【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22at EROPARO【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト350:平賀さん家へいらっしゃい~初めの夜~ 07/10/23 01:11:17 wgl8rEN/ 飲みすぎたためか緊張から解放されたためか、ハルケギニアの面々はそのほとんどが十二時前には 寝入ってしまっていた。 唯一アニエスだけは正気を保ち、すやすやと眠っているアンリエッタを、才人の両親の寝室に運び 込んだ。今夜は寝ずの番をするという。 コルベール、マリコルヌ、ギーシュは隣の部屋で雑魚寝、キュルケとシルフィードとティファニア は空き部屋に布団を敷き、ルイズとシエスタとタバサは才人の部屋で休んでもらうことになっている。 「やっと終わったか」 ルイズたちを自分の部屋に運び終えた才人は、居間に戻ってきてほっと一息吐いた。 平賀親子は、今夜はこの部屋に布団を敷いて雑魚寝する予定になっている。 才人としては久々に自分の部屋のベッドで寝たいというのが本音だったが、さすがに親の手前、同 年代の女の子と同じ部屋で眠る訳にはいかないのだった。 「でも、びっくりしたよ母ちゃんは」 台所で洗い物をしながら、天華がおかしそうに笑う。 「あんた、女の子たちをひょいひょい運んじゃうんだもんね」 「皆が軽いんだよ」 「いやいや、それでも、前までのあんたならあそこまで軽々とは運べないはずだよ。 ホント、いろいろあったんだねえ」 母のしみじみとした言葉に少々照れくささを覚えながら、才人はテーブルに座った。 「よ、お疲れさん。まあ飲めよ」 向側に座った才蔵が、赤い顔で缶ビールを勧めてくる。幸せそうなその顔に、少々呆れてしまう。 「おい酔っ払い。俺は一応まだ高校生だぜ」 「何言ってやがる、異世界じゃ散々飲んだくれてたらしいじゃねえか」 「うわ、誰から聞いたんだそんなこと」 「あの色男……ギーシュ君だったか? 彼が、異世界でのお前の様子を嬉しそうに話してくれたのさ」 「あの野郎、明日の目覚ましはパワーボムにしてやる」 ブツブツとギーシュへの恨み言を呟きつつも、才人は缶ビールのプルタブを開ける。 才蔵が嬉しそうに自分の缶ビールを持ち上げた。 「よし。じゃ、我が家の馬鹿息子の帰還に乾杯だな!」 「おう。麗しき馬鹿親父殿との再会に乾杯だぜ」 軽く缶を合わせたあと、一口だけ飲む。 ハルケギニアでは基本的にワインばかり飲んでいたから、ビールの苦味はなかなか新鮮だった。 「しっかしまあ、ビックリしたなあ」 「何がだよ」 「父ちゃんたちだよ。まさか、俺がしらないところで、あんな漫画みたいなことやってるとはなあ……」 「ああ、そのことな」 父は顔の前で両手を合わせた。 「内緒にしてて、ホント、すまんかった! お前には平穏無事な人生を歩んでほしかったもんでなあ」 「いや、別にいいんだけどさ、ただ」 「ただ?」 不安だった。 目の前の父は、以前の無口な(振りだったらしいが)サラリーマンとは、かなりかけ離れている。 副業が忍者だったことといい、ひょっとしたら中身も自分の知っている父とは全く違うのではない かと思うと、怖かった。 言葉が続けられなくなってしまったとき、才人の後ろから細い腕が伸びてきた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch