【ひぐらし】07th総合part13【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合part13【うみねこ】 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
07/11/04 13:12:00 sqzN5kHA
ふむ、ひぐらしという世界観を現したキャラか………
多分問題無い。ベースは圭一中心だから。

101:名無しさん@ピンキー
07/11/04 13:17:24 ORWKgp1G
>>95
GGGGGGJJJJJJ!!!!!!!!
素晴らしすぐる


やっぱり梨花ちゃまの調理法は問わずって感じだな
攻めてよし、受けてよし、ょぅι゙ょでよし、育ってよしって感じだw
まずは梨花祭の一品目、ごちそうさまですた

102:97
07/11/04 16:06:11 +bRxWjed
皆さん、ちょっと質問なんですが。
『それぞれの愛し方』の続編で、
魅音視点の続編と、圭一視点の続編どっちが良いと思います??

皆さんの御意見を待っています。

103:名無しさん@ピンキー
07/11/04 16:08:11 lY4ZoSV0
族編

104:名無しさん@ピンキー
07/11/04 16:11:01 US11XT6q
保存庫で「夜犯し編~圭一×魅音」読んでたんですけど
続きは無いんですか?

105:名無しさん@ピンキー
07/11/04 17:36:53 g4FHsIYJ
>102
徐々に堕ちていく魅音の心理描写が見てみたいので
魅音視点に1票!

106:名無しさん@ピンキー
07/11/04 17:45:04 SCay8a15
>>58-85
久しぶりの魅音分堪能させてもらった
エロゲシチュまんまなのにキャラがそのままでたまらんw
巨乳委員長って響きがエロイw

>>89-94
優勝したおかげでいい作品が読めたと思うと、
最萌も悪いことばかりじゃないなw
梨花おめ&圭一と幸せにw
健闘した圭レナも見れるといいな

>>104
俺なんて待ちすぎて風邪引いちまったよ

107:名無しさん@ピンキー
07/11/04 19:48:48 06jADGIO
>>77 89GJ!
最萌えのおかげでいいモノ
みれたぁ!

108:名無しさん@ピンキー
07/11/04 20:13:16 3+iGxXv5
圭レナはどこかな、かな?

109:98
07/11/04 22:04:40 sqzN5kHA
序盤、本当に序盤って感じだけど出来た。
一応レナがメイン、である。

注意事項としては圭一と梨花が登場しない。
昭和59年なので魅音は卒業している、という事だけを覚えておいてくれ。

110:惑壊し編-プロローグ
07/11/04 22:05:48 sqzN5kHA
 もうすぐ、5月が終わる。
 6月が近づく度に、私は少しだけ気持ちが重くなっていくのが解った。

 去年、昭和58年の6月。
 悟史くんがいなくなって1年後にやって来た圭一くんも、祟りで姿を消してしまった。
 その数日後には梨花ちゃんも……。

 この1年で変わった事は随分あった。
 魅ぃちゃんが卒業してしまった事。
 沙都子ちゃんがトラップを仕掛けなくなって、前みたいに笑わなくなってしまった事。

 そして、私の近所さんはまたもいなくなった事。

 前原屋敷の建物そのものはまだあるし、土地も一応前原家名義のままらしい。
 だけど、住んでいる人は誰もいない。
 圭一くんがいなくなって以来、前原のおじさんもおばさんも引っ越してしまった。

 仲間達の欠けた、教室。

「授業を始めます。委員長、号令」
 私が思考を現実に戻すと、知恵先生が私に声を掛けてきた。
 私は慌てて立ち上がる。
「きりーつ」

 仲間達が欠けて、何処かに穴が開いたまま、1年が、過ぎようとしていた。



111:惑壊し編-プロローグ
07/11/04 22:06:46 sqzN5kHA

 切っ掛けは、ほんの小さな事だった。
 兄貴と俺が4歳の頃だった。叔母さんはなかなか子供が出来にくい身体だと解った。
 叔父さんも叔母さんも子供が欲しかったので、双子だった俺と兄貴のどちらかに、養子にならないかという話が舞い込んできた。
 親父もお袋も、叔父さん叔母さんがどうせ近くで住んでいるからという理由で了承。俺と兄貴の関係は双子の兄弟から従兄弟になった……戸籍上は。
 それでもずっと、俺達は繋がっていた。同じ血を分けた、兄弟だったから。

 俺が7歳になった時、義妹が出来た。
 兄貴も俺も、随分可愛がったものだ。現に、義妹は可愛い。兄貴と同じぐらい、俺にとって大事な人だ。

 そして、忘れもしない。昭和58年、6月の下旬。
 その電話は、舞い込んできた。

 家に帰ってきた俺を迎えたのは、俺宛の小包みと真剣な顔をした叔父さん叔母さんだった。

 その時に告げられた。兄貴が、引っ越した先の雛見沢で失踪したと。

 同じ血を分けた兄弟が消えた。それは、俺にとって恐ろしい程悲しい事実だった。
 義妹には1年経った今でも、その事実を言いだす事が出来なかった。

 兄貴が失踪したと知った時に、火がついたこの計画に、義妹を巻き込みたくなかったから。

 祟りなんて有り得ない。アポロ11号が月に降り立つこの時代に、祟りで人は殺せない。
 だから、人が殺されるのも消えるのも、誰かが起こしている事。

 それを解き明かしたくて、俺はその地に行く事に決めた。
 同じ血を分けた兄弟を取り戻したくて。



112:惑壊し編-プロローグ
07/11/04 22:07:38 sqzN5kHA

 5時間目は自習。先生が下級生にかかりきりだからかも知れない。
 私が下級生達に数学を教えていると、営林署の玄関口で足音がした。
 珍しく校長先生が客を迎えている。誰だろう?

 私が下級生達そっちのけで顔を廊下に向けた。その時―――。

「え……?」

 1年間、ずっといなかった人影がそこにあった。
「圭一、くん……?」
 思わず呟く。どうして、圭一くんが。
 だけど、すぐに彼が圭一くんじゃないと私には解った。

 纏った雰囲気が違うのだ。言葉で言い表すなら、そう、魅ぃちゃんと詩ぃちゃんの違い。
 彼は、圭一くんじゃない。だけど、とても似ている。
「トイレ行ってきます」
 私は知恵先生にそう告げて、教室を出た。

 すると、彼は校長先生と話していた。
 正確には、彼だけでなく彼の隣に小さな女の子もいた。
「おや、竜宮君」
「こんにちは、先生。あの、此方の……」
「今度、新しく転入してくる前原君達だよ」
 校長先生は普通に言ったが、その言葉は衝撃だった。
 彼と同じ、名字。

「始めまして、前原圭二です」

 そう言って彼は、そっと手を差し出した。

 そこから始まる、昭和59年の物語。
 私と彼の、奇妙な関係が始まろうとしていた。


113:98
07/11/04 22:11:12 sqzN5kHA
一応、これで投下終了。

次からはもうちょい力入れてみる……スマン、やはり浮いてるか、俺?

114:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:37:29 IUguODSk
梨花ちゃまが居なくなってるのに滅菌作戦が行われてないのは何故なんだぜ?
・・・まあ、何と言えば良いのか分らん。
完全にオリキャラ中心じゃないかとか突っ込みだしたらキリが無い気がしてね。

115:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:40:28 V17WEOiU
舞台設定がよう分からん

116:97
07/11/04 22:44:34 +bRxWjed
>>105ぉk把握した。
講習の予定表見たら暇な日があるから、とりあえず今週中に魅音視点で投下して、再来週位に圭一視点で魅音視点の続編書かせてもらいます。


>>113
GJ!寂しそうなレナに萌えた!

117:98
07/11/04 22:46:34 sqzN5kHA
>>114-115

なんつーかなぁ……イフが幾つもあるというか……。

基本は鬼隠し編 → 圭一がレナと魅音を殺さなかった。
滅菌作戦が発生してない理由 → 梨花ちゃんの死亡が確認されてない。

一応、その理由は本編で明かす。
それまで長い目で見てくれる事をヨロ。

118:98
07/11/04 22:52:25 sqzN5kHA
>>116
応援、サンクス!
貴方も頑張って下さいね!

119:名無しさん@ピンキー
07/11/04 22:52:48 cVI7ZNZl
>>117
俺から言えるのは「雛物行け」
此処よりも向こう向き。
正直キャラの血縁捏造とかでオリキャラ物やるの勘弁してくれ。

120:97
07/11/04 22:58:00 +bRxWjed
>>118お互い頑張りましょう!



121:名無しさん@ピンキー
07/11/04 23:05:47 V17WEOiU
>>117
そうか、まぁ設定で叩かれることのないよう頑張ってくれ

122:名無しさん@ピンキー
07/11/04 23:24:08 U/sNgvce
悪い作品じゃあ、ないけど少し粗があるかな……
オリキャラってのは、下手打つと原作レイプになるからね。
気を付けて、書いた方がいいよ、ガンガレ

123:名無しさん@ピンキー
07/11/04 23:24:11 kLMXHdDp
あえてキツイ言い方をするなら「失せろカス」

124:名無しさん@ピンキー
07/11/04 23:33:46 g4FHsIYJ
>116
おお、めっちゃ楽しみだ…
パンツ被って待ってますね。

125:名無しさん@ピンキー
07/11/04 23:40:39 eCm4oLMY
まだ全部あきらかになっていないが
今の時点ですでにその設定は完全アウトだと思うな

そこまでオリキャラになる時点でたしかに雛物行くべきだと思う
少なくとも、自分のためにも絶対ここで続きかかないほうがいい

出来云々関係なしに100%叩かれまくるから

オリキャラってのは基本的に本編のキャラの役割、少しでも喰った時点で
どこでもまずうけいれられないのぜ

個人ページとかだと嫌々擁護する人とかとりあえず馴れ合いでほめる人はいるが・・・

126: ◆wK2Hs4J8iY
07/11/04 23:45:06 MfBHR8C/
>>71
ようやくできたわ…。もはやHPは0だ…。
最萌優勝がなかったらこんなに早くは無理だったな…。

圭梨お風呂編、投下する。


127:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/04 23:49:59 MfBHR8C/
 

 梨花ちゃんからお風呂のお誘いがあった。
 ……これだけを見ると俺の妄想に思えなくもない単語の連立だ。そう、これが我がおつむの見せた阿呆な夢想であるならば、
一度目を深く閉じ、呼吸した次の瞬間にはからからに乾いた現実が眼前に広がっているはずだった。
 果たしてどうだろうか。
「お湯……もう張ってあると思うから……」
 と俺の胸の中でしとやかに言う梨花ちゃんがいた。
 俺は確信する。これは夢ではないのだと。性交で達した余韻に浸る梨花ちゃん。そして上気した頬を震わせながら発せられた
言葉。俺は感涙するのであった。
「よし、じゃあいこうか」
 梨花ちゃんの気が変わらぬうちにと風呂場へ促す俺。きらりと白い歯を見せて微笑んだつもりだが、萎えた息子を素のままぶ
らさげた今の格好にはかなり相応しくなかった。というか情けないことこの上ない。少し鬱になり冷静さを取り戻した。
 そして梨花ちゃんの様子がおかしいことに気づく。
「梨花ちゃん?」
 俗に言う女座りをしていて、倒れそうな上半身を畳に両手をつくことで支えている。俯いたままだったので、俺は遠慮なく
ワンピースの隙間から覗く谷間と美脚を眺められていた。
 ふ、と梨花ちゃんが顔を上げる。
 申し訳なさそうに、また恥ずかしそうに笑って、
「あ、あはは…腰が抜けちゃって立てないわ……」
 と言ってきた。
「…………」
 絶句する俺。潤んだ瞳から投げかけられる、ある種自然科学などで表現しきれないような引力でも兼ね備えているのではと
愚考せずにはいられない視線が、俺の顔の辺りを彷徨っていた。梨花ちゃんはその間にも自分で立とうと、脚をもじもじと動かしていたのだが、
「あ……」
 再び倒れそうになる。そうなれば当然俺が梨花ちゃんの身体を支えるのも当然の行為であって。今度は背と膝裏にそれぞれ腕を通し、抱きかかえた。
「ありがと……圭一」
「軽いなー梨花ちゃん」
 そのまま風呂場に直行。と言っても狭い梨花ちゃんの家ではそれも数歩なのだが。
 脱衣所まで来て、もう大丈夫だと梨花ちゃんが言うのでそっと下ろす。まだ膝に上手く力が入らないようで、かすかに震えていたがよろめくほどではなかった。
 そんな梨花ちゃんを見て俺はある光景を思い出していた。
 冬の雪中。追いかけてくる梨花ちゃん。振り返りざまはじめて想いを告げられたこと。
「……いち? 圭一?」
 はっとして気づく。梨花ちゃんの顔がすぐ近くにあった。
「え…あ、な、何だ?」
「だから、先に入っててって言ったのよ」
「あ、おう、わかった」
 中に入ると確かに湯が沸いていた。いつ沸かしたのだろうと疑問が浮かんだ。エッチの前の行動を顧みて、そういえば梨花ちゃんがお風呂を入れた直後に押し
倒したんだっけと納得する。しかし、割と長い時間体を重ねあわせていたような気がするんだが……そんなに経っていなかったんだな。
 梨花ちゃんの家のお風呂は銀色の浴槽だ。お湯の色が透明そのものであり、これは隠せないなーと思わずにんまりしてしまう。床はタイル貼りだ。
小さな椅子が端に二つちょこんと置いてある。シャンプーとリンスが蛇口のすぐ真下、浴槽の縁に乗っていた。
 かけ湯を三回してから俺は浴槽に浸かった。
「はぁ~……」
 溢れるお湯が波音のように聞こえて安らぐ。ふむ。たとえば俺が岬に立っていたとして同じような溜息が出せるだろうか。いやいや、出ないだろうな。
 時にこの狭さがいいんだ。立ち上る湯気が閉じ込められ、視界をどこか幻想的にして頭がぼーっとなる。それはお湯の熱さに包まれてますます促進され、
俺は今きっととても阿呆な面をしていることだろう。
「梨花ちゃーん……、気持ちいいぞー」
 エコーがかった声。ちょっと言ってみたかった。
「そう、よかったわ」



128:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/04 23:55:39 MfBHR8C/


 曇りガラスの向こうで梨花ちゃんが動く。ぼやける輪郭が身体の丸みをより強調しているように見える。
全裸を間近に見たはずなのにこのドキドキ感は一体なんだろうな。
「それじゃ、私も入るわね」
 心臓が一つ跳ねた。
 何の躊躇いもなく扉が開き、頭にタオルを巻いた梨花ちゃんが入ってきた。
「うーん、二人だと狭いかしら?」
 どこを隠すまでもなくすっぽんぽんだった。堂々としすぎではなかろうかと思うほど。
 少し距離を置いて、割りと冷静に眺めた梨花ちゃんの裸は性交時とはまた違った魅力をもって感じられる。
理性を失ったときには俺の性欲を掻き立てる妖艶さだけが目に付いたのだった。いや、全てが妖艶に見えたといったほうが正しい。
しかし今は、梨花ちゃんのスタイルが俺だけの芸術品のように映る。
 だが。須らく芸術というものは多数の人に認められることによって品となりうるのであり、今ここで俺、
前原圭一だけのと言うのは少しおかしい気がする。だが、その疑問に答えられるだけの言葉を俺は知っている。
それを、「愛」と……人は呼ぶのだ……。俺にとってのみ芸術たりえなければならない梨花ちゃんの裸……。
「ふ……」
「あんまりじろじろ見ないでよ」
「がぱむっ!?」
 梨花ちゃんを見つめたまま意味の分からない思考に耽っていた結果、洗面器を顔に被せられた。視覚を封じられた俺は
妄想へと走るしかなかった。といっても、単に梨花ちゃんの裸体が映像として頭から離れなかっただけだが。
 柔らかな曲線でもって、腰のくびれ、太もも、ふくらはぎの女らしさが強調されていた。撫でさすれば俺自身の
手の荒さが際立ちそうな肌のきめ細かさ。そう、何の汚れもない玉露だけが梨花ちゃんの体を伝うのに相応しい。
 胸部の膨らみは、おそらく未だ発展途上の梨花ちゃんの身体で一番母性を醸し出している部分。年齢と外見を考えた場合、
かすかに残るあどけなさが母なる大地(裸体のこと)とのギャップを生み出して、俺は悶々とさせられる。
 現実的なことを言うと、カップはCだ。本人はもう少し欲しいなんて言っていたが、それでも十分だった。
形は綺麗だし、触り心地も申し分ない。何より感度がいいのが俺には一番嬉しい。
 ちなみに先端の突起と身体の中心部分は湯気で隠れていた。最近の仕様だな。
 妄想中、ばしゃ、ばしゃと何回かお湯をかける音がしていた。梨花ちゃんがお湯の熱さを確かめるような溜息を吐いて、
「圭一、ちょっと詰めて」
 浴槽に身を入れてきた。俺は被っていた洗面器を放り投げ、成り行きに目を凝らした。二人分の容積が、
盛大に湯船からお湯を追い出していた。眼の前には滅多に見ることができないであろう梨花ちゃんのうなじ。
視野を広げると首の所々にキスマークがあるのが分かった。髪をかき分けて首筋を何度も攻めていたのを思い出す。
「ふふふ」
 目尻を下げて、満足そうに微笑みながら半身で俺の方に迫ってくる。思わず後ずさろうとしたのだが、
いかんせんここは風呂の中だった。
「たまには、こういうのもいいわね。離れようとしても叶わないし、お湯の中独特の身の軽
さとその逆の動きづらさが……ふふ……体を寄せるのは自然なことでしょ?」
「…………」
 俺はどきどきして反応の仕方が分からずにいた。頭にタオルを巻いた梨花ちゃんは新鮮だった。普段からトレードマークの
長い黒髪。それも梨花ちゃんを見る上で魅力の一つなのだが、今は顔だけがはっきりと目の前にあって、なおいっそうの
可愛さを感じずにはいられない。
「ん」
 そう考えているうち、無意識にキスをしていた。下唇、上唇と順番に触れ、軽く吸う。顔を離すと、梨花ちゃんには珍しく、
情熱的な視線を投げかけてくるので俺は恥ずかしくなった。だから、梨花ちゃんを前に向かせて後ろから両腕を回した。
耳元に口を寄せる格好になる。まだキスが足りないのか、振り向きざまに可愛い舌をぺろりと出してくる梨花ちゃん。
さらに、濡れて火照った手を俺の後頭部に回し髪を撫でる。そうして感じる頭皮へ早く指輪の固い感触を加えられたら、と改めて思った。



129:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:02:05 MfBHR8C/

「梨花ちゃん……」
「ん……何?」
 呼んだだけなので普通に返されて少し困った。ああ、そうだ。
「梨花ちゃんって処女だったんだよな」
「当たり前じゃない」
「うん、にしては血出てなかったし痛がってなかったなーと思って。……あ、あのときは気
にする余裕がなくて、今更だけどごめんな」
 欲望のままに腰を振ってしまっていた。梨花ちゃんが処女だっていうことは自明の理だったはずなのに……。
「処女だからって血が出るわけじゃないらしいわよ。そもそも膜はセックス時に必ず破れる
ものでもないし。血は、膣が傷ついて出る場合もあるみたいよ」
「そうなのか」
「痛みは、なかったといえば嘘になるけど……」
 そこで少し顔を赤らめて、
「あのときは飛んでたから。すごく気持ちよくなっちゃって……って何言わせるのよっ。私
が感じてたのなんて圭一が一番よく知ってるはずでしょっ」
 と言いつつ顔にお湯をかけてきた。
「んー? いやーできれば梨花ちゃんに過去実況してもらいたいなー」
 にやにやしながら俺は言う。
「そ、そんなのできるわけないでしょ」
「二回目は淫語の連発で凄かったじゃねぇか。あ、思い出したらまた興奮してきた」
 二度の射精で元気をなくしていた息子が、むくりと勃ち始める。
「え? ひゃあ!」
 先端がお尻の辺りに触れて梨花ちゃんがびくりと震える。感じたというよりくすぐったさの方が勝ったような反応だった。
柔肌がくにくにと亀頭を刺激する。気持ちよくて、つい梨花ちゃんに押し付けるようにしてしまう。これも男の本能哉。
「け、圭一っ……あ、当たってるからっ……」
 体を捻り、腕の中から逃げようとする。湧き上がる湯気が、困ったような嬉しいような引きつった笑みの上に馴染んで、
いつもより赤みを帯びているように見える。
「これ……お尻に擦りつけるだけでイキそうだな……」
「え? だ、駄目よ、お風呂の中でなんて、絶対駄目!」
「わーかってるって。ほい」
 そう返して体を離した。途端、びきびきに反り立っていた息子が頭を垂れていく。
「い、いいの? しなくて?」
「ん? ああ。そうそう勃つたびに射精してたら体力がすぐに底をついちまうからな」
 朝なんて毎日のように屹立しているし。
「そう……」
「んん? あれ? もしかして梨花ちゃんしてほしかったか?」
 歯切れの悪い返事の理由を俺なりに推測した質問だった。というかこれしか思いつかない俺はそうであってほしいと
願っているに違いなかった。梨花ちゃんに比べれば圧倒的寡数のSの気が小人のごとくきゃーきゃー騒ぎ出す。
「なっ、そんなことあるわけないでしょ!」
「じゃあ、股の間に差し込まれたその左手は何なのかな~?」
 ぴしっ……。
 梨花ちゃんが固まった。沈黙。
 外で蛙が呑気にげこげこ言っているのが聞こえた。
 額から冷や汗が流れ出る。空気も固まったような気がしたからだ。
「圭一……?」
「はははい!」
 水面に波紋が広がっていく。それは異常なほど早鐘を打つ鼓動が原因であり、まさに俺の動揺そのものを体現した
波跡だった。透き通るように白い梨花ちゃんの背中にたどり着くと、ふっと消えるか進路を変えるかしてその体(てい)を失う。
 背を向けているはずなのに、体のあらゆる箇所を捕捉されている感覚。これで電気でも消えたならまるっきりホラーだ……。
 油が跳ねたような音が数回して、天井を仰ぐと電気が明滅を始めていた。
 ってマジかよっ!
「け、い、い、ち?」
「ひぃっ!?」
 


130:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:05:58 g4zKcZ8i


 ふっと光が落ち、外の闇と同化する風呂場。暗順応するにはまだ時間が足りず、視点をどこに定めればいいか混乱する。
その間にも目の前でゆらりと動く影があった。間断なく響く水滴の落ちる音と、それを打ち消すかのごとくタイルを激しく叩く水音がした。
 蛇口をひねったのか……?
 五感を研ぎ澄ませる勇気もないのに訝る思考だけはまともだった。
「―っ!?」
 突然ひやりとした感触が両頬を包んだ。氷のような水滴が首筋を伝い、胸にまで流れていく。お湯と溶け合う前の境目で、
その温度差による気持ち悪さが胸付近を漂った。
「圭一……。あまり調子に乗らないでね……」
「―」
 指先が顔を這う。触れるか触れないかといった感触。計算されたように産毛だけをさすられて、ぶるぶると震えた。やがて、
親指の腹が睫毛を撫で始め、ようやく暗闇に慣れてきた視界を塞いでしまった。いや、閉じられる前にかすかに見えた妖しく光る瞳。
あれは長く見るものではないのかもしれない。
「はぁ……」
 冷たい息が口元を弄んだ後、口内に侵入してきた。奪われたといったほうが適当なキス。
たった今凍えさせた唇を彼女自身の熱さで癒していく。俺は今、俺の体を覆う影の思うがままだった。
次第に、二人触れ合っている部分にはとろみがついていく。それは舐めとろうとしても叶うものではなく、
絡めとるだけの行為に終始してしまう。終わりのない循環。有機体に過ぎない自分には過ぎた行為だと思った。
永遠を連想して、時間感覚が限りなくゼロに近づいていった。
 口が離される。
「圭一のエロ本、藍子と伊知郎の目の前に出すわよ」
「!?」
 ぱっと電気が点いた。梨花ちゃんの顔と胸がかなり眩しく映った。
「な、なぜそれを!?」
「とぉ~っても痛そうで、でも楽しそうなプレイがあったけど」
 邪悪に笑う梨花ちゃん。怖ぇ。
「あんなのがしたいの? 圭一?」
「いやっ、あれは、俺のじゃないんだよっ」
「ふぅーん?」
「本当だって!」
「まぁ、そういうことにしてあげるわ」
 そう言って梨花ちゃんは湯船から上がった。
「というか。私がいるのにエロ本なんて持ってんじゃないわよ」
 刃のように鋭い双眸を向けてくる。何で銀色に光るんだよ。
「申し訳ありません……」
「ったく。これからは欲求不満になったらすぐに私を呼びなさいよね」
「…………」



131:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:09:39 g4zKcZ8i

 
 すごいことを言われた気がする。しかし梨花ちゃんは自分が言ったことの意味に気づいていないようだ。
「それより、さっきのキス興奮しなかった?」
 一転してきらきらした眼で尋ねてくる。
「俺は怖かったんだが」
「私は楽しかったわ」
 ……この会話に普段の俺たちの関係が凝縮されていると思うんだ。
 それから梨花ちゃんは体を洗い始めた。スポンジを泡立て、綺麗な肌をさらに綺麗にしようとしている。
繰り返すが、髪の毛は頭のタオルに収められているので、首から足先まではっきりと素肌が見える。
目が離せなくなるのも道理だとは思わないか兄弟。
「じっと見られていると照れるわね」
 こっちに気づいた梨花ちゃんが手を止めて俺の方を窺う。
「まぁいいじゃん。減るもんじゃないし」
「圭一にはそうかしらね」
 俺以外のやつには減るものなわけだ。
「そうそう。だから気にせず続けてくれ」
「気にするわよ……。じゃ、圭一が洗ってくれない?」
 何ですと?
「え? いいの?」
「そう言ってるじゃない」
 恥ずかしがる風もなく答える梨花ちゃん。別に照れる様子を期待していたわけではないが、あまりに
さばさばした様子に面食らってしまう。逆に遠慮したいような気にもなったが、男として情けないので、
テンション上げ上げでいこうと思った。
「……ふっ。分かった。そこまで言うなら、この前原圭一が手ずから梨花ちゃんの体を奥の奥まで綺麗にしてやるぜぇ!」
 意味深な発言になってしまったが気にしない。
「普通にスポンジ使ってちょうだい」
 ぽん、と渡された。
「ですよね」
 上がったテンションが泡と一緒に吸収されていくような気がした。

「人に洗ってもらうってのもいいものね。あっ」
「…………」
 もくもくと手を進める俺。そうそうからかわれてばかりもいられない。なぜなら梨花ちゃんの背後からあらゆる場所に
手を伸ばしても問題なしな今のこの状況……。主導権は俺にあるはずだったからだ。梨花ちゃんは人のペースを崩して
自分の方に持っていくのが上手い。どうやらエッチをするときにはその特殊能力も少し影を潜めるようだが、油断はできない。
「あっ、やん」
「…………」
 時折、本番のときよりいささか軽めの喘ぎ声が漏れた。
 そうして、たいして時間もかからずに一通り洗い終わった。
「よし、終わったぞ」
「……随分あっさりと終わるのね」
 残念そうな色を含んだ言葉に俺の目がきらーん、と光る。
 にんまりと笑う今の様子を梨花ちゃんに悟られてはいけない。くっくっく……。
 つー……。
「ひぃあぁあ!?」



132:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:13:30 g4zKcZ8i


 まだ体についた泡を流していない状態で、梨花ちゃんの背筋を人差し指で撫でた。
雪景色の中にさらに白い道ができたようで、俺はおお、と感動の声をあげた。やばい、癖になりそうだ。
「あぁぁ…っあぁ」
 何度も何度も上から下へ行き来する人差し指。梨花ちゃんの反応は上々だった。ふと思いついて、
愛してるとでも書こうと思ったがそれはさすがに恥ずかしいのでやめておいた。
 ここで何となくの疑問が頭に浮かぶ。
「体の後ろって感じやすいのかな?」
「は?」
「後ろ、というか裏側な」
「……さぁ。自分じゃ見られないから前面よりは敏感っていうのはあるんじゃない?」
「よし! 確かめてみよう!」
「え? 確かめるって……きゃっ」
 がばちょと後ろから抱きついて耳の裏に舌を這わせる。
「ひぅっ」
「耳たぶ~」
 ぱくりと咥えて咀嚼。梨花ちゃんが甲高い声を上げる。外に聞こえているだろうなと
考えつつも、空いた手を太ももの裏側へと持っていき、自分でもいやらしいなと思う手つきで撫で回した。
指の隙間を泡が埋めていく、それを掌に馴染ませ潤滑油のような働きを担わせる。胸ほどではないにしろ十分に柔らかい太ももだった。
「うぅ、んっ……やぁ、圭一ぃ……」
 両膝を突き合わせて隠そうとする中心部分。内太ももを撫でていた俺の手は、当然その動作に何らの妨害もされなかったわけで。
梨花ちゃんも感じながらそこをいじられるのを期待しているようだった。しかし、俺はあえて焦らす。
「あ……?」
 落胆した声。何でこんなに色っぽく聞こえるんだろうな。
「脇~」
 右腕をどかしてそこだけ泡を落とした後、舐める。
「あ、あ、あはははー! ひっ、あはっ、や、やめてー、く、くすぐったい~っ!」
 涙を浮かべて大笑いする梨花ちゃんの顔は無邪気なものだった。
 ついでにわき腹もさすってやることにする。肋骨の筋にそって斜めに辿る。ついでのついででお腹にまで手を回すと、
指がおへそに引っかかったのでそこもかき回した。
「ひあっ、はっあっはははー! ひぃっーやはっ、やぁめてぇ~!」
 大泣き状態になっていた。脇のくぼみを隙間なく堪能した俺は次の旨そうな箇所を探す。
 ……何か変態みたいだ。
「ひっ、はぁ、あ、ははぁ…今更でしょー……」
 心を読まれた。梨花ちゃんはたまにこういうことがあるから困る。
「さーて次は、そうだな。脚いっとくか!」
「ひぇ? あ」
 上げたままにしていた梨花ちゃんの右腕を俺の首に回す。体操座りのようにして立てられた膝の下に手を通して
持ち上げた。ぐるっと俺側に反転させて下ろす。お姫様抱っこみたいな格好になった。俺の股の間に腰を下ろし、
左脚の方に梨花ちゃんの上半身が、右脚に下半身がそれぞれある。
「け、圭一……?」
 絶景だった。もう今日は、結構戸惑う梨花ちゃんを見た気がするのだが一向に飽きない。俺が見つめると
恥ずかしそうに顔を背ける。頭のタオルをとろうとしていたので、それを静止する。力が抜けていなかったから、
そのままうなじの辺りをマッサージするようにした。んぅ……、と気持ちよさそうな声を出した。
「ぅあんっ」
 梨花ちゃんの膝小僧をぺろぺろと舐める。膝はくすぐったくなるものだと思っていたが、意外や意外、結構感じているようだった。
「はっ、あはっ」
 上半身を反らして必死に耐えようとしている。柔らかくばかりあった梨花ちゃんの体のうちで、
硬い部分というのも俺の舌先には新鮮だった。かすかな凹凸の隙間を埋めるように丹念に舐め上げていく。



133:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:18:17 g4zKcZ8i


 右手が手持ち無沙汰になったので、足の指の隙間を四本の指で埋める。足首がびくりと動いた。これは
くすぐったさの方が大きい反応だろう。さすがに舐めることはしない。だって人として、ひとりの男として
あまりに情けなくなりそうだったからだ。
 しかし……。
 梨花ちゃんが足を突き出して、舐めなさいと高飛車に命令している様が浮かんだ。
 ちょっとドキドキしてしまった。不覚…。
「はぁっ…ふっ……ぅんっ…ふぁっ、はぁん……」
 荒い息が空中に溶けていく。回された手に力が込められた。しかし、はっとしたように力が抜けたので、
俺はどうしたのかと梨花ちゃんを見る。
「ごめんなさい。この傷……」
 肩辺りを優しくなぞりなっがら申し訳なさそうにあやまる。
 何のことだろうと不思議に思ったが、すぐに、最初のエッチのときに梨花ちゃんの爪がえぐった跡のことかと気づいた。
「いいってこんなの。男の勲章みたいなもんだ」
「そうなの?」
「ああ、だから気にしないでいい。つばでもつけとけば治るさ」
「そう、ありがとう。……ふふ、でも自分じゃつばつけられないでしょ?」
「ん? うおっ」
 上半身を起こし、俺に抱きついてくる。吸血鬼みたいに首筋を舌でなぞってきた。ぞくぞくとした感覚が
背中を駆け巡り、一瞬意識が遠のいた。というか……、胸が、胸が……。胸に当たってドキがムネムネです……。
 次はどこを触ろうかと考える。これまであえて胸とアソコは避けてきたが、そろそろ解禁といくか。
 調査結果。梨花ちゃんは体のどこもかしこもかなり感じるようだ。しかし、それが梨花ちゃんにとって満足いくも
のではないことが、最中の物足りなさそうな表情からも分かっていた。
 結局は、あらゆる場所へのあらゆる刺激も最後にはここに行き着くのだ。
「ひゃあぅっ!」
 梨花ちゃんの秘所はもう随分と濡れていた。だから何のためらいもなく膣内へと指を入れることができた。
突然侵入してきた異物にこわごわ反応する膣内だったが、間もなくして自分から求めるようにうねって吸い付いてくる。
俺がかき回せば刺激が大きくなるのも必然のことだった。
「あぁんっ! はひっ―!? ひぃ―っふうぅん、あぁっ」
 もう絶頂が近いみたいだ。膣の締め付け具合がそれを教えてくれる。
 今は力の限り俺にしがみついている梨花ちゃんだったが、イってしまえばきっとまた脱力するだろう。
それに備えて左腕で梨花ちゃんの背中を支える。
「はっ―っあぁあああ!」
 潮が吹く。下半身がびくびくと震えていた。全身に女の子とは思えない力が入っているのが分かる。
伝わってくる。快感を逃さないようにと体を強張らせているみたいだった。



134:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:21:09 g4zKcZ8i
 
 
 その姿はあまりにしおらしくて、愛しかった。
 だから、快感を吐き出しきる前に俺は梨花ちゃんの唇を唇でふさいだ。
喘ぎ声というのは体を駆け巡る快感に耐え切れずに吐き出しているものだと思う。
だから、そこを閉じて快感が中で暴れまわるようにする。さらに、イったばかりの膣に再び刺激を与える。
「―っ!?」
 梨花ちゃんの目が見開かれる。みるみるうちに充血していって、強く閉じた後
勢いよく涙が溢れ出した。俺の口内で叫んでいる。締め付けはさらによくなり、
震えもよりいっそう大きいものになっていた。
 俺を引き剥がそうとする梨花ちゃんだったが、俺はそれを許さずしばらく唇を合わせていた。
やがて観念したのか、抵抗することをやめた梨花ちゃんはすごく儚げで弱々しい表情になっていた。
涙の流れるスピードがゆっくりになった気がした。
 そのまま少し時間が経った。
「ぷは」
「…………」
 予想通りぐったりした状態の梨花ちゃんを見て、俺は満足した。薄く開かれた目が俺に非難の色
を向けていた。あまりにか弱くて俺はこれっぽっちも怯むことがなかった。にやりと笑って、梨花
ちゃんから溢れた蜜に濡れた手をかざす。
 バツが悪そうに顔を背ける様子が、かなり可愛かった。


「髪を洗うのも手伝うな。長いと大変そうだもんな」
 そう言って、タオルを頭からとった。シャンプーを手に取り髪の毛を優しく洗っていく。
「どうやって洗うのか分からないから、こうしてっていうのがあったら言ってくれな」
 梨花ちゃんはこくりと頷いた。
 そのままシャンプーを泡立てるだけの静かな時間が経過した。途中梨花ちゃんが何も言わないので(髪を固めて「アホ毛」
とかやってみても無反応だった)、少し心配になった俺は、こっそりと横から顔を覗き見た。
 とても気持ちよさそうにしていた。猫が顎の下を撫でられているかのような表情で、俺の手が右に力を入れれば左に、
逆であれば右にと首を縮める。
 当然、俺はそれを使命だと思い、梨花ちゃんの頭に猫耳を形作ったのだった。


<終>



135:名無しさん@ピンキー
07/11/05 00:24:46 pZiv3BX+

かわええのうかわええのう

136:圭梨お風呂編 ◆wK2Hs4J8iY
07/11/05 00:26:38 g4zKcZ8i
以上です。

入れられなかったネタがいくつかあって無念…。

読んでくれた人に感謝。


>>95
圭梨新婚GJ!
やはり梨花ちゃん受けはいいw




137:名無しさん@ピンキー
07/11/05 00:31:33 rqlVhFre
>>136
読み終わって満腹感があったのに、まだネタが残ってたとは…
恐ろしいほど、梨花ちゃまを料理しようという執念を感じたわw
エロあり、癒しありの梨花萌えをありがとう
GJだよGJ過ぎるぜ

138:名無しさん@ピンキー
07/11/05 07:17:48 DwTFDKGM
>>136GJ 
お疲れ様でした
また投下してください

139:名無しさん@ピンキー
07/11/05 13:13:12 vDajToAw
>>136素晴らしかった!!!次は作中に言ってた学際の話を見てみたいですぞ

140: ◆Ut1TI4HSDI
07/11/05 14:17:58 GFiah6XO
>>136
いや~お腹一杯、GJです!!HP回復したらまたいつか…

>>101>>106>>107、そして>>136の皆様ありがとうございます!
勘の鋭い方は解かるかもしれませんが、
以前キャラスレで書いたCSベース圭梨TRUE ENDの約10年後の話です。
まだ未熟故、18禁は上手く書けませんが前夜の梨花ちゃん攻め話はまたいつか…

141:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 19:53:41 7LMXgqFI
スレをまたがってしまってすみません。
本当は結構前に出来ていたのですが、長いことアク禁に巻き込まれていました。

大逆転な皆殺し編の梨花パートとオチを投稿します。

予定消費レスは6です。
ギャグベースではありますが、陵辱ものです。

>>104
確か、あの状態からもうじき一年が経つと思う。

142:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 19:56:53 7LMXgqFI
「こんな……こんなのって……あんまりなのです」
涙をぽろぽろと零しながら、梨花ちゃんが泣きじゃくる。
「さてと……梨花ちゃん。次は君の番だ」
そう言うと、梨花ちゃんはびくりと身を震わせた。
「ボ……ボクに何をしろというのですか?」
俺は薄く笑みを浮かべ、彼女に告げる。
「そうだなあ……まずはその服を脱いでいってもらおうか……」
「そんな……こと……」
「いいんだぜ? 別に今すぐ他の連中を犯してもよ?」
そう言い放つと、梨花ちゃんはきゅっと唇を噛んだ。
「わ……分かったのです。だから……お願いだから他のみんなには非道い事しないで下さいなのです」
ふっ……聞き分けがよくていいぜ。梨花ちゃん。
しゅる……しゅる……と、梨花ちゃんは俯きながら、服を脱いでいった。
肩ひもが外れ、音も無く梨花ちゃんのサマードレスが地面に落ちる。
「隠すな」
「……あっ……く……ぅ」
思わず梨花ちゃんが胸を隠そうとするが、俺はそれを止めさせた。
……ったく、ぺったんこのくせに何を恥ずかしがることがあるっていうんだか……。
まあ、そう来なくちゃ面白くないんだがな……。
「じゃあ、次はパンツだな……」
「………………はい…………なのです……」
数秒の沈黙の後、梨花ちゃんはそう返事をしてきた。
腰をかがめて、躊躇いがちに脱いでいくその姿がまたそそるものなあ。くっくっくっ。
そして……梨花ちゃんは靴を脱ぎ、靴下だけという格好になった。
「……いいぞ。そのまま手を後ろに組め」
「わ……分かったの…………です」
沙都子と同様に毛の生えてない秘部……それを露出した梨花ちゃんに、俺はゆっくりと近付いていく。
そして俺は彼女の前に立ち、頭の上に手を置いた。
艶やかな髪を撫でると、梨花ちゃんの頭は震えていた。怒りか……恥ずかしさか……まあ、両方だろうな。
俺は彼女の頭から手を離し、少し腰を屈め、薄い胸へと顔を近付けた。
ぺろっ とその小さな乳首を舌で舐めると梨花ちゃんの体は敏感に反応してきた。
丹念に舐め回すと、薄い胸でもその乳首は慎ましやかに……けれど確かに息づいてきた。
「なあ梨花ちゃん……君の乳首……今どうなっている?」
「そ……そんなの、圭一に関係無い……」
反抗的だな……なら、これならどうだ?
「みっ!? みぃ~っ!? やあっ……そんな……」
乳首を強く吸うと、梨花ちゃんは小さく悲鳴を上げた。
「なら、説明するんだな。それも……丁寧に」
「は……はい……なのです」


143:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 19:58:07 7LMXgqFI
俺の上で、梨花ちゃんの荒い息が聞こえる。
「ボ……ボクのち……乳首は…………固く、その……」
「ボクの小さな乳首は圭一の舌に敏感に反応して固く淫らに勃起しています……だろ?」
俺が指導してやると、梨花ちゃんの体は硬く縮こまる。
視線を上げて、眼を細めてその瞳を見詰めると……怯えながらも梨花ちゃんは頷いた。
「ボ……ボクの…………小さな……乳首は……ひゃあんっ!? 圭一っ!?」
「何だよ?」
俺は梨花ちゃんのロリ***に手を当てただけだぜ?
無論、乳首を吸い、そして弄びながらだ。
「……続けろよ?」
「は……はいなのです。……小さな、乳首は…………ひぅっ!? くっ……うんっ。圭一の……圭一の舌に、びっ……敏感に……あうぅんっ! 反応し……して……お、お願い圭一、そんなに激しく……しないで……」
もぞもぞと俺が梨花ちゃんの秘部をまさぐる度、梨花ちゃんはきゅっと太股で俺の手を締めてくる。
「なら……、さっさと言い終わるんだな。それまでずっと俺はこうしてるぜ?」
「うっ……くっ……ひっく。か、固く……淫らにぼっ…………」
「ぼっ? ……何だ?」
「ぼっ……ぼぼ……勃起…………して……いるのですっ!!」
最後はやけくそのように大声だった。
「……よく言えました」
俺は笑みを浮かべながら、梨花ちゃんの胸から顔を離した。ただし……手は秘部をまさぐったままだ。
「あ……はあっ……圭一。お願いですから……ボクのあそこから……手を放して下さい……なの……ですっ!」
「別にこっちは約束したわけじゃないしな?」
「そ……そんなっ!? あっ……そんなっ! 広げないで……指……指も中に入れないでっ!! あっ……はぁっ!」
執拗な責めに耐えきれなくなってきたのか、梨花ちゃんは俺の体を支えにするように、手を俺の両肩に置いてきた。
そんな彼女の耳元で囁く。
「なら、やめて欲しいなら。どうしてやめて欲しいのか説明してくれよ。……『丁寧に』な?」
「みっ!? みーっ! わ……分かったのです」


144:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 19:58:56 7LMXgqFI
梨花ちゃんの秘部は既に粘り気のある液体が零れ、俺の手を濡らした。俺はそれを塗りたくるように彼女の秘部をまさぐり続ける。
「ボクの……小さな……」
「お***は?」
「お……お***は、圭一の手で……感じて…………熱くて……じんじんして……あふっ! ……くっ……んんっ! ハァ……ハァ……ひくひくと……開いていて……ダメぇっ! 辛いのです……あくっ!」
「ほら……どうした?」
体を震わせながら、息を整えてくる。
「ボクは……い、いやらしいお汁を……とろとろとしたお汁を流して……圭一の手を濡らしていて……。だ……ダメぇっ!! やっぱりダメっ!! もう我慢出来ないのですっ! お願いだからもう許してえええぇぇっ!!」
どうやらここが限界だったらしい。
梨花ちゃんは泣き喚いて懇願してきた。
「じゃあ仕方ないな……今、楽にしてやるよ」
「え? あ……う……?」
俺の声色に不穏なものを感じたのか、梨花ちゃんの表情が再び恐怖に染まる。
俺は秘部から手を放し、その直後にもう片方の手を梨花ちゃんの背後に回した。
「み、みーっ?」
逃げ出さないように梨花ちゃんの体を俺の体に押し付けながら、俺はさっきまで秘部をまさぐっていた手でジッパーを下ろしていく。
「や……やだ。嫌なのです。そんなのって……」
俺は固く膨れあがった怒張を取り出した。
じたばたと藻掻く梨花ちゃんを今度は両手で……腰を掴んで、絶対に逃げられないように固定する。
「いくぜ?」
「みっ!? みいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ~~っ!!」
梨花ちゃんの幼いロリ***に、俺は一気に怒張を突き刺した。
いいぜ……最高だ。きゅうきゅうと俺のものを締め上げてきやがる。
「痛い……痛いのです。痛いのです。痛いのです……」
泣き叫ぶ梨花ちゃんを眺めながら、俺は何度も彼女を貫いていった。


145:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 20:00:02 7LMXgqFI


「―と、いう感じでどうだろう? 幼女ではあるが性に疎いわけでもないし、しかしそこまでスレているわけでもない。
ましてや色々と分かった気になっていて肉体的に責めても効果が薄そうなら、メンタル面から責めていってじわじわと堕とし、その過程を楽しむのだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
「よしっ!! どうやら分かったようだな。では実践に入る。これが俺からお前らに出す最初で最後の試験だっ!! 気合いを入れろっ!! 心してかかれっ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
ビシッ と彼らは敬礼を俺に返してきた。
きりっとした緊張感が周囲を包む……ふっ……いい空気だ。思わず笑みがこぼれそうなぐらいにな……。
「よしっ!! では、これからお前達には俺が指定したヒロインを犯してもらう。我こそはと思う者は名乗りを上げろっ!!」
間髪入れずに彼らは全員手を挙げた。
さすがだ……さすがは俺の教え子達だ……。
俺は熱い熱気を放つ彼らを見ながら、その中の一人を指名する。
「よし……ではそこのお前、竜宮レナをファックしていいぞ」
「ありがとうございますっ!!」
勢いよく彼は返事をし、ガッツポーズをして笑みを浮かべた。
他の連中からは「ちぇっ、いいよなー」「次こそは俺が……」「羨ましい。俺と代われっ!」といった言葉が漏れる。
そんな彼らのやっかみを受けながら、イイ笑顔で俺が指名した男はレナへと近付いていく。
「ええっ!? あの? ……ちょっと……圭一くん。嘘だよね?」
冷や汗を流すレナ。
「へっへっへっ……無駄だぜ? 大人しく滅茶苦茶にされろやおらあああぁぁぁ~~っ!!」
「い……嫌あああぁぁぁぁ~~っ!!」
レナが悲鳴を上げ、男が覆い被さっていこうとして―

どかっ!! ばきっ!! ずがんっ!! どがががががががががっ!!

『ひ……雲雀13いいぃぃ~~んっ!!??』
俺が怒りの鉄拳を彼に叩き込むと、山狗達は叫び声を上げた。
「馬鹿者おおおぉぉぉっ!! 貴様っ!! レナに何をしようとしやがったあああぁぁぁっ!?」
「そ……そんな……。だって、教官がやれって言ったんじゃないですか……」
がすっ! べきっ!
「ぎゅむっ! ぐえっ!? ぷぴぃっ!?」
地面にへたり込んで抗弁してくる彼を俺はもう一度彼を殴っておく。


146:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 20:01:06 7LMXgqFI
「馬鹿者っ!! 陵辱は萌える。確かに萌える。しかしそれは現実世界では絶対にやってはいけない大・犯・罪っ!! いいか、俺がやったのはあくまでも妄想だっ!! 直接やれなどとは一言も言っていないぞっ!?
そもそも、貴様は陵辱された女の子のことを考えたことがあるのかっ!? ましてやそれが初めてだったなら……その女の子は一生その傷を抱えて苦しむんだっ!!
その女の子が本当に心の底から好きな男が出来ても、ずっとそのことを悲しむんだぞ? 貴様の一時の快楽のせいでなああぁっ!? 貴様、それでも男か? 男とは女を大事に想うものだろうがっ! 貴様に男の誇りは無いのかこらああっ!?
そんなヤツは男の風上にも置けない外道だ、屑だ。ゴミ虫以下の最低野郎だっ! お前にも両親はいるだろう? 田舎の父さんと母さんは泣いてるぞ? そんな子にお前を育てた覚えはないはずだあああぁぁぁ~~っ!!」
そう言ってやると、男は目からぽたぽたと熱い涙を流した。
「お……俺が間違ってましたああああぁぁぁぁっ!! 俺は……俺は何てことを……そうだよ、俺は……屑だったんだ。母ちゃん……父ちゃん……ごめん。ごめんよ……俺、田舎に帰って畑を継ぐから許してくれえええぇぇっ!!」
『俺達も間違ってましたああぁぁぁぁぁ~~っ!!』
気が付けば山狗達は……男達は全員涙を流していた。俺も涙を止めることが出来なかった。
よかった……どうやら分かってくれたらしい。彼らがただの獣から、真の漢へと生まれ変わった瞬間だった。
「よしっ!! 分かったなら、これから俺達は真の陵辱萌えを……さらなる高みを目指して戦いを開始するっ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
「目標は前原伊知郎のアトリエ。ここには俺の父さんが資料と称して収集した古今東西のありとあらゆる陵辱もののビデオ、小説、写真集、漫画などが収められている。いずれもいい仕事である超一級のお宝作品だ」
『サー・イェッサーっ!!』
「これから俺達はアトリエに突撃する。今夜は大射精大会だ~っ!!」
『サー・イェッサーっ!!』
夜空に俺達の雄叫びが響き渡り、俺達はその場から俺の家へと向かおうと整列した。勿論、先頭は俺だ。
―と、俺の背後から鷹野さんがおずおずと口を開いてくる。
「あの……前原君? それにあなた達……何処に行こうっていうの?」
『うるさいっ!』
『空気読めっ!!』
『東京に帰れっ!』
『ぶちまけられてぇかああぁぁっ!!』
『ほんますったらんっ!!』
『だからお前は金魚が救えないんだっ!!』
俺達にぴしゃりと言い切られ、鷹野さんは石化した。
だが、俺達は構っていられない。
真っ直ぐに俺の家へと行進していく。
そう……俺達の戦いはこれからだっ!!


―END―


147:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 20:01:55 7LMXgqFI

TIPS:残された女達

「えっと……私達、助かったんですかね?」
ぽつりと詩音が呟く。
「圭一君も山狗の人達もみんな行っちゃったし……そうなのかな? かな?」
「鷹野も呆然としてるのです。……取り敢えず、ふん縛っておきますですか?」
「そうですわね。そう致しますわ」
沙都子がポシェットからロープを取り出し、鷹野の腕と脚を縛っておく。石化した鷹野は何も抵抗しなかった。
「でも、取り敢えず……助かったのかも知れないけど、圭一君には明日ゆっくりと話を聞かせてもらわないと……だね」
すっとレナの目が細くなる。
「ですね。いくらなんでもあんな妄想……黙って見過ごすわけにはいきませんね」
詩音の目も険悪に吊り上がる。
「でもさ……一つ気になったんだけど……」
「何ですか? 魅ぃ?」
魅音が頷く。
「ひょっとして、富竹さんや大石さん達ってやっぱり救い無し?」
『空気読めっ!!』
魅音は「あるぇ~??」と言いながら首を傾げた。


148:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/11/05 20:04:59 7LMXgqFI
このシチュでの鷹野の料理法は思い付けませんでした。
もし期待された方、おられましたらごめんなさい。
用済みになって捨てられる直前、男達によってたかって壊れるまで……とか
なら、シチュとしてイケるのかなあとも思いますが……。
文章に出来るかどうかはともかくとして。

今晩は以上です。お目汚し失礼致しました。

149:名無しさん@ピンキー
07/11/05 20:13:01 7PNPjnn7
>>148
お待ちしていました。
なーんといぅGJ!!!
シチュもさることながら、固有結界、ネタをからめた男達の台詞、ラストのTIPE。
お見事としかいいようがない!
スレを跨いで待った甲斐がありました!!

150:名無しさん@ピンキー
07/11/05 20:13:37 +ZhZ09mF
>>148
リアルタイムktkr
全裸で直立不動になって待機していた甲斐があったぜ

151:116
07/11/05 20:40:41 pqoSJQHp
フヒヒwwwサーセンwwwww

勉強のし過ぎで頭が蕩けそうな俺が来ましたよ。

『それぞれの愛し方』の続編の前編が完成したので投下して良いですか?

圭「調教は飴と鞭!」という台詞の伏線を拾いつつ、やたらテンションのUP.DOWNの激しい魅音が主人公のSSな上に、長すぎて三回に分けて今日と明日投下する予定ですが・・・ぉk?


152:名無しさん@ピンキー
07/11/05 20:48:06 rcLjCtCD
何だ何だ、梨花物が豊作ですな
>>136>>148
GJ!
>>151
待ってたぜ。全裸で

153:116
07/11/05 20:51:02 pqoSJQHp
>>152(・3・)全裸で放置プレイさせてすまんのうw
じゃあ次レスから投下するよ~。

154:116
07/11/05 20:51:47 pqoSJQHp
『兎の様に』前編




「おい。魅音、大丈夫か?もう外は真っ暗だしさ、そろそろ帰ろうぜ?」

そう言う圭ちゃんの声が耳に微かに届く。
ボーッとする頭で、さっきまでの事を思い出す。

ああ、そうだ・・・私は圭ちゃんのペットになったんだよね?
いや彼女かな?
それとも両方だっけ?分かんないや・・・。
悲しい、悔しい、嬉しい、どれか分からない涙が一滴頬を流れた。

力の入らない手を支えにして、ゆっくりと身体を起こし、足首にかかっているショーツを履き、乱れた制服を直しながら口を開く。
「うん。そうだね・・・。早く帰らないと圭ちゃん怒られちゃうね。」
ちなみに婆っちゃは今日からお母さんとお父さんに連れられて北海道に旅行に行っている。
確か三泊して帰って来る予定だったはずだ。
だから遅く帰っても大丈夫だが、圭ちゃんの両親が心配するだろう。
「それは大丈夫だ。俺の両親は、昨日から一週間程東京に行ってるんだ。何か大きなイベントに作品を出品するらしいから、落ち着いた環境で仕上げたいんだとさ。」

なんだ。圭ちゃんも似た様な状況か。
そして深い意味も無く婆っちゃが旅行に行った旨を話した。




155:116
07/11/05 20:52:23 pqoSJQHp
「くっくっく!そうか、そうか!じゃあ明日は俺の家で泊まり込み調教だな!」

内心しまったと思った。
だが、それ以上に何か期待してしまう自分がいた。
たった数時間で、こんなに濃密な体験をしたのだ。
丸一日も一緒にいたら、どうなってしまうのだろう?

恐らく私に拒否権は無いだろうし、圭ちゃんと一緒に居たいという気持ちの方が強い。
「分かったよ。おじさんは明日の何時頃に行けば良いの?」

そして何か考えてた圭ちゃんが開口一番こう言った。
「そうだなあ、朝の九時に来てくれるか?」
「了解!んじゃ帰ろう?」

「おう!その前に済ましておく事が有るけどな!」

「へ?・・・っ!?」

私は急に抱き締められ、思考がフリーズする。
「魅音に俺の印を付けておいてやるよ。」

そう言い、私の首元に圭ちゃんが吸い付く。

くすぐったくて、少し痛い。でも全然嫌じゃない。

一分程、そうしていただろうか。
圭ちゃんが私の身体を解放した。

「これでよしっ!ああ、それとこの体操服洗っといてくれ。」

と言われ、体操服の入った袋を渡された。




156:116
07/11/05 20:53:04 pqoSJQHp
そこからの事は、よく覚えていない。

気が付いたら自分の部屋の布団の上で、以前圭ちゃんがくれた人形を抱き締めていた。

圭ちゃんと途中まで一緒に帰りながら、色々話した気がする。
そして帰ってきて、ボーッとしながら夕食を食べ風呂に入ったのだろう。
寝間着代わりにしている白い着物まで着ていた。

ふと横を見ると圭ちゃんの体操服の袋が目に入る。
「そうだ洗濯しなきゃ。明日の朝までに乾くかな?」
時間を見ると夜の九時を周った所だった。
今から洗って干せば朝には乾くはずだ。
袋を持って洗濯機のある脱衣所に向かう。

そして袋から体操服を取り出した時、汗臭い男の体臭が鼻をつき、無意識の内に体操服のシャツに顔を埋めていた。

「んっ・・・。」
濃厚な圭ちゃんの匂いに包まれ、私の『女』の部分が熱を帯びる。

ゴクッ。

生唾を飲み込み、自分に言い聞かすように口を開く。
「す、少しだけなら良いよね?・・・うん。ほんの少しだけ・・・。」

体操服を洗濯機の上に起き、私は恐る恐る胸に手を伸ばす。




157:116
07/11/05 20:53:42 pqoSJQHp
「んっ・・・はぁ・・・。」
胸元の隙間から手を差し入れ胸をまさぐる。
匂いを嗅いだだけで興奮したのだろうか?
手の平にコリコリとした感触があり、乳首が早くも硬くなっていた。

親指で転がす様に刺激すると甘い吐息が口から洩れる。

洗濯機の上に置いた体操服に顔を埋め、胸をまさぐる私は圭ちゃんの言う通り『匂いフェチの変態』そのものだ。

「はあはあ・・・圭ちゃん・・・。んっ・・・ひぅっ!」

私はショーツの上から指でクリトリスを擦った。
その瞬間ピリピリした刺激で腰が抜けそうになる。

そしてハッと我に帰った。

急に自分が情けなくなり涙が溢れ出すのを感じる。
「ふぇ・・・。グスッ圭ちゃんゴメンね・・・。私、変なのかな・・・?
うっうっ・・・ふわああああん!!!!!」


床にへたりこみ、激しく泣いた。




その後落ち着いた私は洗濯機で体操服を洗った後、外に干して布団に入った。
泣き付かれたのか、目を閉じるとすぐに意識が遠くなっていくのを感じた。




158:116
07/11/05 20:54:29 pqoSJQHp
ピピピピ!

「・・・・・・んん~っ?」

目覚ましの電子音で目が覚め、重たい瞼を開いて目覚ましを止める。
時計を見ると朝の6時。
普通の休日なら二度寝タイムに突入する時間だが、今日は九時までに圭ちゃんの家に行かないといけない。

「ふわあ~~~・・・。」
大きな欠伸をして布団から抜け出す。


圭ちゃんの家にお泊りするのだから、身体は綺麗な方が良いだろう。

それに調教と言いつつ、その・・・あの・・・。
あ、あああ愛してもらえるかもしれないのだ!

でも、その場合私の背中の鬼は見られてしまう・・・。


期待と不安と恐怖で混乱しそうになるのを堪え、替えの下着を持って風呂場へと向かった。






念入りに髪と身体を洗った後、風呂からあがった。もちろん歯磨きもした。

そして自分の部屋の鏡の前で悩みだした。

「軽めに御化粧した方が良いのかな?」

少し考えた後、リップだけ塗る事にした。

そして詩音から貰った香水を少し付け、服を着る。

時計を見ると八時半前だったので、着替えを適当に見繕い、財布やお泊りセット、乾いた体操服と一緒にトートバックに詰め込み、圭ちゃんの家へ向かった。



159:116
07/11/05 20:55:08 pqoSJQHp
圭ちゃんの家に向かいながら、私って単純なヤツだなと思った。

圭ちゃんに一喜一憂して喜んだり落ち込んだり・・・。

ポジティブな考え方をすれば『過程はどうあれ、結果は圭ちゃんと恋人になれた』

ネガティブに考えれば『玩具の様に弄ばれる』


そんな事を考えてるとダウナーな気持ちになってくる。

そういえば、レナにはどう説明すればいいのか?
レナも圭ちゃんの事が好きだと言っていた。
そんなレナに『圭ちゃんの体操服でオナニーしてたらバレちゃって、紆余曲折を経て彼女兼ペットになっちゃった☆てへ☆』と説明しろとでも?

・・・・・・駄目だ、馬鹿にしてると思って確実に怒るだろう。
私はアホの子じゃない、一般常識くらい分かる。
ましてやレナは私にとって親友だ。
相手を怒らせたり悲しませる様な真似はしたくない。






気が付いたら圭ちゃんの家の玄関先に着いていた。

私は深呼吸をして、気持ちを切り換える。
女は度胸!なるようになれ!!

そう自分に喝を入れてチャイムを鳴らした。




160:116
07/11/05 20:56:14 pqoSJQHp
ガチャ。

「お、おおおひゃようっ!!圭ちゃん!!」

恥ずかしい。噛んでしまった・・・。

圭ちゃんは気にして無いのか
「おはよう。まあ魅音、立ち話もなんだ。入ってくれ。」

と私を促し家の中に入っていった。


その後「部屋に行っててくれ」と言われたので、部屋の中で圭ちゃんを待ちつつ辺りを見回す。

ちなみに圭ちゃんの家に入るのは二度目である。
前回は皆と来たので気にして無かったが、今日は引きっ放しの布団がやけに生々しく感じる。

数分後、麦茶を持って来てくれたので美味しく頂く。

圭ちゃんは麦茶を啜った後、喋り始めた。

「今日は調教の前に興宮に行くぞ。ちょっと買い物したいんだが良いか?」

「別に良いけど、何買いに行くの?」

「まあ食材やら色々だ。魅音の手料理も食べたいしな。」

「ふぇ?て、て手料理!?む、無理だよ!」
「何で?」

「・・・失敗したら恥ずかしいよ・・・。」
私は俯きながら話す。
「大丈夫だ。俺はどうしても魅音の手料理が食べたいんだ。」

少し考えた後
「・・・作ったら全部食べてくれる?」
と私は聞いてみた。




161:116
07/11/05 20:57:32 pqoSJQHp
「当り前だ!むしろ残す訳無いだろ?」

「・・・ん。じゃあ、おじさん頑張って作るよ!」

素直に嬉しかった。
圭ちゃんの優しい言葉が私の胸を暖かくしてくれる。

「楽しみにしとくぜ!んじゃ行くか!」




荷物を部屋に置いて外にでて気付く。
「・・・あ!おじさん歩いて来ちゃったよ。興宮に行くなら自転車持って来ないと。」

「俺のMTBの後ろに立ち乗りで良いなら乗るか?」

「う、うん・・・。けど良いの?おじさん重いかもよ?」

「昨日抱え起こした魅音は軽かったぞ。大丈夫だから乗れよ?」
そう言われた私は、圭ちゃんの肩に手を乗せて、後輪のシャフトを固定している長いナットに足を乗せた。

「乗ったか?じゃあ行くぞ!」





一時間後、私達は興宮に到着した。
途中『あらあら?デートかしら?若いって言いわ~♪』と生暖かい視線で何回も見られて照れてしまった。



「遅いな~。何してるんだよ。」

ちなみに今、今日の買い物でアドバイスをくれる助っ人という人を待っている。

「ねえ、助っ人してくれる人て、どんな人?」
「ん?お前の良く知っているヤツだ。」

「?」

「お!来た!来た!」

私は顔を上げた後、ビックリした。

「し、詩音っ!?」




162:116
07/11/05 20:58:42 pqoSJQHp
助っ人とは私の双子の妹の詩音だったのだ。

「はろろ~ん☆お姉に圭ちゃん☆お待たせしました♪」

「おう、おはy「な、なな何で詩音がここに来るのさ!!」

「お姉~そんな酷い言い方ないじゃないですか?私は圭ちゃんに昨日、ある事を頼まれたから来ただけですよ?」

「・・・ある事って何よ?」

「内緒です☆じゃあ圭ちゃん行きましょうか?私、お昼からバイトなんでサクサク終わらせちゃいましょう♪」
「ああ。分かった。それとな魅音。このメモに書いてある物を買って来てくれ。終わったらここで待っててくれよ?」

そう言って、二つ折りのメモ用紙と一万円札を私に渡した後、二人は何処かへと行ってしまった。



圭ちゃんが詩音に頼む買い物って何だろう?
まあいいや。
それよりもメモの方が気になる。
私はメモを見てみた、そして固まった。

書いてある内容を理解した瞬間、その場に倒れてしまいそうになる。

ははは・・・。 これを買って来いと?

しかも親類の経営する店で?

うん。無理。


しかし買って来なければ恐ろしい事になりそうだ。


私は重い足取りで商店街へと向かった。





163:116
07/11/05 20:59:46 pqoSJQHp
私は今、親類の経営する薬局のレジで叔母さんと世間話をしている。
これはある話を切り出す隙を窺っているのだ。
そして、その時が訪れ私は叔母さんの耳元に口を近付け小さい声で話した。
「お、叔母さん。そ、そのコ、コココンドームとマ、マッサージ・ローションか、買いたいんだけど・・・。」
顔から火が出そうになる。恥ずかしすぎて逃げ出したくなる。

「フフフ♪魅音ちゃんにも、とうとう彼氏が出来ちゃったか~☆両方一個づつで良いのかな~??」
とニヤニヤしながら紙袋にブツを入れてくれる。

「あとこれはオマケだよ。頑張りなさい!」 と何か入れて渡してくれた。

私は代金を急いで払い、その場から逃げる様に早歩きで店を出て、待ち合わせ場所へ向かった。

ここまでに二時間近く掛かっている。

待ち合わせ場所では、圭ちゃんが既に待っていた。

「よう。ご苦労様。ちゃんと買って来たか?」

私は圭ちゃんに紙袋を押し付けながら言った。
「おじさん本当に恥ずかしかったんだから・・・。」

圭ちゃんは紙袋を開いて中身を確認した後、私の頭を撫でながら言った。




164:116
07/11/05 21:01:57 pqoSJQHp
以上前編終了!

中編は明日の昼頃、後編は夕方に講習の補習入ってるから夜の九時位を予定しちょります。

フヒヒwwwサーセンwwwww

165:名無しさん@ピンキー
07/11/05 21:52:27 Tjl6VmMO
>>163
何たる羞恥プレイw
待ってた甲斐があったぜ!
続きwktk

166:116
07/11/05 22:07:17 pqoSJQHp
>>165感想ありがとうございます。

明日は夕方まで学校も講習も夕方まで無いから、徹夜で書き上げてるぜ!

不調気味な愛車の調子も良くなったし、テストの点も良かった。 これも魅音様のおかげだ!
みwなwぎwっwてwきwたwwww





ノシ

167:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:17:33 GgWumPFM
最近のスレの流れが気持ち悪いのは俺だけ?


168:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:21:39 pMzP/a0o
>>167
よう、俺

169:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:27:09 fl3mS0D4
だんだん公式みたいになってきましたねw

170:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:29:12 dQU+JHKF
きんもーっ☆

171:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:49:43 DLShTQ/B
>>167
まあ、過疎や炎上に較べれば遙かにマシだと思うが……。

でも、人が増えるのは嬉しいけど、個別レスやオリキャラ書く人が出てきたり
とか、大荒れの前触れみたいな気がして恐くはあるな。

>>117
とりあえず、オリキャラは避けた方がいい。というかどんなのでも全力で避けてくれ。
ここはオリキャラを本気で嫌がる人が多くいるから。
勿論、読みたい人もいるだろうけど、スレ的には「スレから追い出されたSSを
投下するスレ」とかいうスレもあるから、そこに投下して報告してくれた方が
いいと思う。

>>165
やっぱり魅音は羞恥系がいいなあ☆
続き楽しみにしている。

……長文ごめん。orz

172:名無しさん@ピンキー
07/11/05 22:57:19 YlL+Dgcb
>166
ゴム買う魅音かわいすぎw

173:名無しさん@ピンキー
07/11/05 23:02:13 g4zKcZ8i
>>171
そうなのか。
じゃあちょっと考えてた羽入の昔話的なのもアウトだな。

174:名無しさん@ピンキー
07/11/05 23:13:35 aM2Kydgg
>>173
アウト。誘い受けイクナイ
出来上がってから投稿前に注意書きすればよし

175:名無しさん@ピンキー
07/11/05 23:14:58 qT2lvDfp
>>173
羽入スレに投下しておくれよ

176:名無しさん@ピンキー
07/11/05 23:45:05 g4zKcZ8i
わかった。誘い受けスマソ、軽率だった。orz

177:名無しさん@ピンキー
07/11/06 00:02:24 DLShTQ/B
>>175
エロありじゃ無理だろww

>>176
睦×羽入みたいのとか?
もしそうなら、際どいライン上にある気がする。
そういうのも別スレにやって報告か保管庫に直接投下して報告した方が無難じゃないか?
なんにしても、読みたくない人が知らずに読んでしまってショック受けることの無いような配慮だけは頼む。

というか、本当にこのスレでオリキャラの話題は危険なんだったよな。
俺ももう、この話題は自重する。ごめん。

178:名無しさん@ピンキー
07/11/06 00:21:45 oqF2w7k3
なんという平成のソウルブラザーども
URLリンク(wannabe.fam.cx)

179:名無しさん@ピンキー
07/11/06 00:34:05 uZMIevc7
睦って誰?

180:名無しさん@ピンキー
07/11/06 00:36:41 VjSueouw
とりあえず鬼蓄王とか山狗ほどの長さでも無いのに、未完成で投稿する奴は死ねばいいと思う

181:名無しさん@ピンキー
07/11/06 01:55:13 oqF2w7k3
>>179
陸の間違いなのですよ…っ
…あぅ!そんなに激しく突かな

182:名無しさん@ピンキー
07/11/06 02:17:59 ocPfOxXl
本当気持ち悪くなったなー、このスレ

吐き気がする

183:名無しさん@ピンキー
07/11/06 02:19:43 20BucecI
ほれゴミ袋つ□

184:164
07/11/06 12:43:09 3LBL7v+f
何かスレが荒れて来たので流れを変える為に投下しようと思います。

荒れた原因は俺にもあると思います。皆さんすいません。

とりあえずこの作品を完結させたら、しばらくROMに戻ります。

つまらないSSかも知れませんが、最後まで読んで頂けたら有り難いです。


では次レスから投下します。

185:164
07/11/06 12:45:07 3LBL7v+f
『兎の様に』中編


「くっくっく!よしよし、ちゃんと買って来た様だな。これも調教の一環だ。しかし御主人様を気遣って栄養ドリンクまで買ってくるとはな?早くも肉奴隷としての自覚が付いてきたのか?ん?」

圭ちゃんは、そう言いながら頭を撫でていた手をお尻に移動させ、やらしく撫でてきた。
「ひゃっ!し、知らない!お、おじさん栄養ドリンクなんて買って無いよ!ちょ・・・。こんな所でお尻触らないでよ!」

「可愛いヤツめ!そうそう詩音からの伝言だ『今度、感想聞かせてくださいね♪言わなかったら【腸】流しちゃいますから♪』だとよ?」
と言い終わると、お尻を撫でるのを止めて紙袋を、大きめなオレンジ色の袋の中に入れる。
さっきまで持っていなかった物だ。
ブティック店の名前が入っている。
「はあはあ・・・。ねぇ圭ちゃん?その袋が朝言ってた買い物ってヤツ?」

私は乱れた呼吸を整えつつ、そう問い掛けた。
「まあな。これは帰っての御楽しみって事で。そういや腹減ったな。俺朝飯食って無いんだよ。」
そういえば私も朝食は食べて無いので、お腹が空いた気がする。
圭ちゃんに預かったお金の釣り銭を渡して、近くの喫茶店に向かった。

186:164
07/11/06 12:46:05 3LBL7v+f
喫茶店で軽めだが昼食を食べて、帰りにセブンスマートに寄って買い物をした後、圭ちゃんの家に着いたのは昼の二時過ぎだった。
一休みした後、少し早いが夕食の準備をする。
メニューは和風ハンバーグとサラダ。
そう手間が掛かる訳では無いので下拵えして冷蔵庫に入れておく。
圭ちゃんは部屋の掃除と、お風呂の準備をしてくれている。

さて休憩しよう。リビングのソファーに座って、今宵行われるだろう痴態について考える。
調教なのだから普通にSEXして終わりな訳無い。
その証拠に避妊具はともかく、マッサージ・ローションは何に使うのか分からない。
名前のごとくマッサージでもさせられるのか?

ローションを使ったマッサージなんて性知識が人並みな私には想像がつかない。

あとはブティックの袋だ。
そのブティックは何度か買い物した事がある店なので、調教に関係するような物は無かったはずだ。

よって、これは考えから除外する。

一番の問題は、今夜は『恋人』としてなのか『主従関係』としてなのか。どちらの関係が強くなるか、だ。



187:164
07/11/06 12:46:46 3LBL7v+f
私だって女だ。初めては好きな人に捧げたい。
いや、それ以前にキスすらしていない。

決めた。キスすらしてくれずに何かしようとしてきたら、この関係をキッパリ清算しよう。
そのかわり、ちゃんとしてくれたらペットでも恋人でも何だってなってやる。
私の全てを捧げてやる。

これが私の覚悟である。

私は賭けに出たのだ。

その瞬間まで自然体でいよう。

そこまで考えたところで、圭ちゃんが顔を出す。

「部屋の掃除もしたし、風呂の準備も出来たぜ!晩飯にしようぜ!」

「あ、うん!じゃあ準備するね!」
私は料理を仕上げるため台所に走っていった。
.
.
.



夕食が終わり後片付けをしている。
約束通り圭ちゃんは残さず『美味しい』と言いながら食べてくれた。作った甲斐があったと思う。

そして件の圭ちゃんは今、お風呂に入っている。
そして後片付けが終わる頃、圭ちゃんはお風呂からあがった。
私にも入る様に促し、リビングでテレビを見始めた。

私は圭ちゃんに一言声をかけ、着替えとお泊りセットを持って風呂場へと向かった。



188:164
07/11/06 12:47:22 3LBL7v+f
熱いシャワーを浴びた後、備え付けの鏡で昨日圭ちゃんに付けられたキスマークを見つけ、手でそっと触れてみる。

この印が嘘じゃなかったら圭ちゃんは、きっと優しくキスしてくれる筈。
「大丈夫。圭ちゃんを信じろ園崎魅音。私は賭けに勝つんだ。」

そう呟いた後、私はボディーソープを手で泡立て両手を使って全身に優しく擦込む。

自分で言うのも変だがスタイルは悪くないと思う。

豊満な胸部、薄く陰毛の生えている陰部、程よい大きさの尻部。
私は女の武器たるこれらの部位を重点的に綺麗にする。
そして泡を洗い流し、自慢の長い髪を洗う。ここも身体と同じく優しく丁寧に洗ったあと、唇のリップを洗顔して落としてゆく。

その後、熱めのお湯がはってある湯船に身体を沈め、これから酷使されるだろう身体をほぐす。
三十分ほど湯船に浸かっただろうか、私は浴室を出てバスタオルで水気を拭き取り、下着を身に着け、白い着物に袖を通し帯を締める。
そしてお泊りセットの歯ブラシで歯磨きし、化粧水を肌に浸透させた。
準備は完璧だ。
あとは覚悟を決め圭ちゃんの所に向かうだけ。
だが覚悟は既についている。
私は圭ちゃんの所に向かった。

189:164
07/11/06 12:48:26 3LBL7v+f
「・・・あがったよ。圭ちゃん。」
リビングに行き圭ちゃんにそう語りかける。
「おう。とりあえず部屋に行くか。」
私は圭ちゃんに手を引かれ階段を登り、部屋の中に入る。

私は整えられた布団の上に座った。圭ちゃんは先程のブティックの袋を持って来て私の横に座る。
「なあ魅音。」
「うん?」
「もし良かったら、これ貰ってやってくれないか?」
そう言い袋を私に手渡す。
「中身、見てもいい?」
「ああ。」
中身を取り出し思わず口を押さえる。
薄いピンクのサマーセーターと、白いタイトスカートと、白いパンプスだった。
三点で揃えると、それなりの値段がする筈だ。
「本当は一緒に選びたかったんだけど、気恥ずかしくてさ。詩音に頼んでアドバイスしてもらったんだ。」

涙が零れそうになる。値段なんて関係無い、気持ちが大事なのだから。
「ありがとう。凄く嬉しいよ・・・。」

「魅音好きだ。俺に魅音の本当の姿を見せて欲しい。」

「おじs・・・ううん、私も好き。大好きだよ。でもその前に幾つか聞きたい事が有るんだ。聞いても良いかな?」

「ああ。」

賭けには勝ったも同然だが、念には念をいれておいた方が良いだろう。

190:164
07/11/06 12:49:07 3LBL7v+f
「圭ちゃんは私の本当の姿が見たいって言ったよね?それは恋人としての私?それとも主従関係として見た私?あと、知っていると思うけど私の背中には刺青がある・・・。傷物の身体だよ?それでも愛してくれるの?」
我ながら卑怯だと思う、私が賭けに課したルールはキスの有無のみ。
だが臆病な私は心の安定を図る保険として、これからの関係と自身に刻まれた鬼について圭ちゃんの考えを知りたかったのだ。

「俺は欲張りだから両方の魅音が見たい。それに刺青なんか関係無いな。むしろ園崎の誇りじゃないか、先祖代々受け継がれて来た伝統あるものだ。魅音は傷物なんかじゃねぇ、まっさらの新品だぜ。変な意味じゃなくて園崎魅音としての魂がな。これが質問に対する答えだ!」

「プッ・・・!あはははははは!!ご、ごめん圭ちゃん自分の心に正直すぎるよ!その癖言う事が臭すぎるよ!あはははははは!」

「なっ!おい魅音!俺は真面目に言ってるんだぞ!」

分かってるよ。こうやって笑っているのは、嬉しくて涙を隠す為だよ?圭ちゃんは絶対私を大切にしてくれる。もしかしたら村の色んな因習も変えてくれるかもしれない。




191:164
07/11/06 12:49:56 3LBL7v+f
私は圭ちゃんの胸に顔を埋めて言う。
「ん。80点て所かな? 良いよ。恋人としてでもペットとしてでも本当の私を見せてあげるよ。ただし100点満点じゃないと見せれないけどね。」

「100点満点かよ!あと20点は何だよ!?」

「さあね。それは教えれないな~。頑張れ御主人様♪」

頭を抱えてKoolになれ前原圭一!と呟きながら悩む圭ちゃん。
数分して頭をあげて私を抱き寄せ顎を手で持ち上げキスしてくれた。
啄むような軽いキスだけど私は女としての喜びで身体が熱くなる。
何回かそんなキスをした後、圭ちゃんは私の口の中に舌を侵入させてきた。
私はそれを受け入れ自ら舌を絡める。圭ちゃんのペットとして服従の証しに・・・。
「ちゅっ・・・。ん。ちゅぱ・・・。」舌を絡め合う水音が聞こえる。
私の口内に圭ちゃんの唾液が送られてくる。私は喉を鳴らしながら飲み込む。御主人様からの御褒美だから。

私は圭ちゃんの口から唇を離し口の端から零れた唾液を指で掬い取って舐めながら言う。「合格。100点満点だよ。」私は賭けに勝ったのだ。

そしてゆっくり圭ちゃんの膝の上に頭を預け圭ちゃんのオットセイを手で優しく擦りながらお願いする。



192:164
07/11/06 12:51:58 3LBL7v+f
「御主人様・・・。淫らな雌兎の罪深い身体を、太くて硬いおちん〇んで御仕置してください・・・。」
そして圭ちゃんのズボンをパンツと一緒に脱がしオットセイを口に含む。
昨日教えてもらったように舌を亀頭に絡めながら、ゆっくりと顔を沈めてゆく。

「じゅぷ・・・ちゅくちゅく・・・ずずず。」顔をゆっくり上げつつ裏筋に舌を這わせながら吸い付いた後、口を離す。
「魅音良いぞ・・・。昨日少し教えただけで上手になったな。やっぱり生まれつきの変態だよお前は。」
圭ちゃんに、そんな事を言われ下腹部が熱くなり自然と言葉が発せられる。
「はい。魅音は御主人様の御指導のおかげで雌奴隷への第一歩を踏み出す事ができた果報者です。ありがとうございます。」
深々と頭を下げながら、自分の言葉で感じてしまう。

着物の上半分を脱ぎブラを外して胸でオットセイの先を挟む。
「お願いします。魅音のだらしない胸の感触を確認してください。」

「確認してやるから、その馬鹿みたいに大きい乳で俺を五分以内にイカせるんだ。ほらこれを使え。」
そう言ってマッサージローションを私の胸に少し垂らす。



193:164
07/11/06 12:52:43 3LBL7v+f
私はローションを胸に塗りたくり、胸を両側から手で押さえてオットセイに沈めてゆく。じゅぷぷ・・・。ぐちゅ。
上下に胸を動かし、たまに覗く亀頭を舌先でつつく。
それを繰り返していると、圭ちゃんが乳首を指で捻り上げる。
「ひうっ!」
「ヘタクソが!そんな悠長な事しててイク訳無いだろ頭に行く栄養が乳に行き過ぎてるんじゃねぇのか!?こうやるんだよ!」
そう怒鳴りながら乱暴に胸の中にオットセイを叩き込んで動かす。ぐちゅぐちゅ!
「あうっ!申し訳ございません!どうかお許しください!」
「うるせぇ!んな事言ってる暇があったら口使えよ!」
「あむっ!んぐっ!?んっん~!」
オットセイを口の奥まで入れられ頭を持って強制的にフェラされる。
「ん~っ!?んぐっんぐっ!」
苦しくて目から涙が零れる。

「おら!イクぞ!飲め!」

「んぶっ!ん~!?・・・ふ・・・ん、ゴクンッ。」今までより更に早く頭を動かされ喉の奥に射精された。




194:164
07/11/06 12:54:17 3LBL7v+f
以上中編終了!

次で最後ですので、よろしければ御付き合いください。

夜にまた来ます。

195:名無しさん@ピンキー
07/11/06 16:24:43 20BucecI
>>193
主従関係でも冷たさがなくて互いの相手への思いやりが感じられていいな
エロもどんどん濃くなってるしw完結に期待

196:名無しさん@ピンキー
07/11/06 16:41:57 iMbZPCer
>>148
GJ!!

197:164
07/11/06 20:43:56 3LBL7v+f
『兎の様に』の後編を次レスから投下します。



198:164
07/11/06 20:44:53 3LBL7v+f
 『兎の様に』後編



「げほっ!ごほごほ!!」
オットセイから解放された私は酸素を求めて喘ぐが、激しい咳で息ができない。
それでも何とか落ち着いて呼吸しようと、ゆっくり息を吸って吐くを繰り返す。
「圭ちゃん・・・。これ慣れないとキツいよ。」
なんとか落ち着いた私は圭ちゃんにそう言いながら涙を拭く。

「ごめん。大丈夫か?魅音、今日はもう寝るか?」

そう優しく言われるが私は圭ちゃんに抱かれたい。

「ううん。最後までしよう?圭ちゃん・・・私を女にして?」

そう言い布団の中に私は入って掛布団を持ち上げて、圭ちゃんの手を掴み中に引っ張り入れた。

「魅音。お前何か積極的だな?」

「女の子だってHな気分になるの!それに女は度胸!だよ。それより・・・ねっ?」
首に腕を回して引き寄せおでこ同士を当てて、圭ちゃんの手を取って下腹部へと導く。

「さっき、おちん〇ん舐めてたらこんな風になっちゃった。」

圭ちゃんの手に自分の手を重ねて、ショーツの上から割れ目にそって上下に動かす
「んっ!ね?凄い濡れちゃってるでしょ?」



199:164
07/11/06 20:45:42 3LBL7v+f
自分でも驚くほど、やらしい事をしていると思う。
何か変なスイッチでも入った様な感じだ・・・。
もう昨日の夜から燻っていた気持ちを押さえきれない・・・。
「昨日の夜から我慢してるんだよ?お願い。早く楽にさせて?」

そう言うと唇に圭ちゃんが吸い付いてきた。
「んむ。ちゅる・・・ちゅっ・・・。」さっきより激しく舌で口内を犯してきた。
私も負けじと舌で反撃しつつ足を圭ちゃんの腰に絡み付かせる。
意識している訳では無く身体が勝手に動いた。

女の本能がそうさせるのか、それとも私自身の依存心が強いからなのか分からないが、そうする事で心が落ち着く。

息苦しくなったのか圭ちゃんが口を離し、体を下に動かして胸に顔を埋めた。
「ああっ!」
胸を手で揉みしだきながら乳首を吸って、口の中で転がされ初めての刺激に大きな声が出る。

近くに家は無いのだから、多少大きな声が出ても問題無いだろう。
おそらく今は夜の十時頃だろうか?

こんな時間に出歩く村人は滅多に居ない。

そう分かっていても、出そうになる喘ぎ声を布団を噛んで押し殺してしまう。


200:164
07/11/06 20:46:53 3LBL7v+f
「んっ!ふう!」

圭ちゃんは胸から口を離し指で乳首を転がしながら、顔を上げて言った。
「魅音の本当の姿を見せてくれるんだろ?声を押し殺すなよ?それと、これも邪魔だよな。」

掛布団を取って部屋の端へ投げた後、服を全て脱いだ。

年下でも身体は、やっぱり男の子だ。

年相応の締まった身体を見ていると我慢出来なくなる。

私は起き上がり、圭ちゃんの喉元に鼻を押し付けて匂いを嗅ぐ。
石鹸の良い香りで、心が落ち着く。

「くっくっく。本当、魅音は俺の匂いが好きなんだな。」

「そうだよ。ねえ圭ちゃん、私の身体を見て?」

私は立ち上がり部屋の電気を消し、着物の帯を解いて足下に着物を脱ぎ捨てる。

最後に残ったショーツに圭ちゃんの手を持っていってお願いする。「これ圭ちゃんが脱がして?」

そう言うと圭ちゃんは下着に手を掛けて下にずらした。

シュル・・・。

衣擦れの音がして、私は生まれたままの姿になる。

月光が身体を照らしている。
圭ちゃんの顔は逆光で良く見えない。

今私はどんな顔してるんだろう?



201:164
07/11/06 20:48:29 3LBL7v+f
多分、顔を真っ赤にして泣きそうな顔をしているんだと思う。

異性の前で裸を晒すのは初めてなのだから仕方無いと思う。

私はその場に寝転がり口を開く。

「電気消してごめんね?今日だけはお願い。我慢して?」

「ああ。別に良いぞ。」そう言って私に覆被さる。
「魅音綺麗だ・・・。」そんなに見られると照れるし恥ずかしい。

だが、見られているだけなのに身体が気持ちいい。

「なあ・・・魅音、そろそろ・・・。」

そう言ってオットセイを私のアソコに擦り付けてきた。

本当に自分に正直なんだね。

私は笑ってしまいそうになるのを堪えて言う。
「良いよ・・・。来て。」

それを聞くと圭ちゃんは今日買って来た避妊具をオットセイに四苦八苦しながら付け始め、何とか付け終えると私の足を持って横に開いた。
そして腰を割り込ませて陰部にオットセイをあてがいながら、口を開く。

「ごめん。入れる所が良く分かんない。教えてくれるか?」

「ん。もう少し下だよ。・・・ソコ。」

「じゃあ、入れるぞ?」
私は圭ちゃんの目を見て頷いた。

202:164
07/11/06 20:49:34 3LBL7v+f
ちゅく・・・。
ちゅぷぷ・・・プツ。「いっ!たたた・・・。」
オットセイの頭が半分も入って無い所で、私の純潔の印が裂け痛みで声が出る。

「そのまま・・・はあ・・・奥まで・・・あっ!」

ゆっくりと私の中にオットセイを根本まで沈めていく。
どうやら全部入った様だ。初めての異物感と鈍い痛みで良く分からないけど、多分そう思う。

「えへへ・・・。はいっちゃったね。」
「魅音。大丈夫か?」

「まだ少し痛いね。ちょっとだけで良いから、このまま動かないで?」

そう言うと圭ちゃんは優しくキスしてくれた。

私は幸せ者だ。こんな匂いフェチの変態マゾ女なのに圭ちゃんは、優しくしてくれている。

彼女兼ペットと言う言葉にも実感が沸いてきた、彼女として愛して貰いたいのはもちろん。
圭ちゃんと言う御主人様に、ペットとして可愛がって貰いたい。

朝に感じてた不安や恐怖が馬鹿らしく感じる。

五分ほどすると痛みも和らいできた。
それに、これ以上待たせると圭ちゃんが可哀相だ。

「ありがとう。もう大丈夫・・・。圭ちゃんの好きな様に動いて?」

203:164
07/11/06 20:50:18 3LBL7v+f
そう言うと圭ちゃんは腰をゆっくり引いた後、またゆっくりと入れる・・・。これをされるとゾクゾクしてしまう。
「んうっ・・・。ふあっ!」

その次は奥まで挿入して小刻みに腰を振る

「あっ!あっ!」
初めは少し痛みが残っていたが、いつの間にか無くなり私は初めての息が詰まりそうになるほどの快感に大きな声が出る。

「魅音初めてなのに、もう感じているのか?いやらしいヤツだな!」

「やぁ・・・!」
本当は嫌じゃない。事実私は初めてのSEXの快感に酔い痴れている。
そして圭ちゃんの意地悪な言葉が私の羞恥心を刺激して気持ちいいのだ。

「あっ!あんっ!い、意地悪言わないでぇ!」
もっとイジメて貰いたくて甘えた声で鳴く。
それが圭ちゃんの加虐心に火を付けさせてしまったらしい。

四つん這いにさせられ犬の様な格好で乱暴に突かれ始めた。

パンパンパン!

激しく肉同士がぶつかる音を聞きながら、次々に襲って来る気持ち良さに恥を忘れて声が出た。

「あっ!あっ!あっ!あん!!らめぇ!!私!ば、馬鹿になっちゃうっ!!」

「はあはあ!!もう馬鹿になってるじゃねぇか!?自分から腰振ってきやがって!!」

204:164
07/11/06 20:51:22 3LBL7v+f
「ひゃあっ!んあっ!あんっ!あん!圭ひゃん!!もっと激しくしてっ!!あうっ!圭ちゃん以外でイケなくなるように調教してぇっ!!」
そう叫ぶと圭ちゃんは先程より更に激しく乱暴に腰を打ち付け始めた。

バコバコバコバコ!

「あっ!あっ!あっ!あっ!!!」

私の中で何かが登り詰めてきて目の前が真っ白になる。
「圭ちゃん!!私!イッちゃう!犬みたいな格好でHしてイッちゃうよ!!!!」

「見ていてやるからイッちまえよ!!魅音!!」

「ひぃあっ!!あっ!!ああっ~~~~!!!!!!」
その言葉が引き金になって私は全身を大きく震わせて絶頂に達する。

だが圭ちゃんは腰を止めずに敏感になった私の身体に腰を叩き付ける。

「らめぇ!!動かないでぇっ!!イッたばかりで!身体がっ・・・あっ!うああっ~~~~!!!!」

「うっ!!俺もイクぞ!」

私はすぐに2度目の絶頂に達し、獣の様に叫ぶ。
私の身体が海老の様に反り返り目の前がチカチカした。
圭ちゃんも同時に私の膣内で果てた。
避妊具越しにオットセイがビクッビクッと射精しているのを感じながら、私は気を失った。



205:164
07/11/06 20:52:11 3LBL7v+f
.
.
.
.
気が付くと私は圭ちゃんの腕に抱かれて布団の中にいた。

「よう。気が付いたか?」

「う・・・。ごめん。気を失っちゃったみたいだね。私何分位寝てた?」

ふと疑問に思って聞いてみる。
「十分位だな。それより魅音さっきはごめん。乱暴にしちまったな?」

「あう・・・。」
先程の事を思い出して顔が熱くなる。

優しくされている時も気持ち良かったが、乱暴にされている時の方がもっと良かった。
やっぱり私はマゾ気味なのだろうか?
癖になりそうだ。

「ん。謝らなくても良いよ。私はペットなんだもん、どんなにされても良いんだから。」

「そうか。それにしても、さっきの魅音は可愛かったなあ~。らめぇ~イッちゃう~て叫びながら二回もイッちまったんだからな。」
「っ!あれは圭ちゃんが・・・。」

「いや初めてでしかも、乱暴にされてイケるなんてな~。本当に魅音はやらしいなあ?くっくっく!」

そんな事言われると、私はまた・・・。その・・・欲しくなってきた。

「そういや~さっきは、自分の事を雌兎って言ってたよな?それ何て意味か知ってるか?」

206:164
07/11/06 20:52:51 3LBL7v+f
「兎ってなあ年中発情しているんだとよ。それこそ雄と雌を一緒にしておくと、血が出るまで交尾しているんだってな。くっくっく・・・。お前自分で淫乱だって言ってる様なもんだぜ?」

知ってるよ。バニーガールの衣装も、その話を基にして作られたんだから・・・。

でも私があえて兎と言ったのは圭ちゃんに、そう思わせる為じゃない。
「いい線行ってるんだけど惜しいな~。じゃあ、これは知ってる?人に飼われた兎は一匹にしておくと寂しくて死んじゃうんだよ。私は圭ちゃんに飼われた兎。だから・・・一人にしたら寂しくて死んじゃうかも知れないよ?・・・私を一人にしないで??」

そう言うと圭ちゃんは私を抱き締めてくれた。
暖かくて涙が出る。

圭ちゃんに見えない様に涙を拭き、布団の近くにあった栄養ドリンクを二人で分け合って飲干した後、私は圭ちゃんの腰の上に跨がる。

淫らな私を見て欲しい。
私は圭ちゃんの前でなら『園崎家当主代行』でも『委員長』でも『部長』でも無い。
本当の園崎魅音になれる。私はこの人について行こう。
墜ちる所まで墜ちるかも知れない私を見てもらおう。



207:164
07/11/06 20:53:31 3LBL7v+f
私は兎なのだ。圭ちゃんに飼って貰わないと、昨日言われた様に寂しくて寂しくて、村に迷惑かけるかも知れない。
普段は気丈に振る舞っていても、本当の私は寂しがり屋で甘えん坊なのだ。

歪な関係から始まった私の恋はこれからも燃え続けるだろう。

時には喧嘩して泣いて仲直りして・・・そんな普通の恋愛をしつつ、愛し合う時は強引にでも自分の物にして欲しい。
色んな『しがらみ』を少しでも忘れさせて欲しい。

貪欲で止まる事の無い、この身体の欲求を埋めてほしい。



圭ちゃんのオットセイに陰部を擦りつけながら私は笑顔で言った。

「圭ちゃん。大好き。」




208:164
07/11/06 20:54:16 3LBL7v+f
~~おまけ~~



「で・・・。お姉~!どうでしたか?」

翌日、辺りが暗くなる頃家に帰ると詩音が居て、私にそう聞いてくる。
私は帰る前に着た、昨日貰った服を見せながら「ん。・・・初めてだったけど優しくしてくれたから・・・気持ち良かったよ。」と小さな声で話した。

「へ?何の事です?あっ!まさかお姉~~♪」
ふえ?もしかして服の事を聞いてたのか?ヤバい!

「全部話さないと『腸』流しちゃいますからね☆」

ニヤニヤと笑いながら詩音が近付く・・・。
「あ、あああの!その!その!・・・ひいっ!?」

「くけけけけけけ!!大人しく話した方が良いですよ~!」

両手をワキワキと動かしながら詩音が私を追い詰める。


ああ、今日は眠れないな・・・。


そう思いながら私は口を開く・・・。

「昨日の事なんだけど・・・








fin.


209:164
07/11/06 20:56:39 3LBL7v+f
以上で終わりです。
実はまだこの物語は折り返し地点に入った所です。

続編は、機会を見て書かせて頂きますのでよろしくお願いします。

ではROMに戻ります。

210:名無しさん@ピンキー
07/11/06 21:17:34 Lb8FTewp
>>209
乙!ニヤニヤしながら読ませていただきました。
甘々な展開にシフトしてくれたので安心して読めたよ。

211:名無しさん@ピンキー
07/11/06 21:38:03 PYbrlTxg
>>209
よい、実によい。GJ!
普通、調教モノは互いの主従関係がはっきりしていくもんだ
けど、『恋人兼ペット』の関係が程よく表現されていたと思う。
俺は圭魅は甘々が好きな方なんで、甘成分も十分補給させてもらったよ。


212:名無しさん@ピンキー
07/11/06 22:21:40 20BucecI
>>208
GJ。一つの話としてちゃんとまとまってて読み応えがあった。
「しがらみを~」とか、調教モノなのに切なげなモノローグになったのは魅音視点だからこそだな。
次もwktkしてる

213:名無しさん@ピンキー
07/11/06 22:27:35 2g9tEGsK
エロ魅音が可愛かった。
魅音の心理描写が萌えたなあ。
ペットと甘々の両方を楽しめて、大満足でした。GJ。

214:名無しさん@ピンキー
07/11/06 22:29:35 9+ZSwPXv
>209
どんどん淫乱になっていく魅音がたまらんかったw
愛のある調教物ってのはいいな。
続きも全裸で待ってるぜ!!

215:名無しさん@ピンキー
07/11/06 23:21:07 hIymw2L6
L5寸前の悟史を梨花が体はって慰めようとするも
しょせんは耳年増。形勢逆転され貧しい乳を揉まれ
乳首をコリコリされ涙目…な話を読みたい

216:名無しさん@ピンキー
07/11/07 01:00:38 tc7fpHMI
>>215
珍しい組合せに俺のオットセイ☆も興奮と期待を隠せません><

217:名無しさん@ピンキー
07/11/07 03:00:43 XAzcyjyU
>>215
その発想はなかったw
リードしようとして逆に攻められる梨花ちゃん最高

218:37
07/11/07 03:18:38 UXMh2nUq
さてさて流れをぶったギる圭レ投下ですよ

意外と長いかもしれない。あとギャグ?寄りだから嫌いな方スルー推奨

219:ひぐらしのなく頃に ~足攻し編~
07/11/07 03:20:17 UXMh2nUq
「分かったよ!『屋上』『薬物』『詩音』だよ!」
「分かったぜ!『地下室』『鈍器』『悟史』だ!」

我が部は神聖かつ不可侵なる部活動……もといゲームの真っ最中。今日は最早定番となりつつある推理カードで対戦だ。
ちなみに、色んな人と出会う度にいつの間にかカードが増えている。
「『駐車場』『拳銃』『大石刑事』なのです☆」
……そのまんま過ぎて逆に怖いな。
「『メイド喫茶』『鈍器』『入江監督』ですわね!」
「あぅ。違うのです。『鈍器』じゃなくて『刃物』なのですよ、沙都子」
「沙都子ちゃん脱落~♪ペナルティでカボチャ尽くしの刑ですよ☆」
「ひぃやあああああああああああああああああっ?!」
どっちにしろ入江監督には最高の墓標だろうなぁ……あー詩音、沙都子本気で泡吹いてるぞ……


220:2
07/11/07 03:20:54 UXMh2nUq
人数が多いので、今日は特別ルールで推理失敗=脱落方式だ。ペナルティもそれぞれ違う。
最初に脱落した悟史は、部活終了まで大量のブロッコリーとカリフラワーの選別。ひよこの雌雄判定みたいな状態だ。緑と白の野菜に埋もれてあいつの姿は見えないが、時折『むぅ』という声は聞こえてくる……南無。
沙都子は泡を吹いたまま気絶。そこまで野菜が嫌いか北条兄妹……

次は意外にも魅音が脱落した。「あるぇー?!」とか言ってるがペナルティはきっちりやってもらおう。

どさどさっ!
「……まじで?」
「魅ぃちゃん、1カ月も宿題ためちゃだめだよ、だよ?」
「いやいやおじさんはね?こういうことより大事な勉強が世の中にはもっと沢山……」
「お姉、文句言っちゃいけませんよ?」
「ぅへーぃ……ちぇっ……」

渋々たまった宿題にとりかかり始めた魅音を尻目にゲーム再開。

次は詩音が脱落する。ペナルティ『今日1日悟史に触れない』
「ひどい……うっく……うっうっ……ぐげげげげげげげげげげげげげげげげ……」
相当堪えるのか発狂しかけてる。まぁいつものことだ。

221:3
07/11/07 03:23:54 UXMh2nUq
続いて梨花ちゃん。ペナルティ『今日1日羽入を苛めてはいけない』
「みぃ……ぼくはかわいそかわいそなのですよ……」
「あぅあぅ!助かるのです!平和万歳なのです!あぅ☆」
梨花ちゃんは一体普段羽入にどんな扱いをしてるんだ……

最後の脱落者は羽入。ペナルティ『ハ〇ネロ強制食べ放題』
「……」
……食べる前から気絶しやがった……梨花ちゃんは『にぱー☆』っと良い笑顔。……怖っ!

222:4
07/11/07 03:24:40 UXMh2nUq
さて、ここで問題が一つ。そう、まだ俺とレナは残っている。もう『脱落者』は出ない……つまり、ここからは『勝者』か『敗者』を決めるのだ。ここから本番だ。
「おじさんはレナが勝つと思うなー」
「みぃ、圭一は圧倒的に不利なのです」
「むぅ、圭一どんまい」
分かってる。最近のレナはこのゲームに関しては最強だ。正に名探偵レナン。
「真実はいつも一つ、だよ!だよ!!」
だがここまで来たら俺だって負けらないっ!さしずめ俺はK田一少年だ!
「この勝負……勝つ!!ソウルブラザーの名に懸けて!!!!」


それは正に死闘……ベストバウトだった。互いを喰らうような、全力のぶつかりあい。手は見せ切った。いつの間にかみんなも固唾を飲んで俺達を見つめていた。
……そして、遂に……

「『路上』、『トミー』……『木材』だああああああああああああああああああああああああっ!!!」
「………………はぅ……負けちゃった……」
その時にわかに教室がどよめいた。大方の予想を覆した俺の大勝利。
「やりますわね……圭一さん」
「むぅ……圭一を見習わないとなぁ」
「くっくっく!次はぶちのめしてあげます☆」


223:5
07/11/07 03:28:01 UXMh2nUq
やっぱり勝つのは気持ち良いなぁ!!……でも、この清々しい勝利はレナン……もといレナの存在も大きい。健闘を称えて握手を交わす……はにかみやがって可愛いぞ畜生!頭をわしわしと撫でてやる。「はぅ~」とレナが恥ずかしそうな声を出すと、みんなが一斉に笑い出した。


「ところで圭ちゃん、レナの罰ゲームは?」

ふと場が静まる。まぁ今日の罰ゲームは最後に負けたレナが受けるべきなのかもしれないが……魅音……頼むからもうちょっと
「魅ぃ、空気を読むようにするのですよ……」
そうそう、空気を……って、梨花ちゃんが実際に注意し始めた。
「ぇ?何のことぉ(・3・)?」
……天然め……まぁ、それがなきゃ魅音っぽくないか、うん。みんなも分かっているのだろう、生暖かく苦笑している。


224:6
07/11/07 03:30:24 UXMh2nUq
「はぅ……罰ゲーム……なんだろ、だろ?」
確かに罰ゲームは必要、か。
「そういえば罰ゲームをくじ引きで決めた時のがまだ残ってましたわ」
「俺も特に考えつかないしなぁ……それ使うか」
くじ引きの箱を引っ張りだす。おいしい罰ゲームだったなあれ……レナの疑似フェ……いかんいかん!オットセイ☆が暴れだしそうだ!

自主規制『朝まで大石さんと……』

……よし、オットセイ☆が通常よりも萎縮してきた。これ以上の規制は精神崩壊も有り得るから止めとこう……
おもむろに手を突っ込んで紙を引く。

『     をする』……はい?


225:7
07/11/07 03:32:28 UXMh2nUq
……俺は思わず固まってしまった。みんなが不審そうにこっちを見る。
「どうしたんですの?何が書かれて……る……」
見せまいと隠そうと思った時には遅過ぎた。覗き込んだ沙都子も固まって、みるみる真っ赤になっていく。
「へ……変態いいいい!!変態ですわああああああああああああああああ!?」
「ちょっ!沙都子、俺が狙って引いたわけでも、書いたわけでもねーんだぞ?!」
「きいいいいいいい!!そんなの引く時点で鬼畜認定ですわー!!」
「結局どんな罰ゲームなんですか、圭ちゃん?」
「はいはい部長命令だよぉ!さっさと公開する!」
「おっ、おい待て!」

226:8
07/11/07 03:36:58 UXMh2nUq
魅音が俺から紙をひったくって机の上に置く。覗き込んだみんなの時間が止まった……一人を除いて。詩音だ。『やらかしちゃった』と顔が語っている……やっぱり悟史狙いとかでお前が書いたんだな……


『電気あんまをする』


……つまりは、レナが俺からあんまをかけられるということ。俺と悟史、沙都子と魅音とかならまだ何とかなろう……でも男と女でしかもあのオットセイ☆アイスから日も浅い俺とレナだぞ!?こんなのやれるか馬鹿やろおおおおおっ?!


227:9
07/11/07 03:38:23 UXMh2nUq
……でも、もし……万一実現したらこんな感じだろうか……

~~~~~
「は……恥ずかしいんだよ……はぅ……」
そう言いつつ、俺の目の前で脚を開くレナ。均整のとれた美脚だ。太ももはブルマ着用だけにエロいっ!むっちりとしているのが見るだけで分かる。
「……あの、圭一君、その……早く」
「してもらいたいのかレナ……がっつくなよ?」
「!ちっ、違っ……」
ぺと
「ひゃっ?!」
立ったままブルマの真ん中に足を当てる。デリケートな部分だから過敏に反応するレナ。……かぁいいなぁおぃ!もっと弄ってやる!
最初は爪先でブルマと体の境目をなぞる。……まぁいきなり責め立てるなんて無粋なことはしないぜ。何事にも順序ってのがあるだろ?まずはレナの抵抗感から取り去ってやろう……ほれ……ほれ……!
「あはは……はは……くすぐったいんだよぅ」


228:10
07/11/07 03:41:00 UXMh2nUq
レナの顔は真っ赤だが……違うんだよなぁ……!くすぐったさや気恥ずかしさだけじゃまだ足りないよなぁ……!
「ふっふっふ……んじゃこれはどうだ……」
爪先を今度はブルマの中央に持ってくる。そしてあくまでも……あくまでも緩慢に足の指でなぞる。
「……ぁん……だめ……だよぉ、けい……いち君……」
おーけーおーけー首尾は上々だ……恥ずかしがりながらも、少しずつ顔が蕩けている……エロいぞレナ……おっと、俺のオットセイ☆も首をもたげはじめたぜ……

ここでアクセントを入れようかな。

「はぅうぅうん!?」

足の親指の付根でぐぐぐっ、とブルマの真ん中を押し込む。さっきまでのソフトさは捨てて、ハードに『一瞬だけ』攻める。この『一瞬だけ』がポイントだ。ここから雪崩方式にぐいぐい攻め立てる……とお思いだろうか?

しかしッ!それはこのシチュエーションにはそぐわないッ!今それをやってしまうような奴は、所詮は素人、一般ピープルに過ぎん!!そんな奴には再教育が必要だな!指導指導指導ッ!!あくまでこれはレナを策略にはめる布石に過ぎないっ!

229:11
07/11/07 03:43:41 UXMh2nUq
「ぁっ……」
俺が足を離すとレナが名残惜しそうな声を上げた……ハマった……!俺の『一瞬だけ』戦略が見事に炸裂!
ここで初めて腰を下ろして、レナと真正面に向き合う。そして俺は悪魔の微笑みでこう言うんだ……!

「もっと強くしてほしいのか?レナ……?」
随分と焦らされてきて相当不満が溜まっているレナは、例えどんなに恥ずかしかろうがこう言うだろう……

「……はぅう……圭一君のいじわる………………して……ほしいんだよ……だょぉ……」

目に涙を溜めて、お預けを食らった子犬の如く俺を必死に求めてくるレナ……相手の降参を巧みに誘う……これが王道!最強!シンプル・イズ・ベストの極みッ!!
……ただ女の子を弄んでも、それは俺を満たすだけだ。玄人中の玄人、達人集団のソウルブラザーにそんなことは許されないっ!!
「ふふふ……しょうがないなぁ……?レナ、覚悟しろよ……!」


230:12
07/11/07 03:46:00 UXMh2nUq
自分、そして何より相手を陥落せしめ、快楽を共有せずには真の変態プレイなど成り立たないのだッ!!

……いよいよ足を最もデリケートな部分があるであろう場所に照準する。両手はレナの両手をしっかり握って離さない……ふと顔を上げてレナを見る。
「………………ぁっ!」
……くっくっく!あっはっは!!その無言が!期待を抑え切れないレナの本音を如実に物語っていたじゃないかっ!そして俺の視線に気付いて、頬を紅潮させつつ顔を背けるその様子っ!また一興よのうっ!!

「いくぞ……!」

足を遠慮無くぐいぐい押し込む。正直偉そうに色々言って来たが、ここからはそれさえ無粋だ。ひたすら容赦無く攻め、情けなどかけず責め立て、レナを『墜とす』……!
「あっ!!あううっ!!けっ、圭一く……ひゃああん?!」
「ほらほらほらほらほらああっ!!!」
「だっ、め……!うぅっ!ひぁ……ぁっぁっあああっ?!」


231:13
07/11/07 03:48:38 UXMh2nUq
「気持ち良いだろ?気持ち良いんだろ!?」
「そっ……それ、わぁっ……違っ……ひぁ?!」
「嘘だ嘘だ嘘だッ!嘘付きにはもっとお仕置だあああっ!」
「ひぃゃああああああん!?あああっ?!くううんっ!」
俺の足が的確にレナを瓦解させていく……!俺の勘が正しければ……そろそろフィナーレだっ……!
「……!!?なっ……何……?!あっ……こ……怖いっ!圭一、くん!……はぁっ?!き……来ちゃう来ちゃう何か来ちゃうううっ!!」
「どんどん来いいくらでも来いっ!!ラストスパートだあっ!!」
足を絶妙な速度でレナに当て続ける。……ふふふ……!心なしか足の裏がじっとり湿って来た……!ブルマも既にびしょ濡れだ……!
「あんあっ……だめぇっ!くっ!あっ……ひゃううううううんっ!?だめだよだめだよおおっ!!」

ぴちゃ

……俺の完全勝利だ……果ててしまったレナは、呆然としてへたり込んで、自分の下半身を見つめている。……そこだけ土砂降りの雨に降られたように錯覚してしまうような、水溜まりが出来かけていた……


232:14
07/11/07 03:52:11 UXMh2nUq
~~~~~

「うへへへへ」
「「「「「………………」」」」」
「へへへ…………あれ?」
現実に戻ってくると、妙に周りが冷た……い?!違う、冷たいなんてもんじゃない……それは刺すような、冷たく鋭利な非難と軽蔑の視線だった。
「圭ちゃん……(・3・)なおじさんでもさ……さすがに何をすべきか……分かっちゃったよ」
「くっくっく……変態は死ぬべきですよねぇ☆」
「むぅ……沙都子と梨花ちゃんには何も見せないようにね、詩音」
「にーにー、私にも加勢をさせてくださいませ!……こんなド変態は一度調教をして……!」
「ボクも調教したいのですよ☆……さぁ、圭一……楽しませて頂戴……フフフ……」

「うっ……まっ、まさかこれは……」

「あぅあぅ、圭一はとりあえずその考え方と、すぐその考えを自分で曝してしまう癖を何とかした方が良いのですよ。直せば確実に寿命が伸びるのです。あぅ☆」
「はっ、羽入……助け……」
「触るな下郎」
「キャラ違っ!?」

233:15
07/11/07 03:54:10 UXMh2nUq
既に各々臨戦体制に入っている……これは……助からないな……
「レ……レナ……は?」
「途中で真っ赤になってのびてしまったのです、みぃ☆」
はは……微妙に幸いかもな……でも……目の前の現実は……
「一斉攻撃ぃぃぃっ!!」


ひぎゃああああああああああああああああああああああっ!!!!


カナカナカナカナカナカナ…………

234:TIPS:輿ノ宮警察報告署
07/11/07 03:56:26 UXMh2nUq


 昭和58年 X月X日
 鹿骨市 雛見沢村にて 村内唯一の雛見沢分校の教室が大破
 余りの損壊の激しさから 怪我人や犠牲者が当初心配されたが 幸運にもその類の痕跡は発見されていない
 原因・犯人については今尚全く判明しておらず 迅速な追跡調査が求められている 差し当たって…………

235:TIPS:ある少女の独白
07/11/07 03:59:16 UXMh2nUq
……私が気付くと、既に教室は原形をとどめていなかった。いくつかの机はひしゃげて、天井には椅子が突き刺さっている。沙都子ちゃんの罠だろうか?大きな丸太が壁にめり込んでいる。

その丸太の下に、圭一君はいた。……うーん、あの時の圭一君を思い出すだけで恥ずかしいなぁ。はぅ。……圭一君は一見ぼろぼろだったけど、単に気絶しているだけみたいだ。

多分他のみんなで圭一君を攻撃したんだろう。まぁ結局みんな圭一君が好きだから、軽くレクリエーション的な趣向もあったと思う。
当の私は、さっきの圭一君のことを全然気にしていなかった。むしろ良かったと思う。必勝の自信があった(実際魅ぃちゃんでさえ私のブラフに引っ掛かって脱落した)あのゲームで負けちゃったのは悔しかったけれど、でも。


236:2
07/11/07 04:03:50 UXMh2nUq
あの時、私じゃなくて魅ぃちゃんや、沙都子ちゃんで圭一君が妄想を展開していたら。……ふふふ。圭一君、もうこの世にいないよNE☆

「うぅ……」
一瞬圭一君が気付いたかと思ってびっくりしたが、呻き声を上げただけで、気絶したままだった。
……圭一君を他の人になんて渡したくない。多分圭一君は私を好いていてくれてるはずだし、その心配は杞憂に過ぎないかもしれないけど。ちゃんと介抱して、点数でも稼ごうかな、かな?


『はぅ。嘘はいけないんだよ、だよ』


……自分の奥底の声から注意された気がした。……はぁ、何を恥ずかしがっているんだろう。私は。
それはとても簡単で明確なことだ。好きだから。圭一君が大切だから。……だから助けたい。力になりたい。それでいいじゃないか。
圭一君はけっこう変態……変人さんだけど、私もかなりの捻くれ者なのかもしれない。
……ふふ、似た物カップルだよ、だよ?……
そう考えると、とっても嬉しかった。はぅ。


「はぅ~っ☆圭一君おっ持ち帰りぃ!!」


……一陣の風が教室に吹いた。既にレナと圭一の姿は、無かった。


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