08/01/09 23:27:40 Ou6AnLul
部屋を出る直前、その足は沙奈の最後の一言によって止められた。
「おにぃの意気地無し!どうして私から逃げちゃうの?嫌いならそう言ってくれれば、もうあんなことしないよ?」
後ろを振り返った時、無しは顔を伏せていた。瞳が濡れていることにも気付いた。
「ねぇ、おにぃ、これで最後にするからさ、最後でいいから、質問していいかな?
それと、その答えを・・・おにぃの本心を、教えてくれない?」
俺の眼をしっかりと見ながら沙奈はそう言った。俺はその眼を見据えながら、
「分かったよ。」と承諾した。
もう吊った方がいいわ。。。