【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】at EROPARO【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト353:真昼が雪 12 07/09/20 22:53:29 n7lRF80y 新学期。桜の花弁が降る爽やかな朝。 その清々しい景色を、確実に壊したであろう、首を吊る男。 もしかしてそれは、彼女にとって完全な不意打ちだったのではないか。 彼女は滅多な事では心乱さない―――そういう評価を人から受けている。 だが正しくは違う。心乱される事が嫌いだから、 必死に全てを掌握しようと動くのだ。 何があっても驚かないように、怖くないように、予防線を張ろうとする。 最近では知ることを楽しんでいる節もあるが、 彼女の「全てを知りたい」という願望の始まりは、ある種の恐怖からだった。 もはや殆どのシチュエーションには耐えうるであろう彼女だったが、 望はあまりにピンポイントに、彼女の不意を突いたのではないか。 今ではすっかり、彼の首吊りは恒例である。 けれど初めてそれに遭遇した彼女は、いったい何を思い出したのだろう。 恐ろしいと思っただろうか。それとも。 「―――怒った、のかな…」 「え?」 無意識の呟きに、きょとんとした顔で振り返る可符香。 その笑顔に曇りなど見受けられない。 「何でもないよ」 「変なの」 カサリカサリと、彼女が枯葉を踏む音がリズムを刻む。 (…杏ちゃん、それは) 『恋だよ』 望と出会った瞬間、胸に痞えた感情を、彼女はそう表現した。 (それはきっとまだ、恋とは呼べないよ) 心に浮かんだネガティブな感情。彼女が全力で否定しなければならないもの。 やだなぁ、この気持ちはきっと恋ですよ。 ―――決して、苛立ちなんかじゃありません。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch