【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22at EROPARO【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合22 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト150:幻化の夜(女~録ラブエロ版4) 07/10/15 06:03:54 dHx9vEdW アンリエッタが、王都からそう遠くない土地の行事に、泊りがけで出席している。 内容は延々続く式典への出席と講演くらいだったが、このような仕事が以外に多いのだった。 才人はアニエスに命じられ、護衛として同行していた。 昔より王家とのしがらみが増えてしまっている身としては、断ることは難しかった。そもそもルイズも出席するのである、断る理由が無い。 なにより、アンリエッタを護衛すること自体はやぶさかではない。 ただちょっと不安材料があった。 (前回のやっぱ怒ってそうだよなあ) この前に会ったときの話である。 猫耳つけさせて首輪をはめ、鎖でつないでにゃーにゃー鳴かせ、マジ泣きされた。そのあとで翌日起き上がれなくなるほどヤってしまった。 怒らないわけがないと思う。 そういうわけで式典の後、晩餐会も終わった夜、泊まっていた宿から女王に呼び出されたとき、正直言って「あ、ヤベエ」と直感した次第である。 ちなみに呼び出しを持ってきたのはルイズで、アンリエッタと何を話したのか、不吉な声でぼそりと「さっさと行けこの犬」と許可を出した。 「あっちは月に三、四回だもの……ふふふ、わたし耐えてみせるわこの程度……でもそういう取り決めとはいえ旅先でなんてちょっと節操ないというか 姫さまったらふふふふふ最近なんだか大胆というかはしたないというかご自分で思わないのかしらねおい犬そこらへん当事者としてはどう思うのよああん? そうか嬉しいのかシッポふってんのか貴様そんなに高貴が好きか上等だわね犬畜生いやいや犬と女王ってソレ本来ありえないから調子に乗るとロマリアの私刑風に壁に塗りこむわよ」 危ない目でぶつぶつつぶやきだしたルイズ。使い魔をアンリエッタに「貸し出す」ときはいつもこんな調子である。 なんだか本気で命が危なくなりそうなので、こそこそと才人は出て行った。 夜。北の国トリステインの少し寒い季節。郊外にのどかな田園ひろがる田舎町。 アンリエッタの滞在にあてられたヴィラは、当然のように土地でもっとも豪華なものだった。 女王は、トリスタニアの自身の王宮では贅沢を遠ざける生活だが、他所へ招かれたときの心づくしのもてなしまでは退けていない。 ヴィラの周囲を固める銃士隊員を、一時的にさがらせて出迎えたアニエスに頭をさげる。 才人を見てアニエスがため息をついた。 「……まあ、陛下の望みだし、あのかたも年頃の少女だし、他人がこういうことに口を出すのは野暮の極みだし、人目につきさえしなければ、本来わたしとてとやかく言いたくは無いのだ。 が、貴様」 瞬間、マジモンの殺気がその両眼に宿った。 「明日の正午には王都に帰る。そのとき陛下がまた立てなかったりしたら今度こそ、剣で尻の穴をもう一つ増やしてやるぞ」 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch