【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22at EROPARO
【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22 - 暇つぶし2ch640:Great Teacher 平賀 GTH
07/10/29 13:35:29 2JrPOfga
ここはトリステインの王宮、つまり王族の住まう場である。
通常、ここへの来客は他国からの使者、一部の有力貴族などごく限られている。
そんな高貴な場所に不相応な者が一人、この国の王女と謁見している。
地球から召喚された使い魔、平賀才人であった。


「それで、大事な用っていったい何ですか?」
そう訊ねると、そばに控えていたアニエスが説明をしてくれた。

「実は先日、革命推進派の貴族どもを拿捕したのだが、その時に差し押さえた城内の金庫から妙なものが見つかったので、その
鑑定をお前に依頼するためにここに呼んだわけだ。」

「でも俺、鑑定なんてしたことないですよ。鑑定なら他の人に頼んだ方がいいんじゃないんですか?」
すると、少し申し訳なさそうにアンリエッタが説明をする。

「実はその妙な品というのは異世界から召喚されたものらしいのです。それで、それがどんなものなのかサイト殿に鑑定していただきたいのですが、」

「え、本当ですか?」
好奇心旺盛なサイトは早速興味津々といった様子でいる。だが、なによりも故郷から遠く離れた異界で自分の思いでのなかの品をまた見ることができるかもしれない
という期待がサイトを気もそぞろにしているのだろう。

「そうあわてるな。こちらとしても早く用を済ましてもらいたいのでその品をここに持ってきてある。」

そう言われて部屋の中を見渡すと部屋の隅に1メートル程の茶色い箱が10個積んであった。


「それではサイト殿、よろしくおねがいします。」



それは、鑑定するまでもなく、地球から召喚されたものだった。

「これは、ダンボールですね。」

すると、その聞きなれない響きにアンリエッタが反応した。
「なんですか、その だんぼうる というものは。」

「あ、ダンボールっていうのはこの箱のことです。紙でできてて結構丈夫なんですよ。」
そう答えながら封をしてあるガムテープを音をたててはがす。

『ふう、いよいよ御対面だな。まあ、使えるもんでも入っててくれると助かるんだけどな。』

そして、意を決してダンボールのふたを開ける











・・・・・・・。




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