【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】at EROPARO【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト450:真夜:私と好きなもの 2/4 07/09/21 21:40:47 QF+AeAOh 音楽室の中は、防音のため2重扉になっている。 物音を立てないように外扉を閉めると、先生は内扉の引き戸を少し開けて、隙間から中を覗く。 少し離れた所にあるピアノの下に真夜がいた。 (手に持っているのは・・・・・ハサミですかね?) 真夜はピアノの下で膝をついて、その裏側をハサミで擦るような仕草を繰り返している。 木を引っ掻くようなガリガリといった音が微かに聞こえた。 やがて、真夜は満足げに口元に笑みを浮かべて、ピアノの下から出てくる。 (イタズラ・・・・・・ですか?) 先生が首をひねっているうちに、真夜はピアノのカバーを外し、椅子に座って鍵盤を開いた。 音を確かめるように、いくつかの鍵盤を爪弾き、真夜は嬉しそうに微笑んだ。 きつい目付きは相変わらずだったが、喜んでいるのは分かった。 (なにやら楽しげな感じで・・・・・) やがて真夜は、少し呼吸を整えてから、鍵盤の上に指を走らせ出した。 「・・・・・ほお・・・・」 先生は思わず溜め息をもらす。 実際、真夜の演奏は見事なもので、彼女の指が鍵盤の上で踊ると共に、心地よい旋律が紡ぎ出されてゆく。 (・・・・・・なるほど、こっそりとピアノを弾きたかったという訳ですか。しおらしい子じゃないですか。) 先生は少し笑みを浮かべると、もう少しよく見ようと身をよじる。 バササッ! 抱えていたノートが落ちる音がした。 真夜の演奏がピタッと止む。 (あちゃー・・・・・・) 引き戸の隙間に先生の姿を見つけた真夜と目があってしまい、先生は焦ってノートを拾う。 「・・・・・・や・・・いやー・・・・上手に演奏されますね・・・」 先生は頭などを掻きながら、戸を開け教室に足を踏み入れた。 愛想笑いと苦笑いの中間くらいの笑みを浮かべ、真夜の近くまで行く。 真夜は先生に視線を向けたまま、指は演奏中の状態で硬直していた。 「・・・・すみません。驚かせるつもりはなかったんですが・・・・・・・。」 真夜はじっと先生を見る。 先生は気まずそうに視線をそらした。 「ええっと・・・実は先生も、子供のころピアノやってまして。・・・・まあ、習わされたというか、たしなみ程度でしたがね・・・」 そう言って、少し苦笑を浮かべた。 「・・・三珠さんは、ピアノがお好きなんですねぇ。かなり練習されたのでしょう? いや、お世辞抜きで、とってもよかったですよ!」 先生の言葉に、表情は変えないまま、真夜の頬が少し赤くなったように見えた。 突然、ガタン! と椅子を蹴って真夜は立ち上がる。 「・・・・どうしました?」 真夜は椅子の横に移動して、無言のままピアノを手で指し示す。 「・・・・・もしや・・・・・、私にも弾いてみてくれと・・・言う事ですか?」 真夜はじっと先生を見つめている。 静かな音楽室に、時計の音だけが聞こえている。 「・・・・・えー・・・・まあ・・・・少しだけなら、まだ弾けるかもしれませんが・・・・・・・上手くはないですよ?」 無言のまま真夜にうなずかれ、先生は頭を掻いて椅子に座った。 「じゃあ・・・・・・先ほど三珠さんが弾かれていた曲を私も弾いてみましょうか。」 先生の言葉に真夜はピクッと体を震わせた。 「・・・・・・失敗しても怒らないでくださいよ? 先生、下手ですからね。」 何度も念を押して、先生もピアノを弾き始める。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch