【ひぐらし】07th総合【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合【うみねこ】 - 暇つぶし2ch99:名無しさん@ピンキー
07/09/15 17:22:22 Xp4/gkA1
こうしてぽつぽつ投下もあるし結構潤ってると思うんだけどな? ……このスレって。
飢えた連中が多いのか?


>>98
ひょっとしてこういうスレに来るのは初めての人?
あのね。90の人も言ってるけど、書きながらの投下は止めてください。
それやられると、いつから書き込んでいいか分からないから他の人に
迷惑だから。

適当なテキストファイルか何かで全部書き上げるか、きりのいいとこ
ろまで書き上げて、それから纏めて投下して欲しい。
文章そのものは悪くないから、続き期待している。

100:季節のなかで
07/09/15 17:22:26 /ICLPQUe
「教師の、資格?」
「ええ。教師になりたいがなれないという人物は数多くいます。それこそ、玉石混合です。本来資格はあるのに、発揮する機会がない者、そして」
一旦言葉を区切って、男は続けた。
「資格もないのに、発揮する機会を求めている者です。」
知恵はこの男の言いたいことを理解した。
この男は自分が雛見沢の教師に相応しい人物であるかを、見定めようとしているのだ。
「生徒の人生は、学校という場で大きく変わってきます。良い教師に巡り会えば、素晴らしい若者に成長するでしょうし、悪い教師に当たれば・・・。」
「はい、そのことはよくわかります。」
知恵のその返答を待っていたかのように、男は腕組みをやめ、その手を膝の上に置いた。
そして知恵に自らの顔を近づけて、尋ねた。

「では、問いましょう。教師とは、何か?」

知恵は目を閉じた。
教師とは何か?
本来教師ではない自分にわかるはずはないではないか!
それでも、この人の言いたいことはよくわかる。
ここならば簡単に教師になれると思うような人間に、自分の子供たちを任せたくないのだ。
だから、こうやって私を試しているのだ。
その気持ちには一点の曇りもない。
ならば私はどう答えることが出来るのだろうか。
教師でない、私には-。

「御免なさい。私、本当は教師じゃないんです。」
答えは簡単だった。こんなに全力で向かってくる人に、嘘は付けない。
「彼」も嘘が嫌いな人だった。
もし「彼」がそこにいたならば、『しょうがないよ、先輩』と正直な知恵を求めるだろう。
「どういうことですか?」
意外な返答にも、男は眉ひとつ動かさなかった。
ただ、こちらの真意を測ろうと、眼光が一層鋭くなった。
「色々と誤魔化して、教師になったんです。悪いことは、出来ないものですね・・・。」
「なぜ、教師に?」
「雛見沢を守りたかったからです。」
「・・・失礼ですが、貴女はこの村と何の関係もない方だ。その貴女が、何故、こんな博打のような真似を。」
「あはは、それはですね。」


大好きな人の愛した風景を守りたかったから


しばらくの間、沈黙が流れた。
ガタゴトというバスの立てる音のみが社内に響く。
「ははは、ははははは!」
沈黙を破ったのは男のほうだった。
心底、嬉しそうな顔をして笑っている。
「好きな男が愛した風景を守るため、そのためだけにこんな危険な博打を打ったのですか!これは驚いた!」
「いけませんか。」
知恵の眼光が怒りに燃えた。
「彼」との思い出すら馬鹿にされたようで、目の前の男を視線で殺してしまいそうなほど、睨んだ。
その視線に気づき、男は笑うのを止めて知恵を見据える。
再びの沈黙は長くは続かなかった。


101:季節のなかで
07/09/15 17:47:08 /ICLPQUe
「気に入りましたよ。」
男の言葉に、知恵は目を丸くした。てっきり罵倒の言葉でも浴びせられるかと思っていたのに、意外だった。
「貴女は正直で、そして胆の据わった人だ。十分に、教師の資格がある。」
「え、それって・・・。」
「ようこそ雛見沢へ、知恵先生。貴女を歓迎します。」
ふーっと、力が抜ける感覚がして、知恵は肩を落とした。
どうやら、この人は自分を認めてくれたようだった。
ふと、気がつくと、目の前の男が自分に握手を求めていた。
「こちらこそよろしくお願いします、海江田校長。」
しっかりと、その手を握った。
これはテストだったのだ。
なるほど、校長が断っていたというのはこのバスでやってくる人間を見定めていたからだったのか。
校長も人が悪い。しかし人間の奥底を見るためには、このような奇襲が有効なのだろう。
それでもこのような状況で自分が認められたということに対して、喜びがこみ上げてくるのだった。
「ああ、私は・・・。おっと、付いたようですよ。」
気が付くと、「雛見沢」と書かれたバス停がすぐ側にあった。
照れくさそうに男が先に降りる。そして知恵もタラップを下った。
6月というのに真夏のような日差しが、目を刺す。
「おお、知恵先生ですかな?お待ちしていましたよ!」
声がする方向に目を向けると、古びた待合所の中に、ほぼ丸坊主の巨漢がいた。
身長も2メートル近くあろうか、伸びた髭が印象的な中年男性だった。
「私が校長の海江田です、いや、雛見沢へようこそ!」
え?
ええ?
えええっ?
知恵の頭に疑問符が付く。
この人が校長?海江田校長?それでは、今まで話していた人は!?
「校長、この人はとても良い人ですよ。立派な『先生』だ。」
「おお、園崎さんがそういってくれるなら心強い!」
「その証拠に、今までやってきたモヤシどもは、バスの中から降りてこなかったでしょう?」
「ええ。これまでに来た方は、全てそのまま町へ行く便で帰ってしまいましたからなぁ・・・。」
園崎と呼ばれ、これまで私と話していた男性は、しれっと海江田校長と話すと知恵の方を向き
(私もニセモノなんですよ、校長の)
と囁いてから私の元を離れた。
だ、だまされた!
一瞬、何かをいってやろうと思ったが、止めた。
男が去っていった先には黒色のベンツがあり、その側に和服の女性と、元気そうな少女が並んでいたのだ。
「あんた、またでしゃばって。若い衆や葛西にでもさせればいいじゃないの。」
「悪い悪い、一足先に魅音達の先生ってやつを見てみたかったんだ。」
少女を抱えて、園崎さんは一瞬だけ私に振り向いて、ウインクをくれた。
「魅音、お前たちの先生は良い先生だぞ。詩音の先生もあんな先生だといいんだがな・・・。」
彼がベンツに乗り込んで去っていくまで、知恵はその姿を見送っていた。
彼が園崎組という暴力団の組長であり、町の顔役であることを知恵が知ったのはしばらく経ってのことだった。


102:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:18:29 CEQ/Tv25
完全に無視かよ

103:季節のなかで
07/09/15 18:25:08 /ICLPQUe
「こんなことがあったんですよ、覚えていますか。」
昼食を終えて弁当箱を片付けてから、知恵は手にしたナイフに向けて語りかけた。
「彼」の形見の折りたたみナイフ。
木製の柄に織り込まれた名前も、受け取ったときからは大分薄くなり、少なくない年月が経っていることを嫌でも感じてしまう。
「本当にみんな良い子達で、見せてあげたいくらいです。でも、見せてしまったら私がつかまってしまいますね、あはは。」
ナイフを愛しそうに見つめて、知恵はため息を付いた。
自分が雛見沢の教師として認められた後、ダム建設計画は撤回され、「彼」の愛した風景は守られた。
その後、「オヤシロ様の祟り」と呼ばれる連続不審死・行方不明事件が発生したものの、村は平穏を保っている。
懸案だった自分の生徒、北条沙都子に対する村の人々の偏見も、生徒である前原圭一の活躍で払拭できた。
「でも、・・・君は居ないんですね。」
平和で、穏やかな雛見沢。
しかし、そこには最も大切な人が居ない。
最も、側にいてほしい人が居ない。
悲しくて、もう一度「彼」の名を呼び、形見のナイフに口付けた。
「彼」の唇を、匂いを、そそりたつあの分身を思い出し、何度も、強く吸う。
舌で転がし、優しく噛み、万感の思いを込めて息を吐く。
「ん、ん・・・。あぁ・・・。」
寝台の上で優しく、そして強く抱かれ、荒々しく貫かれた事を思い出し、没頭する。
「彼」との全ての夜が走馬灯のように駆け巡る。
足りないのは「彼」だけだった。
「くっ、う、うああぁぁぁ・・・。」
いつの間にか泣いていた。何度も、何度も、名前を呼び、泣いた。
どうして、「彼」だけが居ないのだろう。
そのことが悲しくて、泣いた。

「わたくしともあろうものが不覚ですわ、学校がえりで、こんな、罰ゲームなんて・・・。」
「仕方ないのです。ふぁいと、おーなのです☆」
「簡単に言ってくれますわね。知恵先生に、カレーのごにょごにょを言うことが、どれだけ大変か・・・!」

生徒の声だ。
知恵は涙を拭いて、ナイフを机の中に閉まった。
「彼」が愛した場所で、自分がが教師として教え、子供たちを育てる。
ああ、そうだ。彼はいなくても、この子供たちの父親なのだ。
雛見沢という種を蒔いたのは彼。耕し、育てるのは自分。
そして咲いたのが彼らという花なのだ。
ならば、自分は母親としての責務を果たそう・・・。

「子供を愛せぬ母はなし、そうでしたね、・・・君。」

いつまでもめぐる日々と季節。
この繰り返される季節の中で、自分と「彼」の育てた花は、どのように咲き誇るのだろうか。
知恵はもうじき開くであろう職員室の扉を見つめ、知恵は微笑みながら、花たちを待つのであった。

終わり





104:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:29:10 /ICLPQUe
>>99
>>102
全部書いての投下をしましたので、返答が遅れてすいません。
私も書き込むのが始めてでしたので、テキストファイルに写すという方法があるとはわかりませんでした。
ご指摘ありがとうございます。

今回、「月姫」の設定を拝借して書き込みました。
中に少し「男塾」と題名に松山千春の「季節の中で」も拝借しています。
長文と乱文乱筆失礼しました。

105:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:39:27 edVlOyu/
>>104
いい話だよ。
いい話だけど…


ちょっと月姫の匂いが強すぎないか?

もうひぐらしの固有名詞を外して月姫のスレ(もうなかったけ?) に投下した方がいいという位だよ


106:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:58:06 wpl3/Oga
>>104
>>90>>99が言ってる意味本当に分かってるのか?
なんで注意されてからも投下の間隔がそれぞれ30分近くもあるんだよ…

107:104
07/09/15 19:04:21 jSZOWyC3
>>106
書き込み→戻る→書き込みで、気付かなかったのです。
直に書き込んでいたので、時間がかかりました。
終わってからいったん閉じて、また開けたら途中にあったので、気付いた次第です。

108:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:11:41 WvY+l/ve
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。

どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。

だから教えてください。
あなたはどうしたら、エロSSを書いてくれますか?

109:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:22:12 M9Y/4MOz
あなたの渇きを癒せない
エロSS欲するあなたがそれを認めないから

あなたの渇きを癒せない
あなたの期待するエロSSが存在しないから

それでもあなたの渇きを癒したい
あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから


>>107
なるほど、そういうことか。
理由は分かった。納得した。

まあ、なんにしても次からは(ここでなくても)直に書き込むんじゃなくて、
あらかじめ用意したものをコピペしていってくれ。
……今回は月姫色が強いけど、今度またひぐらしかうみねこのネタでここに
来てくれると嬉しい。

110:107
07/09/15 19:36:02 jSZOWyC3
>>109
こちらこそルール知らずで申し訳ありません。
忠告ありがとうございました。
また、ルールを守り投下したいです。

111:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:10:29 Jae+JA0x
>>110
GJ!あなたの文章、きれいで大好きです。
また書いてほしいのですよ

112:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:13:05 zsiTEH3r
>>110
死ね!あなたの文章、開きすぎで大嫌いです。
二度と来ないでほしいのですよ

113:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:35:53 iemehAZq
>>110
GJ
上手いな。また来てくれ

114:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:41:54 YAOmNptn
>>110
gj!
次のssを楽しみにしてるぜ!!

115:名無しさん@ピンキー
07/09/15 21:02:34 SoIL4pTG
>>110
ルール守るなら大歓迎。
文章はなかなか綺麗だし、知恵がシエルのパロキャラだってことを使うっていう着眼点もいいと思う。
だけどやっぱ月姫色が強くて、月姫知らない俺にはさっぱりだったわ。
ここはひぐらしスレだし、月姫知らない人とかへの配慮がもう少し欲しかったなあとオモタ

116:110
07/09/15 23:02:07 jSZOWyC3
皆さん、ご意見とご感想ありがとうございます。
月姫が好きな作品なんで、知恵先生を書いたのですが、ひぐらしという主題から外れてしまいました。
今度は純粋なひぐらしネタで行きたいと思いますので、是非ともご指導お願いします。

117:名無しさん@ピンキー
07/09/15 23:25:56 KkHR2M9k
>>110  I LOVE YOU!

118:名無しさん@ピンキー
07/09/15 23:41:17 CEQ/Tv25
次はエロ入れてね!

119:名無しさん@ピンキー
07/09/16 00:56:08 l4xudNvB
>>116
SSを書きながら投下という最低のマナー違反、
エロなし月姫要素が入ったひぐらしファンのみの人間には話が分かりにくいSS。
正直言ってこれだけ痛い事をしておいて、また平然に投下しようとか厚かまし過ぎる。

120:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:15:50 pRVJy5lq
>>119
誰だって最初は初めてだ。
自分なんて最初はずっとageっぱなしでSS投下してたぞ? 後で改めたけどさ。
それでもここの人達は広い心で受け入れてくれたからここで書いてるんだ。

今度から「マナーには気を付ける」「次は純粋なひぐらしのネタにする」って
言ってるのに、何を心の狭いこと言ってるんだ?

いつからそんな初心者に優しくないスレになったんだよここ?
そういうレス見る度にこっちも書く気が削がれてるから止めてくれないか?
確かにいつまでもマナーを学ばない人もいたけど、誰も彼もがそうとは限らない
だろうに……。

121:圭一×魅詩
07/09/16 01:16:17 omsb7Uj3
圭一×魅詩

エロあり・長編・携帯から

雛見沢大災害前の話

流れ読まずに投下します。

122:圭一×魅詩
07/09/16 01:16:54 omsb7Uj3
何故だ…何故?
誰か教えてくれ!
右に、魅音
左に、詩音
俺の腕に、くっついている。

二人の目が………怖い

「コラ~~~詩音ん~~圭ちゃんから、離れなさいよ~~~~」

「お姉こそ、圭ちゃんから離れて下さい。
圭ちゃんは、私の彼氏なんですから。」
「なっな…なぁに言ってんのよ!圭ちゃんは、私の彼氏」

「ちょっ…ちょっと待てぃ~~~~お前ら、何時から、お前らの彼氏になったんだよぉ~」

「今!」

流石、双子…綺麗にハモったよ…

じゃなくて…

「そもそも告白されてないぞ俺?」

「圭ちゃん?他に好きな人居るんですか?」

「ふぇ…圭ちゃん…居るの?レナ?沙都子?…梨花ちゃん???」

「違う…あいつらは、仲間だ。それ以上それ以下でもない。ただ……」

「ただ?なんですか?」

「……………俺は………2人とも……その……………好きなんだよ!」

絶対顔真っ赤だ。俺…


「あははっ簡単な事ですよ?私とお姉、2人と付き合えば良いんですよ?ねっお姉?」

「……………」

「お姉?嫌ですか?嫌なら、圭ちゃん私と付き合いましょう。お姉…圭ちゃんの事嫌いらしいですから…クックック」

「何言ってんのよ!嫌いなわけ無いでしょ!
好き…大好き」

「だったら、良いじゃないですか?2人と付き合えば楽ですよ?いざこざ無いですし…」

2人で、勝手に話しが進んでいるんですけど?

結局詩音の強引?なやり方で、俺と魅音詩音の三人で付き合うことに、なった。
良いのか?これで?

123:圭一×魅詩
07/09/16 01:17:38 omsb7Uj3
今日も、爽やかな日だ。
眩しいくらいの光に、目が覚めた。

トゥルルル…
トゥルルル…

今日親達は、恒例の東京に行っている。

「もしもし、前原です。」


「もしもし…圭ちゃん?おはようございます!詩音です。今日暇ですか?暇なら、そっちに、お姉と遊びに行って良いですか?」

「あぁ…暇だよ。親達も、居ないから来て良いぞ。昼飯作ってくれよ!
腹ぺこなんだよ。なっ?頼むよ。」

「たくっ…しょうがないですね。大好きな彼氏のためですから、腕によりをかけて、作りますよ。買い物してから向かいますね。」

2人と付き合うように、なって大変かなって思ったが、意外な事に、大変では無かった。
デートするにも、三人
学校から帰るにも、三人…
今までと、変わらない雰囲気で居心地良かった。
問題は……sexだ。
キスは、クリアした。

まさか…3P…?

いやいや…俺童貞
無理だろ。
どうしよう?

なるようになるしかないな。

今日チャンスだ!
2人だって…そのつもりだろうし?

クールになれ圭一
息子よ…ホットになれ

今宵決めるぞ!

124:圭一×魅詩
07/09/16 01:18:20 omsb7Uj3
ピンポーン
ピンポーン

「…………………えっと………その………」
ガチャン

ちょっと待て!
今の格好…
メイド?
何故?
クールになれ圭一

「ご主人様…ドアを開けて下さいませ。」
ぐはっ…ご主人様
レナ居なくて良かった。お持ちかぇり~☆
されてたな。

「分かったから、その…ご主人様ってヤメロ!」
「ふぇ…だって…詩音がメイド姿で行けば圭ちゃん喜ぶって、言ったから…だから…恥ずかしいけど…勇気出して…来たの」

可愛い…女の子モードの魅音…反則だよ。

「はろろ~ん圭ちゃん…どうですか?この格好…可愛いですか?」
クルッと回って、スカートの裾を掴んでお辞儀した。

可愛い…詩音…

因みに、お屋敷に居そうな、正統派メイド姿

俺幸せ者

「凄く似合ってるよ。可愛い…上がってくれ」


「早速料理作るよ。
おじさんと、詩音で美味しいもの作るからね。
圭ちゃんテレビでも、見ててね。」

おう!と返事して、テレビを見つつ2人の姿を見ていた。

魅音…部活の部長
男勝りだが、可愛いとこもある。
詩音…魅音と、性格は正反対だが明るく可愛い

2人を好きになるのは、あっという間だった。

二人同時と、付き合うとは思わなかった。

125:圭一×魅詩
07/09/16 01:18:55 omsb7Uj3
「圭ちゃん出来ましたよ。一杯食べて下さいね」

ぐはっ…
何だこの、精力増強メニューは…

スッボンの生き血
高麗人参
レバ刺し
うな丼
などなど

「圭ちゃん?今日は、2人と交わって貰いますからね。」
「圭ちゃん…ゴメンね…今日…私達を女にしてね。」

最初からそのつもりだったか…

はぁ~

「分かった。全部食ってやる…これ、食べ終わったら…覚悟しろよ。
獣になってるからな。」

「楽しみにしてますよ~生卵も飲んで下さいね」
どうなっても、知らんからな


だんだんと、俺の中の…tmtkが……

ここは、クールになれ圭一

「魅音詩音、風呂に入ってこい。」

「…分かったよ。お風呂入るよ。」

「違う!…ご主人様って言え!今日は、お前ら…メイドだろうがぁあああ」

「はい!申し訳ございません。ご主人様…」

Good-bye理性
カモンtmtk

126:圭一×魅詩
07/09/16 01:22:11 omsb7Uj3
あっはっはっはっは
今の俺は、百獣の王
否!
最強の称号【tmtk】
それすらを超えた
「ご主人様…お風呂から上がりました。いい湯有り難うございます。」
「よし!俺が風呂に入ってる間に部屋にいろ!
勿論メイド姿でだぁあああ」
「はい!ご主人様」
部屋に戻ると…
もじもじした、2人が、真っ赤にしながらいた。萌えるな
「さて、まずは、魅音から戴きます。」
「ご主人様…優しく……どうか…優しくしてくださいませ。」
「こっちに、来なさい。詩音は、オナニーしなさい。分かったかな?」
「はい!ご主人様………後で、私も優しく…して下さい。」

俺童貞なのに…キャラ変わってる。

しかぁし俺の中に、伝説の【tmtk】がいる。

イケる

唇にフレンチキッス
離してディープキッス
舌を絡ませていく………
びちゃ…ちゅる……びちゃびちゃ…
唾液の音が響き渡る
「んっ…ふぇ………うっっ………はぁぁあ……」
少しずつ、息が上がってきた。
柔らかい唇を貪る
舌を舐め回す
耳に息を吹きかける
「けい……ちゃ…………んんん…気持ちいい……ふぁあぁ…」
俺も、夢中に貪る
長く感じたキスだった。
魅音の豊満な胸を触った柔らけぇ~~~~
メイドの服を脱がしながら可愛らしい白のブラとショーツが露わになった。(靴下は脱がしてない)
少し緊張気味の魅音を安心させるために、抱きしめた。
「魅音…好きだ。今抱きしめているだけでも、幸せだよ。優しくするからな…」
「圭ちゃん…うっ…有り難う…嬉しいよ。…私も大好きだよ。」
キスをして、魅音のショーツに手を伸ばした……かすかだが、湿っているブラを取りピンク色で、かぁいい胸が露わに…

俺のtmtkが反りたった。乳首を舐め、ショーツを脱がし、生まれたままの魅音が…みおんがぁあああ

我慢…無理です。
限界だ。

tmtkを魅音の秘所にあてがいゆっくり、沈めた

127:圭一×魅詩
07/09/16 01:22:51 omsb7Uj3
「痛い…けい………圭ちゃん……痛いよ…うっっ」

そのまま、処女膜を打ち破った。

「~~~~~~んっああぁぁあ…くっ…痛い」

「大丈夫?少しこのままでいるからな。」
優しく…抱きしめた。

「圭ちゃん…動いていいよ。いっぱい…愛して。」

腰を動かした。
好きな魅音の奥深くに…
「んっああぁぁあ…ふぁあぁ…圭ちゃん……ひゃああぁぁ…」

俺は、絶頂迎えた
魅音の胸には、分身が散らばった…
「魅音…はぁはぁ…気持ち良かったよ。有り難うな」

さて、詩音はどうしたかな?

「圭ちゃん……私を……はや…く……んっああぁだい……て…くだ…さい…」
何回も果てた詩音が、欲しがる目で訴えていた。
次は詩音だ……

128:圭一×魅詩
07/09/16 01:24:10 omsb7Uj3
すでに、準備OKだった
詩音は、すぐにでも欲しがっていた。

例の精力増強メニューを食べていた俺は、迷うことなく、挿入した。

「んっ…あっ……ひゃん……痛いですね。…でも…気持ち良いです。」

構わず腰を降り続けた。止まらない…気持ち良すぎだ!

妖艶な目をする詩音……自然に腰の動きが早くなる。

「ぅああぁぁあ…圭ちゃん………あん…激しい……………んっああぁ……イク……ああぁあぁぁぁ」
「詩音………好きだ!……俺………も……ダメッうぁあああぁ」
詩音の中に果てた。
魅音と詩音ぐったりして、俺を見つめていた。

「有り難う圭ちゃん。
嬉しいよ。大好き…」
チュッ
「圭ちゃん私も大好きですよ。」
チュッ

美少女双子からほっぺにチュッ

tmtkが、収まらない

「次は、下に魅音上に詩音レズプレイしろ!
命令だ。」

「はい!ご主人様」
慣れた?ように、下を絡ませレズプレイを開始した。

「詩音……んっああぁ…そこ…ダメぇええぇ………ふぇ……ふわぁああ……」

「お姉…胸は……よわ……い…うんっ…ひゃん……」

俺は、重なっている二人の後ろに、周り詩音の秘所に挿入した……

「圭ちゃん?……んっああぁ………また……イクっ……」

何回言ったか分からないぐらいセックスを楽しんだ。

129:圭一×魅詩
07/09/16 01:25:27 omsb7Uj3
俺は、幸せだった。
大好きで大好きで愛おしい魅音と詩音

そして別れは、突然だった。


俺は、親父の親が亡くなったということで、葬式に出るために、雛見沢を3日離れた。

無事に、葬式が終わりテレビを見ていたらニュース速報が流れた。

【××県雛見沢市に、原因不明のガス災害。】

頭が真っ白になった。
何かの間違いだ。
何故?
なぜ?
ナゼ?

うわぁああぁああああ




あれから、20年
雛見沢は、ずっと立ち入り禁止になっていた。

最近になって、中に入れるようになった。


「魅音、詩音…元気か?俺も、すっかりおじさんだよ。はは……今でも、あの時の事、思い出すよ。どうか、天国で幸せになれよ。ちょっと変だな俺も何時か、そっちに行くからその時は、付き合うな……また来るよ」


空を見上げれば、昔と同じ景色同じ空気が感じられた。

あの時の、思い出を心に閉まって一歩歩き出す。
【有り難う圭ちゃん】

振り返れば、風が吹いていた。

それは、2人の体温みたいに温かい風だった。



END

130:圭一×魅詩
07/09/16 01:26:03 omsb7Uj3
中途半端に長かったですね。

ssって難しいですね

これからも、勉強です。

読んでくれた方々有り難う

131:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:57:56 jWOwmOwV
>>130
GJ
よかったけど
句読点が気になるからがんばってちょーだい
誤字も確認を。


結局投下が一番平和になる気がするなぁ

あと保管庫もGJ

132:名無しさん@ピンキー
07/09/16 02:11:16 A436nLo5
>>131
なんかそれも喧嘩したカップルがSEXで仲直り的なイメージあってヤだけどなwww
平和になるならなんでもいいか。

>>130
GJです。この三人で付き合うのは案外いい感じかも。
詩音が上手に魅音の可愛さを引き出したりしたらえらいことですよ。

133:名無しさん@ピンキー
07/09/16 02:40:30 ewmyG7bn
潤ってきたな
イイヨイイヨー

134:名無しさん@ピンキー
07/09/16 08:50:01 LzdIzuQA
>>130
tmtkー!!
GJ!
こんな雰囲気のなか、書いてくれてありがとう
大好きよ

135:「魔女の娘」うみねこ金蔵×夏妃
07/09/16 11:05:02 Kb4YnXze
うみねこ金蔵×夏妃、投下行きます。予定レス数8~9。
NGの方は名前欄「魔女の娘」を登録してください。

136:「魔女の娘」1/8
07/09/16 11:07:16 Kb4YnXze
右代宮ノ血ヲ継グ子ガ、喉カラ手ガ出ルホド欲シカッタ……!



 その夜、島は季節外れの嵐に襲われていた。
 窓の外で荒れ狂う風雨に目をやり、これでは蔵臼は戻れんな、と金蔵は思う。一昨日、
蔵臼は新しい事業のための打ち合わせだといって、東京に出て行った。戻りは今日の予
定だったが、この嵐では飛行機も飛ばないし船も出せない。滞在を延期するよりなかろ
う。それは仕方のないことだが、その一夜のために浪費される金額を思うと、金蔵は苛
立ちが納まらない。
 長男の蔵臼は、我が子とも思えぬほど愚かで、金の使い方というものをまるで理解し
ていない。翌年の十億のために一億を賭けることを金蔵は愚かとは思わないが、蔵臼は
足元の一億を拾い集めることに夢中で、目の前の二億に気付かないような男だ。そして
一億を手に入れるために、二億を落としていることにも気付かない。
 今夜もきっと蔵臼は、成功するはずもない事業のために、その協力者を名乗る詐欺師
まがいの連中をせっせともてなし、そのために金をばら撒いているのだろう。これを浪
費と言わず何と言う。
 金蔵はなんとか苛立ちを抑えようと、妖しい緑色の酒を何杯か呷ったが、一向に気分
は晴れなかった。窓の外の嵐も、金蔵の心の嵐も、まだ去りそうにない。
 そこに、ノックの音がした。重いドアを叩く音は弱々しく、だが何か思いつめた気配
をさせていた。
 こんな風にドアを叩くのは、使用人たちではないだろう。源次はもっと落ち着いたノッ
クでこの部屋を訪れるし、熊沢のそれはノックですら軽快で陽気だ。
 となると、こんな音を立ててドアを叩くのは一人しかいない。
「……入れ」
「夜分遅くに失礼いたします、お義父様」
 金蔵の予想通り、ドアを開けたのは夏妃だった。気配で察したとおりの、何か思い詰
めた顔をして唇を噛んでいる。
 何かあったのか、と心配するぐらいの慈悲が、まだこの頃の金蔵にはあった。金蔵が
魔術に傾倒し、世捨て人のようになって部屋に篭るようになったは、これから数年後の
ことである。

137:「魔女の娘」2/8
07/09/16 11:09:14 Kb4YnXze
 だが、慈悲の言葉より先に金蔵の口をついて出たのは叱責だった。
「義理の父とは言え、夫以外の男の前にそのような姿で現れるとは……恥を知れ!」
 怒鳴られた夏妃の顔が朱に染まる。
 夏妃が着ているのは、薄い夜着が一枚きりで、ガウンすら羽織っていない。体の線が
透けて見えるどころか、下着をつけていない胸の先端の尖りすらわかる。三十を越えた
ばかりの熟れた女の体が、ほとんど露になっているようなものだ。
「夫以外の男の部屋を、夜に訪ねるというだけでもけしからん! その上その姿……仮
にもお前は右代宮の長子の妻であろうが! それを……ッ!!」
 その後は言葉にすらならず、金蔵は右手を振り上げた。思い切り殴るつもりでいた。
 だが、その手を下ろすよりも夏妃の言葉の方が早かった。
「お願いがございます」
 意外なほど落ち着いた声に気圧されたのかもしれない。金蔵は手を振り上げた形のま
ま、夏妃の次の言葉を待った。
「……お……お情けを……頂きたく……」
「情け……だと?」
「はい……お義父さまのお情けを頂きたく、こうして参りました」
 その意味をすぐには理解できず、困惑する金蔵の前に、夏妃は跪き、いや額を床に摩
り付けんばかりにして懇願する。
「欲しいのです……私は何としてでも、子が欲しいのです……!」
 情け、とはそういう意味か。その望みは、昭和の怪物と言われた金蔵をすら呆然とさ
せた。
「お義父さまの血を継ぐ子を……この右代宮の血を継ぐ子を、私に授けてくださいませ……!」
「く、蔵臼の子でなくても良いと言うのかッ?」
「あの人との間に子が望めるならそういたしました! ですがこの十二年、私には懐妊の
兆しもなく、あの人が余所の女との間に子を成すこともなかった」
 そこで夏妃は、一瞬息を詰め、それから呻くように吐き出した。
「―あの人にはおそらく、その力がないのです」

138:「魔女の娘」3/8
07/09/16 11:11:24 Kb4YnXze
 それは金蔵も薄々勘付いていたことだった。夏妃は何度か不妊治療のために専門医の
検査を受けている。その結果はいつも「問題なし」。問題があるとすれば、蔵臼の方に
だった。
 だが、蔵臼が検査を受けに行くことはなかった。その気持ちは金蔵にもわからないで
もない。検査の結果、不能と宣告されることは男としてのプライドも苦しいだろうし、
何より跡継ぎを遺せないとなれば右代宮の後継者の資格を失うことになる。
 だから蔵臼は、子が欲しい欲しいと喚きながらも、その原因を調べようともせず、ただ
ただ孕まぬ夏妃をなじり続けるだけだった。
 それが夏妃をここまで追い詰めてしまったか。金蔵は床に伏したままの夏妃を、半ば
憐れむように見下ろした。
 生家には戻れぬ女だった。何としてでも蔵臼の子を産み、妻としての大役を果たさねば、
行くあてすらない女だった。
 子を授からぬことで、絵羽に随分と虐げられていることも知っている。絵羽が譲司を
産んだ後は更にそれが激しくなり、本来ならその盾となるべき蔵臼にも責められている
のも知っている。
 だが、だからと言って、血が繋がらぬとは言え父と呼ぶ男に抱かれ、子を成そうとす
るなど―
 狂っている。夏妃は狂ってしまったのだ。金蔵は本気でそう思った。可哀想なことを
した。あの愚かな息子には過ぎた妻だったというのに、とうとう狂ってしまった。
 お願いですお願いですお願いです……沈黙に耐えかねたかのように、夏妃はさっきから
そればかり繰り返している。お願いですお願いですお願いです。狂女の懇願が延々と
続いている。お願いですお願いですお願いですお願いですお願いです。
 ともかく、部屋に戻そう。今日は薬を飲ませてでも眠らせて、嵐が落ち着いたら医者
に見てもらおう。心の内でそう決めて、源次を呼ぶために、金蔵が電話に向かおうとした、
その時だった。
「―お義父さま」
 夏妃の白い手が、金蔵の足首を掴んで引き止めた。
「お願いです……!」

139:「魔女の娘」4/8
07/09/16 11:13:44 Kb4YnXze
 その時、金蔵は振り返るべきではなかった。夏妃の手を振り払い、源次の控える部屋
に電話をかけて、さっき思ったとおりにするべきだった。
 だが、金蔵は見てしまった。懇願する夏妃の顔を。

 その目を。

 狂った目だ。まともな人間の目ではない。人の理から外れた目だ。人の枷を外れた―
これは、魔女の目だ。
「……ベアトリーチェ」
 己が思わず漏らした言葉に、金蔵は愕然とし、そして確信した。
 ベアトリーチェだ。これはベアトリーチェの目だ。魔女が夏妃の体を借りて、己のと
ころへやってきたのだ。
 だとすれば、これは夏妃の意思ではなく、黄金の魔女の呪いだ。
 このまま蔵臼と夏妃が子を得なければ、最初の男子である譲司が右代宮の家を継ぐこ
とになるだろう。他に選択肢がないのだから、争いようもなく跡継ぎは決まる。
 だがここで、夏妃が子を孕んだら? 跡継ぎの子を産んだなら? 留弗夫の妻にも妊娠の
兆候があると言う。
 己の寿命が尽きる頃には、三つ巴の後継者争いが起こるのだろうか。いや、その頃には
楼座が子を得ているとしたら、勢力は四つになる。それがどんな醜い争いになるのか、
想像するのは簡単だった。
 それが望みか、ベアトリーチェ。それがお前の望む返済なのか、ベアトリーチェ!
金蔵は夏妃の目に宿るベアトリーチェに問い掛ける。もちろん、答えがあるはずもない。
 金蔵はふらふらと後ずさり、椅子にぶつかって、そのまま倒れこむように腰を降ろした。
「お、お義父さま……」
 夏妃が慌てて駆け寄る。金蔵が怒りと驚きで、何か発作でも起こしたのではないかと
思ったようだ。
 金蔵は心配ないと首を振り、すぐ傍まで顔を近付けていた夏妃の髪をそっと撫でる。

140:「魔女の娘」5/8
07/09/16 11:16:44 Kb4YnXze
「ベアトリーチェ……」
 金蔵はもう一度、愛しい魔女の名を呼んだ。
 ここにいるのは魔女だ。黒い髪こそしているが、これはあの黄金の魔女の化身だ。
「夏妃。お前は今夜、ここには来なかった」
「……はい」
「ここに来たのはお前ではない。ここにいるのはお前ではない」
「はい」
「わしが抱くのはお前ではなく、ベアトリーチェだ。お前に子を授けるのもわしではない。
ベアトリーチェだ」
 夏妃がこくりと、幼女のように頷いた。
 ベアトリーチェよ、これで良いのだな? ベアトリーチェ。我が愛しの魔女よ。

 夏妃が、おずおずと金蔵のガウンの前を開ける。取り出した金蔵のものには、まだ力が
ない。それを口に含むことを、夏妃は厭わなかった。口に含み、たっぷりと唾液をまぶ
して下から上へと舐め上げる。その間、手は後ろのふくらみをやわやわと揉む。慣れて
いるのは、そうやって蔵臼に奉仕していたからだろうか。蔵臼が教え込んだのだろうか。
 そう思うと、妙な嫉妬が金蔵の心に沸いた。これは夏妃だ。だが、金蔵の愛した魔女で
もある。その魔女に、自分の息子がこんな淫らなことを教え込み、毎夜毎晩奉仕させて
いた。そのことに怒りを覚えた。
 怒りが腰を熱くした。何年かぶりの硬さと熱さを伴って勃ち上がった己のものを、
金蔵は思い切り夏妃の喉に押し付けた。むせて逃れようとするのを、頭を掴んで離さない。
夫である蔵臼すら触れたところのない場所に、己を叩きつけたかった。
 夏妃がくぐもった悲鳴を上げる。唾液がぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる。唾液と
先走りの混じったものが口の端から溢れて、夏妃の端整な顔を汚す。
 そのまま喉奥に注いで、一滴残らず飲ませてやりたい。口から溢れた分は指ですくって
舐め取らせ、床にこぼれた分があったら、それさえも蹲って舐めろと命じたい―
その願望を成就させるのを、金蔵はすんでのところで堪えた。それは魔女の望みではない。
 頭を離してやると、夏妃は小さく咳き込みながらその場に崩れた。余程苦しかったのだ
ろう。抗う力もないところを、脚の付け根に手を伸ばす。
 そこは既に熱く潤っていた。金蔵はまた苛立つ。男に奉仕するだけで、こんなになるように仕込まれてしまっているのか。

141:「魔女の娘」6/7
07/09/16 11:19:41 Kb4YnXze
 いきなり指を差し込んでも、熱くぬめる沼は何の抵抗もなく、金蔵の指を容易く飲み
込んだ。ああ、と金蔵が聞いたこともないような、蕩けるような吐息を夏妃が漏らすのも
気に入らない。そんな声を毎晩蔵臼に聞かせていたのか。
 豊かな胸は仰向けになっても、その美しい曲線を崩さない。そのくせ、うっすらと
脂肪の乗った体はどこに触れてもやわらかく、若い女とは違って全身で男の欲望を受け
止めてくれる。
「蔵臼はいつもどうするのだ?」
 耳元でそう訊いてやると、羞恥で夏妃の顔から首筋までが真っ赤に染まった。
「嫌……そんなことは訊かないでください……」
「耳も弱いのか? 首もか? 蔵臼はいつもそこをどうしてくれるのだ?」
「嫌……嫌……」
 力なく首を振るのを、甘やかな暴力でおとなしくさせる。耳に息を吹きかけると背筋を
震わせ、首筋に唇を落とすとぎゅっとシーツを掴んで堪えた。鎖骨の窪みに舌を這わせる
と、か細い声を上げる。脇腹も太腿も弱いようだった。体のどこにでも、触れられる度に
夏妃の花は露を溢れさせ、蜜をこぼす。きっと、どこもかしこも蔵臼がそういうふうに
してしまったのだ。この愛しい魔女の体を。
 今度こそ、怒りの限界だった。
 何も言わず、いきなり突き入れた。予想もできなかった衝撃に、夏妃が声もなく震える。
花弁が震える感触があった。軽く達したのだろうか。
 空いた手で朱鷺色の乳首を嬲ると、白い体がびくんと跳ねた。達したばかりで敏感な
体に、立て続けに刺激を与えられては苦しいだろう。喘ぎは少し悲鳴に似ている。
 それでも許さなかった。たった一夜の魔女との逢瀬だ。これほどまでに愛していると
いうのに、二度と睦み逢うことのない魔女との逢瀬だ。明日の朝には息子の妻へと戻って
しまう女を、金蔵はきつく抱きしめた。
「ベアトリーチェ、ベアトリーチェ……!」
 うわごとのように繰り返しながら、金蔵は己の腰を強くうちつける。
 二度とないのなら、この一夜を深く深く、消えない刻印として魔女の中に刻み込める
ように。これから何度蔵臼に抱かれようと、その度に己との一夜を思い出すように。
 ベアトリーチェ。愛しの魔女の名を呼ぶ声が上擦る。限界が近い。夏妃の長い脚が
金蔵の腰に絡む。もっと深く、もっと奥に注ぎ込んでと誘うように。
「ベアトリーチェ―!」
 一際大きな呼び声と共に、金蔵は己の欲情の全てを夏妃の奥へと注ぎ込んだ。
 引き抜いた後、溢れ出したそれが夏妃の太股を汚していた光景が、金蔵の記憶から離れない。

142:「魔女の娘」7/7
07/09/16 11:21:14 Kb4YnXze
 しばらくして、体の不調を医者に診てもらった夏妃は、待望の懐妊を告げられた。
 その子の父は金蔵なのだろうか。それとも蔵臼なのだろうか。それはたぶん夏妃にもわからない。「あの夜の後、夏妃は懐妊した」。それだけが事実だ。
 だが半年後、だいぶ大きくなったお腹を撫でながら、夏妃がこう言っていたのを源次が聞いている。
「この子はきっと女の子です」
 その目は母になる者特有のやさしさに満ち溢れていたが、なぜかそれが自分にはおそろしかった、と後になって金蔵は源次から聞かされた。
「この子は、魔女様の思し召しで授かったのですから。魔女になれるのは女だけ―だからきっと、この子も女に違いありません」
 あれは母でありながら、魔女の目でした。源次にそう言われ、金蔵は瞑目し、心の中でこう問うた。
 愛しき魔女、ベアトリーチェよ。これでお前の願いは叶ったのか、と。


end(7レスでおさまっちゃいました。計算ミス失礼)

143:名無しさん@ピンキー
07/09/16 11:36:09 qQdMEn4d
>>142
うおおお~~っ!!
夏妃さんエロいっ!! エロ過ぎるううぅぅっ!!
倒錯したエロさとかアダルト特有のエロさが堪らない。GJ。

144:名無しさん@ピンキー
07/09/16 11:51:28 0aqLglxv
>>142
GJいいもん読ませてもらった

145:名無しさん@ピンキー
07/09/16 12:05:48 +6QadTNP
GGGGJJJJ!!!!!夏妃さんエロ過ぎる!文章の雰囲気も素晴らしかった。
・・・ろくな感想を言えないが賞賛の声だけは伝えたいんだぜ。

146:名無しさん@ピンキー
07/09/16 13:17:35 tH65C1hp
これはいい…!
金蔵の心理描写がすげえリアルで本編でも本当にありそうで/ヽァ/ヽァした
これ読んだ後に本編の片翼のエピソードを見ると感慨深いな

147:名無しさん@ピンキー
07/09/16 13:18:17 IwkdkzBg
>>130
イチロー?

148:名無しさん@ピンキー
07/09/16 14:24:24 pbCNJh/D
>>147
イチローだとしたら前回より上達したということだな

149:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:30:26 IwkdkzBg
>>148
ん~そうか?w
個人的には、いつもKだからたまには羽入と梨花あたりも見てみたいところだ



150:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:47:42 XgDkfyFS
>>142
GJだぜw
だんだん流れが良くなってきたぜw

151:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:00:02 cUp8OVey
圭一×魅音のスカトロファックって需要ある?

152:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:01:08 gtlkXd43
あるあるあるある

153:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:33:37 x2Sl4cll
いや、ないな

154:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:47:55 +6QadTNP
普通のなら。圭魅は最近少なめだしな。

155:名無しさん@ピンキー
07/09/16 18:09:12 mo/I0Glf
圭詩の勢いに流されて圭魅が全然なくなってたなw
やっぱり魅音はなんでも詩音に取られるのかw

156:名無しさん@ピンキー
07/09/16 18:55:50 35Qflt5c
魅音は多いだろ
少ないのはレナサトコ梨花鷹野知恵

157:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:53:20 1QNuI8mb
えーと、大逆転!!―皆殺し編―の続き投下します。
ボリューム少ないので詩音パートまでいきます。
予定消費レス数は4です。

【前回あらすじ】

抵抗虚しく、山狗達に囚われとなった部活メンバー。
圭一の目の前で、鷹野はヒロイン達を陵辱するように山狗にそそのかす。
獣欲に染まってヒロインを襲う山狗の前に、圭一の怒りが爆発する。

「お前ら、そんなヌルいことで陵辱なんて言ってんじゃねぇぇ~っ!!」

レナを題材にもっとも燃える陵辱パターンを解説する圭一。
そして、彼の説明に歓声を上げる山狗達。
「じゃ、……じゃあ、このポニーテールの娘はどうするんで?」
「魅音か……? そうだな……魅音は―」
「け、……圭ちゃん?」
そして今、圭一による魅音の陵辱講座が展開される。

158:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:55:02 1QNuI8mb
俺が魅音の前に立つと、魅音は怯えた表情を浮かべた。
「ああっ! いやっ! やだっ! やめてよおおっ!」
魅音の叫びに酔いしれながら、俺は魅音の上着を破いていく。
ブチブチとボタンが飛び散り、その大きな胸がこぼれ落ちた。
羞恥心に魅音は顔を真っ赤にさせ俯く。腕は背中に回して拘束しているので、胸を隠すことは出来ない。
「やだ……やだっ! 見ないで……見ないでよ」
しかし俺は魅音の声を無視してブラジャーを剥ぎ取る。
白く、たわわに実った双丘が露出する。
「くっくっくっくっ。……こんな立派な乳しておいて、見るなって言われてもそれは無理な相談だなあ」
「うっ……くっ…………ううぅ」
俺は魅音の胸を鷲掴みにし、乱暴に揉みしだく。
どこまでも柔らかいその感触が心地いい。ボリュームのある魅音の胸は実に揉み甲斐があるなあ。
「や……いやっ! そんな……強すぎるっ! お願い……お願いだからもっと優しく……」
「へえ? ……その割には感じてるんじゃないのか? 乳首もこんなに固く尖らせてるぜ?」
俺の手のひらから、コリコリとした感触が伝わってくる。
「そっ!? ……そんなわけ……ない。そんなわけないもの。…………はぁ……はぁっ」
自信なさげに呻きながら、魅音が内股を擦り合わせるのを俺は見逃さない。
にやりと俺は笑みを浮かべた。
「きゃああっ!?」
俺は魅音のスカートの中に手を突っ込み、そしてパンティの脇から魅音の秘部へと手を伸ばし…………もぞもぞとまさぐった。
恥毛を掻き分け、ぷりぷりした割れ目を指で丹念になぞる。
擦りあげる度に、魅音は身悶えた。
「んんっ……んっ……ふぅっ……」
俺は魅音のくぐもった声を聞きながら……ときに強く、そしてときには甘く、魅音の秘部を愛撫し続けていく。
懸命に声を押し殺そうとするものの、それも長く続くはずもない。
「や……はっ……ああっ」
魅音の口から甘い吐息が漏れ、俺はにやりと笑みを浮かべた。
「んん~? じゃあ、お前の下の口から溢れるこれはなにかなあ?」
「そ……それは……その……」
「……お前はこんな状況で濡らす変態女なんだよお~? ぐっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!」
もじもじと身悶えする魅音にそう告げてやると、彼女はぽろぽろと涙をこぼした。あー、この表情がいいぜ魅音。実にそそる。


159:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:56:55 1QNuI8mb
「じゃあ……いくぜ?」
「い……いくって……?」
怯えた瞳を浮かべる魅音に、俺はにやりと笑いながら告げてやる。
「決まってるだろ? お前のこの濡れ濡れになったお***に俺の***をブチ込んでやるんだよおおおぉぉぉっ!!」
「や……嫌ああああぁぁぁっ!!」
暴れる魅音に覆い被さり、俺は魅音の膣内に怒張を埋め込んでいく。
「あっ……ふぅ……んんんっ!! あああぁぁっ!!」
ずぷずぷと、心地よい抵抗感と共に軟らかい肉の感触が俺のものに絡み付いてくる。くはははは……この感覚、やはり何度味わっても堪らねぇぜ。
「あっ……んあっ…………くぅんんんっ!!」
俺の下で魅音が目を瞑り、唇を噛み締めながらも甘い呻き声を漏らしてくる。
俺が腰を振るたびに、敏感に魅音の体が震える。くくく……いい反応だ。体は正直ってやつだなぁ~~魅音~~っ?
更に、俺は魅音の乳房に手を置き、そしてその乳首に吸い付く。
「ひゃっ……あぅぅうっ!?」
おお~~っ!? やっぱり魅音の乳は最高だぜっ!!
たっぷりとしたボリューム、柔らかさ、滑らかな肌触り……どれをとっても一級品だっ!!
「やっ……だぁっ! そんな激しく……吸わないで……えっ!」
「馬鹿言え、これでやめろって言われてやめられる男がいるわけねぇだろ? こうなったらとことんまで犯りつくしてやるぜえっ!」
「い……いや、いやあ…………はっ……あんっ……んんっ!」
魅音の甘い呻き声をBGMに、俺は心ゆくまで魅音の膣内を俺のもので掻き回し、そして体を貪る。
そのあまりの気持ちよさに、俺が達するのもほとんど時間を必要としなかった。
「うくっ……イク……イクぜ魅音? しっかりと受け止めろよっ!?」
「いやっ……あああああああぁぁぁぁぁ~~っ!?」
歓喜に身を震わせながら、俺は魅音の膣内へと欲望を吐き出した。




「―と、いう感じか? M属性があれば、言葉攻め等で羞恥心を最大限まで高め、そして性的興奮に抗えないようにするまで墜としていくわけだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
よーしよし、覚えのいい奴らだ。
「じゃ、……じゃあ、今度はこの気の強そうなのは?」
「詩音か……? そうだな……詩音は―」
「け、……圭ちゃん?」
俺が下卑た嗤い声をあげると、詩音から血の気が引いた。

160:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:58:17 1QNuI8mb

「……うぅ……このっ……。殺してやる……殺してやるぅ……ううっ」
嗚咽混じりにポロポロと涙を流しながらも、詩音は悪態を吐くのをやめようとはしなかった。
後ろ手に腕を拘束されたこの状況では、それぐらいしか抵抗する方法が無いものな……。
無駄だというのに……。
「くっくっくっくっ……。いい目だ……隙あらば噛み殺さんといわんばかりのその鋭い目が堪らねぇぜ」
「ぐぅ……うううぅ」
ロクに濡れてもいない処女穴へと無理矢理挿入したんだ。痛くて堪らないはずだというのに……この活きの良さというのは、堪らねぇなあ。
にたにたと嗤いながら、俺は詩音の乳首を捻りあげる。
「うあああああぁぁぁぁぁぁっ!?」
固く……それでいてどこか甘く尖った詩音の乳首を引っ張ると、詩音の豊かに育った乳房も踊る。
「ひゃはははは。すげぇ締め付けだな。俺のものが千切れそうだぜ。乳首つままれて***締めるってどういう体してるんだよ? ……じゃあ、これは…………どうだっ!?」
パァン
「あうっ」
乾いた音を立てて、俺は詩音の頬を平手打ちした。
「くっくっくっ……面白えなあ……また締め付けてきやがった」
「ううっ……ぐっ……ううう……この……ど畜生が……くっ……うっ」
ぎちぎちに締め付ける蜜穴も最高だが、それだけじゃない。ボリュームあるその肉も最高だ。
たっぷりとした詩音の乳房を鷲掴みにしたまま、揉みしだいていく。むっちりとして張りのある弾力は、どれだけ弄ぼうと……何度でも俺の手のひらを押し返す。
「畜生……畜生……畜生……」
羞恥と怒りに真っ赤になる詩音の表情が……そして怨嗟の声がどうしようもなく俺の嗜虐心を煽る。
もっともっと彼女の泣き声が聞きたくて、何度も……何度も腰を打ち付ける。悦ばせるためじゃない……ただ、俺の快楽のためだけだ。

161:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 20:00:08 1QNuI8mb
「ひぅっ!? ……んんっ」
幾度となく強引に蜜肉を突いているうちに、さすがの詩音も少しずつ快楽を味わい始めてきたらしい。
その口から漏れる嗚咽に、甘いものが混じるようになってきた。
「んぐぅうううううぅぅぅ~~~っ!!」
今度は乳首を強めに摘み、磨り潰すようにこね回す。
よほど痛いのか、詩音はびくんびくんと体を跳ね上げてきた。くくくく……同時に俺のものに、蜜肉が絡み付いてきやがった。
狂乱状態になりながら首を振る詩音に体重を掛け、そのまま乳首をこね回しながら俺はもう一度強く腰を打ち付け……。
「うあああああぁぁぁぁぁ~~~~っ!!??」
熱くたぎった精液を彼女の膣内に射精した。
どくんどくんと怒張が脈動して、詩音の中を精液が満たしていく。
「ひっ……くっ…………うううぅ……よくも……そんな……」
俺の下で、詩音は呆然と……表情を失った。
そして、光を失った瞳で呟いてくる。
「絶対に許さない。殺してやる……殺してやる……」
くっくっくっ……そうだな……今度は尻でも叩いてやろうか……。
どうやら、まだまだ楽しめそうだ。




「―と、いう感じはどうだ? 魅音やレナとは違ったタイプ……反発してくる女には苛烈な責め苦を与え続け、その反応を愉しむんだ……」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
うむうむ……だいぶ分かってきたようじゃねぇか。
「じゃ、……じゃあ、このチビ娘はどうするんで?」
「沙都子か……? そうだな……沙都子は―」
「あ、あの……圭一さん?」
俺がわきわきと手を動かすと、沙都子の頬が引きつった。

162:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 20:03:36 1QNuI8mb
遅くなってしまい。申し訳ありません。
えっちシーンのボリュームが少なめですみませんでした。
色々と粘ってみたんですけど、これが限界でした。
今回は以上です。

あと、あくまでもこのパターンは自分の一例です。これがベストという主張
ではないので悪しからず。そういうことでお願いします。
お目汚し失礼しました。

163:名無しさん@ピンキー
07/09/16 20:53:39 0aqLglxv
>>162
うぉぉ相変わらず素晴らしい…!続きも楽しみにしてます(*´д`*)

164:名無しさん@ピンキー
07/09/16 21:36:22 ub21jVfh
>>162  素晴らしいです!GJ!

165:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:27:35 MzTcdsDm
GJ

166:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:37:43 mo/I0Glf
>>162
最高にして最強!!GJすぎる~
オチがとても楽しみな状況じゃ。

167:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:39:15 mo/I0Glf
ごめんなさい。sage忘れてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい。
次書き込む時は絶対間違えないから…

168:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:44:11 pbCNJh/D
>>162
GJ!次も超期待!

>>151
個人的には結構読みたいかもwww
苦手な人がよまないように、投下するとき一言書いとけばいいんじゃね?

169:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:51:11 qEqA+cAa
>>162
やべえGJすぎる
これは今から沙都子と梨花ちゃんの展開にwktkせざるを得ない

170:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:37:50 ys5CIgC4
GJ!
梨花が楽しみだ

171:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:27:47 0Jx6dLuJ
(これ祭りだったら羽入のもみれたのに)

172:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:29:15 ZtbEP8Y5
  -‐  ‐‐-    
  -‐  ‐‐-     あぅあぅ?
    _, U∠   


173:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:38:44 o7vHQftA
>>162
GGGGGJJJJJ!!!!
年少組をどう料理してくれるのか、期待を隠せないぜ

ちゃんと待つぜ





全裸で

174:名無しさん@ピンキー
07/09/17 01:29:51 TNIdkZYC
>>162
超GJ!!!

175:110
07/09/17 20:19:07 EmzzsBXz
新しい作品が出来ましたので投下します。

富竹×鷹野で、後日談となります。

今回は絡みも入っております。            

176:110
07/09/17 20:23:29 EmzzsBXz
            祭りの始末

 待ちかねた夕暮れを喜ぶかのように、ひぐらしが鳴いている。
 一日の終わりを寂しがっているのか、それとも夜の帳を待ちかねているのか。どちらにせよ、彼らの声を聞くと、言い知れぬ寂寥感が込み上げてくる。
 入江診療所の前に自転車を停めた富竹は、ふと思った。
 入り口のガラス戸を開けて中に入ると、扇風機の風が身を包む。キンキンに冷えた都会の病院の冷房よりも、この優しい風の方が心地良い。
 「もう、診察の時間は終わりですよ。」
 受付に座っていた年配の女性が、渋い顔をしてこちらを覗く。しかし、富竹の顔を見て
 「ああ、富竹さんですかあぃ。」
 と、笑みを浮かべた。
 医療スタッフ以外の受付や事務員、清掃員などはほとんどが地元の出身で、富竹の正体を知らない。
 入江所長の学生時代の友人というのが、病院内での富竹の立場だった。
 「綿流しが終わったんというに、今年はまだおるんですね。先生呼んでこようか?」
 「いえ、こちらから出向きますよ。」
 席を立とうとした女性を制して、富竹は所長室に向かった。
 
 「ああ、富竹さん。」
 所長室へ向かう途中、診察室へ入ろうとする入江とばったり出会った。
 カルテだろうか、何冊もある書類の束を脇に抱えていた。
 「お久しぶりです。」
 富竹は挨拶をして、入江の後に付いて診察室に入っていった。
 仕事の途中なのだろうか、机の上には書類が乱雑に散らばり、飲みかけの珈琲が置かれている。
 「すいませんね。私も筆が遅いので・・・。」
 「いえ、気にしないで下さい。僕も報告書は遅いクチですから。」
 患者席の丸椅子に座り、富竹は入江の机にある書類に目をやった。
 一週間前に発生したあの事件。
 「東京」の内部抗争から端を発した、雛見沢村の壊滅作戦のことである。
 結局は「番犬」部隊の投入と公安の秘密裏の介入により事無きを得たが、名目上でも責任者である入江京介に対し、各種の報告義務が課せられたのであった。
 「情けないですね。ここのトップでありながら、あんな陰謀に気づかなかったとは。」
 「それは私も同罪です。予算を司る立場でありながら、慣れ合いになっていて、直前まで不透明なカネの流れに気づかなかった。」
 お飾りの頭と、一介の連絡員。
 二人に出来る事は限られていたし、活動したとしても消されていたのかもしれない。現に富竹は消されそうになった。
 それでも、二人の心には大きな罪悪感があった。
 共に過ごした仲間の絶望に気付かず、心中の狂気を見逃し、凶行に走らせてしまったという罪悪感が。
 
 
 

177:110
07/09/17 20:29:15 EmzzsBXz
 
 「鷹野さんは、どうですか?」
 富竹が、ポツリと言った。
 「変わりません。食事や、ちょっとした会話はしますが、後はずっと窓の外を見ていますね。」
 逮捕直前に富竹の胸で泣き明かした後、鷹野三四は入江診療所に運ばれた。
 症候群の検査とトラップで負った傷の治療のため、今は隔離病棟で過ごしている。
 「そうですか。」
 富竹は顔をしかめた。あの後、自分は「東京」本部への報告と後始末のため、しばらく雛見沢を離れた。
 そのため、事件後に鷹野の姿を見ていないのだが、その憔悴の様子は容易に想像できた。
 「先生。」
 「ええ、3階の角部屋ですよ。」
 面会したいのですが。と言いかけた富竹の表情を察してか、入江は鷹野の病室の番号を告げた。
 「多分、いえ、必ず鷹野さんも会いたがっている筈ですよ。」
 「先生・・・。」
 「医者の私が言うことではないのですが、人の心に一番効く薬というのは、やはり人の心そのものだと思うんですよ。」
 入江は恥ずかしそうに、頭を掻いた。
 「行ってあげて下さい。夕食も終わったころです。」
 「ありがとうございます。」
 言うが早いが、富竹は立ち上がり、機関車のように走り去っていった。
 その背中を見送りつつ、入江は誰にともなく呟いた。
 「・・・人に想われるということは、素敵ですね。」

 鷹野三四は、病室の寝台の上に居た。
 包帯は未だ巻かれているが、治療の甲斐あって痛みは殆どない。
 「東京」による本格的な尋問は来週からというが、明日からでも答えることはできるだろう。
 三四は穏やかな気持ちであった。今なら何を聞かれたとしても、淡々と正直に答えることが出来る。
 「憑き物が落ちた」という表現があるが、今はまさにその心境であった。
 父母との死別・地獄のような施設の日々・祖父との出会いと別れ・「東京」への参加・狂気ともいえる復讐劇・・・。
 全てが心の中に等しくあり、まるで自分が観客であるかのように、今までの事実を冷静に見て取れた。
 その中で、唯一冷静に見て取れない事実。思い出せば心の奥底に火種を灯し、鼓動を打たずにいられない事実があった。
 「ジロウさん・・・。」
 ほんの少し、頬に紅が灯る。
 自分にとっては、野望のために付き合ってきた男の中の一人に過ぎなかった。
 少年ならば背中に胸を押し付けるだけで、大人ならば体を委ねることで、大抵の男は篭絡できる。
 富竹もその一人だった。好意を見せる一つ一つの仕草に一喜一憂し、どの男よりも単純な反応を示した。
 扱いやすい私の手駒。富竹に対する三四の評価はその程度だった。
 そして、最終的に駒は使われなくなる運命になる。終わってしまったチェス版に駒は残らない。
 これまでも使った駒は捨ててきた。時には激しく罵られる時もあったし、殺されそうになったこともある。
 しかし、富竹は違った。
 騙し、殺害を企て、目を覆いたくなるような方法で捨て去った。
 それでも、絶対絶命のその時に、この自分を救ったのだった。
 わからない。彼がわからない。
 こんな、酷い女をどうして。
 その時、まるで機関車が走ってくるような音が聞こえてきた。
 音はドアの前で停まる。向こうで息を整えるような声がした。

 
 

178:110
07/09/17 20:37:09 EmzzsBXz
      
 「鷹野さん、富竹です。」
 三四は息を飲んだ。富竹が、そこにいる。
 「ジ、ジロウさん?」
 答えて、寝台から身を起こし、布団を胸元まで引き上げる。
 (え、え、え?東京に帰っていたのではないの?!は、早過ぎない?)
 いけない、これでは中学生のようだ。そう思いながらも、三四は顔が赤くなるのを禁じえなかった。
 「入るよ、いい?」
 「え、え、はい。」
 答えるのと同時に、扉が開かれる。そこには黒色のタンクトップに緑色のズボンといった富竹の姿があった。
 富竹二尉ではない、自然な富竹ジロウとしての姿。見慣れているはずなのに、どこか頼もしく見えた。
 「ごめん、お見舞いでも持ってくればよかったんだけど、慌しくて忘れていたよ。」
 本当に忘れていたのだろう。それだけ彼の身の回りが慌しかったということだと、三四は理解した。
 「気にしなくていいわ。来てくれただけで、嬉しいんだもの。」
 その言葉に、富竹の顔が一気に赤くなる。本当に、嘘のつけない男だった。
 「もう、来てくれないと思っていたから・・・。」
 どんな理由があろうとも、彼を裏切ったのは自分だった。正直、二度と姿を見ることはできないとも思っていた。
 しかし、富竹は優しい顔をして自分を見据え、備え付けのパイプ椅子に座って三四の傍らに座った。
 「僕は、鷹野さんを嫌いになったことなんて、ないよ。」
 「でも、私はあなたを裏切った。酷いことをした。殺そうともしたのよ。」
 「・・・そうだね。僕は鷹野さんがひどいことをしたことについて、怒っているよ。」
 富竹の顔は、引き締まったものに変わっていた。
 いたたまれず、三四は視線を落とした。
 覚悟はしていた。だが、それでも富竹の口から絶縁や罵倒の言葉を聞くことは耐えがたかった。
 「御免、鷹野さん。」
 ぱんっ。と、乾いた音が響いた。富竹の平手が三四の頬を打ったのである。
 一瞬、三四は何が起きたか理解出来なかった。しかし、遅れて頬に走る痛みが、自分を現実に戻した。
 「うう、ううあぁぁぁぁぁ・・・。」
 平手といっても手加減はされてある。だが、痛い。トラップで受けた傷よりも、何よりも痛い。
 自分に科せられる贖罪は生半可なものではないだろうとおもっていた。
 しかし、この痛みはあまりに厳しい。心を許した人から受ける叱責が、こんなに心を穿つなんて。
 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんさない・・・。」
 もう、届かないであろう贖罪の言葉、それを何度も繰り返した。溢れ出る涙と共に繰り返した。
 その時、強い力で抱きしめられた。気が付くと、富竹の顔がすぐ側にあった。
 「鷹野さんの罪は、関係のない人を巻き込んで殺そうとしたこと。それは、思うだけでとても罪深いことなんだよ。」
 自分の妄想が甦る。雛見沢の住民を皆殺しにしての血の宴。
 一瞬の陶酔に身を委ねたその後に、自分には何が残ったのだろうか。たとえ自分では「神」に至ったと思っても、自分以外の人間にしてみれば、狂った殺戮者でしかない。
 そんな大量殺戮者の汚名が祖父と自分に着せられるのだ。祖父の名を汚すと言うことは、自分と祖父の研究を唾棄した、あの連中よりも罪深いではないか!
 「もう一つの罪は、その事を一人で抱え込んだこと。閉鎖が決まった時、僕や、入江先生にその悲しみを打ち明けてくれれば、鷹野さんはここまで苦しまずに住んだのかもしれない。」
 そうだった。富竹も、入江も仲間だった。
 ずっと、一人で生きていた三四には、仲間という概念が欠けていた。だから、仲間に相談するという当然の選択肢が、最初からなかったのだ。
 「そう、なのよね。そうだったのよね。みんなに打ち明けて入れば、ああぁ・・・。」
 後悔の涙。遅かった。何もかも遅かったのだ。
 自分の過ちに気付くことも、仲間というものへの接し方も、全て、全て終わってしまってから気が付いてしまったのだ。
 「でも、鷹野さん。」
 懺悔の渦中にいる三四に、富竹は告げた。
 「僕は、誰が許さなくても、僕は許すよ。だって、鷹野さんは僕の大切な、仲間なんだから。」


 

179:110
07/09/17 20:44:12 EmzzsBXz
   
 三四は顔を上げて富竹の目を覗き込んだ。
 力強く、決意に満ちたその瞳。
 自分が、更に引き込まれていくのを感じた。
 「ん・・・!」
 唇と唇が、触れ合った。突然の口付け。
 驚いた富竹が離れようとするが、三四の腕が、頭を押さえて離さない。
 息が詰まるまで、それは続いた。終わると富竹が強く息を付く。
 「ありがとう、ジロウさん。私、あなたが好きよ。」
 それは、幾度の世界で告げた言葉。しかし、これまでと違って、言葉に挑発的な響きは無い。
 「鷹野さん、僕も、僕も君のことが。」
 言い終わる前に、再び唇が重ねられた。今度は優しく。
 「嬉しい・・・。」
 抱き合う二人。今度は富竹が唇を近づけた。軽い、子供のようなフレンチキス。
 慎ましやかな、富竹の性格そのままで、三四はくすりと笑った。
 「来て、私の全てを抱きとめてほしいの。」
 「鷹野、さん・・・!」
 富竹の体が三四を覆う。抱きしめたまま、寝台の上に倒れこんで、二人は唇を合わせ続けた。
 寝巻きの合わせから富竹の手が伸び、豊かな三四の乳房を掴む。
 「は、あっ。」
 唇が今度は首筋に走り、胸へと降りた。寝巻きの前がはだけ、胸元が露になる。
 「奇麗だ、とても・・・。」
 唇を離して富竹が呟く。三四はされるがまま、富竹の愛撫を受けていた。
 その時、三四の膝が、富竹のいきり立ったその部分に触れた。
 「あ・・・。」
 二人の声が重なり、沈黙が流れた。
 自然と、視線がぶつかる。
 「三、三四さん。これは・・・。」
 富竹が恥ずかしそうに呟く。
 その姿がどこか可愛げで、三四はくすくすと微笑んだ。

 

180:110
07/09/17 20:47:55 EmzzsBXz

 既に日は落ち、病室には街灯の薄明かり。
 その中で、裸身の男女が体を重ねていた。
 「三四さん、いいかい・・・?」
 富竹は開かれたその部分に、自分の分身を重ねる。
 既に潤ったその部分は、薄明かりに照らされて、妖しい色艶を輝かせていた。
 「ジロウさん、三四って呼んでいいのよ。」
 「う、うん、三四さん・・・。」
 この遠慮が三四にとっては愛しい。こんな優しい人を一瞬でも殺そうとしたなんて、狂気に毒されていた自分の考えに、恐ろしさを感じた。
 「いくよ・・・。」
 徐々に富竹の分身が埋没していく。
 「ん・・・。」
 筋肉質の富竹のその部分は、やはり大きい。わずかな痛みを感じながら、三四は男性を受け入れる悦びを感じていた。
 全ての部分が入り、富竹の吐息が漏れる。
 「ジロウさん、動いて・・・。」
 声と共に、富竹の腰が動く。ゆっくりと、この瞬間を1秒でも多く味わうかのように。
 「三、三四さん・・・。」
 「ん、あっ・・・。ジロウ、さん・・・。」
 それは三四も同じだった。上体を起こして唇を重ねる。本来二つであったものが一つになるように、二人は体の触れ合いを求めた。
 座位になって抱き合いながら交わる。お互いの唇を、首筋を、胸を、貪る様に、求める。
 自然と律動も激しくなり、それと共に嬌声も艶を増した。
 「三四さん、三四さん!三四さんっ!」
 「はあぁっ!ジロウさん。凄い!わたし、わたし、ああぁあっ!」
 「好きだ、三四さん。好きだ!」
 「私も、ジロウさん、ジロウさんっ!」
 このまま、いつまでも交わっていたい。二人の思いは同じだった。
 しかし、絶頂はすぐそこに近づいていた。
 「あ、三四さん・・・!も、もう!」
 「うん、うん!私も、一緒にぃ・・・!」
 寝台に倒れこみ、富竹は激しく腰を動かす。
 同じく、三四も律動に合わせて腰を動かし、両足を愛しい人の腰に回して、しっかりと絡みついた。
 三四を組み伏せた富竹の動きが一段と激しくなる。
 「う、うぅっ!三四さん!」
 甘い痺れと共に、富竹は全てを解き放った。
 激しい勢いで濁流が三四の胎内に流れ込み、まるで吸い込まれているような錯覚を覚える。
 「はぁ、あああぁぁ・・・。」
 恍惚の表情を浮かべて、三四は富竹の全てを受け入れた。
 自分の中に愛しい人の想いが流れてくることが、こんなにも温かいとは・・・。
 この想いを伝える言葉が見つからなくて、三四は静かに富竹の唇を求めていた。

  「僕が守るよ。君を。」
 幾度目かの営みのあと、富竹が呟いた言葉。
 眠りに付く直前に聞いたその台詞が、とても印象深かった。

 富竹ジロウの奔走により、鷹野三四及び入江京介の罪が減じられ、現状維持の判断が下されるのは数週間後のことである。

 終わり
 

181:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:14:21 xKNwVYQ0
>>180
鷹野の憑き物が落ちた感じとかがよかった。
富竹も格好いいなぁ。
読後感爽やかでよかったよ。GJ。

182:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:24:26 /a/MESId
富竹×鷹野キター!!
いいね、やっぱりこの2人はいい! GJ!!



さて、今まさに富竹×鷹野書いてた俺には
とんでもないプレッシャーがかかってるわけだが。
助けてトミー!

183:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:36:33 0Jx6dLuJ
>>110
素晴らしかった。
叩いちゃってごめんね
またきてね

184:110
07/09/17 21:39:51 EmzzsBXz
>>181
>>182
早速の感想、ありがとうございます。
丁度執筆中の方には、先んじてしまい、失礼しました。

wikiに入れようとしているのですが、まだ認証番号の入ったメールが帰ってきません。
と、いうかwikiってアカウントがいるのですね。
自宅にPCがないので、普段は携帯からしか見ないので、知りませんでした。

185:110
07/09/17 21:41:16 EmzzsBXz
>>183
丁度書き込みが重なってしまいましたのでお礼が遅れました。
また、ご指導お願いします。

186:名無しさん@ピンキー
07/09/17 23:00:55 LGQ8a9Tn
>>180
不覚にも富竹をかっこいいと感じてしまった…www
GJ!

187:名無しさん@ピンキー
07/09/17 23:17:09 kMhCCZlT
GJ

>>182wkwk

188:名無しさん@ピンキー
07/09/18 00:19:22 tP2s1BqP
【蜩】第七研究所part52【海猫】
スレリンク(nanmin板)

927 :名無し草 :sage :2007/07/25(水) 23:32:32
レスのつけ方判定基準

GJ+感想>感想のみ>GJのみ>乙のみ>保守

・GJ+感想 面白かったよ、また書いてね

・感想のみ 観想の内容によるが読んではくれている

・GJのみ 読んでるかどうかも不明だが 一応礼儀だしな

・乙のみ 保守代わりおつかれさん、次いこ。次。

・保守 あえて何も言うまい 空気嫁

・雑談 もう来なくていいから消えろ

189:名無しさん@ピンキー
07/09/18 00:36:31 LzRQSOCz
あ、それ貼ったの俺だわ。ちなみのこの板からのコピペだぞ、それ。

190:名無しさん@ピンキー
07/09/18 01:52:01 nm7dPS02
>>180
素晴らしい!本編でも違和感ないくらい良かった…また書いてくれー

191:名無しさん@ピンキー
07/09/18 01:55:27 vzviPSjU
今更気付いたんだけどなんでWIKIに余所の板のSS未満のが載せられてんだ?


192:名無しさん@ピンキー
07/09/18 01:59:38 VdtJHIKA
どれよ? それ一つだけ?

基本的にこのスレに投下されたものじゃないとなー

193:名無しさん@ピンキー
07/09/18 03:06:12 XLlTLA+/
>>180
やっぱ富鷹はいいな
淫乱なたかのんも好きだが、富竹に純愛してるたかのんもそれはそれで(#´Д`)ハァハァ
>>182
おお、貴重な富鷹を書いてるのか!
裸靴下で待ってるお

194:182
07/09/18 06:04:39 mTMNFr01
すみません、富竹×鷹野を書いていた者ですが、
8レスも書いたのにエロが入らなかったため、wikiに直接投下してきました。
URLリンク(www16.atwiki.jp)
(「祭りの後、最後の日」富竹×鷹野)

おっかしいなー、初夜書きたかったんだけどな、初夜。たかのん主導で。

195:名無しさん@ピンキー
07/09/18 10:08:14 jylUNrtD
>>194
エロなしでも全然GJ!!

感動して目から汗が…(´;ω;`)

196:名無しさん@ピンキー
07/09/18 11:15:56 nm7dPS02
>>194
イイハナシダナー( ;∀;)
貴方のSSは完璧だ…

197:名無しさん@ピンキー
07/09/18 11:51:41 Ca74PtHh
>>194
あぅあぅあぅあぅ…
すごい!!GJ!!
凄く心理描写が上手ですね。引き込まれました。これからも
どんどん投下してください♪

198:名無しさん@ピンキー
07/09/18 17:55:33 9g37Rnl/
>>194GJ

199:名無しさん@ピンキー
07/09/18 18:04:35 kojkkUSF
>>194
すげー……、マジですげえです。
超GJ!まさか鷹野絡みの話で泣かされるとは思わなかった。
(梨花好きとしては不倶戴天の敵っぽく思っていたので)

すごくいい話でした。GJ!!

200:名無しさん@ピンキー
07/09/18 18:25:06 uzhMENH+
>>194
超GJ

ところで性別反転ってOKか?

201:名無しさん@ピンキー
07/09/18 18:27:08 e4AH+iZk
目欄なんとかしたら?w

202:名無しさん@ピンキー
07/09/18 20:00:23 aU0zSkkV
>>194
エロありとか無しとか、そんなの些細なことさ。
GJなんだぜ。

>>200
ここには古くはクララ☆という女体化大石もいればフタナリの梨花もいる。
注意書きさえすれば無問題だ。

203:名無しさん@ピンキー
07/09/18 21:01:44 NGBFaSav
ここってエロ無しもOKなの?
>>136
GJ
とてもよかったです。
人名が一部間違ってたのでうみねこ辞書テキストのURL貼っておきますね
URLリンク(irimadonna.blog63.fc2.com)

204:名無しさん@ピンキー
07/09/18 21:22:19 IvLj9ADB
>>200
あんた
なにも反省してなさそうだな

205:名無しさん@ピンキー
07/09/18 21:42:30 9g37Rnl/
NGIDという機能があってだな

206:名無しさん@ピンキー
07/09/18 21:47:53 aU0zSkkV
>>203
まあ、正確にはエロ無しはOKなんだが、エロコメか恋愛物に限るけどね?
過去の傾向を見る限りだと……。

207:名無しさん@ピンキー
07/09/18 22:02:10 fUZ0YclG
普通のエロなしSSならキャラスレの方がいいかも。
そうでないと18禁板の意味無いし…

208:110と180
07/09/18 23:51:53 Qju2u644
>>194
すごく幸せな結末で、引き込まれました。
二人が新しい道を歩むことを語るには、三年後の閉鎖は外せないですね。
GJ!

どなたか、私のSSをwikiに入れて頂き、感謝です。
現在、赤坂ネタを構想中です。二・三日以内には投下していきたいです。



209:名無しさん@ピンキー
07/09/19 00:39:22 sAInACfK
>>208
2ちゃん自体に慣れてなさそうだがそろそろ数字コテは止めようぜ
いい作品書けるのに作品以外で評価が下がるのは勿体ない

他人のSSの感想を書く時には名乗らなくていい
予告も個別レスもいらん。この書き込みにもレスは不要だ

SS書きなら作品で語れ

210:名無しさん@ピンキー
07/09/19 00:40:14 VUID/15p
>>208
エロパロ板では作品投下時以外は名無しになった方がいいぞ。
あと、投下予告もしない方がいい。
今後も投下していくならトリップ(←分からなければ検索しろ)を付けた方がいい。
ついでに、このレスに返信もしない方がいい。

211:名無しさん@ピンキー
07/09/19 00:40:58 VUID/15p
悪い、見事に被った…。

212:名無しさん@ピンキー
07/09/19 12:20:10 VhDSyVlz
結婚しろ

213:名無しさん@ピンキー
07/09/19 13:15:31 88es6sO6
祝福しろ

214:名無しさん@ピンキー
07/09/19 18:59:18 YskDMXde
だが断る

215:名無しさん@ピンキー
07/09/20 11:56:06 ua/Am2C3
人いねえな…(´・ω・)

216:名無しさん@ピンキー
07/09/20 15:06:32 NrRBbb/P
てめーらがイチローを追い出すから・・・・

217:名無しさん@ピンキー
07/09/20 15:41:24 J8xuvyUg
打ち込みのドラムってしょぼいなー

218:名無しさん@ピンキー
07/09/20 18:30:27 gE3h2DeV
どんだけ誤爆だ

219:名無しさん@ピンキー
07/09/20 21:16:56 MDmL9Xed
じゃあひぐらしアニメ休止の話題について語ろうか

220:名無しさん@ピンキー
07/09/20 21:21:41 6ZrXmC6B
スレチだからやめれ
荒れる元にもなりそうだし

221:名無しさん@ピンキー
07/09/20 22:36:34 eQa52zTF
ところで、前スレ>>865の圭羽SSはどうなったんだろな。
圭羽SSは多くないから楽しみにしてるんだが・・・・・・


222:名無しさん@ピンキー
07/09/20 22:39:38 fYtZCqof
黙して耐えるべし

223: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:20:31 IVFHFk8e
赤坂ネタで投下しまーす。
題は「永遠の、恋人」です。


224:名無しさん@ピンキー
07/09/20 23:21:47 E8ZzBDOK
いちいち許可取るな

225: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:23:21 IVFHFk8e
 永遠の、恋人

 目が覚めて、告げられた事実は信じがたいものであった。
 「赤坂さん、落ち着いて、聞いて下さい。奥さんが、赤坂雪絵さんがお亡くなりになりました・・・。」
 大石が告げた一言を理解するのに、赤坂衛は数秒を要した。
 「タイルが剥離していたらしく、階段から落ちたそうです。」
 雪絵が、死んだ。
 何かの悪い冗談だ。
 知り合ったばかりだがこの大石という老獪な刑事には、時折真剣な眼差しで冗談を飛ばし、相手の反応を楽しむという悪い癖がある。
 「すぐに手術が施されたそうですが、手遅れだったそうです。」
 本当に、人が悪い。
 だが、もう少しだろう。あの『んっふっふ~。』という、余裕たっぷりの表情を見せて、自分の愕然とした表情を笑うその瞬間は・・・。
 「母子共に、お亡くなりになられたと。お義父様からのお電話でした・・・!」
 残念の呻きを上げて、大石は沈黙した。
 それは、自分に真実を告げる残酷な沈黙だった。
 「嘘だあああああぁぁぁぁぁぁっ!」
 赤坂は叫んだ。叫んで大石の肩をむんずと掴み、何度も揺すった。
 「大石さん、冗談はよして下さいよ!確かに私はこの出張で、電話をすることを忘れていましたよ。雪絵に寂しい思いをさせているんじゃないかって思っていましたよ・・・。」
 苦悶の表情で、大石は目を閉じる。かける言葉が、見つからなかった。
 「少しくらい、罰が当たってもいいと思っていました。雪絵にしばらく冷たくされてもいいと。」
 最後には大石にすがりつくような格好になって、赤坂はその場に膝をついた。
 「それでも、こんな、こんな・・・。うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!」
 犬養少年の救出作戦が終わった直後の入江診療所の病室で、赤坂は泣いた。
 その姿を、大石は黙って見守ることしかできなかった。
 
  

226: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:26:41 IVFHFk8e
 異変が起こったのは、赤坂の泣き声が止んでからしばらくのことだった。
 赤坂の表情が一変し、しきりに喉を掻き毟り始めたのである。
 「あ、赤坂さん・・・?」
 この時、赤坂は自分の体に、突如蛆虫か何かの生き物が、現れたような感触を覚えた。
 首が、痒くて痒くて仕方がない。
 まるで、血管の中を蠢いて、自分の体を侵食しているようだ!
 「うお、うおおおぉぉぉぉっっ!!」
 突然、大石は物凄い力で跳ね飛ばされた。病室の壁にぶつかり、激しい音が起こる。
 「赤坂さん!どうしたのですか!?」
 見ると、赤坂は凄まじい形相をしていた。自分を見る瞳には敵意しか宿っていない。
 激しく肩で息をして、何事かを呟いている。
 
 雪絵、雪絵、ユキエ、ユキエ、ユキエユキエ雪絵ゆきえゆきえゆきえゆっゆええうえhyd
 
 「赤坂さん、しっかりして下さい!お気持ちはわかりますが・・・!」
 「うるさい!貴様らが雪絵を殺したんだろう!!私が公安のスパイだと知って、見せしめのために!」
 傍目からも、赤坂は正気を失っていた。
 血走った目は焦点が定まらず、異様なまでの発汗が服を水浸しにしている。
 「ぐげっ、げげっ・・・!」
 赤坂が苦しそうに喉を押さえた。
 「貴様らぁ、私にまで毒を・・・。治療と称して寄生虫でも入れたかぁ!!」
 どうしたというのだ、この変貌は?
 目の前の出来事を、大石は理解できないでいた。切れ者の赤坂が、こんな世迷いごとを本気で口走っている。
 形容するならば、豹変。別の人間が乗り移ったような気がしてならない。
 「痒い、痒い痒い痒い痒いカユイかゆい!!」
 爪をたてて、赤坂は自分の首筋を掻き毟り始めた。一気に、赤坂の喉が朱に染まる。
 「っ!赤坂さん!!」
 飛び掛ろうとした大石だったが、先ほど跳ね飛ばされた記憶が脳裏をよぎり、一瞬の躊躇があった。
 「あああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
 その刹那に首筋から鮮血が迸った。
 時代劇で時折みる首筋からの出血。いわゆる頚動脈が切り裂かれたのだ。
 「しまった!」
 赤坂の体が崩れ落ちる。大石は駆け寄りその体を抱きかかえたが、急速に瞳からは輝きが失われつつあった。
 「畜生っ!誰か、誰かきてくれ!」
 病院内の誰かに聞こえるよう、鮮血の中で大石は叫んだ。
 上着を使って必死に首筋を押さえるが、出血は止まらない。刑事としての直感は、間に合わないと告げていた。
 「これも、これも『オヤシロさまの祟り』だというのか!畜生、畜生おぉーっ!」
 もう一度赤坂を見る。間近に迫った死の床で、口だけがか細く、同じ言葉を繰り返していた。
 「ごめん、雪絵。ごめん、雪絵。ごめん、雪絵・・・。」
 最後はもはや聞き取れなくなっていたが、それでも赤坂は最愛の妻を呼び続けていた。
 遠くから足音が聞こえる。入江診療所のスタッフのものであろう。
 夢ならば、覚めてくれ。
 悪夢ではない、現実なのだと知っているからこそ、大石は思わずにはいられなかった。

 

227: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:29:14 IVFHFk8e
  
 「ごめん、雪絵っ!!」
 不意に目が覚めた。とても嫌な夢だった。
 「どうしたんです?衛さん。」
 心配そうな顔をして雪絵が自分の顔を覗き込む。赤坂は呼吸を落ち着けて、周りを見てみた。
 見慣れた台所とリビング、自分が寝転がっているのは、結納の時に購入したソファーだった。
 「うなされていましたよ。そんなところで休むから・・・。」
 思い出した。夕食の後、子供たちと風呂に入り、一緒にアニメを見ていたら、いつの間にか眠っていたのだ。
 「ごめん。気づかなかった。」
 「最近は遅かったから、疲れが溜まっていたのでしょうね。」
 雛見沢での戦いから三ヶ月。赤坂は別件の捜査を担当していた。
 「東京」の調査に勝るとも劣らない厄介な事件であり、帰宅が遅れる日々が続いている。
 今日は久しぶりの休日であったため、知らず知らず体が休みを欲していたようだった。
 「ご自愛、して下さいね。衛さんは無理をするから。」
 「うん。」
 答えて、自分の体に毛布が掛けられていることに気づく。
 「ありがとう。」 
 学生時代から変わらぬさりげない心遣い。雪絵に惚れた一番の理由だった。
 雪絵は微笑んで台所に戻っていった。風呂上りなのか、桃色のパジャマに白のカーディガンを羽織って、スリッパを履いている。
 「子供たちは?」
 時計を見ると、夜の十時を少し回っている。もう2階の寝室で眠っているころだろうか。
 「二人とも『お父さんと一緒にねる』って言っていたけれど、先に寝せました。今日は遊んだから、すぐに二人とも眠りましたよ。」 
 食器を洗う音と共に、雪絵が答える。
 今日は子供たちにせがまれて、今年の4月、千葉の浦安に開園したテーマパークに行ったのだった。
 娘は人気のキャラクターのぬいぐるみを買ってもらい喜んでいたが、息子の方はマスコットキャラの気ぐるみに抱っこしてもらったものの、泣き出してしまい、なだめるのに大変だった。
 さすがに、逃げ出してしまうとは思わなかったが・・・。
 しかし、朝食の時以外は寝顔しか見ることのできない子供たちの様々な顔を見ることができて、本当に有意義な休日だった。
 「はい、どうぞ。」
 気がつくと、お盆に湯飲みを載せて、雪絵が傍らに座っていた。
 「うん。ありがとう。」
 ソファーから身を起こし、雪絵の隣に座る。
 湯飲みを受け取り、ちゃぶ台のようなテーブルに置くと、雪絵もお盆を置き、湯飲みを取った。
 「君は、疲れなかったかい?」
 「ちょっとだけ。でも、前に比べたらあまり疲れなくなりました。」
 雪絵は生まれつき体が弱い。正直、一昔であれば出産には耐えられない体だったらしい。
 それが二人も子宝に恵まれているのだから、近代医学の進歩には驚かされる。
 「前に言ってた雛見沢の先生から送られてくる薬のおかげでしょうか、最近ではすごく調子がいいんですよ。」
 あの事件以来、赤坂家には入江診療所から雪絵のためにアンプルが送られてくる。
 自分を救ってくれた恩返しをしたいという入江が雪絵の体質を聞き、症候群に対する試薬の過程で開発した新薬を送ってくれているのだ。
 無論、赤坂は恐縮したのだが、『あのままでは、私は消されていました。命の恩人に対するお礼としては、物足りないくらいです。』という入江によって、毎週律儀に送られてくるのである。


 

228: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:32:18 IVFHFk8e
 
 「本当に、雛見沢の人たちには救われてばかりですね。」
 湯飲みをおいて、雪絵が呟く。
 「うん。本当に感謝してもしきれないよ。」
 赤坂も雪絵の言葉に頷いた。
 「梨花ちゃんからの忠告がなかったら、君を永遠に失っていたのだからね。」
 五年前の誘拐事件。出張先の雛見沢で出会った少女古手梨花。
 愛らしい少女としての姿と、オヤシロさまの巫女としての超然とした姿をもつその少女から、赤坂は
 「・・・東京へ帰れ。」
 との警告を受けた。
 ただならぬ雰囲気に感じるもののあった赤坂は、出産のため入院をしていた雪絵に用心するよう電話を架けたのである。
 その直後、タイルの剥離によって作業員が病院の階段で重症を負ったという事故が起こった。
 件の場所は、赤坂の出張時に毎日病院の屋上へ登っていた、雪絵の通り道になっていたのである。
 帰京した赤坂は梨花の予言に驚くと共に感謝し、そして思い出した。
 繰り返される世界で起こった雪絵の死、そして梨花と雛見沢の死。
 数え切れない世界で手遅れになり、後悔することしかできなかった哀れな自分のことを。
 正に、奇跡。
 本来ありえない並行世界での記憶を継承した赤坂は自らを鍛え、運命の時に備えた。
 そして梨花たちと共に、運命に打ち勝った。

 「・・・どうしたんですか。」
 気がつくと、赤坂は雪絵に口付けていた。
 驚いたものの、雪絵は咎めることなく、優しい瞳で赤坂を見つめている。
 「ごめん。君が、愛しいんだ。」
 もう一度、唇を重ねる。
 雪絵のいない風景を、赤坂は何度も体験した。
 絶望によりL5を発症して自らの喉を掻き毟って息絶えたことも、残された娘と思い出を胸に生きていくこともあった。
 百年の魔女である梨花は何度も同じ時を繰り返してきたが、自分は梨花が繰り返した世界分、その後の時間を生きていたのだ。
 ある時は元号が2つ変わるまで生きた。ある時は雪絵の死に絶望して自ら命を絶った。
 警察を辞めて、雛見沢の近くに移り住んだ人生もあった。
 反対に、雪絵が生きてそばにいる世界もあったが、それはごく少数なものだったはずである。
 「君がいない世界を知っているから、君のいる素晴らしさがわかるんだ。それは本当に素晴らしくて、言葉にできないくらいに大切なんだ。」
 赤坂の口付けは顔中に及んだ。頬にも、閉じられた瞼にも、お下げに結ばれた長い髪にも。
 その一つ一つを雪絵は愛しそうな顔で受けていた。
 「衛さん・・・。」
 それは百年を超える果てしなく長い恋心。
 その言葉には後悔と苦渋を知るものしか出せない重みがあった。
 「雪絵。君を、愛している・・・。」


 

229: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:34:15 IVFHFk8e

 ソファーの上に寝転んだ雪絵に、赤坂は再び口付けの雨を降らせた。
 目を閉じてされるがままにされている雪絵は、消して自分から求めようとしない。貞淑という言葉が嫌味でなく当てはまる女性だった。
 結婚して少なくない年月がたっているが、雪絵のこの性格は新婚時代から全く変わらない。だから、赤坂も雪絵を抱く時は常に初夜を迎える気分だった。
 ああ、自分は今この瞬間にも、雪絵に恋しているのだな。
 今更ながら赤坂は思った。
 羽織っていたカーディガンを脱がして、パジャマのボタンに手をかける。
 一つ、一つゆっくりと外して上着を脱がせると、白い無地のブラジャーに包まれた胸元が露になった。
 その胸元に口付けて左手で背中のホックを外しにかかる。同時に左手でパジャマのズボンをずり下げると、同じく白色のショーツが視界に入る。
 「衛さん、恥ずかしい・・・。」
 レースの下着だけになった雪絵が顔を真っ赤にして呟く。何度同じことをされても、この反応は初々しい。
 「脱ごうか。」
 一度体を起こして自分もパジャマを脱ぐ。
 空手で鍛えた筋肉質の肉体が照明の光で照らされると、雪絵の顔がますます赤くなる。
 下着まで脱ぐと、同じく一糸纏わぬ姿になった雪絵が、目を伏せて胸元と股を隠していた。
 自身が言っていたことだが、虚弱体質ということもあり、雪絵の体は平均な女性のそれと比べると、見劣りするらしい。 
 しかし、赤坂にはその小ぶりの胸も、小さめの臀部も、十分に魅力的だった。
 第一、赤坂は雪絵以外の女性は知らないし、知るつもりもない。
 「綺麗だよ。とても。」
 おとがいを持ち上げて口付けをする。
 長く、やや強めに唇を吸い。雪絵の体を抱きしめた。
 「衛さん、嬉しいです・・・。」
 白い肌に唇を滑らせ、雪絵の甘い香りと、味を楽しむ。
 右手で乳房を揉み、左手で太腿を撫で擦る。だんだんと頭を下げていき、胸の谷間からお腹、へその辺りまで下を伸ばす。
 くすぐったいのか、雪絵が艶のある息を吐いて、身を捩じらせる。
 「あ、そ、そこは、きたな・・・。ああっ!」
 舌が恥毛をまさぐり、雪絵の女性の部分を転がす。急激な快感に戸惑い、雪絵が体を振るわせた。
 両手で足の付け根を支え、秘裂に口付ける。子供を二人も産んでいるとはとても思えない、綺麗な桜色だった。
 「くああっ、ふぅ、はあああぁぁっ!」
 指で開き、舌を深くまで差し込む。脳髄が溶けてしまうかのような女性の匂いと、ぬめりを帯びた液が、赤坂の鼻腔をくすぐる。
 「ああ、衛さん!んんっ、んっ、んんんんっ!」
 かき回すように舌を動かすと、雪絵の声の艶が増した。いやいやをするように顔を振り、両手で顔を隠しているが、こみ上げる快感に抗がうことができないようだった。
 「っ!そこは、嫌、きたない・・・!」
 赤坂の指が、今度は菊座に伸びた。軽く入口を擦り、徐々に進入していく。
 「ああっ、衛さん、衛さんっ!んんっ、はあっ!」
 羞恥と快楽の狭間で、雪絵は達しつつあった。その様子を察知した赤坂が、一番敏感な部分を甘噛みする。
 「んんっ、ん。んんんんんんっっっっー!!」
 最後まで唇を閉じたまま、雪絵は達した。緊張していた体から力が抜け、瞳が焦点を失う。
 白い、白磁のような肌は桜色に染まり、胸が空気を求めて激しく動いていた。
 「大丈夫・・・かい?」
 赤坂が上体を起こして雪絵を気遣う。
 しばらく惚けていたものの、雪絵は息を落ち着かせ
 「はい。今度は、衛さんが・・・。」
 と、微笑んだ。


 

230: ◆CoudB9M4c2
07/09/20 23:36:04 IVFHFk8e
 「いくよ。雪絵。」
 十分に潤った雪絵の秘裂に、赤坂は猛った自分の分身を当てた。
 雪絵が無言で頷いたのを確認すると、赤坂はゆっくりと雪絵の中に体を進めた。
 「ああ、衛さんが、中に・・・。」
 挿入の感触に、雪絵は女性としての悦びを感じていた。
 愛しい人の全てを受け入れ、自らの体で包み込む・・・。これほどの悦びが他にあるのだろうか。
 「雪絵、雪絵・・・。」
 最初は優しく、そして徐々に律動が強さを増していく。
 交わる部分がぬめりを帯びて、粘着質な音が室内を包んだ。
 「衛さん、衛さんっ・・・!」
 二人は絶頂を求めて手を握り合った。
 お互いを見つめる、熱を帯びた視線が絡み合い、愛しさがこみ上げる。
 どちらからともなく、唇を合わせる。握り締めあう手が不規則に、いかに相手を悦ばせるのかを求めて動く。
 赤坂の律動は、強く、深いものになっていた。雪絵の肉体全てを味わうかのように奥底まで貫き、求める。
 雪絵もいつの間にか自分の腰を激しく動かしていた。肉欲に対する罪悪感と、愛するものの全てを欲する、女性としての原初の欲望。
 「雪絵、雪絵、雪絵!!」
 「衛さん、衛さん、まもるさんっ!」
 「凄い・・・。雪絵が、絡みついて。このまま、ずっと・・・。」
 「私も、私もぉ・・・。衛さんと一緒に、一緒にぃ・・・。」
 二人を隔てるものはむしろ肉体ではないのかと思うくらい、二人は一つになることを欲した。
 繋がっているこの時こそが、自分たち本来の姿ではないのかとも夢想する。
 終わらせるためではなく、より深みを求めるための律動。それが永遠に続けられるというのならば、二人はそれを求めただろう。 
 「雪絵っ、もう、もうっ!」
 「はい、このまま、私もおおぉっ!」
 絶頂が近づき、赤坂が限界まで腰を叩き付けた。雪絵のお下げが上下に揺れ、胸元に落ちる。
 「おお、おおおおおぉおおぉぉおおぉおぉぉぉ!!!」
 「まもるさああああぁぁあぁぁぁぁん!!!」
 白濁の液体が雪絵の奥底を目掛けて迸った。
 凄まじい勢いで雪絵の肉体を満たし、残滓が結合の部分から噴き出す。
 「まもる・・・さぁん・・・。」
 名残を惜しむかのような赤坂の口付け。雪絵は愛しい人の名を呟き、それに答えた。 

 
 ・・・数年後。
 正月の初詣が一段落した古手神社の社務所にて、二人の少女が会話をしていた。
 二人とも体にしては少々大きめな巫女服に身を包み、やってきた年賀状に目を通している。
 「梨花ぁ。何をよんでらっしゃいますのぉ?」
 元気そうな八重歯の少女が、長い髪をした少女に声をかけた。
 「みぃ、赤坂からの年賀状なのです。三日も送れてきやがったのです。」
 「赤坂のおじさまからですの?今度はいつこちらに来ると?」
 言葉は不満そうだが、長い髪の少女の顔は笑っていた。
 「返上した正月休みが取れ次第くるらしいのです。にぱ~☆」
 「??何か意味深な笑顔ですわね。」
 「奥さんが妊娠中なのだそうです。とても仲が良いのです。にぱ~☆」
 (よかったわね、赤坂、でも・・・。)
 長い髪の少女は同じ差出人の名前の年賀状を取り出した。
 そこには、ほとんど同じ文面が、毎年一人多い家族とともに書かれていた。
 (やり過ぎって言葉を覚えたほうが良いわね・・・。)

 終わり  

231:名無しさん@ピンキー
07/09/21 00:43:54 hOyw6CGX
赤坂分投下GJ!

最後の一行で吹いたw

232:名無しさん@ピンキー
07/09/21 01:57:55 GeeHyzb7
赤坂ものははじめて読んだけどいいね!

233:名無しさん@ピンキー
07/09/21 02:16:39 7X9Kfm4e
>>224
割り込まれる可能性もあるし5分ぐらい前にタイトル、カプ、シチュを箇条書きで書いておくのは可?

234:名無しさん@ピンキー
07/09/21 02:18:47 2fVQ/WAL
可。

投下前と投下後に一言欲しいっす。

235:名無しさん@ピンキー
07/09/21 09:56:28 qF/SArdh
>>223
GJGJ!赤坂夫妻ネタは珍しいから嬉しいぞ(*゚∀゚)=3
ラストの梨花ちゃまワロスw

>>233

投下するよという直前予告ならむしろ推奨
苦手なカプやシチュなら前もってNGIDにできるしな

「1/5」みたいな通し番号も欲しいが目測は難しそうなんで
「カプ名またはタイトル:1」みたいに続きものであるとわかればそれで充分

236:名無しさん@ピンキー
07/09/21 11:23:26 14Xvwe0B
内容も読まないでNG登録ってどんだけ。公式にカエレ

237:名無しさん@ピンキー
07/09/21 11:37:39 qF/SArdh
生憎公式住人ではないし俺自身には苦手なカプやシチュはない
だがこういうスレには難癖つけてくるやつは誰かしらいるんだから
事前にちゃんと書いておけば厨避けになるだろ

238:名無しさん@ピンキー
07/09/21 13:11:30 6POdBjNB
さすがにスカやふたなりは事前予告がないと困る

239:名無しさん@ピンキー
07/09/21 13:18:14 8CpwyWcf
グロもな

240:名無しさん@ピンキー
07/09/21 14:54:26 vp+Ykz0w
難癖つける奴ってのはお前みたいな奴をいうんだよ、>>236
とっとと失せろ!

241:名無しさん@ピンキー
07/09/21 17:30:38 sC4rl8HE
終わりの挨拶が遅れましたが、赤坂ネタを書いた者です。
110・180の作品も書かせていただいてます。

職人はSSで語れとの意見がありましたので、挨拶を控えていたのですが、やはり投下と終了の挨拶は礼儀ですよね。
また、投下していく予定なのでよろしくお願いします。

242:名無しさん@ピンキー
07/09/21 17:37:07 CqQ5rEZt
投下と終了の挨拶?っていうか一言添えてくれないと、
投下が終わったのかどうかわからんしな・・・

243:名無しさん@ピンキー
07/09/21 18:25:20 qF/SArdh
>>241
いや、作品もよかったし投下方法の変化もGJなんだがここまで丁寧な挨拶じゃなくて大丈夫だw
ただ「これで投下終了」ということがわかればいいんだ
トリップがあれば今まで書いた作品番号もいらない

うるさく言うようですまん
このレスにも返事は不要だからな

244:名無しさん@ピンキー
07/09/21 18:35:02 dCeEETWK
>>241
これからも投下する予定なら、頑張ってトリップ付けてくれ。
騙りが出たら困るだろ?

245:241 ◆CoudB9M4c2
07/09/21 20:08:25 sC4rl8HE
>>244
実は自宅にPCがなく、毎回ネットカフェか携帯から書き込みをしています。
現在名前の後ろに#とパスワードを付けていますが、携帯は毎回回線が切れるし、ネットカフェの端末も設定が初期化されるみたいなので、トリップ機能が働いているかわかりません。
アドバイスを頂いて試しているので、働いていたらよいのですが・・・。

246:名無しさん@ピンキー
07/09/21 20:45:16 x5VQgjuN
>>245
トリップはどこから書き込んだとかそんなの全然関係無い。
パスワードが同じならどこからでもどの板でも同じ文字列が出る。
ちゃんと働いてるから安心していい。

つか、自宅にPCとネットが無いのに書くとはなあ……恐れ入ったよ。
まあ……あとは何だ。何度も言われているが、そんな丁寧なレスはしなくていい。

ここはかしこまられると、首が痒くなる連中でいっぱいだ。

247:名無しさん@ピンキー
07/09/21 22:52:03 LvjEd7Aq
お前らも職人さんに対して畏まんなとかトリップとかうるせえよ
>>224みたいのは論外にしても・・・

248:名無しさん@ピンキー
07/09/21 23:01:18 14Xvwe0B
釣られるバカが非常に多いのがこのスレの特徴(笑)

249:名無しさん@ピンキー
07/09/21 23:06:17 7bG6SJPw
一話完結ならトリップは要らん。必要なのは連載物の場合だけ。

250:名無しさん@ピンキー
07/09/21 23:09:37 14Xvwe0B
お前等を監視してるってさ

【蜩】第七研究所part55【海猫】
スレリンク(nanmin板)

251:名無しさん@ピンキー
07/09/21 23:24:21 cpIxP6cn
とにかく圭一がちょっと意地悪でたじたじになるレナや魅音が見れれば俺はそれでお腹いっぱいです
性的な意味で。

252:名無しさん@ピンキー
07/09/21 23:26:51 14Xvwe0B

           /   /\   __   /\   \
           |          .|   |          | __o
      i⌒ヽ  |          |   |          .|    | 二|二''  _
 |⌒ |⌒ | ヽ_ノ|  .|         ノ__ヽ          |   ノ   |  ヤ   ッ
 |  |   | ヽ_ノ  .\      .  l    l         /


703 名前:名無し草[sage] 投稿日:2007/09/21(金) 23:13:08
エロパロの厨、フルボッコにされて涙目wwwwwwwwwwwwwwwww
監視されてるのはお前だ、あほが

253:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:03:31 yQ9s5E+M
何を今更
ここの大半はヲチスレ住人だと言うのに

254:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:08:01 VVhKE6KB
ですよねー

255:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:18:24 I4ezN0bt
ヲチスレってどこにあるの?

256:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:20:27 +CMkqDqe
>>255
>>250

257:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:29:52 BxAsestQ
>>252
ヲチされてるのは基本的にこういう奴だから

258:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:32:36 I4ezN0bt
>>256
あ、すいません見落としてました。

>>257
でもなんだか怖いですね。

259:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:51:14 BxAsestQ
>>258
大したことない。俺らはいつも通りやってりゃ良いさ

260:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:52:35 td+dVq1O
前スレにて↓の作品を投下した者ですが
URLリンク(www16.atwiki.jp)

とある方から「年齢の割に性知識が深すぎだろう、普通スジを舐めない」と
いうご指摘をいただいたので、この作品の別バージョンを書きました。

エロにかかわる人物は、誰も性知識がほとんどないという設定にしています。

カプ:沙都子×梨花(賽殺し編の設定)

投下します。

261:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:52:51 0n1Qop/J
>>258
怖くない怖くないw
基本的にヲチスレはヲチ対象スレにお触り厳禁だからな
視姦されるだけだから痛いことさえしなきゃここの住人と変わらないぞ?

262:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:54:25 td+dVq1O
追記

冒頭部分が前作と被ります。
4レス消費予定。

263:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:56:34 td+dVq1O
私は、古手さんのことが嫌い。
私だけじゃない、クラスのみんなが、あいつを嫌っている。
あいつと仲の良かった男子たちは、みんな転校して、いなくなってしまった。
それがきっかけだった。私たちが古手さんへの意地悪をはじめたのは。

「行ってきまーす!」
「行ってきます」
「行ってらっしゃーい!」

今日も私は、大好きなにーにーと一緒に学校へと向かう。
いつも、にーにーとお話しながら行く学校。
にーにーと一緒に勉強しに行く学校。

でも、今日はいつもと少し違った。

今日は、古手さんにいつもとはちょっと違う意地悪をしようと考えていた。
体育の授業があって、男子と女子がわかれる時間が出来る。
絶好の機会だった。

「……で、体育の後で着替えるときにやろうと思うんだけど」
私は学校に着いてすぐ、数人にこっそりと打ち明けた。
「うんうん、そうしよっかー」
「その後は授業ないし、時間もあるよねー」
友達はのってくれた。よしよし・・・!!
(やった!!)
「じゃあ、後で着た人たちにも言っておいてくれる? 私も言っておくから」
「うん」
これで、計画は確実に進む……!!

ガラガラッ

あ……。

古手さんが学校に来て、教室の扉のところに立っている。
そのとき、あいつと思わず目が合った。
学校に来るのが嫌なのか、今日も根暗な顔をしている。
キッと睨みつけるとおびえたように視線をそらして自分の席についた。
いいざまだ。

そして体育の授業。

その間も、私たちはいつもどおりの嫌がらせをする。

準備体操で組になるとき、誰とも組ませない。
ドッヂボールで集中攻撃。
鬼ごっこではあいつが鬼!
足が遅くて誰も捕まえられないなんて、無様ね!
あっはっはっは!! いい気味ね!
下級生にまで笑われてるわよ!

授業が終わったときの古手さんは、もう泣きそうだった。
でも、これからよ……私たちの、いつもと違う嫌がらせが始まるのは!

264:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:57:57 td+dVq1O
私たちは更衣室に戻って、着替える。
園崎さんと竜宮さんはすぐに戻って、着替え終わってしまったようだった。

このときを、着替えてからずっと待っていた……。

「ふ・る・で・さ・ん」
と、私はゆ~っくりと話しかける。
「……何ですか?」
その間に、他の子が古手さんの制服が入った入れ物を奪い取る。

「……あっ!!」
予想通り、古手さんは自分の制服を取り返すために追いかけた。
でも、入れ物に入ってたのが良かった。
私たちは入れ物を投げては他の子に渡して、投げては渡して。

そして古手さんが入れ物を持った子を追い詰めたとき、
私たちは、古手さんを捕らえて身動きをさせないようにした。

「……は、離してっ! 離してくださいっ!!」
古手さんは抵抗するが、2人以上に抑えられて身動きすら取れない。
そして、取り押さえている子達は古手さんの着ている体操着を脱がせた。
「ひゃぁぁ!! な、何なのですかー!!?」
そして、全部脱がせて裸にしてやった。
古手さんは、やっぱり泣きそうだった。あはは、いい気味ね。





やだ! やだやだやだ!!
なんで、私は裸にされてるの!?
私は押さえる手を精一杯振りほどこうとするけど、そんなことできっこなかった。

そういえば、朝に女子たちが集まって、例のごとく私はその中に入れなくて。
なんだか、お話が盛り上がってたみたいだけど。

もしかして、このための……?

そんなことを考えているうちに、北条さんが私の前に来た。

265:名無しさん@ピンキー
07/09/22 00:59:21 td+dVq1O
「古手さんってばちびで胸もぺったんこで、かっこ悪いわねー」
そう言って、私は古手さんの胸を撫でてやった。
「……んっ」
あれ……?
手が乳首に触れたら、古手さんは変な声を小さく出した。
なんだろ……もっと触ってみようかな。
「んっ……あっ……」
なんだろ……やっぱり、乳首を触られるのが嫌なの?
もっと触ってみよう。

ちょっとだけ、つねってみようかな?
「んぁっ……あぁ……」
やっぱり……。
なんか、変な声をあげて面白い!
もっとやってみよっと……。





身体を襲う変な感触のせいで、思わず声が出てしまう。
なんだろ……なんだか、電気が走ってるみたいにピリピリする。

そしてその変な感触は、容赦なく私の身体に連続して流れてくる。
「んぁっ……くっ……」
ダメ。
「あんっ……んくっ……」
声を抑えようとしても、無意識に出ちゃう。
それに、なんだか気持ちいい……。





私は、古手さんの乳首への手を緩めずに触り続ける。
ぷにぷにしたり、つねったり、なぞったり。

そんなことをしているうちに、乳首がなんだか、硬くなってきた。
いったいなんでこんなことになるんだろう。

……家に帰ったら、自分でもやってみようかな?

そんなことを考えているそばで、他の子が驚くようなことを言った。
「なんだかおしっこ出るところが光ってるよー?」
「ホントだー!」
「もしかして、おもらししちゃったのー?」
「かっこわるーい!」


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