【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】at EROPARO【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト352:真昼が雪 11 07/09/20 22:51:45 n7lRF80y ◇ ◆ ◇ ◆ 「可符香ちゃんは、先生の事が好きなんだね」 緋色に染まっていた世界は、徐々に黒に侵食されつつあった。 「聞いてたの?」 「うん、ごめん」 チカリ、と街灯が灯る。 民家からは夕食の香りが漂い、一日の終わりを感じさせる。 闇に溶けつつある住宅地を、 僅かな光で照らそうとする灯が、何だか滑稽に見えた。 「謝る事ないよ。 うん、私先生の事、好きだよ」 軽やかな足取りで少しだけ前を行く少女の様子を、 笑顔の中に複雑な感情を湛えて見つめる久藤。 「この胸の中に痞える感情は、恋に違いないから」 胸に手を当てて、まさに恋する乙女を体現するようなジェスチャーで語る可符香。 夢見るように瞼を閉じるその様子は、 ときめきに胸を焦がしているようにしか見えない。 「いつから好きなの?」 「出会った時から」 自信満々に断言する、その瞳に迷いはない。 「へぇ…もし良かったら、聞いてみたいな。二人の出会い話」 「童話にでもしてくれるの?」 クスクスと笑った後、いいよ、と頷いて。 四月の二人の出会いを身振り手振りを加えつつ、実に大仰に話し始める。 「―――こうして二人は運命的な出会いを果たしました。 私はそれから、胸に疼くこの不思議な感情に心を焦がすようになったのです。 そう、人はそれを恋と呼びます」 神妙に聞き入っていた久藤は、ピクリと瞼を震わせた。 「さっきも言ってたけど…疼きって?」 「だから、恋だよ」 答える可符香の表情は、背を向けているため窺い知れない。 久藤は二人の出会いのシーンを、なるたけ詳しく想像してみる。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch