【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合23at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合23 - 暇つぶし2ch250:もんもん妄想(2/3)
07/11/06 15:15:21 qrblm0p/
 彼女は弓のように背中をそらして、自分の芯を貫く痛みを逃がそうとしているようである。
 あまり大きくない乳房が桜色に染まり、その谷間に俺の唾液と彼女の汗がテラテラと部屋の光に
反射している。
「はあはぁはあ…痛い、ゆ、許して、抜いてよぉ。」
 まだ半分ほどしか挿入していないのに、モンモランシーは俺へ哀願の眼差しを向ける。
だが、俺はこの甘美な行為を途中でやめるほど、人間ができてはいない。
「馬鹿野郎、止めるわけないだろ」
「た、助けて…ギーシュ」
「ギーシュは、来ねえよ振られたんだよ、お前は!」
 どうしようもない現実が分かったのだろう、彼女は再び目をぎゅっと閉じると、
苦痛に対する準備を始めたようだ。
「うっ…も、もうそれ以上は入らないわ」
 痛みで神経が興奮しているせいか、乳房の先端がツンと突起している。
 よく見ると蕾の周りを彩る部分までがいやらしく盛り上がっていた。
 それを見ると我慢が出来なくなり、噛み付くようにしゃぶりつく
「あっっう、い、痛い、痛いっ。」
 さらに肉の谷間が内側へめり込むようにして裂ける。
「きっきつい」
 彼女の膜壁は俺の肉棒を圧迫しながら、その侵入者を外へ外へと追い出そうとする。
「あっあっ…」
 モンモランシーの花弁はポーション効果でぐっしょり濡れている。
「く、動かすぞ」
「いやぁああ・・・」
 それでもギシギシと軋むような感じで粘膜同士が摩擦し、いくら他人事とはいえ
 彼女の苦痛が伝わってくるのが分かった。
「痛いっっ…ぅうっ」
 あまり大きくない乳房が目の前で揺れている。俺はその乳房を眺めながら腰に入れていた
力を少しだけ緩めた。
「っっ…。」
 ホッとしたのか彼女の身体から力が抜ける。
 その瞬間に俺は肉棒の根本を自らの手で持ちグルグルと中をかき回すようにしてやる。

251:もんもん妄想(3/3)
07/11/06 15:16:20 qrblm0p/
「こ、こんなのいやぁああ」
 腰が合わさる場所からネチネチと厭らしい音が響く。
 モンモランシーはまるで身体をかき回されるような感じなのか、腰の動きに合わせて身をよじらせた。
「くぅ…ぅうん」
 鼻に抜けるような甘い声を吐き、モンモランシーはそのままイヤイヤとする。
「も、もぅ…」
 そこまで彼女が言いかけた時、俺は言葉を遮るかのように、再び腰へぐっと力を入れてやった。
 その瞬間、彼女は身体を縮めるようにして悶える。
「いたぃ、だ、大嫌い。」
 普通なら不快感を覚えるその言葉も、今の俺にとっては心地よい響きですらある。
 今の俺にとって大事なのは、自分の快楽を求める為に行われる肉と肉の摩擦のみだけだ。
「も、もう許して…」
徐々に腰の動きが、速くなる。
 押し出されるような感じであそこからは蜜が溢れ、お互いの腰をぐっしょり濡らす。
「はあはあはあ…も、裂けそうぅ」
 性的に未開発な身体をケダモノのように犯しているのだからモンモランシーの言葉も当然である。
「ああっ…ううぅ」
 俺の腰の動きはさらに加速し、モンモランシーの中を激しく突き上げた。
「痛いぃ…」
 肉圧が強くなり、なま暖かい膣壁が肉棒全体を包み込む。
 そして先端だけに感じていた甘い感覚は、やがて四散するように身体へ広がり始めた。
「もう!!」
 叫び声とほぼ同時に、俺のモノがぎゅっと締め付けられる。
「だ、だめ…中あっ。」
 体液が自分の身体の中で広がるのを感じたのだろうか、
 モンモランシーは不安と驚きが混じったような表情で俺の顔を見た。
「ああ…ど、どうして中で…あぁ」

 ぼーっとして、涙目のモンモランシーがベットでへたり込む
「・・・平民に純潔を奪われてしまったわ…もうお嫁に行けない身体なのね…なんて屈辱・・・」
 自虐的に放つその言葉を愛しく感じ思わず抱きしめ、
 背後から乳房をゆっくりゆっくり揉みはじめる。
「もう十分でしょ・・・?」
 再起動し始めたアレがモンモランシーの震える肌に触れる。
「これ以上何をしようって言うの…?」

252:名無しさん@ピンキー
07/11/06 15:17:45 qrblm0p/
(´・ω・`)虹板の画像で妄想してみた

初SSなので間違いがあったらすまぬ(´・ω・`)

253:名無しさん@ピンキー
07/11/06 15:55:27 Mm9lQi2O
>ボルボ氏
GJであります。

>>252
間違いというか、投下前に一言入れたほうがいいよ。
特にこういった作品はね。
まあGJ!

254:名無しさん@ピンキー
07/11/06 16:37:49 2xl1rEXB
ボルボ氏GJ!
アン様好きな俺には最高級の食材であります!

255:名無しさん@ピンキー
07/11/06 16:45:12 CPum70d4
>>245
エロいよ、あんたエロ過ぎるよw

256:名無しさん@ピンキー
07/11/06 16:58:17 C2a4YT9C
>>245
素敵アン様をありがとう
そして早くルイズ編執筆の作業に戻るんだ

257:名無しさん@ピンキー
07/11/06 17:22:52 6TrH/oaV
>>245
さすがに妊婦ものは嫌だな…なんて思ってた自分だけど
ボルボ氏のものは何だろう すごく読みやすい
ドSでアンリエストな自分にとったら最高ですた
GJ!

>>251
ギーシュが居る理由でモンモンネタは少ないよね
けど結構モンモンも好きなんだぜ
GJ


258:かくてる
07/11/06 19:53:33 aha+H1ap
「かくてる」こと199です。新作投下します。トマトジュースかブラッディメアリーをお供に推奨。

「美味しいサイト」

259:美味しいサイト
07/11/06 20:00:12 aha+H1ap
 サイトは必死で学院に駆け戻った。ルイズが魔物に襲われ重篤だと言うのだ。学院に着くと、ルイズの
いる医務室は立入禁止だと言う。だがサイトは制止を振り切って医務室に飛び込んだ。
 室内では白衣を着たマリコルヌがルイズを太い鎖で縛り上げて吊そうとしているところだった。控え目
なルイズの胸には鎖が食い込み、口には始祖ブリミルの銀の聖具をあしらった革製の猿轡が痛々しい。
「マリコルヌてめえ!」
 サイトはデルフリンガーを抜いた。マリコルヌは蒼白な顔で叫ぶ。
「サイト、違うんだ!」
 サイトはマリコルヌを跳ね飛ばすと鎖を即座に叩き切る。
「なあ相棒、この鎖なんだが……」
 デルフの言葉も無視してサイトはルイズのいましめを全て解いた。
「サイトッ!」
 ルイズは泣きながらサイトの胸に飛び込んだ。サイトはルイズをぎゅっと抱き締める。
 ルイズはそっとサイトの首筋に口付けて囁いた。
「いっただっきます♪」
 かぷり。
 ちゅーちゅーと吸う音が聞こえ、サイトは気を失った。

「だから止めたのに」
 マリコルヌは憮然としてサイトに説教する。サイトは口の中の牙をつつきながらうなだれた。
 ルイズは吸血鬼に襲われたのだ。2次災害を避けるためにルイズを束縛していたところにサイトが飛び
込んだのだという。
「でも、何でマリコルヌは大丈夫なんだ?」
 サイトのもっともな疑問にルイズは答えた。
「たしかに吸血鬼は処女・童貞の血なら吸うわ。でも私は不味い血を吸うほど卑しくはないわ」
 なるほど、サイトとルイズの周りを囲んで障壁を作っているのはコルベール以外の教師とキュルケだ。
 と、その輪にシエスタが飛び込んできた。
「サイトさん!」
 心配そうなシエスタの顔。途端、サイトは強烈な渇きをおぼえた。なんてシエスタは旨そうなんだ。
「シエスタ、いっただっき……」
「この馬鹿犬っ!」
 サイトはいきなりルイズに吹き飛ばされる。ルイズは胸ぐらを掴んで叫ぶ。
「これ以上被害者増やしてどうすんのよ!」
「俺を吸血鬼にしたのはルイズだろ!俺の血で喉を潤しておいて何言ってんだよ!」
 ルイズはうっ、と言葉に詰まる。だが再びルイズは強い表情で言った。
「わかってるわよ。それに使い魔の餌ぐらい、ご主人様が面倒みるわ」
 その場の全員の目が点になる。だがルイズはサイトの頭を優しく首筋に抱いて言った。
「こここれ以上、被害は出せないし!」
 ルイズの髪からふんわりと美味しそうな匂いが立ち上る。サイトはルイズの首筋に噛み付いた。
「ちょっ!そんながっつかないで!そんな吸っちゃ!あ……う…ふぅ…はあっん」
 サイトは満足して離れると、惚けた声で言った。
「ルイズ……美味しかった」
「シエスタはいらないわよね?」
 サイトは熱にうかされたようにうなずく。ルイズはサイトを再び優しく抱き寄せて言った。
「また喉が渇いてきたけど首筋ばかりじゃ痛いだろうから、違うところから吸うわ」
 ルイズはサイトのシャツを捲りあげると乳首に吸い付く。サイトは身を捩らせながらも恍惚とした表情
を浮かべた。
「サイト美味しい。全身から吸っちゃいたい」
 シエスタの怒号が響く中、ルイズはサイトの両方の乳首をゆったりと賞味し続けた。

 この日、お見舞いに来てサイトの姿を目にしたアンリエッタ陛下は、シエスタ謹製のスタミナドリンク
を飲みながら、自ら徹夜で吸血鬼の血清を完成させたという。

260:名無しさん@ピンキー
07/11/06 20:04:01 qTUgTFhv
支援

261:かくてる
07/11/06 20:04:15 aha+H1ap
投下終了

262:名無しさん@ピンキー
07/11/06 20:22:49 AZbDEoo+
うわぁ…

263:名無しさん@ピンキー
07/11/06 20:47:31 J/tMJx6a
いただきマンゴスチン

264:名無しさん@ピンキー
07/11/06 22:39:58 KnL4aEy5
GJ!

265:名無しさん@ピンキー
07/11/06 23:58:57 fcCRpJFf
>>251
GJ!!
だが、次からは注意書きが必要だな。そういうの苦手な人も多いし。
オレは楽しめたけどね

266:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:08:02 y5eO+ccM
えーい、この吸血バカップルめ!
いつまでも二人でイチャイチャ、チューチューしてるがいいっw

267:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:23:15 +HyjIYoe
初めまして。
初めてのSS投稿なので間違いなどあるかもしれませんが、
どうぞよろしくおねがいします。
題名は「ウサギ林檎」です。

268:ウサギ林檎
07/11/07 01:29:46 +HyjIYoe
 ルイズとシエスタが風邪を引いた。原因は昨日の風呂だと思う。
 昨晩、才人がいつものように自作の風呂に入ろうと部屋を出たところを、
使用人ですからとシエスタが一緒に入ろうとし、それを見たルイズもご主人様だからという理由で強引について来た。
大きい釜といってもさすがに3人はきつく、好機とばかりにシエスタが才人に密着し、
それを見たルイズが大暴れ。そのせいで風呂釜が倒れて湯冷めしたのだろう。
「ヘクシュッ!!…ったく、なんであんたは風邪引かないのよぉ……」
 布団の中から赤い顔だけ出してルイズが睨んでくる。
「そんなこと言ってもなぁ~、男だからか?」
 実際才人一人が風邪を引かなかったのは不自然であるが、掛からなかったのは事実である。
案外馬鹿は風邪引かないと言うのが当たっていたのかもしれないが…。それに、
「でも俺まで風邪引いたら大変だろ。誰が看病するんだよ」
 確かに、この部屋には才人とルイズとシエスタの3人しかいないのだから、才人まで風邪を引いたら大変である。
 するとルイズは顔をさらに赤くしながら、
「まぁそれは仕方がないとして、なんで私がシエスタと一緒のベッドなのよ!」
 隣で恍惚とした目で才人を見つめていたシエスタを見ながら怒鳴った。
「いいじゃないですか。ベッドは一つしかないんですしぃ~」
 この部屋にベッドは一つしかなく、元々3人で寝ていたので1人減る分には問題ない。
口ではああ言っているが、流石に病人であるシエスタを床で寝かせることは出来ず、ルイズはダダを捏ねるばかりである。
「そうだよ。それに元々一緒に寝てたじゃないか。今更いいじゃん」
「そうですよ。それにこうしてサイトさん看病が受けられるわけですし」
「ちょっとシエスタ、何言ってるのかしら。サイトは私の使い魔なんだから私を看病するの!!」
「別にいいじゃないですか!サイトさんはミス・ヴァリエールだけのものではありません!!」


269:ウサギ林檎
07/11/07 01:31:19 +HyjIYoe
 ベッドの中で喧嘩し始めた2人を見ながら、
『そういや風邪引てダダ捏ねてた時、よく母さんが林檎剥いてくれたっけ』
 などと思った才人は、棚にあった2つの林檎と小振りのナイフを持ってベッドの脇に腰掛けた。
「あら、あんた林檎剥くの?まぁご主人様の為に働くなんて使い魔として当然よね。
 さっさと剥きなさい。一応食べてあげるから」
「なんだよ、文句を言うなら喰うなよ」
「…っな!?」
「そうですよミス・ヴァリエール。いやなら食べなきゃいいじゃないですか。
 サイトさんの剥いて下さった物でしたら、私何でも食べますわ」
「ちょっと何言ってんのよ、この色ボケメイド!」
 いい加減五月蠅くなってきたので、林檎の皮剥きを始めようと才人がナイフを持ったとき、
微かにガンダールヴのルーンが光った。すると林檎の皮の剥き方が自然と頭に浮かんでくる。
『やっぱすげえなぁ、ガンダールヴは。これなら失敗することはなさそうだ。…そうだ、ちょっと工夫して……』
「…ん?ちょっとサイト、なんで皮剥かないで林檎を切ってるのよ」
「そうですよサイトさん。何故皮を剥かないんですか?」
 2人が言うように、才人は林檎の皮を剥かず直接実を食べやすい大きさに切り、種を取ってゆく。
「いいから見てろって。…こうして…ああしてっと……」
 才人は切った林檎の皮にVの字に切り込みを入れ半分ほど皮を剥き、余分な皮を取り除いていく。
最後に残った皮を少し切り取り、完成した林檎を皿に盛り付けて…
「おもしろい切り方ね…」
「確かに変わった切り方ですね…」
「そうか?こっちの世界ではあまり知られてないんだな。俺の世界じゃ結構有名で「うさぎ切り」とか言ったかな」
 そう、才人は子供の頃よく母親がお弁当に入れてくれた兎型に林檎を切っていた。
「へぇ~。確かにうさぎに見えるわね」
「ほんとだぁ~、かわいいですね」
 そう言いながら、2人は兎型林檎をパクパク食べていく。
「こうして動物の形に切れば楽しく食べられるだろ」
「確かにこうすると、何でか食べやすくなりますね」
「本当、あんたの世界って変わってるわね。…そうだ、他にはないの?」
「他にか…」
 才人は地球にいた頃にしてもらった切り方や調理法を思い出した。
 タコさんウィンナーやサッカーボールおにぎりなど、子供の頃にお弁当によく入っていた品目を話した。
「へぇ~、あんたの世界の親って結構子供のこと考えてんのねぇ~。
 ……そうだ!今度その『たこさんうぃんなー』とやらを私に食べさせなさい!」
「えっ!?…なっ、なんだってぇ!?」
「そうですねぇ、そうしましょう。私にも『さっかーぼうるおにぎり』ってのを作ってくださいね、サイトさん!」
「いい、これは命令なの!ご主人様の命令は絶対なんだからね!!!」
 そう言いながらはしゃぐご主人様とメイドを見て才人は、
食材とかどうすんだろうとかぁ…と考えるのであった。


270:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:36:36 +HyjIYoe
終了です。
初登場で初投稿なので、いろいろ変なところもありますが、
これからよろしくお願いします。
そんなに才能ないので、今後書くか分かりませんが、
気が向いたら投稿しようかなと思います。
今名前とか考えてます。

書き出しが苦手なのでおかしいかもいしませんが、
ご了承ください。
題名もセンス無くてすみません。

271:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:43:56 jLYDzp8G
ハルケギニアにウィンナーはあるのか?
ハルケギニアに米は、そして海苔はあるのか?

伝説の食材を求めサイトの旅が今ここに始まる!!

272:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:50:58 nA4pvo28
ウインナーは自作できそうだが、海苔は難しいな。
あと、肝心の米が無い。ロマリアがイタリアっぽいからそこまで探せばありそうだが。
菓子パンなんかは作りやすそうだ。メロンパンとかアンパンマン型アンパンとか。


273:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:51:35 T/aa/jev
米以外はあるんじゃね?

274:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:57:58 yAVqxuu6
>>273
イタリーは水稲栽培やっているんで米はOkだけどもだ。
食紅使った真っ赤な魚肉ソーセージは日本に行かないと手に入らないんじゃないのかなあ。

275:名無しさん@ピンキー
07/11/07 02:02:32 jLYDzp8G
「ふん、なかなかよくやったと言いたいところだが…
 貴様の作ったこの握り飯には致命的な欠陥があるっ」
「なんだと!?」
ぐっと真ん中から割り開く
「シャケも梅干しもない…具がない握り飯でルイズ達を魅了できるとでも思うか!」
「馬鹿なっ、シンプルな塩むすびこそ最強に決まっている!」
「シンプル?ならば海苔などで飾るなっ!!」

とか、意味不明な電波を受信した。

276:名無しさん@ピンキー
07/11/07 02:23:15 Wb4wcRDT
なんか新しい書き手が増えてきたな。
嬉しいことなんだけど…>>270みたいな断り文はウザいな

277:名無しさん@ピンキー
07/11/07 02:28:32 jLYDzp8G
なんか新しい書き手が増えてきたな。
嬉しいことなんだけど…>>276みたいなイチャモンの方がよっぽど無粋だと思うよ

278:名無しさん@ピンキー
07/11/07 02:54:54 JvN38qzK
ソーセージはあるとしてもタコはどうなのかねえ
あっちじゃデビルフィッシュとか言われて忌み嫌われてるというし、食べ物をタコにしてもコミカルな感じには受け取られない気がする

279:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:51:36 SZ73+MM/
突発ネタ。
いや、流行ってるからつい。
*警告*
エロ抜きです(ぁ

280:教えて!魔法のリリック ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:53:27 SZ73+MM/
それは、月の綺麗な、ある夜の出来事だった。
才人はなんとなく夜の散歩をしたくなり、その旨を主人に伝え、学院の中庭を歩いていた。
いつもならそんな事言い出そうものなら『また他の女と逢引?今度は何?あの巨乳エルフ?』とか食いついてきそうなものだが。
ところが今日は、才人が夜の散歩をしたい、と申し出ると。

「ん。好きにしていいわよ」

と、やっぱりちょっと不機嫌な顔で言ったのだ。
その後勿論、注釈が続く。

「行ってもいいけど、ちゃんと、朝までには戻ってきなさいよ。
 …ま、枕がないと、ぐっすり眠れないじゃない」

枕とはもちろん才人の腕枕のことである。
才人はいっつもこんなんなら可愛いのになあ、などと口にはけして出せない事を思い、部屋を後にしたのだった。
そして、今に至る。
才人は何の目的もなく、薄く雲がかかる二つの月光を眺めながら、中庭をうろついていた。
すると。
どこからともなく、調子っぱずれな歌声が聞こえてきた。
それは、例えるなら酔っ払いの歌う子守唄。
歌詞の内容はどうやら子守唄らしいのだが、妙に音程とリズムがずれていて、聞くに堪えない。

「…へったくそだなあ」

声質は悪くない。だがそれゆえに、余計に音程とリズムのずれが気に障る。
才人は、こんなへたくそな歌を歌う相手を一目見てやろう、と音源を捜す。
その歌声は、どうやら食堂から聞こえてくるようだった。
才人はまっすぐ食堂に向かう。
そこでは、恒例の、食堂に飾られた魔法小人形、アルヴィーたちのダンスが繰り広げられていた。
そして。
そのダンスの輪の少し外側で。
薄い緑色の髪をした、髪の長いアルヴィーが、歌を歌っていた。
どうやらへたくそな歌はこのアルヴィーが歌っているらしい。
才人は食堂に入っていく。
アルヴィーたちはそんな才人を気にも留めず、踊り続ける。
しかし。
その歌っていたアルヴィーは才人が食堂に入った瞬間に歌うのを止め、まるで誤魔化すように他のアルヴィーたちの踊りに加わった。
しかしその踊りはぎこちなく、すぐに他のアルヴィーにぶつかり、輪からはじき出されてしまう。
両手を前でじたばたさせながら、転ばないようにその歌い手アルヴィーはバランスを取る。

「はわわわわわ」

そんな声すら聞こえてくるようだ。
…チョットマテ。
聞き間違いではなかった。
喋らないと思っていたアルヴィーが、目の前で今、声を出した。
才人はちょっと気になって、その歌い手アルヴィーに話しかけてみる。

「な、今歌ってたの、お前?」

話しかけられた歌い手アルヴィーはぎく!と一瞬動きを止め、そして、何事もなかったかのようなフリをして、他のアルヴィーの輪に戻ろうとする。

「なあってば」
「し、しししししりません!私話せません!」

281:教えて!魔法のリリック ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:54:20 SZ73+MM/
あ。
言ってから、歌い手アルヴィーは両手に口を当ててしまった、という顔になる。

「話せるじゃん」
「はわわ!気のせいです間違いですそれはきっと幻覚なんです忘れた方が身のためですっていうか見なかったことにできませんか!」

そこまで言い切って、涙目で才人を見上げる歌い手アルヴィー。
…ちょっと可愛いかも。

「なんで隠すんだ?よかったら事情をはな」
「はわわわわ!どうしましょうバレちゃいました私きっと高額で売られちゃうんだわそしてさんざん魔改造とかされてフル稼働エロ巨乳エルフの姿にされるんだわどうしましょう!」
「聞けよ人の話」

才人の突っ込みが入るまで、その歌い手アルヴィーはくるくる回り続けていた。

歌い手アルヴィーには、名前があった。
彼女の名前は、サイレンと言う。
伝説の、船乗りを惑わす海の魔女の名前から付けられたと、彼女は言った。
その名前を付けたのは彼女の製作者で、また、意思と声を付与したのもその製作者である。
サイレンの製作者は彼女に歌う事を存在意義として与えた。
そして。

「…マスターは、私にへたくそな子守唄だけを教えてくださって…いなくなったんです」

才人の膝の上で、悲しそうにサイレンは話す。
どうやらあのへたくそな子守唄は、彼女の唯一のレパートリーらしい。

「で、なんでこんなトコで歌ってるわけ」
「…私が目覚めたのは、つい先日のことなんです。
 この建物の一角に、私は封じられていました。でも、その封が、先日解けたみたいなんです」

魔法は永遠不滅のものではない。
彼女にかけられた『固定化』の呪文が期限を過ぎて解けたのだろう。
そして才人は、もう一つの疑問をぶつけた。

「…で、へたくそって分かってるなら、どうして上手に歌わないわけ」
「…私、聴いたとおりにしか歌えないんです」

どうやら、彼女は聞き取った歌を、そのまま再生するしか能がないらしい。
だから、あんなへたくそな歌になっていたのだ。
きっと彼女の製作者はよほどの音痴だったのだろう。

「…せめて譜面か歌のこもった道具でもあれば、もっと上手に歌えるのですが」

サイレンが言うには、彼女の能力は『聞き取った歌を、そのまま再生する』ことなのだが、その際、実際に歌を聞く必要はない、というのだ。
譜面の書かれた楽譜や、歌を再生できる魔法具やオルゴールなどからも、歌を再生できるらしい。
才人はふと、あることを思いつく。
そして、それを実行するべく、サイレンに提案した。

「俺と一緒に来れば、もっと上手に歌を歌えるかもよ」
「ほ、本当ですか?」

サイレンは、一も二もなく才人の提案を呑んだのだった。

282:教えて!魔法のリリック ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:55:01 SZ73+MM/
才人は、サイレンを連れて部屋に戻った。
部屋では、ネグリジェのルイズがまるで主人を待ちわびる仔猫のように、ベッドの上で不機嫌そうに待っていた。

「…早かったわね?」

しかし、自分が才人を待ち焦がれていたなんて思われるのは癪なので、そんなふうに言ってみる。
そんな所まで猫みたいなルイズに、才人はサイレンを紹介し、事情を説明した。
ルイズは聞き終わると、へーえ、と声をあげ、感心する。

「あなたのマスター、ずいぶん優秀なメイジみたいね?
 これだけしっかりした人格を付与できるメイジなんてそうそういないわよ」
「…でも音痴なんです」

褒めるルイズにしかし、サイレンはそう言って顔を伏せる。
才人はそんなサイレンに元気出せよ、と声をかけ、そしてルイズに尋ねる。

「なあ、俺のノートパソコン知らない?」
「はぁ?のーとぱそこん?」

才人は、自分のノートパソコンに入っているMP3データが、ひょっとするとサイレンの歌声に使えるかも、と思ったのだ。
ルイズは、どこかで聞いたその単語を思い出し。

「あ、あんたが元いた世界から持ってきたあの変な箱?」
「そそ、それそれ」
「あれ、シエスタがどっかに片付けてたと思うんだけど…私はわかんないのよ」
「ちょっとまて、アレ俺んだぞ!」
「しょうがないじゃない!シエスタが勝手に片付けちゃったんだから!」

喧嘩を始めた二人の間で、サイレンがおろおろしていると。
そこに、救いの女神がやってきた。

「はい、お夜食と寝酒お持ちしましたよー」

寝巻きのシエスタが、夜食と寝酒を入れたバスケットを持って、やってきたのである。

シエスタはすぐに箪笥の奥にしまってあったノートパソコンを取り出してきた。
ちなみにシエスタにも事情を説明してある。

「私、アルヴィーの歌なんて聞くの初めてです!」
「私もそんなの聞いたことないわよ」

二人の少女は、ステージに見立てた机の上に立つサイレンの前で、そんな事を言いながら期待に満ちた目をサイレンに向ける。

「あ、あんまり期待しないでくださいよぅ…」

サイレンは期待に満ちた視線を浴びて、緊張したように縮こまる。
才人はそんなサイレンに、ノートパソコンを開いて電源を入れてみせる。
蜂の羽ばたきのような音を立て、ノートパソコンが立ち上がる。

「さ、こん中に歌が入ってるから、読んでみて」

光の点った画面をサイレンに向けて、才人は言う。
電子の異質な光に、サイレンと、ルイズとシエスタが見入る。
サイレンはキーボードの上に立って、ノートパソコンの画面にそっと手を伸ばす。
その手が触れた瞬間。

「…ふわ…!」

サイレンの目が開かれ、その身体に虹色の光が流れる。

283:教えて!魔法のリリック ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:56:51 SZ73+MM/
サイレンの目が開かれ、その身体に虹色の光が流れる。

「何?どうしたの?」
「大丈夫ですか?」

二人の少女の声に、しかしサイレンは応えない。

「…すごい…こんなに音が沢山…!」

蕩けたような表情でそう漏らすだけだ。
サイレンは、ノートパソコンから流れ込んでくる音のデータに、驚愕していた。
そして、その儀式は5分もせずに終わった。サイレンの身体を包んでいた光が消え、彼女はノートパソコンの画面から手を放す。

「どう?」

才人の質問に、サイレンはこくん、と頷く。

「ありがとうございます。沢山の歌が、私に刻まれました」

どうやら上手くいったらしい。

「これで、この子歌えるの?」

ルイズの質問に、才人ではなくサイレンが応えた。

「はい!いっぱい歌えます!」

元気いっぱい応えるサイレンに、今度はシエスタが語りかける。

「じゃあ、聞かせてくださいな。あなたの歌」

言ってシエスタは、ベッドのルイズが腰掛ける隣に腰掛ける。
ルイズは一瞬何かを言いたそうに口を動かしたが、すぐに口をつぐんだ。
ここで喧嘩してもしょーがないしね。
サイレンは、目の前の二人の観客に、こくんと頷く。
そして、才人を見上げて言った。

「えっと、どれを歌えばいいんでしょう?」

この『のーとぱそこん』に入っている歌は、元はといえばこの人のもの。サイレンはそう思い、才人に尋ねたのだ。

「いいよ、サイレンが気に入ったの歌って」

にっこり笑って才人は言った。
サイレンはその言葉に、こくんと頷くと。

「では、一番よく歌われていた歌を歌います」

へえ、パソコンの音楽再生の履歴まで読み込んだのか、すごいなあ。
才人は感心するが。
…マテヨ?一番よくこのパソで再生したのって…。
すぐに後悔したが遅かった。

わたしはメイド あなたのメイド
掃除洗濯お料理 せっくす
あなたが望めばなんだってしちゃうわ♪

「まって、チョットマッテぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

次の日からしばらくの間、才人は、ゴミ虫の如き扱いを受けることになったという。~fin

284:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/11/07 03:59:32 SZ73+MM/
はいおしまい。
初音某が流行ってるからやってみよう、と思ったら。
なんか方向ずれた。おかしいな?感動する曲を覚えて…って内容だったはずなのにな?

皆さんもMP3の管理には気をつけましょう。
「お気に入り」だけは死守しようZE!

ちなみに挿入歌全曲バージョン↓
URLリンク(www.nicovideo.jp)

映像と本編は何の関係もありません(ぁ
んじゃねーノシ

285:名無しさん@ピンキー
07/11/07 04:20:07 jLYDzp8G
はわわとか言うからどこのメイドロボかと思ったらそれか!
挙句の果てにアノ歌とは…
シエスタの人生設計は盤石のものとなったな、サイトの人生は終着駅間近っぽいけどw

さてと俺もPCの再生履歴を消去し…無用か。
URLリンク(www.youtube.com)

286:名無しさん@ピンキー
07/11/07 04:51:53 yAVqxuu6
>>284
初音ネタだとは予想が付いたのだがてっきり桃りんごのところに連れて行くものだと・・・

287:名無しさん@ピンキー
07/11/07 08:37:29 bdo/x+oZ
山岡「明日もう一度この場所に来てください。
こんな子供がむいたようなうさぎリンゴよりもっと美味いうさぎリンゴをご覧に入れますよ」

288:名無しさん@ピンキー
07/11/07 10:30:23 Gl55CGAe
>>285
その作品はゲッP-Xと並んでPSでトップクラスの馬鹿ゲーだと思うWWW

289:名無しさん@ピンキー
07/11/07 12:23:27 wMyMAJmW
せんたいさん、投下乙です。
俺は「声はいいのに調子っぱずれの歌」ということで真っ先にテファかと思ったぜw


>>284
翌日、テファの所に様子を見に行ったサイトが一言。
「まったく成長していない」

290:名無しさん@ピンキー
07/11/07 16:31:21 wdc64Z6r
サイトwwwww
俺なら恥ずかしくて死んじゃうよwwww
へんたいさん乙&GJ!


291:名無しさん@ピンキー
07/11/07 18:24:33 D6tHM1T6
正直、エロゲとか電波ソング音源とか入ってるフォルダ晒されたら死ねる orz

292:名無しさん@ピンキー
07/11/07 18:44:02 M/RtYHw2
ところで、サイトの世界の歌をハルケ人が歌ったらどうなるのかな
ちゃんと音程に合わせてハルケ語に変換されるの?

293:名無しさん@ピンキー
07/11/07 19:01:42 T/aa/jev
原作ならOKでアニメなら意味不明なんじゃね

294:名無しさん@ピンキー
07/11/07 19:05:43 jlDEgpnm
ぜろすたのつづきまだかな

295:名無しさん@ピンキー
07/11/07 20:29:00 3MXTv66h
クィーンズやディープパープルがハルケギニア語に変換され
それが才人の耳には日本語に変換されて届く

「お~懐かしいな、王様か」

296:名無しさん@ピンキー
07/11/07 20:40:49 5HQlfhfY
>268
米が無かったら一から作るしかない。
米が無かったら小麦粉をちねるんだ!!

297:名無しさん@ピンキー
07/11/07 20:56:08 T/aa/jev
>>
濱口乙

298:名無しさん@ピンキー
07/11/07 20:58:20 vbGc8nJP
>>295
ワロタw

299:名無しさん@ピンキー
07/11/07 22:27:28 pEzRaHKa
ももりんご
取 っ た ど ー !

300:名無しさん@ピンキー
07/11/07 22:40:45 bdvBPR+u
>>299
残念
それは私の
お い な り さ ん だ

先生、そろそろエロいシエスタが読みたいです
(´・ω・`)

301:名無しさん@ピンキー
07/11/07 22:47:27 48qIskxz
分かってない! お前は全然分かってない!
エロいシエスタが読みたいだと?
アホかお前は! シエスタのエロさが1種類だけだとでも思ってんのかボケ!
才人にお仕置きされるマゾ的なエロさもあれば
嫉妬に狂ってルイズをぶち殺した後にその死体のそばで才人を逆レイプ的な病的エロさもあり、
はたまたディルドーつけて才人の肛門を頂いてしまうサド的なエロさもあり、
実は目当ては才人じゃなくてルイズの方でしたってレズ的なエロさもある!
貴族に逆らって強姦されたりメイジに捕まって改造されたりするインモラル的なエロさだってありだ!

そういうわけで、もうちょっと具体的に希望を書いた方がいいと思うな俺は!
死姦がいいとかスカトロキボンとか眼窩ファック最高とか、そういうのなんだろ?

302:名無しさん@ピンキー
07/11/07 22:52:59 D6tHM1T6
スカロンキボンって読めたオレは、きっともうダメだ orz

303:名無しさん@ピンキー
07/11/07 23:08:25 48qIskxz
つまりシエスタとスカロンの絡みが読みたいってことだな!
分かった、考えてみよう!

才人を喜ばせてあげたいがどうしたらいいかと魅惑の妖精亭に相談に行くシエスタ。
実はこの店娼館も兼ねていたので、「折角だからここで修行したらどうかしら」とスカロンが誘う。
処女は才人に捧げたいと考えているシエスタはこの申し出を一度は断るが、
それならせめて予行練習だけでも、と張り型を装着したジェシカと本番さながらの練習をすることに。
ところが話の流れで「やっぱ張り型じゃダメね、本物じゃないと」とジェシカが提案したことにより、
シエスタは急遽スカロンに教えを乞うことに。
普段プルプルしていても実際は男のスカロン相手に、そんなことをするのは気が引ける。
逃げ出そうとするシエスタだったが、「そんなことじゃ男の子を喜ばせるなんて夢のまた夢よ!」
と一喝され、才人さんのためならと覚悟を決めてスカロンから性の手ほどきを受けることに。
スカロンの方は久しぶりに男のモノを使うということでノリノリになってしまい、終いには
「あんたの膣に出さなきゃ収まらないわ!」
「そ、それだけは許してください!」
「じゃあお尻でいいから貸しなさい!」
「アッー!」
ってな展開に。
これが怪我の功名となり、シエスタは処女のくせにアナルの快感とその性技に目覚める。
だが、実際に才人に披露してみたら、初めての性交なのに何故か尻に挿入してくださいと迫ってくるシエスタに、
さすがのエロ使い魔もドン引きしてしまった。
こうして、それ以降才人がシエスタに迫ることはなくなったのでありました。ちゃんちゃん。

こんな感じでどうかな!

304:名無しさん@ピンキー
07/11/07 23:08:30 W0LI/Ox2
そうか。俺にはリボンシトロンって読めたぞ

305:名無しさん@ピンキー
07/11/07 23:30:22 I+uRjLmU
ここいらでアニエスきぼん

306:名無しさん@ピンキー
07/11/07 23:31:51 uckfU5dX
もうエロスタって事でいいよ

307:名無しさん@ピンキー
07/11/08 00:01:47 6A3bK9Pv
エロの使い魔 双槍の騎士

308:名無しさん@ピンキー
07/11/08 00:16:37 ESRkZa2Z
>>307
サイトは男もいけるのか。

309:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:20:46 a3RjwMzF
サイト「竜でも逝けるぜ」

310:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:33:39 AGkUvc/E
サイト「土竜だって逝けるぜ」

311:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:46:21 xEz6kBQ1
サイト「ワルキューレでも逝けるぜ」

312:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:48:23 OGQC9p0g
サイト「アルヴィーでも逝けるぜ」

313:名無しさん@ピンキー
07/11/08 02:56:35 mW49nzUN
「でもエレオノールだけは勘弁な!」

314:名無しさん@ピンキー
07/11/08 03:52:55 Uz/1fvKD
サイト「つまり虚乳は論g(ry」

315:名無しさん@ピンキー
07/11/08 05:23:28 kYpGcGKV
なんか Mr.T だか どこぞのコングが混じってるぞ?!

316:名無しさん@ピンキー
07/11/08 08:46:31 tKobGm3r
どうでもいいがモグラには処女膜があるんだぜ

317:名無しさん@ピンキー
07/11/08 09:09:26 pmW9BuJ4
もぐもぐはメスなの?

318:名無しさん@ピンキー
07/11/08 09:50:08 6geU7Poo
アニエス分が足りぬ!

319:名無しさん@ピンキー
07/11/08 10:02:32 26n/BvDk
土竜には処女膜があるとして、韻竜にはあるのかね

320:名無しさん@ピンキー
07/11/08 10:45:12 Dlc4uTUG
まぶたも気になる、そういえば。
ヘビにはまぶたなくて、トカゲにはあったりするし。


321:名無しさん@ピンキー
07/11/08 14:03:53 NYLPEri+
アンリエッタがラ・ヴァリエール家に巨額のお金を払い、サイトの権利を買おうとするヤンデレ気味のアンリエッタ。

という訳のわからん電波を受信したんだけど…

322:名無しさん@ピンキー
07/11/08 14:09:01 feu410Up
回避。アンリエッタ一行にふたつあるよアンリエッタ w >>321

アンリエッタは王様なので、ラ・ヴァリエール家に金など払わなくてもいい

323:名無しさん@ピンキー
07/11/08 14:17:00 Dlc4uTUG
権利売買はわりとある。臣下に借金したりとか。
というか戦争の兵力構成とか見る限り、トリステイン封建制国家だし、王家でも大貴族に無理強いはできんだろ。


324:名無しさん@ピンキー
07/11/08 15:05:49 NYLPEri+
>>322 本当だww気付かなかったw

325:名無しさん@ピンキー
07/11/08 17:48:52 6A3bK9Pv
おまいら違う話題で盛り上がり過ぎだろw

ところでミミズて食べれるっけ?今腹減ってて、手元にミミズ持っているんだけど…

326:名無しさん@ピンキー
07/11/08 17:53:59 qnZJzbtJ
食える
カリカリに焼けばさらによい

327:名無しさん@ピンキー
07/11/08 17:58:42 6A3bK9Pv
>>3226
食えるんだ。サンスコ

328:名無しさん@ピンキー
07/11/08 18:36:20 NYLPEri+
>>327 数字おかしくねw

329:名無しさん@ピンキー
07/11/08 18:36:23 mVx53BF+
アンリエッタ「国民の物は私の物。私の物も私の物」

330:名無しさん@ピンキー
07/11/08 18:37:17 orTrSp/x
なんというジャイアンw

331:名無しさん@ピンキー
07/11/08 18:42:03 NYLPEri+
>>329 つまりサイトはアンリエッタの物ってことですか?

332:名無しさん@ピンキー
07/11/08 18:52:04 BXLSo8ys
まとめサイトの14-27が変な物に変更されているだけど荒らしかね?

333:名無しさん@ピンキー
07/11/08 19:27:15 qbWFQ4ob
モット伯あたりに薬飲まされて立てなくなってやられそうになったところをサイトが救出して
おんぶして外に逃げて実はさっきの薬には媚薬入っててにゃんにゃん

っていう妄想を文にしてみようと思ったけど単独でモット伯襲う理由が無い シエスタ絡むと3pになるし

334:名無しさん@ピンキー
07/11/08 19:33:56 Dlc4uTUG
>>332
見てみた。ひどいな、ありゃ・・・

335:名無しさん@ピンキー
07/11/08 20:39:54 LTpB6zWf
シエスタ「私はサイト様のものです」
シルフィ「私はお姉さまのものなのね」
タバサ「……私は彼のもの」
テファ「わ、私とサイトはお友達……」
サイト「俺はルイズのものなんだろうなぁ」
ルイズ「私は姫さまのものよ」
アン「すべては始祖ブリミルの御許に……」








ノーヴォル・ヤマグッティー「つまりみーんな僕のものということです」

336:名無しさん@ピンキー
07/11/08 21:27:09 orTrSp/x
創造主wwwwwwww

337:名無しさん@ピンキー
07/11/08 21:32:55 4VSFatod
>>332
今見たら直ってた。

けど、鬱SSだった。読まなきゃ良かった……orz

338:名無しさん@ピンキー
07/11/08 21:44:39 udXd6VVg
>>335
いかに創造主といえど好き勝手なことやってるとチェーンソーでバラバラにされるぞ!!

339:かくてる
07/11/08 21:49:10 ECwZ4aJF
新作「夏の竪琴」投下します。微エロ、微鬱。日本文学の某有名作品のパロディにもなっています。

340:夏の竪琴(上)
07/11/08 21:53:31 ECwZ4aJF
 乳首に軽い痛みが与えられる。股間の茂みは完全に濡れ尽くし、滴れた露はシーツに染みて背中にまで
回り始めている。
「桃色だね」
 下の毛を撫でながら耳元でサイトが囁く。
「キス、して」
 唇が触れる。頬、額を撫で回してあげると、興奮で強張った表情をしているのがわかる。
 ふと、のしかかっていた体重が軽くなる。私は慌てて抱き締める。はずみなのか狙われていたのか、体
内にサイトが体を埋めてくる。私は必死でしがみつく。サイトの体を撫で回す。サイトを知りたいから。
たとえ不自由な体でもサイトの全てが欲しいから。
 サイトの動きが瞬間、止まった。離れようとするサイトを全身で、そう、膣まではしたなく収縮させて
逃がさなかった。
 遂にサイトの種が中に注がれる。思わず泣いてしまう。サイトの雫を胎内に受け入れられて。
「ルイズ」
 サイトは離れると私を抱き上げ、体を温かいタオルで拭いてくれた。興奮が収まると靴下、パンツを履
かせてくれる。脇の下を覗いてムダ毛を確認し、丁寧に剃刀をあててくれる。
「これ、何色?」
 着せられたドレスについて聞くと、薄い水色だと答えが返ってきた。今日は大切なハープの発表会だ。
見苦しい服装はできない。でもサイトに任せたから大丈夫。私のことはサイトが一番知ってる。とくに見
た目なら誰よりも、私自身よりも。
 盲目の、私よりも。

 虚無に蝕まれていることに気付いたのは手遅れになってからだった。気付いたとき、私の眼球は既に何
の像をも結ばなかった。
 私は虚無のルイズからゼロのルイズに戻った。戦うことはもちろん、政治の書類すら読めずに貴族の禄
を受けて生きるのはあまりにつらかった。だから私はハープの腕を磨いた。私と使い魔の食い扶持は自分
で稼ぐ。今は貴族の子弟の教師と音楽家として生きているのだ。
「サイト、杖」
 サイトは私の手に長い杖を握らせる。地面を探りやすい杖だ。そっと彼の頬にキスをしようとして、既
に馬車の気配が近づいていることに気付く。私は照れ隠しに、彼が肩に回そうとした手を杖で打った。

「誰の子です」
 母の詰問に私は答えず、自分の大きくなったお腹を手でかばった。
「シュバリエ・サイトだろう?身分はあれだが悪い男ではないと思うぞ?何せ盲目のお前に尽くして」
「使い魔が尽くすのは当たり前。私は犬の子なんて生むはずがないわ」
 二人の戸惑いを感じる。サイトの緊張を背中で感じる。ごめんね、と心の中でサイトに謝りながら両親
には乱暴な言葉を浴びせかける。
 結婚なんてできない。異世界から来たサイトを縛り付けるわけにはいかない。盲目だからって同情なん
ていらない。
 でも、愛は欲しいなんて私はわがままかな。

「ルイズ!」
 サイトがシエスタを突き飛ばす音が聞こえる。顔が熱い。魔法薬で顔が焼ける。皮膚が爛れていく。
「見ないで!」
 私は顔を隠してサイトを突き飛ばした。崩れた顔を見られたくない。
「見ないよ。一生見ないよ。俺の知ってるのは、かわいいルイズだけだ」
「相棒!」
 私の手に何か液体が掛かった。恐々舐めてみる。鉄の臭いがする。
「サイ……ト?」
「俺もこれで、ルイズと同じだ」
 サイトの顔を撫でた。目の周りを撫でると、手が血で濡れていた。
「サイトーッ!!」


341:夏の竪琴(下)
07/11/08 21:56:05 ECwZ4aJF
 目を開ける。見慣れた部屋が目に入る。今の私は……魔法学院の生徒。
 体がぐっしょりと汗で濡れていた。下半身にはかすかに違う湿りを感じる。昨夜、陛下からいただいた
サイトの国の本が枕元に転がっていた。サイトに渡すまで手放せないと必死になりすぎたみたい。もしか
してこの本のせいで変な夢を見たのかしら。
「ただいまー」
 野盗が物騒だとシエスタを実家に送っていたサイトが帰ってきた。
「おしぼりちょうだい」
「なんだそれ。ってか俺も休みたいんだけど」
「変な夢を見たせいで汗びっしょりなの!陛下からあんたの国の本貰ってんだからつべこべ言わない!」
 サイトは慌てて飛び出しすぐにタオルを持ってきた。私は全身を拭くように指示する。
 拭き取るタオルが足の付け根に到達したとき、私は尋ねた。
「もし私の目が見えなくなったら、言わなくてもこうやってきれいにしてくれる?」
 サイトは怪訝な表情を浮かべ、でも、当然だろ、と言ってくれる。私は再び言った。
「拭いて。優しくね」
 足をそっと開き、手を伸ばしたサイトの首に口づける。タオルを離したサイトの手が、まだ拭いてもら
っていない二つの窪みを優しく撫でた。

342:名無しさん@ピンキー
07/11/08 22:10:02 Dlc4uTUG
投下終了・・・だよな?
>>341、GJ.あんたの作品にときどきほのかに漂う、静謐な鬱の空気が好き。
個人的にこういう切ない話は大好きなんで、夢オチじゃなければもっとよかったかな。まあ個人の趣味だが。
面白かったよ。ところでその有名作品、読みたくなったw なんて作品?

343:名無しさん@ピンキー
07/11/08 22:10:14 7x/FgAIC
支援

344:かくてる
07/11/08 22:22:55 ECwZ4aJF
>>342
ども。投下終了です。ありがとうございます。(上)の部分は谷崎潤一郎の「春琴抄」を使いました。

345:名無しさん@ピンキー
07/11/08 22:26:53 Dlc4uTUG
>>344
どうも、読んでみるよ。それと老婆心ながら、投下終わったらすぐ投下終了宣言したほうがいいよ。
リアルタイム投下ktkrと言いたい奴もいるから。俺だがw

346:名無しさん@ピンキー
07/11/08 22:44:10 o+Qkz+95
>>337
1巻の最初のほうの性格のままだとああなるのかもな

>>344

つ ミ ◎

347:ニエンテ
07/11/09 00:02:57 Ms/jQNwd
 きっかけは、エルフの守る地を抜けて、門を前にしたときのこと。彼は、帰る前にみんなに挨拶をすると言っていた。だから、帰らなかった。
 私は、虚無がわかった。
 始祖の虚無。その効果を知ったとき、私は戦慄した。怖くて、恐ろしくて、逃げ出したくなった。
 魔法は全て、世界に存在する小さな粒に干渉する。サイトはそれを『原子じゃね?』とか言ってた。
 もちろん、それはどの系統も例外じゃなくて、四系統だけじゃなく、私の虚無もその小さい粒―さらに小さいものだけど―に干渉して、現象を引き起こす。
 その干渉には、詠唱が必要。詠唱をしないで魔法を使うのは、無理。何故ならば、魔法を使うには、詠唱をして粒の動きを制御しなければならないから。
 今までは、そう思ってた。
 私が知るのは、虚無が干渉する粒は、世界を構成しているものだということ。その小さな粒から、系統魔法が干渉する粒が出来ている。
 世界を構成する粒に干渉する魔法が虚無。そして、人間も世界を構成する粒から出来ている。
 自分に干渉するのに、詠唱する必要は無い。自分の粒に干渉して、その結果、世界に干渉する。
 虚無魔法にしか出来ない芸当だった。自らの体の粒の動きを一定にして、その結果を世界に反映させる。
 詠唱は、必要なくなった。
「すげーな! ルイズ!」
 そう言って喜んでくれたのは、サイトと一部の友人だけだった。
 エルフも人間もその他の生物も、ルイズを私を怖れた。私も、自分みたいな力を持った人間がいると知ったら、怖れると思う。
 それは当然の反応で、怖れから来る行動も、また当然だった。
 エルフも人間も、関係ない。怖れるものを排除するために、世界の全てが行動した。
 当然といえば当然の行動。私の気まぐれ一つで、世界は壊滅する。そんな爆弾のような私を、エルフも人間も放っておくはずがない。
 排除しに来るエルフや人間から、私は逃げた。私といるとみんなに迷惑がかかるから、一人で逃げた。でも、一人だけ、そんなことを許さない人がいた。

348:ニエンテ
07/11/09 00:03:34 uOl57tLm
 私を好きだといってくれた人。私の使い魔をしてくれている人。
 一緒に来てくれた。嬉しかったけど、怖かった。いつ、彼が巻き込まれるかわからなかったから。
 それを話したら彼は、もう巻き込まれてるじゃん、そう言って笑ってた。彼の足が震えてたのは、見逃さなかった。
 どのくらい逃亡したかわからなかった。逃げても逃げても、世界は私たちを逃さない。人と会うたびに戦って逃げて、エルフと会うたびに戦って逃げて、追っ手と会うたびに戦って逃げて……。
 彼は伝説の使い魔でも、無敵ではない。化け物でもなければ、最強でもない。
 二人対全世界。傷つけたくなかった私は、虚無を使わなかった。傷つけたくなかった彼は、剣を振るわなかった。
 待っていたのは、数の暴力だった。
 逃げるたびに、私たちのキズは増えていく。逃げるたびに、私たちの疲れは溜まっていく。
 虚無といっても、魔法。世界を操作する魔法でも、精神力を消費する。度重なる逃亡で、私の精神力は尽きていた。彼の体力も、限界だった。
 弓矢が、貫いた。炎の弾が当たって、雷が当たって、氷が貫いた。
 それでも彼は、私を心配して、逃げろと言ってくれた。死ぬ間際でも、彼は私を思ってくれていた。
 ああ、駄目。こんなにも彼が、私の中で大きい。彼が存在しない世界なんて、私にとっては価値が無い。
 彼さえいれば、私は世界なんていらない。
 
 最後の爆発が起きた。
 
 その後に残ったのは、無。
 何も無い世界で、私は彼が起きるのを待ち続ける。
 傷は完治した。内臓の機能にも影響は無い。心臓も動いてる。
 彼は、寝息を立てている。
 彼の寝顔を見ていると、どうしても気持ちが抑えられない。寝ている彼の唇に、私は自分の唇を合わせる。
 そろそろ起きるかな? 起きたら、彼はなんて言うだろう?
 世界の構想は出来てる。私たちを拒絶しない世界を創る準備も、万端だ。
 後は彼が起きるのを待つばかり。
 ねえ、サイト。私、待ってるからね。

349:29Q
07/11/09 00:09:08 XfOef4en
難易度が異常。クリアなんて出来ない。
まったく関係ないけどな!
思いついたのをだらだらと書き綴っただけです。粒とか魔法とか結構適当。
次は何にしようと考えながら、イメージを膨らませている今日この頃。
たぶん次はEl Dorado。クリップから連想で。題名が変わる可能性は大。変わらない可能性も大。

350:名無しさん@ピンキー
07/11/09 00:13:53 23HiHCs0
>>348
宇宙人、未来人、超能力者はなにをやってるんだ!!

351:名無しさん@ピンキー
07/11/09 00:23:25 lcnsCYlp
>>349
さりげなくハ○ヒとクロスオーバーな展開
GJ

352:名無しさん@ピンキー
07/11/09 00:38:29 5Fli42Kx
なるたるENDか・・・・

ルイズ「私のあふれる創作意欲をちっぽけな紙に収めようだなんて!」
サイト「じゃあどのくらい大きいのがいいんだ?」
ルイズ「ん~・・・世界・・・」

353:名無しさん@ピンキー
07/11/09 02:00:59 8NMfZZOe
テファの使い魔はカトレアか

354:名無しさん@ピンキー
07/11/09 05:18:40 fHZ4fSFr
この時間なら誰もいないはずッ
投下ッ!!!!!

355:名無しさん@ピンキー
07/11/09 05:19:49 fHZ4fSFr
ごめん誤爆った

356:名無しさん@ピンキー
07/11/09 05:23:31 L3dPQuMy
|  | ジト~~
|_|∧_∧
|零|´・∀・`)  俺ガ見守ッテイルゾ
|魔| o ヽっ
| ̄|―u'

357:名無しさん@ピンキー
07/11/09 05:24:03 L3dPQuMy
て誤爆かよw

358:名無しさん@ピンキー
07/11/09 19:20:32 dmYk5I8u
何処に何を投下するつもりだったのか……この時間帯に投下された作品……
ゼロ魔関連ならあそこしかないが……ゼロ魔関連じゃない確率の方が高そうだな。

359:名無しさん@ピンキー
07/11/09 19:48:16 d05qBzwz
>>349
まさかその曲が出るとは思わなかったぜ…

360:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:18:55 IWsUV+o9
ボルボX氏のご解任アン様 大変興味深く読ませていただきました。
しかしながらトリステイン国内に渦巻く夫君殿下への不平不満、
大変気がかりな材料に思えます。
まあ、ここからは仮定の話。
もしも自分がガリア王ならば、この樹に乗じて当然策謀を
巡らせるでしょうね。
時期的にはアン様出産後、ルイズがまだ身重の状態。
国内の貴族をたきつけて、アルビオンでの貴族派VS王党派の
ような状態にします。
そして部隊を二手に分けて、アンリエッタとルイズをそれぞれ襲う。
二人ともまず動けないでしょうから、確保は容易。
サイトが動くにしても、どちらか一方しか守れません。
よしんば一方のみでも作戦が成功すればかまないわけです。
アンリエッタを確保できれば、赤ん坊を盾にヴァリエール家を討つ
命令を出させる。これで貴族派に大義名分が立つ。
ルイズ側のみ確保できた場合、ルイズを殺し王家とヴァリエール家
の間に楔を打ち込むか、虚無の使い手として人質に取れるわけです。
はたしてこうなった状態で、サイトがアンとルイズどちらをとるか、
興味は有りますね。
それともボルボX氏ならば、両方とも救える方法が考え付くでしょうか?

361:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:20:15 IWsUV+o9
間違い

ご解任→ご懐妊

どうも失礼しました。

362:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:21:41 MSdmEyle
エロパロにそんな真面目な突っ込みいれても(´・ω・`)

363:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:27:02 s8fP78Dt
真面目なツッコミを入れたくなるぐらい、ボルボ氏の作品が素晴らしいってことさ!
……と言いたいところだが、>>360はなんかアレだな。

364:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:28:52 IWsUV+o9
いや、すまない。
要はボルボX氏のお話のネタになればと書いた次第で、
突っ込みのつもりはなかったのだが、不満ならば謝る。

すまん。この通りだ。

365:名無しさん@ピンキー
07/11/10 00:36:03 o7a0S8hx
鬼畜編が、そういったガチ路線の紆余曲折あった末路、ってことで良いんでない?

いや、こちとらアン様編と同じ位の濃さでルイズ編が読みたくて夜しか眠れない最近なんだが。

366:名無しさん@ピンキー
07/11/10 01:00:44 xvbtUfWs
ご懐妊といえばせんたいさんのサイトはアニエスも孕ませてそうな気がする

367:名無しさん@ピンキー
07/11/10 01:01:59 +xqR4RFv
タバサ分が不足してきたよ

368:名無しさん@ピンキー
07/11/10 01:02:53 jxgq5Cad
ルイズ分がほしい

369:名無しさん@ピンキー
07/11/10 01:08:27 BIaJGSQH
久しぶりにあのネタをツカウベ
>>364
さぁ、俺と一緒に全裸で七万の大軍に突っ込もうじゃないか
なに、大丈夫だ、死にはしない……多分だが

370:名無しさん@ピンキー
07/11/10 03:45:04 MSdmEyle
同盟結んでいたのかwwwwwww
URLリンク(www.nicovideo.jp)

371:名無しさん@ピンキー
07/11/10 13:55:02 fpHeZW24
konozamaから新刊届いた!………と思ったら…アレ?二冊……?


注文間違えた。死にたいorz

372:名無しさん@ピンキー
07/11/10 15:18:13 Kp2fBLpX
>>370
これはwwwww同盟成立吹いたwww

373: ◆LoUisePksU
07/11/10 18:46:10 rMLpYEKy
どうもです。
URLリンク(wikiwiki.jp)

「桃色Sisters」のつづきを投下です。

374:桃色Sisters(1/2)
07/11/10 18:47:02 rMLpYEKy
才人は馬乗りになっているルイズにちらりと目をやって再びカトレアに視線を向けた。
「カトレアさん。やっぱりルイズはルイズなんですよね?」
「そうですよ。」
首を小さく傾けてカトレアは微笑んだ。
彼はさらに言葉を続ける。
「でも向こうにいるときと性格が変わってない?」
彼女は人差し指を形のよい唇にそっと添えて答えた。
「そう。でもね『なぜ』って今は聞いちゃダメですよ。それはこれからこちらでお話します。」
カトレアは才人から妹へ優しい眼差しを向けて言葉をかけた。
「さぁさぁ、ルイズ。お兄さんをお姉さんに貸して頂戴ね。」

ルイズは桃色に染まったほほを少しふくらかしていたが、可愛らしい返事を返し才人からゆっくりと離れるのだった。
そして彼女は姉の横をすり抜け際、片目を閉じてちょびっと舌の先を出し『ごゆっくり~』と言い放ってから部屋からトタトタと出て行った。

胸から腹にかけて彼女のぬくもりが残っているのが少しこそばゆい感じがした。才人もベッドから起き上がった。
カトレアが才人の勉強机の椅子に座って、彼と向い合わせになった。
「サイト殿・・・いえ、才人さん。あの子には向こうの記憶を閉じ込めてもらっているの。
私たちはいつまでもこの世界に留まっていることもたぶんできないわ。
もし貴方がこの世界に戻ったままで、あの子の記憶をそのままに残していたら、本当に悲しい思いをさせてしまうーーー」

「そんなの変だ。」
才人は彼女の言葉をさえぎった。
「あいつはーーールイズは、俺のこと思ってくれてここまで来たんだと思う。そうじゃないのか」
「---そうね」
伏し目がちにカトレアは言葉を挟む。
「それなのに記憶を奪っちまうなんて、あんまりだろ。そっちのほうが酷いよ!!」

再び彼女は才人に目線を合わせた。そしてゆっくりと宥めるように問いかけた。
「才人さん、貴方はどうしたい?私は貴方にこの世界に戻るべきだと言ったわ。
そして貴方は戻ってきた。・・・でもね、その次にどうするのかは、貴方が決めないといけないのよ。」

妹よりも深い鳶色の双眸は才人を真っ直ぐに見つめていた。彼女はさらに言葉を続けた。
「この世界に残るか、私たちの世界にまた行くのか・・・どっちを選ぶにしろ、
貴方たちには辛い選択になる。でも選ばなくてはならないの。
その答えを私に聴かせて。そうしたら妹の記憶を戻しましょう。」

数秒の沈黙の後、才人は口を開いた。
「インターネットもしたい、こっちの仲間とも遊びたい。そして母ちゃんの味噌汁やカレーも食いたいよーーー」
そこで言葉を切った。彼は両膝の上に拳を握り締める。
「けどさ・・・あっちの世界でどうしようもなく『大事なもん』を見つけちまったんだ。
正直言うと迷った。まじで迷った。でも、それでも、あいつの傍にいてやりたいんだ。」

最後に才人ははっきりと言い切ったのだった。
「俺はハルケギニアに戻る」
∽ ∽ ∽ ∽ ∽

375:桃色Sisters(2/3)
07/11/10 18:48:56 rMLpYEKy
才人の決心を聞き届けたカトレアは少し目じりを下げ、柔らかい笑みをこぼした。
才人はその笑みに心を洗われるような感覚を覚えた。そして同時に浮かび上がってきた疑問を彼女にぶつける。
「ところで、カトレアさん。あなたはなぜこの世界に来たんですか?」

小首をかしげながら彼女は答えた。
「ひとつは、妹のことが心配だったからなの。あとひとつはね、私の身体のこと」
カトレアさんの身体?そうか、彼女は元から身体が弱くて実家のラヴァリエールから一歩も外へと足を伸ばせなかったんだっけ。
「才人さん、貴方、幼少の頃身体が弱かったんですってね」

突然自分に話を振られて驚いたが、肯定の返事を返す。
「貴方の話は、妹からよく聞いていたの。あの子に何でも話せているのね。お姉さんとしては嬉しいわ。」
あはは。才人は照れ隠しにぽりぽり頭をかいた。
「貴方の症状と私の今の症状がよく似ていたの。そして今の貴方は元気そのものだわ。
だから、もしかしらたわたしもこちらに来れば治るかもしれないーーーそう思ったのよ」
「てことは、病院に行ったんですか?」
彼が言葉を挟んだ。
「ええ。お医者さんのお話だと、半年くらいここの薬を飲めば治るだろうということだっだわ」
でもここにはそんなに長くは居れないんですよね。まさか半年分の薬もらっちゃったんですか。
「そのまさかなの」
ころころと彼女は笑った。

「才人、カトレアさん。晩御飯よ降りてらっしゃい」
「おにーちゃん。おねーちゃん、いつまでふたりでいるのールイズが全部たべちゃうぞー」
一階から母とルイズの呼び声が響く。

ふたりは視線をあわせるとくすりと笑った。
いきますか。彼の言葉に彼女は首肯で返した。そして家族の待つ食卓へと向かうのだった。
∽ ∽ ∽ ∽ ∽
「おっそーーーい。」
ルイズがふくれっ面でお出迎えである。
食卓には彼の好物カレーライスとサラダ。そして少しアンマッチではあるが味噌汁が並ぶ。
久々の懐かしい料理に彼の目頭が熱くなった。

「いだだきます」
才人は手を合わせて、真っ先に味噌汁へと手を伸ばした。味噌の香りが口から鼻へと通り抜ける。
「母ちゃんうめー。さいこー」
この晩餐がもしかしたら最後になってしまうかもしれない。そう考えるととても大切に味わわないとと思うのだった。

母はにこりと笑う。そしてその笑みが彼に決意の口を開かせた。
「母ちゃん・・・俺さ・・・またしばらくしたらここ出ることにしたんだ。
色々心配ばっかかけてるけど、大丈夫だから、俺向こうでもがんばってやってくよ」
そう。分かったわ。母は笑みをたたえながら一言返すだけだった。

カトレアは彼を優しく見つめている。一方、ルイズは目を見開いて固まっていた。
「わ、わたしはどーなるの?またひとりになっちゃうの?」
ルイズは身を乗り出して彼に詰め寄った。

ルイズ。カトレアは妹に呼びかけると小声で何かを呟いた。彼女の右手にはスプーンではなく、杖が握られていた。
ルイズは再び固まった。そして10秒ちょっとたって我に返った。
「・・・・あ、あれ?わたし・・・ここ・・・え・・・サイト?ちぃねえさま!?」

あたふたする彼女にちいねえさまは彼女のイスをぽんぽんと叩いて言った。
「あらあらルイズったら。お座んなさい」
彼女はちょこんと座りなおすと顔を赤くして俯いた。そしてごめんなさい。と小さく呟いたのだった。

∽ ∽ ∽ ∽ ∽

376:桃色Sisters(3/3)
07/11/10 18:49:34 rMLpYEKy
「お母さま。申し訳ありませんでした。こっちが本当のルイズです」
姉は母に頭を下げた。
「分かってたわよ。カトレアさん。おなかを痛めた子が誰だったかなんて忘れやしませんよ。
でも二人も娘ができてお母さんは嬉しいばかりよ」
さすがというか母は何も動じる様子はなく、笑っているのであった。
「さあ、冷めないうちに召し上がれ」
母は三人の子どもたちに食事をすすめた。
しばらく黙っていたルイズも才人の国のミススープやカレーライスをおいしく食べ始めた。
そして母と姉と3人で色々話をして楽しく過ごしたのだった。

∽ ∽ ∽ ∽ ∽
食事の後、才人は自分の部屋へ荷物の整理に戻っていった。
食卓には母とカトレア、そしてルイズが残っていた。
「サイトのお母様。ごめんなさい。」
ルイズは謝った。
「どうしたの。ルイズちゃん」
母は彼女の頭をなでて問いかけた。
「だって、サイト・・・さんを向こうへ連れて行っちゃうから・・・もしかしたらもう二度と会えなくなっちゃうかもしれないから」
彼女は頭をたれもじもじしして言った。
そんな彼女に母は微笑とともに言葉をかけた。
「ルイズちゃん。男の子ってのはね。いつかは家を飛び出していくもんなの。
そして自分で新しい家を作るのよ。新しい家族と一緒にね。わたしはそれを見守るだけ。」
そして言葉を続けた。
「あの子はあなたの事がとっても大切なのね。聞かなくても分かるもの。
---そしてあなたも。好きになってくれたのね。あの子のこと。」
ルイズの心の奥底に母の言葉が響き渡った。彼女のほほに熱いものが伝っていった。
「あの子のこと、お願いね」
母はそういってルイズをぎゅっと抱きしめたのだった。

∽ ∽ ∽ ∽ ∽
旅立ちの日。
才人の部屋でゲートが開いた。三人は母に向かい合う。
「いってらっしゃい。」
母はただ一言そういって手をふった。
その言葉に背中を押され、三人はゲートをくぐって行くのだった。

「才人、元気でね。」
息子の消えゆく背中に母は声をかけていた。

~Fin~

377: ◆LoUisePksU
07/11/10 18:51:16 rMLpYEKy
またカウントが・・・orz

というわけでこのお話はおしまいです。
 ノシ

378:名無しさん@ピンキー
07/11/10 20:52:58 jxgq5Cad
GJ

379: ◆LoUisePksU
07/11/10 23:19:39 rMLpYEKy
連投になるけど、誰も投下する気配ないしいいかな。
某シリーズを最新刊まで読み終えのでゼロ魔風味にパロってみた。
では投下。↓

380:平賀サイトの溜息
07/11/10 23:20:36 rMLpYEKy
ここはトリスティン学院の文芸部部室。
俺は放課後、いつものようにこの部室の扉を開く。

部室にはすでに3名の部員が来ていた。

一人は隅の椅子に座って厚めの本を音もなく読んでいる。
もう一人は最近転校して来たいつも爽やかなにやけ面をしている同学年のキザ男。
そして最後の一人は輝くスマイルで俺をいつも癒してくれるメイド服を来た後輩だ。

俺は真っ先にこの麗しい後輩に声をかける事にした。
おはようございます。今日も似合ってますよ。
「おはようございます。サイトさん。」
彼女は両手をお腹あたりで重ねてぺこりと可愛らしい仕草でお辞儀をしてくれた。
ああ、そんあ深く頭を下げられたらチャームポイントが強調されて、
男である俺の眼が強制的にロックオンしてしまいますよ。ティファニア。
毎日この瞬間のためにここに来ていると言っても過言ではない。

この幸せの余韻にひたりつつ、今後は本に夢中な眼鏡っ子に声をかけるとする。
・・・おっす。調子はどうだい。こいつは本好きなうえ、無口なもんだから正直言うと話しづらいことこの上ない。
ところが、最近になってある出来事がきっかけかどうかは不明だが、
その出来事があってからこいつが何かと俺に世話を焼いてくれるようになっているのだ。

青髪の眼鏡っ子は本から一瞬目を離して、俺と視線を合わせた。
そして俺にしか分からない程度に首をこくりと下げるとそのまま本に視線を戻したのだった。
タバサ、今お前一瞬ニコッとしなかったか?

最後に社交儀礼としてキザ男に声をかけておくとするか。
よう。ロマリオ学院から転校してきてしばらく経つが、こっちにゃ慣れてきたか。
「おかげさまで、慣れてきましたよ。この部活動もこの学院に溶け込む一助になっているようです」
やれやれ。いつもながら爽やかなもんだ。並みのオンナじゃイチコロだろうね。ジュリオ。

俺はいつものパイプ椅子に腰を下ろすと、待っていたかのようにテファがお茶を運んできてくれた。
「はい。淹れたてのお茶ですよ。ヤケドしないでくださいね。」
天使のような声色にうっとりまったりしちまうぜ。
俺はテファのいてくれたお茶をヤケドしないように一口啜った。

このまま至極の一時を満喫したかったのであるが、そうは世間様は甘くはなかった。

バンッ。部室の扉を勢い良く開けてこの部室の主がお越しになった。

「サイト~あんたよくも掃除さぼってくれたわね。
怒らないからこれからじっくり理由を聞かせてもらうんだからね」

主の名前はルイズ・フランソワーズという。
桃髪を振り乱しよく俺につっかかってくるんだこれが。
しかも同じクラスで席は俺の真後ろときたもんだ。
こいつのおかげで俺はいろいろなトラブルに巻き込まれていくわけだが、詳しいことはまた今度話すとしよう。

381:桃色Sisters
07/11/10 23:21:07 rMLpYEKy
以上です。
そいでは寝ます。ノシ

382: ◆LoUisePksU
07/11/10 23:21:51 rMLpYEKy
ごふっ。間違えたよ名前・・・orz

383:名無しさん@ピンキー
07/11/11 00:54:56 6kODiBAN
ハルヒ乙

384:名無しさん@ピンキー
07/11/11 02:20:33 Xq3iSRdN
桃色Sistersだけど、ずいぶんあっさりと完結しちゃったな。
もうちょっとダダ甘な展開かドタバタが続くと期待してたんだけど。
ともあれ乙。

385:かくてる
07/11/11 10:15:01 f0k1H7h5
無駄にクロスオーバーなネタ、投下します。
「禁呪~属性召喚~」

386:禁呪~属性召喚~(上)
07/11/11 10:21:25 f0k1H7h5
「これで虚無の使い手が一堂に集められるのね!」
 ルイズの説明にアンリエッタが歓声をあげた。
 新しく始祖の書に見つけた魔法「属性召喚」。魔法の媒体と同じ属性のものを召喚するのだという。
ということは、ルイズ自身を媒体とすれば虚無の系統を召喚できるはずだ。幸い、この魔法では媒体と
する者を傷つけないらしい。
 アンリエッタは学院周辺に周辺に軍を配置した上で庭の中心にルイズを立たせた。万が一の護衛役と
魔法の集中力を高めるためにサイトはルイズの隣に立っている。
「大丈夫かしら」
「練習したんだろ、大丈夫だろ」
「ああああんた、魔法のことなんかわかんないくせに!」
 珍しく優しい声をかけるサイトに、ルイズはいつものように悪口で返す。だがそれでもサイトの手を
握ると、ルイズは呪文の詠唱を始めた。
 端で友人兼緊急対応係として立ちながら、コルベールがどこかから入手してサイトが翻訳してくれた
地球の本「キャラ辞典」を読んでいたタバサが怪訝な顔でルイズを見つめた。再び本に目を落とす。タ
バサは再びルイズを睨んで叫んだ。
「駄目!この呪文では、違う者が!」
「え?」
 だが、タバサの声が届くより先に呪文は完成していた。草原の上に複数の光の柱が立ち、そして召喚
された者たちが姿を現した。
「ここはどこ?紅世の徒はどこに行ったの?」「キョン!ついにSOS団は異世界を発見したのよ!」
「まあた変な武器使ったの?ソースケいいかげんにしなさい!」
「久城、この様式の建築は欧州ではないね」「ヤクモ、鬼眼王はどこじゃ?何かの陰謀か?」
 ルイズは集まった五組の男女をぼんやりと見つめる。何か……何か間違ったらしい。タバサが二人の
間に割り込んで本を広げて言った。
「召喚は成功。ただ……召喚したのはツンデレ属性」

387:禁呪~属性召喚~(中)
07/11/11 10:22:41 f0k1H7h5
「で、とりあえず私が仕切るわ。ルイズ、状況説明しなさい」
 せーらー服を着た、ハルヒと名乗った女がやたらと偉そうにルイズを指差した。「団長」と書かれて
いるのは何なのかよくわからないが一応は偉いらしい。さすがのルイズも引け目はある上、三つ目だの
火を纏った長刀を振り回す女だの老婆の声を発するお子様だの得体のしれないのが多いので、下手なこ
とは言わずに魔法の説明をした。
 一連の話が終わると、豪奢なドレスを纏ったヴィクトリカが立ち上がり、全員を眺めながら言う。
「だがルイズ、そっちの三つ目女や刀女なら魔法の関係はあるが、私には超常を操る力はないぞ?」
 白いパイプから紫煙をくゆらせながら少女がさらさらと金髪を揺らせて冷静に訊く。ルイズはごもご
もと呟いてタバサに目を向けた。タバサは冷静に「ツンデレ」属性を説明する。
 説明を聞き終わった女集団は口々に叫び始めた。
「无は儂ら三只眼吽迦羅の奴隷じゃ!」「あいつはトーチ!私が悠二を守ってるのはただ宝具を守って
るだけ!」「あんな戦争バカのこと、好きなわけないじゃない!」「下っ端団員を何で団長の私が!」
「時折、言語化しようかと気が向いたときに久城がそばにいるだけなのだが」
 男ども欠点をあげつらう集団に、いつのまにかルイズも加わって叫ぶ。
「そうよ!何でラ・ヴァリエール家の私が平民出で下品な犬!それに使い魔!犬が好きで好きでなんて
あるわけないじゃない!タバサやっぱり実験が失敗だったのよ!もう一回魔法を使えば」
 うかされた目で叫ぶルイズに、タバサは冷めた目でパラパラと本をめくって言った。
「次はヤンデレがくるだけ」

388:禁呪~属性召喚~(下)
07/11/11 10:24:29 f0k1H7h5
 ハリセンを背負ったせーらー服のかなめが怪訝な顔で男集団を指差して言った。
「ねえあの軽薄そうな子、何話してるの?」
 サイトとギーシュが武器を山ほど背負った男を何やら説得しているようだ。隣には久城少年が正座し
て不安げにこの武器男―ソースケ―を見上げ、サイトに対して「日本男児として」などと言っている。
次いでキュルケが久城少年の手を胸に当てさせ頬を赤らめさせている。
「悠二?お洒落とかしないはずなのに?」
 髪を梳く悠二の姿を前に、炎髪灼眼の少女がいて体を炎が取り巻き始める。武器男の説得組に、やた
らと平凡過ぎな一高校生の男も加わってきて、額に文字を書いた少年も一緒になってシエスタやキティ
を指差している。
「仙術で声を聞いてみようか」
 三つ目娘が印を結び、次いでツンデレ娘の耳に会話が入り始めた。
『学院の少女たちは素敵な女性ばかりだよサガラくん。君のような戦闘のプロは騎士としてモテる』
『俺は重量のある武器も携行出来るよう鍛えている。杖のみ持てればよいお前らとは違う』
『だから相良、せっかくだから羽を伸ばすのも重要だぞ?女たちだって異世界に浮かれてるって』
『キョン、俺はこの世界の軍事的脅威を把握しているわけではない。情報収集がより重要だと思う』
『大事な娘を守るのは仕事で重要かもしれないけどさ、俺みたいに不死身でも休むもんだよ』
『休みなら戦死のあとでいくらでも取れる』
『とりあえず付き合いも重要だと思う。相良君もここは穏便にさ。久城君も大人の世界は勉強だよ』
『悠二先輩、誤魔化しがある気もしますが……大人になるための勉強なら』
『だ・か・ら、ハルケギニアの娘と色々話せばこの世界のこと、お前らもわかるって。俺はこの世界
に来てすぐ貧乳にこき使われててわけわかんなかったんだし!だから硬いの抜きで合コン合コン!』
『なるほど、では君の計画したハルケギニア大巨乳合コンとやら、参戦しよう』
 仙術に聞き耳を立てていた女たちがすっくと立ち上がる。
「犬っ!この駄目犬ーっ!」
 ルイズが叫んでエクスプローションの準備に入る。
「ソースケ!」「悠二のバカーッ!」「キョンのくせに」「久城がここまで愚かとは思わなかった」
 かなめがハリセンを握って草原を駆け抜けシャナが長刀を抜き払いハルヒが巨人を呼び寄せ三只眼
の三つ目が輝きヴィクトリカが殲滅作戦の指示をツンデレ集団に飛ばす。
 ほんの一日でトリステインは生物一つない焦土と化した。

 数年後、ルイズがサイトの子を連れて再興された新王室に謁見した日、虚無最大の禁呪「ツンデレ」
の脅威がなくなったとハルケキギニア全土で祝賀会が行われたという。

389:かくてる
07/11/11 10:26:43 f0k1H7h5
投下終了。

390:名無しさん@ピンキー
07/11/11 10:53:30 zSOIuQd4
あの作品のキャラがルイズに召喚されましたでやった方が良かったかも、とりあえずGJ!

391:名無しさん@ピンキー
07/11/11 10:56:29 fbaHxiuy
GJ!!面白かったWW
ヤンデレ好きな俺としてはヤンデレバージョンも読んでみたい!!

392:名無しさん@ピンキー
07/11/11 11:19:51 NbLz/00a
子供ができたぐらいじゃ「ツンデレ」は消えないと思いつつ、乙。


393:かくてる
07/11/11 11:25:06 f0k1H7h5
>>390-391
ありがとうございます。
ヤンデレは……女同士で潰しあいそうで怖いかも。
こうやって書くと、男キャラは特徴が難しいですね。とくにキョンと悠二。
実はBASTARD!!やハヤテも入れて書いてましたが、ルイズの影が薄くなりすぎ
る他諸事情で切りました。。。

394:かくてる
07/11/11 11:27:48 f0k1H7h5
>>392
子供ができりゃー安心するんじゃないかなー、みたいな……娘と争奪!?

395:名無しさん@ピンキー
07/11/11 11:42:19 NbLz/00a
「お前んちの母さんってガンダールヴ相手に容赦ねぇなぁ…」
「ああ、あれ?どうせ本気じゃないから」
「でもちょっとあれは、うはぁ金的!」
「まったく母さんったら。夜はあんなに大切にしてるくせに…」

396:名無しさん@ピンキー
07/11/11 11:53:11 92Kyu0YX
むしろ夜は逆に苛められてたり。

397:名無しさん@ピンキー
07/11/11 12:31:16 wa+we5nc
            , '´  ̄ ̄ ` 、
          i r-ー-┬-‐、i
           | |,,_   _,{|
          N| "゚'` {"゚`lリ  召還されてきました
             ト.i   ,__''_  !
          /i/ l\ ー .イ|、
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|



398:名無しさん@ピンキー
07/11/11 13:13:53 0kkPfItG
ゼロ使テクニック

399:名無しさん@ピンキー
07/11/11 14:35:13 OA35Ml2x
最近まで、多田野が実在の人物とは知らなかった。
阿部高和と同様に、ネタ元のコミックでもあるんだろうと思ってたよ。

400:かくてる
07/11/11 15:20:25 f0k1H7h5
も一つ投稿。ちょい欝。サイト帰り後の話
「メイドのお仕事」

401:メイドのお仕事(1)
07/11/11 15:21:36 f0k1H7h5
「本当に……行くのか?」
 マルトーはシエスタの肩を揺する。シエスタは硬い表情ながらも決然とうなずいた。
彼女の手にはラ・ヴァリエール公爵からの要請状が握られている。メイドとしてシエスタを雇い
たいという内容だ。給金は名家であることを割り引いてもかなり高い。そもそも、メイドを名指
しで雇用したいという話自体、かなり特殊な話だ。有力貴族からのこの手の申し出の多くは、そ
のほとんどが妾を求めるものだ。
「ラ・ヴァリエール公と言えばちょうどシエスタの両親と同じ年頃の人だぞ?そんな男の……」
 マルトーの言葉にシエスタは悲しげに、だが小さく噴き出した。
「私、サイトさんに仕えていたときにはミス・ヴァリエールのお世話も少ししているんですよ?
お屋敷を訪問したときにも、むしろ子供扱いしかされませんでしたし」
 言いつつもシエスタ自身も不安を感じてはいる。ただ、それはマルトーが予測しているような
類のものではない。実は王宮から「ルイズを救ってくれ」という内々の伝言が来ているのだ。妾
になるよりたちの悪い話かもしれない。
 それでもシエスタは小指を見つめて思った。
(サイトさんに、お願いされたし)
 ルイズと友達でいてくれ。サイトが地球に帰ったときに言っていた言葉。最後はルイズの勝ち
で、でも意味のない勝ちで。それでもサイトとの約束は守ろうと思う。サイトが帰って、ルイズ
が呆けた様子で公爵に連れられて学院を卒業してもう7年になる。
 シエスタは使い慣れたメイド仕事道具一式を背中に背負うと馴染んだ学院をあとにした。


402:メイドのお仕事(2)
07/11/11 15:23:27 f0k1H7h5
 ラ・ヴァリエール邸に着くと、メイド長とともにシエスタを迎えたのはルイズそっくりの姉、
カトレアだった。以前に会ったときには穏やかな感じだけだったが、今は憂いを帯びている。
「本当に待っていたわ、シエスタさん」
 学院の生徒たちとは違う、しっかりした貴族の女性に声を掛けられるのはやはり慣れない。そ
れにわざわざ「さん」をつけられる時点で恐縮してしまう。カトレアは小さく笑って言った。
「そんなの当然よ。あなたにはとても大変なお仕事をしてもらう予定だから……私やお父様、お
母様、エレ姉様に出来なかった仕事を」
 シエスタは唾を飲んでカトレアを見つめる。カトレアは言った。
「私はたまに覗くけど、もうお父様、お母様もルイズのこと……ルイズに会うのは7年ぶりよね
……覚悟して、ついて来て」
 カトレアはシエスタを案内する。数人のメイドと執事に哀れむような視線を浴びせられたのを
敏感に感じ取る。シエスタは気後れしながらも、やはり逃げ出さないぞと腹に力を入れる。

403:メイドのお仕事(3)
07/11/11 15:24:01 f0k1H7h5
「ルイズ、新しいメイドさん」
 カトレアが部屋の前で声を掛けると、ドアがぎしり、と鳴る。木製に見えるが金属のような軋
む音が聞こえた。カトレアはもう一度声を掛ける。
「たぶん、ルイズがそんなに、嫌いにならない人だと思うの」
 少しの沈黙を挟んで、暗い声が聞こえる。
「死ぬわよそいつ。いや、一緒に死んでもらおうかしら」
 再び爆音が鳴って、そして静まる。シエスタはうなずいて小さく「お任せください」とカトレア
にささやくとドアノブに手を掛けた。それだけで室内に鬱屈した虚無の気配を感じる。だがそれで
もシエスタは扉を開けた。室内はカーテンが締め切られて真っ暗だ。
「今日からお世話させていただきます」
「また生贄が来たの?」
「生贄じゃありません。馬鹿で根性なしで貧乳のお嬢様のお世話係です」
 部屋の奥、ベッドの上で息を飲む気配を感じる。シエスタはベッド脇に進んだ。
「ミス・ヴァリエール。お久しぶりです」
「……シエスタ?」
 闇に目が慣れてくる。目の前のルイズは少し大人になり、体は動いていないせいかむしろ小さく
なったような印象を受けた。蝋燭に火を灯すと顔がよく見える。桃色の髪は以前より長く伸び、頬
は若さの赤みを失っている。
「私に仕えたら、人生終わるわよ。引きこもりだし、苛立ち紛れでエクスプローション使うから今
じゃ家の中ですら見捨てられてるし」
 シエスタは頬を膨らませて言った。
「それでも家に引き篭もってられるだけいいご身分です!私なら食べてくために」
 ルイズは手を振ってカーテンを指差した。シエスタはカーテンを開けようとして手が止まる。窓
には太い鉄格子がはまっているのだ。ふと思って扉を振り返る。扉にも金属が打ち付けられ、魔法
なのか怪しげな光を帯びている。
「これ、高級なのよ。外からは普通の窓にしか見えないの。扉だって木だと思ったでしょ。魔法で
気づかれないように出来ているの。貴族の家系に都合の悪い人間が出て、でも死刑に出来ない場合
に使うわけ。普通の貴族に仕えた程度じゃ見ることないわよ……座敷牢なんて」
 シエスタは息を呑む。ルイズが顔を上げた。
「暴れたんだ。サイトに会いたいって異世界に行く道探すって騒いで……家のお金にちょっと手を
つけて……それだけじゃなく、サイトを悪く言う執事を、虚無でやっちゃって」
「ミス・ヴァリエール……」
「反省しろとか言われて、そのときにまたサイトの悪口。暴れた。虚無で両親吹き飛ばして鎮静剤
打たれて……気づいたらこの部屋。来るメイド来るメイド私を哀れむこと言って、でも外に言って
言ってるの、壊れ姫って。窓際仕事、看守って!」
 シエスタはルイズの肩に手をかける。ルイズは手を振って叫ぶ。
「あんたも早く逃げて!私また、馬鹿やるから!それに私についてたってぜっっったいメイド長な
んて夢の夢なんだから!せめて」
 再びシエスタはルイズの肩を抱き寄せる。ルイズは再び振り払おうとして、だが途中で力を抜い
て泣きながら言った。
「サイトが、大事にしてた、メイドを傷つけるのだけは、やなの!」
 ぱちん。ルイズの頬が鳴った。ルイズは呆然とする。シエスタの目に涙が溜まっていた。
「情けないです」
 ルイズはぼんやりとシエスタを見上げる。シエスタは言葉を続けた。
「情けないです!私も、アンリエッタ陛下もティファニアさんにも勝ったあなたがこのていたらく
なんて、私たちが情けないです!」
「……え」
「サイトさんが地球にお帰りになった際、私たち各々サイトさんに抱きつきましたよね。でも全員
途中で押し戻されて、握手したんです……ギーシュ様やマリコルヌ様と同じように」
 ルイズの目が大きく見開かれる。シエスタは無視するように言い募る。
「なのにあなたは、サイトさんに抱きしめてもらって。キスしてもらって。陛下ですら殿方と同じ
扱いなのに!そんなあなたが自棄になってるだけなんて私たち、惨めすぎます!」
 ルイズは目を目を落とす。シエスタは言った。
「今日すぐ、なんて言いません。でもこのまま座敷牢にいるなんて、私やアンリエッタ陛下への最
大の侮辱、許しません」
 やっとルイズは7年ぶりにかすかな笑みを浮かべた。

404:メイドのお仕事(4)
07/11/11 15:24:46 f0k1H7h5
「すごいわよね、あの子」
「もしかして実は没落貴族で水魔法が使えるとか?」
「モンモランシ家の当主にまでお願いして治せなかった病なのよ?」
 一年後。ラ・ヴァリエール家の魔法と関わらない事務の多くを処理するルイズと、それを支える
メイドは奇跡としてラ・ヴァリエール家の賞賛となっていた。
 だが同時に二人、とくにシエスタには悪い噂がつきまとっていた。
「でもあの子、妾でしょ」
 メイドたちがうなずく。一人は吐く真似をして言う。
「公爵様とか、他の貴族で老人とかぶ男なら我慢できるけど私は幾らお金あっても無理だわ。友達
みたいな付き合いした、同性の妾なんて」
「プライドとかないの?それとも変態同士だからいいわけ?」
 くすくすと笑う。変態メイド、と陰で笑われているのはシエスタ自身わかっている。だが、それ
を無理に否定はしない。なぜなら。
「シエスタ、今夜」
 ルイズが上目遣いでシエスタの胸元を見て囁く。シエスタは暦を確認してうなずく。
 月の日が近づくと狂いそうなほどうずくらしい。これだけは心が持ち直した今でも無理だ。コル
ベールが作った写真機で残したサイトの写真を抱きしめながら狂ったように自慰するルイズを思わ
ず慰めてしまった。たった1回の過ちはそのまま定例になり、過激になっていった。
「シエスタ……」
 荒い息でルイズが体を寄せる。その趣味はないシエスタは身震いするが、押し隠してルイズの体
を抱きしめ、服をめくりあげる。唯一の救いはキスを求めないことだろう。キスは……サイトとし
かしないそうだ。
 下着を脱がせて手を股間の茂みに潜らせる。既に湿りを帯び、指先が滑り込みそうになる。ルイ
ズの舌がシエスタの首筋を這い回る。シエスタもルイズの足の指先を一本一本、丹念に舐めてやる。
「シエスタ……サイトぉ」
 ルイズの頭の中ではシエスタの舌はサイトの舌になっているのかもしれない。だがむしろその方
がましかもしれない。本気でルイズに異性のように愛されるのはご免だ。シエスタは舌を次第にふ
くらはぎ、太股へと上らせていく。
 牝の匂いが鼻をつく。シエスタはルイズの太股に歯を立てた。
「いっ!シエスタぁ……くふん」
 中から蜜が流れる。口で受け止め、そっとベッドに吐き出す。ルイズも自分の白々しい行為はわ
かっている。ルイズもシエスタに愛されたいと思っているわけではない。友達であり、夜は……サ
イトの代わりでしかない。
「あふ、もっと、奥、舐めて」
 シエスタは中心に舌を這わせる。マルトーの心配を思い出し苦笑したくなる。やってることは同
じかもしれない。
「食べて、私のこと、食べて」
 ルイズの言葉に、アヌスと尻を嬲る。ルイズの声が室内に響く。もう鉄格子も金属扉もないこの
部屋では、聞き耳を立てられれば何の声を発しているか誰でもわかるに決まっている。シエスタは
顔が濡れるのも構わずルイズの秘所を舐め続ける。
 窓から二つの月が見えた。ふと、座敷牢に閉じ込められたのは自分かもしれないとシエスタは苦
笑して、さらにルイズの秘所を嬲り続けた。

405:メイドのお仕事(5)
07/11/11 15:25:18 f0k1H7h5
 いつもの行為が終わり、ルイズは気だるげに窓の外を眺めて言った。
「ごめん」
 シエスタは身支度を整えて頭を振り、そして言う。
「それほど嫌なら、お断りしていますよ」
「嘘。あなた終わった後……吐いてる日もある……ごめん。本当にごめんなさい」
 シエスタはルイズの頭を叩き、そして背中から抱きしめて言った。
「今は……リハビリですよ。ただ、ちょっとこの部屋の壁は薄いのが気がかりですけど。虚無の魔
法で叩いたらすぐ壊れそう」
 ルイズはうん、と小さくうなずいた。と、ルイズは急に立ち上がった。
「まさか、あれって!」
 ルイズは「始祖の書」に飛びつき、狂ったように読み始めた。シエスタは再び壊れたかと唇を噛
んで背中を見つめる。だがルイズは上気した顔で言った。
「この呪文の意味、わかった!」
 シエスタはルイズの顔を見つめる。ルイズはきゃっきゃとはしゃいで服を着ると自分でベッドの
乱れを直し、慌てて化粧をして杖を握った。
「何を、するんですか」
「壁、壊すの!」
 シエスタが怒鳴ろうとするとルイズは笑って言った。
「『世界破壊呪』。恐ろしい魔法だと思ってた。実際怖い魔法よ。でももう一度よく読んでみた。
これは、世界の壁を壊せるの……サイトと、私を隔てる世界の壁だって!」
 ルイズは狂ったように呪文を唱え始める。慎重に、と叫ぶシエスタを笑い飛ばし、恐ろしいほど
の長い詠唱が淀みなく流れる。
(凄いわ。これは本当、いけるかもしれない)
 部屋が発光を始める。周囲に魔法学者がいたら王室にトリステイン全軍の派遣を要請するに違い
ないほどの狂気的な魔力が邸内に満ちる。両親を始め邸内の人間が集まるが、あまりの魔力の奔流
に誰も手を出せない。
 最後の呪文を唱える。禍々しい闇の裂け目が空中に現れる。ルイズはまばたきもせずにその裂け
目に手を突っ込む。
「サイト……サイト、会いたい、会いたいの。会いたかった、早く、早くサイト……」
 部屋が暴発し、ヴァリエール邸の3分の1が消滅した。

「呼ばれて飛び出てなんとやら、じゃねえーか、なあ相棒!」
 ふざけた声が土煙の中に聞こえる。シエスタは埃を払って土煙の向こうを見つめる。見慣れない
服装の―地球で言うネクタイスーツ姿―の男がルイズを抱えて現れた。
「サイト、様?」
 ルイズが独占欲の塊の目でシエスタを睨む。ああ、戻ったんだとシエスタは確信する。
「やっと営業ノルマいけるって思ってたら……ハルケギニア?」
「サイトぉ……」
 ルイズはいきなりサイトの唇を奪った。周りの視線も構わずサイトの顔中にキスを浴びせる。サ
イトもルイズを抱きしめて、傍らのシエスタに声を掛けた。
「俺、こっちで仕事あるかな。向こうじゃ一人暮らしだから仕事辞めても迷惑にはならんけど」
「ルイズ様の騎士・助手が欲しいところです。あと」
 シエスタがルイズに目を向ける。ルイズは一瞬口を尖らせて、だが目を輝かせて言った。
「トリステイン貴族としては私そろそろ行き遅れが目の前で……お婿さんも欲しい」
 シエスタはルイズの頬をつねって言った。
「今までの埋め合わせ、ちゃんとして下さいね」
 ルイズは笑って答えた。
「サイト以外の褒美なら、何でも」

406:かくてる
07/11/11 15:26:47 f0k1H7h5
投稿終了。4だけエロだったり。サイト苦労するぞーとか。

407:名無しさん@ピンキー
07/11/11 16:16:53 uIETNhfM
GJ

408:名無しさん@ピンキー
07/11/11 17:36:51 SoE/zPtm
「ねえサイト」
「なんだルイズ」
「わたしね、あんたが使い魔で本当に良かったと思ってるのよ」
「な、なんだよいきなり、改まって……」
「ほら、使い魔って、本人の魔法のレベルに応じて召喚されるわけじゃない?」
「らしいな。だからタバサやキュルケの使い魔は竜やらサラマンダーやらで、ギーシュはモグラでモンモンはカエルなんだろ」
「そう。で、わたしってゼロのルイズなんて呼ばれてるぐらい、魔力が低かったじゃない?」
「そうだな。まあ誤解だったけど」
「だから、かなり不安だったのよね、召喚の儀式のとき。こんなことになるんじゃないかと思って」



「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大な蛆虫がぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なナメクジがぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なフナムシがぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大な蛾がぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なナマコがぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なアメフラシがぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なゴキブリがぁぁぁぁぁぁぁっ!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁっ! 巨大なサナダムシがぁぁぁぁぁぁぁっ!」



「……みたいな?」
「……」
「だからホント、せめて人間のあんたで本当に良かったなぁって……あ、あれ、どうしたのサイト、どこ行くの!?」

「で、なんで君は僕の部屋で飲んだくれているんだね?」
「だってよギーシュ……俺、せいぜいサナダムシと比べてマシなレベルの人間だって思われてたんだぜ? 凹むよこれは……」
「……事情はよく分からないが、何かとんでもない誤解をしている気がしているのは僕の気のせいなんだろうか……」
「やっぱり俺ってボルボックスだったんだよ……」
「ボルボックスってなんだね」

409:205
07/11/11 17:38:50 SoE/zPtm
ゴキブリを使い魔として召喚してしまった女の子が、サイトに恋しちゃってさあ大変!
……みたいなSSを構想してたんですが、さすがにオリキャラメインになっちゃマズイだろうという理由で没。
書いたら絶対大受けだと確信してただけに非常に残念です。ついでに嫌展大好きです、ハイ。

410:名無しさん@ピンキー
07/11/11 21:53:11 BsIn/oQO
>>405
205氏が書く物には毎回笑わせられる
GJ!!


411:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:06:52 f1EK/b0V
aliveのアンソロをまとめて三冊買ってきた。
いいですねえ。アンソロにしちゃ珍しくハズレがない。
帯はアニメ寄りだけど中身が原作よりなせいかな!(ぁ

まあヨタ話はともかく投下いきます。

412:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:07:49 f1EK/b0V
「ぶぃーっくし!」

学院の中庭をうろついていた才人から、豪快にくしゃみが出る。
無理もない事だ。
雪こそ降っていないものの、少し北の村では霜が降りたという。
今年一番の冷え込みだと、皸防止の軟膏を塗りこみながら、シエスタは今朝、そう言っていた。

「うぃ~、さぶさぶ」

両肩を抱いて、才人は震えながら、暖を取るため、水精霊騎士団のたまり場になっているゼロ戦の格納庫に向かう。
そして。

『おぉぉまぁぁぁえぇぇぇぇわぁぁぁぁぁぁ!
 また浮気か!浮気なのかァァァァァァァァ!』
『ま、待ってモンモランシー、氷は、氷漬けだけはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

かっきぃぃぃぃぃぃぃん!

「…なんか更に寒くなりそうだなぁ…」

少ない冬の空気中の水分が凍りつく音を聞いて、才人は格納庫で暖を取ることを諦めた。

そういえば、食堂に暖炉があったっけな。
才人は食堂の奥に暖炉があった事を思い出し、食堂に向かってみた。
しかし。

「なんだよ、食堂の暖炉壊れたんだって?」
「ああ。どっかの使い魔が秋の間ねぐらにしてたらしくてさ。
 今そいつの作った巣をどかしてるらしい」

食堂の方からやってきた生徒たちのそんな会話が、耳に入った。

「…冗談だろおい…」

呟く才人を尻目に、その生徒たちは、しょうがない火の魔法で暖でもとるか、とか言いながら寮の方へ向かっていった。

「あーくそ、コタツが恋しいぜ…」

容赦なく冷え込む冬の夜空を眺めながら、そんな事を呟く。
呟いて。
そして思いつく。
ぽん、と手を打って、才人は言ったのだった。

「そうだ、コタツ作ろう」

寒いのなら、自前で暖房器具を作ればよいのだ。
俺ってあったまいー。
そんなことを考えながら、才人は早速コタツの材料を探し始めた。

そして二時間後、ルイズの部屋。

古くなったテーブル、少し厚手の布団、木炭を少し!ぜんぶ混ぜるとムッチャあったかいコタツができる!
…はずだった。

413:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:08:34 f1EK/b0V
「…あちちち!」

才人は即席のコタツの中から、真っ赤に燃える木炭を載せた古ぼけた黒い鉄鍋を引っ張り出す。
厨房で、いらなくなった小型の鍋をもらってきたのである。
才人の発想はよかったが、彼は火力の調整にまで考えが及ばなかったのだ。
たしかに暖を取る事はできたが、このままでは長時間の使用には耐えられない。

「どうしたもんかねー」

それでも布団の中はあったまっている。
才人はそんな事を言いながら即席コタツの中に潜り込み天板に顎をのせ、目を閉じて考え込む。
そうしている間にも、床から熱が逃げ、コタツが冷たくなっていく。

「…なにやってんの?」

そこへ。
この部屋の主人が帰ってきた。
ルイズは足元で背の低いテーブルに布団をかけ、その中に潜り込んでいる使い魔を見下ろして、奇妙な生き物を見る目でそう尋ねた。
才人はなんつー顔してんだよ、と思ったが、ハルケギニアにゃコタツはねえよな、などと思いながらルイズに説明する。

「これ、『コタツ』って言って、俺の世界の暖房器具なんだよ」
「へーえ」

ルイズはそう言いながら、コタツの周りをひとしきり眺めると。

「なんか貧乏くさ」
「しょ、しょうがないだろ!ありあわせの材料で作ったんだから!
 結構これであったかいんだぞ!」

ただし、それは木炭を抜くまでの間だけだったが。
そして、ルイズは言った。

「ふーん。じゃ、私も使ってみよ」

言ってコタツに入ろうとしたルイズを、才人が止めた。

「あ、靴は脱いでからな」
「…めんどくさいのね」
「じゃないと暖まらないだろ?」

確かに、暖を取るのに革でできた靴は邪魔だった。
ルイズは才人の言うままに靴を脱いだ。
そして、先ほどの才人に倣い、才人の対面に腰を下ろして、コタツの中に下半身を埋める。
ルイズはジト目で言う。

「…ぜんぜんあったかくないじゃない」

木炭を抜いてから結構経つ。コタツの中の空気は、外気と大して変わらない程度まで冷え切っていた。

「ちょっと待ってろ、すぐあったかくなるから」

言って才人は、まだ火の燻る木炭の入った鍋を、もう一度コタツの中に入れるべく、手に取る。
そして布団を捲り上げ、コタツの中に頭を突っ込んだ。

「何してんのよ、犬ぅーーーーーーーーーーっ!」

げしっ!

反対側から伸びてきた脚が、才人の顔面を蹴っ飛ばした。
ルイズの蹴りは綺麗に決まり、コタツ布団の中から才人が転がり出る。

414:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:09:40 f1EK/b0V
当然、才人は抗議した。

「なにすんだよ!」
「何どさくさに紛れて人のスカートん中覗こうとしてんのよ!
 このエロ犬!スケベ犬!」

何をいまさら、と才人は思ったが、ルイズにしてみれば、何の予告もなしにスカートの中を覗かれてはたまったものではない。
…だって今子供っぽいぱんつなんだもん。
そんなルイズに、才人は木炭の入った鍋を掲げて言った。

「あのなあ、今そのコタツが冷えてんのは、熱のもとになるこの木炭を外に出しちゃったせいなの!
 入れないとあったかくなんないの!」

才人の言葉に、ルイズはコタツ布団を口許に寄せながら言った。

「…だったら、顔突っ込まずに入れなさいよね」
「…わかったよ」

ルイズの言う事にも一理ある。
才人は納得し、布団を軽く捲り上げて、片手で鍋を突っ込む。
ルイズの脚に当たらないよう、なるべく自分の近くに鍋を置く。
しばらくすると、コタツは元の暖かさを取り戻し始めた。

「ふわー…。いいわね、コレ…」

現金なもので、ルイズはコタツが暖まり始めると、猫のように丸くなって、天板の上で緩んだ表情になる。
才人はコタツが暖まってきたので、鍋を再び外に出し、自分も中に入る。

「いいだろ?俺の故郷じゃ、こうやって冬はみんなであったまるんだ」
「うん、確かにいいわ、コレ。今度学院の皆にも教えてあげましょ」

言いながら、ルイズは今まで組んでいた脚を伸ばす。

こつん。

「「あ」」

伸ばした足が、才人の足に当たった。
コタツはそこまで大きくない。せいぜい、一辺が才人の腕より少し長いくらいだ。
二人が足を伸ばせば、お互いの足が接触するのは仕方のない事と言えた。
二人はなんとなく気まずくなって、赤くなって顔を逸らす。
何を今更。
そして、赤くなったルイズを見て、才人は思いつく。

「うりゃ」

むに。

「やぁんっ!」

才人は布団の中に手を突っ込んで、ルイズの足をつまんだ。

「ちょっ、何してんのよ犬ぅ!」

真っ赤になってルイズは足を引っ込める。

415:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:10:55 f1EK/b0V
才人はそんなルイズに、ニヤニヤ笑顔を返す。

「コタツで足を当てたら、いたずらされてもしょうがないんだよ」
「な、なんなのよそれ」
「コタツの、基本的なルールだよ♪」

もちろん大嘘である。
ルイズは真っ赤になって、反論した。

「嘘でしょそれ」
「…ゑ?」

一発で嘘を見抜かれ、才人はしどろもどろになる。

「え、え?なんでそう思うわけ?」
「…目がウソついてる」

赤い顔で天板の上で才人をジト目で見つめながら、ルイズはそう言う。
図星を突かれ、必死に言い訳を探す才人を見て。
ルイズは、もっといじめたくなった。

「…だったら、こういう時どうすんのよ」
「え?」

ルイズは、あっという間にコタツに潜り込むと。

ばふ。

そして、才人の股間から、顔を出してきた。
ルイズはそのままずりずりと才人を這い上がり、胸元にちょこん、と納まる。

「え、ちょ、ルイズっ?」
「ほらほら、何とか言ってごらんなさいよ」

半眼で慌てる才人を見上げ、にやにやと笑うルイズ。
困った顔のサイトを見るのは、なんだか楽しい。
そして。

ぴくん!

ルイズの背筋が急にぴん!と伸びる。
目がまん丸に見開かれ、頬に朱が注す。

「…ちょっと」
「…あはは」

照れたように笑う才人。
赤くなったルイズのお腹の辺りに、硬いものが当たっていた。
好いた相手とおこたで密着。
この状況でおっきしなきゃ日本男児じゃねええええええええ!

「…ほんと、見境のない犬ね」
「しょうがないだろ、この状況でどうにもなんなかったら俺種無しじゃねえか」

怒ったように言うルイズに、才人はそんな間抜けな言い訳をする。
ルイズは、お腹に当たっている硬いものを、ズボンの上からなぞる。

「…ばかいぬ…」

熱に浮かされたようにそう呟いて、一気にズボンのジッパーを下ろした。

416:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:12:02 f1EK/b0V
開いた隙間から、硬くそそり立つ才人がこぼれ出る。
さすがに躊躇い、才人はルイズに言う。

「お、おい」
「おしおき、してあげる」

ルイズは才人の言う事など無視して才人の先端を咥える。
そして口に含んだまま、舌でぺろぺろと先端を舐めまわす。

「る…ルイズ…」

才人はルイズの舌遣いに必死に堪える。
ルイズは、そんな才人のズボンの中に指を差し込むと、柔らかい陰嚢を指でふにふにと刺激する。
その間も口を休めず、才人の茎にキスを降らせ、小さな舌で裏筋に唾液を塗りこむ。

「だ、だめだっ、出るっ…」

才人の声と同時に、彼の茎が震える。
ルイズは才人の異変を察知すると、すぐに根元まで才人をくわえ込んだ。

どくどくっ

ルイズの喉の奥で才人がはじけた。
口の中にあふれ出す才人の牡を、ルイズはこくこくと喉を鳴らして飲み込む。
そして、全て飲み干すと、下から才人を見上げた。
その手の中には、まだ硬さを失わない才人が、柔らかく握られている。

「さいと…」

その表情は獣欲に曇り、その瞳は牝の淫靡な輝きで才人を誘っていた。
才人はそのまま、ルイズを抱き締めて唇を奪う。
ルイズの唇は、己の体液と、ルイズの唾液で、滑っていた。

「ルイズ…」

才人は唇を離して主人の名を呼び、そして。
小さな白い布に覆われた、ルイズの臀部に手を伸ばす。

「はんッ…」

丸くカーブを描くその白い丘に才人の指が触れた瞬間、ルイズの喉から艶やかな声が漏れる。
才人はその丸みを楽しむように撫でまわし、そして、最も敏感な入り口へ指を掛ける。

「はぁ…」

才人を咥えていたルイズは、声も、身体も、濡れていた。
蕩けたような視線を、己を抱き上げる牡に向ける。
才人はルイズを覆う布をずらすと、ぬかるんだルイズに、己自身を押し当てる。

くちゅ…。

小さく響く水音が、ルイズの身体が既に準備を整えている事を告げた。
才人は、腰をずらして完全にコタツから出ると、ルイズを抱き上げる。
抱え上げられたルイズは、潤んだ目で才人を見つめる。

「じゃ、いくよ、ルイズ…」
「うん…」

合意が済んだ瞬間。
才人は奥まで、ルイズを貫いた。

417:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:13:04 f1EK/b0V
真っ直ぐに勃った肉棒が、容赦なくルイズを削る。
その刺激に収縮したルイズの襞が才人に絡みつき、才人から二度目の精を搾り取ろうと蠢く。

「さいと…奥まで…きてるよ…」

足と膣奥を才人に絡みつけながら、ルイズは蕩けたような笑顔で才人を見つめる。

「ルイズの中…最高だっ…」

才人は絡みつくルイズを引き抜き、もう一度ルイズに差し込む。
ぐちゅぐちゅとルイズの中が卑猥な水音を立て、潤滑油を溢れさせる。
その度にルイズの喉から雌の啼き声が漏れ、才人を高める。
その高まりはほどなく限界を迎える。

「ルイズ、俺、俺もうっ!」
「きてぇ、サイトをいっぱい…ちょうだい…」

互いに限界を告げると、お互いを抱き合う。
ルイズの中が蠢きながら収縮し、才人を締め上げる。
才人はその動きに限界を迎え、ルイズの中で爆発する。

きゅぅぅっ…どくどくどくっ!

「ルイズ、ルイズ、ルイズぅっ…!」
「あ、は、あったかい…いっぱい…!」

二人はそのまま抱き合い、くったりと床に伏せたのだった。


「うん、いいわねこれ。暖かい」
「いやでもさルイズ、狭くないかこれ」

才人は膝の上に陣取るルイズに文句を言う。
二人は、コタツの一辺に陣取り、才人の膝の上にルイズが乗っていた。
木炭の入った鍋は、外に出たままだ。
二人でコタツに入っていれば、暖まったコタツが冷える事はなかった。
ルイズは文句を言う才人に返した。

「狭くてもいいじゃない。何よ、私と一緒じゃ嫌な訳?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
「じゃー文句禁止ー。今日は、ずっとこのまま…ね?」
「はいはい分かりましたよご主人サマ」

言ってじゃれつく二人。
しかしそんな平和は長く続かないわけで。

ばたん。

「ただいま帰りましたー!」

元気よく、シエスタが部屋に帰って来た。
コタツの中でじゃれる二人と、シエスタの視線がかみ合う。

「あー!何してんですか二人ともっ!ずるいです私も混ぜて欲しいですっ!」
「ちょ、ちょっとシエスタ、無理無理三人は無理!」
「し、シエスタそんなしたらつ、つぶれ……ぶべらっ」

メイドの闖入で二人の甘いひとときは崩れ去り。
結局コタツを使うときは、ちゃんと一辺に一人ずつ座るようにしよう、と誓った二人だった。~fin

418:冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:13:55 f1EK/b0V
*おまけ*

画期的な暖房器具『コタツ』はトリステイン魔法学院にとどまらず、トリスタニアにまで広がったという。
特に王侯貴族の使うそれは魔法によって温められており、抜群の保温効果を持ったという。

「アニエスぅー。そこの本とってぇー」
「…陛下、ご自分で行かれたらどうなんですか」
「えぇ~。おこたから出たくないもん~。アニエスこそ、王命ですわよ~?」
「…王命ならば致し方ありませんねぇ…うぅ、さぶっ!」

「ジョゼフ様…それ、ロンです」
「な、またかミューズよ!」
「…背中が煤けていましてよ…ジョゼフ様。ふふふ…」」

そして、『コタツ』は各王家のご家庭で、円満な年末をコーディネイトするのに一役買ったという。

419:せんたいさん ◆mQKcT9WQPM
07/11/11 23:16:31 f1EK/b0V
以上!
ハルケギニアにはあの器具はないという前提で書いてみました。
もし原作で出てきたら終了なストーリーw

でもそんなの関係ねえ!SSだし!(ぁ

んじゃーこのへんでノシ

420:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:20:32 od7DBD/y
フレイム拉致⇒コタツの中に突っ込んでおく⇒ミカン(゚д゚)ウマー

421:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:21:56 lk9VwBnB
乙!
ご無礼!、ってガリア王家ヒマそうだなw

422:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:42:11 dHUWQbT6
ざわ… ざわ…

ゼロの使い魔的、脱麻を脳内妄想した俺って…orz

423:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:54:31 ztOXzGAV
そうか!
シェフィールドの頭がジョゼフ以上に良ければ、ハルケギニアは平和で済むんじゃないか?
ジョゼフは一生シェフィールドのカモになってろ!

424:名無しさん@ピンキー
07/11/11 23:59:05 2CRSSUZd
ミカンが無いコタツなんてコーヒーの入ってないミルクみたいなもんだ

425:名無しさん@ピンキー
07/11/12 00:03:14 zLQt0jfc
せんたいさんはいつもながらGJ!だけど

「いまコタツで麻雀って、できないんだよ」(´・ω・`)

家具調コタツ全盛なので、
雀パットというオプション品をつかわなくてはいけないんだ

426:名無しさん@ピンキー
07/11/12 00:14:55 cFb0wiXT
せんたいさんのはいつもほのぼのエッチでいいね。
みなぎりました!GJ!!


427: ◆LoUisePksU
07/11/12 00:35:56 jweUSZhQ
>>419
せんたいさんGJ!!!
でも、木炭だから部屋の換気はまめにしましょう。笑
じゃないと本当に昇天しちゃうよっ。

>>384
確かにあっさりしすぎたかも。
反省もこめて、ご期待どおり?の番外編の甘々展開を保管庫にUpしました。ノシ

桃色Sisters in the bath

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