【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part9【改蔵】 at EROPARO
【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part9【改蔵】 - 暇つぶし2ch100:名無しさん@ピンキー
07/09/25 22:47:22 3hTiD5oB
支援

101:日塔家にて④
07/09/25 22:50:19 R2T8VaiC
『ずん、ずん、ずんっ』
芽留のちいさな身体が激しく揺れる。
何度も突き込まれ、その目の焦点はあっていない。
『ア、ア、ヴッ、アッ』
芽留の身体は既に脱力しきっており、携帯もその手から離れ、タイルの上に転がっている。
「くっ」
『ア、アッ、ヒッ』
望は絶棒を引きぬき、精を芽留へと向け放出する。
『ア、ア、アツイ…』
芽留の身体が白濁に染まる。

「さて」
望は奈美の方に向き直る。奈美は少し怯えているようだ。
「これでも、しますか」
望の目の色が変わる。
どこか頼りない、でもすごく落ち着ける、優しい目…
奈美はすっと立ち上がり
「お願いします。あの、でも」
「はい」
「優しく、してください」望は微笑み、頷いた。

「んんっ、はっ入りました?」
「まだです。奈美さん本当にいいんですか」
「いいんです、先生なら私…」
望は腰に力を込め絶棒を押し進める。
『ずぷ、ずぷ、ぷ、ちっ』
「あぁあぁあっ、先生ー」
「日塔さんっ!」
『ずん、ずん、ずんっ』
「あ、せあ、痛い、痛い、痛いー、先生、痛いよー」
「日塔さん、もう少しだからっ」
「はっ、痛、先生ー」
奈美の顔が顔前にせまる。「先生、好きっ、好きぃ!大好きっ!普通っていわれたっていいっ!先生のこと大好きなのーーー!」
「くっ」
望と奈美は同時に果てた。



102:エピローグ
07/09/25 23:12:08 R2T8VaiC
宿直室。
藤吉さんの当番日を終え、交が帰ってきた。
「なんかすげー疲れてんな今日休みだったんだろ?」
望は机に突っ伏していた。「ええ、今日は少し生徒の相談役をしましてね。なれないことをすると疲れるものなのですよ」
「ふーん」
ここ最近色んな事がありました。
もうしばらくはそっとしておいてほしいものです。

<ぶれぶれぶれぶれ>

「おーい、携帯鳴ってんぞー」
「はいはい」
メール着信、相手は芽留からだった。
確か音無さんはあのまま日塔さんの家に泊まるんでしたよね。
メールの内容をみて、望は青ざめた。

[おいハゲ、来週、オマエんトコに押し掛けてお泊り会してやるよ。うれしいだろ。バックレたりしたらわかってんだろーな]
そして本文の最後には参加メンバーの名前が書いてある。


参加者
小節あびる・小森霧・常月まとい・木津千里・加賀愛・日塔奈美・音無芽留


望はもはや絶叫する気力も失せていた。



THE END




103:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:13:01 1E/fG1kr
これだけの量を携帯で打ってるってのがすごいな
すでに携帯SS耐久レース状態だな

104:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:14:18 ZEObPJAx
GJ

この時間まで起きていた甲斐があった。
勝手に続編を期待しますw

105:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:15:29 TVmzOxa9
書きながら投下はマナー違反

106:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:16:32 8aYlxqCb
まあやっぱり書き溜めで投下したほうがいいよ。その間他の職人が何もできないから

107:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:20:03 xlyWB+Cb
42さん、最後までGJでした。こんな感じの作品好きなので、次の作品も期待して待っています。

108:42 あとがき
07/09/25 23:28:13 R2T8VaiC
リアルタイム執筆、通算二時間弱を使いスレを汚してしまいました。

日塔家にて、これにて完結です。
これにて三部作完結とさせていただきます。
というかネタ切れです。
リアルタイムなんでシチュがコロコロ変わりまして、書いてて楽しかったです。右手が結構痛いですがw

あらすじの段階では日塔家の濡れ場は奈美の部屋だったし、芽留もあんなことにはならなかったはずなんですよねw


ハーレムENDはネタが出て書く気力があればいつか…書きたいなと思います。


では創作意欲が湧くまでまたロムに戻ります。

読んでくださった方、スルーしてくださった方、感想くれた方。感謝の気持ちで一杯です。
お疲れさま&ありがとうございました。

最後に
『絶望した!SS書きで貴重な休日を全て費した自分に絶望した!』



109:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:37:58 53H7urc3
絶望した!あびると先生のセックスと思いきや、偽者とのセックスだった事に絶望した!

110:名無しさん@ピンキー
07/09/25 23:43:56 2OjyKm1m
>>42
乙です。エロくてよかったw。GJ。
ただ、リアルタイムは好まない方が多いので書き溜めて投下したほうが
いいかもですね~。
>>109
あれ、俺が。
あびるのHでハァハァしたのに、影武者とはw
>>90
全く飽きないです。展開いつも気になってます。期待っ。

111:名無しさん@ピンキー
07/09/26 00:13:46 RjxP+AVu
あびると先生のSS希望

112:名無しさん@ピンキー
07/09/26 00:21:14 z07uaPY1
真昼の人のSSがそろそろ核心に迫ってきた件。
命兄さんが切ない。・;+゜・(ノД`):・゜+:・。

113:42
07/09/26 00:36:42 4Bj4xCdD
夜はまだまだ終わらない。しつこくスイマセン。
寝ようとしたらネタが湧いてきてしまったものでw

リアルタイムではスレの皆さんに迷惑かけて申し訳ないです。
当然、書き溜め方式で投下します。

もう少しだけお暇な方はお付き合いくださると嬉しいです。


114:絶望の宴~序章~
07/09/26 00:45:09 4Bj4xCdD
糸色望は覚悟を決めていた。
今日は千里主催の宿直室懇親会。
懇親会と言えば聞こえが良いが実態は単なるお泊り会である。
しかも参加メンバーが可符香に言わせれば「お手付き」な娘達。
ただでさえ騒がしいクラスなのに…望は机に突っ伏した。
交は風浦さんに任せましたし、今日は私以外に学校に残るものは居ない。
「ふぅ…」
逃げ場無しですねぇ。
逃げ切れるはずなとありませんしね。

トントン。
ノックの音。
望は今一度覚悟を決めた。
「それでは―乾杯!」
千里の音頭で宴は始まった。
当然お酒はご法度なのでジュースとお菓子での宴会。
形式上、主役のはずの望は部屋の隅で一人スルメをかじっていた。
「先生」
声の方を振り向くとあびるがいた。
「小節さん、楽しんでますか」
心にも無いこと平気で言う。望お得意の会話術だ。
「私を抱いた先生は影武者だったですよね」
ぶっ
不意打ちをくらい望は茶を吹きだした。
さっきまで騒いでいた皆もこちらを凝視する。
あびるを事あることに抱いていたのは望の影武者だった。
因みに影武者本人は問題が発覚してすぐに行方不明となった。
そういえば桃色ガブリエルの根元が若干盛り上がっている気がするが気のせいだろう。
「結構ショックだったんですよ」
クールなトーンであびるが続ける

「やり直し、したいなぁ」
長い、長い、夜が始まる。



115:名無しさん@ピンキー
07/09/26 00:47:00 RjxP+AVu
寝ようと思ったのにどうしてくれるだァーー!!!
くそ、全部終わるまで全裸で待機してやる

116:絶望の宴~小節あびる~
07/09/26 01:34:54 4Bj4xCdD
「先生、こっち向いてよ」
こうなる事は予想できていた。
しかしあまりにも展開が急すぎる。
望は観念したのか向き直り
「小節さん、影武者の件は本当に申し訳ありませんでした。しかしそれとこれとは別の問―むうっ」
あびるの唇が望の唇に触れる。
軽い、触れ合う程度のキス。
あびるは望の目をまっすぐ見つめていう。
「何も問題なんてありませんよ」
望は、折れた。
「ここは影武者と変わらないのねー」
さり気なくショックの大きい事言わないでください、
と言いたくなったがあびるの心境を察し言葉を飲み込んだ。
『ん…』
あびるの唇が絶棒に触れる
しかし、妙だあびるがこんなことをしているというのに他の皆は今まで通り会を楽しんでいる。
何名かはこの情事に目を向けているようだが。
望は違和感を覚えたがすぐに快感によって掻き消される。
『ちゅぶっ、ぴちゅ、ぱふっ』
口を、胸を使い奉仕するあびる。
『んっ、ふっ、ふっ、ちゅ』
影武者に仕込まれただけあってとてつもない快感を望へとあたえている。
『ちゅぽん』
「先生っ、気持ち良かった?」
「ええ、まあ」
悔しさからか悪態をつく望。
「ふぅん、そんな態度とるんだ」
そういうとあびるは望にまたがる形になる。
「まだまだ…いくよ…時間もないしね」
『ふっ、ふぅ、ううぅん』すっぽりとあびるの膣内に絶棒が埋まりきってしまった。
「ううっ」
望の顔が快感によって歪む。
『いきますよ、せ・ん・せ・い』
『ぱん、ぱん、ぱぁん』
今までに感じたことのない激しい快感に望は限界を迎えていた。
『あっ、あっ、あっ、先生もっと…』
あびるが喘ぐ、動く。まるで何かをぶつけるように。
「くっ…もう出る」
その瞬間あびるはすかさず絶棒を引きぬき、自らの口で包み込む。
大量の精があびるの口内に注がれていく。
「ふふっ、先生…何か可愛い」
口元から精をのぞかせあびるが微笑む。
望の完敗であった。
しかしあびるは物足りなさそうに望の絶棒にすりよってきた。

117:絶望の宴~時間~
07/09/26 01:39:28 4Bj4xCdD
「そこまで!」
千里の声が響く。
「時間よ小節さん」
「えーもうおわりー?」
あびるが不満を漏らす
「時間…?」
望が呟く。
「そう、時間です。これだけの人数で先生の懇親を行うのだからタイムスケジュールはきちっとしないとね!」
そうだった。
これは千里主催の懇談会。こういうパターンになるのは必然だったのだ。
「何という…私自身の意志は一体どこにあるんでしょう?」
隣ではあびるが渋々と服を着ている。
どうやら皆了承済みのようだ。
ふと望の横に小さな影ができる。
そこには音無芽留が立っていた。
携帯のディスプレイを誇らしげに望にかざす。


[この前のリベンジだ、覚悟しろよ。ハゲ]




118:42
07/09/26 01:44:05 4Bj4xCdD
はい、パターン通りw

本日はここまでです。
一日2~3話ペースで上げていけたらいいなとおもってます。
あらすじもくそもなく、もはや行き当たりばったりですけどw

119:名無しさん@ピンキー
07/09/26 01:46:03 KuN5UAqo
これはwktkするしかないじゃないか!

120:名無しさん@ピンキー
07/09/26 02:03:56 kbNl0UJY
何という神!!

121:名無しさん@ピンキー
07/09/26 06:05:59 222ZgQsD
しかし影武者め。まさか本番までしてないだろうなwww

122:名無しさん@ピンキー
07/09/26 06:52:14 9sHxZOKo
42さん、またしてもGJ!!な話ありがとうございます。続きも楽しみにしています。

ところで、桜の木の下には死体が埋まっている、という噂は本と

このあとは血で汚れていて読めない。

123:名無しさん@ピンキー
07/09/26 07:53:47 N/P4n6HW
コーヒーこぼしただけじゃない。

124:42
07/09/26 09:00:19 4Bj4xCdD
朝、会社に行くと機械が止まっていた…

深夜に書き溜めたやつ、投下いきますー


125:絶望の宴~音無芽留~
07/09/26 09:08:47 4Bj4xCdD
芽留は望の前に屈むと再び携帯を突き出す
[今度こそヒィヒィいわせてやる]
芽留の小さな口が望の絶棒を包む
『れろろ、れろっ、ちゅ』芽留のフェラが望の絶棒を再び湿らせる。
しかし望の反応は小さかった。
芽留が上目遣いで望を見やると同時に望が口を開く
「いけませんね音無さん、最近の若者というのは少し基礎を覚えただけでその技術を習熟したと勘違いする人が多いのです!スノーボード等が良い例です。時に音無さんあなたも勉強不足のようですね。フェラというのは…」
望が芽留の頭を掴む。
「こうやるのですっ!」
『じゅぶっ!がしゅっ、がしゅっ』
『オブァ、グェ、ゲウッ』芽留が苦しそうな声を上げる。
しかし望は容赦しない
『ハブッ、グブゥ、ゥッ』
芽留の瞳からはとめどなく涙が溢れている。
さすがに皆、やりすぎでは?という目線を望に送る。
いや、一人だけ羨望の眼差しを向けている娘がいる。
あびるである。
まるで大好きなしっぽを見るような目でこちらを見ている。
望は心中で苦笑した。
こつん。
『ングヴゥー』
どうやら芽留の喉奥に絶棒が当たってしまったらしい。
芽留が口を放し咳き込む
「コボ、ゴホッ、ゴホッ」芽留が望を睨む。
望は芽留を見据えて言う。
「リベンジするんじゃなかったんですかぁー」
小学生かよ。
千里は突っ込みを入れたくなった。

望vs芽留2回戦である。
いわゆる駅弁状態になり望が芽留を突き上げる。
芽留も腰を振ってはいるのだが望には効果がない。
「アッ、アッ、アッ」
芽留の声が高まる
「ゥツ、アッ、クゥ」
芽留はもはや自分を保つこともままならなかった。
そして。
「アウゥッ、アーッ」
芽留は果て、そのまま気絶してしまった。
「ふぅ」
さすがの望も攻めっぱなしで疲れていた。
「あ、あの…」
「ん、次はあなたですか」
「すいません、私なんかじゃダメですよね、すいません、次の人に…」
駆け出そうとする少女加賀愛の手を望が掴む。


「ダメじゃありませんよ。先生、ひかえめな娘は大好きです」



126:絶望の宴~加賀愛~
07/09/26 09:16:35 4Bj4xCdD
「し、失礼します」
愛が望の顔前に跪く。
『んちゅ…ん、ふぁ』
やさしく温かい包み込むようなキス。
望は愛の秘所に手をやる。
『くちゅっ』
『ひぁん』
可愛い声をあげる愛。
『くちゅ、んちゅ、じゅぷん』
秘所を愛撫しながら濃厚なキスを続けるふたり。
今までとは完全にタイプの違う懇親だ。
『ふぁ…ん』
二人の唇が離れる
望が愛の耳元で囁く。
「いい…ですか?」
愛が耳まで真っ赤にして答える。
「は、はい、でも、あの」
「?」
「や、やさしくお願いします」
「わかってますよ」
望は愛に再びやさしくキスをした。
『あ、んぅん』
ゆっくり腰を沈める愛。
望もゆっくり腰をあげていく。
『ずぷんっ』
絶棒が秘所に吸い込まれてゆく
『ふぁ、痛っ、んくんっ』
「大丈夫ですか?」
「だっ、大丈夫です。それより」
「?」
「私迷惑かけてないですか皆さんの貴重な時間を奪ってはいないでしょうか?」
「もちろんですよ。迷惑なはずがありません」
望が愛を抱き締める。
皆が二人の行方をやさしく見守っていた。
二人は無理に動いたり、何かをすることもなく、やさしく繋がったまま残りの時間を過ごした。

愛が服を着替えているのを見ながら望は満足感に浸っていた。
『むにゅうっ』
突然、背後から胸の感触が感じられる。


「いたんですか?」
望は悪戯っぽく微笑む
「ええ、ずっと」
少女常月まといは妖艶な笑みを浮かべていた。



127:絶望の宴~乱入者~
07/09/26 09:25:01 4Bj4xCdD
まといが望の絶棒に手をかけようとする、その時だった。
「あれーっ皆さんこんな所に集まって何してるんですかぁ」
そこにいたのは風浦可符香だった。
突然の可符香の登場。
と同時に。
「ら、乱交パーティ!?」
どこからともなく声が聞こえるが姿は見えない。
「やだなぁ、妖精さん。健全な校舎で乱交パーティなんかあるわけないじゃいですかコレはただの懇親会ですよ~」
「え、でもコレはさすがに…」
「やだ誰も居ないのに男の人の声が」
「不気味ね」
「僕はまた透けてますか~」
千里が聞く
「風浦さんあなたも?」
「うん。参加するよ」
「でもこの会は…」「大丈夫、わかってるから」可符香はまっすぐ千里を見つめる。
「わかったわ。参加を認めます」
飛び入りの為、順番は最後ながら風浦可符香の参加が決定した。

「時に風浦さん、交はどうしたんです」
「家でぐっすり眠ってますよ」
「そうですか、ならば安心ですね」

ちくっ
「先生…」
まといの視線が突きささる苦笑しながら望は振り返る

「お待たせしてしまいましたね。さあ、はじめましょうか」



128:42
07/09/26 09:29:19 4Bj4xCdD
とりあえずこの時間はここまでです。

行き当たりばったりすぎて収集がつかなくなって絶望しそうです。
長編過ぎてこのスレに迷惑かけてませんか?

まだ機械は動かない。
男は休憩室で携帯を打ち続けているw

129:名無しさん@ピンキー
07/09/26 09:30:00 PnNy6ga5
なんか173氏を思い出すな
まさにエロパロって感じのSSだ
このまま突っ走ってくれ

130:名無しさん@ピンキー
07/09/26 09:34:41 222ZgQsD
まさか臼井まで乱交に参加しないだろうなw
ハーレムパーティに男は1人で十分だ。

期待大ですな。GJ!

131:名無しさん@ピンキー
07/09/26 09:46:56 hr1+EwRS
ところで細かいようだが>>112は「核心に迫った」じゃなくて「佳境に入った」じゃないか?
42氏みたいな軽いSSも好きだが真昼氏みたいな重厚なSSも大好物なんだぜ
そして大草さんSSの続きが気になって仕方ないんだぜ

132:名無しさん@ピンキー
07/09/26 09:50:30 RjxP+AVu
こういう軽い感じに読めるほうが読み手としてはうれしいな
最近作品量が半端ないから全部読むの疲れるw
なんか幸せだぜw

133:名無しさん@ピンキー
07/09/26 10:26:43 7z9039q1
携帯のボタンと、42氏の親指が末期にならないようにネ・・・・
でも、続き期待してますww

134:名無しさん@ピンキー
07/09/26 10:51:30 h1mzk6og
真昼氏のような厚みのある小説はリアルで面白いなあ。
職人の皆さん応援してます。

135:名無しさん@ピンキー
07/09/26 12:25:46 BgYpZzTi
また一人職人が誕生したか…
もはやこのスレの勢い誰にも止める事叶わぬ。

42氏GJでした。
2人ペアで先生とエッチの発想が好きです。
ハーレムルートはもっと好きです。

136:42
07/09/26 13:08:47 4Bj4xCdD
137氏の影響はどこかにあると思ってます。
まさか自分がこんな長編を書くなんてその時は思いもしませんでしたがw

お昼になりましたので中編投下させていただきます。

137:絶望の宴~常月まとい~①
07/09/26 13:19:51 4Bj4xCdD
「先生…」
まといが頬を寄せる
「常月さん…」
「お慕いして…おります」
『ちゅ‥ちゅく…ん』
まといからのキスの嵐。
『んふぅ…っ』
小さな舌がそのまま望の身体を舐めあげていく
『ちゅ…ん、ちゅ、ちゅるっ』
「ふ…っ」
望が堪らず身体を震わせる
『ん、くっ、ちゅ』
まといの舌が絶棒に辿り着く
『んぁむ…』
そのまま流れるような動作で絶棒をくわえこんだ。

美しい。

女学生とはとても思えない妖艶な愛撫。
望ははっとして思い直す。
いけません私と彼女は教師と生徒…うっ
考えを途切らせるほどの快感が望を襲う
『んぶっ、んぐ、れろっ』
まといの入念な愛撫がつづく。
『くちゃ、るろ、んちゃ』
「おうっ…」
思わず声をあげる望。
『ちれっ、るろ、れろろ』
「まといさん、もうっ」
まといが上目遣いで頷く。
次の瞬間まといの口に精が放出された。
『んぐっ、んぐ、ぐむっ』
まといは精を飲み干し、微笑む。
相変わらず…愛が重いですねぇ…

138:絶望の宴~常月まとい~②
07/09/26 13:21:37 4Bj4xCdD
ふっと望の顔に影ができる。
まといの顔が顔前に迫る
「先生…」
まといが腰を沈めていく。
『ぐ、ぷぅん』
『あ、ああ…』
まといは絶棒を包み込み恍惚とした表情を浮かべる。
『ぱんっ』
『きゃんっ』
望が腰を突き上げる。
「このまま攻められっぱなしなのもなんですからね」
『すぶっ、ずん、ぱんっ』
『あっ、ひっ、あぅん』
まといは激しく声をあげる
『ずん、ずっ、ぱぁん』
『ひっ、くっ、ひ』
「常月…さん?」
「あ、ア、先生、私…」
「常月さん我慢は…いけませんよ」
「あ、先生、せんせっ」
まといの感情が高ぶる
「ぅ、あっ、あぁーーー」
まといは絶頂に達し果てた。
まといは望の胸に身体を寄せ微笑む
「先生、愛してます…」
まといは時間まで望の胸で微睡んでいた。

「ふぅ」
さすがの望もお疲れのようだ、しかし覚悟はできている。
「先生、大丈夫?少し休む?」
奈美が望に心配そうに駆け寄り声をかける
くいっ
望は奈美を引き寄せるとやさしくキスをする。
「普通に心配してくれるのはあなただけですよ」
奈美は惚けた表情で呟く


「普通って…いうなぁ…」



139:名無しさん@ピンキー
07/09/26 13:27:50 nURDTKLa
>>138…燃え死ぬかと思った……(;´ー`)

140:絶望の宴~日塔奈美~
07/09/26 13:29:27 4Bj4xCdD
『ちゅん、ちゅ』
軽く触れるキスをする
「先生、あの…」
「なんですか?」
「その、お、ぉ…オ○ンチ○、舐めていい?」
恥ずかしそうな奈美の提案に望は少し嬉しそうに頷いた。
『んちゅ、ん、ぺろぺろ』
たどたどしいフェラだが心地よい、ふと望の視界に芽留の姿が映る。
不満そうにこちらをみているようだ。
もし今度懇親することがあったらやさしくしてあげましょうかね。
などと望は考えていた。
『ちろ、ちろ、れろ』
奈美が唇を絶棒から離す
『ちゅぷっ』
「日塔さん…」
「あ、先生、まって」
奈美が望を制止する
「?」
奈美は四つんばいになり望に背中を向けた
「その先生、今日は、こっちで…」
奈美の全身は羞恥で真っ赤に染まっている。
望の眼前には奈美の菊門があった。

『ぐぐぅっ』
『あ、くう』
望の絶棒が菊門に埋まっていく
『うあぁ、苦し、ぃひぃ』
「日塔さん無理をしないでください」
望が声をかける
「いいんです私普通だからこれくらいやらないと皆に置いていかれちゃう」
そんなことはない。そう言おうとして望は言葉を飲み込む。
言葉より行動がこの場合は適切ですかね。
『ああっ、くうふっ』
奈美の顔が苦痛に歪むが望は奈美の想いに答えるために腰を押し進める
『せ…先生、私のお尻…気持ち…いい?』
「ええ、とてもいい気持ちです」
『よかっ…た、はぁ、はぁっ』
「日塔さんいきますよ」
『ああっ、せんせいーー』望の精が思い切り良く放出される
『あ、せんせいのが、おなかに…あぁ』
絶棒が引き抜かれる
『あぁ、くふぅっ…』
奈美はそのまま気絶してしまった。

奈美を布団に横たわらせ望は一息つく。
じーっ
どこからか視線を感じる。視線の先は押し入れにあった。


不下校少女、小森霧が望を笑顔で手招いていた。



141:絶望の宴~小森霧~
07/09/26 13:37:00 4Bj4xCdD
「お邪魔します」
押し入れの中には客用であろう布団が敷かれていた。
「せーんせっ♪」
霧は子猫のようにじゃれてくる
『ちゅ、ちゅ、ちゅ』
小さく、優しく、小雨のようなキスが降る。
『ん、ちゅくん、んん』
霧は少し体勢を変えると望の右乳首を優しく吸い上げる。
『せんせぃ、んちゅ、きもひいぃ?』
「ええ、とっても」
『んふっ』
無邪気に笑う霧。
張り詰めている絶棒を見つめ霧は目を潤ませる。

霧は顔をあげて微笑むと、背をむけ四つんばいになる。
押し入れは狭いので必然的にこういう体位になるのだ
望は霧のそこに指を優しく入れる
『あぅん』
霧が声をあげる。
そこはもうしっかりと濡れていた。
『ずぷっ…ずぅっ』
『ふぁあん』
霧はすんなりと絶棒を受け入れた
「動きますよ」
『うん、せんせぃ』
『ぱん、ぱんっ、すぱん』
小気味よい音が響き色白の肌が揺れる
『あっ、ああっ、あっ』
霧のそこに絶棒はきつく締めつけられ、限界を迎える
「霧さんっ」
『うん、いっしょに、いこうっ』
その瞬間望は絶棒を勢い良く引きぬく
『ひぁ!』
精が霧の背中に放出される
『ふぁん』
霧と望は同時に果てた。

望が押し入れを出ると異様な光景があった。
なぜか皆ぐっすり眠っているのだ。


そしてその部屋の中心には湿ったハンカチと薬品入りのビンをもった少女。
三珠真夜が立っていた。




142:42
07/09/26 13:38:57 4Bj4xCdD
お昼の投下はここまでです。


なぜ真夜がそこに立っているのか?
それは私にもわかりませんw

143:名無しさん@ピンキー
07/09/26 18:54:20 pzSIpMUf
いつの間にやらエロ神様が降臨なさっとるッ、GJです。

エロパロスレなのにまったくエロに突入しなくていい加減にしろって感じの真昼野郎です。
こんなアホ長いSSを読んで、あまつさえ感想までくれる仏様方にはいくら感謝しても足りませぬ。
今回は6レス程消費させていただきます。今まで以上に捏造設定の嵐ですのでご了承下され。

144:真昼が雪 38
07/09/26 18:56:39 pzSIpMUf

望は1時間目の授業以降、生徒たちの前に姿を現さなかった。
予定ではその後の授業のいくつかも望が受け持っていたのだが、急遽智恵が代行する事となったそうだ。
もちろん生徒たちは理由を聞いた。だが、智恵は「諸事情」とだけ答えてお茶を濁すだけだった。

望の姿が消えたと同時に、可符香も教室から姿を消していた。
朝から可符香の顔色が優れなかった事は千里も知っていたし、他の生徒たちも薄々気付いてはいたようで、彼女の早退に疑問を持つ者は居なかった。

そうして向えた放課後。
久藤はいつものように、夕暮れの図書室で本を呼んでいた。
他の図書委員は既に帰宅している。下校時間が迫る中で悠々と、彼は窓辺の席で本を読んでいる。
彼は、ある人物が来るのを待っていた。
「―失礼しますよ」
いつかと同じ台詞。一拍置いて開かれた扉の向こうには、予想通り、糸色望の姿があった。
いつかと同じように久藤も本から顔を上げて、薄く微笑みながら彼を迎え入れる。
「いらっしゃい、先生。来ると思ってました」
「そう思われてるだろうな、と思ってました」
照れたように笑いながら軽口を叩く望。夕暮れの赤が、彼の肌の青白さを隠していた。
「僕に聞きたい事があるんですね?」
「はい。貴方に聞きたい事があります」
久藤は開いていた窓を閉めて、冷たい風が望に当たるのを遮断した。
扉の前に立ち尽くす彼に椅子をすすめ、望が座るのを確認すると、ふっと瞳を閉じて見せる。
「可符香ちゃんの事ですか」
「…はい」
一拍置いて、頷く望。
「幼馴染の君なら、彼女の事を良く知っていると思いまして」
閉じていた目を開き、真っ直ぐに望の目を見る久藤。
たじろく事もせず、真っ直ぐに見返してくる彼の目は、何だか妙に優しかった。
「…彼女は幼少の時から…ああだったのですか?」
ああ、とは何ですか―あえてそう問うことはせず、久藤はふっと呆れたように苦笑した。
「ようやく気付いたんですか」
「いやはや、面目ない」
照れたように頭を掻く望。

145:真昼が雪 38
07/09/26 18:58:07 pzSIpMUf
望は以前の図書室でのやり取りを思い出した。

『油断ならない子だと思います』

そう答えた自分に、不満そうだった彼の本心が、今ならなんとなくわかる。

『それだけですか?』
 
おそらくはそんな所だろうか。
久藤からすれば期待はずれもいい所だったろう。
可符香の鉄壁のような笑顔を少しでも剥がす事が出来た彼ならば、彼女をもっと理解しているに違いない―そんな期待を寄せて、彼にその質問をしたのだろうから。
「先生は、彼女がああなった理由を知りたいんですね?」
「…やはり、明確な理由があるのですか」
「明確かどうかはわかりません。ですが、原因の一旦となったであろう出来事なら…」
「教えて下さい」
僅かな沈黙を挟んだ後、久藤は言った。
「それを知って、先生は何がしたいんですか?」
少しだけキツイ口調。だがその台詞からは、可符香を想う久藤の気持ちが読み取れた。
ただの好奇心程度の気持ちしかない者に、彼女の根底に根ざすトラウマを伝える事など、出来よう筈もない。
再び両者の間に、沈黙が降りる。

「――助けたい」

答える望の声は、ともすればみっともない程に、震えていた。
自分の返答に呆れたように苦笑する望。だが、その一言が自然と唇を零れたのだから仕方ない。
自分は彼女を助けたいと思っている。たとえ彼女が、それを望んでいないとしても。

僅かなネガティブにも耐えられない、脆い少女が選んだ不器用な選択肢。
その危うさに気付いた時、望は胸が軋んで仕方なかった。
無理矢理にでも全ての不幸を、幸福に差し替えるという彼女の生き方。
それが最後まで、完璧に上手くいくというのならばかまわない。
けれど問題は、薄々その無理矢理さに彼女自身が気付いてしまっている、というところだ。
完全に物事をポジティブに取れる人間なら、わざわざそれを口にして自分に言い聞かせたりしない。
このままではきっと支障が出る。いずれはネガティブな事に、正面から向き合う事になる。
その時、彼女が今のままだったら、どうなってしまうだろう。
望に少し図星を突かれただけで、ああも心を乱していたのだ。

放っておいたら、壊れてしまう。確実に。

望の脳裏を、彼女の笑顔が粉々に砕けるイメージが過ぎった。

146:真昼が雪 39
07/09/26 18:59:09 pzSIpMUf
「あの子の思考回路には、些か柔軟さが欠けるように思えます。
 だから――できる事なら、絆してやりたい」
自由奔放に見える彼女の、あまりに凝り固まった観念。
それを解いてやらない事には、彼女を救う事などできやしない。
だがそれをするには、自分はあまりに彼女の事を知らなさ過ぎる。
もちろんそれを知ったからと言って、確実に彼女を救ってやれるとは言い切れない。
それでも知っておきたいのだ。彼女があそこまで頑なに心を閉ざす切欠となったであろう出来事を。
「教えて下さい、久藤君。私はあまりに、彼女の事を知らなさ過ぎるんです」
膝の上で両の拳を握り締めながら、望は深々と頭を下げた。
「―そうかな」
答える久藤の声は、何だかとても嬉しそうだった。
顔を上げる望。久藤は目を細めて、静かに彼を見つめていた。
「今の先生はきっと、僕よりも可符香ちゃんの事を理解してると思います」
「…買い被りですよ」
望は苦笑して首を振る。久藤は、いつも童話を話し出す時のように瞳を閉じてから、
「―これから僕が話す事は、酷く、曖昧な話です」
そう前置きして、ゆっくりとした口調で語り始めた。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

久藤准と赤木杏が出会ったのは、二人が幼稚園の頃まで遡る。
二人は自宅が近いという事もあり、元々顔見知り程度の面識はあったものの、入園してしばらくの間は、特に会話する機会もなく時が過ぎた。
この頃の彼女はとても無口で大人しく、今の彼女からは想像出来ないほど静かな子供であった。
子供の頃から本の虫であった久藤は、他の子供と遊ばずに、一人で本を読んでいる事が多かった。
杏も、性格からして友達とはしゃぎ回る事が出来なかったのだろう。よく一人で孤立していた。

147:真昼が雪 40
07/09/26 19:00:08 pzSIpMUf
自ら望んで孤立した者。孤立せざる得なかった者。
理由は違えど、二人は集団生活の中で異質な存在だった。

ある日。久藤はいつものように本を読んでいた。他の子供たちは園内をはしゃぎ回っている。
ふと隣に人の気配がして本から顔を上げると、杏がぼんやりとこちらを見ながら立っていた。
目が合うと驚いたように身体を震わせて、すぐに視線を逸らしてしまう。まるで何かに怯えるように。
「…座ったら?」
見下ろされていると落ち着いて読書が出来ない。
そう思って声を掛けると、杏は再度身体を震わせた。

「―ここに、居ていい?」

恐る恐る訊ねる少女の真意は、子供の彼には判らなかった。
だが、杏にとっては一世一代の大勝負とも言える問いだったのだ。
自らが協調性を欠いている事を理解している彼女は、自分が他人にとって迷惑な存在であると心に刷り込まれていた。だから自ら、他の子供たちと一線の距離を置いたのだ。
けれど、元来寂しがりやの少女に、孤独はあまりに辛いものだった。
そうして見つけたのが、自分と同じように一人逸れた少年の姿。
彼は自分とは違う―その事は理解していた。
けれど彼ならば、自分の事を受け入れてくれるのではないか。
そんな僅かな希望を寄せて、少年の様子を窺う。その希望が、粉々に打ち砕かれる事に怯えながら。

「うん、いいよ」

別に断る必要もないではないか―彼はそう思っていた。
拒絶される事を恐れる少女の心情を理解しないまま、彼はこくりと頷いてみせる。
すると、さっきまで眉をハの字にして怯えていた表情とは一変して、杏は瞳をパァっと輝かせた。
ここに居る事を許可された。ただそれだけの事が、彼女にとってはよほど大事な事だったらしい。
その嬉しそうな彼女の顔を、久藤は素直に「可愛いな」と思った。

それ以降。二人は共に時間を過ごす事が多くなった。

148:真昼が雪 41
07/09/26 19:01:23 pzSIpMUf
久藤は相変わらず本を読むだけ。杏はその隣で、ぼんやりと空を眺めている。
いつしか久藤は、杏に物語を読んで聞かせるようになった。
杏はどんな話にでも瞳を輝かせ、まるでその物語の住人になったようにのめり込み、一喜一憂する。
その様子が楽しくて、久藤の中でいつしか、杏という少女の存在は大きなものになっていった。
彼女に興味を持つようになってから、彼女の周囲の環境にも目を配るようになる久藤。
彼は両親や近所の人達の話から、杏が非常に恵まれない環境の中で生活している事を知る。

杏の父親の会社の経営が危うく、家庭内はその事でピリピリした空気に包まれており、
両親の理不尽な怒りの矛先は、常に彼女に向いていた。
彼女は少しでも目立たぬよう、節目がちになり、小声で話すようになっていった。

いつも隣で笑っている少女を取り巻く環境を知り、子供心に久藤の胸は酷く痛んだ。
助けたい―だが、いったい何をすれば彼女を助けた事になるのかわからない。
その事を彼女本人に伝えると、杏は眉をハの字にしながらも、懸命に微笑んで見せた。

「准君は、今までみたいに一緒に居てくれるだけでいいの」

それで十分だと、それだけで嬉しいと。
心から久藤に感謝しながら言う杏の表情は、あまりにも儚げだった。

翌日。杏の父親が自殺した。

彼女はその現場に居合わせたらしい―後々駆けつけた大人たちは、引き攣った笑顔で父親を見上げる杏の姿を見たそうだ。
全て人伝に聞いた話だ。久藤は杏の身にそんな不幸が及んだ事を実感出来ないままで、彼女の父親の葬式に出席した。
そこで見た杏の姿に、彼女の身に及んだ不幸を、否が応にも実感する事となる。

泣きそうな笑顔を張り付かせたまま、彼女の表情はピクリとも動かなくなっていた。

149:真昼が雪 42
07/09/26 19:02:33 pzSIpMUf
葬式に、彼女の母親の姿はなかった。
何でも、夫の自殺に耐え切れなかった彼女の母親は心を病み、今は病院に居るとの事だ。
実質両親に放り出された杏は、母方の叔父に引き取られる事となった。
といっても、叔父は半ば杏を押し付けられたようなものらしい。
そんな彼が、杏に優しく接するはずもなかった。
父親の死を目前にして以来、笑みが剥がれなくなった杏を見て、
叔父は常日頃、八つ当たり気味にこんな事を言っていたらしい。

「お前はいいな。何も知らずに、幸せそうで」

子供は何も知らない、感じないと決め付けた、大人の残酷な上から目線。
どうやら他の大人達も、彼女が笑顔を絶やせないのを見て、概ね同じ評価を下したらしい。

「杏ちゃんはいつも笑っていて、本当に幸せそうね―身の不幸も知らずに」

次第に彼女は、その周囲の声に合わせるようになっていった。

――皆私を幸せと言うからには、私は幸せなのだろう。

不自然だった笑顔は、徐々に彼女の顔に馴染んでいく。
その笑顔が自然になればなるほど、彼女の心は病んでいく。
自らを幸せと思い込む事で、正常なフリが出来る事を覚えた少女は、物事を前向きに捉える事に必死になっていく。

そんな彼女を、久藤は見ている事しか出来なかった。
きっと何か出来たはずなのだ。だが、幼い自分はただ呆然と、彼女の隣に居ることしかしなかった。
小学校に上がってしばらくすると、彼女は名古屋に転校する事になった。
彼女に直接聞く事が憚られ、人伝に聞いた話では、何でも彼女の叔父が何か犯罪を犯したらしい。
再び放り出された彼女は、今度は名古屋の親戚の下に預けられるのだそうだ。

引っ越しの前日。
二人は幼稚園の頃からそうだったように、共に時間を過ごした。
久藤は何も聞かない。杏も、何も語ろうとはしない。
他の生徒の消えた夕暮れの教室で、久藤は彼女に、最後の物語を語る。
最後に彼女に読んで聞かせた物語は、「赤毛のアン」だった。
彼女はひどく安らかな顔で、久藤の声に耳を傾けていた。

そうして二人は、しばらくの間、袂を分かつ事になる。 
 
彼女が引っ越してから、数年の時が経った。
その数年の間、彼女の身に何が起こり、彼女が何を感じてきたのか、久藤は知らない。
数年後に再会した彼女は、自らを「風浦可符香」と名乗るようになっており、
以前は少しだけ歪さを残していた笑顔は、すっかり少女の顔に馴染んでいた。

◇ ◆ ◇ ◆ 

150:名無しさん@ピンキー
07/09/26 19:04:42 pzSIpMUf
設定の穴なんてキニシナイ!!てな所で一区切りさせていただきやす。
もはやスレ容量を無駄に食う荒しと化している節がありますが、
悪気はないんですただ話纏めるのが恐ろしく下手糞なだけなんです…。

151:名無しさん@ピンキー
07/09/26 19:05:43 zlrD6+oP
荒しだなんてとんでもない。毎日待ってます!

152:前305
07/09/26 19:52:20 LrhG4TVH
42さんへ

・・・奈美がかわいい・・・
芽留とコンビなのが私のツボだとはっきりとわかりました!
携帯の神よ! GJ!!!


えーと、お疲れ様です。
ちょっと他の方とバッティングしないか、恐々ですが、投下させて頂こうかなと・・・
以前、可符香の後日談として書いた、まといの話の続編・・・になります。
ちょっと鬱気味+長い(10レス消費)+エロ無しです。
苦手と思われる方は、スルーをお願い致します。では。礼。

153:まとい:心の澱    1/10
07/09/26 19:55:08 LrhG4TVH
また同じ夢を見ました。

私の目の前には、先生のいつもの背中。
その横に並び、手をつないで歩く少女。
音も無く、桜色の風だけが吹き抜けてゆく場所。
私は二人の後ろを歩く。 ついてゆく。
少女は、振り返り先生を見る。
銀色に光る髪留めが揺れた。
途端にあの子の姿が掻き消えた。
慌てる先生。
そして、少し離れた場所から微笑む少女。
先生は近寄る。だけど、近づけない。
先生は走る。少女は立ったまま、
その姿が遠く離れてゆく。
私は走る先生を追いかける。
やがて少女の姿は見えなくなり、この世界は色を失う。
先生の叫び声だけが聞こえ、


私は目を覚ましました。
最初に肉眼で認識できたのは、天井に灯るオレンジ色の常夜灯。
そして、鼓膜を震わして伝わる先生の低い呻き。
私は飛び起き、自分の手を握り、自身に現実の世界を実感させる。
そして、隣の布団で横になっている先生を見ました。
切れ切れに苦痛の呻き声を上げ、両手は目の前の宙を漂い、苦悶の表情を浮かべていた。
私は先生に覆いかぶさり、両手を押さえつけた。
そのまま抱きかかえ、半身を起こさせる。
口元から、逆流した胃液が伝い落ち、私はすぐに手で拭い取る。
先生を抱えたまま、その背中を何度もさすっているうちに、落ち着いてきたのか先生の呻き声が止まりました。
ゆっくりと布団に横たえ、私は先生の頭をそっと抱え込む。
しばらくそうしていると、先生は薄く目を開けました。
まだ夢を見ているのでしょうか。ぼんやりとした瞳は、焦点が合っていないようでした。
「・・・・・・・・・・・常月さん。」
やがて、私が分かった様子で、力無く微笑みかけてくる。
私は先生の頬を優しくさすりながら、微笑み返しました。
「もう少し、横になっていたほうがいいです。」
私の言葉に先生は小さく「・・・ええ」とうなずいた。
その言葉に安心して、私は隣に横になる。
先生は天井を向いたままだったけど、私は横を向いて先生の顔を見ていました。
「・・・あなたは眠らないのですか?」
「・・・・ここで先生をみてます。」
「・・・・・そうですか。」
先生は瞼を閉じたが、恐らく朝まで眠らないでしょう。
ここ最近はずっと・・・・・・・この繰り返しだから。
私は先生の唇に触れたくて手を伸ばし・・・・・・・・途中で戻した。
指が空を掴む。
夜明け前、空気に冷たい匂いが混じり始めているように思えました。



154:まとい:心の澱    2/10
07/09/26 19:56:20 LrhG4TVH

あれから・・・もう、半年と少し。
先生は、辛い思い出のある街を去ることに決め、もちろん、私は先生についていきました。
遠く離れた片田舎の町。
そこの高校で教鞭を振るう事に決まった先生と、当然のように転校してついて来た私。
先生は困ったように笑ったけど、何も言わなかった。
ここの生活でも、私は片時も先生のそばを離れずに暮らしていました。
『生きる努力をしてみます』
そう言った先生は、その言葉に偽りの無い日々を送っていました。

私が時々みる夢。
先生は毎日のように見る夢。
そこでだけ、最愛の少女に逢う事が叶い、・・・・・・・でも。触れる事は叶わない、残酷な夢。
・・・・・・・悪夢じゃないですから。
取り憑かれたかのように、繰り返し同じ夢を見続ける先生は、何度もそう言っていました。
『先生を連れて行かないで・・・・』
私は夢の中の少女に、ただひたすら懇願していました。
自分の夢にうなされ、ひどく憔悴して夜中に目を覚ます。
そんな日々が続いていました。
私にできる事は、身の回りのお世話と、祈る事くらい。
・・・以前の私は、「死」へ向かおうとする先生を止めていた。
でも、今の私は何をしているのでしょう?
歯を食いしばるように懸命に生きようとする先生に、私は何をしてあげられるのだろう?
毎夜苦しみ、疲れ果てても、逃げない先生を見続けていました。
少しでも、気休めでも、力になれたら・・・・・・
そう思い、先生のそばに居続け、
その日は突然、訪れました。

私の方に・・・・・・・限界が来てしまっていたようでした。



155:まとい:心の澱    3/10
07/09/26 19:57:37 LrhG4TVH
この街で初めて迎える冬。
ちょうど一年。
雪がちらつけば、やはり、思い出してしまう事。
そんな不安に押しつぶされるような夜でした。
私は初めて、先生と一緒に眠りについてました。
「今日は、寒いですから。お願いします。」
強引に押し切り、困惑する先生を抱きしめて眠りにつきました。
先生の体温は温かだったはずなのに、私の心は凍りつくような恐怖で満たされ、いまにも手足が震え出しそうだった。
先生の腕に、脚に、自分の両腕、両足をしっかり絡め、絶対に離さないつもりでした。
うつら、うつらとしながら時間が過ぎてゆく。
そして、また同じ夢を見ていました。

同じ夢、
手をつなぐ少女と先生。後ろにいる私。
一つ違ったのは、離れてしまった少女を追いかけようとした先生の手を、私がしっかりと握っていた事。
先生は走り出す事が出来ずに立ちすくんでいる。
『行かないで・・・・』
音の無い世界で、私の声だけが聞こえた。
少女の姿は微笑みを浮かべたまま、遠ざかってゆく。
先生は追いかけられない。・・・・・私が、離さないから。
私は遠くなって行く少女の姿を見ていた。
いつもと変わらない微笑み・・・・・・・なのに、何でだろう?
とても寂しそうに見えるのは。何故だろう?
そして私はなぜ泣いているの?
・・・・・・・そうか。
私が先生を離したら・・・・・・私は一人きり。
・・・あなたは、先生がそばにいないから・・・・・・一人きりで、・・・そこにずっと。

・・・・・私が、あなたを、一人にしている。

目が覚めたとき、私は自分の全身に鳥肌が立っているのがわかりました。
硬直した手足を、そっと、先生を起こさないように剥がします。
先生は・・・・・・・今日はまだ、うなされる事なく静かに寝息を立てていました。
先生、私、わかりました。
二人は、やっぱり、一緒にいないと駄目なんだって事が。
・・・ずっと、仲のいい先生たちを見てきた私には、それが当たり前であることが。

私は、静かに起き上がりました。
本当はずっと分かっていました。先生たちと、私が、ここから開放できる方法。
簡単な事なのは分かっていました。
押入れを静かに開け、奥にあったカバンを引っ張り出しました。
先生が私にくれた物です。
中から、そっと、練炭を取り出しました。
部屋は外の冷気が入らないよう、夜は閉め切ってありました。
ゆっくりとマッチを擦り、火をつけます。
炭の燃える匂いが部屋に広がり始め、私はカバンの中にある瓶を取り出し、フタを開けました。
円卓の上に置いてあった水差しを手に取り、瓶から取り出した錠剤を少しずつ口に含み、噛み砕きながら水で流し込んでゆきます。
ゆっくりと、ゆっくりと、その動作を繰り返し、やがて瓶の錠剤が半分ほどになった頃、私は水差しを置きました。
そして先生の隣に寄り添い、目を閉じました。
私はいつしか、子守唄を口ずさんでいました。
誰のためなのか・・・・・わからないけど。
先生・・・・・もうすぐ、あの子に会えますよ・・・・・
でも、私も寂しいから、ついてゆきますね。・・・いいですよね?
体の周りに暗闇が広がってゆくのがわかりました。
怖くはなかったです。
ずっと、先生の鼓動と、自分の鼓動が聞こえていたから。
せんせい・・・・・私・・・・・愛してる・・・って、言い過ぎてましたね。
・・・・・こんな時に、一度だけ言えれば良かったんですね。    せんせい・・・・・・。



156:まとい:心の澱    4/10
07/09/26 20:09:19 LrhG4TVH


・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだろう?  私、いま、どこにいるの?
まっくらです。何も見えない・・・・・何も無い・・・・・私一人なの?

・・・・笛?   笛の音が・・・・・・
だれ?  可符香さん? どうしたの? 先生は・・・・・・・あれ、どこへ行くの?
何? この笛の音? だんだん大きく・・・・・・・
先生・・・どこ・・・・? どこにいるの? 一緒に行きましょう。・・・可符香さんが・・・・まってます・・・・・よ・・・・・・



笛の音が段々大きくなり、それが笛の音ではない事に気がつきました。
聞こえているのは、規則正しい電子音・・・・・・・  
あれは何? 浮かんでいる・・・・? あ、そうだ、あれは点滴のパック・・・・・・・ 点・・滴・・・?
私は、ようやくはっきりしてきた意識で、おぼろげに自分の姿を確認できました。
何これ? 腕に紐みたいなものが刺さって・・・・・・
口元には・・・マスク? 息は楽だけど・・・・・
「・・・常月さん。」
あ・・・先生! そこにいたんですね。 ここ、どこですか? ここは・・・・・・
・・・・・私は急速に鮮明になってゆく頭の中で、次々と記憶がフラッシュバックしてきました。
薄暗い部屋。
ガラスの水差し。
手のひらに転がる白い錠剤。
奥歯がガチガチと音を立て、全身に震えが走りました。
「・・・・わ・・・わたし・・・・先生を・・・・先生を・・・・・自分で、先生を!!」
「・・・常月さん! 落ち着いて!」
いやぁぁぁぁぁっっ!!!!
声にならない悲鳴を上げたのが自分でわかりました。
やけに冷静な自分がいました。
私は、今から壊れていくんだな・・・・と。冷静に見ている自分がいました。
「また私を一人にする気ですか!!」
・・・・・・・あ・・・・・
いまの声・・・・・先生・・・・・?
気がつくと、先生の顔がすぐ近くにありました。
「あなたまで無くしたら、私はどうなります!?」
波が引くように、臨界点まで達しようとしていた鼓動が、おさまってゆくのがわかりました。
でも、気持ちが混ぜかえった状態で、どうしたらいいのか・・・・
笑うのがいいの? 泣くのがいいの?
「・・・せん・・せい・・・。私、どうしたらいいのか分からない。」
先生は私の手を握りました。
「・・・・・・・私に、腹を立てる所ではないでしょうか。」
「・・・・・どうして?」
そう・・・どうしてだろう。
「・・・あれだけ、あなたを突き放しておきながら・・・・あなたの気持ちを考えもしないまま、放っておきながら、あなたが
こんなになるまで何もしない人間ですよ? 当たり前のように、あなたの気持ちがあると思って、自分の世界に閉じこも
っていた卑怯者ですよ・・・・私は。」
「・・・・・・・だって・・・ついて来たのは私の・・・・・」
先生は首を振って、うな垂れた。
「・・・私はそれに甘えているのです。」
甘えてほしくて・・・・、私によりかかってほしくて、ずっとついて来たんですよ?
でも、・・・・・・・先生の命を、粗末にしようとしたんですね・・・・・私が・・・
口に出そうとして、でも言いよどんでしまう言葉が、ぐるぐると頭の中を回っていた。
「・・・・先生が・・・助けてくれたんですか?」
何とか言葉になったのは、その質問でした。
先生は少し青い顔でうなずきました。

157:まとい:心の澱    5/10
07/09/26 20:10:45 LrhG4TVH
「・・・・ええ。練炭の燃える匂いで飛び起きました。」
・・・そして先生は、薬瓶の横で眠る私を見たんですね。
どんな・・・・思いをさせてしまったのか。
「・・・・・先生、未遂経験は豊富ですからね。匂いには敏感になったのですよ。」
少し苦笑しながら、そう説明する先生。
そうだった。
誰よりも、死を恐れていた先生でしたよね。
私は微笑んだつもりだったけど、透明なマスクは少し曇っていて見えなかったかもしれない。
ようやく先生の顔を見れる余裕もでてきました。
「・・・先生・・・・・泣いていたのですか?」
先生は少し焦って頬にある涙の跡をこすった。
「恥ずかしながら・・・取り乱してしまいましたよ。」
「・・・ごめんなさい。」
私は握ったままの先生の手を強く握りしめる。
「もう、こんな事しません・・・・・・ごめんなさい・・・先生。」
先生は優しく私の頭をなでました。
「・・・さ・・・もう少し休みなさい。・・・安心してください。もう、ヤマは越えたそうです。」
私はうなずいて、
「・・・先生。ずっと、ここに居てくれますか?」
「・・・・・ええ。そのつもりです。」
「絶対・・・?」
「もちろん。」
「ずっと・・・・?」 
そんな言葉を繰り返しているうちに、私は再び眠りに落ちてゆきました。
・・・夢を見たかどうかは、憶えていません。


それから、数日が過ぎたと思います。
・・・あまり記憶が定かではなかったので、はっきりとは分かりませんが。
私は、順調に回復し、明日には退院できるとの話でした。

「転校・・・・・ですか?」
先生の言葉を、私はそのまま繰り返しました。
「・・・やっぱり、今回の事で、ですね・・・・・?」
それはそうでしょうね。
私は質問しながらも自分で納得していました。
ただでさえ、自分の教え子と暮らしている教師が、問題を起こしたと見られてしまう訳ですから。
「いえ・・・確かに私も転任する事になるでしょうが・・・・・。そうではないです。転校、と言ったのは・・・・・・・・・常月さ
ん、あなたの事で。」
一瞬、先生の言葉が理解できませんでした。
何ソレ? 私だけが転校するって、何?
「・・・嫌です。だったら退学してもいいです! 私・・・・」
声を荒げた私に、先生は首を振りました。
「学校側の措置ではなくて・・・・・これは、私が判断した事です。」
先生は真剣な声ではっきりと告げました。
今度こそ、私は言葉を失いました。
「・・・ど・・・・どうし・・て、ですか・・・。だって・・・・先生は、私が必要だ・・・って言ってくれた訳じゃなかったんですか
? 嫌・・・・・嫌・・・・です!」
興奮して、ただ「嫌」と繰り返す私に、先生は静かに言いました。
「自分が寄り掛かるためだけに、あなたを必要とする事はしたくないんです。」
「そんなの・・・・・私は、先生になら・・・・・」
先生は、手を私の頬に触れて、私の言葉を止めました。
「常月さんの人生は・・・・私が全てなんでしょうか?」
「はい。」
私は即答して頷いた。
考えるまでもなく、そうだから。
でも、先生は困ったような笑いを浮かべた。
「それではいけません。・・・私も人の事は言えませんが、もっと他の事が、あなたの中にも、外にも、あるはずです。
それを、考えて下さい。先生も、そうします。だから・・・・・」
先生は私の髪を優しく撫でた。

158:まとい:心の澱    6/10
07/09/26 20:12:23 LrhG4TVH
「今は、離れた方がいいんです。・・・忘れろって言ってる訳ではありませんよ? ・・・・忘れられたら先生が寂しい
ですから。・・・・・ちょっと勝手な言い方ですが。」
先生以外の事?
考えられるの? 私に?
「・・・先生も、そうするのですか?」
「はい。・・・・・忘れられる物ではないですけどね。・・・・でも、忘れないまま、他の事を自分の中に入れてみますよ。」
私は先生の目を、真っ直ぐに見た。
「私の事も・・・・ですか?」
先生は小さく笑いながら頷いた。
「あなたが私を想ってくれる事、目をそらさないようにします。・・・いつか、二人に、答えが出せるように。・・・・・こん
な、どうしようもない私でも、想ってくれた事に・・・・・私は答えたいのです。」
二人・・・・・そうだ。
私も、それが心に重石となっていたんだ。
可符香さんから・・・先生を取り上げてしまうから。
完全に、一人に、してしまうから・・・・・・・


しばらく、静寂が訪れました。
先生が私の言葉を待っているのがわかる。
答え・・・・・言葉・・・・・私にとっての答えは・・・・
「・・・・約束してくれますか?」
そんな言葉が私の口から出た。
先生はうなずき、次の言葉を待つ。
「絶対・・・・一日一回は、私の事、考えてください。そして・・・・」
泣いたらだめ。
でも、泣きそうになる。
「・・・・・死・・・・・なないで、下さい。絶対に! ・・・・・・ちゃんと生きてるって事、私に伝わるように、して下さい・・・」
先生は少し間を置き、深く頷いてくれた。
「約束しますよ。」
そういって、ふわりと包み込むように私を抱きしめた。


そうして、先生は行ってしまったのです。
一人、病室に残った私は、例えようもない孤独感に取り付かれ、この一年の先生との暮らしが次々と思い出されてきました。
一緒に暮らしていた部屋。
エアコンが無くて、窓を全開で眠った夏。
小さい円卓で寄り添って食べた食事。
おそろいで買った箸。
同じような事が繰り返される毎日だったけど、先生のそばにずっと居れた日々。

私は、先生と離れて生きて行けるのでしょうか?
ベッドの上で、一人。ひざを抱えて考え続けていました。
答えは・・・・・・・・わからないままです。




159:名無しさん@ピンキー
07/09/26 20:46:58 zlrD6+oP
これはいい病みっぷりですね。
まといはとことん切ないな。だがそれがいい。

160:まとい:心の澱    7/10
07/09/26 20:52:47 LrhG4TVH


「先生、さよならー。」
「また、あしたー。」
下校時刻が過ぎて、校舎の中は、にわかに騒々しくなりました。
でも、日が傾くころには、再び、静けさを取り戻し、
私は、一人、廊下を歩いていました。
昨夜は少し雪が降り、その名残が、まだ中庭にあるのが見えます。
ぱたぱたと、足音が近づいてきます。
「・・・ああ、常月先生。いまお帰りですか?」
甚六先生でした。
私が学生の頃から少しも変わらない、柔和な笑顔で話しかけてくれます。
智恵先生が退職された後、私が替わりとしてSC室を担当する時も、甚六先生が後押ししてくれました。
「お疲れ様です。・・・戸締りですか?」
「ええ。いま確認しおわった所ですよ。」
そう言って私の横に並びました。
「・・・あ、そうそう、コレ、見てくださいよ。」
甚六先生は携帯を取り出して、画面を私に見せます。
「・・・あら。赤ちゃんですか?」
「そうなんですよ、初孫が生まれたと、娘からメールがきましてねぇ。・・・いやあ、可愛いもんですなぁ。」
目尻を下げながら、嬉しそうに次々と画像を見せてくれます。
私の「おめでとうございます。」の言葉も聞こえないくらい、夢中になってました。
「あ・・・すいません、ちょっとはしゃぎすぎましたな。」
そう言って頭をかく姿を見て、私は思わず吹き出してしまいました。
「・・・・あら・・すみません。こんな時、先生が居たら、また何か言い出すんだろうな・・・と、思ってしまって。」
私の言葉に、甚六先生は、ポンと手を叩いた。
「おお! そういえば、明日、行かれるのですね? 有給は取られましたか?」
「ええ。大丈夫ですよ。ありがとうございます。」
先生は携帯をしまって、私の方を向いた。
「気をつけて。あ、糸色先生にもよろしく。」
そう言って、少しスキップを刻みながら甚六先生は去ってゆきました。
『年忘れですよ!』
思わず先生の言葉が思い出され、私はクスリと笑いました。




161:まとい:心の澱    8/10
07/09/26 20:55:51 LrhG4TVH


雲ひとつ無い、澄んだ寒空の下。
蔵井沢の駅から歩く事、小一時間。
小高い丘の上に私はいました。
手には、ささやかだけど、選んで作った花束と、今年は小さな袋に入ったキャンディー。
沢が一望できるその場所に、真っ白な墓碑が立っていました。
彫られた墓碑銘の横には、誰かの置いた花束が風に揺れていました。
「・・・・やっぱり今年も先生が先ですか。」
ちょっと苦笑して、私は花束と袋をその横に置きました。
目の前の大理石に少し会釈します。
「あのね・・・・・可符香さん。甚六先生に初孫が生まれたって。先生にもよろしくって。」
その上に積もった雪を軽く払いながら私は話かけます。
もちろん、答える者はいません。
風が針葉樹のこずえを撫でる音だけがしています。
私はしばらく空を見上げていました。
「ねえ。可符香さん、先生のどんな所が好き? 後ろ向きなとこ? 悲惨なとこ? 不器用なとこ?」
そこまで言って、私は溜め息をつきました。
「・・・私はね、よくわからない。・・・・・ただ好き。それだけなの。それだけでも、ずっと、気持ちは変わらないの・・・・
いまでも眠れない時もあるくらい。・・・・時々、一晩中泣いちゃうくらい・・・・・・」
すこし言葉を切りました。
「可符香さん。・・・そろそろ・・・私・・・先生の事、もらってもいいかな・・・・・。幸せに・・・なりたい。また、ずっと、先生と
一緒にいたい。ずっと・・・・ずっと・・・・・・一緒に・・・・・・」
私はいつの間にか泣いてました。
慌てて涙を拭い、私は立ち上がります。
「・・・・あ! 先生を幸せにしたい、が、抜けてたね。」
そう言って苦笑を見せた。
「ふふ・・・失敗、失敗。まだ、だめね。」
そう言って、白い墓碑に手を振りました。
「・・・・じゃ、また、来年くるね。先生によろしく・・・・・」
言い終わる前に、少し強い風が私のそばを通りました。
風は大理石の上にあった二つの花束を転がし、その下にあった物が見えました。
あれは・・・・・・何?
先生が持ってきただろう花束。その下にあったのは、手紙の白い封筒でした。
石の隙間にはさんであるそれを手に取りましたが、中身は入っていないようでした。
首をかしげ裏返してみると、そこには、見覚えのある文字で、

今度は 私から 会いにゆきます

考えなくても、誰かは分かりました。
私は、可符香さんの墓碑の前に座り込んでしまいました。
一度、止まった涙がまた溢れ出します。
涙で霞んで見える白い墓碑を私は見つめました。
「・・・ありがとう。可符香さん。」
それだけ言い、私は墓碑を抱えるように泣きました。
嬉しくて、切なくて、胸が痛みます。
一人じゃなくなる事と・・・・・・一人にしてしまう事に。




162:名無しさん@ピンキー
07/09/26 21:00:16 Nxl1idvO
支援。でいいのかな

163:まとい:心の澱    9/10
07/09/26 21:05:41 LrhG4TVH


携帯が鳴りました。
履きかけのパンプスに急いで足を通すと、私は歩きながら通話ボタンを押します。
「もしもし? あら。え、もう入園式は終わっちゃったの? 今どこ? うん。分かった、ちょっと待っててね。はーい。」
私は小走りで、学校を出ました。
今日は娘の入園式・・・・だったのに、こんな日に限って、何だかんだで休めずに、せめて早退して遅れて行くつもりだったのに・・・・・
私は心の中で、こぼしながら、満開の桜並木の中を急ぎました。
そよ風が、花びらを運んでくれて、あたり一面を桜色に染めます。
・・・お昼は、外で食べるのもいいかもね。
そんな事を考えていると、娘と、先生・・・・・・主人の姿が見え。
私は思わず立ち止まる。

それは、いつか、繰り返し見た夢に似て
桜色の風  音も無くそよぐ
先生と少女の背中 
二人、手をつないで・・・・・・

不意に、少女・・・・娘が振り向き、
「あ! ままですよ! ままーーっ!」
私に気がつき、走り寄る。
まだ頭でっかちで、ちょっと転びそうになりながら走り寄る娘を、私はしゃがみこんで迎える。
「おかえりなさいでした!」
私の胸に飛び込み、元気な声を上げました。

164:まとい:心の澱    10/10
07/09/26 21:07:03 LrhG4TVH
娘の頭を撫でてやると、嬉しそうに微笑みます。
ふと、私の横に先生が来ていた。
いつもの柔らかい笑顔で私達に微笑み・・・・・・手を伸ばして、娘の前髪に、一本の髪留めを通した。
銀色に光る・・・・・・・髪留め・・・・・
これは・・・・・・・・・
呆然としている私の前に、先生の手が差し出され・・・・・
その上には、同じ髪留めが一本・・・・
私は、意識せずにそれを手に取り、不思議そうな顔を浮かべている娘の前髪を撫で上げ、
先の髪留めと交差させるように髪に通しました。

・・・ずっと、心の中に積もっていた気持ち

「これ、なんですかー?」
不思議そうに、先生と私を見る娘。
「お守りですよ。私と、まといさんからの。」
私の背に手を回し、先生が穏やかに娘に告げた。

・・・あの子を孤独にしてまで得るもので、それを幸せと言えるのか

「うん・・・お守りよ。似合うわ・・・・・」
私は、たまらなくなって娘を抱きしめた。
頬を伝う涙が暖かい。

・・・先生が前に言った事、二人に答えが出せるようにと

「まま? 泣いてますよ?」
「うん・・・・桜が綺麗すぎて、泣けてきちゃった・・・・」
娘は嬉しそうに、私の顔に触れた。

・・・見つけてくれた。ここに・・・・約束した、答えを

「ぜつぼーしたー! きれーで、ぜつぼーしまったー!」
まだ、舌足らずな言葉でそう叫んで、私は思わず吹き出しました。
先生は明後日の方を向いていましたが、目が笑っているのがわかります。

・・・先生は、いないと言っていたけど  ・・・神様がいるなら、感謝します

たくさん・・・いろんな所に行こうね。
いっぱい遊ぼうね。
ずっと・・・そばにいるから。
私たちは、ずっと一緒に。

・・・私たちを、出会わせてくれてありがとう

娘を抱く私を、先生の腕が包み込みました。
「・・・おかえりなさい。」
私と・・・・・この子に・・・・・
私は娘を強く抱きしめました。

「おかえりなさい・・・・・!」

桜の大樹の下
舞い散る花びらに包まれていました
私たちは・・・ずっと

165:前305
07/09/26 21:17:16 LrhG4TVH
お粗末でした。
支援してくれた方、ホントありがとうです。
173氏の気持ちがわかりましたww

読んで下さった方、ありがとうございます。m(_ _)m

166:42
07/09/26 21:35:51 4Bj4xCdD
143氏、前305氏、お二方ともGJです。
可符香もまといも切なすぎます。
心の澱ラストシーンは素晴らしすぎです。

さて、絶望の宴ラストまで投下させていただきます。
もう少しだけ稚拙なエロ小説にお付き合いください。

167:絶望の宴~乱入者② 三珠真夜~
07/09/26 21:48:23 4Bj4xCdD
皆、不自然な程に寝入っていた。
そしてその中心には真夜。
その手には薬品のビンと、ハンカチが握られている。
望は考えた、三珠さんが犯人のはずありませんね。証拠が揃いすぎています!

ふと眼下に視線を落とすと真夜がいた。
「み、三珠さん?」
「………」
どんっ
突き倒され、望は尻もちをつく形になる
「三珠さん、何をするんです」
頬を朱に染めた真世の顔が眼前にある。
『くちゅ…』
絶棒の先に何か生温かいものが触れる
「え、えぇっ」
真世のそこは望の絶棒に侵入しようとしていた。
え、え?三珠さん、ノ、ノー○ン?
…錯乱してる場合ではない
このままではいけない!
望が抵抗の意志を示そうとした正にその時。

『ずぶん』
『……!…!!』
真夜の顔が苦痛に歪む
真夜の狭い秘所が絶棒を包む。
「み、三珠さん」
『……』
望には真夜が一瞬だけ微笑んだようにみえた。
『!、!!』
激しく動く真夜
ただでさえ狭くきつい。
その感触に望は瞬く間にのぼり詰める
「くっ、三珠さん抜いてくださいっ」
真夜は抜くのを嫌がったがそうもいかない。
望が真夜の身体を両脇を抱え思い切り引きぬく
『!、!!!』
間一髪、しかし、勢い良く放出された望の精は真夜の顔面を直撃した。
「み、三珠さんすいません何か拭くものを」
望が顔をあげた、その瞬間
くらっ
意識が遠退く。
何かを口に当てられている感覚がある。
そのまま望は倒れこんでしまった

微睡む望の視界が最後にとらえたのは割れたガラスから外に飛び出す真夜の姿だった。


生温かい感覚が望を眠りから覚まさせてゆく。
「ん…」
下半身に虚ろな眼を向けるとそこには絶棒を愛しそうに舐める木津千里の姿があった。


「もう、先生たら寝てしまうなんてひどいじゃないですか、私にもきっちり懇親させてくださいね」




168:絶望の宴~木津千里①~
07/09/26 21:53:13 4Bj4xCdD
「実をいうと私も少し寝ちゃってたんですけどね」
そういいながら千里は絶棒をくわえこむ
『ふぉふぁいふぉでふね』
千里がなんといったのかはなんとなく理解できたがそれよりも快感の方が勝っていた。
『じゅぶっ、かじゅっ、ちろ』
「うくうっ」
絶棒が大きくなったのを口内で千里は確認する
『ちゅくっ』
千里はおもむろに立ち上がり秘所を絶棒にあてがう。望からは千里の大事な部分が丸見えになっている。
望は気恥ずかしさで目を逸らしそうになる。
しかし千里はまっすぐに望をみつめる。
目を逸らすことについては達人のはずの望もその目は逸らせない。
『先生、大好きです』
力強い告白。そして。
『ずぷぅん』
千里は絶棒を一気に挿入した。

169:絶望の宴~木津千里②~
07/09/26 22:02:48 4Bj4xCdD
『うあぁあぁっ』
叫びともとれる声をあげる千里。
しかし望は何もいわず腰を進めはじめる。
望はその行動が正解だと思っているから。

この一連の行動、そしてこの懇親会。
世間では異端、間違いととらえられてしまうだろう。

間違いは発覚した時点で正解になる

望は不思議とこの言葉が今の自分に相応しい言葉だと感じていた。

『先生、先生、はぁっ』
千里はひたすらに望を呼び続ける
『あう、あん、あはぁっ』「木津さんっ」
『先生っ、先生、時間が、ぁ、じ、かん、が』
実は三珠によってもたらされた睡眠により千里の持ち時間は既に終了していた。
それに気付いた千里は行動を止めようとする。
しかし望はそれを拒み続けているのであった。
「木津さん、こういう時まできっちりしないでいいんです!」
『で…もっ…』
「あなたを…」
『…え?』

「木津さんを、満足させることができなければっ、私は死んでも死にきれませーーーん」

『!!、先生、先生っ』
千里の目から大粒の涙が流れる
『先生っ、わたし、嬉しいっ!愛してます!せんせいっ!』
『ぱん、ぱんっ、ぱん』
望と千里は激しく動き続ける
『先生、私…もうダ…メ』
千里の限界を感じとった望は絶棒を思い切り突き込んだ
『くふぅっ、あ、あっ』
千里は望の上で果てた。
望は千里を横たわらせる。


真っすぐな視線を感じる、望のすぐ後ろ。
宿直室懇親会。
最後の一人、風浦可符香がそこにいた。




170:絶望の宴~風浦可符香?~
07/09/26 22:09:06 4Bj4xCdD
「あなたも…するんですか?」
「うーん、そのつもりですけど…」
可符香はちらと視線を横にやる
「千里ちゃんは満足したみたいなんですけど他の皆はきちんと時間制限があったんですよねぇ」
「は?」
「それに千里ちゃんだけ時間過ぎてもいいなんて不公平じゃないですかぁ」
複数の視線が望を突きさしている。
「まさか…」
可符香が皆の方向を振り返り目を輝かせて叫ぶ
「そうだよね!みんな!」その言葉が切っ掛けとなり生徒達の目が輝きはじめる
「先生」
奈美が近づいてくる

「先生…まだ…いけるよね?」
あびるが耳元で囁く

「せんせぃ」
まといが望の背に密着する

「せんせ♪」
霧が押し入れから這い出てくる

[今度はやさしくしろよ、ハゲ]
芽留が携帯を望にむけている

「先生がご迷惑でなければ…」
愛がひかえめに同意を求める

そして可符香の一言が合図となった


「さあ!皆で私たちの絶望先生を思いきり懇親しちゃいましょう!」




171:絶望の宴~宿直室にて~
07/09/26 22:19:18 4Bj4xCdD
鈴木商店高校、宿直室。
糸色望は大の字に寝かされていた。

さらっ
霧の手が優しく望の髪を撫でる。霧の膝枕のやわらかな感触に望もまんざらではなさそうだった
『んちゅ、ちゅるるっ』
芽留が望にキスをする。
望は優しくキスを返す。
芽留は満足したように微笑んだ。
『ずりゅっ、ぱふ、むにゅん』望の左腕は奈美の胸の谷間に吸い込まれている
『ちゅぷんちゅちゅる』
愛が望の右の指を丹念に舐めている。
『べちゃ、ぬちゃ、くちゅ』
右足に快感が走る。
まといが愛しそうに太ももを舐めるている。
「!?」
望の菊門に突然刺激が与えられる。
あびるが望の身体の下に入り込む形になってる。ちらとみえてしまう包帯が興奮を誘う。
『んちゅ、先生にも…ん…尻尾あればいいのに…ちゅぷっ』
『ちゅくちゅ、ずじゅるるっ』
一体どこからあらわれたのか真夜が望の睾丸を猫のような態勢でを舐めている。
いつの間にか復活したのであろうか千里が望の耳裏を舐めている
『ぺろ、ぺろっ、ふぁ…先生』
『ひぁ、くすぐったい…』
望の耳裏と同時に霧の太ももも舐めあげられることとなり霧の表情が朱に染まっている。
そして――
望の絶棒は可符香の秘所にすっぽり埋まり快感の虜となってしまっている
『はっ、はぁっ、先生、気持ちいいですかぁ』
望の身体の上で可符香は恍惚の表情を浮かべていた。

『ぷぁん』
芽留の唇が望から離れる。息を吸い込み望は叫ぶ。

「絶望した!懇親される側の主張を華麗にスルーする懇親会に絶望した!」

絶望先生の宿直室懇親会はまだまだ終わる気配を見せそうも…ない。


THE END…?




172:42 あとがき
07/09/26 22:22:38 4Bj4xCdD
思い付きの長編にお付き合い&スルーしてくださった皆さんに心からの感謝を申しあげます。

霧とまといのSSから書き始めたものがこんなにもなるなんて思ってもみませんでした。

さすがにもう力尽きました。ガチで指が痛いです。今度こそロムに戻ります。

たまにエロ短編投下するかも知れませんがw

スレの皆様、本当にお疲れさまでした。
お付き合いくださり、ありがとうございました。

173:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:28:10 eN6Rz8tr
>>172
あなたが神か
素晴らしすぎGJ

174:前305
07/09/26 22:28:43 LrhG4TVH
・・・42さん
あなたは173氏の化身ですか?ww

そして・・・・・即興でここまで作るなんて、見事っす。

そして、42さんに奈美のスイッチを押されまして・・・・・・次、書くとしたら
多分、奈美&芽留主役かなー・・・と! (ユリジャナイヨw)
では、また ノシ  お疲れっす!

175:名無しさん@ピンキー
07/09/26 22:52:17 9sHxZOKo
42さん、投稿おつかれさまでした。最後までGJでした。しっかり指を休ませてあげてください。
またのエロ短編の投稿を楽しみに待っています。では。

176:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:01:16 dF6KdSlH
個人的には長編といえど、やはり最後まで書いてから投稿して欲しいと思う。
先を考えず、連載でちゃんとまとめられるのはよほど力のある人でしょう。
あと携帯での投稿もどうなのかな、と。まあさすがにリアルタイム投稿はやめてくれて
ほっとしているけど。

177:名無しさん@ピンキー
07/09/27 01:57:36 HHPApSe+
まとい長編といい懇親会といい、GJとしか言い様がない
読むモン多すぎて、眼球が嬉しい悲鳴を上げております

あと、携帯からでも違和感無くできるもんだなぁ、と感心しきり

178:名無しさん@ピンキー
07/09/27 02:39:08 LuR3K/GB
俺今まで二次創作って嫌いだったんだよ。
本来のストーリーとの矛盾や恋愛感情の捏造とかを始め、
世界観を壊す設定の話しか見たことなかったから

でもこのスレ来て考え方を改めた。
どの話も素晴らしく原作のイメージも壊さない。

とここまで書いて気付いたがひょっとして
原作の時点で既にどこか壊れてる?
違和感がないのはそのため?

179:名無しさん@ピンキー
07/09/27 02:46:34 XR4npWEO
ほわぁぁぁあ…。
なんだか、もう、このスレ、止まらない電車に乗ってしまったような…。

>>42
ホント、純粋に楽しませていただきました!GJでした!
携帯で、しかもこんなにも短時間でこれだけの長編、敬服しました。

>>真昼氏
読めば読むほど、設定がしっかりしててすごいです…。
命兄さんのシーンの鈴虫の使い方にぐっと来ました…!

>>前305氏
まさか、あの話に続きがあったとは…!
切ないけどラストハッピーで…(。´Д


180:名無しさん@ピンキー
07/09/27 03:29:33 fgqw6RMz
>>176
リアルタイム投稿はともかく、携帯での投稿がなんで駄目なんだ?書き溜めたもの落とすなら支障なくね?

181:名無しさん@ピンキー
07/09/27 03:49:33 ur8B9m0F
まあ携帯だから必ずしもだめだということでないが、書きっぱなしでロクに推敲も
してないようなのを読まされるのは結構苦痛

182:42
07/09/27 04:38:07 SiYX+k5Q
176さんの意見に勝手ながらお答えします。
まず投稿媒体が携帯なのは自宅にネット環境がないからですw
携帯かPC選べるのだったら間違いなくPC選びますw
もうあんな長編書くことはないでしょうけどね。
行き当たりばったりだったのは単純に携帯メモ帳の容量の関係です。
それであのペースになったのです。

181さんの意見ももっともです。
一応投稿前にチェックはしてるんですが投稿後に再度確認すると穴に入りたくなるようなミスがあり凹みます。
誤字、誤表現が確認しにくいのも携帯の弱点です。
言い訳になりますが…やはり私の確認不足ですね…申し訳ない。

さて状況説明だけじゃあれなので短編一本いきます。
ネタが!ネタが湧いて止まらないよ!w
調子に乗ってるスレ汚しと思われてしまいそうで不安です。

機械トラブルの関係で明日は会社休みです。
俺時給涙目w

183:図書室と若き情熱①
07/09/27 04:44:51 SiYX+k5Q
「ふう…」
お団子頭を揺らし少女は思いに耽る。
彼女は木野国也に恋心を抱いていた。
私服が残念なことに一時は危機感を覚えていたが一度見慣れるとすっかり慣れてしまっていた。
デリシャスも結構いいのかもしれない。
しかし彼は私の方を向いてくれるのだろうか?
彼はどうやら加賀さんが好きらしいのだ。
図書室で大草と思春期らしい相談をしている
「告白、すればいいじゃない」
「麻菜実ちゃん…」
「行動しなきゃ始まらないって。それに私服、大丈夫になったんでしょ。それだけ彼の事が好きってことなのよ」
「そうだよね」
麻菜実ちゃんはこうみえても主婦をしている。しっかりと旦那さんを支えている彼女のアドバイスは的を得ていた。
「うん、私、頑張る!」
彼女は木野を図書室へと呼び出すことにした。

国也は考えていた。
4月頃から背後から感じる視線、お団子頭の女の子。
最近、彼女のことが気になって仕方がないのだ。
加賀にももちろん好意を抱いていたのだが、それとはまた別の気持ちだった。


「なあ、万世橋オマエ好きな子いるか?」




184:図書室と若き情熱②
07/09/27 04:50:00 SiYX+k5Q
「木野くん!好きです!」

突然の告白。
大草に連れられて図書室に来ると想定外の事態が待っていた。
「お、俺…」
国也は彼女の顔を見る。
可愛らしい顔は真っ赤になり、トレードマークのお団子頭はぷるぷると震えている。
国也の心は恋愛小説のキューピットに胸を射られてしまったかの様に、もう既に情熱的な恋に落ちていた。
「俺も、その、好きだ、今いや、その、今じゃなくて…その…!」
「しっかりしなさいよ」
麻菜実が国也の背中を押す。
「俺も好きだ!オマエに惚れた!」
「えっ…う、嬉しい!」
木野と熱い抱擁を交わす。
麻菜実は彼女に目配せすると、図書室の外へと出ていいった。
そして『本日は閉館しました』のプレートをドアノブにかけ、その場を離れたのであった。


185:図書室と若き情熱③
07/09/27 04:58:48 SiYX+k5Q
『ちゅ…っん』
キスを交わす二人。
もはや二人の情熱は止めることはできなかった。
「本当に…いいのか?」
「ん、抱いて…木野くん」
セーラー服をたとたどしくも国也が脱がせる。
ブラを外すと小振りだが綺麗な胸が姿をあらわした。
『ちゅ、ちゅうぅっ』
国也は優しく彼女の左胸を吸い上げる
『あ、あ…はぁん』
続いて右胸。
『ちゅ、ちゅ、う』
『木野くん…気持ちいいよぅ』
彼女の秘所からは熱いものが迫り上げてきていた。
スカートはそのままでショーツだけを脱がす。
彼女が今まで他の異性には見せたことのない場所がみえる。
そこはもうしっかりと濡れていた。
「いくぜ…」
「うん…きて…木野くん」
「国也って…呼んでくれないか?」
彼女に軽くキスをする
「はい、国也さん…」
受付の机に彼女の身体を押しあて右足をあげさせる。
そして国也はその熱く膨張したものを彼女の膣内に一気に突き入れた
『ずぷぅっ』
「ひあぁあぁん」
熱い、痛みが走る。
しかしそれ以上に二人の情熱は強かった。
『ずちっ、ぱん、ぱんっ』
『国也さん、国也さぁん、あっ、あっ、ああっ』
激しい腰の動き。
瞬く間に国也は限界に達しそうだった。
その時彼女は自身の身に異変を感じた。
『く、国也さん、ぁはあ』「どうした?」
『きちゃ、きちゃうの…』
「ああ、俺も…」
『ち、ちがうの、ぅあ、お…おしっこ…でそう』
その言葉に国也は一瞬驚いたがすぐに言葉を繋ぐ
「だしちまえよ、気持ちいいんだろ?」
『あ、そんな、あっ、あっ』
「くうっ」
二人の身体が大きく震える木野は今にも破裂しそうなそれを一気に引き抜く。
『くひゃぁん』
木野の精は彼女の健康的な肌を白濁で汚す。
そして―
『ぷ、しゃあぁぁ―』
彼女は感極まり図書室で放尿してしまった。
瞬間、身体が弛緩し国也にもたれかかる形になる。
『く、にやさん…』
こうして二人の熱い放課後は終わった。



186:エピローグ
07/09/27 05:03:44 SiYX+k5Q
数日後―
付き合いはじめて初めての休日、初めてのデート。
待ち合わせの場所。

ざわっ

周りの視線が一気に国也に集まる。
しかし彼女はその視線をもはや気にすることはなかった。
何故ならば二人の間には情熱的な愛があるのだから。

「いこうか?」
「はいっ、国也さん!」



HAPPY END



187:42 あとがき
07/09/27 05:06:33 SiYX+k5Q
それなんてエロマンガ?w
短編のつもりが中編ぽくなって申し訳ない。
書き始めると止まらないものでw
というわけで第九十四話妄想SSでした。
明日は臨時休みとはいえさすがにもう寝ます。
おやすみなさい。
スレ汚し失礼しました。

188:名無しさん@ピンキー
07/09/27 07:30:56 Vn0HFWGK
>>187
麻菜実は気配りの出来る子。GJなんだぜ!!

189:名無しさん@ピンキー
07/09/27 08:56:30 dDoM4siX
そういえば、大草さんSSの続きマダー?

190:名無しさん@ピンキー
07/09/27 13:31:11 XyiGPNeN
また、投下予告整理してみた。(アンカは前スレのね)

>>真昼氏の長編SS 続き
>>220さんの三珠SS (>>105さんと同じ人じゃないよね?)
>>280さんの大草さんSS 続き
>>283さんのあびるSS
>>285さんの兄妹愛SS
>>287さんのマリアSS続き(忘れたころ)
>>前305さんの奈美&芽留
>>430さんの埋め小ネタw

で合ってるかな?

191:名無しさん@ピンキー
07/09/27 16:06:06 C4G8SVrM
予告整理とか焦らせるからやめれw

192:名無しさん@ピンキー
07/09/27 16:09:15 y4e8H/v+
埋め小ネタは違うだろ

193:名無しさん@ピンキー
07/09/27 16:55:00 WFuAmbSQ
突然ですがこんにちわ。前スレ105です。105と言いながら、
最後の最後にお見苦しいものをお見せしたようですいません!
私のせいで430氏の埋め小ネタ投下が出来なかったみたいですいません!!
いやまじで妄想加害です。そしてこれも妄想加害です。
真夜ラーな私ですが、普通に他キャラも好きなんですよ。
だから加賀愛主演のお芝居作っちゃいました。
エロ無しです。駄文です。神々のせいでごみのようだ!
キャラ崩壊もありますので、スルーしていただくのが一番かも知れません。
かなり無駄に長くなっています。
でもこの時間帯なら、いいかな・・・?

194:ツンデレラ1
07/09/27 16:56:18 WFuAmbSQ
むかーしむかしあるところに、一人不憫な少女がいました。
彼女の名前はツンデレラ。・・・出オチじゃないですよ!!
可哀想なことにこの少女は、幼い頃に両親と死別し、
それからいくつもの親戚やその友人のもとをたらい回しにされて、
今はもう縁もゆかりもない家に貰われているのでした。
そのせいか、彼女はいつも他人に危害を与えてないか、
気になって仕方がない加害妄想体質になってしまいました。

この割と大きなお屋敷の主は意地悪な継母です。
ツンデレラをいつもこき使います。
家には他に血のつながらない姉たちが二人いましたが、
二人とも継母のように意地悪でした。
三人はいつもツンデレラを奴隷のように扱うのでした。

継「ツンデレラ?」
ツ「ハイお母様、何でしょうか」
継「あなた、さっき玄関の掃除したのよねえ?」
ツ「ハイ、・・・もしかしてなにかご迷惑でし」
継「ああ、もう!!そうじゃないわよ!!ただ魔除けの壺の向きがいつもより西に0.8度傾いてたわよ。
ああいったものはきっちりしないと効果がないの。私たちを病気にでもさせたいの!?」
ツ「あああすいませんすいません!!ご迷惑をおかけしてすいませんん!!!」
継「・・・気をつけてよね。」
ツ「すいませんすいませんすいません・・・」
ツンデレラは、真ん中分けの継母がそこからいなくなっても謝り続けるのでした。
「(何かいびった気がしないなあ・・・)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

195:ツンデレラ2
07/09/27 16:57:06 WFuAmbSQ
姉1「ツンデレラ!」
ツ「ハイお姉様!何でしょうか」
姉1「後で私のしっぽコレクションのお掃除頼めるかしら?」
ツ「はい、分かりました。私なんかでよければ」
姉1「濡れた雑巾で拭いた後、から拭きでしっかり乾かすのよ?今日中にね?」
ツ「ハイ、わかりました」
姉1「ちなみに・・・」
ツ「・・・?」
姉1「私のコレクションは108まであるぞ」
ツ「・・・分かりました」
姉1「じゃあね、よろしく!」
ツ「(今晩は眠れないかも・・・)」
そこへ、次女のカエレッタもやって来ました。なにやらご立腹です。
カ「ツンデレラ!!」
ツ「はいい!!お姉様、何でしょう!?」
カ「何でしょうじゃないわよ!私のお気に入りの、愛しき王子のお写真を、ポケットに入れたまま洗濯したわね!!
おかげで見て!!コレ!!!ぼろぼろじゃない!!!!」
カエレッタは右手にクシャクシャの、紙ともゴミとも分からないようなものを掴んで、
それをツンデレラに投げつけるのでした。
それを見たツンデレラは青ざめます。
ツ「あああああすいませんん!!私のせいで大事なお写真が!!」
カ「ホントよ!どうしてくれるのよ!」
姉1「・・・(入れといたままの貴方がわるいんじゃ・・・)」
ツ「すいませんすいません!!」
カ「謝りゃいいってもんじゃないのよ!!お母様に訴えてやる!!」
ツ「すいませんすいませんすいません!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


196:ツンデレラ3
07/09/27 16:57:43 WFuAmbSQ
姉1「ねえカエレ?」
カ「なあにい、アビィ?」
ア「・・・ちゃんと'お姉様'って呼びなさいっていつも言ってるでしょう?」
カ「イイじゃない二人っきりの時くらい。誰かいるなら‘オネエサマ’って呼ぶけど」
ア「そう・・・」
カ「それより何?」
ア「ああ、ただ貴方、あの王子様のお写真いいの?ボロボロになっちゃったけど?」
カ「ああ、あれ・・・フフッ」
ここでカエレッタが実に意地悪そうに微笑んだ。
カ「いいのよ別に、あれ、わざとだもの。あのお写真いつも持ち歩いてたらあちこち破けちゃって。
だから自分で細かく破いて、濡らしたの。ああして、お母様に訴えれば、
ツンデレラはいたぶれるし、新しいお写真も手に入ると思ってね。」
ア「そう・・・(そんなことだろうと思ったけど)・・・クスッ、恐ろしい子」
カ「ウフッ、AHAHAHAHA・・・」
二人の笑い声が響く部屋の扉には、せめてもの罪滅ぼしとして、
クシャクシャの紙を集めて、乾かして、別の紙に貼り付けて、
キレイに修復された王子様の写真を持つツンデレラがもたれ掛かっていた。
王子様の顔がハッキリと分かるくらい、見事な修復だったが、
それを成した者の顔は、くしゃくしゃになっていた・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


197:名無しさん@ピンキー
07/09/27 16:59:13 WFuAmbSQ
はい、前スレ105です。本当に長いのでここらで一回打ち切らせて貰います。
もし誰か読んでくださっていたら、続きを投下したいと思います。
それでは~。スレ汚しすいませんorz

198:名無しさん@ピンキー
07/09/27 17:07:55 XyiGPNeN
>>191 そうねw  ちょっとwktkがとまらなくてw

199:名無しさん@ピンキー
07/09/27 17:30:04 NeV1st8d
>>197
続きが気になる!
キッチリ最後まで投下してください。

200:42
07/09/27 17:56:36 SiYX+k5Q
>>197
加賀さん切ない…
こういうパロは珍しいですね。
続きが気になります。


超短編一本いきます。
あまりエロくないです。
スイマセン。

201:糸色望の新しい日常
07/09/27 18:12:32 SiYX+k5Q
『ウッ、アッ、ウッ』
芽留の身体が大きく跳ねる
『クゥ…アァー』
芽留は乱暴に突かれながらも絶頂を向かえる。
『フゥ…ン…』
嬉しそうに望に寄り掛かる芽留。
「ふぅ…」
あの懇親会が開かれてからというもの望に好意を寄せる生徒からのアプローチが日に日に強くなっている。望はいつもより騒がしい日常を過ごしていた。
芽留は優しくされるより少し乱暴にされるほうが好きらしく今日も学校が終わるなり望を求めてきた。
もちろん芽留以外の女性徒達も目に見えて積極的になっている。
まといは隙あらば望を求めるようになった。
愛はそれほど積極的ではないものの何かの拍子に二人きりになるとひかえめながらも望にアピールしてくる。
霧は望の就寝の際に行為に及ぶ事が多くなっている。
あびるは最も積極的に望に迫ってきている。そろそろ影武者の件に関してはリリースしてほしいものだ。
奈美は誘い方も、状況もいたって普通だった。
しかし行為自体は普通でない事の方が多い気がする。
望は最近不意に意識を失うことが多い。
目を覚ますと妙な怠さを感じているし、その度に望の周りに薬品やバット、レンガ等奇妙な状況が確認できるのだが望は深く考えることはしなかった。
千里は決まっていつも同じ曜日、同じ時刻に求めてくる。
たまに予定と違うこともあるが千里の几帳面すぎる性格に変化があったのかと思うと望は少し嬉しく感じていた。
可符香はあの懇親会以来、何かあったわけではないのだが時折感じる突きさす様な視線が望を不安にさせていた。
望は宿直室の天井を見つめ一つ大きなため息を吐いた。

「最近、絶望していませんねぇ」


THE END…?




202:42
07/09/27 18:17:35 SiYX+k5Q
投げっぱなしですいません。
いいシチュがあれば続きが書けそうですがさすがにネタ切れ気味ですw

203:名無しさん@ピンキー
07/09/27 18:33:22 XyiGPNeN
>>202
ええっ!?  ココで延期!?ww

そろそろ、誰か一人を選んでくれ総当たり戦・・・とか?w


204:名無しさん@ピンキー
07/09/27 19:09:33 HHG+E3+1
>>194-196配役がハマりすぎで面白れぇ(笑)
続きが気になる

205:42
07/09/27 20:05:13 SiYX+k5Q
またもや続きものにしてしまいました。

最近、間延び&投下のしすぎでスレに迷惑かけてそうで本当に不安です。
私のメインの投稿はこのシリーズで最後にしたいと思っています。

とりあえず前半いきます。

206:糸色望、運命の選択
07/09/27 20:18:20 SiYX+k5Q

『それじゃあ、絶望、してみますか?』

どこからか声が聞こえたかと思うと望は後頭部に強い衝撃を受け意識を失った。

望はひやり、と冷たい空気を感じ目を覚ます。
そこは無機質な資材で作られた殺風景な部屋だった。
身体を動かそうとする。
しかし身動きがとれない。
よくみると木製の椅子に荒縄で身体を縛られている。
望は目の前にいる少女に気づき話し掛ける。
「こんな監禁紛いの事をしてどういうつもりですか?風浦さん」
仮面を被っているが確かに少女は可符香だった。
「やだなぁ、私達が先生を監禁なんてするはずないじゃないですかこれはただの新展開ですよぉ」
「ずいぶん乱暴な新展開ですねタ○ヤもびっくりですよ。ん、私達…?」
「皆、入ってきて」
すると唯一備え付けてあるドアから可符香と同じような仮面を被った少女達が入ってきた。

あびる、霧、まとい、芽留、奈美、愛、真夜、千里。
いずれも望と関係をもっている生徒達だった。
可符香が続ける。
「先生、先生にはもういい加減、私達の中から誰か一人を選んでほしいんです。皆、このままじゃ辛いだけだから…」
「………」
「でも、強制ではありません」
「?」
可符香は淡々と続ける
「もし誰も選ばない選択を選んだ場合は…」
「選んだ場合は…?」


『ここで一生私達の奴隷になってもらいます』

空気が、ざわつく。
可符香の目はまっすぐに望を見つめていた。
確かにこれは新展開ですね
今までと雰囲気が全く違う事を感じ取り、望は身震いをした。

望は選択を迫られる。
ここで私が誰かを選ばなければ私はともかく彼女達のこれからも束縛してしまうことになる。
望は静かに口を開く。
「運命の人を…選びます」生徒達に微かながら動揺の色が走ったのを肌で感じる望。
運命の人、重さを感じさせる言葉を使い、これが絶対の選択であることを皆に、そして自分に自覚させる。

望は静かに口を開く。


「私の運命の人は…」




207:42
07/09/27 20:26:19 SiYX+k5Q
前半投下終了です。

後半はこれから書き溜めるので投下まで時間が空きます。


もう少し、本当にもう少しだけお付き合いくださいませ。

208:42
07/09/27 22:08:36 SiYX+k5Q
後半~ラストまで投下いきます。

209:望の選択
07/09/27 22:15:08 SiYX+k5Q
「待ってください、先生」
可符香が望の言葉を遮り近づいてくる。
しゅる、しゅるっ
可符香が縄を解き、話を続ける。
「運命のその人の仮面を…外してあげてください…」
そういうと生徒達は一列に並ぶ部屋に緊張が走る。
皆、自然と目を瞑っていた。
すっ、仮面が静かに外される…
運命のその人が静かに目を開く。


『せん、せい…』
『私の運命の人は貴女です…木津千里さん』


張り詰めた空気が一気に弛んでゆく。
可符香が先導し、選ばれなかった生徒が静かに外に退出していく。
「先生…何で私を…」
千里が信じられないという表情で話し続ける。
「私いつも皆に迷惑ばかりかけ…て懇親会の時だって皆、自由にすればいいのに私が時間制限なんかつけて皆を束縛して…」
「千里さん」
望は千里の言葉を遮る
「貴女は本当に優しい子です。きっちりしてしまうのも皆を思っての事…そんな優しく、不器用な貴女だから…私は貴女を選んだんです」
望の一点の曇りもない正直な気持ち。
千里の目から涙が溢れる。「先生、せんせぃ、うわあぁあぁん」
千里は望の胸に顔を埋め、声をあげて泣いた。


210:運命の人
07/09/27 22:23:06 SiYX+k5Q
『ちゅ、ぺろっ』
『あんっ』
千里の頬に微かに残る涙をキスを降らし、舐めとる。
かたんっ、望は椅子に座り千里を迎える。
千里は望の前まで進むと大きく屈み絶棒を取り出す。
絶棒は既に大きく膨らんでいた。
『んちゅ、ぺろ、くちゅ』
小さな舌で絶棒を優しく舐めあげる。
『ずぼっ、じゅる、じゅるるっ』
睾丸も優しく愛撫する。
『ぺろ、ぺろ、ぷぁ』
千里は顔をあげ絶棒をくわえる。
『ぐぷ、ずちゅ、ずじゅるるっ』
上目遣いで望の顔を見やる千里。
気持ち良さそうな望の表情に軽く微笑むと動きをさらに激しくする。
『じゅぶ、ちゅぶっ、ちゅうぅっ』

『せんせい…』
奉仕を中断し千里は望にまたがる形になる。
「愛してます。先生」
「私もですよ。千里さん」
望の口から明確に示される愛の言葉に千里はまた泣きそうになる。
『ん、ふっ』
激しくキスを重ねる。
『くちゅん、れろ、ふぁ』
『ちゅぷっ』
唇を離し見つめあう二人。
千里がゆっくりと腰を沈める。
『あはぁ…ん』
絶棒の先端で千里が濡れていることを感じ取ると望は腰を進める。
『ずちゅ、ずぷんっ』
千里が望を包み込む。
望は腰を動かし、千里に快感を与える。
『あ、はっ、あっ、あっ』
千里も激しく腰を振る。
「くうう…っ」
『ぱん、ぱんっぱん』
『あっ、あっ、ああっ』
望に、千里に絶頂が迫る。
「千里さんっ」
『先生、お願い、なっ、膣内にくださいっ』
ぎゅっ
望は静かに千里を抱き締める。
『せんせい、せ…んせぃっ!』
「くうっ」
望の絶棒から千里の膣内へと精が注がれる。
『あ、せんせぃ…あぁ…』
そういうと千里は望に身体を預け意識を失った。
千里を繋がったまま抱きかかえながら望は眠る千里を見つめて呟く。


『愛していますよ、千里』



211:エピローグ
07/09/27 22:32:04 SiYX+k5Q
桜舞う四月。
望は校門へ続く道を歩く。
日常は騒がしく、いつも通りに過ぎていく。
望はその度に絶望し、場を掻き回す。
受けもつクラスの面々は変わってもそのサイクルが変わる事はない。
「せんせーい」
振り向くと一人の女生徒が望に話し掛けてくる
「珍しいね、こんな早く帰れるんだ」
「ええ、今日は大切な日なんですよ」

桜の花びらがが窓が開きっぱなしの望の部屋に舞い落ちる。
部屋の柱にかけてある
和風の日めくりカレンダー
今日の日付に小さく文字が書き込まれている。

『結婚記念日』

望は女生徒に答える。
「今日くらいきっちりと家に帰らないと奥さんがうるさいんですよ」
「やだー、先生ったらのろけてるー」
女生徒が望を悪戯っぽく茶化す。

校門前までくると髪の長い女性が門の前に立っているのに気づく。
「ほえー、綺麗な人…」
「おや珍しいですね。迎えにきてくれたんですか?」
「望さん」
女性は優しく微笑む。
「え、えー?この人先生の奥さん?」
「ええ、紹介しますよ。私の妻の…」
「糸色千里です。よろしくね」

桜舞う四月。桜の花びらは二人を祝福するかのように静かに空を舞っていた。


HAPPY END




212:42 あとがき・お礼
07/09/27 22:35:57 SiYX+k5Q
終始行き当たりばったりみたいな感じですが望が彼女を選んだのはきっとこのお話なりの運命のような気がします。

これをもちまして私のメインの投下は終了します。
短編を投下するにしても忘れた頃になると思います。

ここまでスレを消費してしまい申し訳ありませんでした。

もしも、この一連のお話が誰かの心に残ったり、影響を与えたりしているのだとしたらこれほど嬉しいことはありません。

読んでくださった皆さん、スルーしてくださった方、本当にお疲れさまでした。
このスレに出会えて本当に良かった。
感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

213:430
07/09/27 23:09:45 XR4npWEO
>>193
うわあぁあ、前スレ105さん、何か却ってごめんなさい!
前スレの>>598は、単に>>594さんに答えただけのつもりだったんだけど
確かに、なんか、そういう風に読めますね…orz
埋め小ネタ仲間がいたのは、本当に嬉しかったんですよ…!

小ネタを投下を次の埋め作業まで待つってのも、
単に中途半端な話だったからなんですが…ええと。
いろいろ考えず、とりあえず、落とします。

214:糸 色命の憂鬱 1/5
07/09/27 23:11:30 XR4npWEO
「命さんは、どうしてお医者様になろうと思ったの?」
小首をかしげる女に、命は気が付かれないようにため息をついた。

――また、この質問か…。

都内の某有名レストラン。
女がどうしても、というので連れてきたのだが、
――この女とも、そろそろお終いかな…。
命は、ワインを飲みながら思った。

グラスをテーブルに置くと、悲しげな顔を作ってみせる。
「実は、弟が不治の病で…医者に見離されてしまってね…。」
口からでまかせの適当な話をしつつ、
命は、どうやってこの後、この女を家に帰そうかと考えていた。


「まったく…。」
駄々をこねる女を何とかタクシーに放り込むと、
命はジャケットを肩にかけ、夜の街をぶらぶらと歩き始めた。

「理由がなくて医者になっちゃ悪いか。」
不機嫌な声で独りごちる。

命の場合、「気がついたら医者になっていた」というのが正解であった。

命は、昔から何でもできる子供だった。
手先も器用で頭も良い。運動神経も悪くない。

一番難しいからと言うだけの理由で、最難関の医学部を受けた。
医学部でも成績は常にトップだった。
当然、国家試験にも難なく合格した。
そうやって、いつの間にか医者になっていたのである。

そんな彼に、周りの人間は常に期待と羨望の目を向けていたが、
当の本人は、周囲の熱とは裏腹に、いつも一人、
心の隙間に空風が吹いているような気持ちで生きてきた。


215:糸 色命の憂鬱 2/5
07/09/27 23:12:25 XR4npWEO
それほど努力もせずに、結果が得られるということの不幸は、
本人にしか分からない。
がむしゃらに努力することがなければ、苦労の末に勝ち取った達成感もない。
命の前には、どこまでも平坦ではあるが、味気のない人生が広がっていた。

大学に残って欲しいという教授の頼みを振り切って開院したのは、
これ以上、無意味な賞賛に耐えられなかったからだ。

命は、ふぅ、と息をついた。
少し、飲みすぎたようだ。
どうも考えがネガティブな方向へと進んでいる気がする。

「…望じゃあるまいし…。」

先ほどの女との会話で、勝手に不治の病にしてしまった、
実のところは至って健康である弟の名前を呟く。

この弟は、いつも人生に絶望しては死にたがる、超ネガティブ性格であった。

「…いや、違うな…。」

弟は、本当はネガティブなんかではない。
命は気が付いていた。

――むしろ、あいつは人生に対して余りに夢を抱きすぎてるんだ…。

明日は何かいいことがあるはずだと思っていた子供時代。
弟は、大人になった今でも、その、子供のような純粋な期待を、人生に抱いていた。
だからこそ、何か期待通りに行かないことがあるたびに、絶望するのである。

自分のように、そもそもはじめから人生に期待も希望も抱かなければ、
あんな風に絶望することもないというのに。

――ああ、また、ネガティブな方向に考えがいってるな…。

命はぼりぼりと頭をかくと、
「今からマンションに帰るのも面倒だな…医院に泊まるか…。」
そう呟いて、踵を返した。


216:糸 色命の憂鬱 3/5
07/09/27 23:13:27 XR4npWEO
医院に着くと、意外にも窓から灯りが漏れていた。

――消し忘れか…?

訝しみながらドアを開けると、受付にいた看護師が顔を上げ、
目を丸くして命を見た。

「命先生…どうなさったんですか!?」
「それはこっちのセリフだよ…君こそ、こんな時間まで何をやってるんだ。」

看護師は顔を赤くすると、テキストを掲げて見せた。
「家だと、ついテレビを見たりして気を散らせてしまうので…。」
「ああ、また、薬の勉強かい?…熱心だね。」

「だって、患者さんの大切な身体に、何かあったら大変ですもの。」
まだ若いのに勉強熱心な看護師は、生真面目そうな顔を命に向けた。
「私は、ほら、先生みたいに頭良くないですから…。」

ふ、と唇を歪ませた命に、看護師は途中で口を閉ざした。

「…先生、どうかされたんですか?」
看護師が首をかしげて命を見る。
命は、彼女の視線を避けるように顔をそらせた。
「ああ…ちょっと飲みすぎた。…すまないね、君の勉強中に…。」

看護師は、立ち上がると奥の給湯室に向かった。
「紅茶でも入れましょうか。」
「いいよ、気を使わないでくれ。」
「いえ、私が飲みたいんです。ちょうど休憩したいと思ってました。」

彼女は、いつもこうやってさりげなく命を労わってくれる。

それは、患者たちに対しても同様で、
いつも気持ちの良い笑顔で患者たちの間をくるくる動き回る彼女がいなければ、
無愛想な医師しかいないこの医院など、とうにつぶれていたかもしれない。

命は、ほっと息をつくと待合室のベンチに座り、足を投げ出した。


217:糸 色命の憂鬱 4/5
07/09/27 23:15:58 XR4npWEO
しばらくして、看護師が湯気の上がるマグカップを持ってきた。
「はい、先生。ミルクティーにしました。」

マグを受け取ると、命は口をつけた。
いい香りの湯気が優しく顔を包む。
看護師も、自分のマグを持って命の向かいに腰を下ろした。

「…先生、最近、お疲れじゃないですか?」
「…え?」

看護師は、真剣な顔で命を見ていた。尋ねてきた。
「…なんだか、ため息をつかれていることが多いから…今だって。」

命は、マグを持ったまま、黙り込んだ。
まさか、味気ない人生に飽きがきたとも言えない。

そんな命に、看護師は頭を下げた。
「すいません、差し出がましいこと言って。
 でも、先生。大変なときにはおっしゃってくださいね。」
「え…。」
「凡人の私には、先生の苦労は分からないけれど…。
 でも、こうやって、ミルクティーを入れるくらいのことはできますから。
 …しんどいときには、温かくておいしい飲み物、これが一番ですよ。」
そう言うと、マグを掲げてにっこり笑ってみせた。

「は…。」
命は、面食らった。

ミルクティー。
解決方法のない、人生の根本的な悩みに対して、ミルクティー。
なんて、単純で明快な。

彼女は、いつもそうだった。
何事にも、ストレートで、一生懸命で。
多分、人生の虚しさなんて、思ってみたこともないのだろう。

――ミルクティーねぇ…。
何となく、おかしさがこみ上げてきて、命はくつくつ笑い始めた。


218:糸 色命の憂鬱 5/5
07/09/27 23:16:40 XR4npWEO
「ちょっと、先生、なんで笑うんですか?」
看護師が気分を害したように頬を膨らませる。

「いや…何でもない、悪かった。」

命は、笑いながらほんのりと甘いミルクティーを一口飲んだ。

かぐわしい紅茶の香りが、
こわばった気持ちを優しくほぐしていってくれる気がする。

「おいしいな…。」

彼女の言っていることは、あながち間違いではないのかもしれない。

人生で本当に大切なのは、こうした、温かい紅茶や何でもない会話、
そういった、ほんの些細なことなのかもしれない。

自分の人生には、希望も絶望もないけれど…でも、こうやって、
温かい紅茶をおいしいと思うことは、まだできる。

そして、その気持ちがあれば、いつかは、もしかして…。

命は、小さい声で看護師に呟いた。
「そうだね。また、こうやってちょくちょく紅茶を入れてもらえるかな…。」

看護師は、一瞬目を見張ると、嬉しそうにうなずいた。
「ええ、もちろんです、…喜んで!」

命は、看護師に向かってにっこりと微笑むと、再び、紅茶を一口飲んだ。




219:430
07/09/27 23:18:56 XR4npWEO
…以上です、失礼しました。
投下して思ったけど、そもそも、小ネタとして長いわ、これ。

以前書いた命兄さんと全然違うキャラを書いてみたかっただけなんです。
まんま、某妖怪漫画の獣の槍の伝承候補者のキャラのパクリなんです。
(って言って分かる人がいるのか)

そして、改めて前スレ105さん!
ツンデレラ、すごい続きが読みたいです。
こういう、世界名作劇場パロみたいなの大好きなので。
糸色王子(愛しき王子?)の出番が楽しみで…!

>>42さん
乙でした!
忘れた頃とは言わず、近々の復活をお待ちしております…!


220:名無しさん@ピンキー
07/09/28 00:11:29 NVbafPh9
>>189
すんません、今ガリガリガリガリ書いてます、待ってくれてる方が居るとホント励みになります
長いこと放置して本当に………ってまだ、1週間も経ってないのに驚きです
冗談抜きにペース早過ぎるだろ!

最近、マジで神作品ペース早すぎて置いてけぼりくらいそうな感じです
嬉しい悲鳴が今日も聞こえる
最後に何気ない日常の話でほっと一息つけた気がしました………430氏GJです!

221:名無しさん@ピンキー
07/09/28 01:44:21 2sELGm7c
>>42

…こういう言い方は何ですけど、「絶望の宴」で完結させておいた方が良かった気がします。
なんだか無理に第三者の要望に答えた、蛇足という感じが否めません。

222:名無しさん@ピンキー
07/09/28 02:24:18 xKxxeEmj
別に変につっかからんでも・・・・・・

223:名無しさん@ピンキー
07/09/28 02:28:39 2sELGm7c
突っかかってるつもりは無いんだけどね。
ただ、無理にリクエストに答える必要は無いってだけの話。


224:名無しさん@ピンキー
07/09/28 03:14:14 5kcmUPTI
まさか看護婦で来るとはっ!

225:名無しさん@ピンキー
07/09/28 04:13:14 JLraVa2o
要望なんて、リアルタイム投稿やめれ・臼井イラネ・短編よろ
くらいしか無かったが。

226:名無しさん@ピンキー
07/09/28 04:52:15 bC5rOA0E
まあたまーに投稿しているものの一人だけど、闇雲にGJGJだけ書かれるよりは、多少批判的でも
感想や要望書いてくれる人の方がいいなという気は少しする
221くらいなら問題ないでしょ

227:名無しさん@ピンキー
07/09/28 07:36:38 wAhASf8E
正直に言うと>>42氏の文章はかなり読みづらいし描写不足で展開が都合良すぎる
特に今回の、絶望が千里を選んだことで他の女生徒が引き下がるシーン

228:名無しさん@ピンキー
07/09/28 08:34:49 cSgMDheK
なんでこんなに殺伐としてるの?

229:名無しさん@ピンキー
07/09/28 09:26:21 Zttto/de
盛り上がってくると腐したくて仕方が無い人が出てくる。
これは良スレの仇花なのです。華麗にスルーでお願いします。

230:名無しさん@ピンキー
07/09/28 14:45:24 w8yEHlr9
先生と藤吉さんで、初投下させてもらいます。
ほとんど会話劇です、描写不足で申し訳ありません、特にエロシーンが薄くて。

231:藤吉さんと絶望先生
07/09/28 14:46:51 w8yEHlr9
「先生、お邪魔させてもらっていいですか?」
夏休みに入り、数日が過ぎた頃、糸色望の住む宿直室に一人の女生徒が尋ねてきた。
彼の受け持つクラスの少女、藤吉晴美である。手には少し大きなカバンを携えている。
「藤吉さん?ええまあ、いいですよ。」
何もない部屋ですがどうぞ、と部屋にあげる。

ちゃぶ台に麦茶と座布団を用意し、晴美を掛けさせた。
「それで、何か相談したい事でもあるんですか?」
どうも今日の彼女は、なんだかそわそわしていて、落ち着きがない。
だが一方、望も内心穏やかではなかった。
(ああ、難しい相談事ならどうしましょう、友情とか恋とか将来とか性の悩みとか…
 そんなもの私が相談したいくらいです!助けて!智恵先生助けてください!)
夏休み中なので智恵先生は居ない。彼女に押し付けて逃げるなんてマネはできないのだ。

232:藤吉さんと絶望先生
07/09/28 14:47:47 w8yEHlr9
「相談というか、お願いというか…しばらく、この部屋使わせてもらえませんか?」
「え?」
「実は、私の部屋のクーラーが壊れちゃって…困ってるんです。
 全然終わってないんです、まだ全然…これが…」
そう言って、晴美は持ってきたカバンを開ける。
中に入っていたのは、原稿とマンガとペン、その他もろもろ。
「同人誌ですか…」
「はい、あんな熱い部屋でやってもべたべた引っ付いちゃって…(何より妄想に支障が出るし…)
 家族にも友達にも秘密にしてるんで見せられないし。」
(親にも友人にもバレている気がするのですが。)
いや、知らないならその方ががいいか、と望は言わなかった。


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