07/12/04 15:18:41 nfFABrQm
こんなにかわいい妹だ、好きだといわれて嬉しくないわけがない。
そう、俺も周りからはシスコンだと思われている。
本人にも自覚はある。
だが、そうじゃないのだ。
俺はあくまでも兄として妹をかわいがっているのであり、決して性的な
意味ではないのだ。
だが─だがしかし!
やはり、いくら血のつながった兄妹とはいえ、最近妙に大人っぽくなって
きたし、さっきからずっと背中に触れている弾力やら、ふとした時に見せる
しぐさやらが色気を─
っと、いかんいかん。
余計なことを考えるのはよくない。
妹には彼氏のいる様子はない。
もちろん理由は解っている。
お兄ちゃん大好きっ子なのだ。
こいつは中学三年生になっても、いまだに兄離れできていないのだ。
「お前なぁ、もう半年もしないうちに高校生になるんだから─」
そういいかけた俺の首に、妹の指が食い込んだ。
「いい加減、兄離れしなさい……って?」
ぞくりとして、俺はそこから先を言葉にできなくなった。
「うっ……」
冬だからじゃない。
全裸だからじゃない。
「ちょっ、やめ……おい……っ!」
首に絡まれた指が俺の頚動脈を押さえつける。
凍えるほどの冷気が浴室を満たしていた。
やっぱりつづかない。