07/09/25 10:18:13 R2T8VaiC
「先生遅いね」
ここは鈴木商店高校宿直室。
今現在、ここに寝泊りしている教師の姿はなく布団を羽織った色白の少女と和装の少女の二人の姿があるだけだった。
「え?うん、そうね」
和装の少女常月まといは少し驚いたようにして答えた。
本来ならここに住んでいる教師と行動を共にしているのだが毎度の騒ぎで見失ってしまったのだ。
話し掛けてくるなんて滅多に無いのに。
「ねぇ…」
色白の少女、小森霧は押し入れから這い出し話し掛けてくる。
「なによ…」
まといは彼女のことがあまり好きではなかった。