08/01/09 00:03:00 dU723bhV
>>265
継接ぎだらけの人形を持ったカースメイカーの隣に
頬を染めながら何かを堪えているブシドーが居た。
ツスクルとレン。
エトリアの冒険者の中でも最上位と言って差し支えない二人組みだ。
「くっ……私に何をしたんだっ」
荒い息をつきながら相方に詰め寄るレン。
しかし、当のツスクルはどこ吹く風だ。
「何も……。私はただ、人形を触っているだけよ……」
そう言いながらツスクルは手に持った人形の股間をなで上げた。
「ひゃっ…………ツスクルっ!
お前が人形を触る度に……その、なんだ……」
言いよどむレンにツスクルが聞き返す。
「私が人形を触る度に……何?」
その抑揚のない声に楽しんでいるような雰囲気を感じ取ったレンは
怒りを顕わにして続きをまくし立てた。
「お前が人形を触る度に、私にも触られる感触が伝わってくる!
呪言を使っただろうっ!!」
「ご名答……。
これは関係性と類似性を基にした呪言で……」
言いながら人形を撫で回す。
「んんっ……」
震える肩を自ら抱え込み懸命に堪えるレンは
自分を見る相方の瞳に狂気を見たような気がした。
(省略されました。)