07/11/27 16:49:06 U0IjNHUH
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そして姫の失踪から何も進展しないまま二年の時が過ぎようとしていた頃、姫を見つけることに成功したが既に手遅れになっていた。
ホーネットの手で私も姫の捜索隊へと編入させられ、目撃した部下とどうするか話をしてる最中に偶然通りがかったティークに聞かれた。
部下は悪くなかった、王の命令だ。私がなにがあっても言うなと言われたこと以外全てを王に話した。
「あぁよかった…無事なんだな、よかった…! よかった…!」
私の言葉など聞く耳持たず、すぐにティークと私、そしてホーネットで会いに行くことになった。
そして知られなくなかったことをティークはは知ってしまった。
「……」
まずは遠くから見るだけということで姫が隠れていた街の外から眺めることとになり、一つの民家から出てきた姫を見てティークは絶句した。
いつかの時に見たあの男と共に出てきた姫は両手の赤子を抱き、ティークに見せたことすらない笑顔で男と話をしていたからだ。
その光景からティークは全てを悟ってしまい。壊れてしまった。
「夜までに軍を用意しろ。この町全てを焼き払う」
耳疑う言葉に私もホーネットも顔を見合わせた。
王の言葉は絶対だ。ホーネットは返事一つで馬にまたがりすぐに城へと戻る。
「若…」
「あのスラルと男とあの子供は捕えろ。あとは全て殺せ」
というプロットを思いついた。
誰かこれを元に描いてくれるのを祈る。