【ひぐらし】07th総合【うみねこ】at EROPARO
【ひぐらし】07th総合【うみねこ】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
07/09/08 15:18:46 7RxXgwXY
【作品を投下される職人さんへ】
現在スレが加速しているため、wikiへの収録が追いついていない状況にあります。
可能であれば、職人さんにセルフ保管していただけるよう、お願いいたします。

<作品ページを新規作成>

 新規ページの作り方
 ①:「@wikiメニュー」から「新規ページ作成」をクリックしたら「新しいページ名を入力して下さい」と言ってくる
 ②:タイトルをフォーム打ち込んだら(チェックはWikiモードのままでOK)「新規ページ作成」のボタンをクリック
 ③:下に出てくる空白にSSをコピペして、ついでに修正
 ④:「プレビュー」を押してチェック
 ⑤:問題なければ「投稿」を押す

<各SSリストを開いて編集>

 編集の仕方(SS本文の修正も同様)
 ⑥:各SSリストを開き、そこで「編集」から「このページを編集」をクリック
 ⑦:下に出てくる文章の適当な箇所に
    -[[作品タイトル(ページ名)]]  と入れる。
 ⑧:プレビューを見て問題なければ「投稿」して終了

何か失敗するかどうしても無理そうなら、そのときに言ってくれれば誰かしら対処しますのでご安心を。

3:名無しさん@ピンキー
07/09/08 19:50:41 Qxl+YlNm
ナンバリング忘れてるううううううううう

4:名無しさん@ピンキー
07/09/09 00:08:18 jBu2vPM2
うみねこエロパロまとめ(仮)のこと、忘れないでください
URLリンク(wiki.fdiary.net)

5:名無しさん@ピンキー
07/09/09 13:14:38 x9tPpYIv
前スレ>>986
gj!泣かせていただきました!

6:名無しさん@ピンキー
07/09/09 18:32:24 KtXcNeU/
そんなの「なかった」

7:名無しさん@ピンキー
07/09/10 17:26:44 QoHlOQh/
>>1

8:名無しさん@ピンキー
07/09/10 19:33:24 Y0/kU2vI
>>1乙です。

9:名無しさん@ピンキー
07/09/11 01:36:04 sjGrrzZB
     ____  
   /      \
  /  ─    ─\ 
/    (●)  (●) \ 
|       (__人__)    |  そろそろ新作が投下されてもいいだろ
/     ∩ノ ⊃  /    
(  \ / _ノ |  |     
.\ “  /__|  |  
  \ /___ /

10:名無しさん@ピンキー
07/09/11 19:09:29 spoRvRiU
前スレAAで埋め

11:名無しさん@ピンキー
07/09/11 20:48:03 aOgmbSr0
うみねこSS投下しようと思ったら紗音が性格変わっちゃったので投下できん

12:名無しさん@ピンキー
07/09/11 22:46:14 WuEuV0n9
投下せんでよし。

13:名無しさん@ピンキー
07/09/12 01:04:01 m09+VH6f
スレリンク(eva板:64-67番)
キーワード【 レナ フェラチオ 圭一 カルピス ちゃ シンジ ムスカ 】

14:名無しさん@ピンキー
07/09/12 01:06:06 3eqBILTt
流れも何もかも読まずに投下する。
圭一→沙都子。
兄から恋人へ徐々にステップアップして欲しいもんだ。

15:14
07/09/12 01:06:42 3eqBILTt
ひぐらしのなく頃になると、もう夏なのだと思う。
去年の冬、沙都子の兄、悟史が帰ってきた。
病を患っていて意識昏睡の状態だった為、沙都子には伏せられていたそうなんだが、遂に意識を取り戻したのだという。
悟史を慕い続けていたという詩音と一緒に、沙都子は入江医院でリハビリに励む悟史の元を毎日見舞っている。
それは、今まで兄の帰りを待ち続けた沙都子にとって、とても幸福なことだろう。
雛見沢で虐げられ続けてきた沙都子にとって、兄の帰りを待つことは生きるアイデンティティだったのだから。
あいつは、小さな身体で両脚を踏ん張って、どんなに強い風に吹かれても、強い雨や雹に打たれても必死で立ち続けた。
そんな沙都子を、俺は守りたかった。
沙都子がいつも笑っているように、悟史の代わりに沙都子の兄として、あいつを守らなくちゃと思ったんだ。
北条鉄平により、沙都子は笑えなくなってしまった。
だから、俺は沙都子を守ろうと思ったんだ。
仲間として、兄の代わりとして。
そして今、兄である悟史が戻ったのだから、俺たちの関係はまた「仲間」に戻る。
それだけのことだ。


「私は、今日も入江医院に直行しますけど、沙都子はどうしますか?」
鞄に荷物をつめながら、詩音が沙都子に優しく微笑みながら問いかける。
俺や魅音に対する、裏のありそうな笑みとは違って、沙都子に向ける詩音の微笑みは何処までも甘い。沙都子が可愛くて仕方がないというのが、ありありと見て取れる笑みだった。
悟史の意識が戻ってから、詩音と沙都子の関係は更に親密になったらしく、時折沙都子と一緒に北条家に泊り込むこともあるらしい。
気付けはすっかり詩音は沙都子の姉貴分だ。
「ねーねーは先に行ってくださいまし。わたくしは今日は圭一さんと日直ですの。後で参りますわ」
沙都子もまた、にこにこと詩音にを見上げて笑う。
まさに、仲の良い姉妹そのものだ。
そんな姿に、なぜか俺は胸が鈍く痛んだ。

だって…その位置は俺のものだったのに…。

いやいやいや、何を考えてるんだ俺は。
仲間の関係が良好なのは素晴らしいことじゃないか。
寂しくなる必要はないっ! ないったらない!

16:14
07/09/12 01:07:53 3eqBILTt
「何を百面相してるんですの?」
「おわっ!」
俺が葛藤している間に詩音は帰ったようだった。
日誌を手にした沙都子にいぶかしげに見つめられる。
そ…そんなに表情に出ていただろうか…?
俺は気持ちが顔に出やすいらしいので気をつけなくてはいけない。
「気をつけても無駄だと思いますわよ。だって、実践されてませんもの」
沙都子は、肩をすくめると、俺の前の席にちょこんと座って、日誌を書き始める。
ううう、そこまで読まれるとは…本当にどんな表情してるんだ、俺は。
「おっおい、沙都子。他に日直の仕事あるか? 俺がやっておくぞ」
ちょっと慌てつつそう言うと、沙都子はペンをスラスラと走らせながらくすりと笑う。
「ご心配なく。今日のお仕事はこの日誌の提出で最後ですわ。黒板消しは全部圭一さんにやっていただいたから、これはわたくしのお仕事ですのよ」
「そっそうか…」
手持ち無沙汰になったので、沙都子の前の席に座ると日誌を覗き込む。
「おいおい、そんなに几帳面に書き込まなくってもいいだろ。日誌の今日の出来事なんて、こうちゃちゃっと要領良くだな~」
「もう、圭一さんは黙っててくださいまし! こういうことはちゃんとしないといけませんのよ!」
アドバイスをしたというのに、怒られてしまった。
沙都子は普段から、悪戯好きだがこういところはしっかりしているというか凄く几帳面だ。
以前一緒にスーパーに買い物に行ったときも、俺よりよっぽどちゃんとしてたし…。
カレーのルゥを選ぶのに真剣な表情なんて、小さな主婦のようだった。
料理の腕は仲間内じゃまだ劣るけど、こいつは将来いい嫁さんになるんだろうな…。
そう思ったら、なんだか胸がずきんと痛んだ。

え…、なんで胸が痛いんだ、俺…?

「うむうむ、沙都子は良い子だな。褒めて遣わす」
その痛みをごまかすように、俺は沙都子の頭をぐしゃぐしゃとかき乱した。
この行為はあくまで、沙都子への厚意だったんだが、日誌を書くことを邪魔された沙都子はぷくっと頬を膨らませた。
あはは、こういうところはお子ちゃまなんだよな。

17:14
07/09/12 01:09:42 3eqBILTt
「もうっ、圭一さんなんて知りませんわ! さっさと終わらせて、わたくし帰ります!」
ちょっと、からかいすぎたかも…大人気なかった、反省。
ぷんぷんしながら、沙都子は乱暴に日誌のページをめくろうとして、顔をしかめた。
「いたっ…」
「だ…大丈夫か! 指、切ったのか!?」
慌てて、沙都子の手を取ると、さっくりと切り傷ができていた。
小さな白い指にじわじわと血が滲んで、とても痛そうだ。
「すまん、俺がふざけたせいで」
心から謝罪すると、沙都子はやれやれといった顔になった。
これじゃ、どっちが年上か分からないな。
「もう、大げさですのね。こんなの、舐めておけば直りましてよ」
「そっ…そうか。わかった」
「けっ、圭一さん!」
その時の俺は、夢中だったのだと思う。
そのまま、沙都子の指を口にぱくりと含んで、そっと傷口に舌を這わせる。
「ん…っふっ…」
「圭一さん、ダメです。汚い…から、ひゃっ」
ぺろぺろと指を舐めているうちに、沙都子の顔はどんどん真っ赤に染まっていく。
あ…こいつ、こんな色っぽい表情もできるんだ。
普段小憎らしい沙都子のその珍しい表情がもっと見たくて、俺はそのまま指を口に加えてみた。
「あっ…っ…」
真っ赤になって震えているその姿は、なんだか嗜虐的な気分になる。
もっといじめてみたいっていうか…おいおい、俺、そんな趣味があったのかよ。
「もう、いい加減にしてくださいましっ!」
「あだっ…!」
面白くなってそのまま傷のない指にも舌を這わせようとした俺だったが、我慢の限界にきたらしい沙都子に日誌でしこたま頭をぶたれた。
「圭一さんのケダモノ! もう、知りませんわ!」
泣きながら、ランドセルを背負って教室を走り去る沙都子の背中をぼんやりと見つめながら、俺は自分自身の行動に驚いていた。


俺…どうしちゃったんだろう。
自分でも自分の行動が理解できないのだ。
どうして、俺は沙都子にあんなこと…。
結局、その日は余りに遅い日直に焦れた知恵先生が、日誌を取りに来てくれるまで教室で呆けていたのだった。

ちなみに、翌日。
沙都子に泣きつかれた詩音に徹底的にボコられたのは言うまでもない…。


18:14
07/09/12 01:11:54 3eqBILTt
終わり。

「ひぐらし」初めて書いた。
沙都子可愛いよ、沙都子。
このカプはエロまでじわじわ進むといい。
保管庫見たけど、レベル高いな、ここ。
末席に混ぜてくれ。宜しく頼むノシ

19:名無しさん@ピンキー
07/09/12 01:20:27 57BXt/Yo
すーじーこー

20:名無しさん@ピンキー
07/09/12 01:29:21 q9rpsPkT
なんという寸止め…だけどGJ

21:名無しさん@ピンキー
07/09/12 01:37:47 HTBeOKbo
いいね。やっぱ原作の関係にプラスアルファしてどれだけ恋愛要素やエロを乗せられるかが肝だわ。

>>13
保管庫にそのスレ入れたのはお前か?ああいうの止めてほしいんだけどね。

22:名無しさん@ピンキー
07/09/12 02:35:22 bIQHTEs8
>>18
実にすばらしい、次も頼む

23:名無しさん@ピンキー
07/09/12 03:07:46 gNZNKkLB
>>18
こういうの大好きだ、GJ!

24:名無しさん@ピンキー
07/09/12 08:57:19 SqN9BTus
GJ

しかし、イチロー来なくなって
平和になったねwww

25:名無しさん@ピンキー
07/09/12 20:02:37 qw9QC24r
>>24
イチローにはコアなファンが居るから注意

26:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:44:30 ivKmyWsx
>>14
GJ 文章うまいなー

27:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:46:09 /wRw+Lqy
イチロー…見てるなら投下してくれ

28:20年越しの告白
07/09/12 22:47:20 SqN9BTus
圭一×魅音
題名「20年越しの告白」

投下します。

29:20年越しの告白
07/09/12 22:48:54 SqN9BTus
俺は、自分に嘘をついてきた。

【好き】って気持ちが、恥ずかしかった。

ずっと前から、気づいていたはずなのに…………
時々見せる照れた顔
委員長としてみんなをまとめている時の凛々しい顔

眩しいぐらいの笑顔

何時の間にか、惹かれた
告白をしようとしなかった。

断れたら、どうしよう?色々考えてしまった。

やっぱり、告白しよう。そう決めた…………

30:20年越しの告白
07/09/12 22:50:10 SqN9BTus





「おっす!魅音…元気か?今日は、お前に伝えたい事が、ある。
笑わないで聞いてくれるか?
………その……前から……魅音……の…事が………好きだ!…………」







あれから、20年
長かったようで、早かったな。


やっと、言えた。
20年越しの告白。

「魅音…天国で部活やってるか?みんなと、仲良くやってるか?遅くなった告白聞いてくれて有り難うな」

墓前の前で、手を合わせその場を去った。


雛見沢大災害が起きて、20年
今でもひぐらしがないていた


END

31:20年越しの告白
07/09/12 22:50:43 SqN9BTus
ちょい短い話しです。

読んでくれた方有り難う

32:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:46:19 e1d9wV5x
どういたしまして

33:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:47:37 acT989wK
イチローさんお疲れ

34:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:20:50 ewAen5DA
イチロー乙

35:名無しさん@ピンキー
07/09/13 03:51:04 iJ2wfR9Z
なに、このバカSS

36:名無しさん@ピンキー
07/09/13 04:49:16 cSu1r54T
そろそろあぅあぅで一本

37:名無しさん@ピンキー
07/09/13 08:09:02 hwSvJkwn
空気読まずに圭詩希望

38:名無しさん@ピンキー
07/09/13 12:52:57 RLanoorl
俺は、自分に嘘をついてきた。

【好き】って気持ちが、恥ずかしかった。

ずっと前から、気づいていたはずなのに…………
時々見せる照れた顔
エロパロのエースとしてみんなをまとめている時の凛々しい顔

眩しいぐらいの笑顔

何時の間にか、惹かれた
告白をしようとしなかった。

断れたら、どうしよう?色々考えてしまった。

やっぱり、告白しよう。そう決めた…………

39:名無しさん@ピンキー
07/09/13 12:56:27 RLanoorl





「おっす!イチロー…元気か?今日は、お前に伝えたい事が、ある。
笑わないで聞いてくれるか?
………その……前から……イチロー……の…事が………好きだ!…………」







あれから、20年
長かったようで、早かったな。


やっと、言えた。
20年越しの告白。

「イチロー…天国でイッてうーんやってるか?みんなと、仲良くやってるか?遅くなった告白聞いてくれて有り難うな」

墓前の前で、手を合わせその場を去った。


イチロー大投下が起きて、20年
今でもひぐらしがないていた


END



40:名無しさん@ピンキー
07/09/13 14:00:35 hwSvJkwn


41:名無しさん@ピンキー
07/09/13 17:46:48 3u1FNiQu
>>24
そういうことは言いたくても言うもんじゃない。
下手に話題に出すと>>39みたいなよくわからんのがでてくるぞ。


42:名無しさん@ピンキー
07/09/13 18:36:13 BbOgJR/W
>>37の期待に答えて圭詩(綿流し版)を投稿してみる
ぶっちゃけ俺は圭魅や悟詩よりも圭詩派なんだよな

43:名無しさん@ピンキー
07/09/13 18:38:44 BbOgJR/W
「私の心を埋めるモノ」



「―沙都子の事、頼むからね」


そう言って悟史くんは消えた。

あれから一年。

悟史くんは、未だに沙都子との約束を果たせていない。


逢いたい。

とてもとても逢いたい。

悟史くん・・・・・・・・・・・・・



―今日、珍しく魅音が私に泣きついて相談してきた。
クラスに新しく転入してきた、ええと、前原圭一とか言ったかな?
そいつが、おもちゃ屋の帰りに貰ったお人形、魅音には似合わないからってくれなかったらしい。
期待するだけ無駄なのに、ばかなお姉。

 でも、ちょっとだけ羨ましい。
だって、私にはいない。
私の頭をなでてくれる人も、私を癒してくれる人も、私を「詩音」と解ってくれる人も、もういない。

ねえ、誰がこの空っぽの心を埋めてくれる?

誰か、教えて。

44:名無しさん@ピンキー
07/09/13 19:08:50 ewAen5DA
氏ね

45:名無しさん@ピンキー
07/09/13 19:25:50 BbOgJR/W
魅音は、魅音じゃない別の誰かとやり直したいと言った。
そして、私に成りすまして、やり直せたらしい。

前原圭一・・・私の勘では、からかいがありそうな男に見える。
ちょっと、誘ってみるか。

気がつくと、いたずら心のある私は、いつの間にか電話のダイヤルを回していた。


―がちゃ。
『もしもし、魅音か?』
「こんばんは、圭ちゃん」
「えっと、実は明日エンジェルモートでデザートフェスタってのがありまして、味見をしてもらう人を抽選で募集しているんです。
本来ならクジとかで決めるんですが圭ちゃん、モニターになってみませんか?」
『行く行く!つまりモニターってやつになればデザート食い放題ってわけだよな?』
「そうですね。じゃ、当選者に圭ちゃんの名前加えておきますね!」

圭一と言う男は、声からしてサバサバしてる感じで、いかにも男らしい。魅音が気に入るわけだ。
だけど、やっぱり、悟史くんとは違う。
「後、その見返りと言っては何なんですけど帰りにちょっと付き合って欲しいんですが」
『、えっ!?い・・・いいけど』
今度は少し言いよどんで、その後、たどたどしい口調になった。受話器越しに赤面顔が目に取れそうだ。
「あはは!じゃ明日待ってますねーっ!」

電話を切った後、思ったよりもからかいやすく、思ったよりも話しやすい男だと分かった。
明日は、楽しみな一日となりそうだった。

46:名無しさん@ピンキー
07/09/13 20:19:28 wjPqN9tW
そろそろ知恵先生の話が来てもいいと思う
カレーを馬鹿にした富田岡村に身体から出る知恵カレーを食べさせるのは勘弁だけど

47:名無しさん@ピンキー
07/09/13 20:59:18 lTKcPysf
そろそろ職人が居なくなった理由を、真面目に考えて見たらどうだ?
批判と罵倒、その違い分かってる?

48:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:39:40 3jKynLBB
駄作を落とすから叩きが付くだけだろ。
良作がくれば普通にGJするわ。
台本形式にもGJ返しても駄作作家様が増えるだけで、腕のいい職人が逃げるだけ。

49:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:53:09 2vJ6RmUM
前にもこんな状態に陥ったことがあったな…
確かに批判も大事かもしれないけど、具体的な批判内容がないと駄目だと思う。

50:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:58:14 bCjDd2nC
ケンカ好きやなお前ら

51:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:08:26 BrP6mX5M
書きながら投下するのはマナー違反やろ。
保管庫に他スレのネタやSSじゃないものまで入れたりするのもそう。

52:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:15:17 ewAen5DA
>>28
始めにエロ無しって事を伝えてないし、
イチローを馬鹿にしたんだから、バカなSSなどと言われても仕方のないこと。

>>42
イチローに限らず、今までに溜めてから投下しろって批判があったはずなのに、書きながらの投下。
おまけにメ欄もあれだし・・・


これでいい?><

53:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:51:43 8/Q05IPK
前スレの後半に投下されてた圭詩の続きマダー
文章が好みだから期待してるんだけど

54:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:57:18 QMm+dAL4
今の所>>39が最良師だな

55:名無しさん@ピンキー
07/09/14 00:34:51 Zhc8ui0m
ヲチ物件としては良スレ

56:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:28:01 m+nofA0J
氏ね←罵倒
書きながらの投下はマナー違反←批判

罵倒と批判 中傷と意見 感想と愚痴 それぞれ別モノなんだぜ?

うみねこ終わらせて、創作意欲が沸いたんで、ひさびさに来たんだが未だにダメダメなんだな
キャラ個別スレにでも逝くか……

57:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:35:23 cj1vcDWy
>>28ってイチロー馬鹿にした癖にイチロー以下のヤマなし意味なしオチなしSS書いてたのかよ
魅音スレに貼れば二人くらいはGJくれるよ。GJだけだけど

58:名無しさん@ピンキー
07/09/14 12:36:27 iGkn0cYq
自分がダメダメな空気にしてるの気付こうね自称職人さん

59:名無しさん@ピンキー
07/09/14 12:36:34 B/Aidyhw
>>56
南無阿弥陀仏逝ってよし

つか喧嘩はやめよぜ??
そろそろ普通のSSが読みたくないか??
つか圭詩を投下した人はメアド欄にsageっていれような。



60:名無しさん@ピンキー
07/09/14 12:44:58 9+Zk3Uxj
これはひどい

61:名無しさん@ピンキー
07/09/14 13:01:29 /ZfkYoRd
圭詩が補給されたところで、圭レナや圭魅が恋しくなりました
神様お願い

62:名無しさん@ピンキー
07/09/14 14:30:17 oxsXIblz
前は、よく投下してたけど、ここ最近はひど過ぎる。文句言うならお前が書け。

もうここには投下しないよ。
別のスレでちょくちょくやるよ。


イチローがひどいのには同意
だがスルーすればいいだけ。

63:名無しさん@ピンキー
07/09/14 14:56:57 xc2/lhEW
>>55が現状を表してるな

どんな奴でも職人は職人。例え荒らしでも叩くのは間違いだってことだ

批判はしても良い、意見しても良い、感想は推奨事項
だが、罵倒や中傷、愚痴や文句は、スレの雰囲気を悪くし、職人のやる気を削ぐだけだ

気に入らないから叩く←間違い
気に入らないからスルー←正解

職人が居なくなった現実を直視しようぜ?

64:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:34:54 twWAOvCb
圭詩読みたかった・・・・・OTZ

65:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:42:08 iGkn0cYq
荒らしを職人と呼ぶのはどうかと思います\(☆o☆)/

66:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:49:45 cj1vcDWy
つまりつべこべ言わずに貼れってことだな

67:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:29:19 CoNQ39zv
このスレにはもう石すら降らなくなった。
後はまともなSSを求めながら餓えて死ぬだけ。

68:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:46:29 iGkn0cYq
それはやべぇな!

69:名無しさん@ピンキー
07/09/14 20:29:35 bPEvhlYf
誰もいなくなったところに無口な神がやってくるのか
ということはここの書き込みが無くなれば……!?

70:名無しさん@ピンキー
07/09/14 21:05:13 wWnbGUQx
( ゚ω゚)の降臨を期待してみる。

71:名無しさん@ピンキー
07/09/14 22:16:51 B/Aidyhw
うみねこと合併した瞬間これだよ

72:名無しさん@ピンキー
07/09/14 22:40:40 home73G9
>>28
「職人は新スレが誕生する前に愚かなスレ住人達を救ってやる事が出来たのだ」
「もう遅いわ。エロパロの職人はこのスレを見捨てたのよ」
「私は言ったはずだ。このスレの守護神になるのは、君にはおこがましいと」


73:名無しさん@ピンキー
07/09/14 23:30:09 r1wbCmn6
ニコニコの影響かな…

74:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:22:59 Ab0KSbjA
思い入れが深い上に書きなれてないから難しいんだよなー。
短くかつエロくってのが本当に難しい。

75:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:33:02 YAOmNptn
ちょっくら圭一と寝てくる

76:名無しさん@ピンキー
07/09/15 00:59:41 ZMKZ9/yH
>>74
確かに難しい。
ストーリー
キャラの組み合わせ
エロさ
萌え
色んな問題をクリアして投下しないとダメ

俺は、投下するほどの文章力無いし。
華麗にスルーされそうw
下手すると叩かれるかもorz

構想はあるけどな。
圭一×魅音詩音の3P
どのように、エロい方向に、持って行くか

保管庫読んだりしてるけど…

喘ぎの表現
特にムズイorz

携帯から投下自体叩かれるかもorz

77:名無しさん@ピンキー
07/09/15 01:02:22 QjjJ6k6s
それでも俺は待つぜ

そう…全裸でな

78:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:13:43 TNwbTz9Q
グダグダ言う前に投下すればいいじゃん
見てもらう為に作品作ったんだからさ
叩かれる叩かれないは二の次。
叩かれるのが嫌なら書くな

79:名無しさん@ピンキー
07/09/15 03:23:11 INUUCB9d
という事で>>78がなんか投下してくれるそうです
皆さんリクエストをどうぞ

80:名無しさん@ピンキー
07/09/15 04:02:42 4GPjdkZo
感想を貰らうために作品を投下するのであって、叩かれるために投下する職人はいない

>>78が釣りじゃないなら、このスレは完全にオワタなww

81:名無しさん@ピンキー
07/09/15 09:34:06 gK6mNCo1
こんな状況で投下する作家なんていねーよwwwwwwwwwwwww

82:名無しさん@ピンキー
07/09/15 10:15:42 YAOmNptn
マナーさえ守って投下すれば、下手でも叩く奴はいないだろ


83:sage
07/09/15 12:25:52 CDsqcB2n
季節のなかで

「先生、さよーならー。」
「また来週~。歯ぁ、磨けよ~。」

最後まで残っていた生徒を見送り、知恵は職員室へと戻っていった。
今日は半ドンの土曜日ということもあって、子供たちの帰宅も早い。
職員室に戻ると、知恵は出席簿を机に置き、椅子に座った。
校長の海江田は、昨日から教育委員会の会合のため出張しており、来週まで留守をしている。
久々に一人で過ごす昼の職員室であった。
知恵は鞄の中から、今日も作っておいた弁当箱を取り出すと、待ちかねたように包みを解き、蓋を開けた。
とろみを帯びた赤茶色の液体の中に、刻んだニンジン・ジャガイモ・タマネギ・鶏肉が彩りを与え、心地よい刺激臭が、鼻を包む。
その隣には白いご飯が仕切りで分けられ、隅に薄赤の福神漬けがちょこんと、かしこまった様に乗せられていた。
カレーライス。
知恵留美子にとってそれを食べる時が、人生でもっとも幸福な瞬間であった。
仕切りをとり、白米とカレーが交わり始める。それをスプーンで交わらせて、口に運ぶ。
何度食べても、この一口がたまらない。
自分の顔がほころんでいるのがわかる。
その時、開け放たれていた窓からふわりと、涼しい風が流れた。
8月も終わりに近づき、最近は大分熱気も収まっている。
雛見沢は夏の訪れも早いが、その分、秋の訪れも早い。
「もうすぐ、秋ですね。」
誰に言うでもなく、知恵はつぶやいた。
(いけない、また思い出してしまう)
心では思っていても、秋になればいつもあの日々のことを思い出す。
「彼」と過ごしたあの日々のことを。

84:sage
07/09/15 12:58:32 CDsqcB2n
ここよりも都会のとある街で、知恵は「彼」に出逢った。
眼鏡のよく似合う、捨てられた子猫のような雰囲気をもつ「彼」とは、学校で大工の真似事をしている時に初めて逢ったのだ。
「先輩」と優しく声をかけてくれた彼に、知恵は徐々に惹かれていった。
まるで泥棒のように、人の心にずかずかと入り込み、大胆にも自分の全てを奪ってしまった「彼」。
時には殺し合いといってもいい争いを行い、文字通り自分のせいで死ぬ目にも遭った。
それでも、自分を選んでくれた。
自分の背負う十字架を知った上でも、愛してくれた。
自分も誰よりも愛し、身も心も全て捧げた。

「彼」の残り時間がほんのわずかだと言うことを知っていても。愛さずにはいられなかった-。

「・・・くん。」
久しぶりに、「彼」の名前を口に出した。
本当に最後だという時に、何も出来なかった自分に、
「うん、俺、やっぱり先輩が、・・・が好きだよ。」
と言って遠くへ言ってしまった彼の名前を。
「・・・くん!」
もう一度、今度は強く呼んだ。
「どうして、どうして私を一人にしてしまったのですか!また、私を一人に・・・!」
「彼」がいなくなった後、知恵は荒んでいた。
生きる目標もなくなり、所属していた組織からも抜け、ただ彼の思い出だけを胸に、引きこもりのようにして生きていた。
そんな時、偶然流れていたニュースに目が留まった。
『村が沈んでしまうんです!』
『学校がなくなったら、私たちは遠くの学校にいかなくちゃいけないの!』
それは、遠い雛見沢という村落でのダム建設反対運動を特集した番組だった。
反対運動中心派のインタビューに加えて、村民の意見を年齢ごとに聞いていく場面があったのだが、その中で元気のよい女の子が叫んでいたのだ。
『お願い、もう、先生がいないの、誰か、誰か私たちの学校を守って-!』
その村には見覚えがあった。
もう、体調が悪化して、寝たきりになってしまった「彼」は、良く旅行雑誌を見ていた。
「元気になったら、今までの分、先輩を連れてってやるから!」
それが自分を元気付けるための嘘でも、知恵は「彼」が楽しそうに、見たことのない世界への夢を語ることが嬉しかった。
その中で
「こんなところもいいよな。ほら、こういう日本的っていうか、のどかで。先輩と、二人でさ、畑を耕しながら暮らすのもいいな。」
「彼」が一番目を輝かせた場所が、雛見沢のページだった。



85:名無しさん@ピンキー
07/09/15 13:19:20 Jae+JA0x
…ひょっとして書きながら投下してる?

86:名無しさん@ピンキー
07/09/15 13:31:00 zsiTEH3r
>「また来週~。歯ぁ、磨けよ~。」

87:名無しさん@ピンキー
07/09/15 13:46:06 /foB8Zzg
GJ そのままの勢いで続けてくれ

88:名無しさん@ピンキー
07/09/15 14:02:44 jSZOWyC3
「彼」が愛した風景が消えてなくなる。
知恵にとってそれは「彼」を彩るものの一つが失われてしまうような感覚があっ。
「彼」がいなくなってしまった後、その遺品は家族と、知恵をはじめとする友人達に分けられた。とはいうものの、物持ちの少なかった「彼」の形見は、古びた折りたたみナイフ一本だけだった。
「彼」の妹が
『認めたくありませんが、兄さんは貴女を誰よりも愛していましたからね。兄さんが一番大事にしていたこのナイフを、貴女に差し上げます。』
と涙ながらに渡してくれた物だった。
だから、「彼」が行きたいの願っていた雛見沢は彼の形見のように感じられた。
(それが、無くなる・・・?)

認められるはずはなかった。

意地悪な主は私に地獄を与え、愛した人までも奪い、その上数少ない形見まで奪うというのか-!
知恵の行動は素早かった。
直ぐさま鹿骨市へ向かって教育委員会に駆け込み、現役時代に培った催眠術で担当者を騙し、「教師・知恵留美子」の肩書きを手にいれた。
教師を選んだのは、昔その真似事をした自分を「彼」が喜んでくれた思い出があったことと、テレビで見た少女の顔が、「彼」に出逢うまでの自分に重なって見え、その願いを叶えてみせたかったからだった。

89:名無しさん@ピンキー
07/09/15 14:37:16 jSZOWyC3
>>85
はい、現在進行系です。
メル欄と間違えて、名前欄にサゲかいてしまいました。すいません。
また少ししてから投下する予定です。

90:名無しさん@ピンキー
07/09/15 14:45:32 CEQ/Tv25
書き終えてから投下なさい。

91:名無しさん@ピンキー
07/09/15 14:54:11 366EBBlp
ひぐらし皆殺し編鷹野ネタ投下します。
携帯から・若干グロ・エロ少ない短編なので苦手な人はIDNGにしてください。

92:皆殺し編鷹野ネタ
07/09/15 14:55:32 366EBBlp
「……ぅぐ、―か、はぁ……っ!」
月明かりの下、夜の神社という神聖な場所で、祭が始まろうとしていた。
素裸に剥かれ衆人に白い肌を晒されている少女の身体に鋭い刃物があてがわれ動くたび、
肌は赤く染まり、澄んだ空気に澱んだ臭いが混じり出す。
猿ぐつわによるものか、それとも少女の強靭な意志の力によるものなのか、
加えられる行為の惨さに反して苦痛の声は少なく、
その瞳は苦痛を与えてくる相手を―この私を睨み続けている。
「さすがね梨花ちゃん。自分から麻酔を拒んだだけのことはあるわ」
「…………っ」
『当たり前よ、私は何としてでもこの記憶を持っていかなきゃいけないのだからね』
少女の―梨花の目的はわからないが、私に楽しみを与えてくれたことは確かだ。
今夜起こる最初で最後の祭の始まりに相応しい…。
「くすくす。……それじゃあ、あなたの綿流しを始めるわよ」
「……がっ!―ふ、……っっ!!」
腹部を内部まで一気にかき開き、「綿」を引きずり出すと、さすがに梨花の身体は大きく震え、猿ぐつわから声と血を漏らした。
「……ふふ。綺麗よ梨花ちゃん。月の光と血の赤とでこんなに濡れて輝いて…」
「か、ふ……ひゅ……」
梨花の瞳の輝きが鈍くなる。顔色も白くなってきた。
……これでもうすぐオヤシロさまの生まれ変わりとやらもおしまい。あっけないものね。
ジロウさんも、こんな風に苦しんだのかしら…?
………………。馬鹿ね。私は神よ。神になってやるのよ。もう遅いの―!

一旦梨花から身を離し、衣服を脱ぎ捨てる。
山狗たちは指示通り遠巻きに見ている。
月明かりの下の私の裸身にゴクリと息を呑む音が聞こえた。
「あなた達はここで起きることをしっかり目に焼き付けなさい。これは神の儀式なんだから」
再び梨花の側に行くと、もう彼女の瞳はどこも見ていなかった。
ひゅー、ひゅー、と小刻みに震えながら息を漏らすだけ。
「私の勝ちね、梨花ちゃん。くすくす……」
ずりゅっ…。
小さな身体から「綿」を引き出し、血に染まったそれを身体に巻き付ける。
「うふふ、あったかい……」
梨花ちゃんの鋭い瞳。私を拒んだジロウさんの激しい瞳。おじいちゃんの優しい瞳…。
…今はもう、誰も「私」を見てはくれない。だって、ここにいるのは神だから。

93:皆殺し編鷹野ネタ
07/09/15 14:59:15 366EBBlp
私の身体が血に染まる。「綿」が身体を滑るたびにぬるぬるとした液が身体を濡らす。
そして、私の内部も熱く濡れて―。
ぐちゅ…っ。
「ああ……ん、ふふ……どうかしら梨花ちゃん。オヤシロさまの生まれ変わりの神聖なあなたの「綿」で、
私、こんなになってるのよ…?あふ、んんっ……」
赤く濡れた指を滑らせるたびに、これまで感じたことのない激しい快感が電流のように流れこんでくる。
きっとこれが、神の領域。
普通の人間ならこんなことで快感を得られたりしない。
私は、神。神になったのよ。これから私は神としての偉業を成し遂げるのよ―!

月明かりの下。
神聖な神社に響くのはオヤシロさまの生まれ変わりの虫の息と、
快楽に身を委ねる神の声と、
血と粘液の混じった淫らな音だけ。
これが私の祭り囃子―。�

94:名無しさん@ピンキー
07/09/15 15:03:49 366EBBlp
以上です。エロ少なくてすまん
ラストに「?」が混入してるかもしれませんがおそらく文字化けですorz
wikiに入れる時はグロ注意表記つけて文字化けも直しておきます

95:名無しさん@ピンキー
07/09/15 15:34:14 0wlyjl9X
最近みてなくて覗いてみたが作品が投下されているなww
まとめてで悪いけどぐっじょーぶ。

それと、なんかもめているようなので一言言わせてもらう
どんな良いスレでもそうだけど良い雰囲気だからこそ神職人さんは集うもんなんだぜ?

96:名無しさん@ピンキー
07/09/15 16:03:15 xwbQTZWg
良い作品ありがとー
自分は文才無いので投下してくれるだけありがたいです!

97:名無しさん@ピンキー
07/09/15 16:21:20 d7oJQMg5
懐かしき、スレを貫くSSの山。
黄金郷を目指す者よ、これを登りて鍵を探せ。

山を登れば、やがて里あり。
その里にて二人が口にし谷を探れ。
そこに黄金郷への鍵が眠る。

鍵を手にせし者は、以下に従いて黄金郷へ旅立つべし。

第一の晩に、住人の選びし六人をSSに捧げよ。
第二の晩に、残されし者は寄り添う二人を引き裂け。
第三の晩に、残されし者は誉れ高き我が名を讃えよ。
第四の晩に、魅音を抉りて殺せ。
第五の晩に、レナを抉りて殺せ。
第六の晩に、詩音を抉りて殺せ。
第七の晩に、沙都子を抉りて殺せ。
第八の晩に、梨花を抉りて殺せ。
第九の晩に、職人は蘇り、誰も生き残れはしない。
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

SS職人は賢者を讃え、四つの宝を授けるだろう。
一つは、未公開の全てのSS。
一つは、全ての死者の魂を蘇らせ。
一つは、失った愛すらも蘇らせる。
一つは、職人を永遠に眠りにつかせよう。

安らかに眠れ、我が最愛の職人****

98:季節のなかで
07/09/15 16:34:10 /ICLPQUe
身分を手に入れた後は簡単だった。
本来なら時間がかかるはずの審査会も、催眠術を使えば満場一致での結果であった。
『募集は村が勝手にやっていることですからな。』
と、最初は余計な事をしてくれたという顔の審査員が、
『こちらは問題ありません。海江田校長次第ですな。』
という結論を出した時には、知恵も苦笑を禁じえなかった。

翌日、知恵は雛見沢行きのバスに乗っていた。
審査会の後で海江田の連絡先を聞いて電話したところ、海江田は
「お志、ありがとうございます。お会いして結論を出したいと思います。」
と野太い声で返答したので、早速雛見沢へ行く運びになったのだ。
もうじき廃止になるという路線バスの中には、知恵の他にいかつい男が一人座っているだけであった。
年の頃は中年というところだろうか、纏っているスーツが筋肉ではちきれそうになっていた。
「村の方ではないようですが、雛見沢へはどのような用で?」
いつのまにか、通路を挟んだ向かいの席に男が座っていた。
こちらを見る目は鋭いが、深く、穏やかな光を湛えており、巌のような雰囲気がある。
「ええ、私は教師なんです。この村が教師を募集していると聞いたもので。」
「ほお、それはそれは。前の学校を辞められたのですか?」
「いえ、私は就職浪人でして、これまで教壇に立ったことはありません。」
心の中で、「遊びではありますが」と付け加えて、知恵は答えた。
すると、男は一言唸って腕を組んだ。
「そうですか。いえ、この村が教師を募集していると聞いて、これまでも貴女のような方が教師になりたいとやってきたことが何度かあるのですよ。」
そういえば審査員の誰かが、言っていた気がする。
審査会がOKサインを出しても、肝心の海江田校長が断った教師が何人もいると。
村が教師を渇望しているのに、肝心の校長が首を縦に振らないのだった。
不思議でならない。学校の存続に最も熱心なのは、教育委員会の勧告を幾度となく無視して残り続ける校長自身ではないか・・・。
「校長先生が断られたという話ですね。私もそれは聞いたことがあります。」
「ご存知でしたか。」
「教師を求めているのは校長先生自身なのに、不思議な話ですね。」
「ええ、確かに。しかし、私には海江田高校の考えがわかる気がします。」
男の雰囲気が変わった。
こちらを見る目に、相手をどれほどのものか見定めようとする光が宿ったことを、知恵は感じていた。
「雛見沢は、確かに教師を求めています。それこそ教師として来てくれる人がいれば、村中総出で歓迎するでしょう。」
「では、なぜ?」
「誰だって歓迎するということは、翻せば誰でも教師に成ることが出来るということです。たとえ、その資格がないとしても。」
知恵の背中に冷たいものが走った。
この男、私の正体を知っている?
「ああ、失礼。私のいう資格というのは『教師としての資格』ということです。教員免許などではない、人にものを教えるに足りる人物であるかということです。」


99:名無しさん@ピンキー
07/09/15 17:22:22 Xp4/gkA1
こうしてぽつぽつ投下もあるし結構潤ってると思うんだけどな? ……このスレって。
飢えた連中が多いのか?


>>98
ひょっとしてこういうスレに来るのは初めての人?
あのね。90の人も言ってるけど、書きながらの投下は止めてください。
それやられると、いつから書き込んでいいか分からないから他の人に
迷惑だから。

適当なテキストファイルか何かで全部書き上げるか、きりのいいとこ
ろまで書き上げて、それから纏めて投下して欲しい。
文章そのものは悪くないから、続き期待している。

100:季節のなかで
07/09/15 17:22:26 /ICLPQUe
「教師の、資格?」
「ええ。教師になりたいがなれないという人物は数多くいます。それこそ、玉石混合です。本来資格はあるのに、発揮する機会がない者、そして」
一旦言葉を区切って、男は続けた。
「資格もないのに、発揮する機会を求めている者です。」
知恵はこの男の言いたいことを理解した。
この男は自分が雛見沢の教師に相応しい人物であるかを、見定めようとしているのだ。
「生徒の人生は、学校という場で大きく変わってきます。良い教師に巡り会えば、素晴らしい若者に成長するでしょうし、悪い教師に当たれば・・・。」
「はい、そのことはよくわかります。」
知恵のその返答を待っていたかのように、男は腕組みをやめ、その手を膝の上に置いた。
そして知恵に自らの顔を近づけて、尋ねた。

「では、問いましょう。教師とは、何か?」

知恵は目を閉じた。
教師とは何か?
本来教師ではない自分にわかるはずはないではないか!
それでも、この人の言いたいことはよくわかる。
ここならば簡単に教師になれると思うような人間に、自分の子供たちを任せたくないのだ。
だから、こうやって私を試しているのだ。
その気持ちには一点の曇りもない。
ならば私はどう答えることが出来るのだろうか。
教師でない、私には-。

「御免なさい。私、本当は教師じゃないんです。」
答えは簡単だった。こんなに全力で向かってくる人に、嘘は付けない。
「彼」も嘘が嫌いな人だった。
もし「彼」がそこにいたならば、『しょうがないよ、先輩』と正直な知恵を求めるだろう。
「どういうことですか?」
意外な返答にも、男は眉ひとつ動かさなかった。
ただ、こちらの真意を測ろうと、眼光が一層鋭くなった。
「色々と誤魔化して、教師になったんです。悪いことは、出来ないものですね・・・。」
「なぜ、教師に?」
「雛見沢を守りたかったからです。」
「・・・失礼ですが、貴女はこの村と何の関係もない方だ。その貴女が、何故、こんな博打のような真似を。」
「あはは、それはですね。」


大好きな人の愛した風景を守りたかったから


しばらくの間、沈黙が流れた。
ガタゴトというバスの立てる音のみが社内に響く。
「ははは、ははははは!」
沈黙を破ったのは男のほうだった。
心底、嬉しそうな顔をして笑っている。
「好きな男が愛した風景を守るため、そのためだけにこんな危険な博打を打ったのですか!これは驚いた!」
「いけませんか。」
知恵の眼光が怒りに燃えた。
「彼」との思い出すら馬鹿にされたようで、目の前の男を視線で殺してしまいそうなほど、睨んだ。
その視線に気づき、男は笑うのを止めて知恵を見据える。
再びの沈黙は長くは続かなかった。


101:季節のなかで
07/09/15 17:47:08 /ICLPQUe
「気に入りましたよ。」
男の言葉に、知恵は目を丸くした。てっきり罵倒の言葉でも浴びせられるかと思っていたのに、意外だった。
「貴女は正直で、そして胆の据わった人だ。十分に、教師の資格がある。」
「え、それって・・・。」
「ようこそ雛見沢へ、知恵先生。貴女を歓迎します。」
ふーっと、力が抜ける感覚がして、知恵は肩を落とした。
どうやら、この人は自分を認めてくれたようだった。
ふと、気がつくと、目の前の男が自分に握手を求めていた。
「こちらこそよろしくお願いします、海江田校長。」
しっかりと、その手を握った。
これはテストだったのだ。
なるほど、校長が断っていたというのはこのバスでやってくる人間を見定めていたからだったのか。
校長も人が悪い。しかし人間の奥底を見るためには、このような奇襲が有効なのだろう。
それでもこのような状況で自分が認められたということに対して、喜びがこみ上げてくるのだった。
「ああ、私は・・・。おっと、付いたようですよ。」
気が付くと、「雛見沢」と書かれたバス停がすぐ側にあった。
照れくさそうに男が先に降りる。そして知恵もタラップを下った。
6月というのに真夏のような日差しが、目を刺す。
「おお、知恵先生ですかな?お待ちしていましたよ!」
声がする方向に目を向けると、古びた待合所の中に、ほぼ丸坊主の巨漢がいた。
身長も2メートル近くあろうか、伸びた髭が印象的な中年男性だった。
「私が校長の海江田です、いや、雛見沢へようこそ!」
え?
ええ?
えええっ?
知恵の頭に疑問符が付く。
この人が校長?海江田校長?それでは、今まで話していた人は!?
「校長、この人はとても良い人ですよ。立派な『先生』だ。」
「おお、園崎さんがそういってくれるなら心強い!」
「その証拠に、今までやってきたモヤシどもは、バスの中から降りてこなかったでしょう?」
「ええ。これまでに来た方は、全てそのまま町へ行く便で帰ってしまいましたからなぁ・・・。」
園崎と呼ばれ、これまで私と話していた男性は、しれっと海江田校長と話すと知恵の方を向き
(私もニセモノなんですよ、校長の)
と囁いてから私の元を離れた。
だ、だまされた!
一瞬、何かをいってやろうと思ったが、止めた。
男が去っていった先には黒色のベンツがあり、その側に和服の女性と、元気そうな少女が並んでいたのだ。
「あんた、またでしゃばって。若い衆や葛西にでもさせればいいじゃないの。」
「悪い悪い、一足先に魅音達の先生ってやつを見てみたかったんだ。」
少女を抱えて、園崎さんは一瞬だけ私に振り向いて、ウインクをくれた。
「魅音、お前たちの先生は良い先生だぞ。詩音の先生もあんな先生だといいんだがな・・・。」
彼がベンツに乗り込んで去っていくまで、知恵はその姿を見送っていた。
彼が園崎組という暴力団の組長であり、町の顔役であることを知恵が知ったのはしばらく経ってのことだった。


102:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:18:29 CEQ/Tv25
完全に無視かよ

103:季節のなかで
07/09/15 18:25:08 /ICLPQUe
「こんなことがあったんですよ、覚えていますか。」
昼食を終えて弁当箱を片付けてから、知恵は手にしたナイフに向けて語りかけた。
「彼」の形見の折りたたみナイフ。
木製の柄に織り込まれた名前も、受け取ったときからは大分薄くなり、少なくない年月が経っていることを嫌でも感じてしまう。
「本当にみんな良い子達で、見せてあげたいくらいです。でも、見せてしまったら私がつかまってしまいますね、あはは。」
ナイフを愛しそうに見つめて、知恵はため息を付いた。
自分が雛見沢の教師として認められた後、ダム建設計画は撤回され、「彼」の愛した風景は守られた。
その後、「オヤシロ様の祟り」と呼ばれる連続不審死・行方不明事件が発生したものの、村は平穏を保っている。
懸案だった自分の生徒、北条沙都子に対する村の人々の偏見も、生徒である前原圭一の活躍で払拭できた。
「でも、・・・君は居ないんですね。」
平和で、穏やかな雛見沢。
しかし、そこには最も大切な人が居ない。
最も、側にいてほしい人が居ない。
悲しくて、もう一度「彼」の名を呼び、形見のナイフに口付けた。
「彼」の唇を、匂いを、そそりたつあの分身を思い出し、何度も、強く吸う。
舌で転がし、優しく噛み、万感の思いを込めて息を吐く。
「ん、ん・・・。あぁ・・・。」
寝台の上で優しく、そして強く抱かれ、荒々しく貫かれた事を思い出し、没頭する。
「彼」との全ての夜が走馬灯のように駆け巡る。
足りないのは「彼」だけだった。
「くっ、う、うああぁぁぁ・・・。」
いつの間にか泣いていた。何度も、何度も、名前を呼び、泣いた。
どうして、「彼」だけが居ないのだろう。
そのことが悲しくて、泣いた。

「わたくしともあろうものが不覚ですわ、学校がえりで、こんな、罰ゲームなんて・・・。」
「仕方ないのです。ふぁいと、おーなのです☆」
「簡単に言ってくれますわね。知恵先生に、カレーのごにょごにょを言うことが、どれだけ大変か・・・!」

生徒の声だ。
知恵は涙を拭いて、ナイフを机の中に閉まった。
「彼」が愛した場所で、自分がが教師として教え、子供たちを育てる。
ああ、そうだ。彼はいなくても、この子供たちの父親なのだ。
雛見沢という種を蒔いたのは彼。耕し、育てるのは自分。
そして咲いたのが彼らという花なのだ。
ならば、自分は母親としての責務を果たそう・・・。

「子供を愛せぬ母はなし、そうでしたね、・・・君。」

いつまでもめぐる日々と季節。
この繰り返される季節の中で、自分と「彼」の育てた花は、どのように咲き誇るのだろうか。
知恵はもうじき開くであろう職員室の扉を見つめ、知恵は微笑みながら、花たちを待つのであった。

終わり





104:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:29:10 /ICLPQUe
>>99
>>102
全部書いての投下をしましたので、返答が遅れてすいません。
私も書き込むのが始めてでしたので、テキストファイルに写すという方法があるとはわかりませんでした。
ご指摘ありがとうございます。

今回、「月姫」の設定を拝借して書き込みました。
中に少し「男塾」と題名に松山千春の「季節の中で」も拝借しています。
長文と乱文乱筆失礼しました。

105:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:39:27 edVlOyu/
>>104
いい話だよ。
いい話だけど…


ちょっと月姫の匂いが強すぎないか?

もうひぐらしの固有名詞を外して月姫のスレ(もうなかったけ?) に投下した方がいいという位だよ


106:名無しさん@ピンキー
07/09/15 18:58:06 wpl3/Oga
>>104
>>90>>99が言ってる意味本当に分かってるのか?
なんで注意されてからも投下の間隔がそれぞれ30分近くもあるんだよ…

107:104
07/09/15 19:04:21 jSZOWyC3
>>106
書き込み→戻る→書き込みで、気付かなかったのです。
直に書き込んでいたので、時間がかかりました。
終わってからいったん閉じて、また開けたら途中にあったので、気付いた次第です。

108:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:11:41 WvY+l/ve
どうか嘆かないで。
世界があなたを許さなくても、私はあなたを許します。

どうか嘆かないで。
あなたが世界を許さなくても、私はあなたを許します。

だから教えてください。
あなたはどうしたら、エロSSを書いてくれますか?

109:名無しさん@ピンキー
07/09/15 19:22:12 M9Y/4MOz
あなたの渇きを癒せない
エロSS欲するあなたがそれを認めないから

あなたの渇きを癒せない
あなたの期待するエロSSが存在しないから

それでもあなたの渇きを癒したい
あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから


>>107
なるほど、そういうことか。
理由は分かった。納得した。

まあ、なんにしても次からは(ここでなくても)直に書き込むんじゃなくて、
あらかじめ用意したものをコピペしていってくれ。
……今回は月姫色が強いけど、今度またひぐらしかうみねこのネタでここに
来てくれると嬉しい。

110:107
07/09/15 19:36:02 jSZOWyC3
>>109
こちらこそルール知らずで申し訳ありません。
忠告ありがとうございました。
また、ルールを守り投下したいです。

111:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:10:29 Jae+JA0x
>>110
GJ!あなたの文章、きれいで大好きです。
また書いてほしいのですよ

112:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:13:05 zsiTEH3r
>>110
死ね!あなたの文章、開きすぎで大嫌いです。
二度と来ないでほしいのですよ

113:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:35:53 iemehAZq
>>110
GJ
上手いな。また来てくれ

114:名無しさん@ピンキー
07/09/15 20:41:54 YAOmNptn
>>110
gj!
次のssを楽しみにしてるぜ!!

115:名無しさん@ピンキー
07/09/15 21:02:34 SoIL4pTG
>>110
ルール守るなら大歓迎。
文章はなかなか綺麗だし、知恵がシエルのパロキャラだってことを使うっていう着眼点もいいと思う。
だけどやっぱ月姫色が強くて、月姫知らない俺にはさっぱりだったわ。
ここはひぐらしスレだし、月姫知らない人とかへの配慮がもう少し欲しかったなあとオモタ

116:110
07/09/15 23:02:07 jSZOWyC3
皆さん、ご意見とご感想ありがとうございます。
月姫が好きな作品なんで、知恵先生を書いたのですが、ひぐらしという主題から外れてしまいました。
今度は純粋なひぐらしネタで行きたいと思いますので、是非ともご指導お願いします。

117:名無しさん@ピンキー
07/09/15 23:25:56 KkHR2M9k
>>110  I LOVE YOU!

118:名無しさん@ピンキー
07/09/15 23:41:17 CEQ/Tv25
次はエロ入れてね!

119:名無しさん@ピンキー
07/09/16 00:56:08 l4xudNvB
>>116
SSを書きながら投下という最低のマナー違反、
エロなし月姫要素が入ったひぐらしファンのみの人間には話が分かりにくいSS。
正直言ってこれだけ痛い事をしておいて、また平然に投下しようとか厚かまし過ぎる。

120:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:15:50 pRVJy5lq
>>119
誰だって最初は初めてだ。
自分なんて最初はずっとageっぱなしでSS投下してたぞ? 後で改めたけどさ。
それでもここの人達は広い心で受け入れてくれたからここで書いてるんだ。

今度から「マナーには気を付ける」「次は純粋なひぐらしのネタにする」って
言ってるのに、何を心の狭いこと言ってるんだ?

いつからそんな初心者に優しくないスレになったんだよここ?
そういうレス見る度にこっちも書く気が削がれてるから止めてくれないか?
確かにいつまでもマナーを学ばない人もいたけど、誰も彼もがそうとは限らない
だろうに……。

121:圭一×魅詩
07/09/16 01:16:17 omsb7Uj3
圭一×魅詩

エロあり・長編・携帯から

雛見沢大災害前の話

流れ読まずに投下します。

122:圭一×魅詩
07/09/16 01:16:54 omsb7Uj3
何故だ…何故?
誰か教えてくれ!
右に、魅音
左に、詩音
俺の腕に、くっついている。

二人の目が………怖い

「コラ~~~詩音ん~~圭ちゃんから、離れなさいよ~~~~」

「お姉こそ、圭ちゃんから離れて下さい。
圭ちゃんは、私の彼氏なんですから。」
「なっな…なぁに言ってんのよ!圭ちゃんは、私の彼氏」

「ちょっ…ちょっと待てぃ~~~~お前ら、何時から、お前らの彼氏になったんだよぉ~」

「今!」

流石、双子…綺麗にハモったよ…

じゃなくて…

「そもそも告白されてないぞ俺?」

「圭ちゃん?他に好きな人居るんですか?」

「ふぇ…圭ちゃん…居るの?レナ?沙都子?…梨花ちゃん???」

「違う…あいつらは、仲間だ。それ以上それ以下でもない。ただ……」

「ただ?なんですか?」

「……………俺は………2人とも……その……………好きなんだよ!」

絶対顔真っ赤だ。俺…


「あははっ簡単な事ですよ?私とお姉、2人と付き合えば良いんですよ?ねっお姉?」

「……………」

「お姉?嫌ですか?嫌なら、圭ちゃん私と付き合いましょう。お姉…圭ちゃんの事嫌いらしいですから…クックック」

「何言ってんのよ!嫌いなわけ無いでしょ!
好き…大好き」

「だったら、良いじゃないですか?2人と付き合えば楽ですよ?いざこざ無いですし…」

2人で、勝手に話しが進んでいるんですけど?

結局詩音の強引?なやり方で、俺と魅音詩音の三人で付き合うことに、なった。
良いのか?これで?

123:圭一×魅詩
07/09/16 01:17:38 omsb7Uj3
今日も、爽やかな日だ。
眩しいくらいの光に、目が覚めた。

トゥルルル…
トゥルルル…

今日親達は、恒例の東京に行っている。

「もしもし、前原です。」


「もしもし…圭ちゃん?おはようございます!詩音です。今日暇ですか?暇なら、そっちに、お姉と遊びに行って良いですか?」

「あぁ…暇だよ。親達も、居ないから来て良いぞ。昼飯作ってくれよ!
腹ぺこなんだよ。なっ?頼むよ。」

「たくっ…しょうがないですね。大好きな彼氏のためですから、腕によりをかけて、作りますよ。買い物してから向かいますね。」

2人と付き合うように、なって大変かなって思ったが、意外な事に、大変では無かった。
デートするにも、三人
学校から帰るにも、三人…
今までと、変わらない雰囲気で居心地良かった。
問題は……sexだ。
キスは、クリアした。

まさか…3P…?

いやいや…俺童貞
無理だろ。
どうしよう?

なるようになるしかないな。

今日チャンスだ!
2人だって…そのつもりだろうし?

クールになれ圭一
息子よ…ホットになれ

今宵決めるぞ!

124:圭一×魅詩
07/09/16 01:18:20 omsb7Uj3
ピンポーン
ピンポーン

「…………………えっと………その………」
ガチャン

ちょっと待て!
今の格好…
メイド?
何故?
クールになれ圭一

「ご主人様…ドアを開けて下さいませ。」
ぐはっ…ご主人様
レナ居なくて良かった。お持ちかぇり~☆
されてたな。

「分かったから、その…ご主人様ってヤメロ!」
「ふぇ…だって…詩音がメイド姿で行けば圭ちゃん喜ぶって、言ったから…だから…恥ずかしいけど…勇気出して…来たの」

可愛い…女の子モードの魅音…反則だよ。

「はろろ~ん圭ちゃん…どうですか?この格好…可愛いですか?」
クルッと回って、スカートの裾を掴んでお辞儀した。

可愛い…詩音…

因みに、お屋敷に居そうな、正統派メイド姿

俺幸せ者

「凄く似合ってるよ。可愛い…上がってくれ」


「早速料理作るよ。
おじさんと、詩音で美味しいもの作るからね。
圭ちゃんテレビでも、見ててね。」

おう!と返事して、テレビを見つつ2人の姿を見ていた。

魅音…部活の部長
男勝りだが、可愛いとこもある。
詩音…魅音と、性格は正反対だが明るく可愛い

2人を好きになるのは、あっという間だった。

二人同時と、付き合うとは思わなかった。

125:圭一×魅詩
07/09/16 01:18:55 omsb7Uj3
「圭ちゃん出来ましたよ。一杯食べて下さいね」

ぐはっ…
何だこの、精力増強メニューは…

スッボンの生き血
高麗人参
レバ刺し
うな丼
などなど

「圭ちゃん?今日は、2人と交わって貰いますからね。」
「圭ちゃん…ゴメンね…今日…私達を女にしてね。」

最初からそのつもりだったか…

はぁ~

「分かった。全部食ってやる…これ、食べ終わったら…覚悟しろよ。
獣になってるからな。」

「楽しみにしてますよ~生卵も飲んで下さいね」
どうなっても、知らんからな


だんだんと、俺の中の…tmtkが……

ここは、クールになれ圭一

「魅音詩音、風呂に入ってこい。」

「…分かったよ。お風呂入るよ。」

「違う!…ご主人様って言え!今日は、お前ら…メイドだろうがぁあああ」

「はい!申し訳ございません。ご主人様…」

Good-bye理性
カモンtmtk

126:圭一×魅詩
07/09/16 01:22:11 omsb7Uj3
あっはっはっはっは
今の俺は、百獣の王
否!
最強の称号【tmtk】
それすらを超えた
「ご主人様…お風呂から上がりました。いい湯有り難うございます。」
「よし!俺が風呂に入ってる間に部屋にいろ!
勿論メイド姿でだぁあああ」
「はい!ご主人様」
部屋に戻ると…
もじもじした、2人が、真っ赤にしながらいた。萌えるな
「さて、まずは、魅音から戴きます。」
「ご主人様…優しく……どうか…優しくしてくださいませ。」
「こっちに、来なさい。詩音は、オナニーしなさい。分かったかな?」
「はい!ご主人様………後で、私も優しく…して下さい。」

俺童貞なのに…キャラ変わってる。

しかぁし俺の中に、伝説の【tmtk】がいる。

イケる

唇にフレンチキッス
離してディープキッス
舌を絡ませていく………
びちゃ…ちゅる……びちゃびちゃ…
唾液の音が響き渡る
「んっ…ふぇ………うっっ………はぁぁあ……」
少しずつ、息が上がってきた。
柔らかい唇を貪る
舌を舐め回す
耳に息を吹きかける
「けい……ちゃ…………んんん…気持ちいい……ふぁあぁ…」
俺も、夢中に貪る
長く感じたキスだった。
魅音の豊満な胸を触った柔らけぇ~~~~
メイドの服を脱がしながら可愛らしい白のブラとショーツが露わになった。(靴下は脱がしてない)
少し緊張気味の魅音を安心させるために、抱きしめた。
「魅音…好きだ。今抱きしめているだけでも、幸せだよ。優しくするからな…」
「圭ちゃん…うっ…有り難う…嬉しいよ。…私も大好きだよ。」
キスをして、魅音のショーツに手を伸ばした……かすかだが、湿っているブラを取りピンク色で、かぁいい胸が露わに…

俺のtmtkが反りたった。乳首を舐め、ショーツを脱がし、生まれたままの魅音が…みおんがぁあああ

我慢…無理です。
限界だ。

tmtkを魅音の秘所にあてがいゆっくり、沈めた

127:圭一×魅詩
07/09/16 01:22:51 omsb7Uj3
「痛い…けい………圭ちゃん……痛いよ…うっっ」

そのまま、処女膜を打ち破った。

「~~~~~~んっああぁぁあ…くっ…痛い」

「大丈夫?少しこのままでいるからな。」
優しく…抱きしめた。

「圭ちゃん…動いていいよ。いっぱい…愛して。」

腰を動かした。
好きな魅音の奥深くに…
「んっああぁぁあ…ふぁあぁ…圭ちゃん……ひゃああぁぁ…」

俺は、絶頂迎えた
魅音の胸には、分身が散らばった…
「魅音…はぁはぁ…気持ち良かったよ。有り難うな」

さて、詩音はどうしたかな?

「圭ちゃん……私を……はや…く……んっああぁだい……て…くだ…さい…」
何回も果てた詩音が、欲しがる目で訴えていた。
次は詩音だ……

128:圭一×魅詩
07/09/16 01:24:10 omsb7Uj3
すでに、準備OKだった
詩音は、すぐにでも欲しがっていた。

例の精力増強メニューを食べていた俺は、迷うことなく、挿入した。

「んっ…あっ……ひゃん……痛いですね。…でも…気持ち良いです。」

構わず腰を降り続けた。止まらない…気持ち良すぎだ!

妖艶な目をする詩音……自然に腰の動きが早くなる。

「ぅああぁぁあ…圭ちゃん………あん…激しい……………んっああぁ……イク……ああぁあぁぁぁ」
「詩音………好きだ!……俺………も……ダメッうぁあああぁ」
詩音の中に果てた。
魅音と詩音ぐったりして、俺を見つめていた。

「有り難う圭ちゃん。
嬉しいよ。大好き…」
チュッ
「圭ちゃん私も大好きですよ。」
チュッ

美少女双子からほっぺにチュッ

tmtkが、収まらない

「次は、下に魅音上に詩音レズプレイしろ!
命令だ。」

「はい!ご主人様」
慣れた?ように、下を絡ませレズプレイを開始した。

「詩音……んっああぁ…そこ…ダメぇええぇ………ふぇ……ふわぁああ……」

「お姉…胸は……よわ……い…うんっ…ひゃん……」

俺は、重なっている二人の後ろに、周り詩音の秘所に挿入した……

「圭ちゃん?……んっああぁ………また……イクっ……」

何回言ったか分からないぐらいセックスを楽しんだ。

129:圭一×魅詩
07/09/16 01:25:27 omsb7Uj3
俺は、幸せだった。
大好きで大好きで愛おしい魅音と詩音

そして別れは、突然だった。


俺は、親父の親が亡くなったということで、葬式に出るために、雛見沢を3日離れた。

無事に、葬式が終わりテレビを見ていたらニュース速報が流れた。

【××県雛見沢市に、原因不明のガス災害。】

頭が真っ白になった。
何かの間違いだ。
何故?
なぜ?
ナゼ?

うわぁああぁああああ




あれから、20年
雛見沢は、ずっと立ち入り禁止になっていた。

最近になって、中に入れるようになった。


「魅音、詩音…元気か?俺も、すっかりおじさんだよ。はは……今でも、あの時の事、思い出すよ。どうか、天国で幸せになれよ。ちょっと変だな俺も何時か、そっちに行くからその時は、付き合うな……また来るよ」


空を見上げれば、昔と同じ景色同じ空気が感じられた。

あの時の、思い出を心に閉まって一歩歩き出す。
【有り難う圭ちゃん】

振り返れば、風が吹いていた。

それは、2人の体温みたいに温かい風だった。



END

130:圭一×魅詩
07/09/16 01:26:03 omsb7Uj3
中途半端に長かったですね。

ssって難しいですね

これからも、勉強です。

読んでくれた方々有り難う

131:名無しさん@ピンキー
07/09/16 01:57:56 jWOwmOwV
>>130
GJ
よかったけど
句読点が気になるからがんばってちょーだい
誤字も確認を。


結局投下が一番平和になる気がするなぁ

あと保管庫もGJ

132:名無しさん@ピンキー
07/09/16 02:11:16 A436nLo5
>>131
なんかそれも喧嘩したカップルがSEXで仲直り的なイメージあってヤだけどなwww
平和になるならなんでもいいか。

>>130
GJです。この三人で付き合うのは案外いい感じかも。
詩音が上手に魅音の可愛さを引き出したりしたらえらいことですよ。

133:名無しさん@ピンキー
07/09/16 02:40:30 ewmyG7bn
潤ってきたな
イイヨイイヨー

134:名無しさん@ピンキー
07/09/16 08:50:01 LzdIzuQA
>>130
tmtkー!!
GJ!
こんな雰囲気のなか、書いてくれてありがとう
大好きよ

135:「魔女の娘」うみねこ金蔵×夏妃
07/09/16 11:05:02 Kb4YnXze
うみねこ金蔵×夏妃、投下行きます。予定レス数8~9。
NGの方は名前欄「魔女の娘」を登録してください。

136:「魔女の娘」1/8
07/09/16 11:07:16 Kb4YnXze
右代宮ノ血ヲ継グ子ガ、喉カラ手ガ出ルホド欲シカッタ……!



 その夜、島は季節外れの嵐に襲われていた。
 窓の外で荒れ狂う風雨に目をやり、これでは蔵臼は戻れんな、と金蔵は思う。一昨日、
蔵臼は新しい事業のための打ち合わせだといって、東京に出て行った。戻りは今日の予
定だったが、この嵐では飛行機も飛ばないし船も出せない。滞在を延期するよりなかろ
う。それは仕方のないことだが、その一夜のために浪費される金額を思うと、金蔵は苛
立ちが納まらない。
 長男の蔵臼は、我が子とも思えぬほど愚かで、金の使い方というものをまるで理解し
ていない。翌年の十億のために一億を賭けることを金蔵は愚かとは思わないが、蔵臼は
足元の一億を拾い集めることに夢中で、目の前の二億に気付かないような男だ。そして
一億を手に入れるために、二億を落としていることにも気付かない。
 今夜もきっと蔵臼は、成功するはずもない事業のために、その協力者を名乗る詐欺師
まがいの連中をせっせともてなし、そのために金をばら撒いているのだろう。これを浪
費と言わず何と言う。
 金蔵はなんとか苛立ちを抑えようと、妖しい緑色の酒を何杯か呷ったが、一向に気分
は晴れなかった。窓の外の嵐も、金蔵の心の嵐も、まだ去りそうにない。
 そこに、ノックの音がした。重いドアを叩く音は弱々しく、だが何か思いつめた気配
をさせていた。
 こんな風にドアを叩くのは、使用人たちではないだろう。源次はもっと落ち着いたノッ
クでこの部屋を訪れるし、熊沢のそれはノックですら軽快で陽気だ。
 となると、こんな音を立ててドアを叩くのは一人しかいない。
「……入れ」
「夜分遅くに失礼いたします、お義父様」
 金蔵の予想通り、ドアを開けたのは夏妃だった。気配で察したとおりの、何か思い詰
めた顔をして唇を噛んでいる。
 何かあったのか、と心配するぐらいの慈悲が、まだこの頃の金蔵にはあった。金蔵が
魔術に傾倒し、世捨て人のようになって部屋に篭るようになったは、これから数年後の
ことである。

137:「魔女の娘」2/8
07/09/16 11:09:14 Kb4YnXze
 だが、慈悲の言葉より先に金蔵の口をついて出たのは叱責だった。
「義理の父とは言え、夫以外の男の前にそのような姿で現れるとは……恥を知れ!」
 怒鳴られた夏妃の顔が朱に染まる。
 夏妃が着ているのは、薄い夜着が一枚きりで、ガウンすら羽織っていない。体の線が
透けて見えるどころか、下着をつけていない胸の先端の尖りすらわかる。三十を越えた
ばかりの熟れた女の体が、ほとんど露になっているようなものだ。
「夫以外の男の部屋を、夜に訪ねるというだけでもけしからん! その上その姿……仮
にもお前は右代宮の長子の妻であろうが! それを……ッ!!」
 その後は言葉にすらならず、金蔵は右手を振り上げた。思い切り殴るつもりでいた。
 だが、その手を下ろすよりも夏妃の言葉の方が早かった。
「お願いがございます」
 意外なほど落ち着いた声に気圧されたのかもしれない。金蔵は手を振り上げた形のま
ま、夏妃の次の言葉を待った。
「……お……お情けを……頂きたく……」
「情け……だと?」
「はい……お義父さまのお情けを頂きたく、こうして参りました」
 その意味をすぐには理解できず、困惑する金蔵の前に、夏妃は跪き、いや額を床に摩
り付けんばかりにして懇願する。
「欲しいのです……私は何としてでも、子が欲しいのです……!」
 情け、とはそういう意味か。その望みは、昭和の怪物と言われた金蔵をすら呆然とさ
せた。
「お義父さまの血を継ぐ子を……この右代宮の血を継ぐ子を、私に授けてくださいませ……!」
「く、蔵臼の子でなくても良いと言うのかッ?」
「あの人との間に子が望めるならそういたしました! ですがこの十二年、私には懐妊の
兆しもなく、あの人が余所の女との間に子を成すこともなかった」
 そこで夏妃は、一瞬息を詰め、それから呻くように吐き出した。
「―あの人にはおそらく、その力がないのです」

138:「魔女の娘」3/8
07/09/16 11:11:24 Kb4YnXze
 それは金蔵も薄々勘付いていたことだった。夏妃は何度か不妊治療のために専門医の
検査を受けている。その結果はいつも「問題なし」。問題があるとすれば、蔵臼の方に
だった。
 だが、蔵臼が検査を受けに行くことはなかった。その気持ちは金蔵にもわからないで
もない。検査の結果、不能と宣告されることは男としてのプライドも苦しいだろうし、
何より跡継ぎを遺せないとなれば右代宮の後継者の資格を失うことになる。
 だから蔵臼は、子が欲しい欲しいと喚きながらも、その原因を調べようともせず、ただ
ただ孕まぬ夏妃をなじり続けるだけだった。
 それが夏妃をここまで追い詰めてしまったか。金蔵は床に伏したままの夏妃を、半ば
憐れむように見下ろした。
 生家には戻れぬ女だった。何としてでも蔵臼の子を産み、妻としての大役を果たさねば、
行くあてすらない女だった。
 子を授からぬことで、絵羽に随分と虐げられていることも知っている。絵羽が譲司を
産んだ後は更にそれが激しくなり、本来ならその盾となるべき蔵臼にも責められている
のも知っている。
 だが、だからと言って、血が繋がらぬとは言え父と呼ぶ男に抱かれ、子を成そうとす
るなど―
 狂っている。夏妃は狂ってしまったのだ。金蔵は本気でそう思った。可哀想なことを
した。あの愚かな息子には過ぎた妻だったというのに、とうとう狂ってしまった。
 お願いですお願いですお願いです……沈黙に耐えかねたかのように、夏妃はさっきから
そればかり繰り返している。お願いですお願いですお願いです。狂女の懇願が延々と
続いている。お願いですお願いですお願いですお願いですお願いです。
 ともかく、部屋に戻そう。今日は薬を飲ませてでも眠らせて、嵐が落ち着いたら医者
に見てもらおう。心の内でそう決めて、源次を呼ぶために、金蔵が電話に向かおうとした、
その時だった。
「―お義父さま」
 夏妃の白い手が、金蔵の足首を掴んで引き止めた。
「お願いです……!」

139:「魔女の娘」4/8
07/09/16 11:13:44 Kb4YnXze
 その時、金蔵は振り返るべきではなかった。夏妃の手を振り払い、源次の控える部屋
に電話をかけて、さっき思ったとおりにするべきだった。
 だが、金蔵は見てしまった。懇願する夏妃の顔を。

 その目を。

 狂った目だ。まともな人間の目ではない。人の理から外れた目だ。人の枷を外れた―
これは、魔女の目だ。
「……ベアトリーチェ」
 己が思わず漏らした言葉に、金蔵は愕然とし、そして確信した。
 ベアトリーチェだ。これはベアトリーチェの目だ。魔女が夏妃の体を借りて、己のと
ころへやってきたのだ。
 だとすれば、これは夏妃の意思ではなく、黄金の魔女の呪いだ。
 このまま蔵臼と夏妃が子を得なければ、最初の男子である譲司が右代宮の家を継ぐこ
とになるだろう。他に選択肢がないのだから、争いようもなく跡継ぎは決まる。
 だがここで、夏妃が子を孕んだら? 跡継ぎの子を産んだなら? 留弗夫の妻にも妊娠の
兆候があると言う。
 己の寿命が尽きる頃には、三つ巴の後継者争いが起こるのだろうか。いや、その頃には
楼座が子を得ているとしたら、勢力は四つになる。それがどんな醜い争いになるのか、
想像するのは簡単だった。
 それが望みか、ベアトリーチェ。それがお前の望む返済なのか、ベアトリーチェ!
金蔵は夏妃の目に宿るベアトリーチェに問い掛ける。もちろん、答えがあるはずもない。
 金蔵はふらふらと後ずさり、椅子にぶつかって、そのまま倒れこむように腰を降ろした。
「お、お義父さま……」
 夏妃が慌てて駆け寄る。金蔵が怒りと驚きで、何か発作でも起こしたのではないかと
思ったようだ。
 金蔵は心配ないと首を振り、すぐ傍まで顔を近付けていた夏妃の髪をそっと撫でる。

140:「魔女の娘」5/8
07/09/16 11:16:44 Kb4YnXze
「ベアトリーチェ……」
 金蔵はもう一度、愛しい魔女の名を呼んだ。
 ここにいるのは魔女だ。黒い髪こそしているが、これはあの黄金の魔女の化身だ。
「夏妃。お前は今夜、ここには来なかった」
「……はい」
「ここに来たのはお前ではない。ここにいるのはお前ではない」
「はい」
「わしが抱くのはお前ではなく、ベアトリーチェだ。お前に子を授けるのもわしではない。
ベアトリーチェだ」
 夏妃がこくりと、幼女のように頷いた。
 ベアトリーチェよ、これで良いのだな? ベアトリーチェ。我が愛しの魔女よ。

 夏妃が、おずおずと金蔵のガウンの前を開ける。取り出した金蔵のものには、まだ力が
ない。それを口に含むことを、夏妃は厭わなかった。口に含み、たっぷりと唾液をまぶ
して下から上へと舐め上げる。その間、手は後ろのふくらみをやわやわと揉む。慣れて
いるのは、そうやって蔵臼に奉仕していたからだろうか。蔵臼が教え込んだのだろうか。
 そう思うと、妙な嫉妬が金蔵の心に沸いた。これは夏妃だ。だが、金蔵の愛した魔女で
もある。その魔女に、自分の息子がこんな淫らなことを教え込み、毎夜毎晩奉仕させて
いた。そのことに怒りを覚えた。
 怒りが腰を熱くした。何年かぶりの硬さと熱さを伴って勃ち上がった己のものを、
金蔵は思い切り夏妃の喉に押し付けた。むせて逃れようとするのを、頭を掴んで離さない。
夫である蔵臼すら触れたところのない場所に、己を叩きつけたかった。
 夏妃がくぐもった悲鳴を上げる。唾液がぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てる。唾液と
先走りの混じったものが口の端から溢れて、夏妃の端整な顔を汚す。
 そのまま喉奥に注いで、一滴残らず飲ませてやりたい。口から溢れた分は指ですくって
舐め取らせ、床にこぼれた分があったら、それさえも蹲って舐めろと命じたい―
その願望を成就させるのを、金蔵はすんでのところで堪えた。それは魔女の望みではない。
 頭を離してやると、夏妃は小さく咳き込みながらその場に崩れた。余程苦しかったのだ
ろう。抗う力もないところを、脚の付け根に手を伸ばす。
 そこは既に熱く潤っていた。金蔵はまた苛立つ。男に奉仕するだけで、こんなになるように仕込まれてしまっているのか。

141:「魔女の娘」6/7
07/09/16 11:19:41 Kb4YnXze
 いきなり指を差し込んでも、熱くぬめる沼は何の抵抗もなく、金蔵の指を容易く飲み
込んだ。ああ、と金蔵が聞いたこともないような、蕩けるような吐息を夏妃が漏らすのも
気に入らない。そんな声を毎晩蔵臼に聞かせていたのか。
 豊かな胸は仰向けになっても、その美しい曲線を崩さない。そのくせ、うっすらと
脂肪の乗った体はどこに触れてもやわらかく、若い女とは違って全身で男の欲望を受け
止めてくれる。
「蔵臼はいつもどうするのだ?」
 耳元でそう訊いてやると、羞恥で夏妃の顔から首筋までが真っ赤に染まった。
「嫌……そんなことは訊かないでください……」
「耳も弱いのか? 首もか? 蔵臼はいつもそこをどうしてくれるのだ?」
「嫌……嫌……」
 力なく首を振るのを、甘やかな暴力でおとなしくさせる。耳に息を吹きかけると背筋を
震わせ、首筋に唇を落とすとぎゅっとシーツを掴んで堪えた。鎖骨の窪みに舌を這わせる
と、か細い声を上げる。脇腹も太腿も弱いようだった。体のどこにでも、触れられる度に
夏妃の花は露を溢れさせ、蜜をこぼす。きっと、どこもかしこも蔵臼がそういうふうに
してしまったのだ。この愛しい魔女の体を。
 今度こそ、怒りの限界だった。
 何も言わず、いきなり突き入れた。予想もできなかった衝撃に、夏妃が声もなく震える。
花弁が震える感触があった。軽く達したのだろうか。
 空いた手で朱鷺色の乳首を嬲ると、白い体がびくんと跳ねた。達したばかりで敏感な
体に、立て続けに刺激を与えられては苦しいだろう。喘ぎは少し悲鳴に似ている。
 それでも許さなかった。たった一夜の魔女との逢瀬だ。これほどまでに愛していると
いうのに、二度と睦み逢うことのない魔女との逢瀬だ。明日の朝には息子の妻へと戻って
しまう女を、金蔵はきつく抱きしめた。
「ベアトリーチェ、ベアトリーチェ……!」
 うわごとのように繰り返しながら、金蔵は己の腰を強くうちつける。
 二度とないのなら、この一夜を深く深く、消えない刻印として魔女の中に刻み込める
ように。これから何度蔵臼に抱かれようと、その度に己との一夜を思い出すように。
 ベアトリーチェ。愛しの魔女の名を呼ぶ声が上擦る。限界が近い。夏妃の長い脚が
金蔵の腰に絡む。もっと深く、もっと奥に注ぎ込んでと誘うように。
「ベアトリーチェ―!」
 一際大きな呼び声と共に、金蔵は己の欲情の全てを夏妃の奥へと注ぎ込んだ。
 引き抜いた後、溢れ出したそれが夏妃の太股を汚していた光景が、金蔵の記憶から離れない。

142:「魔女の娘」7/7
07/09/16 11:21:14 Kb4YnXze
 しばらくして、体の不調を医者に診てもらった夏妃は、待望の懐妊を告げられた。
 その子の父は金蔵なのだろうか。それとも蔵臼なのだろうか。それはたぶん夏妃にもわからない。「あの夜の後、夏妃は懐妊した」。それだけが事実だ。
 だが半年後、だいぶ大きくなったお腹を撫でながら、夏妃がこう言っていたのを源次が聞いている。
「この子はきっと女の子です」
 その目は母になる者特有のやさしさに満ち溢れていたが、なぜかそれが自分にはおそろしかった、と後になって金蔵は源次から聞かされた。
「この子は、魔女様の思し召しで授かったのですから。魔女になれるのは女だけ―だからきっと、この子も女に違いありません」
 あれは母でありながら、魔女の目でした。源次にそう言われ、金蔵は瞑目し、心の中でこう問うた。
 愛しき魔女、ベアトリーチェよ。これでお前の願いは叶ったのか、と。


end(7レスでおさまっちゃいました。計算ミス失礼)

143:名無しさん@ピンキー
07/09/16 11:36:09 qQdMEn4d
>>142
うおおお~~っ!!
夏妃さんエロいっ!! エロ過ぎるううぅぅっ!!
倒錯したエロさとかアダルト特有のエロさが堪らない。GJ。

144:名無しさん@ピンキー
07/09/16 11:51:28 0aqLglxv
>>142
GJいいもん読ませてもらった

145:名無しさん@ピンキー
07/09/16 12:05:48 +6QadTNP
GGGGJJJJ!!!!!夏妃さんエロ過ぎる!文章の雰囲気も素晴らしかった。
・・・ろくな感想を言えないが賞賛の声だけは伝えたいんだぜ。

146:名無しさん@ピンキー
07/09/16 13:17:35 tH65C1hp
これはいい…!
金蔵の心理描写がすげえリアルで本編でも本当にありそうで/ヽァ/ヽァした
これ読んだ後に本編の片翼のエピソードを見ると感慨深いな

147:名無しさん@ピンキー
07/09/16 13:18:17 IwkdkzBg
>>130
イチロー?

148:名無しさん@ピンキー
07/09/16 14:24:24 pbCNJh/D
>>147
イチローだとしたら前回より上達したということだな

149:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:30:26 IwkdkzBg
>>148
ん~そうか?w
個人的には、いつもKだからたまには羽入と梨花あたりも見てみたいところだ



150:名無しさん@ピンキー
07/09/16 15:47:42 XgDkfyFS
>>142
GJだぜw
だんだん流れが良くなってきたぜw

151:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:00:02 cUp8OVey
圭一×魅音のスカトロファックって需要ある?

152:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:01:08 gtlkXd43
あるあるあるある

153:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:33:37 x2Sl4cll
いや、ないな

154:名無しさん@ピンキー
07/09/16 17:47:55 +6QadTNP
普通のなら。圭魅は最近少なめだしな。

155:名無しさん@ピンキー
07/09/16 18:09:12 mo/I0Glf
圭詩の勢いに流されて圭魅が全然なくなってたなw
やっぱり魅音はなんでも詩音に取られるのかw

156:名無しさん@ピンキー
07/09/16 18:55:50 35Qflt5c
魅音は多いだろ
少ないのはレナサトコ梨花鷹野知恵

157:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:53:20 1QNuI8mb
えーと、大逆転!!―皆殺し編―の続き投下します。
ボリューム少ないので詩音パートまでいきます。
予定消費レス数は4です。

【前回あらすじ】

抵抗虚しく、山狗達に囚われとなった部活メンバー。
圭一の目の前で、鷹野はヒロイン達を陵辱するように山狗にそそのかす。
獣欲に染まってヒロインを襲う山狗の前に、圭一の怒りが爆発する。

「お前ら、そんなヌルいことで陵辱なんて言ってんじゃねぇぇ~っ!!」

レナを題材にもっとも燃える陵辱パターンを解説する圭一。
そして、彼の説明に歓声を上げる山狗達。
「じゃ、……じゃあ、このポニーテールの娘はどうするんで?」
「魅音か……? そうだな……魅音は―」
「け、……圭ちゃん?」
そして今、圭一による魅音の陵辱講座が展開される。

158:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:55:02 1QNuI8mb
俺が魅音の前に立つと、魅音は怯えた表情を浮かべた。
「ああっ! いやっ! やだっ! やめてよおおっ!」
魅音の叫びに酔いしれながら、俺は魅音の上着を破いていく。
ブチブチとボタンが飛び散り、その大きな胸がこぼれ落ちた。
羞恥心に魅音は顔を真っ赤にさせ俯く。腕は背中に回して拘束しているので、胸を隠すことは出来ない。
「やだ……やだっ! 見ないで……見ないでよ」
しかし俺は魅音の声を無視してブラジャーを剥ぎ取る。
白く、たわわに実った双丘が露出する。
「くっくっくっくっ。……こんな立派な乳しておいて、見るなって言われてもそれは無理な相談だなあ」
「うっ……くっ…………ううぅ」
俺は魅音の胸を鷲掴みにし、乱暴に揉みしだく。
どこまでも柔らかいその感触が心地いい。ボリュームのある魅音の胸は実に揉み甲斐があるなあ。
「や……いやっ! そんな……強すぎるっ! お願い……お願いだからもっと優しく……」
「へえ? ……その割には感じてるんじゃないのか? 乳首もこんなに固く尖らせてるぜ?」
俺の手のひらから、コリコリとした感触が伝わってくる。
「そっ!? ……そんなわけ……ない。そんなわけないもの。…………はぁ……はぁっ」
自信なさげに呻きながら、魅音が内股を擦り合わせるのを俺は見逃さない。
にやりと俺は笑みを浮かべた。
「きゃああっ!?」
俺は魅音のスカートの中に手を突っ込み、そしてパンティの脇から魅音の秘部へと手を伸ばし…………もぞもぞとまさぐった。
恥毛を掻き分け、ぷりぷりした割れ目を指で丹念になぞる。
擦りあげる度に、魅音は身悶えた。
「んんっ……んっ……ふぅっ……」
俺は魅音のくぐもった声を聞きながら……ときに強く、そしてときには甘く、魅音の秘部を愛撫し続けていく。
懸命に声を押し殺そうとするものの、それも長く続くはずもない。
「や……はっ……ああっ」
魅音の口から甘い吐息が漏れ、俺はにやりと笑みを浮かべた。
「んん~? じゃあ、お前の下の口から溢れるこれはなにかなあ?」
「そ……それは……その……」
「……お前はこんな状況で濡らす変態女なんだよお~? ぐっひゃっひゃっひゃっひゃっ!!」
もじもじと身悶えする魅音にそう告げてやると、彼女はぽろぽろと涙をこぼした。あー、この表情がいいぜ魅音。実にそそる。


159:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:56:55 1QNuI8mb
「じゃあ……いくぜ?」
「い……いくって……?」
怯えた瞳を浮かべる魅音に、俺はにやりと笑いながら告げてやる。
「決まってるだろ? お前のこの濡れ濡れになったお***に俺の***をブチ込んでやるんだよおおおぉぉぉっ!!」
「や……嫌ああああぁぁぁっ!!」
暴れる魅音に覆い被さり、俺は魅音の膣内に怒張を埋め込んでいく。
「あっ……ふぅ……んんんっ!! あああぁぁっ!!」
ずぷずぷと、心地よい抵抗感と共に軟らかい肉の感触が俺のものに絡み付いてくる。くはははは……この感覚、やはり何度味わっても堪らねぇぜ。
「あっ……んあっ…………くぅんんんっ!!」
俺の下で魅音が目を瞑り、唇を噛み締めながらも甘い呻き声を漏らしてくる。
俺が腰を振るたびに、敏感に魅音の体が震える。くくく……いい反応だ。体は正直ってやつだなぁ~~魅音~~っ?
更に、俺は魅音の乳房に手を置き、そしてその乳首に吸い付く。
「ひゃっ……あぅぅうっ!?」
おお~~っ!? やっぱり魅音の乳は最高だぜっ!!
たっぷりとしたボリューム、柔らかさ、滑らかな肌触り……どれをとっても一級品だっ!!
「やっ……だぁっ! そんな激しく……吸わないで……えっ!」
「馬鹿言え、これでやめろって言われてやめられる男がいるわけねぇだろ? こうなったらとことんまで犯りつくしてやるぜえっ!」
「い……いや、いやあ…………はっ……あんっ……んんっ!」
魅音の甘い呻き声をBGMに、俺は心ゆくまで魅音の膣内を俺のもので掻き回し、そして体を貪る。
そのあまりの気持ちよさに、俺が達するのもほとんど時間を必要としなかった。
「うくっ……イク……イクぜ魅音? しっかりと受け止めろよっ!?」
「いやっ……あああああああぁぁぁぁぁ~~っ!?」
歓喜に身を震わせながら、俺は魅音の膣内へと欲望を吐き出した。




「―と、いう感じか? M属性があれば、言葉攻め等で羞恥心を最大限まで高め、そして性的興奮に抗えないようにするまで墜としていくわけだ」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
よーしよし、覚えのいい奴らだ。
「じゃ、……じゃあ、今度はこの気の強そうなのは?」
「詩音か……? そうだな……詩音は―」
「け、……圭ちゃん?」
俺が下卑た嗤い声をあげると、詩音から血の気が引いた。

160:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 19:58:17 1QNuI8mb

「……うぅ……このっ……。殺してやる……殺してやるぅ……ううっ」
嗚咽混じりにポロポロと涙を流しながらも、詩音は悪態を吐くのをやめようとはしなかった。
後ろ手に腕を拘束されたこの状況では、それぐらいしか抵抗する方法が無いものな……。
無駄だというのに……。
「くっくっくっくっ……。いい目だ……隙あらば噛み殺さんといわんばかりのその鋭い目が堪らねぇぜ」
「ぐぅ……うううぅ」
ロクに濡れてもいない処女穴へと無理矢理挿入したんだ。痛くて堪らないはずだというのに……この活きの良さというのは、堪らねぇなあ。
にたにたと嗤いながら、俺は詩音の乳首を捻りあげる。
「うあああああぁぁぁぁぁぁっ!?」
固く……それでいてどこか甘く尖った詩音の乳首を引っ張ると、詩音の豊かに育った乳房も踊る。
「ひゃはははは。すげぇ締め付けだな。俺のものが千切れそうだぜ。乳首つままれて***締めるってどういう体してるんだよ? ……じゃあ、これは…………どうだっ!?」
パァン
「あうっ」
乾いた音を立てて、俺は詩音の頬を平手打ちした。
「くっくっくっ……面白えなあ……また締め付けてきやがった」
「ううっ……ぐっ……ううう……この……ど畜生が……くっ……うっ」
ぎちぎちに締め付ける蜜穴も最高だが、それだけじゃない。ボリュームあるその肉も最高だ。
たっぷりとした詩音の乳房を鷲掴みにしたまま、揉みしだいていく。むっちりとして張りのある弾力は、どれだけ弄ぼうと……何度でも俺の手のひらを押し返す。
「畜生……畜生……畜生……」
羞恥と怒りに真っ赤になる詩音の表情が……そして怨嗟の声がどうしようもなく俺の嗜虐心を煽る。
もっともっと彼女の泣き声が聞きたくて、何度も……何度も腰を打ち付ける。悦ばせるためじゃない……ただ、俺の快楽のためだけだ。

161:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 20:00:08 1QNuI8mb
「ひぅっ!? ……んんっ」
幾度となく強引に蜜肉を突いているうちに、さすがの詩音も少しずつ快楽を味わい始めてきたらしい。
その口から漏れる嗚咽に、甘いものが混じるようになってきた。
「んぐぅうううううぅぅぅ~~~っ!!」
今度は乳首を強めに摘み、磨り潰すようにこね回す。
よほど痛いのか、詩音はびくんびくんと体を跳ね上げてきた。くくくく……同時に俺のものに、蜜肉が絡み付いてきやがった。
狂乱状態になりながら首を振る詩音に体重を掛け、そのまま乳首をこね回しながら俺はもう一度強く腰を打ち付け……。
「うあああああぁぁぁぁぁ~~~~っ!!??」
熱くたぎった精液を彼女の膣内に射精した。
どくんどくんと怒張が脈動して、詩音の中を精液が満たしていく。
「ひっ……くっ…………うううぅ……よくも……そんな……」
俺の下で、詩音は呆然と……表情を失った。
そして、光を失った瞳で呟いてくる。
「絶対に許さない。殺してやる……殺してやる……」
くっくっくっ……そうだな……今度は尻でも叩いてやろうか……。
どうやら、まだまだ楽しめそうだ。




「―と、いう感じはどうだ? 魅音やレナとは違ったタイプ……反発してくる女には苛烈な責め苦を与え続け、その反応を愉しむんだ……」
『おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!』
俺が説明を終えると、山狗達は歓声をあげた。
うむうむ……だいぶ分かってきたようじゃねぇか。
「じゃ、……じゃあ、このチビ娘はどうするんで?」
「沙都子か……? そうだな……沙都子は―」
「あ、あの……圭一さん?」
俺がわきわきと手を動かすと、沙都子の頬が引きつった。

162:大逆転!!―皆殺し編― ◆CRIUZyjmw6
07/09/16 20:03:36 1QNuI8mb
遅くなってしまい。申し訳ありません。
えっちシーンのボリュームが少なめですみませんでした。
色々と粘ってみたんですけど、これが限界でした。
今回は以上です。

あと、あくまでもこのパターンは自分の一例です。これがベストという主張
ではないので悪しからず。そういうことでお願いします。
お目汚し失礼しました。

163:名無しさん@ピンキー
07/09/16 20:53:39 0aqLglxv
>>162
うぉぉ相変わらず素晴らしい…!続きも楽しみにしてます(*´д`*)

164:名無しさん@ピンキー
07/09/16 21:36:22 ub21jVfh
>>162  素晴らしいです!GJ!

165:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:27:35 MzTcdsDm
GJ

166:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:37:43 mo/I0Glf
>>162
最高にして最強!!GJすぎる~
オチがとても楽しみな状況じゃ。

167:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:39:15 mo/I0Glf
ごめんなさい。sage忘れてごめんなさい。生まれてきてごめんなさい。
次書き込む時は絶対間違えないから…

168:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:44:11 pbCNJh/D
>>162
GJ!次も超期待!

>>151
個人的には結構読みたいかもwww
苦手な人がよまないように、投下するとき一言書いとけばいいんじゃね?

169:名無しさん@ピンキー
07/09/16 22:51:11 qEqA+cAa
>>162
やべえGJすぎる
これは今から沙都子と梨花ちゃんの展開にwktkせざるを得ない

170:名無しさん@ピンキー
07/09/16 23:37:50 ys5CIgC4
GJ!
梨花が楽しみだ

171:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:27:47 0Jx6dLuJ
(これ祭りだったら羽入のもみれたのに)

172:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:29:15 ZtbEP8Y5
  -‐  ‐‐-    
  -‐  ‐‐-     あぅあぅ?
    _, U∠   


173:名無しさん@ピンキー
07/09/17 00:38:44 o7vHQftA
>>162
GGGGGJJJJJ!!!!
年少組をどう料理してくれるのか、期待を隠せないぜ

ちゃんと待つぜ





全裸で

174:名無しさん@ピンキー
07/09/17 01:29:51 TNIdkZYC
>>162
超GJ!!!

175:110
07/09/17 20:19:07 EmzzsBXz
新しい作品が出来ましたので投下します。

富竹×鷹野で、後日談となります。

今回は絡みも入っております。            

176:110
07/09/17 20:23:29 EmzzsBXz
            祭りの始末

 待ちかねた夕暮れを喜ぶかのように、ひぐらしが鳴いている。
 一日の終わりを寂しがっているのか、それとも夜の帳を待ちかねているのか。どちらにせよ、彼らの声を聞くと、言い知れぬ寂寥感が込み上げてくる。
 入江診療所の前に自転車を停めた富竹は、ふと思った。
 入り口のガラス戸を開けて中に入ると、扇風機の風が身を包む。キンキンに冷えた都会の病院の冷房よりも、この優しい風の方が心地良い。
 「もう、診察の時間は終わりですよ。」
 受付に座っていた年配の女性が、渋い顔をしてこちらを覗く。しかし、富竹の顔を見て
 「ああ、富竹さんですかあぃ。」
 と、笑みを浮かべた。
 医療スタッフ以外の受付や事務員、清掃員などはほとんどが地元の出身で、富竹の正体を知らない。
 入江所長の学生時代の友人というのが、病院内での富竹の立場だった。
 「綿流しが終わったんというに、今年はまだおるんですね。先生呼んでこようか?」
 「いえ、こちらから出向きますよ。」
 席を立とうとした女性を制して、富竹は所長室に向かった。
 
 「ああ、富竹さん。」
 所長室へ向かう途中、診察室へ入ろうとする入江とばったり出会った。
 カルテだろうか、何冊もある書類の束を脇に抱えていた。
 「お久しぶりです。」
 富竹は挨拶をして、入江の後に付いて診察室に入っていった。
 仕事の途中なのだろうか、机の上には書類が乱雑に散らばり、飲みかけの珈琲が置かれている。
 「すいませんね。私も筆が遅いので・・・。」
 「いえ、気にしないで下さい。僕も報告書は遅いクチですから。」
 患者席の丸椅子に座り、富竹は入江の机にある書類に目をやった。
 一週間前に発生したあの事件。
 「東京」の内部抗争から端を発した、雛見沢村の壊滅作戦のことである。
 結局は「番犬」部隊の投入と公安の秘密裏の介入により事無きを得たが、名目上でも責任者である入江京介に対し、各種の報告義務が課せられたのであった。
 「情けないですね。ここのトップでありながら、あんな陰謀に気づかなかったとは。」
 「それは私も同罪です。予算を司る立場でありながら、慣れ合いになっていて、直前まで不透明なカネの流れに気づかなかった。」
 お飾りの頭と、一介の連絡員。
 二人に出来る事は限られていたし、活動したとしても消されていたのかもしれない。現に富竹は消されそうになった。
 それでも、二人の心には大きな罪悪感があった。
 共に過ごした仲間の絶望に気付かず、心中の狂気を見逃し、凶行に走らせてしまったという罪悪感が。
 
 
 

177:110
07/09/17 20:29:15 EmzzsBXz
 
 「鷹野さんは、どうですか?」
 富竹が、ポツリと言った。
 「変わりません。食事や、ちょっとした会話はしますが、後はずっと窓の外を見ていますね。」
 逮捕直前に富竹の胸で泣き明かした後、鷹野三四は入江診療所に運ばれた。
 症候群の検査とトラップで負った傷の治療のため、今は隔離病棟で過ごしている。
 「そうですか。」
 富竹は顔をしかめた。あの後、自分は「東京」本部への報告と後始末のため、しばらく雛見沢を離れた。
 そのため、事件後に鷹野の姿を見ていないのだが、その憔悴の様子は容易に想像できた。
 「先生。」
 「ええ、3階の角部屋ですよ。」
 面会したいのですが。と言いかけた富竹の表情を察してか、入江は鷹野の病室の番号を告げた。
 「多分、いえ、必ず鷹野さんも会いたがっている筈ですよ。」
 「先生・・・。」
 「医者の私が言うことではないのですが、人の心に一番効く薬というのは、やはり人の心そのものだと思うんですよ。」
 入江は恥ずかしそうに、頭を掻いた。
 「行ってあげて下さい。夕食も終わったころです。」
 「ありがとうございます。」
 言うが早いが、富竹は立ち上がり、機関車のように走り去っていった。
 その背中を見送りつつ、入江は誰にともなく呟いた。
 「・・・人に想われるということは、素敵ですね。」

 鷹野三四は、病室の寝台の上に居た。
 包帯は未だ巻かれているが、治療の甲斐あって痛みは殆どない。
 「東京」による本格的な尋問は来週からというが、明日からでも答えることはできるだろう。
 三四は穏やかな気持ちであった。今なら何を聞かれたとしても、淡々と正直に答えることが出来る。
 「憑き物が落ちた」という表現があるが、今はまさにその心境であった。
 父母との死別・地獄のような施設の日々・祖父との出会いと別れ・「東京」への参加・狂気ともいえる復讐劇・・・。
 全てが心の中に等しくあり、まるで自分が観客であるかのように、今までの事実を冷静に見て取れた。
 その中で、唯一冷静に見て取れない事実。思い出せば心の奥底に火種を灯し、鼓動を打たずにいられない事実があった。
 「ジロウさん・・・。」
 ほんの少し、頬に紅が灯る。
 自分にとっては、野望のために付き合ってきた男の中の一人に過ぎなかった。
 少年ならば背中に胸を押し付けるだけで、大人ならば体を委ねることで、大抵の男は篭絡できる。
 富竹もその一人だった。好意を見せる一つ一つの仕草に一喜一憂し、どの男よりも単純な反応を示した。
 扱いやすい私の手駒。富竹に対する三四の評価はその程度だった。
 そして、最終的に駒は使われなくなる運命になる。終わってしまったチェス版に駒は残らない。
 これまでも使った駒は捨ててきた。時には激しく罵られる時もあったし、殺されそうになったこともある。
 しかし、富竹は違った。
 騙し、殺害を企て、目を覆いたくなるような方法で捨て去った。
 それでも、絶対絶命のその時に、この自分を救ったのだった。
 わからない。彼がわからない。
 こんな、酷い女をどうして。
 その時、まるで機関車が走ってくるような音が聞こえてきた。
 音はドアの前で停まる。向こうで息を整えるような声がした。

 
 

178:110
07/09/17 20:37:09 EmzzsBXz
      
 「鷹野さん、富竹です。」
 三四は息を飲んだ。富竹が、そこにいる。
 「ジ、ジロウさん?」
 答えて、寝台から身を起こし、布団を胸元まで引き上げる。
 (え、え、え?東京に帰っていたのではないの?!は、早過ぎない?)
 いけない、これでは中学生のようだ。そう思いながらも、三四は顔が赤くなるのを禁じえなかった。
 「入るよ、いい?」
 「え、え、はい。」
 答えるのと同時に、扉が開かれる。そこには黒色のタンクトップに緑色のズボンといった富竹の姿があった。
 富竹二尉ではない、自然な富竹ジロウとしての姿。見慣れているはずなのに、どこか頼もしく見えた。
 「ごめん、お見舞いでも持ってくればよかったんだけど、慌しくて忘れていたよ。」
 本当に忘れていたのだろう。それだけ彼の身の回りが慌しかったということだと、三四は理解した。
 「気にしなくていいわ。来てくれただけで、嬉しいんだもの。」
 その言葉に、富竹の顔が一気に赤くなる。本当に、嘘のつけない男だった。
 「もう、来てくれないと思っていたから・・・。」
 どんな理由があろうとも、彼を裏切ったのは自分だった。正直、二度と姿を見ることはできないとも思っていた。
 しかし、富竹は優しい顔をして自分を見据え、備え付けのパイプ椅子に座って三四の傍らに座った。
 「僕は、鷹野さんを嫌いになったことなんて、ないよ。」
 「でも、私はあなたを裏切った。酷いことをした。殺そうともしたのよ。」
 「・・・そうだね。僕は鷹野さんがひどいことをしたことについて、怒っているよ。」
 富竹の顔は、引き締まったものに変わっていた。
 いたたまれず、三四は視線を落とした。
 覚悟はしていた。だが、それでも富竹の口から絶縁や罵倒の言葉を聞くことは耐えがたかった。
 「御免、鷹野さん。」
 ぱんっ。と、乾いた音が響いた。富竹の平手が三四の頬を打ったのである。
 一瞬、三四は何が起きたか理解出来なかった。しかし、遅れて頬に走る痛みが、自分を現実に戻した。
 「うう、ううあぁぁぁぁぁ・・・。」
 平手といっても手加減はされてある。だが、痛い。トラップで受けた傷よりも、何よりも痛い。
 自分に科せられる贖罪は生半可なものではないだろうとおもっていた。
 しかし、この痛みはあまりに厳しい。心を許した人から受ける叱責が、こんなに心を穿つなんて。
 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんさない・・・。」
 もう、届かないであろう贖罪の言葉、それを何度も繰り返した。溢れ出る涙と共に繰り返した。
 その時、強い力で抱きしめられた。気が付くと、富竹の顔がすぐ側にあった。
 「鷹野さんの罪は、関係のない人を巻き込んで殺そうとしたこと。それは、思うだけでとても罪深いことなんだよ。」
 自分の妄想が甦る。雛見沢の住民を皆殺しにしての血の宴。
 一瞬の陶酔に身を委ねたその後に、自分には何が残ったのだろうか。たとえ自分では「神」に至ったと思っても、自分以外の人間にしてみれば、狂った殺戮者でしかない。
 そんな大量殺戮者の汚名が祖父と自分に着せられるのだ。祖父の名を汚すと言うことは、自分と祖父の研究を唾棄した、あの連中よりも罪深いではないか!
 「もう一つの罪は、その事を一人で抱え込んだこと。閉鎖が決まった時、僕や、入江先生にその悲しみを打ち明けてくれれば、鷹野さんはここまで苦しまずに住んだのかもしれない。」
 そうだった。富竹も、入江も仲間だった。
 ずっと、一人で生きていた三四には、仲間という概念が欠けていた。だから、仲間に相談するという当然の選択肢が、最初からなかったのだ。
 「そう、なのよね。そうだったのよね。みんなに打ち明けて入れば、ああぁ・・・。」
 後悔の涙。遅かった。何もかも遅かったのだ。
 自分の過ちに気付くことも、仲間というものへの接し方も、全て、全て終わってしまってから気が付いてしまったのだ。
 「でも、鷹野さん。」
 懺悔の渦中にいる三四に、富竹は告げた。
 「僕は、誰が許さなくても、僕は許すよ。だって、鷹野さんは僕の大切な、仲間なんだから。」


 

179:110
07/09/17 20:44:12 EmzzsBXz
   
 三四は顔を上げて富竹の目を覗き込んだ。
 力強く、決意に満ちたその瞳。
 自分が、更に引き込まれていくのを感じた。
 「ん・・・!」
 唇と唇が、触れ合った。突然の口付け。
 驚いた富竹が離れようとするが、三四の腕が、頭を押さえて離さない。
 息が詰まるまで、それは続いた。終わると富竹が強く息を付く。
 「ありがとう、ジロウさん。私、あなたが好きよ。」
 それは、幾度の世界で告げた言葉。しかし、これまでと違って、言葉に挑発的な響きは無い。
 「鷹野さん、僕も、僕も君のことが。」
 言い終わる前に、再び唇が重ねられた。今度は優しく。
 「嬉しい・・・。」
 抱き合う二人。今度は富竹が唇を近づけた。軽い、子供のようなフレンチキス。
 慎ましやかな、富竹の性格そのままで、三四はくすりと笑った。
 「来て、私の全てを抱きとめてほしいの。」
 「鷹野、さん・・・!」
 富竹の体が三四を覆う。抱きしめたまま、寝台の上に倒れこんで、二人は唇を合わせ続けた。
 寝巻きの合わせから富竹の手が伸び、豊かな三四の乳房を掴む。
 「は、あっ。」
 唇が今度は首筋に走り、胸へと降りた。寝巻きの前がはだけ、胸元が露になる。
 「奇麗だ、とても・・・。」
 唇を離して富竹が呟く。三四はされるがまま、富竹の愛撫を受けていた。
 その時、三四の膝が、富竹のいきり立ったその部分に触れた。
 「あ・・・。」
 二人の声が重なり、沈黙が流れた。
 自然と、視線がぶつかる。
 「三、三四さん。これは・・・。」
 富竹が恥ずかしそうに呟く。
 その姿がどこか可愛げで、三四はくすくすと微笑んだ。

 

180:110
07/09/17 20:47:55 EmzzsBXz

 既に日は落ち、病室には街灯の薄明かり。
 その中で、裸身の男女が体を重ねていた。
 「三四さん、いいかい・・・?」
 富竹は開かれたその部分に、自分の分身を重ねる。
 既に潤ったその部分は、薄明かりに照らされて、妖しい色艶を輝かせていた。
 「ジロウさん、三四って呼んでいいのよ。」
 「う、うん、三四さん・・・。」
 この遠慮が三四にとっては愛しい。こんな優しい人を一瞬でも殺そうとしたなんて、狂気に毒されていた自分の考えに、恐ろしさを感じた。
 「いくよ・・・。」
 徐々に富竹の分身が埋没していく。
 「ん・・・。」
 筋肉質の富竹のその部分は、やはり大きい。わずかな痛みを感じながら、三四は男性を受け入れる悦びを感じていた。
 全ての部分が入り、富竹の吐息が漏れる。
 「ジロウさん、動いて・・・。」
 声と共に、富竹の腰が動く。ゆっくりと、この瞬間を1秒でも多く味わうかのように。
 「三、三四さん・・・。」
 「ん、あっ・・・。ジロウ、さん・・・。」
 それは三四も同じだった。上体を起こして唇を重ねる。本来二つであったものが一つになるように、二人は体の触れ合いを求めた。
 座位になって抱き合いながら交わる。お互いの唇を、首筋を、胸を、貪る様に、求める。
 自然と律動も激しくなり、それと共に嬌声も艶を増した。
 「三四さん、三四さん!三四さんっ!」
 「はあぁっ!ジロウさん。凄い!わたし、わたし、ああぁあっ!」
 「好きだ、三四さん。好きだ!」
 「私も、ジロウさん、ジロウさんっ!」
 このまま、いつまでも交わっていたい。二人の思いは同じだった。
 しかし、絶頂はすぐそこに近づいていた。
 「あ、三四さん・・・!も、もう!」
 「うん、うん!私も、一緒にぃ・・・!」
 寝台に倒れこみ、富竹は激しく腰を動かす。
 同じく、三四も律動に合わせて腰を動かし、両足を愛しい人の腰に回して、しっかりと絡みついた。
 三四を組み伏せた富竹の動きが一段と激しくなる。
 「う、うぅっ!三四さん!」
 甘い痺れと共に、富竹は全てを解き放った。
 激しい勢いで濁流が三四の胎内に流れ込み、まるで吸い込まれているような錯覚を覚える。
 「はぁ、あああぁぁ・・・。」
 恍惚の表情を浮かべて、三四は富竹の全てを受け入れた。
 自分の中に愛しい人の想いが流れてくることが、こんなにも温かいとは・・・。
 この想いを伝える言葉が見つからなくて、三四は静かに富竹の唇を求めていた。

  「僕が守るよ。君を。」
 幾度目かの営みのあと、富竹が呟いた言葉。
 眠りに付く直前に聞いたその台詞が、とても印象深かった。

 富竹ジロウの奔走により、鷹野三四及び入江京介の罪が減じられ、現状維持の判断が下されるのは数週間後のことである。

 終わり
 

181:名無しさん@ピンキー
07/09/17 21:14:21 xKNwVYQ0
>>180
鷹野の憑き物が落ちた感じとかがよかった。
富竹も格好いいなぁ。
読後感爽やかでよかったよ。GJ。


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