん見せんじゃ無いよ。』
夏『ふふふ…これだから毛も生えて無いお子ちゃまは…』
『な…なんだと?じゃあどういう事か説明してもらおうじゃないのさ。』
『いいだろう、その閉じ掛けの目を開いて良く聞け!私は今、身だしなみを整える為、ハルカに剃ってもらっていたのだよ!』
『……いや、そんなの自分で剃りなよ。しかも閉じ掛けの目は関係ないよ。』


255:この野郎
07/12/12 01:51:56 wbDUxpRA
読んでくれてる方々ありがとうございます。orz

本日は頭も割れそうな位痛いので寝させていただきます。orz
また明日書きます。(^ω^)ノシ

256:>>226続き
07/12/12 02:02:42 pzRb2wGY
俺は南の口内を堪能する。これが南の…。
興奮が治まらない。正直勃起してる。だが、しようとは思わない。今はこれで満足だ。そう、今は。

257:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:08:35 pzRb2wGY
その後、何事もなかったかのように部屋から出て、三姉妹に別れを告げた。
春香さんと千秋ちゃんから芳しくないオーラが漂っていたのが気になるが…




就寝間際、今日の出来事が夢だったのではないかと自問してみた。
いや、それはない。愚問だったな。


それにしても、南、良かったなあ。南の感触を思い出して、思わずにやける。
明日も、できるかな?

明日に希望を持ち、眠りに落ちた。

258:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:15:44 NwgzYpG4
>>253
自虐ネタかよw

259:名無しさん@ピンキー
07/12/12 02:21:33 pzRb2wGY
翌日、俺はいつも通り学校へ向かう。
今日から南とのほわほわのラブラブスクールライフが始まると考えると、ニヤニヤが止まらない。
通りすがる人々に不振がられながら無事に学校にたどり着く。


教室の扉の前。中からはいつも通りのざわめきが聞こえる。俺は意を決して扉を開く。そして入る。クラスメートと挨拶を交わす。
そして、南は…居る。俺は南の元へ歩む。

260:名無しさん@ピンキー
07/12/12 06:04:48 FWjzoNk+
アニメでは活躍してないけど、ここの藤岡は大活躍だなw

261:名無しさん@ピンキー
07/12/12 13:41:30 feIy1SGo
オレはここのマコトにも頑張って欲しいぜ

262:名無しさん@ピンキー
07/12/12 15:46:05 5BuYNkPi
マコちゃんはまだですか?

263:名無しさん@ピンキー
07/12/12 16:12:17 pzRb2wGY
トウマとのなら今晩にでも投下する

264:名無しさん@ピンキー
07/12/12 17:18:45 tvtYw8qS
半裸で待ってます!!

265:名無しさん@ピンキー
07/12/12 19:42:25 YckcuDYY
>>255
指摘させてもらうなら
まず名前を書かなくても大体のことは分かるので名前は要らない
あと、3点リーダ(・・・←これのことな)これの使いすぎ
これを使わないと書きづらいのは分かるが少し多い気がする

良点として
会話と説明の部分を切り離すことによって話が読みやすい
携帯からの投稿にもかかわらずGJ過ぎる内容・量そして気力

最後に
これからもがんばってくれ 

266:名無しさん@ピンキー
07/12/12 20:17:51 /71t7eRo
>265に一つ付け足させてもらうと、体言止めの多用は止めた方がいいぞ

267:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:14:53 pzRb2wGY
>>264
ごめん、来年二月の第二木曜日まで待ってください

268:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:26:32 wbDUxpRA
>>255です。(^ω^)

ますます参考にさせていただきます。orz
名前もいらなかったんですね。
前の方が『名前無いとどれがどれか分からない』みたいな事を言われていたのでつい。(^ω^)

質問なのですが、恥ずかしながら『体言止め』の意味が…。orz
句読点の付ける場所が悪いのでしょうか?

269:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:32:21 pzRb2wGY
狼狽えるな!ど、堂々と構えろ俺!

「み、南、おはよう!」
南が振り返る。
「……」
えっと、どうしてそんなに不機嫌なんですか?
「…あぁ」
むすっとしている。
「あの」
「話しかけるな。」
「え?」
凍り付く俺。
「…」
南はそういうと、机に突っ伏した。
「あ…ぇ、あぁ」
俺は何が何だか分からないまま、渋々と自分の席につく。
この俺ですら状況が把握できていないんだ。クラスメートは尚更そうっぽかった。

270:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:51:25 pzRb2wGY
休み時間に再び声をかけてみたが、やはり反応は変わらない。俺、何かしたかぁ?
不満よりも不安が募る。もしかして早くも「終わり」なのか?そんなのはイヤだ!
と考えるも為すすべはなく、放課後になってしまった。

271:名無しさん@ピンキー
07/12/12 21:53:44 pzRb2wGY
私は、昨晩からずっと悩んでいた。明日、奴と会ったらどうすればいいのか。
「どうすればいいのか」、その答え自体は易い。普通に接すればいい。だが…


結局、学校に着いても悩みは耐えない。
まだ藤岡は来ていない。このまま休みだったらいいんだがなぁ。だがそんなうまい話は無かった。

「み、南、おはよう!」
奴は態態ご丁寧に朝のご挨拶をしてきやがったんだ。
どうしろってんだよぅ
と、兎に角!いつも通りの顔で!…って、できるかぁぁぁぁあ!



やってしまった。これ以上ない不機嫌そうな顔で迎えてしまった。あれ、絶対勘違いしてるよ、藤岡。
休み時間にも藤岡に声をかけられたが、どうにも素直になれなくて、冷たくあしらってしまった。


そして放課後…

272:名無しさん@ピンキー
07/12/12 22:05:51 xMrHpRhZ
>>268
台詞前の名前つきは大体小ネタが多いよ
お前さんの場合は地の文があるから台詞前の名前はいらない、ってことじゃないかな
キャラをはっきりさせる場合は地の文を多くするか、台詞でその人物っぽさをいかに現すか、この二点に限られる

簡単に纏めると
「台詞の前についてる名前はいらない」けど「投下する際には名前欄にタイトル(名前)をつけて投下する」ってことだからな
特に連作の場合、タイトルつけて云々、ってのは投下時の基本中の基本
前の方ってのも「タイトルつけてくれ」って話だから気にすんな。お前さんは大丈夫

あとそういう質問もここではやらないほうがいいぞ
自分で調べる努力をしないとウザがられる場合が多い
もし、自分で調べて理解する努力をしても本当にわからないんだったら…聞くといい
最終手段だけどね


273:名無しさん@ピンキー
07/12/12 22:25:32 NwgzYpG4
>>269
あと細かいけど『』じやなくて「」のほういいよ
特別な意味があってやってるの以外ならね

274:この野郎
07/12/12 23:25:26 2rwoQr66
皆さんの意見を取り入れつつ、ただいまより続き投下します。  ノ

275:名無しさん@ピンキー
07/12/12 23:26:27 FWjzoNk+
>>273
このうっかりさんめw

276:この野郎
07/12/13 00:04:01 2rwoQr66
ちょうど身だしなみを整え終えたカナは下着をはきはじめた。

「そう言えば千秋、さっきだれか来なかったか?」
「あぁ、そう言えば藤岡を待たせているのをバカ野郎のせいですっかり忘れてたよ。」
「ほぇー、藤岡なんて呼んだっけな?」
「・・・・・・」

普段ならバカさ加減にパンチの一発もお見舞いしている千秋だが、
今回ばかりは藤岡を呼んできたカナに心の底でかすかに感謝していた。

「おー藤岡よく来たねぇ。」
「あぁ、おじゃましてるよ。今日は何の用かな?」
「え?なんでかなー?忘れたよ。」
「え?忘れたの?!(まぁ家に呼ばれただけで嬉しいけど・・・)」
「それよりお前、なーんで塩まみれなんだよ。家が汚れるだろう。」
「これはさっき千秋ちゃんに・・・」

そう言った瞬間、さっき千秋とキスをしたことを思い出し、
藤岡は顔を赤くして黙り込んだ。

「??なんか知らんが部屋を汚されてはかなわん。風呂に入ってこいよ。」
「あ・・あぁ、そっか・・・じゃあお風呂かりるね。」

そう言って藤岡はお風呂に向かった。
シャワーを浴びながらさっきの千秋の事を忘れようとする藤岡、
「(まいったなぁ・・・全然頭から離れない・・・)」

『ガチャッ』

扉が開く音で、藤岡は脱衣所の方を見た。
すりガラス越しに見えるシルエットはまさしく千秋だった。

277:この野郎
07/12/13 00:21:39 Y63Rllma
慌てる藤岡をよそに、服を脱ぎ風呂場に入ってくる千秋。

「さっきは塩かけて悪かったよ、せめてお前の頭を流すくらいはさせてくれ。」
「あぁ・・いいよ気を使わなくても。。」
「まぁそう言うな、お前はそこに座ってればいいんだ。動くなよ、絶対だからな。」

千秋に圧倒され椅子に腰を掛ける藤岡。
千秋は藤岡の後ろに立ち、頭を洗い始めた。
千秋の胸が『ほぼ』無いとはいえ、藤岡の背中には柔らかく、
更にその先には確かに固くなった二つの何かが時より藤岡の背中に当たっていた。

「へ、へぇー。藤岡は見かけによらず筋肉があるんだな。」
「あぁ、一応サッカー部で鍛えられてるからね。」
「私なんて筋肉や脂肪がほとんどないよ。胸にくらい少しは脂肪が欲しいよ。」
「あはは、気にすること無いよ。それに千秋ちゃんの肌は白くてすべすべで綺麗だよ。」
「なッ・・・お前、適当なこと言ってご機嫌とろうとしてるな!」
「本当だよ。さっきから背中に当たってる千秋ちゃんの肌、柔らかくて気持ちいよ。」
「あ・・ぁぅ・・////・・ぅ・・ぅるさいバカ野郎ーー!!」

そう言って千秋は藤岡の顔にシャワーをかけ風呂場をどび出した。

278:この野郎
07/12/13 01:01:11 Y63Rllma
また何か千秋を怒らすような事をしたかと考える藤岡だったが、
結局分からないまま風呂場を後にした。
茶の間からは千秋とハルカの声が聞こえる。

「あら?千秋どうしたのそんな格好して?」
「これは・・・私の気に入ってる服なんです。」
「でももう12月よ?キャミソールにミニスカートなんかじゃ風邪ひいちゃうよ?」
「いんです、藤岡が帰るまではこれで・・・」
「???」

千秋は藤岡に肌がきれいと褒められたのが嬉しく、もっと藤岡に見てもらうために
クローゼットの夏服用の段ボールからキャミソールを引っ張り出してきたのだった。

「あっ、お風呂ありがとうございました。」
「いぇいぇ、それより今日は夕飯食べていくわよね?」
「えっと・・・じゃあお言葉に甘えて・・・」
「よーし、じゃあたくさん作るから遠慮せずにたくさん食べてね!」

そういうとハルカは台所に向かった。
千秋が何かを待ってるような目で藤岡を見ている。
藤岡はなんとなく気付きつつも、なんと言っていいか考えていた。
(なんでこっちをずっと見てるんだ?)
(なんでこの真冬にあんなに肌が見える薄着を・・・?)
(・・・・・あっ!!もしかして。。)
何かに気づいた藤岡が千秋の横に座った。

「千秋ちゃん。」
「ん?なんだ?」
「やっぱり千秋ちゃんは肌が真っ白できれいだね。」
「!・・・/////・・・そんな事・・・」
「ほら、早くココおいでよ。」

そう言うと藤岡は足を千秋が座れるくらい少し開き、手を差し出した。
いつもは勝手に座ってるだけの千秋なので、なんだか嬉しいやら恥ずかしいやらで顔が赤くなった。
いつもの様に藤岡の前に座り、寄り掛かる千秋。
部屋の中とはいえ12月の寒さで千秋の体は冷たくなっていた。
藤岡はそっと後ろから千秋の体を覆った。

「寒かったでしょ?」
「べ・・別に・・服だって好きで着てるだけだよ。」
「そっか・・・暖かい?」
「ぅん・・・」

ずっとこうしていたい・・・と思っていた所に新たな来客者が現れた。

『ガチャッ!』

「こんにちわーー!!カナさーん!」
「おぉー、マコちゃん来たか!」


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