いもうと大好きスレッド! Part4at EROPARO
いもうと大好きスレッド! Part4 - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
08/01/04 20:36:55 IRKBKWLv
やべえ。超GJ。
優衣も相当可愛いが兄貴もかっこいいよ。
変態オナニーをしていたとは思えないほどにww

301:名無しさん@ピンキー
08/01/04 21:45:58 zMpRjH3e
>>299
新年早々GJ。 続き待ってるぜ

302:名無しさん@ピンキー
08/01/04 22:36:04 mJmKwooM
しかし優衣は( 嘘を吐いたまま・・・か。どう処理するかが見物ですな。
GJっす。

303: ◆26PKCMob6A
08/01/05 13:18:55 I+LtPzR0
 優衣の唇が俺の唇に触れるだけで、胸が温かくなる。ただキスをしているだ
けなのに、目頭が熱くなる。唇が擦れるだけで、胸が痛む。
 優衣は一生懸命、目を開けて俺を見ようとしていた。だけど瞼がひくひくして、
うまく開けられないようだった。息をするのも辛くなるほど胸が苦しくて、ゆっ
くりと吐いて、ゆっくりと吸っていた。
 俺が少し口を開けると、優衣のも擦れて少しだけ開く。
 その中に、舌をさきっぽだけ入れてみた。優衣の歯の間に挟まる程度だ。自分
の唇に兄の舌が触れたことに気づいて、優衣が瞼をゆっくりと開く。俺が何をし
ようとしているのか分からずに、でも恐怖心は抱いていないようだった。
 優衣の唇の上を舌がちろちろと蠢き始める。舌の腹の部分で丁寧に、リップク
リームのついた優衣の朱い唇の感触を味わってゆく。
 唇全体を舐めた後、再び唇を強く押し付けて優衣の唇に栓をする。
 優衣が目を潤ませて、云った。
「お兄ちゃん」
「うん。何?」
「もう、これからお兄ちゃんのこと自慢できなくなっちゃうね」
「ん? 何で?」
「だって、お兄ちゃんって言うだけで、今日のこと思い出しちゃうから、恥ずか
しくなっちゃう」
「……今まで自慢してたのかよ」
「優衣、ブラコンで有名だから」
「そりゃ俺もシスコンって言われるけど」
「ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「今まで、誰か好きになった人はいなかったの?」
「お前ほどの人はいないよ」
 優衣は小さく微笑った。
「嘘。お兄ちゃん面倒見がいいから、いい人たくさんいたはずだよ」
「お前がいたからな」
「優衣が重荷になってたんじゃないの?」

304: ◆26PKCMob6A
08/01/05 13:20:06 I+LtPzR0
「正直、そう思ってた時はあった。中一の頃は特にな」
 中一の頃、我が家に盗聴器が仕掛けられた事が発覚して、メディアに取り上げ
られる事件が起こった。盗聴器が仕掛けられる事自体はどこにでもある、ありふ
れたものだが、被害者のルックスがよかったというそれだけで、メディアは優衣
を知る権利を盾に被写体に収め、インタビューを繰り返した。ワイドショーにま
で取り上げられ、我が家は引越しを余儀なくされた。その際『被害者の兄、報道
リポーターに手を上げる』という記事までついてきたが、「手を上げた」のは事
実だった。それ以外の醜聞に関しては言う気にもならない。
 中二の春、落ち着いたと思ったらまた盗聴器が仕掛けられた。
 共通して言えることは、優衣でなければ盗聴されなかっただろうということ。
「じゃあ、どうして?」
「お前といると楽しいのさ。優衣じゃなかったら頑張れなかっただろうな」
 雑務は俺が一手に引き受けた。送迎から家の防犯設備のメンテナンス、優衣へ
のスタンガンの携帯など。過剰反応だと周囲に揶揄されても、結果的にはそれが
必要な事だった。周囲の理解は得られなかったが、お父さん、お母さんは納得し、
協力してくれた。
「もし私が可愛くなかったら─」
「お前は悪くない」
 そういうと優衣の目にまた涙が溜まった。「優衣は顔も性格も可愛いよ」
 優衣は顔をくしゃくしゃにさせて、俺の胸に顔を押し付けた。
「優衣。俺、優衣の顔が見たいな」
 だが優衣は俯いたままだった。
「優衣とキスしたいな」
 優衣は少しだけ上目遣いで俺を見て、また顔を伏せてしまった。
 面白い奴だな。
「優衣、好きだよ」
 そういうと俺を抱きしめる優衣の手の力が強まった。
「優衣」
 顔を真っ赤にさせた実妹が、俺を見上げた。俺は微笑んで言った。
「おかえり」
「ただいま」
 蚊の泣くような優衣の声。泣きそうな表情の優衣が愛しい。
 吸い寄せられるように、俺たちはキスをした。

305: ◆26PKCMob6A
08/01/05 13:36:23 I+LtPzR0
ここまで書きあがったので上げさせていただきます。
概ね好評のようでほっとしました。
息の長い作品ですが、今後ともよろしくお願いします。

306:名無しさん@ピンキー
08/01/06 23:21:38 m6DDVGgJ
若い時からモテていた男の想像力は、犬以下だ。 ……ニーチェ

307:名無しさん@ピンキー
08/01/06 23:22:11 m6DDVGgJ
若い時からモテていた男の想像力は、犬以下だ。
……ニーチェ

308:名無しさん@ピンキー
08/01/07 11:08:29 p0MkiNMv
「おにぃ、朝だよ。もー遅刻しちゃうよ?」

「うーん…沙奈…もうちょい寝かせてくれ…あと…5分…」

「ダメったら!いつもそのパターンで遅刻しちゃうじゃない!…ほら、起きるー!……きゃっ!?」

「…ちょっ、おまっ!?…どこ触ってんだよ!?」

「もー、朝からこんなにしてー…おにぃのスケベ」

「違うぞ、沙奈!これは朝起ちっつってな、男の生理現象なんだよ……つーか、おい!?早く離せ!」

「ヤダよ~。おにぃが起きるまで、こうして…」

「ば、っバカ!や、止めろ沙奈……そんなに…されると…気持ち……じゃなくて!」

「…本当に気持ちいいんだ?…じゃあ、おにぃのスボンを脱がしてから擦るね?…よいしょっと」

「お、おい!?…ま、マジで…」

「だーめ。寝坊しようとした罰だよ……なんか粘ったの出てきた…」

「…や、やめろ!?…それ以上されると……イ…」

「…おにぃ…いいよ。…沙奈の手で…イッて」

「さ…佐奈!…出っ、出るっ!」

「……ひゃんっ!?…ああ……」

「…はぁ…はぁ……」

「…すごい量……おにぃ…そんなに気持ち良かった?」

「…我ながら、実の妹でイッてしまった…」



…誰か続きヨロ。

309:名無しさん@ピンキー
08/01/08 23:23:02 gFo9WOCa
>>308
「おにぃ?」

「なんだ?」

「今日さの授業さ、その・・・一緒に休まない?」

「ちょ、真面目なお前の言う台詞とは思えんな・・・熱でもあるのか?」

「熱なんか「ないよぅ・・おにぃ、おにぃ♪」

「うわっ・・だからそんなに抱きつくなって!朝からなんか変だぞ?」
(つか、沙奈の柔らかな肌と髪からいい匂いが。つか俺の股間が。つか沙奈の身体が熱いんだが)

「はぁはぁ・・おにぃ・・・私を抱いて?」

「はい??」



燃え尽きたぜ・・・


310:名無しさん@ピンキー
08/01/09 00:02:25 ZTcFE+ua
>>309
「お前、何言ってんだ?本当に熱なんじゃないか?」
「風邪なんかじゃないってばぁ~」
「お前、マジで熱あるじゃん!インフルエンザとかじゃね?やばくね?」(妹のおでこに手を当てながら)
「もう!そんなんじゃないんだから!!これはおにぃを想う余りの恋熱です♪」(兄の手を払いのけながら)
「うぼぉあ」
「何、その顔…所でさっきの返事は?」
「『私を抱いて?』ってとこ?」
「そっそっ」
「『ハグ』なのか『ドッキング』なのか、それが問題だ」
「キン肉マンの必殺技の方です」
「マッスルドッキングかよ」


だめだ、ネタしか思いつかない俺を踏んでくれ

311:名無しさん@ピンキー
08/01/09 00:50:10 dGNdumfK
>>310

「そ。おにぃにハグして貰うのは好きだけど、今はドッキングの方」
「・・・月並みだが」
「『俺達は兄妹なんだ・・・』でしょ。そんなの分かってる」
沙奈は可愛い、が妹。
妹、誰よりも大好きな子
そんな思いがメリーゴーランドの如く頭の中を回転する。


「でもね、おにぃ」

沙奈の真っ直ぐな瞳に
「わたし、おにぃに」
俺の迷う心は

「恋してるんだよ♪」
吸い込まれていった・・・



あかん、こんな文章じゃあかん・・・


312:名無しさん@ピンキー
08/01/09 13:01:17 QQhrQoy0
「俺は沙奈のこと、何とも思ってないっていったら? 好きでも嫌いでもないっていったらどうする? それでもンなこと言うか?」

途端、沙奈の目が陰る。
言葉も止まる。
泣きそうになっている。
…失言だったか。

「おにぃ…なんでそんなこと言うの?」

そして沙奈は俺に抱きついてきた。
俺は今、混乱している。
もう…だめだ。






あかん誰かパスする

313:名無しさん@ピンキー
08/01/09 21:27:01 dGNdumfK
ちゃ~ちゃらん
ふぉー
ちゃんちゃ……

携帯の着信音で俺は我に返った。着信音は燃える映画のテーマだが、この場合俺に冷静さを取り戻させた。



電話は悪友の「俺休むから宜しく」のくだらん連絡だった。がこれ以上ないタイミングだったので不問とする


「おにぃ…誰…?」
「ん?友達だよ」
沙奈の目が怖いのは気のせいか?
「……女のひと?」
「ばか、野郎だよ。
さ、遅刻しちまう。急ごうぜ」
俺は後始末もそこそこに着替えて、部屋を後にした。否逃げ出した。

「おにぃの意気地無し」



⊃強引なドリブル

だめだ、
ガッツがたりない!!

てことで
⊃「パス」
後は頼む…

314:名無しさん@ピンキー
08/01/09 23:27:40 Ou6AnLul
部屋を出る直前、その足は沙奈の最後の一言によって止められた。

「おにぃの意気地無し!どうして私から逃げちゃうの?嫌いならそう言ってくれれば、もうあんなことしないよ?」

後ろを振り返った時、無しは顔を伏せていた。瞳が濡れていることにも気付いた。

「ねぇ、おにぃ、これで最後にするからさ、最後でいいから、質問していいかな?
それと、その答えを・・・おにぃの本心を、教えてくれない?」

俺の眼をしっかりと見ながら沙奈はそう言った。俺はその眼を見据えながら、
「分かったよ。」と承諾した。


もう吊った方がいいわ。。。

315:名無しさん@ピンキー
08/01/10 01:36:39 l+AJErr1
沙奈は震える声で
「おにぃは…私の事…好きだよね…?」
「当たり前だろ、馬鹿なこと…」
「馬鹿じゃないよ!」

まずい。僅かな失言すら許されない。

「…おにぃ、私の事……好きなら、どんな風に好きなのか…教えて」

真剣な妹の表情に俺は…


1.「…妹として好きだ」と正直に答えた
2.「…女の子として魅力的な沙奈が好きだ」と本心を明かした
3.「…突然だから混乱してるんだ、俺に考える時間をくれ」と懇願した
4.「…実は好きな女の子が居るんだ」と婉曲にかわした
5.「…沙奈、後戻り出来ないぞ」と覚悟を決めた



とりあえず1~5にしてみました。気にいらない方は>>314の続きからお願いします。

このスレで4はないか

316:名無しさん@ピンキー
08/01/10 05:29:57 UybUD9eX
3と答えるが内心は2ってのが(・∀・)

317:名無しさん@ピンキー
08/01/10 17:26:09 FQsuxOmI
>>316
俺を発見。

つか1~5の選択肢を書いてみたいが書いて撃沈するなこりゃ。

318:名無しさん@ピンキー
08/01/10 20:43:28 ryNBj4Qb
なかなかお題がむずいがオレならなんも考えずにこうだな  あまり気にしないでくれ

>「…おにぃ、私の事……好きなら、どんな風に好きなのか…教えて」

真剣な妹の表情に俺は… 俺は…
(1時間後)
妹「やっ!おにいちゃん、やめてぇー!!!ひぐぅーっ!!!」
兄「うぐっ、うっ、はあーサイコーだぜ、はあ…はあ…」
妹「うう…なぜこんなこと…私はどんな風に好きなのか聞きたかっただけなのに、ひぃ!」
兄「ああ?妹として好きだよ、だから我慢できねーんだろうがっ!!」
妹「こ…こんなのないよ!い、妹にこんな事するなんて!!」
兄「ごちゃごちゃうるせーぞ!じゃあ女の子として魅力的な沙奈が好きなんだよ!いいからだまってケツ振ってろ!」
妹「ひーぃっ!そんな激しくしないでぇ!お尻があぁぁっ!!!」
兄「おおっ!いい具合だぜ、ケツ孔サイコー!!!」
妹「もう許してぇーっ!お尻が裂けちゃうよおー!あひぃー!」
兄「悪いな激しすぎて、突然だから混乱してるんだ、俺に考える時間をくれ、オラオラ!もうすぐイキそうだぜ、生でたっぷり腸の中に注ぎ込んでやるからな!」
妹「イヤーぁ!!!」
兄「へっへっへっ、肛門がすげー事になってるぜ」
妹「あーっ!熱いよー!お尻の穴が焼けてるよー、ヒィーっ!」
兄「ぐうーっ!すっげーぜ、生ケツの締まりがキツいぜ、ちん○が肛門で絞り上げられて最高だぜ!」
妹「あひいーっ!ひいー!ヒィー!あっ!あっ!あっ!」
兄「おらーっ!たっぷり出してやるぜ!アナル奴隷になりやがれーっ!!!」
妹「違っ、あああっ!おしりぃーーーー!がっはっあっ!!!」
兄「くふぅ~、やっとドーテー卒業だ、ケツ穴なら妊娠の心配ねーからな、実は好きな女の子が居るんだがこれから毎日犯りまくりだな、…沙奈、後戻り出来ないぞ、くっくっ…」
妹「そ…そんな…うぅ…」

319:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:02:13 FQsuxOmI
>>318
これは孔明wwww

320:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:03:58 kAQWht+2
>>318
その発想はなかったわw

そして流れ豚切って悪いが、今日の逢わせ屋で泣いた

321:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:26:51 FQsuxOmI
>>320
生き別れた兄弟でも再会したか

322:名無しさん@ピンキー
08/01/10 21:56:08 kAQWht+2
>>321
小さい頃に離れ離れになった妹に逢いたいという兄の話

323:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:39:58 y3mXS9Mm
どうでも良いけどあの番組の女の依頼人、すべからく太ってたよな

324:名無しさん@ピンキー
08/01/10 23:58:12 1rX17kL1
>>318
ここで久しぶりにwwww

325:名無しさん@ピンキー
08/01/11 00:16:31 pDZMFXVA
>>318
全部かよwwwwwwww

326:名無しさん@ピンキー
08/01/12 18:32:27 cUgsFLMI
双子の男女が知らずに結婚、婚姻無効に 英国
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
> 英国で別々の両親の養子となった双子の男女が血のつながりを知らないまま結婚、
> その後、双子と分かり裁判所から「近親結婚」にあたると婚姻を無効とされたケースが11日、
> 英上院の審議で報告された。

それなんて(ry  ホント、事実は小説よりも奇なり、だなw
あと、
> 専門家によると、双子の男女は血縁を知っていると拒絶反応を示すが、
> 知らないとお互いに強くひかれる傾向があるという。
だってさ。

何か作品のヒントにでもなれば。

327:名無しさん@ピンキー
08/01/12 22:23:50 MciWc3f0
>>326
事実は小説よりも奇なり・・・・まさにそうだな。

328:名無しさん@ピンキー
08/01/13 00:30:51 tiP/ln8h
双子って事は生年月日血液型一緒なわけだし、何かしら感じなくも無いよな

329:ある似た者兄妹の会話 ◆ga4Z.ynmGk
08/01/13 06:49:48 0HcT70rK
ある冬の日曜日。居間でコタツに入る兄妹が一組。

「ねぇ、にいさん」
「んー?」
「お嫁に貰って下さい」
「だめー」
「………即答ですか。そして、驚かないのですか」
「んー…お前、顔に出るし?」
「人様からはポーカーフェイスと言われるのですが」
「兄ゆえに」
「成程、愛ですね」
「うん」
「なら、抱いて下さい」
「だめー」
「………また即答。何が不満なんですか」
「何も」
「なら」
「だめー」
「………ひどい。そんなに私が嫌いですか」
「好きだよ」
「………やはり、にいさんはズルいです」
「正直なだけなんだけどなー」
「その正直さが残酷なんです」
「んー…じゃあ嫌いって言った方が、いい?」
「ダメです」
「わ。即答されたー」
「にいさんと同じく、正直なだけです。にいさんの妹ですし」
「そっかー」
「そうです」
「じゃあ仕方ないなー」
「仕方ないのです」

そんな昼下がり。

「なので相性は折紙つきです。契りを交わしましよう」
「だめー」

330: ◆ga4Z.ynmGk
08/01/13 06:54:02 0HcT70rK
眠れないので、気晴らしに勢いで小ネタを投下。
反省はしてない。

331:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:11:10 CYnH9YzK
>>330
GJ! これは良いふいんきなので、深夜のお楽しみタイムをお願いいたしまするぅ

332:名無しさん@ピンキー
08/01/13 07:31:55 nNAr2bvP
>>330

脱力して上半身をこたつの上に預ける兄、背筋を凛と伸ばして兄を見つめる妹

という図が浮かんだ。


うむ。
この妹、引き取ってやろう。

333:名無しさん@ピンキー
08/01/14 01:41:17 2m/+GbcO
何故かこのスレを思い出した
スレリンク(gline板)

334:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:05:49 tSo9hVXF
>>254だが、いちおう完成したので投下してみる。
>>249氏とは比ぶべくもないと思うが、お暇な人はドゾ。

335:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:07:16 tSo9hVXF
――人間とは、恋と革命のために生まれてきたのだ。 太宰治『斜陽』


俺は今、家の座敷で待っている。午後9時頃帰宅した妹の由紀を無理やり呼びつけたのだ。
すぐ来いと言っておいたはずなのに、座敷のガラス障子が開いたのは、10時近くなってからだった。
「……何や、話て」
 障子の隙間から顔をのぞかせ、なんとなくこちらを探るような目つきで俺を見る。
親代わりに叱る言葉は山ほどあるが、今日はそんな話をするのではない。
「……うん、まあその、話いうよりは、お前に頼みごとがあってな。ちょっと親の前では話しにくいことやから、二人がおらん日を選んだんや」
 それを聞いて安心したのか、由紀の目が少し意地悪い光を帯びる。
「聞けることと、聞けへんこととあるで」
「その前に、一つ聞きたいねんけど、お前、ヤリマンやな」
「……、いきなり何を聞くねん!妹がヤリマンかどうか確認してからする頼みごとてどないやねん!」
「……でも、否定はせえへんやろ」
「……まあ、な」
 そこでなぜか少し誇らしげに、ヤリマンのわが妹は鼻の下をこするのだった。

336:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:08:50 tSo9hVXF
来年19になる由紀の見た目からは、およそ「ヤリマン」「ビッチ」「パン子」といった言葉は連想できない。
黒髪ストレートのロングヘア、左の目許には泣きぼくろがある。顔も飛びぬけてではないが、まあ美人といっていい。
細めな体格に白い肌、長い黒髪のせいで、見ようによっては儚げな深窓の令嬢、という風にも見える。ちょっと男の保護欲と征服欲を刺激する出で立ちだ。
そして前述のとおり、これが近所で知らぬものはないほどのヤリマンで、今年、俺が知っているだけでも、
同級生3人ほど、昔のバイト先の店長、どこで知り合ったか知らないが、黄色いポルシェに乗ってるおやじ、等々5,6人と付き合っていたし、
さらに俺の数少ない友人のうち、なんと2人が妹と数万円で寝ていたことさえ明らかになってしまった。
昔は「愚兄賢妹」で通っていたわが和泉家も、今や「愚兄淫妹」になってしまったと、近所で専らの評判である。
「うん、まあええねん、今さらお前の性生活についてどうこう言うつもりはない。いやむしろ、それで俺を助けてほしい」
「?」
「と、いうのはな」
  ここで、香織ちゃん、一条香織の名前を出さねばなるまい。ああ。その名を思い浮かべただけで、俺の心は愛の歓喜に満たされる。
思い起こせば3ヶ月前、頭数合わせのためだけに呼ばれた合コンで、有名国立大在学中、その年のミスコンに出場したという才色兼備の彼女と、
冴えない2流大学生の俺は出会った。それまでの人生で彼女一人おらず、女の子との会話なんて年に一度か二度、軽い挨拶があればそれでラッキー
といえた俺のつまらない話を、彼女は真剣に聞いてくれた。ほんの2時間のひと時があっという間に過ぎ去った解散後、
「和泉くんともっと話したいねんけど、携帯教えてくれへん?」と言われたときは、比喩でなく、本当に目の前がバラ色に見えたものだ(目がおかしくなったかと思った)。
 そうして何度も電話で話し、何度も会って遊びに行ったりするうちに(二人だけだったから、つまり立派なデートだ)、
これは本当に、ほんまに期待してええのかも、と思うほど、彼女は俺に心を開いてくれるようになった。
そしてそしてなんとなんと、来週の休みには「志郎君(呼び方が変わったのだ)、あたしの家に来たことなかったやろ。
おいでえな。あんまり料理は得意やないけど、ご馳走するで」ですと!と、なぜか必要以上にテンションの上がってしまう俺を止めることなど誰にもできまい。

337:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:09:34 tSo9hVXF
「……どうでもええけど、わが兄貴ながら、いろんなとこが童貞丸出しやな。めっちゃカッコ悪いで」
「何とでも言え。しかしやで、彼氏のおらん女の子が、男を家に呼んで手料理をご馳走してくれんねんで!これ、どんな意味があると思う?」
「……まあ、普通に考えたら、『私も召し上がれ』ってことやな」
うんうん。どう考えてもそうだよな。
「ほんで手を出しかけたとこに、『おいおい、人の女に何してくれとんねん』ってとこやな」
「違う違う!香織ちゃんはそんな子とちゃう!その辺のことはちゃんと、これでもかってくらい調査済みや」
「それ…ストーカー……?」
「ま、まあええがな。それで、頼みというのはな」
「…俺は童貞で、彼女を満足させられる自信がないから、ヤリマンのお前にセックスについて教えて欲しい、とでも?」
 うわ、こいつエスパーか。何で俺の考えてることがわかるんだろう。俺が虚を突かれて返す言葉に窮していると、
「アホか――!」
 いきなり怒声と座布団が同時に飛んで来た。もんどりうって倒れる俺。見上げると、蛍光灯の光を背にして、仁王立ちになっている由紀。顔まで仁王のようだった。
「ウチをおちょくっとんのか!なんで妹やからいうて、兄貴の童貞喪失の面倒を見なあかんねん!それとも何か!
 自分は童貞のくせに、ヤリマンやったらちょっと拝めばセックスについてペラペラ喋りよる思うたんかい!ヤリマンなめんな!
だいだいウチをヤリマンにさしたんは・・・・・・」
 そこまでいうと、急に言葉が止まった。何かがつかえたように、喉をひくひくさせる。と、見る間に顔がくしゃっとなって、由紀の目から涙があふれだした。
「お、お前……泣いとんのか?」
 子供の時以来見たことのない妹の泣き顔に、俺は少なからず動揺した。由紀の考えがまったく読めず、思考が停止してしまう。
「もう兄貴なんか知らん!死んでまえ!」
 ドタドタと部屋から飛び出しざま、もう一度「死んでまえ!」と叫ぶと、後を追おうとした俺の鼻先で、派手な音を立てて障子が閉まる。
 俺はその足音を呆然と聞きながら、二度目の「死んでまえ!」は俺じゃなくて、俺の後ろにいる誰かに言ってたみたいだったなと、妙なことを思い返していた。

338:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:10:05 tSo9hVXF
それから三日、四日たっても、俺の気持ちは晴れなかった。こんな時に限って香織ちゃんも忙しいらしく、来週の休みについてメールをしても、
おざなりな返事しか返ってこない。まあ、この年末のアホみたいに忙しい時に、一流大学の学生に構ってほしいというのがそもそも無理な望みなのだが。
 由紀も俺も、意識的にお互いを避けていた。由紀はあれから男の家でも泊まり歩いているのか、ほとんど家に帰って来ていない。両親は共働きで留守がちなせいで、余計な

詮索はされずに済んでいたが。
由紀に対して悪いことをしたとは、今でも思っていない。確かに童貞の癖に、理由もなくヤリマンを下に見ていたところはあったかもしれないが、
何もいきなりキレなくってもいいだろうし、そのキレている最中に泣き出すに至ってはまったく意味不明である。
でも。
 由紀の泣き顔を思い出すと、なぜか胸が締め付けられる思いがする。息まで苦しくなるようだ。子供のころにしょっちゅう泣かしていたときとは違う、
腹の中にサンドバッグを入れられたような、重苦しい罪悪感。無性に由紀に会いたかった。会って謝りたかった。
畜生、こんな気持ちじゃ、香織ちゃんとのハッピーな休日は過ごせないじゃないか。
 
俺は相当周りが見えなくなっていたらしい。首に巻いたマフラーをぐいと引っ張られて、ようやく自分が赤信号を渡ろうとしていたことに気づく。
「今ケガしたら、香織ちゃんの家に行かれへんで」
 はっとなって振り向くと、俺のマフラーの端っこをつかんで、にやにや笑っている由紀がそこにいた。
「お前……」
「どや、そろそろあたしに謝りたくなったんと違う?」
「……うん、ごめん。悪かった。堪忍してくれ」
 自分でも驚くほど、謝る言葉が自然に出た。なんで謝る必要があんねん、とは思わなかった。俺は妹を泣かせた。それは充分、謝るに足る罪じゃないか。
「青や。はよ渡らな邪魔や」
 短く言うと、由紀は先に立って歩き出した。俺の方を振り返らなかったが、由紀の足取りは軽い。厚着を重ねた俺の体も、なんだか軽くなるようだった。


339:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:10:33 tSo9hVXF
 家に帰り着くと、由紀は持っていた袋を床に置いた。フローリングの床に、ゴトリゴトンと硬い音が響く。
 「何を買うて来たんや、それ?」
「これか、これは今晩のおかずや」
 親が家にいる機会が少なかった我々兄妹は、小学生のころから自炊生活だった。今日は久しぶりに二人で一生懸命夕飯の準備をしていたあの頃に戻るのも悪くないなと思い

つつ中を覗いてみると、そこには袋からはみ出るほど大きな、青みの残る大根が1本入っていた。
「な、何やそれ?それで、何を作るつもりや?」
「これはな、こうして使うねん」
 怪訝な顔をしてひそめた俺の眉の真ん中に、由紀の両手に握られた、まだ硬さの残る青大根の一番太い部分が力任せに叩きつけられたようだった。

340:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:11:40 tSo9hVXF
「ようだった」というのは、次に視界に入ったテーブルの上に、真っ二つに折れた大根が転がっていて、その間の記憶が見事にないからだ。
額よりも後頭部がズキズキするのは、殴られた衝撃より、弾みで後ろの壁に後頭部を強打したからだろう。
そうして俺は意識を失って――て、あれ?
 俺はリビングにある椅子に座らされていた。脚4本と背もたれだけの、シンプルな構造のもの。ふかふかしてやわらかい椅子だが、
俺の腕はその背もたれを後ろに抱えるように麻縄で固定され、手首は黒い皮手錠でつながれている。両脚は椅子の脚にこれまた麻縄で頑丈に縛り付けられていて、
宙に浮いた足首の先しか自由にならない。いくらがんばってみても、せいぜい椅子が数ミリ動く程度だ。
下手に動くと縄が肌に食い込んでギリギリと痛い。そして、人一倍寒がりの俺が、あろうことか着衣を一枚も身に着けていなかった。
「おいコラ!由紀出て来んかい!どういうことやこれは!」
 若手芸人にハメられた大御所よろしく、あらん限りの声を振り絞って俺は叫ぶ。そんな半分パニック状態の俺の神経を逆撫でするかのように、
由紀はのろのろとリビングにやって来た。
「あ、気がつきよった」
「『気がつきよった』ちゃうわ!何やこれは!何で俺はいきなり大根で殴られて、椅子に縛り付けられてんねん!しかも全裸で!」
 由紀は答えず、半ばパニックになっている俺を一瞥し、俺の正面まで歩いてくると、そのままするすると服を脱ぎだした。
「ちょ、お前、何してんねん!」
 俺の声など聞こえないかのように、由紀の服を脱ぐ手は止まらない。背丈のわりに長い手と脚が、瞬く間にあらわになっていく。
 次から次へと起こる非日常的な事態に、もはや俺の頭は考えることを放棄し、ただ呆然と目の前で行われている妹のストリップを眺めている。ついに目の前の女体は、ブラ

ジャーとショーツだけの姿になった。そこまで来ると、こんな俺でも男の生理は悲しいもので、恐怖と混乱に縮こまっていた俺のペニスが、むくむくと頭をもたげて来た。
鎮まれ、相手は実の妹だぞと必死に言い聞かせても、目の前にある女の体には抵抗すらできない。
 俺がそんな思いに悶えているうちに、目の前では由紀の乳房があらわになる。細身のくせに服の上から見るより豊かなそれは、ブラジャーという支えを失って、
由紀の呼吸に合わせてプルプルと揺れる。ヤリマンは乳首が黒いというのは嘘かと感心しつつ、形は日本人には珍しい釣り鐘型だなと、妙な知識まで思い出す。

341:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:12:14 tSo9hVXF
「兄貴、見過ぎや」
 由紀のからかうような声ではっとわれに返る。気づけば俺は縄でくくりつけられている腹から上だけを乗り出すような格好で、
 かぶりつくように由紀の胸を凝視していた。
「ま、しゃあないか。童貞やもんな」
 腰に手を当てた由紀が、またしてもにやにや笑いながら俺を見る。
「どっ、どどどど童貞……やけどそれが何や!お、おおお前が卒業させてくれるとでも言うんかい!」
 情けなさと恥ずかしさのあまり、逆ギレ気味にわけのわからないことを口走るが、由紀はあっけらかんと答えた。
「そのつもりやったら、あかんの?」
 「あかん……て、アリはアリやけど、なければナシというか、その……」
 またまたわけのわからないことを口走る俺。あかんのは俺じゃないか。
「2対1やで」
「?」
「兄貴の息子は『大賛成!』言うてるで」
 楽しそうに俺の股間を指差す由紀。見れば俺の右足と左足の真ん中には、通天閣もびっくりの巨大タワーが急角度で聳え立っている。
「……まさか、この期に及んで『兄妹やから』とかいういい訳は利けへんで。なあ、エッチについて知りたいんやろ?」
「あ、あれはいや、そういうことと違うやん!あくまでレクチャーというか、ちょこっとわかればええわけで、何もその」
「あかんで、そんな中途半端な考えでは物事の本質をつかむ事はでけん。それにウチは兄貴のことが好きやから、ノープロブレムや」
「ちょ、ちょお待て!どさくさにまぎれて何を告白しとんねん!なんぼ俺が童貞言うたかて、お前にそこまで言うてもらう必要は――」
「ほんまやで?」
 見れば、由紀はいつになく真剣な顔で、俺を見下ろしていた。

342:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:12:41 tSo9hVXF
「嘘ちゃうで。昔っから、物心付いたときから、兄貴のことが好きやねん。愛してんねん。せやから、好きな人と結ばれたいいうんは……あかんか?
 処女やなかったら、あかんか?」
 何かが喉の奥に張り付いて、言葉が出てこない。ただ阿呆のように、由紀の顔を見つめ続けているだけ。
「ヤリマンて呼ばれるようになったんも、兄貴が原因といえば原因やねん。その、兄貴は……世間的に、一番結ばれたらあかん存在やんか?どうせ許されんのやったら、自棄

で思てエッチしまくってたらいつの間にかそれから離れられなくなってもうてん。ようさんハメてるうちにハマってもうた言うて、ギャグにもなれへんけどな」
 そう言って、少し自嘲気味に笑う由紀。あの晩あんなに怒ってみせたのも、ヤリマンのレッテルを貼り付けられたためというより、
 自分の好きな人が他人のものになる手伝いを自らしなければならないと感じたからだというのか。
 由紀が自分の肢体を覆う最後の一枚に手をかけた。白い腰に張り付いた、純白のショーツがするすると下ろされていく。
何度もお世話になったヌードグラビアと同じ光景が、今目の前にさらされた。我々野郎のごつくて毛むくじゃらの身体とは全く違うすべすべの肌、
その存在を声高に主張する乳房、そしてその美しいボディの真ん中に、「淫靡」という言葉をそのままそこに貼り付けたかのようにいやらしい輝きを放っている陰毛。
全てが牡を魅きつけるためにあるようだ。
 これが……これが『女』か。
 由紀なのに、妹なのに、少し力をこめれば折れてしまいそうな細い身体の内側から発せられる静かなフェロモンに、俺はめまいを起こしそうになる。
「ま、小難しい話はええから、兄貴はおとなしくウチにヤラれとったらええねん」
 いつの間にか俺の膝の上に跨って、潤んだ瞳で俺を見つめている。
「待て、まだ心の準備が―――」
 言い終わらぬうちに、顎がくいと持ち上げられ、俺のファーストキスが奪われた。由紀の唇は、未だかつて俺の唇に
こんな柔らかいものが触れたことがあっただろうかと思うほど柔らかかった。その感触にうっとりとなっている俺の歯の隙間から、由紀の舌がにゅるりと滑り込んでくるのに

驚きながらも、ぎこちなく舌を動かしてみると、由紀も激しく舌を絡ませてくる。こうして口と口とをついばみあっていると、
本当に恋人同士のような錯覚に陥る。いや、錯覚じゃない。このキスの間だけでも、俺と由紀は恋人同士なのだ。
由紀の長い髪が俺の剥きだしの肩に触れるサラサラとした感触に酔いながら、俺たちは5分ほどもキスを続けていた。

343:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:13:11 tSo9hVXF
「これは、もう必要ないな」
 俺の背をまたいだ由紀が、後ろに縛られた俺の手を解きにかかる。あれほど力をこめても外れなかった麻縄を二本の指だけではずしてしまう。
いったいどこでこんな縛り方を身につけたのかは、いまさら気にすまい。
 そこでようやく、俺の中の理性が目覚めた。いやいや、さすがに兄妹はあかん。お前の想いは正直嬉しいが、なんぼなんでも肉体関係までは色んな意味で問題がある。
そう言おうとしたのに、口から出たのは「ひゃうっ」という情けないかすれた叫び声だった。
原因は股間に感じるぬめった感触。椅子に腰掛けたままの腰から今にも飛び出さんばかりの俺の亀頭が、由紀の口の中にずっぽりとくわえられていた。

これって……もしかしてフェラってやつか?
童貞のお約束で、今までAVでしかみたことのない光景を俺自身が体験していることに、さっき思い出した俺の理性はもはや光の速さで銀河の彼方へ消し飛び、
股間からずりずりと這い上がってくる快感に身をゆだね始めていた。
「気持ちええか?やっぱり童貞をおとなしくさせるんはこれが一番やな」
何から何まで由紀の計算通りに運ぶ展開にも屈辱感の欠片すら覚えず、ただその玉袋の裏を引っ掻くのをやめないでと心の中で哀願するばかり。
由紀の舌先はいよいよ奔放さを増し、俺の股間を縦横無尽に這い回り出した。亀頭から裏筋を丁寧にたどりながら会陰部ヘ。
 袋の皺の一本一本にまで唾液を塗たくったかと思うと、蟻の門渡りから肛門の方まで熱く濡れた感触を覚えさせてくれる。
一旦口を放すと、そのまま亀頭の上からくわえ込み、俺の手をとり頭を抱えさせながらのディープスロート。ふわふわと柔らかい髪の感触と、
シャンプーと汗の混じった甘ったるい芳香、俺の股間にひざまずき、じゅっぱ、にゅっぷと俺のチンポを美味しそうにしゃぶる妹の姿に、急速に快感曲線は上昇して行く。
やばい、と思う寸前、刺激が中断された。
「兄貴、もうあかん?我慢でけんか」
砲身の部分を優しくしごきながら、由紀がいたずらっぽく見上げてくる。兄の俺が心底ゾクリとするほど妖艶な『女』の笑みだった。

344:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:13:52 tSo9hVXF
「そろそろメインイベント、行ってみよか?」
俺の返事を待たず、傍らのソファに飛び乗ると、膝を立てて、つまりM字開脚の体制で俺に向き直る。
その脚の間にショッキングピンクの粘膜が見えたとたん、俺は催眠術にかかったかのようにふらふらとソファへ近づいて行った。
由紀が手を広げる身体の中へ、突進するかのように倒れ込む俺。文字通り熱に浮かされている俺の身体と対照的に、白くひんやりとした由紀の肌。
左手が俺の存在を確かめるように首に回され、右手は鎖骨から胸、腹を南下し、危険地帯へ伸ばされていく。
「あ、兄貴……」
由紀の驚いたような、怯えたような声。我が股間を見れば、俺史上初の大きさに肥大したチンポが、青筋を脈打たせて、隆々とそびえ立っていた。
こんなに肥大したのは今年9月の「真夜中の香織ちゃん劇場~キャリア女刑事と熱血巡査」以来、いやそれをはるかに上回る大きさだった。
「あ……兄貴って、デカマラやったんやな」
「自分でも驚いとる」
「大丈夫や、ガバマンにはちょうどええわ」
クスリと笑うと、亀頭の先を手前に引き寄せる。くちゅ、と音がして、先端に熱くぬめった感触。
「……ここが、兄貴のチンポが入る穴や」
あ、と思う間もなく、引き込まれるようにして砲身が埋まる。
「あぅん……!」
子犬が鳴くような甘えた喘ぎ。俺の身体の下で、由紀が放った牝声だった。緊張していた俺の腰は勢いに乗って、ぎこちないながらもピストン運動を開始する。
『ガバマン』という本人の弁とは裏腹に、由紀の膣はチンポをきつく締め上げてくる。初めて味わう女の味に、兄妹とか近親とか、そんなことはどうでもよくなる。
妹だろうがなんだろうが、好きな女を抱いて何が悪いというのだろう。
「あっ、ふぅん、あん」
由紀の身体が桜色に染まる。牝声はどんどん大きくなり、隣まで聞こえそうな程だ。半開きになった唇が、何かを求めるように突き出される。隙間に舌を差し入
れると、恐ろしいほどの強さで吸ってくる。ますます夢中で腰を振る一突きごとに、由紀の乳房がぷるんぷるんと揺れる。顎をのけぞらせる由紀に、一瞬『感じ
てる演技か?』との思いがよぎるが、すぐにどうでもよくなる。そんなの、本当にどうでもいいことだ。
「あんっ、きゃん、いっ……」
「お、俺あかん、もう……」
チンポを捕らえる温かな女膣の中で、いつもの半分の時間で限界が訪れる。初めての交わりで、最後をどうしていいかわからない俺に、
もはや汗まみれ、粘液
まみれの唇が動いた。
「ええで、そのまま……なかでイッてええで?」
「そ、それお前……」
「ええから!ええからなかに、ウチのなかでイッて!」
「う……うううッ!由紀、由紀いぃぃ!」
「兄貴、兄貴、来て!」
判断する間もなく、俺は生まれてはじめて、妹膣の中で大量の精液をぶちまけた。俺の精液が注ぎ込まれるたび、由紀の子宮がびくん、びくんと反応した。
すべてのエネルギーを使い果たした俺は由紀の横に倒れ込む。薄れゆく意識の中で、俺は幻聴を聞いたのだろうか。
「おめでとう、今日ウチ、めっちゃ危険日やねん」


345:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:19:19 tSo9hVXF
以上です。




346:名無しさん@ピンキー
08/01/15 21:57:43 M8MEl8/9
>>345
乙&GJ!!
これがあやうくお蔵入りになるところだったのか。投下されて良かった。

ただ改行位置とかをちっと見直していただけるともっといいかも。
文の途中で切れて改行してるとか、逆に1行が長すぎるとか。勿体ないっす。

> 「おめでとう、今日ウチ、めっちゃ危険日やねん」
ハメたつもりがハメられた、とw

347:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:19:19 ZE1lxP1w
いやっほおおおおおおおお!おめでとう兄さん!やーいいね。好みだわ。
かなりのビッチなはずなのになぜか純情に見えてる俺の目は節穴でいい。

348:名無しさん@ピンキー
08/01/15 22:50:34 1Ga7zhqW
>>345
楽しませてもらいますた。

ただちょっと思ったんだけど、ちと文章が冗長な感じがしたんで
もう少し推敲すればもっと読みやすくなったんじゃないかと感じた。

349:名無しさん@ピンキー
08/01/16 00:40:36 D6TOwd8c
それは俺も感じた。
特に香織ちゃんのくだりとか、もっとシンプルにすべきだろう。
改行もやっぱりおかしいから、もうちょい読む人のことを考えて欲しかったと思う。
とはいえ、ビッチなのに明るい妹のキャラが、
今までのこのスレになかった感じで斬新だったし、
エロ描写にもセンスを感じた。
気が向いたらまた投下して下さい。GJ!

350:名無しさん@ピンキー
08/01/16 02:10:17 ad1+brvo
>>231だが、己が読みたくて書けなかったものを読ませてくれてありがとう!
心情一途×関西弁×行動は大胆だなんて、己のツボすぎだ。GJ!
香織さんの連絡が途絶えがちというところで、すわ妹が何したか?と思った己は
なんか別のものに毒されすぎだな。w

351:名無しさん@ピンキー
08/01/16 08:49:11 c1kNJFgo
GJ。面白かったよ

352:名無しさん@ピンキー
08/01/17 00:37:14 zcW4wudX
>>345
二度とくるな
――以上

353:名無しさん@ピンキー
08/01/17 01:11:19 04ojwiDH
>>352
二度とくるな
――以上

354:名無しさん@ピンキー
08/01/17 02:41:48 /3fjvLiC
もう学校の冬休みって終わってるはずだよな?
どうして変なのまだ湧くかなあ

355:名無しさん@ピンキー
08/01/17 03:42:44 QYlniY8b
>>345
改行云々の件もあるがGJ

>「2対1やで」
ここで3Pが思い浮かんだのは俺だけでいい。

> 「おめでとう、今日ウチ、めっちゃ危険日やねん」
近親濃血で乙。

356:名無しさん@ピンキー
08/01/18 10:13:55 P83ZyGz0
>>>345ですが、沢山のご意見ありがとうございます。
ご指摘の多かった変な改行は、ワードの書式をそのまま貼り付けてしまったためです。

申し訳ありません(会社PCでしたもので……)。

そんなことで、今回の拙作に思いがけない好評をいただいたので、
調子に乗って続編を投下予定です。いつ頃になるかはわかりませんが、
このスレが消費し終わるまでにはということで、よろしくお願いします。

357:名無しさん@ピンキー
08/01/20 13:53:50 d1xwMsi7
『オラオラオラ!ケツ穴に出してやるぜー!!!!』
『ひぅー!!あああ…あっ』
『やっぱ妹のケツ穴は最高だぜ…これから毎晩可愛がってやるから覚悟すんだな!』
『うう…酷いよ…お兄ちゃん…』



やっぱ『鬼畜兄』は最高のエロゲーだな。妹も嫌がって拒みながらも感じてしまうのが、俺のツボだよ。
「お兄ちゃん!」
おっと、実妹が怒鳴りこんできた。ノック位はして欲しい。
「またイヤらしいゲームしてるんでしょ!!
サイテー!!」
うるさい。人の勝手だ。
「…何よ。そのゲーム」
げっ。外箱マジマジと見んじゃねーよ。
「きちくあに…ま、まさか…お兄ちゃん私を…」
安心しろ。俺は架空の妹しか興味はない。
「……」
そう、お前みたいにがさつで大飯ぐらい、ナイ乳Aカップの妹よりは、画面の中の可愛い架空妹に欲情したい。
「…お兄ちゃんが私を…女の子と…」
おーい、聞いてるか?
「……」
妹の目付きがおかしい。
否、殺気の様なものすら感じられる。
こんな時は……


1.天才の俺は妹をうまくやりすごして逃げる

2.実力をもって妹を排除してエロゲーを楽しむ

3.現実は非情である。
実妹にフルボッコされる

⊃4.××



という保守

358:名無しさん@ピンキー
08/01/20 19:06:11 LFLKGEfX
妹のリアクションが一番楽しめそうなので2だな。

359:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:25:22 amJyqqBx
>>356
会社のPCで執筆されてるのですか? ……勇者だ

360:名無しさん@ピンキー
08/01/20 21:47:19 oKWQQ+BL
>>357
4「実妹にフルボッコされる(性的な意味で)」

361:名無しさん@ピンキー
08/01/22 20:00:07 AJB2GaOw
>>357
4・押し倒す

362:名無しさん@ピンキー
08/01/22 21:24:53 Qx1SDCOB
>>357
4「押し倒される」

363:名無しさん@ピンキー
08/01/22 22:05:47 LJBbv7P0
4 「実姉が『仲間はずれにされた』と号泣する」

364:名無しさん@ピンキー
08/01/22 22:31:47 HSFP2AUT
>>357
4.妹に押し倒される

365:名無しさん@ピンキー
08/01/22 22:39:14 /KgbB6Jo
「…あのなあ、お前が夢中で読んでるケータイ小説と一緒。空想。フィクション大魔王だ」
「で、でも…」
「こんな荒唐無稽な話と現実を取り違えるわけが無い。よし、俺が兄役のセリフを読む。
お前は妹役だ。いかに有り得ないか、身をもって知れ。えーっと、音を消してっと…」
「ちょちょちょ、バカじゃないの?!私しないよ、そんな事!!」
「俺だけ昨日食べなかった、ホテルチュークラのシェフ馬山プリンを進ぜよう」
「え?え?えーーっ!!」
妹の目がスイーツ(笑)色に輝く。
「よし決まり。親に聞かれるとブチまわされるし、小さい声でやろう。レッツビギン」

妹を椅子に座らせ、俺は彼女の肩越しに画面を覗き込む格好になる。
いきなりクライマックスってのもアレなんで、シーンの始めをロードする。
「…読むだけだかんね」
「あたりまえじゃ。ホレ」
「…え、えーっと…『お兄ちゃん、パソコンで何して…きゃー、何なのよコレ!』…」

画面では、妹を犯すエロゲをやってるところをリアル妹に見られた主人公が、開き直って
妹を犯してしまうシーンが展開されていた。
『い、いやあ!お尻の穴に舌なんていれちゃヤダァ…』
『バーカ、もっとスンゲーもんがぶち込まれんだぜ!親切でほぐしてやってんだろうが!』
小声だとセリフが聞こえないなあ、とかつぶやきながら、俺は妹の背中にピッタリと体を
つけてしまう。
彼女はピクリとしたが、特に何も言わない。

いよいよ妹が兄のチンポをぶちこまれるシーンだ。
俺は、セリフを読む妹の体がだんだん熱くなり、息を軽く弾ませているのに気付いた。
この位置からだと、大きく空いたタンクトップの胸元から、ブラをしていない小さな丸みの
先っぽまでが見えてしまう。
その小さな桃色の突起が、ピンと立っているように見えるのは気のせいだろうか。
アナルをめくれ上がらせてチンポを出し入れされる少女を見ながら、ショートパンツから
伸びる細い腿を擦り合わせるように、小さな腰をモジモジさせている我が妹。
俺がゴクリと唾を飲み込んだ大きな音にも、画面に釘付けの彼女は気付いていないよう
だった…

という感じの2番で


366:名無しさん@ピンキー
08/01/23 10:58:59 9m7yRcxB
エロパロ板 過去ログ倉庫
URLリンク(ninjax.dreamhosters.com)

367:名無しさん@ピンキー
08/01/23 19:39:21 0NTIEziB
 何なのココ↑ もーやたらめったら…

368:名無しさん@ピンキー
08/01/23 23:21:25 pYVsYsUx
>>365
どう見ても4だwww

369:名無しさん@ピンキー
08/01/29 04:46:27 b7y0qMVk
保守


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