【涼宮ハルヒ】谷川流 the 53章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 53章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch150:名無しさん@ピンキー
07/10/04 23:51:35 EyDIAH65
27-620様: 『涼宮ハルヒの完結』
これだな

151:名無しさん@ピンキー
07/10/04 23:56:18 cNKtESRP
>>150
それだ!有難う

152:名無しさん@ピンキー
07/10/04 23:58:36 qj6LCTMv
このスレ住民の検索力は異常。
惚れ惚れするw

153:名無しさん@ピンキー
07/10/05 00:05:49 79h1Ovcr
みなさん急にムラムラしだした様ですね

154:名無しさん@ピンキー
07/10/05 00:13:06 oqlh8uQ4
俺はムクムクしてきた

155:名無しさん@ピンキー
07/10/05 00:13:48 5fmdNvux
ちょっと流るんにファンレター書いてくるわ

156:小ネタ
07/10/05 01:09:23 uuY6lGI2
「ほらほら谷口、あたしが見てるんだから、さっさとしごいて逝きなさい!」
「他人に見られての自慰なんて……嫌だ……」
「でもあたしを見て興奮してるのは確かなんでしょ?ほら!」

ハルヒの手が谷口のズボンの上からでもはっきりと確認できる「もの」に添えられていく。

「もうこんなになってる…やっぱり興奮してるんだ」
「触るなよ!俺は朝倉を思って……」
「あいつの事なんか忘れてよ。あたしが気持ちよくしてあげるんだから感謝しなさい!」
「てめーに自慰の手伝いなんてさせられるかよ…ぅ」

谷口の言葉を無視してハルヒはズボンのチャックをを開け、トランクスからものを取り出し、
激しく、時には優しく撫でる。

「やめてくれよ!どうせ俺はモテないし彼女なんてできないと分かってるんだから…」
「うるさい!興奮してるんでしょ?さっさと逝きなさいよ、プライドだけは高いんだから!」
「お前なんかに逝か……ぅっ」
「そろそろ逝くみたいね…我慢なんかしなくていいわよ、「どぴゅ」っと出しなさい…いいわね?」

谷口は無抵抗に、首を縦に振る。ハルヒが激しくしごく。

「出るっ……うっ!」

どぴゅ、ぴゅくっ、ぴゅく…
谷口のものから放たれる白い液体が、ハルヒの手に、床にかかる。

「はぁ、はぁ、はぁ」
「あたしの手があんたの精液でベトベトになってる。なんか気持ち悪いわね…けど気持ちよかったでしょ?」
「ああ……一人でやるより気持ちよかったぜ……」
「抵抗しなきゃ、もっと気持ちよく逝ってたのにね……」
「今度もキョンがいない間に頼むぜ……」
「今度は…あたしも気持ちよくさせてよね?(はぁと)」


「ふふふ……ユニーク」

つづくかどうかわからない

157:名無しさん@ピンキー
07/10/05 02:37:52 9WBhaqVp
谷ハルktkr

158:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:13:21 oqlh8uQ4
キモイな

159:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:54:04 fAnjB6F0
谷ハル好きの俺でも泣く文才

160:ハルヒテクニック
07/10/05 03:54:55 gvuW8tyf

「ん……ちゅ、ん……」
「……っく……」

―”くちゅ……、ぴちゃ……”

 湿った水音と微かな二人の息遣いが、人気のなくなった部室から漏れ聞こえている。窓から差し込む日の光はとうに茜色へと変わり、学内へと残っている部活組の生徒の喧騒も納まりつつある頃だった。
 男―キョンは普段団長であるハルヒが腰掛けている椅子へと腰をおろしており、逆には女―ハルヒはかしずくようにキョンの股座へと体を割り込ませ、小刻みに頭を上下させている。
 左手は根元周辺に固定させて、右手は太ももを愛撫するように、熱を移すようにゆっくりと擦る。

「ん、んん……ぷぁっ……どう? 気持ち、いい?」
「ああ……」

 規則的に上下していた頭がゆっくりとあがり、ちゅば、という粘っこい音を立て亀頭から離れていく。口と亀頭には銀色の橋が架かり、暫くの間繋がっていたが、地面へとひかれるように落ちて行く。
 その間にハルヒは、太ももを愛撫していた右手を袋へと移動させ、一なでした後、親指でくすぐるように裏スジを揉み込む。

「ハルヒ……」

 キョンはそういって右手をハルヒの後頭部へ回し、催促するように軽く引き寄せる。
 その力加減は拒否しようと思えば容易に解けそうな微々たるものだったが、ハルヒはそのキョンの行為を受け入れるようにまた顔を亀頭へ近づけて、

―”れろっ……”

「ぅあ……っ」

161:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:56:04 gvuW8tyf
 キョンはたまらずに声を上げる。
 一度大きく舐め上げて反応をうかがうと、今度は焦らすようにチロチロと蛇のように小刻みにカリの周辺を突付いていく。
 
「ふふ……」

 楽しそうに笑うハルヒ。
 その顔はこういうのもいいでしょ? という悪戯めいたものが伺える。
 口技というのは女性上位の行為であるため、ハルヒの性格からすれば男を責める、攻撃的な立ち位置は得意分野なのかもしれない。
 
「……うまくなったな」

 その一連の手管を受けたキョンは感慨深くそう漏らす。

「……アンタが仕込んだんでしょ?」

 眉を顰め上目遣いに顔を覗き込むハルヒ。まあ、確かにそうだが……と、キョンはバツの悪そうに苦笑いした。
 ハルヒはもともと性の知識が豊富だったとはいえない女であった。だが、何でも器用にこなすハルヒは行為を重ねるごとに確実に男のツボというものを理解し、回数をこなすばこなすほど与える快楽を底上げしていった。
 最初はおっかなびっくりだったのにな、とキョンは思いをはせる。


162:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:57:01 gvuW8tyf
「……ね、そろそろイキたいんじゃない?」

―”しゅ、しゅ……”

 会話の最中にも左手を小刻みに扱き、右手は睾丸を撫で回していたため、キョンのペニスは痙攣するようにひくひくと脈打っていた。

「何処に出したい? 顔? 口? それとも胸?」

 動きを休ませすにそう口を開く。
 暗に何も要求しなければ、このまま手で射精をさせてしまうわよ、なんて含ませているのだろう。徐々にペニスを擦る速度を上げている。
 
「…………」
「……ねぇ、どこに…出したいの?」

 あくまでキョンの口から要求を聞きだすつもりなのか、速度を上げていた手の動きは段々と緩慢になっていく。

「………………口で」
「……ふふ、なぁに?」

 聞こえなかったはずはない。現にボソリと要求を口にした後、ハルヒは口を半開きにあけ、舌をこれ見よがしにいやらしく動かし挑発している。

「……口に出したい」
「ん~?」
「……ハルヒ……っ」

 遂に我慢が出来なくなったキョンは、切なげに声を上げる。
 自分の名前をそんな風に呼ばれたハルヒは、体をふるふると震わせ、
 
「――全部飲んであげる」
 

163:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:57:55 gvuW8tyf
―”ちゅうぅ………っ!”
 
「くぁっ!」

 突然の吸い上げ。
 暖かいぬめりと共に、強烈なバキューム。
 
「ハルヒ……ハルヒ……っ!」
「ん、ん……! ちゅ、ちゅぶ……、うん、ん……あむっ」
 
――”ぐちゅ…、ぐちゅ…”

 口の中で舌を思い切り掻き回す。頬はくぼんだり膨らんだりし、校内に溜まった唾液が撹拌されるいやらしい水音が部屋内へと大きく響き渡っていく。

「~~~~っ!」

 キョンは言葉にならない声を上げながら、あまりの快楽に顔を歪めた。
 
―”ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ” 

 これほど激しい動きをしているのに、全く苦痛が無い。歯を当てる事も無くかといって唇で歯を覆っているわけではない。
 フェラチオでありがちなのは唇を内側に伸ばして歯が当たらないようにする行為だが、それは男性からすればあまり気持ちのいい行為ではないのだ。唇に歯が当たっていると感触が硬くなり、快楽は半減するからだ。
 だが今ハルヒが行っているのは唇を突き出し、柔らかい部分をぬめる様に滑らし愛撫しながら口を開き歯を当てないようにしている。
 自然と空気が混ざり密着間が薄れるのだが、そこはハルヒの工夫が生かされており、粘つく唾液で口内を埋め尽くし、舌でその唾液を撹拌しながら愛撫しているのだ。暖かくぬめった唾液の奔流がペニスをぐるぐると回るように泳いでいる。
 気持ちよくない、はずがない。

164:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:58:34 gvuW8tyf
「ハ、ルヒ……っ!」
「ん……れろ、あ……む」

 限界が近い。
 両方ともそれを悟っている。
 
「ん……うん、んん」

 ハルヒはしごいていた左手と右手を解放してキョンの腰へと回す。
 そのまま此方へ引き寄せるように、その勢いで更に速度を上げた。
 
「ハルヒ……! もう……っ!」

―”ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ”

「出る……っ!」
「んん……っ!」

 射精の瞬間、ハルヒは喉奥の限界までペニスを飲み込み、思いっきり吸い上げた。
 
"ドクッ、ドク―ッ!"
 
「ん――っ!」

 口内解放される精。喉奥に直接注ぎ込むような激しい奔流。
 
「ぅん、ん、んん……」

――”ごくっ……ごくっ……” 
 
 出されるたびにそのまま胃へと喉を鳴らし流し込む。
 あまりの量に咽そうになるが、
 
「ん……」

 けして口を離そうとせず、口からも溢さずに全て口で受け止めていく。涙目になりながらも心配は要らないとばかりに腰に回っていた手を背中へと移し、優しく上下に撫でていく。強い愛情が伺える行為だ。
 
―”ごくり……っ” 
   
 最後の一滴まで飲み干したハルヒは、ゆっくりと口を離して行き、
 
「ん……はぁ……」  
  
 唇を離し、大きく一息つくと口周りの汚れた残滓を舌で舐め取っていく。
 本当に全部、飲み干したのだ。
 
「…………口の中が苦いわ」

 開口一番にそうハルヒは苦笑いを浮かべた。

165:名無しさん@ピンキー
07/10/05 03:59:26 gvuW8tyf
なんとなく書いてみたけど、限界を感じた。
エロって難しいなぁ。

166:名無しさん@ピンキー
07/10/05 05:13:00 rzPx01rV
まだまだ、おまえさんの限界はこんなもんじゃないはずだ!!
ってことで続きヨロ

167:名無しさん@ピンキー
07/10/05 05:28:53 8Pc4AAM5
自分で良い出来だと自覚があるのになんて投下すんだろな?

168:名無しさん@ピンキー
07/10/05 05:31:08 +q5tvKqr
>>165
GJ!
限界を超える努力をするんだっ!!


このスレでな?

169:156
07/10/05 06:46:17 dVT4hQ7L
スミマセンスミマセン(AA略)

170:名無しさん@ピンキー
07/10/05 07:13:11 QII94HCG
こ、これは!朝からフェラSSか?早く本番を書くんだ。さぁさぁ

171:名無しさん@ピンキー
07/10/05 10:49:06 7vIqXAAJ
もしくは濃厚なクンニで!

172:名無しさん@ピンキー
07/10/05 10:52:44 uwzjVVuX
リアル水色
URLリンク(jp.youtube.com)

173:名無しさん@ピンキー
07/10/05 19:45:13 t+V2dvNk
GJ!!

174:名無しさん@ピンキー
07/10/05 21:20:19 umLa49tQ
ID:gvuW8tyf
GJ。
俺にはエロものを書く力がないようだ……

175:名無しさん@ピンキー
07/10/06 01:24:57 FcZqjFFi
保管庫の作品、誤字が直せないのが辛いな。
作者では無いが、名前の誤字とか見るとね…

176:ハルヒテクニック2
07/10/06 03:12:49 lkICwrpP

………………

…………

……

「ふう……」

 精を出しきったキョンは深い息を吐きながら、椅子の背もたれに背を預けるように身を投げ出した。軽い虚脱感が体中に駆け回っている。しかしどこか充実したものを確かに感じていた。
 
「はぁ~……っく」

 不意に下半身に痺れが疾る。
 視線を下げてみると、
 
「…………出したら終わりなの?」

 少しばかり不満顔のハルヒが右手で持て余すようにペニスを弄っていた。
 男は一回出せば強い満足感を得られるため、事が終わった後パートナーを蔑ろにしがちである。一生懸命奉仕した分その態度はないんじゃないか、という不満がハルヒの中にあるのだろう。

「……悪い」

 無神経だったな、とキョンは謝るように手をハルヒの頬へと差し出す。
 ハルヒは少しまだ不満を残していたものの、素直にその差し出される手に顔を摺り寄せていった。
 
「はむっ」
「ぅあ……っ」

 頬を撫でていた手にハルヒが唇を当てくわえ込む。チロチロと甘噛みするように指先を愛撫していく。

「ハルヒ……?」
 
 その行為の意味するところが分からなくてキョンはハルヒの表情を覗く。甘えているようにも思えるが、普段ハルヒはなかなかキョンには甘えてこないためキョンは本当にその意味が分からなかった。
 とりあえず空いたもう一方の手で髪に手串を通すように流す。

177:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:14:13 lkICwrpP
「……ぷぁっ。……ねえキョン」

 指から口を離し、上目にキョンを覗くハルヒ。
 その瞳には燻っている体の熱を持て余すような怪しい何かが宿っていた。

「ハルヒ……」

 求められるままに椅子から立ち上がり、ハルヒの手を引き立ち上がらせる。
 その手に引かれるままハルヒは立ち上がり、温もりを移すようにキョンの胸へと顔を寄せる。
 キョンは何も言わずに腕をハルヒの背中に回して強く抱きしめた。
 
「ん、はぁ……っ」

―”ふるふる……っ!”
       
 ハルヒはその感触と暖かさに体を軽く痙攣させ、数度こわばった後ぐったりと力が抜けていった。
 
「お、おいハルヒ……?」
「は、はぁ……ん、ん……っ」

 ハルヒは少し呼吸を乱しながら身をよじる。キョンはそのハルヒの仕草を見て、情事の際昂ぶったハルヒが見せる仕草と似たものを感じ、まさかと思い問いかける。

「もしかしてハルヒ……」
「はぁ……はぁ……」
「……イった、のか?」
「…………ばかっ」

 図星だったのだろう、恥かしがるように顔を胸へと押し付ける。
 
―”ずくん……!”
 
 キョンは体中に痺れが走ったように感じた。
 そしてその痺れはキョンのペニスにも伝わり、先ほど同じように、それ以上のいきりを見せていく。
 ハルヒは下腹部に押し付けられたそれを敏感に感じ取ったのか、
 
「…………」

 上目遣いにキョンの顔を覗き込む。
「ハルヒ……」

 キョンは更に抱きしめる力を込めていく。
 
「……いいか?」
「………………」

 ハルヒは返事をせずに、ただキョンの胸にしがみつく力を強めた。
    
 
………………

…………

……

178:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:15:00 lkICwrpP
「ん……! あ、あぁぁ―っ!」
「くっ」
      
 ハルヒを机へと横たえ、軽く陰部へと手を伸ばし準備が整っている事を確かめたキョンは、ペニスを数度擦るようにした後、一気に体内へと突き入れた。

「うぁ……あ、あ……」

―”びくっ……びくっ……”

 それだけで軽く絶頂を迎えたのか、性器を盛んに収縮させながら、口を半開きに舌を虚空へとさまよわせる。
 その舌に誘われるようにキョンは自分の唇をよせ、吸い付くように合わせた後舌を絡ませていく。ハルヒは絶頂の余韻を残しつつも夢中になってその行為を受け入れ、お返しとばかりに積極的に唇を擦り合わせる。
        
「ん、ちゅ……あむっ……はぁ……」
「ん、んん……」
          
 お互いくぐもった声を出しながらも夢中になってキスを続けていく。
 その間にハルヒから波が少し落ち着いたのを感じたキョンは、腰を軽く動かし始める。
 
「あっあっ……」

 揺さぶられるのと同時に、ハルヒは鼻にかかった声を上げ始める。
 
「ハルヒ……気持ち、いいぞ……っ」
「キョン……キョン……っ!」

 一度精を吐いているため余裕のあるキョンは、快楽に身を任せているハルヒを見下ろすように腰の速度を上げる。突き入れるたびにくねらせる腰の動きに合わせる様に力強くハルヒの膣内を擦る。

「す、ごい……っ! 気持ち、いいっ……キョン……キョン……っ!」

 我を忘れたようにあえぎ声を上げるハルヒ。
 無意識のうちにだろうが、あえぎ声にしきりに混じるのはキョンという単語。それは快楽を与えてくれている相手の名前だからよんでいるのか。それとも―

「ハルヒ……っ、ハルヒ……っ」

 腰を振るキョンも次第に余裕がなくなったように息を切らせ、相手の名前を呼びながら強くむさぼっていく。
 その声に反応したのか、ハルヒが虚ろになっていた瞳を、今も自分を揺さぶっている相手へと合わせる。力なく横たえていた体を持ち上げ、投げ出されていた両手をキョンの背中へと回していく。そして汗で背に張り付いていた制服を強く握り締めた。


179:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:15:41 lkICwrpP
―”ずちゅっ……ぐちゅ……っ”
  
 先ほどよりを大きく響き渡る水音。
 熱く粘つくハルヒの粘液が、掻きだされるように机へ零れ落ちる。気がつけば腰の辺りまで水たまりのような跡が出来ており、ハルヒのめくれ上がった制服のスカートを乱し汚していく。

「あ……あぅ……あっ……!」

 ハルヒは腰にまわした手を後頭部へと持って行き、顎をそらせるように胸を張る。
 揺さぶられる体にあわせて、扇情的に円を描くように胸が上下に揺れている。キョンはその胸の頂きに唇を寄せて、
 
―”かりっ……”  
    
「んはぁあぁぁっ―!」

 歯を軽く立てるとハルヒはびくり、と体を痙攣させた。
 
―”びくっ……びくっ……!”
 
 何度目かになる絶頂。
 挿入されたときとは違い、深く体に響き渡る甘い痺れ。ひくひくと痙攣する膣の感触にキョンは腰の動きを緩めていった。
 
「……イった、か?」
「は、はぁっ、はぁ…………っ!」
  
 過呼吸のように喉を揺らし息も絶え絶えなハルヒは、その問いに答えることは出来ず、顔を首筋へと寄せ擦り付ける様に髪を振り乱す。
 その首筋にかかる髪の感触を楽しみながら、キョンはゆっくりと右手をハルヒの背中へと回し擦る。強い絶頂の後にこうされると嬉しい、と伝え聞いた知識だ。 
 ハルヒは背中を撫でられていることを敏感に察したのか、
 
「キョ、ン……っ」
     
 潤む瞳でキョンの顔を見上げている。 
 キョンは唇を寄せ、軽くキスをした。
 
「ん、あふ……」
「ん、ちゅ……」

 最初のような情熱的なキスではなく、唇を舐めるようなバードキス。

「……ハルヒ」
「…………」

 続きを求められている事を察したのか、ハルヒは唇を離し小さく頷くと体の力を抜いた。

180:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:16:37 lkICwrpP
――”ずちゅ……ずちゅ……” 
          
 ゆっくりと腰の動きを再開する。

「ん……あ、ぁあ……」

 その感触に喉を反らし、揺らされるままに身を任せていく。  
 
―”ずちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ……” 
               
「ハルヒ……っ!」                
                 
 先ほどまでの行為の間に絶頂が近づいていたのか、キョンは速度をどんどんと上げていく。
 
「出、そうだ……!」       
「膣内、膣内に……っ!」

 そういってハルヒは縋るように背中に回した両手の力を込める。
 
「ハ、ハルヒ……」

 避妊具をしていないことに気付いたのか、キョンは戸惑うように声を上げる。
 突き上げる腰の動きもそれにあわせて、浅くなっていく。
 そのことに気付いたハルヒは、
 
「だ、め……! 膣内に……!」

181:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:18:52 lkICwrpP
 首筋へ顔を摺り寄せ、強請るように体も寄せる。
 
「ハルヒ……まずい……って!」
「だめっ……だめっ……! 膣内に……膣内に出さなきゃ、許さ……ないっ!」

 戸惑うように腰の動きが緩くなって来たキョン。
 だが、ハルヒはそれを許さず、自ら腰を大胆に揺らし射精の後押しする。
 
「く……出る……っ!」
「あ、あぁぁぁ――っ!」

 キョンがペニスを抜こうとしたのを察したハルヒは、先回りして両足を腰に回し、逃がさないとばかりに強く締め付けた。
 
―”ドクッ、ドク――ッ!”

 深く突き入れられたペニスから精が疾る。
 子宮口に直接浴びせられる熱いキョンの精を感じ、ハルヒも絶頂を迎えた。
 
「~~~~~~っ!!」

―”ひくっ……ひくっ……!”

 快楽に身を震わせたハルヒから力が抜けると同時に、腰を固定していた両足もほどけていく。
 キョンはゆっくりと身を離し、ハルヒからペニスを抜き取っていく。
 
―”ごぽ……っ”

 抜き取ると同時に、膣口がひくひくと震え、膣内から大量の精液が吐き出される。
 すぐに愛液と混じったそれは、太もも近くに伝い水溜りのように溜まった。
 
「はぁ……はぁ……」

 余韻に身を任せているハルヒ。
 キョンはそれらの見ながらやられた、と思いながらも脱力するハルヒの髪に手を伸ばし撫でるように梳いた後、軽くキスを交わしハルヒに体を預けていった。

182:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:19:42 lkICwrpP
………………

…………

……

「馬鹿みたいに出したわね……これ」

 体から熱が抜けて幾分か冷静になったハルヒは、スカートに常備されているティッシュを二、三枚とり、精液やら愛液やらが混じる股間を拭きながらそう言った。

「あのな……」

 呆れたような声を出すキョン。
 開口一番にその言葉か、何て思いながら、自身も乱れた服装を整えていく。
 
「大丈夫、なのか?」
「……なにが?」

 キョン言っていることの意味が分からないのだろう、怪訝そうな目でキョンを横目で見る。
 
「だから……まあ、その」
「……ああ」

 言いにくそうにしているキョンから察したのか、軽く笑みを浮かべて、
 
「もちろんよ」
「そうか……」
「ばっちり危険日だから」
「って、おい!?」

 その言葉に慌てるキョン。
 しかしハルヒはそんなキョンを見つめながら、悪戯めいた瞳を見せる。
 
「……冗談よ。まあ、出来ちゃったとしても責任は取ってもらうから、別に構わないんだけどね」

 そういってハルヒは肩を竦めて笑った。
 からかわれたことを知ったキョンは、眉を一瞬顰めるが、その後諦めたようにため息をついたのだった。
 

183:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:23:42 lkICwrpP
以上っす。
口内射精、絶頂、中だし好きの俺の妄想が先走ったようなSSです。
エロを書くのは初めての経験だったので、まあなんか至らぬところや指摘があれば遠慮なくお願いします。
大学生は暇なので、機会があればそういう指摘や意見を参考にまた書いてみようかな、と思ってますので。

184:名無しさん@ピンキー
07/10/06 03:24:36 UqT/JzVg
乙!&GJ!

185:名無しさん@ピンキー
07/10/06 06:12:33 GrKjgiOk
朝から乙
そしてGJ

一人称と三人称が混ざっててなんだかモニョモニョしちゃうな

186:名無しさん@ピンキー
07/10/06 06:31:24 QyIHfgCd
>>183
いやいや良かったざんすよ。できれば挿入シーンを少し長くしてもらえたら…
もっと良くなるざんす。偉そうな事言ってスマン

187:名無しさん@ピンキー
07/10/06 08:23:21 I2E3IU5G
投下します。
ショタ、エロなし、キョンの母がしゃべります。
苦手な方はスルーして下さい。

188:モテ男の小型化
07/10/06 08:24:19 I2E3IU5G
モテ男の小型化


「まってよぅ、おねぇちゃ~ん」

さて、このかわいらしくも情けない発言。
これだけを聞くと朝比奈さんが持ち前の愛らしさを存分に発揮してすがってくるように感じるだろう。
しかし、その愛らしい天使さんに姉がいるとも聞いてないし、
誰かをそう呼んでいるのも見たことがない。
ではこれは誰かと言うと、

「はやくはやく、キョン君!ほら、手つないであげるから!」

…そう、俺なのである。

「うん。でもなんで、きたこう?てとこにいくの?」
「だってキョン君いないとハルにゃん達寂しがるもん!」
「???」

あぁ…妹よ。お前は昨日言われたこともう忘れたのか?
そして、俺をこんな姿にしたハルヒは間違いなく寂しがってないぞ。
それにそこの俺、なんにもわかってないぞ。
「それにねー、わたしも北高行ったことないのー!ぼーけんだよ!ぼーけん!!」
「!?ぼーけん?」
…俺の目がキラキラしてる。そういえばこの頃の俺、ハルヒ的な思想を持ってたな。
「そーだよー。じゃあ行くよー!レッツゴー!オー!!」
「オー!!」

はじめてのおつかいみたいだな。
まぁ今回俺にできることはないから古泉達にまかせるしかないんだが…
不安だ…とてつもなく嫌な予感がする。
ここの二人がなにを言い出すかもちろん心配だが、
俺がこの姿になったとき、ハルヒを除く団員のテンションがやや変な感じになってたからな。
いや、その前からおかしかったか…

今実態のない俺は感覚だけで口唇に触れながら昨日のことを思い返していた。



―――

189:モテ男の小型化
07/10/06 08:25:14 I2E3IU5G
見上げれば、雲もそこそこに心が洗われるような青い空。
朝特有の澄んだ空気。ちょっと冷たい心地よい風。
そんな日曜日。
にも関わらず、俺は休日だと思って惰眠をむさぶろうと心に決めてたときに、
強制的に予定をいれられて鬱々まっさかりな人のような表情で、いつもの駅前にチャリで向かっていた。

普段、日曜は探索もなく俺にとって本当の意味で休日なのだが、
昨日の探索終了間際、
「あたし、明日午後から用事があるんだけど、午前中暇なのよね。」
我らの団長様が言ってきた。
「そうかそうか、それじゃ俺はこれで」
半ば結果はわかっていたのだが、右手をシュタっと挙げ立ち去ろうと踵を返した時、
「待ちなさいキョン!団長の言うことを最後まで聞かないとはいい度胸ね。
まあいいわ。みんな明日9時に駅前ね!遅れたらキョンだから!」


と、いつもの我侭っぷりを発揮して、午前中のみの探索に駆り出せれている。
て言うか、遅れたらキョンって…
罰金=俺というイメージを払拭したいんだが、無理なんだろうね。

さっき考えてた例え,つまり俺のことじゃねーか
、と一人でつっこみながらだらだらチャリチャリと走らせていたら
いつのまにか駅前に着いていた。
いかん、まだ完全に脳が覚醒してないな。

言うまでもなく最後は俺だね。うん、わかってた。
仕方ない、自腹でモーニングコーヒーでもキメこんで渋さを演出しつつ眠気をとばそう。
もしかしたら朝比奈さんが、
「キョン君いつもと違って大人っぽいです。なんだか見とれちゃいますぅ。」
などと言ってくれるかもしれん。
そんなことを妄想しつつ、いつもの喫茶店でコーヒーを飲んでると、

「何格好つけてんの?なんかバカみたいよ。」

人の淡い期待を一撃で粉々にしてくれやがった。
あーわかってるよ。どーせ俺はさえない一般人ですよ。

190:モテ男の小型化
07/10/06 08:26:14 I2E3IU5G
「そー言えばあんたよくコーヒー飲んでるわね。なに?俺は大人なんだぞーってアピール?イタイわよあんた。」
いや、さすがにそれはない。単に好きなだけだ。
さすがにこの年でそんなこと思う奴いないだろう。
「いるじゃない、ここに。イタイわよあんた。」
だから好きなだけだって!
「何必死になってんのよ。イタイわよあんた。」
こ、こいつ…
「ふふ…キョン君かわいい。」
くっ…トドメ…

ただいつもと違った飲み方しただけで、なんでこんなダメージをくらわなきゃいかんのだ。
畜生、理不尽だ。しかも妄想とまったく逆のことを言われてるし…

「ホント、キョンもガキよね。そうだ!今日は午前中だけだしキョンの家に行きましょう!」

いろいろツッコミたいとこだが勘弁してやろう。それよりも
「なんで俺んちなんだ?俺としては他の奴らの家のほうが興味あるぞ。」
長門はいつも世話になってるからいいとして、
古泉や朝比奈さんがどんな暮らしをしてるか気になるしな。
おまけでハルヒもだ。

「別にいいじゃない。それとも何?見られて困るようなものでもあるの?
 思春期男子特有のブツとか、…あたしの写真が飾られてるとか。」
「そんなものはない。それにな今日び好きな奴の写真を飾る奴なんてめったにいないと思うぞ。」
「!?な…」
ん?なんかハルヒが顔をあかくして俯いてしまった。
自分の昭和的な考えが恥ずかしかったのか?


191:モテ男の小型化
07/10/06 08:26:58 I2E3IU5G
「おや?やはりあなたの想い人は涼宮さんだったんですね。それに好きな人の写真を飾るのは別に時代遅れと思いませんよ。」
そーなのか?…ってちょっとまて。
なんで俺の想い人がハルヒになってんだよ!

「だ、だって好きな奴って…」

ああ、朝比奈さんあれはただの物の例え、言葉の綾です。
だからそんな悲しそうな瞳で見つめないで下さい。なぜか罪悪感がでてきます。
長門も人を射殺す様な視線はやめなさい。

「…っの、馬鹿キョン!!くだらないこと言ってないで早くいくわよ!」
「おまえから言い出したんだろうが。それに今日親がいるぞ?」
「望むとこよ!!」
「望むって…ハァ、俺ここまで来た意味あんのか?」
「みんなに奢る為よ!!!」
ウワ、こいつ言い切りやがった。悪魔かおまえは…
「うるさいわね!とっとと行くわよ!!」
そう言うとハルヒは店を出て行った。


妙にプリプリしてるハルヒを見送りつつ勘定をしながら考える。
俺の存在意義って、何?

「何もたもたしてんのよー!のろまーー!!」

ヒドイな…



―――


192:モテ男の小型化
07/10/06 08:27:40 I2E3IU5G
「ここがキョンの家なの?へ~、ふ~ん…」
ハルヒは家に着くなりにやにやとしている。
何企んでいるんだ?見た通り平凡な家だぞ?
「べつに~、この先お世話になるからね~」
…こいつは俺の家までSOS色に染める気か?
「わ、わたしもお世話になります!」
どうしました?朝比奈さん。そんなに焦らなくても…
「それは違う。」
ん?長門?
「私がお世話になる。」

なんだ?ハルヒはなにかしら俺んちを利用しようとしてるのだろう。
それが覆らないのはわかってる。
みんな仲間なんだから誰かをハブにする訳ないんだが…

「なあ、古泉。」

三人娘は無言で見つめあってる。

「なんでしょう。」
「なんだこの空気。」
「さあ?」

古泉は苦笑しながら肩を竦めた。
なんなんだろうね、いったい。
おい、ハルヒそんなとこに突っ立ってないで中入れ。

「!?わかってるわよ!バカキョン♪でも、あたしを先に家に上がらせようとしたのは評価するわ!」

何言ってんだ?別に誰からでもいいんだが、楽しそうなんでまあいい。
そして、ハルヒの後をふくれた感じで二人がつづいてきたので、
俺なにかしたか?と思いつつおふくろに帰宅を告げた。


193:モテ男の小型化
07/10/06 08:28:28 I2E3IU5G
「早かったわね。あら、お友達?」
「ああ、こいつらは…」
「急におしかけて来てすいません。初めまして、キョン君と団活してる者達です。」
ハルヒは、にこやかにそう言いながら頭を下げた。
こいつ、ここでも猫被るのか…
「まあ、これはご丁寧に。それで、あんた」
「なんだ?」
「どの娘が彼女なの?」
あーもう!お約束だな、おい!
団活のメンバーって言われたばかりじゃねーか!

「長門有希。よろしく、お義母さん。」

つっこむ間に、長門が一歩前に出てきた。
長門よ、間違っちゃいないが‘おかあさん’じゃなくてこの人には‘おばさん’で充分だぞ?
「!?有希!」
「長門さん!ずるい!」
と言いつつ二人がおふくろに詰め寄ってきた。
「涼宮ハルヒです!お義母さん!!」
「朝比奈みくるちゃんです!お義母様!!」
おふくろは、「あらあら、まあまあ。」などと笑っているが、
ちょっと若人達の勢いに困惑してるな。
しかし、どーしたんだ?今日みんな変だぞ?
朝比奈さんにいたっては軽くパニックになってるし。
どうしたもんかと思っていると、
「初めまして。古泉一樹です。」
絶妙の間で古泉が入ってきた。
正直助かった。恩にきるぜ。口には出さんが。
「あら?かわいい子ね。年上のお姉さんは好きかしら?」
おふくろが世間的にかなりきびしいことを言いやがった。
あんたも変になったか?


194:モテ男の小型化
07/10/06 08:29:06 I2E3IU5G
「ハァ…先部屋に行ってるぞ!」

ここにいたら疲れるだけだ。
俺は、はしゃいでる奴らをこころなしか勝ち誇りながら黙ってみている長門を
ついでとばかりに、いつかの図書館のように肩を押しながら部屋に向かった。

「あんたー!有希になにしてんのよ!!」
ハルヒよ、もう地が出てるぞ。それにそんな勢いで迫ってくるな。
すごく逃げたくなる。
「長門さん!さっきからずるいですー!!」
な!?あ、朝比奈さんまで…は、速い!!?
俺は恐怖を感じ、気付いたときには逃げていた。

「逃げんなぁ!エロキョーン!!」

肩を押しながら全力で階段をのぼるという、トリッキーなことにも長門は余裕で対応してくれてる。 
一瞬足が鳴門のように見えたが気にしない。
それよりも逃げたとこで行き着くとこは俺の部屋な訳で…
つまりは行き止まりな訳で…
「うりゃー」と、かわい気のあるかけ声ではなく
「うぉりゃああぁぁぁ」と地の底から出てくるような声でドロップキックをかまされた。
どーやったらここでドロップキックなんかできるんだよ…
痛む背中を押さえながら、運よく倒れこんだベッドの上で振り返ると

「わたしだって…えーい!」

天使様が降ってこられた。俗に言うフライングボディアタック。
「ぐはぁ」とはいうが、ベッドのクッションと天使様のクッションでバインバイン。
もういろんなとこがバインバイン。
あれ?ここヴァルハラ?
と満ち足りた顔をしてると、‘ガッ’と顔をつかまれ長門に引きずり下ろされた。
俗に言うアイアンクロー。オーケー長門、落ち着こうか…
その握力だと顔がねクシャってなっちゃうんだ。

195:モテ男の小型化
07/10/06 08:29:58 I2E3IU5G
とてつもない圧迫から開放され心底安堵してると、
長門が自分と朝比奈さんの胸を交互に何回も見て「あなたは動かないで」と言った。
この体勢と長門の言葉に、あれ?前にもこんなことがあったな。などと思い、
あーそうかあれ、朝倉の時に…
と思い出したときには長門の膝が俺の頬を振りぬいた後だった。

その後もまたベッドまで吹っ飛ばされた俺に
「エロキョンがぁ!」とハルヒが降ってきたり
「ダメですよ!涼宮さん!」と朝比奈さんがハルヒを止めようとしてつまずき、そのまま折り重なる様になったり
「………」無言で長門が飛んできたり
「あ!はるにゃんたちだ!なにしてんの?わたしもやる~」と妹までも降ってきたりした。
つまり古典的なイジメだ。
その際目の前にあったハルヒの顔が真っ赤になっていたので、苦しそうだなと思い
「おい、みんな。さすがにちと辛いぞ。」と言ってもどけないし、
ハルヒも重いのか、さらに赤くなって接近してくるので
「ハルヒが重さに負けて潰れそうだ。このままだとキス的なものになっちまいそ…」
言い切るまえにどけてくれた。妹は笑いながら転げ落ちただけだが。
「……バカキョン…黙ってなさいよ…」
ハルヒがなんかぶつぶつ言ってたが、これでみんなようやく落ち着いてくれた。

今は、ハルヒが部屋をあさったり朝比奈さんと妹がじゃれたり長門が文庫本読んだり
まあ普段通りすごしてる。
しかし疲れたな…
「ちょっと、キョン!あんたアルバムとかないの?」
「そこにCDラックあるだろ。」
「アホ!写真のよ!あんたの小さい頃のマヌケ顔見せなさいって言ってんの!」
あぁ、この部屋にはないな。下の居間だろう。しかしあんなもの見てもおもしろくないぞ?
「いいから!早く取って来なさい!」
「わかったわかった。あんま部屋荒らすなよ。」
言っても無駄なのはわかってるが一応注意して居間へと下りた。

「……って、おまえ何やってんだ?」

196:モテ男の小型化
07/10/06 08:30:57 I2E3IU5G
一瞬絶句して中年のおばさんに、にこにこ見つめられている野郎に一応聞いてみる。
なかなか近寄りがたいぞ。
「いや…おかあさんに、あなたの学校生活を聞きたいとここに拉致…ぅん…案内されまして…」
などと顔を引きつらせながら言いながらも、幾分か安堵してる感じだな。
そーいえば古泉がいなかったことに今気付いた。
すまん。悪気はなかった。おふくろよ、あんまり変なことしてくれるな。
「一樹くん、ほんとにいい子ね~。食べちゃいたい。」
のわ!潤んだ瞳できついこと述べやがった!全身に鳥肌が立つのがわかる。
おい!古泉!この人本格的に変だ!さっさと上に行くぞ!
「え、ええ…それでは。」
俺はアルバムを引っ掴むと固まっている古泉を連れて部屋に戻った。
「もう少し早く気付いて欲しかったのですが…」
知るか。こっちはこっちでいろいろ大変だったんだよ!
「二人で何ぶつぶつ言ってんの?それより、それさっさと見せ…」
遮るように、ハルヒの携帯が鳴った。
「もしもし?え!?もうそんな時間?わかったわよ…帰るわよ。」
あー気がつけばもう昼前だな。
で、どーすんだ?みんなも帰るか?
「それに興味がある。まだ居る。」
「わ、わたしもそれ見たいです!」
「な!?ダ、ダメよ!あたしのいない間に秘められたキョンを見るなんて!」
いったいなんだそれは。俺に不思議属性はないぞ。
「あなたは今、親を待たせている。早く帰るべき。」
「待たせたらかわいそうですよ?」
「ぬぅ…。古泉君!キョンが二人に変なことしないか見張っといて!それからキョン明日それ学校に持ってきなさいよ!」
わかったよ。それより親御さん待ってるんだろ?早く行ったほうがいいんじゃないか?
「わかってるわよ!絶対持ってきなさいよ!」
「はいはい。」
「はい、は一回!絶対持ってくるのよ!」
やけに念をおしながらハルヒは家を飛び出した。
なんでこんなおもしろみのないもの見たいかねぇ。

「ぜったいよ~~~~!」

…あいつに羞恥心というものはないのか?
一言いってやろうと窓を開けるとハルヒはもういなかった。
足速すぎるぞ。

―――


197:モテ男の小型化
07/10/06 08:31:46 I2E3IU5G
「キョン君かわいいですぅ。今と違ってすごい素直そうです。」
「あのね~キョン君この頃すごい純粋だったんだって!なんでこんなひねくれ者になったのかなっておかーさんが言ってた!」

朝比奈さんと妹がキャッキャッ言いながらアルバムを見ている。
微笑ましい光景ではあるのだが、‘今と違って’とはどーゆー意味だろう…
長門も写真と俺を交互にみて不思議そうな顔してるのはなぜかな?
「写真を見る限り、この頃のあなたとのギャップがすごいですからね。」
「変わらない奴のほうがおかしいだろ。それに、俺は今でも充分素直だ!」
その時、妹を除くみんなが驚いた顔をして見つめてきた。
長門は俺にわかる程度だが…
そんな変なこと言ったか?
「いえ、それもあるんですが、その…涼宮さんです。」
あるのかよ!ってそんな状況じゃなさそうだな。

「おい、下に行ってみんなにジュース持ってきてくれないか?」
「えー?キョン君行ってきてよー。」
「冷蔵庫に俺のぶんのケーキあったろ?それやるから。」
「!?わかった!行ってくる!」
ちょろいな。あ、ジュースはケーキ食ってからでいいぞ!
「うん!」と言い部屋を出た妹を確認して、
「で?あいつがまた何かやらかしたのか?」
「ええ。閉鎖空間ではないのですが…」
「世界が改変されようとしている。」
長門が被せるように言って来た。
おいおい、閉鎖空間だと思っていたら世界改変かよ。あれはもうこりごりなんだが…
「大丈夫。今回はあんなことにはならない。」
少し悲しそうに言ってきた。
あぁ、すまん。少し無神経だった。

「涼宮ハルヒは局所的に改変しようとしている。」
「涼宮さんはよほどあなたの小さな頃を見たかったようですね。」
どーいうことだ?局所的?俺の小さな頃?わからんぞ。
朝比奈さんもわかってない顔してるじゃないか。
あれ?とゆーことはこのお方、純粋に俺の発言にびっくりしたのか?
…まあいい。で結局どーなるんだ?
「おそらく今から30分52秒、51、50……」
「わかったわかった。約30分後、でいいか?」
「いい。あなたは5歳児になる。」
シャ、写真が見られなかったってだけで俺を5歳児にするってか?!
「かわいらしい方ですね。」
アホか!明日持って行くというのに!
これはシャレにならんぞ!なんとかならんのか長門?
「ならない。涼宮ハルヒの力は未知なとこが多い。思念体の許可もおりない。」

クソッ!いきなり5歳児って…あのバカ!


198:モテ男の小型化
07/10/06 08:32:52 I2E3IU5G
「まあまあ、落ち着いて下さい。涼宮さんもずっとあなたを子供にしているとは思えません。
それよりも、元に戻るまでの期間が問題です。」
…確かにそうだな。すまんな取り乱しちまった。
「それで長門さん。このまま子供になると彼は生活が難しいくなるでしょう。
ご家族やご近所、学校などの情報を改竄する訳にはいかないでしょうか?」

ハルヒがそこんとこを上手く改変してくれれば早いのだが。
古泉の話を聞くかぎり期待できないのだろう。

「それもできない。涼宮ハルヒが改変した世界で情報を改竄するのはなにが起こるかわからない。最悪、彼はずっと5歳児のまま。」
「それは危険ですね。では、機関のほうでいろいろやってみましょう。」
すまんな、手間かける。
「問題が一つある。その対処を施したい。許可を。」 
問題は山ずみなんだが…どーした長門?急に許可を求められても困るぞ?
何か重要なことか?
「このまま5歳児になると今のあなたの意識はなくなってしまう。元に戻ったとき、その間の記憶がないのは不都合と考えられる。」
え!?そーなのか?11,2年前の俺そのものになるのか?
「そう。だから今のあなたの意識を保存して、見守ることができる様にしたいと思う。」
ん?どーゆーことだ?
「つまり、守護霊みたいなものでしょう。」
………まあしょうがないか。確かに子供になった間のことは、知っておきたいしな。
じゃあ頼む長門。噛むんだろ?

「そう。」

やれやれと腕を出したとき、朝比奈さんが「あ!ダメ!」と言った時には噛みつかれてた。
口唇に。
長門曰く「脳の近くのほうが確実。」らしかった。おもいっきり目を逸らしていたが。
「今日の長門さんはズルイというより卑怯です…」
朝比奈さんが何かつぶやいてたが、俺は突然のことに我を失って口唇をなぞっていた。

いかん、ボーとしていた。一番の懸案事項だ。
「古泉。家族に対してだがこれはさすがに機関もどうしようもないんじゃないか?」
「そうですね…」
古泉は顎に手を当て、いつもとは違う真面目な顔で考えてる。
あんまり家族はまきこみたくないんだが、さて…

「あ、あの~キョン君が家出したというのはどーですか?子供になったキョン君はわたしが面倒みますから。」
恥ずかしそうに朝比奈さんが提案した。
それは大変魅力的な案ですが、さすがに…
「それはダメ。」
お?長門?
「彼の面倒はわたしが見る。」
いや、そういうことじゃなくてだな。
日曜の昼間、それも友人を家に招いてる奴がいきなり家出なんてかなり無理があるんだ。
しかもあと20分もない。
「この際、涼宮さんのことも含め全部説明しましょう。」
「それしかないか。しかし、こんなことすぐには信じないぞ?」
「あなたのご家族です。大丈夫でしょう。それに目の前で小さくなれば信じざるを得ないでしょう。」
「一部納得できないとこがあるが、まあそうだな。にしても時間がない急ごう。」
俺達は、見つめ合って動かない長門と朝比奈さんをおいて一階に下りた。

199:モテ男の小型化
07/10/06 08:33:40 I2E3IU5G
「一樹君が言うなら本当なんでしょう」
「キョン君子供になっちゃうの?じゃあ、わたしおねーちゃんだね!」
…3分もかからなかった。器がでかいのか、どっか抜けてるのかわからんな。
「おい、妹よ。そんな訳だからあんまり目立つような…連れまわしたりするなよ。あとハルヒには絶対言うな!」
「え~?ん~わかった。あんまりね!」
本当にわかってんだろうか。
「そろそろ。」
おわ!長門いつの間に!
驚いていると急に体が浮遊感に包まれた。どーやら小型化が始まったみたいだな。
浮遊感が治まったので下を見てみると完全に5歳児の俺がいた。
さすがに、おふくろも妹も実際目の当たりにすると驚いているな。少し安心した。
少しキョロキョロしていた俺(小)だが、

「あ!おかーさん!この人達だれ~?」

と言いながらパタパタとおふくろの下に行こうとするが、いかんせん着ている服が大きすぎる。
ポテッと転ぶと「うぅ~」と泣くのを堪えて「泣かなかったよおかーさん!」と。
…これ本当に俺なのか?いや、5歳だから別に普通なんだろうが…きついな。
なぜかみんな沈黙して、俺(小)を見ていたのだが、

「やっぱりキョン君はわたしが持って帰ります!」
ちょ…朝比奈さん?持って帰るて!
「いえいえ、ここは機関のほうで。いや僕の家でも…」
どーした、古泉!おまえまで!
「………」
長門が無言で俺(小)の手を引いてる!?
「ダメですよ!長門さん!いつもおいしい思いしてるんだから今回ぐらい!」
「朝比奈さん、そんな大岡なことをしてはいけません。ここは中立な機関に…」
「………」
あぁみんなの様子がおかしい。
俺(小)も訳がわからずおふくろに救いの目で見ているが、おふくろはあっけにとられて固まっている。
いよいよ泣くと思われた時

「キョン君はわたしのだからダメーーー!」

妹の叫びにおふくろが我をとり戻して、「はいはいみんな大丈夫だから。」と、俺(小)を抱き上げた。
ふぅ、今回は妹に助けられたな。しかし人を所有物扱いしてはいけないぞ?



―――


200:モテ男の小型化
07/10/06 08:35:55 I2E3IU5G
「では、明日の放課後にまたお伺いさせてもらいます。」

と、昨日古泉が言ってたんだが、この端から見ると愛らしい姉弟はすでに北高前である。
昨日の話では、我が一族の家訓で、
‘第一子は一定期間、同じ血筋の第一子と変わって生活する’
と訳のわからないかなり無茶な設定を作って急遽それが行われることとなり、今俺は俺(小)の実家にいることになっている。
これを機関が工作するために一日あけて今日の放課後、俺(小)とハルヒを対面させるだんどりを決めるはずだったんだが、
妹の「キョン君北高にいくよ~!」の一言でだんどりもなにもなくなった。
まあ校内で子供二人がウロウロしてたら教師なりなんなりに家に帰らされるだろう。

ちなみに昨日、妹とのやりとりで
「おねーちゃんだれ~?キョンって僕のこと?」
この頃キョンと呼ばれてない上に姉などいないので当然の質問を
「おねーちゃんはおねーちゃんだよ!キョン君はキョン君だよ!」
ハルヒも真っ青のゴリ押しをして「そーなんだ。」と俺(小)を納得させた。

今更ながら、5才の俺は素直、純粋というよりもただのアホなんじゃないのか?
軽く落ち込みながら気付くと二人は文芸部室前にいた。
教師にエンカウントしない上に最短ルートでここまでくるとは…妹の行く末が恐ろしい。

「キョン君すごいね!なんでここってわかったの?」
「ん~、なんとなく!」
あっ、俺だった。

「あのアホキョン!一族の家訓ってなによ!つまんないじゃない…アルバム持ってくるって言ったのに…」
ハルヒの怒ってるのかイジケてるのかわからない声が聞こえる。
お前のせいだよ!と声にならない声で言ってると

「はるにゃ~ん!遊びに来たよ!」

勢いよく妹がドアを開けた。
「へ?妹ちゃん!?どーしたの、こんなとこまで!」
「はるにゃん寂しがってると思ってキョン君連れてきた!」
「え!キョン!?」
ハルヒはもちろんのこと、他の団員も驚いてるな。まあ当然か。
古泉に至っては口の端をピクピクさせている。
すまんな、後はまかせたぞ。

201:モテ男の小型化
07/10/06 08:36:30 I2E3IU5G
「え?キョン?」
ハルヒは俺(小)を見るなり不思議そうに見つめている。
「か、彼のかわりに来た子です!こ、この子もキョン君と呼ばれてるそうです!」
おい、古泉。焦りすぎだ。
「そーなの?でもなんで古泉君が知ってるの?」
「え、えぇ…昨日帰るときにちょうどいらっしゃいまして。長門さんも朝比奈さんも会っていますよ。」
「むっ…団長であるあたしだけ知らないなんて、キョンのせいだわ!」
なんでだよ!そもそもお前が原因だ!
ん?俺(小)がそわそわしてるな。

「おねーちゃん、あの人だれ?ほかの人は昨日あったけどなまえわかんない。」
「そーだったね!この人は、はるにゃん!」
「妹ちゃん。そろそろお義妹ちゃんって呼んでいいわよ。」
「うん。わかった、はるにゃん!」
「………」

「でね、この人がみくるちゃん!」
「あ、あのわたしもお義妹…」
「うん。わかった、みくるちゃん!」
「………」

「それで、この人が有希!」
「わた…」
「うん。わかった、有希!」
「………」

「ありがとう!おねーちゃん!」
「うん!おねーちゃんだよ!」

…そんなにおねーちゃんがうれしいのだろう。そうだろう。別に黒い意図はないはずだ。


202:モテ男の小型化
07/10/06 08:37:38 I2E3IU5G
「ほんとキョンの血縁者とは思えないくらい素直でいい子ね。」
妹による紹介のあと、軽くしょげている古泉を尻目にハルヒは俺(小)と戯れている。
すまんな古泉。妹は紹介終わり!ってな満足気な顔してる。あきらめろ。
「はるおねーちゃん、ここは何するとこなの?」
「よく聞いてくれたわね!ここは世の中のありとあらゆる不思議を見つけ楽しんじゃおうってとこよ!」
「ふしぎ?たのしむ?」
「そーね…宇宙人、未来人、超能力者とかと遊ぼう!ってことよ。キョン君も興味ある?」
ハルヒがキョン君って…、なんだろうね?このむず痒さは。
「!?うん!宇宙人とかっているの?ぼくも遊びたい!仲間にいれて、はるおねーちゃん。」
俺(小)が瞳をキラキラさせながらハルヒを見上げていた。
うむ、立派な上目遣いだ。自分がやってると思うと頭を抱えたくなる。
「か、かわいい…気に入ったわ!SOS団の入団を許可するわ!」
ハルヒは俺(小)をなぜか抱きしめながら言うと
「ありがとう、はるおねーちゃん。」
俺(小)も抱きしめながらハルヒに埋まっている。
なんだよこれ。妙にこっ恥ずかしいぞ。

「宇宙人の…」
ハルヒと俺(小)を呆然と見ていると長門がいつのまにかそばに寄っていた。
「なに?ゆきおねーちゃん。」
「女の宇宙人がいたらどうする?」
唐突になにを言い出すんだ?
「え?ん~と、結婚する!」
唐突になにを言い出すんだ!俺(小)は!意味わかってんのか!?
「わかった。」
うお!なぜか長門と目があったぞ。やはり長門には俺が見えてんのか?

「じゃ、じゃあ!」
「なに?みくるちゃん。」
朝比奈さんが慌てながら聞いてきた。
俺(小)はなぜか朝比奈さんにはおねーちゃんをつけていない。なぜだろう。
「未来人の女の子はどうですか?」
「ん~とね~、およめさんにする!」
つまりなんでもいいんだな俺(小)は…
朝比奈さんは「ウフフ…」と身をくねらせている。朝比奈さん?子供の言うことですよ?

203:モテ男の小型化
07/10/06 08:38:56 I2E3IU5G

「それでは超能力者の男の子はどうでしょう。」
古泉までが聞いてきた。
「ん~親友になる!」
古泉は、「おやおや」と言いながら虚空に向かってウインクをしていた。
残念ながらそこに俺はいないがな。にしても気持ち悪いからやめろ。

「それじゃあいろんな不思議を探す元気いっぱいな女の子はどうかしら?」
やはりハルヒも聞いてきた。
「友達になっていっしょにぼーけんする!」
即答したね。俺(小)は。ハルヒを見る他の団員がなんともいえない目で見ている。
「な、なに?この敗北感は…キョ、キョン君あたしのことは好き?」
なにをテンパってるんだこいつは。俺(小)も「うん、すきー」とか言うんじゃありません。

ハルヒが子供の言うことに顔を赤くしていると
「こんちはー!差し入れにきたっさ!」
いつもハイテンションな鶴屋さんが入ってきた。
「なんだい?キョン君はいないのかい?つまんないな~。ん?このちっこいのはだれっかな~?」
なんだかうれしいことを言ってくれるね。
ん?俺(小)が若干震えてるような…

「は、はるおねーちゃん…」
「ん?どうしたの?この人は鶴屋さんといって…」
「お、おばけだー!」
「にょろ!?」

…みんなあっけにとられてるな。かくいう俺もだ。
何を言い出すんだ俺(小)は!

204:モテ男の小型化
07/10/06 08:39:32 I2E3IU5G
「だ、大丈夫よ。ほらちゃんと足あるでしょ?」
いち早く立ち直ったハルヒが言うと
「で、でも!にょろって鳴いた!にょろって!」
言っちゃいけないことを言い放ちやがった。
周りをみるとみんな固まっているが、朝比奈さんは顔を真っ赤にして口を押さえている。
鶴屋さんは冬のときみたいに某お菓子屋のマスコットのような顔で考えこんでいる。
「それにさっき、キバがあるのをぼく見たよ!」
八重歯のことだろう。
「おばけじゃないなら、ようかいだ!はるおねーちゃん!」
「い、いや…」
めずらしい。ハルヒが困っている。
「ぺこーん!」
「また鳴いたー!」
ここで朝比奈さんが吹き出した。
「閃いた効果音にょろ!みくる!なに笑ってるんだい!?」
まるで笑うのは私の役目だといわんばかりに朝比奈さんに言うと
「ふふ…君にはキョン君の匂いがするね…」
と、映画の時みたいに俺(小)に迫ってきた。
「うわー!おでこにょーんが、おでこにょーんがせまってくるよ!」
「わたしゃドレミファかい!?」
もう訳がわからない。朝比奈さんは腹を押さえて床を転げまくってるし。
「はるおねーちゃん、たすけて!」
「だ、だいじょうぶだから…」
「うわーん。はるおねーちゃんなんかだいきらいだー」
「えぇ!?」
ハルヒが固まった。
「観念するにょろよ…」
「うわー!」
俺(小)を捕まえようとした瞬間、パシッと鶴屋さんの手が払われた。
「ほほう…有希っこ。邪魔する気かい?」
「ゆ、ゆきおねーちゃん!」
俺(小)が長門に抱きついた。しかし情けないな…
「大丈夫。あなたはわたしが守る。」
「うん!」

205:モテ男の小型化
07/10/06 08:40:22 I2E3IU5G
俺(小)が離れたのを合図に、俺(小)を捕まえようとする鶴屋さんとそうはさせまいとその手を払う長門の戦いが始まった。
すげぇ。まるでカンフー映画だなこれ。
「う~ん、髪が邪魔だね。有希っこ、ちょっと待つっさ。」
鶴屋さんはポケットからゴムをだすと髪を後ろに纏めて縛った。
非のうちようがないポニーテールだ。うむすばらしい。
「さー、有希っこ!いく…にょろ?」
…俺(小)が鶴屋さんの手を握ってる。
「ごめんなさい。こんなきれいな人がようかいなわけないや。」
おいおいマジか?単純すぎるぞ。
「ん~いいっさ。キョン君におしおきするからさ。」
「やっぱりおこってるの?ぼくおしおきされるの?」
うるんだ瞳で鶴屋さんを見ている俺(小)を
「君もキョン君っていうのかい?違うキョン君だから安心するにょろ!」
俺が全然安心できないこというと鶴屋さんは俺(小)を抱きしめた。
「ほら、大丈夫だったでしょ?」
いつのまにか復活したハルヒをみると、無理矢理なポニーテールになっていた。
なに対抗してんだ。
「うん…ごめんね?はるおねーちゃん。」
「キョン君かわいい♪」
あれ?朝比奈さん今まで転げまわってませんでした?
いつのまにポニーテールを?しかもリボンで。
朝比奈さんのすばやさについていろいろ考えていると、
「あなたには、おしおきが必要。」
長門がばっちり俺を見てつぶやいた。

その後そろそろ下校する時間になったとき
「キョン君今日あたしの家に泊まらない?」
とハルヒが言い出したのをきっかけに
「ここはやっぱり肉体的に包容力あるわたしが…」
「……私」
「待つっさ!部屋がいっぱいあるこの鶴屋さんが…」
「男同士のぼくが…」
と昨日の再現+αで揉めていたとき
「キョン君はわたしのなのーーー!!!」
今まで完全に空気になっていた妹の叫びにより帰宅することになった。

ふぅ…予定外だったがハルヒとの対面も上手くいったんじゃなかろうか。
たぶん満足してくれただろう。得に問題もなかったしな。明日には戻れるだろう。
しかし見てるだけで疲れたな…


―――


朝起きるとちゃんと元に戻っていた。いささか不安だったがちゃんと戻れてなによりだ。
おふくろに「また可愛げのないあんたに戻ったのね。」と微妙に傷つくことを言われたのだが
「やっぱりキョン君はこっちのほうがいい!」と妹に抱きつかれたので良しとしよう。
妹よ、今度パフェ食わしてやる。
「キョン君だいすきー♪」
ふむ、キスまでされた。っとこんなことしてる場合じゃないな。このままだと遅刻してしまう。


206:モテ男の小型化
07/10/06 08:43:01 I2E3IU5G
いつものように早朝ハイキングをして
教室に入るとハルヒはもう席についていた。
「よう、ハルヒ。」
「あら、もう家訓とやらは終わったの?」
「あぁ。まだ小さい子だったからな。昨日の夜には帰ってたよ。そういえばおまえも見たらしいな。」
一応話をあわせておかないとな。
「あんたと違ってすんごい可愛かった!」
「ほほぅ。あいつは俺とそっくりと評判なんだ。しかし可愛いと言われてもうれしくないぞ。」
「あんたには言ってない!確かに似てたけど全然違う生き物だわ!」
残念ながら同一人物だけどな。と心の中で笑ってると
「あ!いたいたキョン君!」
鶴屋さんが教室に入ってきた。
「あら?どうしたの鶴屋さん?」
「キョン君をおしおきに来たっさ!」
言うと同時に抱きつかれた。朝の教室で!クラスメートの前で!!ハルヒの前で!!!
「ちょっ…つ、鶴屋さん、なにを…」
「だから、おしおきっさ!」
なんとか逃れようともがいてると、ガッと右手が掴まれた。
ハルヒはまだ呆然としている。誰だ?
「おしおき。」
長門がそのまま自分の胸におしつけてきた。
「長門いつのまに!?それにこれおしおき??」
胸をさわるのがおしおきってのもおかしいが、なんていうか自虐?
「………」
すいませんでした。その握力は大変危険です。ポキッといっちゃいます。
「あ、あんた…」
ハルヒが再起動した。よし落ち着け、冷静になろうか。
「な に し て ん の よ!」
一文字づつグーで殴られた。
確かにこれはおしおきだなぁ。でも俺なにもしてないよね。
薄れる意識のなかこいつ本当に女か?と思われるフックをくらいブラックアウトした。

207:モテ男の小型化
07/10/06 08:43:38 I2E3IU5G
さて、放課後の話である。
「おまえ普通気を失わせるほど殴るか?」
「あんたが悪いんでしょ!」
ハルヒはまだプリプリしている。
「ったく…もうちょっと女らしくできないもんかね。」
「女らしくってなによ!どーせみくるちゃんみたいなのがタイプなんでしょ!」
「なんでタイプの話になってんだよ!別にタイプとかじゃねーよ!」
「そ、そんなぁ…」
「ち、違いますよ。朝比奈さんが嫌いな訳じゃないですよ!」
「じゃあどんな女がタイプなのよ!そうだ、あんた今から女装しなさい!」
「おい、意味がわからんぞ!なんでいきなり女装なんだよ!」
「あんたのタイプの女になりきりなさいってことよ!」
「アホか!断る!」
こんなアホなやりとりを帰り道でも続けていた。
ハルヒがいつもみんなと別れるとこで
「絶対女になりきらすからね!」
と捨て台詞をはきながら走って帰っていった。
「なあ…長門。」
「何?」
一応ダメもとで聞いてみよう。
「あとどのくらいだ?」
「約30分。」
やっぱりか…
「また機関のほうにおまかせ下さい。」
すまんな、頼むよ。
「え?え?」
朝比奈さん。いろいろアドバイスを聞くかもしれません。
「は、はあ…??」

そして30分後俺は女になった。



おわり


208:名無しさん@ピンキー
07/10/06 08:46:13 I2E3IU5G
以上です。
ではでは。

209:名無しさん@ピンキー
07/10/06 09:23:03 QyIHfgCd
>>208
GJワロタ!女キョンに機体する

210:名無しさん@ピンキー
07/10/06 09:35:29 DXJIFC5F
>>208
甘酸っぱいぞ!乙!!

211:名無しさん@ピンキー
07/10/06 10:25:25 w1oTNX/R
>>208 GJ!!もちろん女子Ver.もありますよね?

212:名無しさん@ピンキー
07/10/06 11:49:16 4X7GlIqF
>>208
続きがあるに違いない!
書いてくれるのを楽しみにしてます!GJ!

213:名無しさん@ピンキー
07/10/06 12:12:04 GWhxPlHC
キョン子ちゃんwktk
GJでした!

214:名無しさん@ピンキー
07/10/06 12:20:41 r3RIkP8F
>>183
甘酸っぱくてよいです。オチの流れも好き。
コレは俺の感じ方だけど、三人称だと写実的というか淡々とした感じがあるかも。
神視点(三人称)プラス、ときおり一人称も混ぜた方がエロちっくかも。書き方としては邪道かも知れないけど。

>>208
まさにどたばたハーレム。なんというか、実にラノベらしい(?)と思った。
なんか新鮮に感じるから不思議だ。

215:名無しさん@ピンキー
07/10/06 12:23:59 KLWNzVOP
>>208
GJ!
続きに期待

216:名無しさん@ピンキー
07/10/06 13:21:57 6w/4WlbM
妹子黒すぎwww
次のTSに期待

217:名無しさん@ピンキー
07/10/06 14:23:50 xwLoI3ls



     モ  テ  男  ( 笑 )



218:名無しさん@ピンキー
07/10/06 16:49:31 JKF5eZo/
保管庫さま

52-744様: 『涼宮ハルヒの結婚生活』 1
の最後の部分、
──

「だめだ」



──
これは別の人間のレスですかと。書き手本人ではありませんが、報告です。


>>183
>>208
おまいらGJ。

219:名無しさん@ピンキー
07/10/06 22:31:10 1zKQtoDG
すまん唐突にちと聞きたいんだが

以前ここで見たはずのSSなんだが

わたぁし の正体が具現化した神人で、ついに登場した異世界人でしたってな
ネタのかなりよくできた奴

誰のなんてSSだったか教えてくれまいか

220:名無しさん@ピンキー
07/10/06 22:32:17 Rba+QH5W
セイクリッド・カプリチオ

221:名無しさん@ピンキー
07/10/06 23:01:54 1XaSRZ9Z
盛り上がって参りました

222:名無しさん@ピンキー
07/10/06 23:23:30 VDMqAu+R
このSSで一切つっこみが入らないことに泣いた

223:名無しさん@ピンキー
07/10/06 23:26:18 VDMqAu+R
↑は>>208

224:名無しさん@ピンキー
07/10/06 23:55:57 1zKQtoDG
>>220
㌧クスサンクス

ふと読み返したくなったのに思い出せなくてアッーしてたんだ
保管庫いってくる

225:名無しさん@ピンキー
07/10/06 23:59:08 0CYPHTx2
>>222
なんというか、開き直ってる作品だから突っ込むのが野暮かと思った。

226:名無しさん@ピンキー
07/10/07 00:41:54 R0Qug96i
読んでて疲れない、息抜き出来たよ
それに突っ込むほど掘り下げてもないぬるま湯なSSだし

227:名無しさん@ピンキー
07/10/07 06:57:44 opC502JW
いかん、ちんこのおさまりが…

228:名無しさん@ピンキー
07/10/07 07:34:51 TxHUbRpN
朝から元気だね

229:名無しさん@ピンキー
07/10/07 16:41:55 Kz6ECmwl
>>224
「そこまでやらんでも」ってくらい完成度高いよな。執筆能力分けてほしいくらいだ。

230:名無しさん@ピンキー
07/10/07 23:15:24 9nYubcQd
原作者の新作読むとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……

231:名無しさん@ピンキー
07/10/07 23:24:37 5K0F2umO
ネタにマジレスなのは承知の上で言わせてくれ

その「新作」はいつ出た分だ、オイ?

232:名無しさん@ピンキー
07/10/07 23:32:27 B9ffLPea
四月だから半年前だね

233:名無しさん@ピンキー
07/10/08 10:17:36 Q9F0n6xR
保管庫みていたら、黒みくるとか黒古泉とかハイテンションユッキー
とかの新作が読みたくなってしまった。新作(屮゚Д゚)屮 カモーン

234:名無しさん@ピンキー
07/10/08 10:24:19 mLgMZNT8
新作は来年?

235:名無しさん@ピンキー
07/10/08 11:12:58 CvnOKotF
この時期に噂が聞こえてこないとこ見ると、年内発売は難しいかなー

236:名無しさん@ピンキー
07/10/08 15:57:12 2cBZepb0
根拠もなく来年の4月頃発売だと妄想してる。分裂の1年後みたいな。

237:名無しさん@ピンキー
07/10/08 16:06:58 WpvgKgBi
誰か>236の妄想を払拭してくれ。演技が悪い

238:名無しさん@ピンキー
07/10/08 16:32:28 bnuEXyne
滝にでも打たれてこいよ

239:名無しさん@ピンキー
07/10/08 20:10:07 igUYXrMX
うわ…
佐々木厨厨のこと言っただけでなに佐々木スキー扱いしてるんだよ…
佐々木みたいな男口調の女なんか好きじゃないし

240:名無しさん@ピンキー
07/10/08 20:18:08 8+kY0/v1
>>239が見えない

241:名無しさん@ピンキー
07/10/08 20:24:43 lF04z3ug
男口調でもないだろあれは。好きだけど。

242:名無しさん@ピンキー
07/10/08 20:50:35 bnuEXyne
>>240
安価禁止

243:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:16:46 GmR3b/qg
【佐々木厨】
       ∧,,∧  ∧,,∧         ∧,,∧  ∧,,∧
    ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧  ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
   ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
   | U (  ´・) (・`  ) と ノ | U (  ´・) (・`  ) と ノ
    u-u (l     ∧,,∧  ∧,,∧ u-u (l    ) (∧,,∧  ∧,,∧
        `u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧`u-∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
         ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
         | U (  ´・) (・`  ) と ノ| U (  ´・) (・`  ) と ノ
          u-u (l    ) (   ノu-u  u-u (l    ) (   ノu-u
              `u-u'. `u-u'         `u-u'. `u-u'

【佐々木ちゅうちゅう】

   (⌒ー⌒) (⌒ー⌒)
(⌒-⌒)´・ω)(・ω・`(⌒ー⌒)
(  ´・ω ー⌒)(⌒ー⌒)ω・` )
| U(  ´・) (・`  ) と ノ
~-u (l    ) (     ノu-u'~
    ~'u-u'  `u-u`~

【佐々木ちゅうちゅうちゅう】
               _
            /´  `フ
           /      ,!
           レ   _,  r ミ       (⌒ー⌒)
          /  `ミ __,xノ゙、      r(   ´n
.         /        i        >   ,/   (⌒ー⌒)
         ,'    .     ,'     ~'oー、_)     r(   n)
        ;     ',  l  l                `/  <_
        i       |  | |              ~'し -一┘
      ,.-‐!     ミ  i i                     (⌒ー⌒)
     //´``、    ミ  、 ー、                   ( ´・ω)
.    | l    `─-ハ、,,),)'''´                 ~、/  っっ
     ヽ.ー─'´)                   (⌒ー⌒)   └ー-、ぅ
        ̄ ̄                      r、´・ω・))
                  (⌒ー⌒)      >  _/´
        n__n        (´・ω・`)    ~'し-一┘
      (⌒ー⌒)ノ         c'   っ
    c('・ω・`)っ      ~(_,'ーo'
     ` ̄ ̄´

244:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:17:44 fXosTLsi
ワザワザこんなもの作るなよw

245:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:23:23 F6GhuYcj
>>243
和んだじゃないかw

246:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:39:05 YEaOvsMr
そんなちゅうなら大歓迎だw

247:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:42:53 uLpOLsgL
かわいいなw

248:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:44:04 Nh/COUGA
かわいいなオイwwww

249:名無しさん@ピンキー
07/10/08 22:46:25 hzQYgtMA
>>244
【審議中】のガイドライン5時間目
スレリンク(gline板)

250:名無しさん@ピンキー
07/10/08 23:46:27 PQJZO00z
保管庫でさ、長編で2ページ以上に分かれてるやつって、なんか目立っていいな。
投下する時に、分割掲載希望、とか書いたらそうしてくれるかなw

251:名無しさん@ピンキー
07/10/09 09:56:17 Jq02neKO
涼宮ハルヒの演奏の続きはまだかいな。

252:名無しさん@ピンキー
07/10/09 19:09:23 tEG/MeE5
「一日団長」的なネタって無いの?
たまにはハルヒに命令する長門とかみくるとか古泉とかもみたいなぁ

253:名無しさん@ピンキー
07/10/09 19:51:08 dH8sEiYt
昨日ハルヒスレで、ハルヒと古泉の役職を入れ替えるってSSがあったよ。

254:名無しさん@ピンキー
07/10/09 19:54:32 ocjaaaZT
>>252
「脱衣オセロ」でも見るんだな

255:名無しさん@ピンキー
07/10/09 21:40:38 Nv3FyhYB
脱衣オセロの新作読むとやっぱ圧倒的な力の差を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……

256:名無しさん@ピンキー
07/10/10 00:05:12 OeRd0Cy6
>>243を見るとやっぱ圧倒的な癒しの光を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……(*´∀`)

257:名無しさん@ピンキー
07/10/10 01:49:13 vZMKN0RO
>>256
お前改変のセンス皆無だな

258:名無しさん@ピンキー
07/10/10 04:29:40 407av7hW
脱衣オセロはガチ

259:名無しさん@ピンキー
07/10/10 11:05:53 L72nZxis
ちょっとみくるっぽい声で萌えた
3次は途中で醒
URLリンク(www.yourfilehost.com)

260:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:21:36 Ng8ucx2K
学校のエロくないオススメSSは何?

261:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:30:27 6mvs2pQs
>>260
北高を出ようとか。

262:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:33:14 6qahRFNg
『古泉一樹のある種の罠』

263:名無しさん@ピンキー
07/10/10 20:41:15 Ng8ucx2K
>>261
サンクス、読んでみる

264:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:14:13 mZMxPOdw
空気を読まずにエロ分投下。
朝倉×キョンのバカエロですが、朝倉がアホ倉さんになっているうえに、キョンがSMチックに暴走していますので、
そういったシチュエーションが苦手な方や、キャライメージを壊したくない方はスルーヨロ。

変態佐々木シリーズの3P編はもうしばらく掛かりそうです。投げ出したわけじゃないんで、もう少し待ってくださいm(_ _)m

25レス予定。

『朝倉涼子のカウンセリング』

265:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:14:49 mZMxPOdw
いつかと同じような西日でオレンジ色に染まる放課後の教室。俺はその引き戸を開けた。
そこにいたのは、美少女委員長こと朝倉涼子だった。
「遅いよ」
「なんだ、またお前か」
「そ。予想通りだったでしょ。入ったら?」
「だが断る」
「ちょっ!!話が進まないじゃない!入ってよ!!」
いくら俺が異常事態に慣れっこになっているとはいえ、ここでノコノコと入るほどお人好しじゃない。
「誰が入るか。またあのコンクリ空間に閉じ込められるのはごめんだからな。だいたい何なんだこれは?新手のジョークか?」
「まったく疑り深いなあ。これはあなたが見ている夢よ、夢。ホラホラ、現実感ないでしょ?」
と、言いながら浅く腰掛けていた机でジャグリングを始める朝倉。
だが、マトリックスもびっくりな戦闘をやらかしやがった当事者の申告では説得力がないことこの上ない。
「どうせ嘘つくんなら、もう少しマシな嘘をつけ」
「いやだなあ。有機生命体ってたった一年でこんなにスれちゃうものなの?去年のキョン君は、もうちょっと可愛かったわよ」
宇宙人と未来人と超能力者からの保証書が付いた普通の人間でも、あのトンデモ団体に属してると、いやでも経験値を積まざるを得ないからな。
何より、お前に1年で2回も殺されかければ、人生経験としては十分すぎるほどだ。


「ふぅ、しょうがないなぁ。分かったわ。じゃあ一度目を覚ましてみてよ。それでもう一回ここに来たら、夢だって事が信じられるでしょ?」
その声と共にふと我に返って辺りを見回すと、目覚まし時計の夜光塗料があと数時間は惰眠を貪れることを示していた。
やれやれ夢か……って、えーと、今どんな夢見てたんだっけ?
再び睡魔に引きずられながら、だんだんぼやける意識のもとで必死に思い出そうとしていると、
今度は教卓に腰を掛けた黄色いチューリップのような笑顔から明るい声が降ってきた。


266:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:15:36 mZMxPOdw
「おはよう!」
「……お早くない。だいたい俺はゆっくり寝たいんだ。邪魔すんな」
いやいやながら教室の扉をくぐり、前列あたりの適当な椅子に腰を下ろす。もちろん朝倉とは、ある程度の距離をとりつつだが。
「じゃあこれが夢ってことは認めてくれた?」
「ああ、不本意ながらな。だが、せめて布団の中くらいはトラブルと無縁の空間にしてくれ。でないと酷使されっぱなしの心と体がくたばっちまう。
で?単刀直入に聞くが、今度はどんなトラブルなんだ?お前が出張ってきてるってことは、長門がやばいことになってるんじゃないだろうな」
「いいえ。トラブルが発生したのは、長門さんじゃなくてあなたのほうよ」
「どういうことだ。分かるように説明してくれ」
「いま自分でも言ってたじゃない。心が酷使されっぱなしだって。長門さんの観測で、あなたの頭部情報処理システムの深層領域におけるエラーデータが、
危険な水位にまで蓄積されていることが分かったの。それで私がその解消役に抜擢されたってわけ」

「エラーだと?またどこぞの情報生命体の仕業か?」
「いいえ。それなら長門さんが取り除けばいいだけだもの。私が呼び出される必要なんてないわ。
これはあなたたち風に言えば……そうね、ストレスの蓄積というべきかしら。
キョン君ってずっとSOS団で活動しているわよね。もちろんあなたなりに楽しい高校生活なんでしょうけど、
涼宮さんに深く関わって暮らすというのは、安全装置の壊れた核爆弾の上でダンスを踊るようなものだもの。
無意識下にエラーデータが蓄積するのは、有機生命体である以上避けられない現象だわ」
「ふん。ハルヒはそんなんじゃねーよ。あいつはただの我がままで傍若無人で強引で前向きで、ちょっとだけもろい普通の女の子だ」
「さすがね。キョン君の情報体には、あの涼宮さんのすべてを受け入れる能力がある。これは情報統合思念体にもないすごい力だわ。
でも、残念ながらあなたの体は通常の有機生命体なの。だから高度に発達した情報体に有機体の器が追いつかなくて、その接合部位に負荷が蓄積しちゃってるってわけ」
「体の頑丈さだけが取り得なんでな、にわかには信じがたいが……だいたい、俺のストレスなんて、お前らの得意技でちょいちょいっと消せないもんなのか?」
「うん、それ無理。あなたたちが大脳新皮質って呼んでる表層領域のエラーならなんとかなるんだけど、
キョン君の場合は情報体と有機体を繋ぐ深層領域に物理的な障害の兆候があるの。
この部分って構造がシンプルなだけに、私たちでも弄りようがないのよ」
「じゃあお前は、どうやって俺のエラーとやらを解消させるんだ?」

267:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:16:32 mZMxPOdw
「簡単よ。私を好きにして」
……パードゥン?何言ってんだこいつは?意味分からん。分かるやつはここに来て説明しろ!
「だーかーらー、私の体をめちゃくちゃにしていいって言ってるのよ」
ちっちっちっと、ハルヒのように人差し指を立てながら解説する朝倉。だが、こいつはどういう冗談だ?
「おーけー。情報伝達の齟齬は解消された。だがな、なんでそういう結論になるのか説明しろ」
「まったく。女の子が抱いてって頼んでるんだから、思春期の青少年らしく四の五の言わずに、ルパンダイヴのひとつもしてみせてよ。
だいたい、これって最初っから夢オチなのよ?こんなにおいしい話ってないじゃない」
ぷっと頬を膨らませる朝倉。その無防備な表情に一瞬ドキッとする。だが、ここでフラフラと心動かされてはこいつの思う壺だ。
「断る。どうせそうやってまたハルヒを刺激しようって腹だろ。そうは問屋がおろすもんか」
「違うわ。さっきから言ってるでしょ。問題になっているキョン君の頭部情報処理システムのエラーは、
情報体が制御している表層領域じゃなくて、有機体の維持を司る深層領域にあるの。
いわば人間の部分じゃなくて獣の部分ね。だから、そこのエラーを消去するには、獣性を開放する必要があるのよ。
それで私が、キョンくんに獣のように陵辱してもらうために、ここに派遣されたってわけ」
……言わんとしてることは、なんとなく理解できた。が……できたら他の選択肢も頼む。
「うーん、原始的な有機生命体の基本欲求って、くう、ねる、やる、の三つよね。
食うと寝るでエラーが解消しきれなくて今の事態になってるから、あとは『やる』しかないんだけど……
どうせならキョン君は『姦る』ほうがいいでしょ?もちろん『殺る』がいいって言うなら喜んで突き合うわよ?」
優等生委員長な笑顔がニヤリと歪む。あのー朝倉さん?その『つきあう』は字が間違ってませんか?
それはともかく、いくら清く正しい高校生活のおかげで星の数ほどの情熱を持て余しているとはいえ、
いきなり抱けといわれて、ハイじゃあお言葉に甘えて、と答えるほど落ちぶれちゃいない。
「それならせめて長門を呼んでくれ。お前が相手じゃ息子がブルっちまってな。正直、抱けって言われたって抱けるもんじゃない」
「うん、それ無理。もちろんこの計画が決まったら長門さんは即座に立候補したわ。でも、キョン君は長門さんを獣のように抱けないでしょ?」
獣のようにって言われてもな。正直やってみないことには自分の性癖なんて分からん。
「じゃあ質問を変えるわね。あなた、長門さんが輪姦されてたら参加できる?」
ふざけんな!たとえ手足を捥がれようとも断る!それに誰かをけしかけてそんなことしてみろ!お前の親玉を後悔すら出来なくさせてやるぞ!
「そんなに怖い顔しないでよ。ね、キョン君は長門さんが襲われているシーンを思い浮かべることすらできないでしょ?
それって深層領域の段階で拒否してるってことなの。でも、私にならできる。だって、あなたの深部メモリーにとって私は敵だもの」
何言ってやがる。そんなのとっくの昔に忘れちまったよ。
それにもしお前が誰かに襲われてたら絶対助けるさ。もっとも、お前が敵わない相手に俺が力になれるとは思えんがな。


268:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:17:17 mZMxPOdw
だいたいストレスの量なら、俺よりも仕事のある古泉や朝比奈さんのほうがずっと上だろ。まずは先にそっちを解消してやってくれ。
「ああ、彼らなら大丈夫よ。朝比奈さんは私たちから見ればまだまだ稚拙だけど、頭部情報システムの制御技術があるし、古泉君は森さんと、その……。
あ、あれはあれでエラーの解消に役立ってるんでしょうね!?やっぱり有機生命体って興味深いわ!」
無理やりっぽく浮かべられた笑顔と濁した言葉の先が非常に気になるが……あえて聞くのはよそう。幸せの形は人それぞれだ。
それにハルヒ自身のストレスは……聞くまでもないな。そのための古泉の機関だ。
「それもあるけど、古泉君が閉鎖空間と呼ぶ情報制御空間を発生させるほどのエネルギーは、現在、ほとんどあなたに向けられてるのよ。
依存しきっているといっても過言じゃないわね。何でこんな小容量の記憶装置で、あれだけの情報量を受け止められるのかしら?
ありえないわ。やっぱりスキャンするだけじゃなくて、頭部の有機体を直接調査してみるべきだと思わない?」
おい、ナイフを出すな。振るな。こっちに向けるな。よく聞いてりゃめちゃくちゃ恐いこと言ってるじゃねーか!

「まぁ冗談は横に置いといてっと。じゃ、さっそくで悪いんだけど、私に襲いかかって。ね、お願い♪」
置くな。だいたいお前は男の生理が分かってなさすぎだ。そんなに可愛くお願いされて襲い掛かるやつがどこにいる。
「ちぇーっ、そんなに私って魅力ない?犯るのっていや?わたしには思春期の男子が性行動を拒否する概念が理解できないんだけど。
だいたい私ってば良妻賢母人格をプログラムされてるのよ。だからばっちり床上手!
それに男性型インターフェイスが世界中から集めた娼婦のおねーさんの性技データとも同期を取ったから、
キョン君の想像もつかないような、すんっっっごいことだってできちゃうのに!まぁ私という個体は初めてだけどさ」
ブツブツと呟きながら足をブラブラさせる朝倉。お前、そのはっちゃけキャラだったらもっと人気出てたぞ?
「ふーんだっ。不特定多数の人気者なんて任務はもうこりごりだわ。私だって長門さんみたいに定点観測をしたかったんだから。
あなたは知らないでしょうけどね、長門さんの報告って、涼宮さんに関する事務連絡を除けば、あとはキョン君のものばかりなのよ。
まったく。情景をありありと思い浮かべられる身にもなってほしいもんだわ!」
いきなりプリプリ怒り出した朝倉は、唖然とする俺のほうをキッとひと睨みすると、教卓から飛び降りてツカツカと歩み寄ってきた。
「手!!」
「手?」
「そ。手を出してよ。ガブッてやっちゃうんだから!」
お前、なんだかハルヒに似てきたぞ。
「ひゅん、ひょうへいはわ」
ふん、光栄だわ、とでも言いたいようだが、噛みながらしゃべるんじゃありません。
んで、いったいどんなナノマシンを注入したんだ?どうせろくなもんじゃないんだろうけどさ。
「朝倉涼子謹製の急進的スペシャルブレンドよ。やっぱり長門さんのレシピじゃ甘すぎだわ。現場の独断で強硬に変革を進めちゃってもいいわよね?」
いたずらっ子の表情でニヤリと微笑む朝倉。だが、その目には揺ぎ無い決意がみなぎっていた。


269:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:18:23 mZMxPOdw
徐々に心臓の鼓動が早まり、頭がボーっとしてくる。なんだこれは?何をしやがった?くそっ媚薬ってやつか?
「媚薬とは少し違うわね。簡単に言うとキョン君の情報体の理性にあたる部分にちょっとだけ眠ってもらうことにしたの」
おい、俺の情報体とやらは、お前の親玉すら消せるハルヒパワーを受け止めてんだろ!それが暴れ出したらまずいって!
「うん。それは長門さんにも言われたわ。でもね、私はあなたの全てを受け止めたいの。これが私なりの贖罪。2度も殺そうとしてごめんね」
まるで仮面が崩れ落ちるように優等生な笑顔が歪み、その下から母親とはぐれてべそを掻く子供のような不安げな表情が現れた。
くそっお前だましてたな。本当はずっと心の中で泣いてたんだろ。
「大丈夫。あなたは明日の朝、起きた瞬間にすべてを忘れるから。だから、私がつけちゃった傷を返して。
キョン君の抱えているものを全部私に吐き出していいよ」
朝倉が手を伸ばし、イスにへたり込んだ俺の頭を胸にフワリと抱きかかえる。
その暖かい感触と包み込むような安心感に促がされて、俺の理性はまどろむように徐々に眠っていった。
遠のく意識を何とか保つために必死で顔を上げると、赤ん坊を覗き込む母親のような優しい瞳が俺を見つめていた。
そのあまりの美しさに見蕩れていると、視野がだんだんと狭まっていき、古いテレビを消すように、俺の中で何かがプツリと切れた。


頭を包み込む物体に手を伸ばす。フワフワと柔らかく優しい感触。
「ふふっ。ほんとに男子ってバストが好きよね。体操服に着替えると、みんな視覚スキャンをこことお尻に集中させるんだもの」
当たり前だ。これEカップくらいあるだろ?真面目委員長の癖にこんなデカい乳を揺らしやがって。
気にならない野郎がいたら神経科と泌尿器科に連れて行け。たぶん即座に入院手続きをしてもらえるだろうよ。
「ひどいなー。そんなことって、ぁんっ」
その言葉を遮るように、俺は朝倉の乳房をぐにっと揉みこんだ。
制服と下着越しでもその存在感は隠しようがなく、むしろセーラー服の硬い質感が興奮を倍化させる。
夢中になってぐにぐにと力を入れるたびに、まろやかな乳房は変幻自在に形を変え、突き立てる指を制服ごと優しく包み込んだ。
だが、しわくちゃになる布とは対照的に、朝倉の母性の象徴はいつまでもピンと指を弾き返してきた。
たまらなくなった俺が、一刻も早く生乳を拝まんとセーラー服に手を掛けると、
ビリッという音ともに北高セーラーに特徴的な胸当ての部分が縦に引き裂かれた。
っておい、俺ってこんなに力があったか?


270:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:19:11 mZMxPOdw
「あっんもう、乱暴なんだからぁ。でも、大丈夫よ。ここはあなたの夢だから、あなたが望むことは何でも起きるの。
一切遠慮しないで、思うが侭にどんどんやっちゃって。ふふっ、これがキョン君の願望か~。一生懸命でちょっと可愛い!」
お姉さんの笑顔で朝倉が俺の頭をいい子いい子するように撫でる。いささかご都合主義過ぎる展開に疑念を覚えたが、
破れた制服から覗く純白のブラジャーを目にしたとたん、そんな些細なことはどうでも良くなった。
そのブラは、こいつの真面目な性格に合わせるように素っ気ないほどのシンプルなデザインで、
余裕たっぷりな態度とは裏腹に羞恥でピンクに染まった朝倉の柔肌を鮮烈に引き立てている。
調子に乗って布地をさらに大きく引き裂き、その全てを露出させると、華奢なうなじと儚げな鎖骨の下には、
朝倉の一生懸命すぎる性格の一部を象徴するような自己主張の激しい乳房が潜んでいた。

デカい。ある程度予想はしていたが、実物は妄想をはるかに上回る大きさだ。
まったく、真面目で清楚な委員長というキャラクターには、あるまじき暴挙じゃないか。
俺はなぜか酷く裏切られたような思いで、朝倉のブラに手を掛け、その大きさに合わせて3連になったフロントホックを外そうと試みた。
が、こいつがなかなか手ごわい。しかも外そうとするたびに、窮屈に押し込められた胸がゆっさゆっさと挑発的に揺れるもんで、気ばかり焦ってしかたがない。
「あ、ちょっとまって、私が外してあげるから」
助け舟を出そうとする朝倉の手を払いのけるように、俺はその布地を一気に引っ張った。
歪んで壊れる金具。俺のその粗暴な振る舞いを、朝倉は媚びの混じった笑顔でたしなめた。
「も~大丈夫よ。私はいなくなったりしないから。焦らないで。ねっ、ゆっくりやろっ?」
朝倉の手が俺の髪をワシャワシャとかき回すたびに、豊かなおっぱいがブルンブルンと暴れまわる。
その迫力に呆気にとられて凝視する俺の粘りつくような視線に、さすがの朝倉も真っ赤になって顔を伏せた。

朝比奈さんほどではないものの、十分すぎる質量を持った乳房が興奮で荒くなった呼吸に合わせてゆったりと上下する。
朝倉の乳は、その真面目で清楚な容姿とは裏腹に、清らかさよりもおおらかさを感じさせる釣鐘型で、
美麗なまろみを帯びながら、半強制的に男の欲望を煽る魔性の魅力を秘めていた。
その生々しい乳に手を伸ばし、パン生地でもこねるようにゆっくりと揉みしだくと、
ずっしりとした量感を持つその物体は、牡丹雪のような儚げな感触で十指をフワリと暖かく溶かしんでいった。
だが同時に、初めて男を受け入れる滑らかできめ細かい柔肌が、果敢にも指の侵入を押し返し、瑞々しい張りを保った乳肉が指の間からぷにぷにとはみ出した。
そして、自在に形を変える朝倉の乳房は、手を離すたびに完璧なるアールカーブを保つ形状に戻り、誘うようにプルンと跳ねて、俺の理性をドロドロに溶かしていく。

271:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:19:56 mZMxPOdw
「はっんぁふぅぁっんっ、ふふ。好きなだけ揉んでねキョンく、んんっ」
教室で優等生な委員長の乳房に手をかけるというシチュエーションがいやがうえにも興奮を掻き立て、
俺は我を忘れて、その豊饒なる山塊を欲望の赴くままに揉み、つまみ、ねじり、そして、こねくり回した。
すると、最初は一生懸命な俺の様子を笑顔で見守っていた朝倉も、だんだんとその吐息に余裕がなくなり、
その興奮に比例するように、淡い桜色で少し大きめな乳輪の中心が自己主張するようにピンと立ってきた。

その控えめながらも妖しい美しさに引き込まれるように、俺は右手で揉み心地を堪能しながら、
もう一方の乳首に吸い付き、味覚や嗅覚も総動員して朝倉乳を味わってみることにした。
「ふぅぁっんっ」
初めて男から与えられる刺激によって、さすがの朝倉も処女雪の肌を真っ赤に粟立たせ、
同時に女の子にしか出せないフワッとした優しい香りが立ち昇る。
その清冽な香気は俺の全身に心地よい弛緩を誘い、舌をくすぐる仄かな甘みがジンジンと脳を麻痺させた。
そして、視界いっぱいに広がる象牙のような白い肌と、耳をくすぐるトクントクンという心臓のリズムが
俺の猛り狂う興奮を徐々に鎮めていき、朝倉の持つ陽だまりのような温かさが体の隅々にまで広がっていった。
その心地よさにつられて、まるで赤ん坊のように忘我の境地で朝倉の乳房にむしゃぶりついていると、
覚えているはずのない暖かな記憶呼び起こされ、不思議な安心感が心に沁み渡っていった。
心配という単語すら知らなかった原初の記憶。
訳のわからない感動が心の奥底から突き上がり、気がつくと、俺は数年ぶりの涙を流していた。

情けねえ。
慌てて口を離して涙をぬぐおうとすると、朝倉が俺の頭を胸にぎゅっと抱きかかえて、その行動を制止してきた。
優しい手が励ますように背中をさすり、柔らかい頬が俺の頭をゆっくりと頬ずりする。
ただ暖かく、心地いい空間。
呼吸をするたびに肺を満たす仄かに甘い香り。
心の棘が少しずつ溶けていく感覚。
絶対的な安心感に満たされた俺は、いつの間にか朝倉の胸の中でトロトロとまどろんでいた。


272:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:20:43 mZMxPOdw
ふと目を覚ますと、朝倉の大きく優しい瞳が目の前にあった。
「うふふ。キョンくん赤ちゃんみたいでとっても可愛い!おっぱいおいちかったでしゅかー?」
俺の気恥ずかしさを吹き飛ばすように明るく話しかけてきた朝倉が、母性本能全開のお母さんモードで頭を撫でてくる……
ぐおぉ!死にてえ!恥ずかしさのあまりに頭を抱えて悶えていると、朝倉はその姿すらも愛おしいと言わんばかりに、また俺の頭をギュッとだき抱えてくれた。
とたんに干したての布団のような優しい感触に包まれる。そのなんとも言えないフワッとした暖かさに導かれて、俺は不覚にもまたコトンと眠りに落ちそうになってしまった。
はて?俺ってマザコンの気でもあったのか?

慌ててブルブルと頭を振り、その疑惑を払拭するための反撃として、もう一回朝倉の桜色の乳首に吸い付いてみた。
「はーい、好きなだけ吸っていいでちゅよー」
母性本能に溢れる笑顔で、うっとりと顔を赤らめながら、おっぱいを差し出す朝倉。
だが、赤ん坊にこんな真似はできるまい。ちょっとした悪戯のつもりで、俺は朝倉の硬く立った乳首に軽く歯を当て、コリコリと甘噛みで責めてみた。
「きゃっ、んぁんっ。い、痛いよキョンくん、ちょっと、だ、ダメだってば、ぁん!」
いきなり余裕をなくして狼狽する朝倉。やべえ、やっぱりやりすぎだったか?

だが、一旦口を離した俺を咎めるような視線で睨んでくる朝倉の瞳には、非難よりも媚びと好奇心が溢れていた。
あれ?痛いんじゃなかったのか?俺がまじまじと顔を覗き込むと、朝倉は赤い顔をさらに真っ赤にして、両手で支えた右乳を差し出してきた。
「ごめんね。ちょっと驚いちゃっただけよ。はいっ好きなだけ吸って」
その目はどう見てもあらぬ期待に満ちてに輝いている。もしかしてこいつは、真面目で清楚な委員長にあるまじき属性を持っているのか?
ちょっと意地悪な気分になった俺が、ぴんと尖った乳首をつまみ、軽くひねってみると、朝倉はビクリと震えた。
「だ、ダメだよキョン君。女の子のおっぱいは粘膜並みに敏感なものなの。そ、そんな風にするようには、できてないのよ」
優等生の顔で諭しながらも、トロンとした瞳で絞るようにした胸をさらに突き出す朝倉。はいはい、よーするにもっと強くしてほしいんだな。
焦らすようにクリクリと乳首を刺激すると、さっきまでの余裕に満ちた態度から一転、朝倉は弱々しい困惑した笑顔を浮かべて荒い息をつきだした。
その庇護欲を大いにそそる表情に、暖かな愛しさがこみ上げてくる。
だが同時に、この清楚で真面目な委員長を滅茶苦茶に乱れさせたいというオスとしての好奇心が、活火山のように腹の底から湧きあがってきた。
一瞬の判定で、愛しさよりも好奇心に負けた俺は、手始めに朝倉の乳首を親指と人差し指でつまみ、ぐっと力を込めて潰してみた。
「かはぁぁっん」
ビクリと全身を硬直させ、白い喉を掻きむしるようにして悶える朝倉。しかし、男からは想像もつかない痛みを与えられているはずの委員長は、
それを制止しようとはせず、むしろ熱に浮かされたように潤んだ瞳が更なる刺激を要求してきた。


273:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:21:27 mZMxPOdw
そういうことなら、お望み通りにやらせてもらいましょう。
遠慮の必要がないことを確信した俺は、朝倉の左乳に吸い付き、唇で乳輪を支えながら、傷つけない程度に歯を立てて引っ張ってみた。
胸板から引き離されて無残な三角錐となった乳房から、被虐のフェロモンを多量に含んだ脂汗が噴出す。
雄の劣情を一瞬でレッドゾーンに叩き込む若雌特有の甘酸っぱい香り。
その吸引力に引き寄せられて、俺は空いている右の乳首をグリグリとひねり、
さらに乳房を引きちぎるように鷲づかみしながら、左乳首に容赦のない甘噛み責めを繰り返した。
「んぁっ、かはぁnあぁぁっ、あっあんン~」
切羽詰った雌の甘い悲鳴が獣欲を刺激し、破壊衝動に近い加虐心がマグマのように噴き上がる。
新雪の平原を踏み荒らすような高揚感と、真芯でボールを捕らえたホームランのような爽快感。
雌を嬲り尽くしたいという雄としての根源的な欲求が全身を駆け抜け、背骨に赤熱する鉄棒を突っ込まれたような興奮に突き動かされた俺は、
本能の赴くままに、飽きることなく朝倉の優等生乳を陵辱し続けた。

はじめこそ一責めごとに悲鳴に近いあえぎ声を上げながらビクンビクンと反応していた朝倉であったが、
次第に小さく「んっ」と何かに耐えるようなにくぐもった声を上げるようになってきた。
それは明らかに痛みに耐えるためではなく、それに付随する強烈な感覚を必死に抑えようとしている声だった。
羞恥と狼狽を隠す余裕もなく、下唇を噛みながら、キュッと健康的な眉を寄せて何かに耐える朝倉。
その必死で健気な表情に、飛び立つ練習をする小鳥を応援したくなるような暖かい感情がこみ上げてきた。
「朝倉、俺に我慢するなって言ったんだから、お前も我慢しちゃだめだ」
「でも……そんなのダメよ。今日はキョンくんに気持ちよくなってもらう日なのよ。私は目的がすべてなんだから、それじゃあべこべに……んっ」
一途で意地っ張りで真面目すぎる委員長に言うことを聞かせるのはこれが一番だ。
朝倉の真っ赤になった頬を両手で挟み、任務と感情の間でワナワナと震えるその唇を塞ぐと、
驚きで目を丸くしていた朝倉は、やがて決心したようにゆっくりと瞳を閉じた。
ついばむようなキスから、徐々に舌を滑り込ませ、全てを啜るような濃厚なキスに切り替える。
同時に、再び乳房に手を伸ばし、あらん限りの力で揉み潰すと、キュッと眉根を寄せた朝倉の目尻から、何かを吹っ切るような涙が溢れ出した。
俺はその金剛石の雫をキスで拾いながら、両乳からピンとせり出した乳首同士をグリグリとこすり合わせてみた。
「ひいぃぃっらめぇ~!ノイズが、情報がフローしちゃうぅぅ~~!!」
とたんにガクガクと震えだす朝倉。これが弱点か。さらに指先に力を込めながら、硬く尖った乳首を回転させるようにこすり合わせ続けると、
すがりつく様に強く俺に抱きついていた朝倉は、すぐに俺の名前を叫びながら、硬直するようにビクンと震え、やがてくたりと全身の力を抜いた。


274:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:22:17 mZMxPOdw
「あれ?え!?ちょっと!?ど、どうしよう!?」
数分の絶頂による気絶から帰ってきた朝倉は、エヘヘと照れ笑いを浮かべて、思い出したようにselectやらenterやらと高速言語でぶつぶつと呟いていたと思ったら、
急に財布を落としてしまった小学生のように、今にも泣きだしそうな顔でオロオロと慌てだした。
「どうしたんだ?よう分からんが、とりあえず何が起きたのか教えてくれ」
「あ、あのね、その、切れちゃったみたいなの。私たちって常に思念体と微弱なコンタクトをとってるんだけど、いま、それが通じてないの。
長門さんが途中で介入してこないように、ここは他のインターフェイスが全精力を注いで作った情報操作空間だから、わたし単体の情報処理能力じゃとても……。
どうしよう!?もしかしたら私たちここに、閉じ込められちゃったかもしれないわ!?」
大人びた優等生の雰囲気が完全に消え、迷子の子供のように不安げに目に涙を溜める朝倉。どうやら緊急事態らしいが、その可愛さに思わず笑みがこぼれる。
まあこういう時にオロオロしたところでなにも始まらんってことは、この1年で十分すぎるほど学習したからな。とりあえず、朝倉にも落ち着いてもらおう。
「でもここは基本的に俺の夢の中なんだろ?じゃあ時間になれば、妹がいやでも起こしてくれるから心配無用だ。
どっから覚えてきたんだか知らんが、あのアホウはこのところプロレス技を駆使してきやがるからな。
それに、長門だって去年のクリスマス以来、親玉から距離を置いても、けっこう上手くやってるみたいじゃないか。
まぁ時々ポカをやらかして喜緑さんに怒られてるみたいだけどな。どうにかなるさ」
おずおずとした上目遣いで俺を見上げる朝倉の可愛さのあまり、つい妹にするように頭をワシャワシャと撫でていると、
くすぐったそうにしていた朝倉は、長門の名前を耳にしたとたん、ムムッと眉を吊り上げて目を輝かせ、一転して顔を蒼ざめさせた。うむ、喜緑さんの名前は禁則のようだな。
「そ、そうよね。長門さんに出来て、私にできないってことはないわよね。いつまでもバックアップじゃないってとこを見せてあげるわ!」
しばらく逡巡していた朝倉は、決然とした表情でニッコリと俺に微笑みかけてきた。
それはいつかの朝の坂道で挨拶をしてきた時と同じ委員長の笑顔であったが、同時に、一瞬呆気に取られるほど晴れハレの笑顔でもあった。
これが自然体の朝倉か。去年の春や冬の記憶が強烈すぎて本来のこいつを見失っていたが、
そう言えばこいつは、入学初日からクラスの中心になっちまうような明るさを持ってたんだっけな。


275:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:23:03 mZMxPOdw
その朝焼けの空のような笑顔に見蕩れていたら、次の瞬間、また何かを思い出したらしく、朝倉は怒られてシュンとしたシェパードのような表情で俺を見上げてきた。
「それと、とても言いにくいことなんだけど……私、変なバグを抱えてるみたいなの」
これ以上は無いくらいにドヨーンとした声音で落ち込む朝倉。まったく笑ったり凹んだり忙しいやつだ。
情報をメインに進化を遂げてきたこいつらにとって、バグってのは致命的な意味を持つんだろうが……。
落ち着いてそのバグとやらを言ってみな。たぶん有機生命体には当たり前の現象だから。
「うん、あのね、わたし……最初はキョン君にバストをぎゅってされると、嬉しいけどとても痛かったの。
でも、だんだん『嬉しい』だけじゃなくて、『気持ちいい』が『痛い』を洗い流すようになってきちゃって……。
気がついたら、いつのまにか『痛い』がなくなって、直接『気持ちいい』に変換されるようになっちゃったの。
これって私の個体特性!?変だよねこんなの?私がバグ持ちってことなんでしょ?」
俺に愛想を尽かされるとでも思ったのか、朝倉は怯えたリスのように震えだした。
こいつらがどれだけ人間を研究してるのか知らないが、こういうことは耳学問じゃ理解できないからな。たぶんエラーとして自動的に消去されちまう類の情報なんだろう。
分からないなりにも、それを感知できたってことは、朝倉は今、急速に人間らしくなってきてるってことだ。だとしたら、喜ぶべきことだぜ、それは。
「安心しろ。そいつは多分マゾヒズムってやつだ。一般的かどうかは分からんが、痛みが快感になっちまうってのは、人間には往々にしてあることみたいだぞ」
「マゾヒズム?これがマゾなの!?」
いきなり昼夜が逆転したように、パッと明るい表情になる朝倉。おいおい、そんなに喜ぶことか?
「だって、私がマゾ女ならキョン君をご主人様って呼ばなきゃいけないんでしょ?
中田氏奴隷に堕とされた私は、どんなに誠心誠意ご奉仕しても、5箱200円のティッシュ代を節約するためだけの生オナホとして扱われるよね?
心身のすべての捧げてお仕えするマゾ穴と、それにチンポミルクでご褒美をあげるご主人様というのが、有機生命体が追い求める理想の男女関係なんでしょ!?
喜緑さんがループの夏休みを目一杯使って解析した結果なら間違いないはずだわ!」
目をキラキラに輝かせて、興奮した口調で叫ぶ朝倉。
……えーとさ、お前が素直な良い子だってことは、よーーく分かった。だがな、ちょっとだけ人を疑うってことも覚えようぜ?
しかし、俺の真摯なツッコミはまったく耳に届いていないようで、初めて魚を釣った小学生並みに
はしゃぎまわる朝倉は、呆れ顔の俺を気にもせず、膝立ちですり寄ってきた。


276:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:23:50 mZMxPOdw
「ご奉仕の基本っていったら、やっぱりフェラよね?」
イスに浅く腰掛ける俺の股の間までやってきて、はにかみ笑いを浮かべながら、おずおずと許可を求めるように上目遣いで見上げてくる朝倉。
何というかもう突っ込みを入れる気にもならん。好きにしてくれ。
俺がゲンナリと肯くと、美少女委員長はクリスマスプレゼントの封を開ける子供のように目を輝かせながら、
ガチガチにテントを張ったズボンのベルトをカチャカチャと外した。
そして、俺自身も信じられないくらいに硬化した愚息をトランクスから引きずり出すと、
鈴口にご挨拶のフレンチキスを施し、ニコニコ顔のまま、ぱくりとむしゃぶりついてきた。

キュッと締め上げるような柔らかい唇と、蕩けるように暖かい舌がムスコにネットリと絡みつく。
他のインターフェイスが世界中の娼婦から集めたエロ技データベースと同期を取ったというだけあって、
朝倉の唇は絶妙のテクでジュポジュポといやらしい音を立てながら竿をしごき始めた。

夕暮れに染まる教室で、いつもは退屈な授業を受けるだけのイスに腰掛けながら、床にひざまずいた真面目な委員長にフェラをさせる。
健全な思春期男子なら一度は妄想するであろうそのシチュエーションは、楽しそうにストロークする頭に合わせて、
理想的な釣鐘型の乳房がたゆんたゆんと揺れることで、息を呑むようないやらしさを醸し出していた。
まるで楽器を奏でるようにフェラをする朝倉は、ハラリと頬に掛かる長髪を時々耳にかき上げながら、真剣な表情で愚息を喉の奥まで吸い込み、
媚びを多分に含んだ上目使いで俺を見つめつつ、唇を窄めてゆったりとした擬似ピストンを繰り返す。
笑窪のようにキュッと窄められたその頬には、愚息が突き込まれるたびに亀頭の形がくっきりと浮かび上がり、
数本の黒髪が上気した頬に唾液でベッタリとこびりつくことで、異様な色気をかもし出している。
俺の食い入るような視線に気付くと、いいことを思いついたというようにニコッと微笑んだ朝倉は、
器用にもシャフトに舌を這わせながら、ポケットから青いゴムを取り出し、豊かな黒髪を一本にくくった。


277:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:24:36 mZMxPOdw
そこに現れたのは、夢にまで見たポニーテールフェラだった。
グンと更に反りあがる愚息の反応を見て、再びエンジン全開で嬉しげにチュポチュポと咥える朝倉。
その頭がリズミカルに前後するたびに、反則的なまでに似合っているポニーがピョコピョコと左右に跳ねる。
そして、テールの下からは、興奮で桃色に染まった細いうなじがのぞき、まとめきれなかった後れ毛が儚げに揺れている。
さらには、ぐぼっと勢いよく喉奥まで息子を咥え込むたびに、鎖骨あたりまで跳ね上る毛先が墨痕鮮やかに朝倉の肌の白さを彩り、
ゆるゆると味わうようにあごが引かれるたびに、フワリと散った黒髪と水色の襟のコントラストが目に眩しく映る。
キュッと一本にまとめられた黒髪ロングの清楚さと、ショートカットだけに許されるはずのうなじの健康美。
それらの初々しい美しさが、淫蕩で媚びを多量に含んだ火照るような視線によって逆説的に強調され、
夕暮れに染まる教室で真面目委員長の顔にグロテスクな愚息を突き入れているという現実を生々しく浮かび上がらせた。
清楚さと健康美と淫靡さがまったく矛盾すること無く並立し、お互いに引き立てあう。
これはポニーテールにのみ許される女性美の極致であり、同時に、これこそがまさしくポニーテール属性持ちにとっての桃源郷だった。

その余りの美しさに、思わずその穢れなき房を両手で掴むと、俺は股間に向けてぐっと引き寄せた。
必然的に喉の最深部までシャフトを食い込ませることとなった朝倉は、一瞬驚いた表情で俺を見上げ、
すぐにトロンと潤んだ瞳をゆっくりと閉じた。
ポニーテールを鷲づかみにして、清楚で一途な委員長の顔を犯す。
いままで妄想すらしえなかったシチュエーションに、突沸するような興奮に煽られた俺は、
ポニーテールを掴んで頭を固定すると、中腰になって朝倉の小さな口に容赦ないピストン喰らわせていた。
さすがのインターフェイスの目尻からも大粒の涙がこぼれ、ぐぼぐぼという苦しげな喉音を立てる。
だが、俺を見守るように上げられた朝倉の視線には、全てを包み込むような優しい光が溢れていた。


278:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:25:25 mZMxPOdw
「朝倉っ!!!」
その無垢で穏やかな瞳に釣り込まれた俺が愚息を喉奥から引き抜きぬいた瞬間、
脳の一番深い部分から搾り出された欲望が、精液となって生真面目な委員長の顔に降り注がれた。
顔面シャワーという言葉通り、まるでシャワーを注ぎかけるような射精。
それは驚いて目を瞑った委員長の理性的な顔だけでは飽き足らず、まるでトリートメントでもするかのように、
朝倉の豊かな黒髪にべっとりとこびり付き、その一本一本を包み込むように、ヌルヌルと絡み付いていった。

口内に絡まる半固形の白濁を朝倉が息苦しそうにコクリと飲み干すと、その反動できっちりした髪の分け目に溜まっていた
スペルマが少しずつトロリと流れ出し、ブクブクとした泡を形作りながら前髪の先から糸を引いた。
そして、そのこってりした白濁液はうっとりと目を閉じる朝倉の健康的な眉を汚しながらゆっくりと流れ、
すっと通った鼻筋で分かれながら、桃色に上気した頬を伝って、卵形に整ったあご先からポトポトと垂れ、豊かな胸の谷間に汚らわしい栗の花を咲かせた。

その壮絶な光景に息をするのも忘れて魅入っていると、朝倉は吸い込まれそうな微笑を浮かべながら、顔中に広がった白濁液を指で集めては、一本一本丁寧に舐め清めていった。
そして、深い胸の谷間に貯まった子種汁を指で乳首なすりつけ、挑発的な視線を俺に送りながら、セルフパイ舐めで美味しそうに処理していった。
さらに、髪全体がむせ返るような栗の汁でヌルヌルになっていることに気付くと、ちょっと困ったような表情を浮かべて、
ポニーテールを梳くようにして精液をかき集め、その手のひらに溜めた半固形のミルクを
三々九度の杯を干すように、ずずっといやらしい音を立てながら啜ってみせた。
そして、白い喉をコクリと鳴らすたびにビクビクと体を痙攣させていた朝倉は、最後の一滴まで飲み干すと、
ポワンとした夢見心地の瞳のまま、ぱたりと倒れた。っておい!大丈夫か、朝倉!?


「キョンくんの半数体型有機情報子って凄すぎね。匂いだけでもオーバーフローを起こしそうなのに、
粘膜から直接摂取した瞬間に暖かいエラーが対数的に溢れてきてフリーズしちゃったの。
私ってばエラーでハングアップしたのに、なんでこんなに嬉しいんだろう?もしかして、これが感情って言うやつなのかしら!?」
精飲で絶頂に達した朝倉は、幸せそうな気絶から帰ってくると、意味不明な単語を並べ立てながら、キラキラの笑顔を浮かべ……
「それにしても、ずるいわ長門さんったら。いくらキョンくんがティッシュ捨てたものとはいえ、こんなにすごい情報素子を独り占めするなんて。
現在進行形の分は譲るけど、待機モードだった頃と同期して、キョンくんが中学時代に1日3回休日7回を日課としていた分は、私が貰ってもいいわよね?」
……トンでも発言をぶちまけやがった。えーと……一部は聞かなかったことにするから好きにしてくれ。


279:名無しさん@ピンキー
07/10/10 22:26:16 mZMxPOdw
「うふふ、ありがとう。それにしてもポニーテールがヌルヌルだわ。ここでカピカピになってる分だけでもすごい情報量だけど……
えーと、あなたの頭部情報処理システムのエラーは、まだまだたくさん残ってるみたいね。
ほんとは何回かに分けて除去する予定だったんだけど、思念体とはリンクが切れちゃってるから、
今のところこの空間から脱出する術はないし……仕方がないから今日一日で全部処分しちゃいましょう!」
嬉しそうな悪戯っ子の笑顔で、さも当たり前のように宣言する朝倉。
俺としては教室で美少女委員長にイラマチオでぶっカケただけで、十分すぎるくらいにストレス解消になったんだが、そのエラーとやらは、あとどれくらい残ってるんだ?
「うーんと、そうね。今の情報量から概算すると……どんなに少なく見積もっても3桁分はあるわね。
どうする?このままべちゃべちゃカピカピになるまでポニーテールで髪コキしようか?」
……さ、3桁ですと!?あまりにも論外な数に俺が呆然としていると、それを質問に対する否定と受け取ったのか、朝倉は勝手に話を進め出した。
「あ、やっぱり他のシチュエーションを試したい?そうね、じゃあ、こんなのはどうかしら?」


その声と共に、周囲の景色がサラサラと崩れたと思ったら、気がつくと俺たちは校庭のど真ん中に立っていた。
どこからともなく聞こえてくる一番鳥の鳴き声と、まだ少し暗い西の空。これっていったい……?
「あ~気持ちがいいわ。朝の校庭は!」
うーんと大きく伸びをする朝倉。っておい!!ここでそのネタもってくるか?しかもなんでブルマに着替えてんだ?
「いいじゃない。どうせ青姦するなら、こういうところで思いっきり犯らなきゃ」
いつかの登校中に声をかけてきた時とのように、明るくハキハキと答える朝倉。
ちゃっかりスペルマも拭ったすがすがしいポニーの笑顔が朝日に照らされた校舎に映える。
シチュエーション的には、まだ誰も来ていない朝の校庭でおっぱじめようってことか?
いやいやちょっとまて、突っ込みどこはそこじゃないな。だいたい俺は青姦がしたいなんて一言も言ってないぞ?
「まあまあ細かいことは気にしないで!予感を信じて、さあ走ってみない?」
をい。お前明らかに自分の趣味でやってるだろ?
「ほーらっ、グダグダ言わない!この太ももを欲望の赴くままにめちゃくちゃにできるのよ?」

そう言いながら朝倉は、ピシャリと自分の太ももを叩きつつ、校庭の真ん中に四つん這いになってみせた。
雌豹のポーズで下向きの弓なりになった腰の滑らかなアールカーブが、きゅんと突き上げられた安産型の臀部へと続き、
綺麗な弧を描きながら女性特有の丸みによって究極の曲線美を織り成している。
そして、その頂点に位置するたおやかな桃尻は、あとほんの少しでも大きかったら下品になってしまうギリギリのところで踏みとどまり、今にも蕩けそうな爛熟の危うさを漂わせていた。
さらに、半強制的に雄の劣情を誘う逆ハートの肉塊から立ち昇る小悪魔的な魅力は、裾をきちんとブルマに入れることで細さが強調された腰へと収束し、
キュッとくびれた腰から豊かな臀部にかけてのラインが、青い果実の清純さと、濃密で艶やかな女性美という背反する二律の共存を許していた。


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