【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】at EROPARO【絶望先生】久米田康治エロパロ総合 Part8【改蔵】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト351:真昼が雪 10 07/09/20 22:49:44 n7lRF80y 「それじゃあ、私はそろそろ御暇しますね」 「ああ、そうですね。最近は日が落ちるのも早いですから。 …っと、何なら送って行きましょうか」 今まさに扉に手を掛けて退室しようとしていた可符香は、 珍しく苦笑しながら振り返る。 「怒ってたんじゃないんですか?」 「これでも先生ですからね、生徒の安否くらいは気にかかるんですよ。 それに、クラスから失踪者が出た日には、私が迷惑するんですから」 「でも、今の先生じゃ不審者が出ても成す術ないと思いますよ?」 「大丈夫です、声量には自信がありますから」 「悲鳴要員ですか」 クスクスと可笑しそうに笑って、それでも彼女は首を左右に振った。 「先生は大人しく寝てて下さい」 「ですが…」 「じゃあ、僕が送っていきますよ」 尚も食い下がる望の台詞を遮るように、扉の外から男子生徒の声が響く。 一瞬どこからの声かわからず、キョトンとする望。 可符香が平然と扉を開くと、 そこにはいつものように本を片手に携えて佇む、久藤の姿があった。 「久藤君…来ていたのですか?」 目を丸くしながら問いかける。彼はいつもの薄い笑顔で望を一瞥して、 「ついさっき通りかかって。そうしたら、何だか揉めているようだったから」 そう言うと可符香に向き直り、自分でいいかと問いかける。 笑顔で頷く可符香。 「良かった、久藤君なら安心です。お願い出来ますか?」 「はい、大丈夫です。僕も声量には自信がありますから」 冗談っぽく言ってお辞儀をし、踵を返す久藤。 その後に続いて保健室を出る可符香は、 最後に小さく「さよーなら」と言い残し、扉を閉めた。 二人分の軽い足音のが遠ざかるのを聞きながら、 しばらく望は、ぼんやりと扉の方を見つめていた。 「好き…ねぇ…」 無意識に呟いて、ゆっくりと布団に身を沈める。 その夜は、彼女の夢を見た。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch