【涼宮ハルヒ】谷川流 the 52章【学校を出よう!】at EROPARO
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 52章【学校を出よう!】 - 暇つぶし2ch111:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:12:40 qvaQOUeB
投下終了しました。
読んで頂いた方に
有難うございました。

112:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:12:55 pQjG1Ly5
ハルヒさんはねえべ…

113:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:15:40 C83HQ3ep
>>111一応
古泉は涼宮さんと呼ぶからね。気を付けてね
俺が言うのも気が引けるが…
>>102
次は真面目に書いてやるんだからね!純愛ものか?エロもの?

114:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:20:17 qvaQOUeB
あぁ…すいません。
次回があれば気をつけます。
いや、原作がある作品はやはり難しい…
修行してきます。

115:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:47:20 6apdDhou
やっぱ第三者視点は違和感あんな

116:名無しさん@ピンキー
07/09/04 14:55:48 Bi/aXnJn
すげぇ軽い女だな、ハルヒ

117:名無しさん@ピンキー
07/09/04 15:18:39 3gyLlaav
>>50
すごい亀だがネタにマジレス

>どうやらできちゃった結婚らしい、あのハルヒがね・・・
できちゃった結婚の相手に対してセクロスとかどんだけ~

118:名無しさん@ピンキー
07/09/04 19:26:04 I5lLV2mh
>>113
すごい亀だがネタにマジレス

>次は真面目に書いてやるんだからね!純愛ものか?エロもの?
いやもう書かないでくれ。頼むから
最低でも真面目に書くのはやめてくれ。つまらない奴が真面目に書いた話ほど見ていてキツい物はないから
寒いギャグならまだ笑って脳内スルーできる。オーケー?

119:名無しさん@ピンキー
07/09/04 19:27:49 TN0VDTCy
まぁこのスレ的には
>俺が大学三年生
この時点でダウトだもんな。

120:名無しさん@ピンキー
07/09/04 19:39:06 C83HQ3ep
>>118
おっけい

121:アスタリスク ◆MQvo6f6euI
07/09/04 20:17:55 Obp2rKmd
ID:HDRdWx2s
ID:XLl+XbZb
ID:fS+s2qio
ID:SXWBU+ME
ID:Fu2WlSDs
ID:u2LfX8Dc
ID:wI/ywjQ4
ID:Dj9vE12x
ID:bMfGMsYM
ID:hBUSKvIz
ID:yRxGdf+R
ID:kpv9q8rA
ID:I+Unnqhs
ID:6nwHFuCm
ID:L/Iu2FZk
ID:vuqwC/m6
ID:I5lLV2mh
2007/09/04(火) 19:39:06

122:名無しさん@ピンキー
07/09/04 21:37:05 QmKuf6wp
NGワード
ID:qvaQOUeB

123:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:04:32 fPNuOffc
>>122のIDと>>121のトリが似ててワロタ

124:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:14:32 L7Lwb5jX
>>121
この佐々木厨は一体なにがしたいんだ?
気付いたらスレにいたって感じなんだがNG登録してもいいコテか?

125:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:17:11 Usnfxp7R
>>124
NGすべきコテです

126:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:29:17 9sZezrD1
お前らごちゃごちゃ言ってると朝倉さんに頼んで情報連結解除するぞ。



というわけで朝倉さんSSマダー?

127:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:34:34 qInPws7q
アスタリスク乙w

学校ssマダー

128:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:35:37 uDQh4noB
朝倉といえば、アニメ公式だと席が隣同士なんだな。

129:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:45:01 I5lLV2mh
アニメなんてどうでもいいよ
ただでさえ若者向けなのが頭の悪いガキ向けになっちまった
ENOZ?馬鹿じゃね?って感じ

130:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:47:11 3cGuSNIk
ここは賑やかだねぇ

131:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:51:51 u03A7FXw
最近は賑やかなだけで、何の実も無いスレに成り下がっちまったけどな。

132:名無しさん@ピンキー
07/09/04 22:52:41 BkARh5I7
アスタリクス初めて活用してみた
これは笑えるwww

133:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:06:47 x0OgiK05
ていうかいつもの「とりあえず粘着クン」が元気になってるだけだと

134:ひまつぶし
07/09/04 23:20:50 TN0VDTCy
 苛々していた。
 待てども待てども僕の鬱積は晴らされることなく、その矢先に飛び込んできたものと言えば、

「だから、どうして話を聞こうとしないんですか!」
 甲高い声で鳴くように喚く女の嬌声。……そう、嬌声だ。虫唾が走る。


 真っ暗な空間に、僕とそいつの二人だけがいて、暑苦しいほどに肌と肌を密着させていた。後ろ手に襷で手首を縛り、足も同様に拘束して自由を奪ってしまえば、もう時間的空間的に介入されるものなど何一つない。
「…………ん、あぁぁ……」
 橘京子の声が吐息に混じって聞こえてくる。
「だらしがないな。もともと足りない奴だと思っていたが、ここまで来ると醜態きわまる」
 僕はそう言って、露になった白く緩やかな曲線に舌を這わせた。
「ふわぁ、あぁあっ!」
 音声をかき消すように、そのまま口で唇を塞ぐ。
「んん……! んんーっ!」
 舌を絡めて、口内の唾液を吸っては戻す。ぺちゃぺちゃと低俗に音が鳴る。
「…………んはぁっ! はぁっ、はぁ!」
 酸素を求めて呼吸するたび、一糸纏わぬ上体が卑猥に上下する。
「次は下だ。声を上げれば上げるだけ酷い目に遭うと思え」
「……えっ。…………んっ、はぁぁあっ! あぁぁん!」
 秘部。繊毛のような薄い毛が申し訳のように並んでいる。下着を大腿部まで下げて、両足の拘束を一時的に解いた。抵抗しない。困憊しきっているのか、子犬のように舌先を出して、不規則に息するのが精一杯の様子だ。
 僕は橘の背後に回りこんだ。こいつを辱めることは、僕に刹那的な享楽を与える。幼く未成熟な入口に指を入れる。にゅっ。
「はぁぁっ! んあぁっ、ふぅ……はぁぁん」
 感じすぎだ。ここまで来ると興ざめしかねない。僕はズボンのベルトを緩めて、自分の一物を露出させた。
 心境と裏腹に、身体は年齢相応の感応力を見せていた。そっと触れれば、微かな悦楽の兆しが先端から伝達される。生物の繁殖法とはかくも滑稽なものなのか。とは僕の率直な感想だ。
 僕はあらためて橘の肩越しに恥辱姿を眺めた。
「ふぅぅ……ぅぅっ」
 細微に蠕動する白雪のような身体。細く青い血管が腿にうっすらとした奇跡を示し、それは死角にある膣へ続いている。そのずっと手前に恥丘が膨らみを見せ、薄桃色の突端が必死に主張せんばかりの硬直をしていた。両手で愛撫する。
「んはぁぁあっ! いっ……ゃあぁぁっ! だっ……はぁっ!」
 思いのほか柔らかい。見た目にさほどボリュームがあるわけでもなし。寸暇の間に僕の男根が漲溢する。丁度橘の小さな臀部の手前、すり合わさる肌の感触が心地よい。
「ひあぁ……だめ……ふぇ、うえぇぇ」
 哀咽にまみれてなおも発言しようとする姿は、鳥の雛を思わせる。
 僕は委細構わずに、片方の手を再び陰唇へ這わせた。
 ちゃくっ、くちゃっ、ぺちゃ、ぺちゅるっ、
「んはぁぁあ! んあぁっ! ひうっ! あはああああっ!」
 僕自身も朧に昂ぶりを感じている。心拍が体内で猥雑に共鳴しているかのように、五感を逸して脳梁が快感の鼓動を打つ。ペニスの裏が橘の腰に触れ、なおも充盈し隆盛する。
「……ふじ……わっ……んあぁっ、ふぅぅううああああ!」
「口ごたえ……するな……」
 指先の往復運動を速める。橘の腰が一度大きく弾む。
「ひあっ! んんっ! あはぁあああああん!」
 とろとろの液体が初めは僅かに、それからだんだん容積をまして左手に絡みつく。僕の両脚は付け根のあたりで煩悶するかのように橘の感触を愉しみ、根底から鳴動するように自然と陰茎が突き上がる。ぴゅるっ。
「四つん這いになれ。……これからが本番だ」

135:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:20:52 BsPux5dP
>いや、原作がある作品はやはり難しい
まるで原作もアニメも知らないのに書いているかのようだ!

それじゃキャラスレの自称SS書きだっつーに。

136:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:27:30 y1W9iDZc
>>134
本番まだー?

137:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:32:59 3gyLlaav
>>136
藤原パンジー×橘京子
でおk?

138:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:33:36 3gyLlaav
安価ミスwww

× >>136
○ >>134

139:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:34:40 TN0VDTCy
……っていう感じの誰か書いて。

140:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:46:14 3iqF4T6H
>>134
おっきした。文章がしっかりしてる分、余計にエロく感じるw

141:名無しさん@ピンキー
07/09/04 23:56:52 6SQttQXK
>>135
お前は昼間コンビニでバーコードを打つ作業に戻るんだ。

142:名無しさん@ピンキー
07/09/05 00:09:31 8V4ug0cq
>>139
いや、>>134の続きを自分で書いた方が俺はいいと思うんだが
ひまつぶしってレベルじゃないしw

143:ひつまぶし
07/09/05 00:11:04 e+j7bbUb
 暗い部屋。
 狭くて清浄なこの場所も、二人の異物が淫靡に合着すれば、たちまち熱と汚濁に満ちた空間となる。

「ひゃっ、んんぁああっ、ふはあっ、んくぅっ……んんぅっ!」
 腰から下に、感覚を失って破裂しそうなほどの電気的愉楽が走る。
 目の前の女は、身につけていたレースのカットソーを二の腕に引っかけたままであることにも気づかずに、壁に両腕をついている。
「んはっ、いっ、はぁっ、うぁ……ふくぅぅっ……」
 細いばかりだと思っていた肉の感触は、意外なほどに柔軟で、過剰なまでに交感神経を刺激する。
 既に一度顔面に十分な放射を済ませた後だった。口に咥えさせて前後往復をさせ、その間細緻で麗容な髪の毛を存分に撫で回した。
 天性のマゾヒストなのではないかと思うほどに、橘京子は従順に従僕と化した。微かな回想をする間にも僕の淫棒は圧搾され、両手で腰の括れをさするとなおも快感が増す。
「……んひゃっ、んはぁぁ、きっ……もちあぁっ! ひぃぃぃん!」
 虚ろに転じた視線の先に、脱ぎ捨てられたプリーツとショーツが雑然と散らかっていて、卑猥な神経を高揚させる。真冬であれば吐息だけで室内が真っ白になったかもしれない。
「どいつも……こいつも……っ、目障りなんだ……!」
 押圧を繰り返しながら、僕は虚無と至福を同時に感じていた。
「だっ……だめ……やめ、はぁぁぁ……」
 泣くな。この畜生め。黙って隷従していればいい。この場に憂いの思念は不必要だ。
 きつく閉まった肉扉が淡い鮮血を交えていても、そんなものはこの暗闇の中では見えやしない。
「きゃぅっ! はぁっ! あぁぁああっ! だっ、はぁぁぁぁあああ!」
 刹那の暴走のように、意識の全てが股間へ向かう。脳髄が真っ赤になって、やがて全ての力を放擲して白へと変わる。
 この部屋にあるまじき色へと変わる。

「……ひっ……っく……うぇぇ……ふぇぇ」
「…………どうしてだ」
 拒もうと思えば拒めたはずだ。一度質問したのだから。
 なのになぜ、今なお僕に拠りすがる。
「…………うぇっ、……あなたは……っく、……いつも……ふぇ、寂しそう……」
 それきり橘は身体中の水分を使い果たすのではというほど泣き続けた。
 僕は最後の最後まで何も言い返せなかった。
 ……ちくしょう。


 (了)


144:名無しさん@ピンキー
07/09/05 00:56:03 Dr4miAFy
よし、久々に見かけたその真っ当な文章力を活かして、
Sキョン×Mダディーナザァーンのエロを書くんだ。
鶴屋さんか眉毛でも可。

145:名無しさん@ピンキー
07/09/05 01:01:10 ofJPvg8S
なんか藤原と橘がいい感じになってきたぞ、俺の脳内で。

146:名無しさん@ピンキー
07/09/05 01:15:11 ry21B01N
ひつまぶしって美味いよな

それだけ

147:名無しさん@ピンキー
07/09/05 06:00:42 3EpKPTOq
荒らされてる荒らされてる言うけど、投下されてるSSの質が低下しきってるから
普通の住民が素で殺伐としちゃってるだけなんじゃないだろうか…
量はともかく、最近投下されたの読んでてそんなこと思った

アニメ化で突発的に作品が質量ともに充実したわけだが、それに伴い比例的に増えた住人が
ブーム終わっても去れずに残ってるのが原因で表面化した現象なんじゃないだろうか
普通は質量下がれば人は少なくなるものなのだが、原作は今まで通り続いているしアニメもそのうち再開するしで
微妙に去るに去り辛いものがあり、かといってもアニメ終了以来確実にブームは沈静化してしまっているので
熱狂的な盛り上がりも期待できない。そこにトドメのように原作の最新刊が微妙な内容で、さらに続きが出る見通しも暗い
これで殺伐としない方がむしろ不自然に思える

自然、まだ手垢にまみれてない新キャラを弄りたくなるところなのだが続き物な話で登場してるキャラだから固まってない
固まってないから好き勝手に弄り倒せる、と集中して弄ってはみたものの当然長続きするわけもなく、
むしろ原作のキャラ感が未だに固まってすらないのに二次創作のキャラが飛躍し過ぎてしまい面白がる人と辟易した人で険悪な空気
もう、「涼宮ハルヒの憂鬱」という作品が、二次創作上においての末期だと思う

アニメで消失が成功したら、前期の6~7割くらいの盛り上がりは回復できるかもしれない
でもそのアニメ版消失の余韻が薄れてきた頃には、今のこのスレよりも殺伐とした、SSの投下されないSSスレだけが残っているだろう

148:名無しさん@ピンキー
07/09/05 06:10:33 d0vyxNey
とりあえず驚愕待ち。

149:名無しさん@ピンキー
07/09/05 10:22:41 e+j7bbUb
ダディーナザァーンって誰だよ。物には適切な名詞を使ってくれよ。エロ初めて書いたよ。

150:名無しさん@ピンキー
07/09/05 11:01:50 IBky3Iv6
>>149
オンドゥル語じゃないのかw

151:名無しさん@ピンキー
07/09/05 11:09:07 28vjL6kG
朝比奈さんはヘタレSが似合うと思うんだ

152:名無しさん@ピンキー
07/09/05 11:10:58 Z1revc9t
俺はまだ覚えているぞ
いまだに一番好きなライダーだったからな

まあ、そうするとだ、橘がもずく風呂に入るのか
エロいな

153:名無しさん@ピンキー
07/09/05 11:19:59 DA/ET78O
初でこれか。いいね。おっきしたぞ。

154:名無しさん@ピンキー
07/09/05 13:46:18 Dr4miAFy
>>149
ダディーナザァーンと言えば橘京子に決まってるじゃないか。
橘は明らかに総受け。

155:名無しさん@ピンキー
07/09/05 14:30:30 MxwYlu96
1つツッコんでいいか。
ダディーナザァーンではなく、ダディャーナザァーンだ。
ともあれ>>134>>143両氏乙。橘のこのキャラはもはや二次創作的規定事項なのかw

156:名無しさん@ピンキー
07/09/05 14:31:31 e+j7bbUb
両方俺なんだけどさ。ダディーナザァーンだと朝比奈さんにも聞こえる件。
俺鶴屋さんはなぜかかすりもしないんだ。例えて言うなら小学校の男友達だ。すまない。

157:名無しさん@ピンキー
07/09/05 16:30:42 AAgeQkoA
作者の自己主張キタコレ

158:名無しさん@ピンキー
07/09/05 18:19:28 MTkN2woA
>>110
なんかハルヒのキャラが違い杉だな…
ハルヒが別人に見えちゃう

159:名無しさん@ピンキー
07/09/05 19:21:37 nWT2cyBh
台風で閉じ込められるみたいな王道がよみたいな

160:名無しさん@ピンキー
07/09/05 20:08:03 qUwM1NyY
今更ながら『宇宙人×未来人×超能力者』を読んだ。
この設定で他のエピソードも読みたくなるね。

161:名無しさん@ピンキー
07/09/05 20:56:15 h4+YdbYH
すごい雨と風だな……
「そりゃそうよ。天気予報では最大瞬間風速40mっていってたし」
おいおい……じゃあなにか?お前はこうなることを前もって知ってて俺の家に遊びに来たってのか?
「……そんなわけないでしょ。私もそこまで馬鹿じゃないわよ」
……そうかい
「そうよ」


……………………
………………
…………
暇だな。あ、光った1、2、3……鳴った
かなりの轟音だ。コレはかなり近いところに落ちたのかもしれん
……ところでハルヒ。何で貴方は俺のベッドで毛布にくるまってるんでしょうか?
「う、うるさいわね。さっきの雷は光ってから約4秒後に鳴ったからここは落雷地点から約1.4㎞しかはなれてないってことじゃない」
確かにその通りかもしれんがいくらなんでも驚きすぎだろう
……もしかして雷が苦手なのか?
「そ、そんなわけないでしょ。ちょっと肌寒くなったから毛布にくるまっただけで雷が苦手なわけじゃ――きゃあっ!!」
続けて鳴った落雷の轟音に明らかにおびえるハルヒ
これは面白い。ハルヒにこんな弱点があったとは……
それと、これはどうでもいいことかもしれんがお前が包まってる毛布は俺が今朝まで就寝時に使っていた毛布な訳であってそのことについてはなんとも思わんのか?お前は……
「べ、別にそれくらいなんとも思わないわよ(……だって……キョ……の……だし)」
ん?なんか言ったか?最後のほうが良く聞き取れなかったからもう一回言ってくれ
「な、何も言ってないわよそ、それよりさっさと台風なんてどっか行かないかしら。ホント退屈で死にそうになるわよ」
今日のハルヒはどうしたのだろうか?さっきからうつむいて俺と目を合わせようともしない
本当にどうしたんだろうね?今日のハルヒは

ぷるるるる、ぷるるるる


しばらく放って置いたのだがよく考えれば今この家の住人は俺しかいなかったということを思い出ししぶしぶ電話出るためハルヒを部屋に残し階段を下りる

「もしもし」
「あ、キョンくん?お母さんに代わるね」
電話の主はどうやら妹のようだった
お袋に変わってもらいとりあえず今すぐには帰れないということを伝えられたところでものすごい轟音とともに電話が切れた
電話だけじゃなくてどうやら電化製品は全部使えなくなってしまったらしい
簡単に言えば停電なんだがな

さて、とりあえず俺の部屋に戻るか……さっきの落雷音に悲鳴が混じっていた気がしなくもないからな……
そういうわけで俺は自分の部屋に戻るため階段へと足早に向かうのであった








続かない






162:名無しさん@ピンキー
07/09/05 21:12:53 qKrS0VEx
ええええええ!!!!!

163:名無しさん@ピンキー
07/09/05 21:39:56 R3IuCYzF
>>161
頼む!パンツ脱いで待っているから

164:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:02:29 MxwYlu96
>>161
続きを書かないと貴様を掘るっ……!

165:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:41:36 uYpvmwuZ
アーッ!

166:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:48:46 3R7euUao
そういうわけで俺は自分の部屋に戻るため階段へと足早に向かうのであった

……

そこには全裸で狂ったように踊るハルヒがいた。

167:名無しさん@ピンキー
07/09/05 22:57:54 h4+YdbYH
>>166
ちょwww

168:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:17:39 tzjosR2S
踊ってるよ~~~。

169:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:22:10 R3IuCYzF
>>166
ちょっと…裸踊りの次は?

170:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:24:40 h4+YdbYH
ちょwww裸踊りルート防ぐために続き書いてくるwww

171:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:28:09 MxwYlu96
>>170
ハルヒ裸踊りルート阻止のために、新川氏が裸踊りするのですね?

172:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:30:18 h4+YdbYH
>>170
ここはエロ無しでいいよね?
>>159のレス見て設定もなしに書いたからホントに続きないんだよwww

173:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:39:31 RvvWt46u
>166
腹筋が痛いw
俺を笑い死にさせる気かw

174:名無しさん@ピンキー
07/09/05 23:58:19 EyA0LNfl
>>128
遅レスだが、誰とだっけ?

175:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:04:26 oYWqaCo+
>>174
国木田

176:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:19:10 Bw8ERIwa
なるほど。
朝倉が国木田を食おうとしたけど国木田のほうがやや腹黒で逆にいいようにされるシチュが思い浮かんでしまった。
しかしこの組み合わせはさすがにないな

177:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:29:07 qU/Ti79P
部屋の戻った俺は案の定、ベッドの上で毛布にくるまり震えているハルヒに声をかけてみる
「ハルヒ。どうやら停電したらしい。……一応聞いておくが……大丈夫か?」
「だ、大丈夫に決まってるでしょ。そ、それより電話誰からだったの?」
すぐさま毛布から顔を出し強がるハルヒに内心苦笑するが顔には出さないようにして電話の内容を伝えておく
「ふ~ん。じゃあ妹ちゃんとキョンのお母さんは小学校で足止めされてるってことね」
まったく、妹を迎えに行ったお袋まで小学校で足止めを食らうとはこれはもうミイラ取りがなんとやらだな
「ミイラ取りがミイラになる、でしょ。それくらい覚えときなさいよ」
ハルヒに突っ込まれたのを半分聞き流しこれからどうするべきか考えてみる
……とりあえずブレーカーが落ちてないか確認すべきだろう
俺は部屋から近所の家を確認するがどの家も明かりがついていない。
どうやら俺の家だけでなくこの一帯全域が停電になっているのだろう
まあ、無駄足だと思うがブレーカーも確認しておくか……
俺は部屋のドアを開け、階段の下を確認する
時間は夕刻にもなりドス黒い雷雲のせいもあってかかなり暗く、下の階葉見えない
「ちょっとここで待ってろ。下にいってブレーカーの確認してくる」
「ちょ、ちょっと待ってよそれなら私も一緒にいくわよ。……部屋にばっかこもっててもつまんないし」
まあ、確かに電気が使えず薄暗い俺の部屋にいても面白くはないと思うが今はどの部屋も同じようなもんだぞ?
「と、とにかく私も一緒に確認したげるからさっさといくわよ」
まあついてきたいならかまわんが足元には気をつけろよ?階段踏み外して転落したら洒落にならんからな
「そんなことくらい言われなくてもわかってるわよ」


玄関に備え付けてある懐中電灯を使い早速ブレーカーを確認するが案の定、ブレーカーには異常はなかった
さて、ブレーカーも確認したしやることがなくなってしまった
俺の部屋に戻りこれから何をするか考えているとハルヒが
「ねえ、こういうときは怖い話なんてどう?」
なんて言い出した
俺は別にかまわんがお前はなにか持ちネタでもあるのか?自慢じゃないが俺は怖い話なんて一個も持ってないぞ
「馬鹿ねぇ。ないんなら自分で今から作ればいいのよ」
俺はお前ほど器用じゃないから即興で怖い話を作るなんて芸当は無理だな。まずはお前が今すぐ作って俺に聞かせてくれ
「………………」
おいっ
「何か他に面白いことないかしら?ここが多丸さん兄弟の別荘だったら良かったのに」
まあ、あそこならビリヤードに卓球に麻雀と娯楽道具には困らないからな
あ、光った
約三秒後落雷の轟音がしてハルヒが悲鳴と共に飛び上がり俺に抱きついてきた
え~と……私はいったい、どうすればよいのでしょうか

まったく、あのときの俺はいささか暴走していたんだろう
俺はハルヒを抱きしめかえしていた






続かない

178:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:36:38 GKU4cw4M
続いてたら殴りにいってたと思う

179:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:37:25 bfYwOqLo
なんか所謂一つの誘い受けってやつに見えてきた

180:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:44:50 oYWqaCo+
うまいな。勉強になります

181:名無しさん@ピンキー
07/09/06 00:47:25 /xD0D7bk
とりあえず、句点はきっちりと打とうぜ。
改行なのか文の終わりなのかややこしくなる。
読点も少な過ぎるように思う。
散々既出の意見だが、基本がきっちりしてると、それだけで読んでくれる人がもっと増えるぞ。

182:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:20:32 Pd3oycEP
台風では落雷ないんじゃないかと無粋な突っ込みしてみる
台風で停電なら送電線が切れたりとか…経験無いからわからんが

183:名無しさん@ピンキー
07/09/06 01:43:23 izeSYGc7
ハルヒにかかったら、いかにありえないことでもおきうるとゆう、この世界の法則を忘れてやいまいか?


184:名無しさん@ピンキー
07/09/06 02:58:08 8ry28qTM
>182
時によるが台風のときに落雷はあるよ@兵庫

185:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:14:10 ouK8XMDr
>>183
ハルヒの思いこみに反して溜息でキョン切れたけどなw

186:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:23:37 A86hBnVY
停電でも電話使えるよね
電線て電話線両方切れたことにすればいいだけか

187:名無しさん@ピンキー
07/09/06 03:49:18 HvwWpKo3
>>186
電話機自体が電源を必要とするものなら、電話が切れるのは普通。

188:名無しさん@ピンキー
07/09/06 04:26:10 W0e0C6UT
今だとそういう状況もあまり使われなくなったね>停電のときでも繋がる電話
昔と違ってケータイがあるもんなあ…

189:名無しさん@ピンキー
07/09/06 05:45:53 K9AQOeKy
>>186

中継アンテナや基地局に雷落ちて電波が途絶することはあるので、別段おかしい訳でもないですよ。

190:名無しさん@ピンキー
07/09/06 07:57:27 bmbu26/T
台湾の芸能人は「涼宮ハルヒシリーズはエロ本」と発言しました
URLリンク(www.nicovideo.jp)

191:名無しさん@ピンキー
07/09/06 07:57:59 oYWqaCo+
近所で雷落ちたな。その時停電したよ。瞬停ではないよ

192:名無しさん@ピンキー
07/09/06 13:30:42 +tdurQbD
>190
まあのいぢはエロゲの原画家だしw

193:名無しさん@ピンキー
07/09/06 20:04:32 faGZkfL1
本人にそう言ったらマジ切れして暴れるけどな
痛い女だ

194:名無しさん@ピンキー
07/09/06 22:37:04 zjuyQCZJ
のいぢは人生楽しんでそうだな
才能のある奴はみんなこうなのか、ちくしょうめ

195:名無しさん@ピンキー
07/09/06 23:44:08 l+bgi3gr
嫉妬するなら描けばいいじゃない!もしくは、書けばいいじゃない!

196:ひつまぶし
07/09/06 23:50:00 +BTMVU3t
「…………」
 ほんの一瞬だった。
 刹那の行動がすべてを確定してしまった。
「長、門……!?」
 長門有希が俺の手首を握っていた。
 エンターキーめがけて狙いすませたはずの指先は、細くか弱い細腕に逸らされたことで未来を変えた。いや、過去すら変えてしまった。
 眼鏡つきの、俺の知らなかった長門有希が、両の瞳に涙を一杯に浮かべて、朱色を通り越してすっかり赤くなった顔で、小刻みに震えながら俺を見上げていた。
「あ、あ…………」
 困り果てたようにうつむく文芸部員の顔を今でも覚えている。
 もしかしたら一生忘れないのかもしれない。
 俺は、そうして元いた世界に二度と帰れなくなった。

 夜が来るたび、俺は元いた世界を一人で思い出して懊悩し、悔悟し、最後に落胆する。決意したはずだった。
 実際エンターキーを押すところだった。最後の最後で邪魔をしたのは、俺が予想もしなかった人物だった。
「…………ふざけんなよ」
 自室で濡れた枕に向かっていくら呟けど、もう遅いのだ。
 失われた時系列は二度と蘇らない。俺の前後にあるのは、どういうわけか綺麗さっぱり書き換えられた意味不明な歴史だけだった。記憶にもないのに、俺はその世界の住人になってしまったのだ。
 月光だけが室内を冷たく照らしていた。
 そして、俺はこの世界に来てから少しずつ変わってしまったのだ。
 ありもしない方向に。向かうはずもなかった未来に。
 それは俺にとっての禁忌だった。


 無機質なマンションの一室。
 蒼く暗い静寂が支配し、罪の色を塗り替える。それはもう戻れなくなってしまった俺と、ただ一人時間を共有する相手を慰めるようにして世界を支配していた。
「…………うぁ、……っく。ふぁぁ……うぁ」
 微睡んだような、押し殺したような声が、申し訳とばかりに広々とした室内に残響する。
 俺と長門はベッドの上にいた。ぞっとするほどに清冽な色をしたシーツを、背徳の黒い血液が堕罪の痕跡を残すように染め上げる。
「…………ふぅぅ。うぅぅああ!」
 こんな状況でも長門有希は羞恥の心を顕現させていて、俺はそんな長門の態度が癪に障る。
 お前のせいで元いたはずの場所に戻れなくなったんだ。どんな恥辱に打ちのめされても済むものではない。
 そう言い聞かせる以外に、ざわめき騒ぎ続け、哭する自分を鎮圧する術はなかったのだ。仮にハルヒが止めていたら、そっちを陵辱の相手に選んでいたかもしれない。
 正直言って、俺の奥底にこんな性質が眠っていたなんて知らなかった。余計で蛇足としか言えない知暁は、どこかにあったはずの箍を粉々に破砕した。
 長門は必死に口で息をし続けていた。その姿は生後間もない子犬そのもの。しかも早々に鞭で打たれて全力疾走させられているような様相だった。だがそれでいい。
 お前は俺を選んだんだ。後悔しているのなら今すぐ懺悔すればいい。ごめんなさい、許してくださいと謝辞を述べろ。何回言おうと絶対に許さない。
「……ふぁ、……っくあぁああああ! んあふぅ、うはぁあああ!」
 陶磁器のように肌理細やかな白の上を、俺は両の指先でこれでもかと言わんばかりに撫で擦る。その間にも前後動を、まるで生殖行為しか本能のない猿のようにして繰り返す。
「んあっ、はぁぁああ! いっ……あぁっ、んんっ!」
 小ぶりな乳房は、かえって俺の嗜虐心を軒昂させる引き金になった。出鱈目に握り、撫で、吸い付き、弄ぶ。噛んではいないが弄りすぎで内出血してるのではないか。青痣による斑が落款のように片側の丘陵に浮かび上がっている。
「長門……はぁっ、…………どうしてだ」

197:ひつまぶし
07/09/06 23:50:44 +BTMVU3t
 どうしてお前はこんな少女になっちまったんだ。俺の知ってる長門はこんな、辱めを受けるあまり失神と覚醒を繰り返すような、精神の脆い人間じゃなかったんだ。
 罪液まみれの陰茎を引きずり出し、一時的に連結による拘束を解除する。しかし俺は続けて指先による虐めを繰り返した。最初から速すぎるほどの敏捷さで秘所に刺激を与える。
「んぁぁあああああっ! あぁああっ! んくっ、はぁあああああっ!」
 途端に赤血球による朱を交えた液体が、過敏すぎるほどの反応で横溢する。瞬刻の間に右手が摩擦を感じないまでにヌメヌメになり、空に放ったまま硬化し続けていた竿が今一度随感の射出をする。
 大腿部が脈動して、足先まで快感の従僕になっているのが解る。指先が快楽に反応してピクンと痙攣する。
「ふぅぅ……っく、ふぇ……はぁぁぁ……」
 涙を拭おうとする長門の手首を後ろからつかんで振り向かせ、有無を言わさずに唇を唇で塞ぐ。
「んぅぅ! ……んーっ! んー!」
 初雪のように清浄な白をした非力な片腕が背中に絡みつく。しかし爪を立てることも、打擲を加えることもない。救いようもないほどに長門有希は従順だった。そんな姿が腹の底に煮える憤怒を悪戯に扇情する。
 深い接吻のまま、舌を限界まで伸ばして口蓋を塞ごうとする。滑落することが解っているかのような力なき抵抗も、享楽を増幅させるものでしかない。
 そうすることでしか、俺は今の自分に存在意義を見出すことができない。
 ここのハルヒはハルヒじゃない。古泉も違う。朝比奈さんも他人だ。
 もう、何もない。何も残っていない。
 絶望のような虚無と、原罪のような現在が横臥するだけだ。
 ふと朧な視線を巡行させた先に、床の上で月光を反射する眼鏡があった。
 今すぐ槌を振るいたくなる。……こんなものがどうしてここにあるんだよ。
「お前のせいだ…………。長門……全部…………お前が……っ!」
 感傷のふれが最後の藁となって、俺自身を破滅させる。でたらめに涙が零れていく。気がつけば俺はまた長門を四足歩行の細すぎる獣にして、怒張する根を竅欠へ沈めていく。
「ああぁぁああああっ! うぁぁあ! ふううああああああっ!」
 直後に全身をまるごと液化して波濤にしたような衝動が、ただ一点に凝集して、何物にも介在されることなく放出されていく。
「…………お前の……っ!」
「うあぁぁぁああ! はぁぁぁああああああっ!」
 止まらずに延々と注がれ続ける。一体どこにこんな宿習があったのか解らない。ただ途方もない快楽だけがそこにあった。

 俺たちはそうして夜ごと贖罪するのだ。
 決して拭えぬ痕跡と共に。


 (了)


198:名無しさん@ピンキー
07/09/06 23:54:59 Mu3ZPnFB
うわぁぁあああぁぁぁああぁぁGJ

199:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:06:44 ZFd+YAEJ
これまでに無かったようなシュチュ(あったかもしれないが)GJ

200:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:13:26 u8hg7YT/
これはいい鬱エンド

ただこういうの嫌いな人もいるだろうから注意書きしといた方がよかったかもね
何にせよGJ

201:名無しさん@ピンキー
07/09/07 00:51:45 Cb/hR9mG
GJ!!よく投下してる人だよね?エロも書けるとはすごいなw
ただちょっと気になるっていうか、自覚的にやってるんだろうけど、最近特に自分のものになってない難しい言葉を使いすぎて不自然な感じが出てる気がする
的外れなこと言ってたらごめんよ
それと愛してるぜ

202:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:44:33 giLDiBko
>>201
アスタの人じゃないの?
文章から見て、そう自分で勝手に決め付けて読んでたんだけどw

203:名無しさん@ピンキー
07/09/07 01:57:48 BWCKCdzK
まあいつの間にか「ひまつぶし」が「ひつまぶし」になってたり遊びが好きのようだが、誰もツッコまないのはある種のプレイなのか。

204:名無しさん@ピンキー
07/09/07 02:04:22 JK4B13Zn
>>202
少なくともアスタの人ではない、と思うんだが。
学校ものをよく書いてる人じゃないのか?

205:名無しさん@ピンキー
07/09/07 02:30:25 giLDiBko
>>204
いや、あの人はエロいのは書かないはず。まあ気が変わったのかもしれんが。
それに、漢字にするか平仮名にするかの判断が学校ものの人とアスタの人とで割と違うと思うんだぜ。アスタの人の方がちょい読みにくめの部分も漢字をよく使う。
まあ俺の勝手な意見だけどな。

結論。良ければどっちでもいいなw

206:名無しさん@ピンキー
07/09/07 05:31:41 108er/B2
>>99>>103
乙。

>>101
>口つげ
キリンガラナ吹いたw

207:名無しさん@ピンキー
07/09/07 06:49:46 W88WeimH
本人達が回りくどい会話を嗜むスレはここですか?

208:名無しさん@ピンキー
07/09/07 07:03:59 Kw7zNyU2
>>198
(´・ω・`)カナシス

209:名無しさん@ピンキー
07/09/07 07:52:52 Kw7zNyU2
>>197だった。

210:名無しさん@ピンキー
07/09/07 09:50:03 3dSGaNLW
>>207
二人の名誉の為に言っておくが、本人じゃないぞw
長いこと書き手をやってみろ。こういうのがわかるようになるから。
いやまあ合ってるのかは解らんが。

211:名無しさん@ピンキー
07/09/07 09:57:15 L3MJC6Im
作者が誰かなんてどうでもいいことだ。
って藤原が。

212:名無しさん@ピンキー
07/09/07 10:42:47 H4w1vv+O
藤原「名前なんて便宜上の些細なものだ」
キョン「ローゼン読みすぎだ」
藤原「////」

213:名無しさん@ピンキー
07/09/07 11:37:27 1zvdYJ0B
ひつまぶしGJ

214:名無しさん@ピンキー
07/09/07 15:41:53 LFoMOYRm
GJだがお前のせいで鰻を食うときにえっちな気分になっちゃうようになったらどうしてくれるw

215:名無しさん@ピンキー
07/09/07 15:47:59 wPZJET9h
>>214の妄想力に嫉妬

216:名無しさん@ピンキー
07/09/07 15:57:17 Kw7zNyU2
>>214名古屋の人かい?

217:名無しさん@ピンキー
07/09/07 17:47:27 r08zHu/x
長門がハルヒに向かって「あなたが嫌いだ」みたいなセリフを言ってキョンと仲の良いハルヒに対して
敵意を抱く話が合ったと思うんだけど、どの話が知っている人いない?


218:名無しさん@ピンキー
07/09/07 17:50:02 9iSoESky
>>217
もっと細かく説明なさい

でなければ保管庫読み漁れ

219:名無しさん@ピンキー
07/09/07 18:07:42 VPUDVFKS
8-479「長門有希の嫉妬」
長門が叫びまくってて萎えた記憶が…

220:名無しさん@ピンキー
07/09/07 18:34:59 7quKd69B
ヴァアアアアアアアアア!!

こんな感じ?

221:名無しさん@ピンキー
07/09/07 18:49:00 H4w1vv+O
情報連結のォォォォォォォォォォォォォ解除を申請ィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!

222:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:16:22 3dSGaNLW
我が統合思念体のオオォォォォ情報操作能力はアァァァァ世界一イイィィィィィィィィ!!!!

223:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:24:21 r08zHu/x
>>219
thankyoooooooooooooooooou!!!!!!!

224:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:56:36 +aRT9atL
>>214
保管庫に「うなぎプレイ」のSSがあるよ

225:名無しさん@ピンキー
07/09/07 19:57:04 gGe6/GQ8
ノリの良すぎで吹いたwwwww

226:名無しさん@ピンキー
07/09/07 20:41:11 oqV3a1tP
またァァァァァァァァ図書館にィィィィィィィィィ!!!!!!


俺なら絶対に連れてかない。


227:名無しさん@ピンキー
07/09/07 21:38:34 JK4B13Zn
連ゥれェェてェェェけェェェェェェェ!!!!!

こうですか?

228:名無しさん@ピンキー
07/09/07 21:41:31 L3MJC6Im
落ち着きなさい君たちw

229:名無しさん@ピンキー
07/09/07 22:01:41 WpD6hdpz
連結ゥ連結ゥゥ!!

230:名無しさん@ピンキー
07/09/07 22:27:23 LfviHDmd
だれだよシベリアまで持っていったのはwwwwww

231:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:06:31 FJLWjagJ
話は変わるが、九曜がキョンと間違えたのは誰なんだろう?そいつも鍵の可能性があったのだろうか?やっぱりハルヒと付き合いの長い谷口かな

232:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:31:03 XkSAHUsz
単に同じクラスなだけで付き合い長いっていうのか? 話もろくにしてないのに。
個人的には、
今度は(アプローチの仕方を)間違えない。
今度は(重要なのはハルヒではなくキョンという意味で)間違えない。
かと思ってた。

233:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:32:04 Kw7zNyU2
本当は谷口かもな。ハルヒ=谷口
こうなると、佐々木=キョン


234:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:52:15 Te1EPqRY
つまり谷口×佐々木が公式になるというわけだな。

235:名無しさん@ピンキー
07/09/07 23:54:09 Kw7zNyU2
>>234
これも有りだな。

236:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:26:38 /QuhBTqn
どこが有りなんだよ
臭い

237:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:31:24 lldsKXfz
つ【消臭力】

238:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:34:36 6f0G3BC7
ガキはなんでもくっつければ面白いと勘違いしてやがるからな
痛々しさに自分で気付くまでほっとくしかないんだなぁ、こういうのは

239:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:43:22 lldsKXfz
>>238
いや、逆に考えるんだ
これはカップリングとしての×ではなく、"vs"という意味での×なのだと考えるんだ

240:名無しさん@ピンキー
07/09/08 00:45:48 usvkEgMM
困った大人たちだ

241:ひつまぶし
07/09/08 00:48:58 hSK7+tQT
 夏休み最後の日。結局、今回もまた解決の糸口は見つからなかった。
 俺はひたすら無力を感じていて、今隣にいるのは朝比奈さんだった。
「うぅっ……うぅぇぇ……っく、ふぇ、ふぇぇ」
 両手を猫のように丸めてとめどなく泣き続ける彼女は、こんな時でも可憐で愛くるしい。天蓋に散在する星屑をひっくるめても、これだけ魅力的な存在はそういない。
 ブランコにカップルのようにして並んで座り、反省会にもならぬ慰みあいをしていた俺たちだった。いつもならこの歳の平均より高い数値を叩き出しているんじゃないかと思われる俺の理性も、どうせまた繰り返すのだという投げやりな心情と、
何より今目の前で泣きじゃくる小動物のような先輩の可愛らしさに、一時的解脱へと至っていた。
 すなわち、俺は朝比奈さんを思い切り抱きしめていた。
「……うぇっく。ふぇ……きょ……キョンくん……?」
「朝比奈さん。大丈夫です。俺がついてます」
 彼女の吐息がこんなに近くに感じられたのは初めてのことだ。みるみるうちに顔面が熱を帯びて、同時に頭の中がまともな思考形態を維持できなくなっていくのが解る。
「キョンくん、うぇ、うぇええん」
 小さな頭を抱きとめて、全身で彼女を抱擁した。柔らかい。というのが率直な感想だった。そして儚い。確かにこうして触れ合っているのに、どうしたってそこに朝比奈さんがいることが確認できないような気がするのはどうしてだ。
「朝比奈さん……」
 何を言おうと総ては無に帰すのだ。
「好きです」
「キョンく……んむっ!?」
 何か言う前に唇を奪った。ぽてっとして艶かしく、弾力に富んで潤っていた。口先で吸うようについばみ、離れては接着し、潮流のように押しては引く。
「んんぁ……キョンく……。だっ……ふぁめ……」
 触れ合った頬に朝比奈さんの涙が触れた。それは熱くも冷たくもなく、丁度俺たちの体温を測る指標のようにして二人の肌と肌を繋ぎ止めた。
 夜だというのにどうしようもないほど暑かった。
 今から俺たちがどうなろうとも、何にもならない。咎められもしない。
 そんな虚ろな思いが行動を加速させ、暑さを熱さに変えた。


「ひゃぁっ! わひゃぁ! ふぅぇぇ……んくぅっ、はひゃぁああ!」
 朝比奈さんの身体はいやらしかった。清潔なのに柔軟で、丸くて温かだった。
 キャミソールをたくし上げて、不器用かつ乱雑な手つきでブラのホックを外すと、張力の限界に達した水が零れるように、一杯に膨張させた水風船が撓るように、たわわな両胸がぶるんと揺れた。僅かに突起した乳首は、取れたての白桃の
ように淡い色をしている。思考を全く介することなく、俺は反射的に片方へ吸い付いた。
「ひゃぅああっ!」
 奇跡のように柔らかかった。固体とも液体ともいえない果実は、俺が咥えている限り片時も定形を取らずにくにゃりと歪んでは戻り、吸い寄せては嘗め回す。
「きょ、ひょ……んふぁ…………あはぁぁぁ」
 空いた方を片手で握る。初めはそっと。徐々に指先に意識を集中して……
「ふあっぁ、くぁぁ……」
 溶けてしまいそうなほどにしっとりして、溺れそうなほどに心地よい感触があちこちの神経を融解させそうだった。右手でつかんだ手首には、もはや抗力の欠片も感じ取られない。……いいのか、先輩にこんなことして。
「朝比奈さん……好きです……」
「ひょんふ……はふぁ……」
 まして屋外だった。茂みへ移動したものの、俺たちは縺れて絡まって、次第に肌と肌が接する面積を広くしてゆく。もう引き返せない。
 熱帯夜。昂ぶる鼓動と、前途にある絶無が、日頃開けぬ扉の鍵を渡す。
 俺は朝比奈さんのフレアスカートを、擦るようにして下へ下へとずり下ろす。
「ひゃっ、だっ! ……んぅ」
 仰向けになった朝比奈さんはどこまでも無防備だった。夢見るような、蕩けるような瞳が過剰に艶やかで、俺は充満する欲望を空へ解き放つべくズボンを下ろした。既に先端が月光を反射して微かに光っている。
「……ずうっとこうしたかった」

242:ひつまぶし
07/09/08 00:53:02 hSK7+tQT
 どちらのセリフか解らない。俺が言ったかもしれない。もしかしたら朝比奈さんのものかもしれない。そうであればいいと願った。何もかもかき消されてしまうとしても。
 下着の上から、既に濡れそぼって小さな染みとなっているショーツを撫でる。
「んひゅぅ! っあ! はぁあ…………」
 言語を発せない口元は、唾液の交換によって尚も妖しく、ぷるんと動いていた。たまらずにキスをして、
「ふぅっ、んちゅ、はぁっ…………くぅ、ふあぁぁあ、だっ、はぁぁあ…………」
「あさひな……さんっ……はぁっ……っく」
 俺が白磁の肌をあちこち舌で這っていくと、朝比奈さんは導かれるように俺の頭を両手で抱え、未だ一枚の護りを得ている秘部へと誘引した。
両手で、初めだけそっと、次の瞬間には太ももの感触による情動で一気に引き下げる。何て心地いいのだろう。今まで理性を保っていた自分が
狂ってるんじゃないかと思うほどだ。リビドーそのものを委ねる優しい器であるかのように、朝比奈さんはとろんとした瞳で俺を見た。
「あたしも……すき……」
 間もなく、どこか幼稚な、それでいて恥ずかしいキスが俺の顔、四肢、腹、胸、首筋をちゅるちゅると、幼児の歩行速度のように伝っていく。たま
に性感帯と思しきツボに触れ、竿がにゅるっと律動する。僅かに精液が飛び出す。
「……ちゅっ、ちゅ……ぺろ……れろれろ」
「……っく、はぁ……っあ! ……くぅ」
 盲目の少女が目印に触れるように、繊細な指先が俺自身の快楽の具現体に触れる。おもちゃを弄るようにふにふにと回転、上下、そっとつま
んで、口に含んで戻し、そんなことをされている間に、俺は気付けば朝比奈さんの頭を両手で包んでいた。さっきと反対だ。
「……ふ?」
 俺は何も言わずに彼女の栗色の髪を愛撫して、小さな口を陰茎へ導く。水の温度を確かめるように、そっと唇が触れる。ぴゅくっ。ぷるっ。仰
向けのまま顎を引いて見下ろすと、朝比奈さんの豊満な乳房がしどけなく鈴なりにたわんでいた。ゆるやかに前後動するたび、ぺた、ぴたと膝
付近に触れ、それがまた途方もない快感を生んだ。
「にゅむ……ふぅ……ほぅむ……ちゅるっ」
 ぴゅぴゅっ、るるっという反応があって、俺は朝比奈さんを一度引き離した。今度は彼女を仰向けに寝かせ、両足を徐々に開いて陰唇を露にする。
穢れを知らぬ空洞は、消え入りそうな朱に染まって訪問者を待っているように思えた。
「きょん……くん……」
 部分部分、半乾きの体液がまとわりついた朝比奈さんは、本人の性質に拠らず淫蕩な姿態をしていた。脱がせ損ねたショーツが足首の辺り
に引っかかっている。ブラは脱力した二の腕の下で役目を終えて雑然と放置されている。突如嗅覚に互いの汗の臭いが入り込んでくる。それ
は俺の肌ももちろんだが、何より今ここにいる甘い先輩のあちこちから滲んで混じっているものだった。そう思うとたまらなく愛しくなり、俺はあ
らためて朝比奈さんのあちこちを嘗めてキスした。
「んひゃぅ! ……ふぅぅ、はぁぁ……んんっ! ……ふぁっ!」
 特に最後のディープキスが官能的だった。互いの本能と本能が密接に合致して、弾み、跳ね返り、引き合って絡み、ぬるぬるになっては横這いを繰り返す。
「んちゅる……んむ、ちゅ、ふぁ……はぁっ。んー、ぷぅぅ……」
 両腕を腰に回して抱き寄せる。彼女の両足を俺の大腿部に乗せる。それだけでも果ててしまいそうになる。マシュマロのような両胸が俺の頼り
ない胸板に接し、ペニスがさらなる充血をする。ぴゅぴゅぴゅっ。ぴゅるっ。

243:ひつまぶし
07/09/08 00:53:37 hSK7+tQT
 ゆっくりと俺たちは接合を果たした。ミリ単位での上下動は、だんだんセンチへと変わり、やがて肉感を伴った激しい情事へと移行する。
「……ふぁっ、はっ、はっ、はぁあっ! んぁっ! はっ! あぁあんっ!」
 朝比奈さんの重みは脳下垂体をブレイクダウンさせそうなまでに刺激した。
「ひょんふっ……ふぁっ、ひぃっ、きゃはぁあっ、ひぃいん!」
 俺は仰向けになって彼女の馬乗りに同調するのがやっとだった。数え切れないほどたくさんの脈動が膣の奥をつついて、じゅぶじゅぶに浸った内部を掻き回した。
「はぁっ、はっ、はぁあああっ! ああん! もっ、ひゃうぁああん!」
 びゅぶっ、ぶびゅびゅぶっ、ぶじゅるっ、ばぴゅぴゅぴゅっ。
「……はっ、くっ、あぁぁあっ!」
 ―来る。
 井戸の底から突然変異の大洪水が押し寄せたような、根底から沸き起こる深い深い快感。それは俺の下肢をあまねく駆け巡ってなお飽き
足らず、手首や二の腕、指先の一部を愉楽の桃色に染めて伝播し、最終的に発露となって液化し、防壁のない温かい胎盤へ流れ込む。
「んひゃぁぁあああああああん! はふぁああああっ! あふぁぁあああっ! んんんんうううん! ふぁん! はぁぁあああひゃぁああああん!」
 びゅどぐっ、どぶっ、ぶぼっ、ぶじょじゅぼっ。

 ……全身から力が抜けた。
 記憶が真っ白になっていくのが解る。
「あさ……ひ……


 ―再試行。


 ……八月十七日。


 (了)


244:名無しさん@ピンキー
07/09/08 01:02:54 KZTX+f0t
これはハルヒ版も期待せざるを得ない。

245:アスタリスク ◆MQvo6f6euI
07/09/08 01:05:32 Qlwnz/Us
ID:QmKuf6wp
ID:Usnfxp7R
ID:u03A7FXw
ID:x0OgiK05
ID:faGZkfL1
ID:/QuhBTqn
ID:lldsKXfz
ID:6f0G3BC7

















246:名無しさん@ピンキー
07/09/08 01:32:50 mL93welK
非常にGJ。なんというか無常観あふれるSSですな。そこがまたたまらんわけですが。
ところで何処へ行くの、あの日を思い出したのは俺だけではないよな?

247:名無しさん@ピンキー
07/09/08 02:03:30 CoIgXcYf
これはGJ

248:名無しさん@ピンキー
07/09/08 02:06:07 vI8Sl+rw
ひつまぶし乙

やっぱり書いてくれといった甲斐があったw

249:名無しさん@ピンキー
07/09/08 02:11:16 B1Jf23rE
GJ!

250:名無しさん@ピンキー
07/09/08 03:31:15 fW4V636d
これだけ言わせてくれ…GJ。

251:名無しさん@ピンキー
07/09/08 03:50:57 OvANcTVt
 台風一過ということで、雲一つ無い真っ青な空が気に食わないのでちょっと塗り替えてやることにした。
 脚立とペンキを脇に抱えて家を出る。道を歩いていると、向こうから佐々木がやってきた。
「やあキョン。今日は晴れたね。どこへ行くんだい?」
「見ての通りだ」
「ああ、なるほど。そういうことか。相変わらず君は面白そうなことを考えるな。僕も同行したいところだが、残念ながらこれから塾に行くところでね」
「そうか。じゃあ仕方無いな。そんじゃまたな」
「君のことだから大丈夫だと思うが、くれぐれもやりすぎないようにしてくれたまえよ。あまりやりすぎると税金が上がる」
「心配すんな。税金は下がるようにしておくよ」
「頼もしいね。それじゃまた」
 佐々木と別れた後、俺は空を塗り替えるのに絶好のポイントを見つけたので、早速作業に移ることにしたのだが、ここで問題が発生した。俺の持参した脚立では高さが足りなかったのだ。
 仕方無い、不本意だがあいつの力を借りる以外無いだろう。俺はポケットから携帯を取り出した。
『はい、何の用でしょう?』
 古泉が出た。
「実は空の色を塗り替えようと思ってだな」
『脚立の高さが足りなかったわけですね』
「何もかもお見通しってわけか」
『今ちょっと立て込んでるんですよ。先ほど閉鎖空間が発生しましてね』
「ハルヒがまた何をやらかしたんだ」
『さあ、神人が足を押さえてうずくまってるところを見ると、どうやら何かに足をぶつけたようですね』
「そんな下らんことであのバケモンを暴れさせてんのかあのアホは。ん? ひょっとして今閉鎖空間の中なのか?」
『そうですが何か?』
「閉鎖空間の中ってのは携帯が通じるもんなのか?」
『僕は超能力者ですよ?』
「それもそうだな。まあ解った。こっちで何とかすることにするよ」
『税金が上がりますよ』
「ちゃんと考えてやるさ。それじゃあな」
 とは言ったものの、どうすりゃ良いんだ? 俺は途方に暮れた。
 そこに一台のはしご車が通りかかった。あれくらいの高さがあればな。
 と思っていたら、目の前ではしご車が停止した。運転席から出て来たのは……。
「てめえ……何しに来やがった」
「ふん、そういきり立つなよ。僕だってそんな何度もあんたの顔なんか見たくないんだ。だが、これが規定事項とあっちゃあね」
 やれやれ。またしても未来的な何かに関わるはめになるのか。
「まあ何でもいい。手を貸してくれるっつーんなら、有り難く借りようじゃないか」
「手は貸さないさ。貸すのはこいつだけだ」
 そう言って藤原ははしごを伸ばした。俺は早速上って作業を開始した。
 二時間後。
 空は見事なピンク色に塗り替わった。我ながら才能を感じる出来だね。
「降りて来いよ。差し入れだ」
 俺ははしごを降りた。
「差し入れか。一体どんな素敵なサムシングだ?」
「おにぎりだ。何が好きだかわからなかったからな。昆布で良かったか?」
「どっちかって言うとツナマヨネーズの方が好きなんだがな」
「贅沢を言うな」
「これ、お前の手作りか?」
「それは……ふん、禁則だ」
「税金は?」
「下がった。だが代わりに保険料が上がったよ」
「マジか? やっちゃったぜ」
「それも含めて規定事項だ」
「なるほどな」
「全く、これだから現地人は……」

「……藤原」
「なんだ」
「うまいぞ、これ」
 次に振り向いた時、藤原は既に時間移動して消えていた。

 終


252:名無しさん@ピンキー
07/09/08 03:52:45 OvANcTVt
「校庭~」シリーズみたいなのを書きたかったんだが難しいな。
カオスさが足りない。

253:名無しさん@ピンキー
07/09/08 04:06:23 0dVU/BjM
>>251
じ……GJ!…

254:名無しさん@ピンキー
07/09/08 04:09:01 eAgZom3C
面白かった
GJ

255:名無しさん@ピンキー
07/09/08 04:32:19 Are15Mrz
いや、なかなか似てるw

256:名無しさん@ピンキー
07/09/08 04:50:11 SgorMEcb
>>251 うまい

257:名無しさん@ピンキー
07/09/08 05:32:45 +21wwDYk
>>251
“規定”じゃなくて“既定”だよ
でもそんなの関係ねぇGJ!!

258:名無しさん@ピンキー
07/09/08 09:38:32 7+DTwdu1
相変わらずこのタイプのSS面白ぇwwwwww

校庭は~シリーズは前後の文の繋がってなさがヤバすぎるな。
普段通りしっかり読んでくとわけわかんなさすぎて笑えてくるwww


259:名無しさん@ピンキー
07/09/08 11:17:01 hoat/3rR
>>251
確かにカオスさが足りない
これからのカオスっぷりに期待

このタイプは真面目に想像していくと笑えるなwww

260:名無しさん@ピンキー
07/09/08 13:18:50 7zTbxKEO
流れを読まずにすまんが
部室のドアにダライアス風に文字が表示されて
オチで長門が「貫かれたい」とか言ってたSSって
何スレ目の作品だったっけ?

261:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:05:31 gwHtSa7m
貫かれたいぃィィィィィィィィィィィィィィッ!

262:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:16:18 cC7IXcQB
それはもうよろしw

263:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:30:23 nhsvyrus
>>260

【涼宮ハルヒ】谷川流 the 40章【学校を出よう!】
スレリンク(eroparo板:278番)


264:名無しさん@ピンキー
07/09/08 14:43:12 7zTbxKEO
>>263
おお、すまん。ありがとう

265:名無しさん@ピンキー
07/09/08 16:42:57 XuCnhDM9
投下します。
エロなし。10レス予定。


266:名無しさん@ピンキー
07/09/08 16:45:48 0hZ1SjYV
(屮゚Д゚)屮カモォォォン

267:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:46:00 XuCnhDM9
Prologue.

 自らの過去を語るのに追想という形を使った場合、曖昧な部分が出てくるという事態は、まず避けられないものになってしまう。
 もし話に正確さを求めようとするのであれば、語り部(この場合は俺だ)はそれを記憶ではなく記録という形で示すべきなのであろう。
 だがしかし、自分が経験した事全てを写真やら映像といった確かな記録として残しておけるかというと、現実問題としてそれはなかなか難しい、………理解を求めたい。
 いや、確かに俺の知り合いに一名ほどそれが出来そうなやつがいるのだが、少なくとも俺にとっちゃあそれは鶏が卵に戻るよりも乗り越え不可能な壁なのである。無理難題なのである。アイムパンピーなのである。三連続で残念賞だ。

 まあ要するに俺が何を言いたいかというと、今からの話はそんなパンピーの語りである以上足りない部分も多々出てくるであろうが、もうそれは個々の想像で補ってもらうしかない、という事なのだ。
 初っ端からそんな厳然たる事実と見せかけた言い訳で誤魔化しながらも、不確かで不鮮明で不恰好で不器用な、そんな話を、逃げずに語ろうと思う。

 ………ああ、そういやこの言葉を使う時にはもう物語はある程度の所まで進んでいる事が多いよな、などとどうでもいい事を考えながらも、貧相なる我が脳内国語辞典には他に言葉が載ってないので、仕方なく『この言葉』で始める事にする。


 ――それでは、はじまりはじまり


―――――――――――
喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
―――――――――――




268:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:47:07 XuCnhDM9
1.

 俺がアイツと出会ったのは、………いや、出会ったというよりは俺が一方的に認識しただけなのかもしれないが、まあ、そんな事は些細な問題であろう。『出会う』という言葉の定義について語れるほど成績が良いわけじゃないがな、………ほっとけ。
 まあとにかく、それは俺が高校に入学した、ちょうどその日の話になる。

 眠りの世界に片足半ほど踏み込みながら、残りわずかな意識を『サンタクロースをいつまで信じていたか』などという疑問から始まる古典落語の登場人物の本名並みに無駄に長い考察に費やしつつ、入学式という名の苦行を終えて教室に向かう。
 高校一年という新しい環境にも『うちのクラスには同じ中学から来ている知り合いもいるし、気楽にやっていけばいいか』などと消化試合の観客のように暢気に構えながら、開幕戦とは思えないほどダラダラな態度でホームルームを迎えた。
 担任の岡部は『熱血です 汗と涙と ど根性』という標語がぴったりなタイプで、正直苦手なタイプではあるが、悪人ではないというなんとも厄介な人間であった。………ちなみにこれは物語には全く何の関係も無い。

 とにかく、その岡部の提案により高校最初の記念すべきホームルームタイムは、自己紹介などという面倒くさがりの人間にとっては苦痛にしか思えない個人情報流出タイムとなったのだった。
 ちなみに、俺にとってもこういうのは、完膚なきまでに確実な嫌がらせにしかならないのだが、シカトという行為で向こうさんの善意と熱意を真っ向から否定するのも少々面倒くさい。………ほら、厄介なタイプだろう、この熱血教師。
 そんなプチ人生の苦難を適当かつ無難にやり過ごして、着席という行為で次のクラスメイトに『苦しみバトン』を渡そうとしたその時だった。

「うふふふふ、ついにこの時が来たようですね」

 岡部教諭が目的とした自己紹介というクラス中の心を一つにするためのリレーは、いつの間にか自己アピールというクラス中の心を測定不能な領域へと叩き込むための投擲競技へと変更になったらしい。
 はるかな高みへと舞い上がっていく『苦しみバトン』を脳内に浮かべながら、『この手の輩には関わりあいになりたくないな』という願望99%に『面白そうだ』という隠しきれない期待1%をブレンドしつつ振り返る。

「東中出身、喜緑江美里です」
 えらい美人がそこにいた。………が、

「ただの人間には興味ありません。この中に異世界人、宇宙人、未来人、超能力者がいたらわたしのところに来てください、以上です」

 それを全力で台無しにするトンでも発言が、周囲1キロくらいには響き渡ったのではないかと思えるほど朗々と、クラスメイト全員+熱血馬鹿一名に打ち込まれた。
「………」
 凍りつく教室。
「うふふ」
 何かをやり遂げたかのような清々しく禍々しい笑顔を浮かべつつ着席する喜緑江美里。
「あ、じゃあ、次」
 皆どう反応すればいいか分からず、まるで不発弾が見つかった農村のようにギクシャクと凍りついたままの空気の中、岡部のフォローになってない言葉により、自己紹介タイムは再開された。

 その後、自己紹介でウケを狙った勇者がことごとく『だだすべり』という名の流れ星と化したのは言うまでも無い。
 特に谷口とかいうヤツがいきなり自作ソングを熱唱しだした時は、空気のあまりの凍りっぷりに、思わず介錯と称して13階段から蹴り落としたくなる衝動にかられるほどであった。


 とにかく、こうして喜緑江美里はクラス中の人間の認識という名のゴールに『あ、こいつ、ヤバイわ』というボールを叩き込んだのである。………オフサイドにも程があるよな。

 ちなみにその時の俺はといえば、『異常です』などという一生の不覚の一つにすらなり得る寒いシャレを思いつき、自分のあまりのセンスの無さに軽くへこんでいたはずである。
 アイツに対しては『変なやつがいるなー』と思った程度の認識にすぎず、まさかその『変なやつ』がこれからの俺の人生にあそこまで関わってくるとは、当然思いもしなかったのだ。

 つーか普通、考え付かんだろ、そんなミラクルは。




269:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:48:05 XuCnhDM9
2.

 嵐の前の静けさだったのか、台風の目の中に居ただけだったのかは知らないが、比較的穏やかにすぎた四月を終えた、ゴールデンウィーク開けのある日の話になる。
 まあ、穏やかだったのは俺の周囲に限った話であり、喜緑江美里の周囲はヤツ自身が巻き起こす変態タイフーン(本人無自覚、多分)のおかげで警報出まくり無人地帯となっていたわけだが。
 ちなみに、不幸属性満開の我等がクラス委員長こと朝倉涼子女史は、ほぼ毎日のようにそれに巻き込まれ、校庭に簀巻き状態で転がされていたり、巫女服姿で登校させられていたりしたのだが、それはまた別の話だ。
 ああ、俺はたまたま知り合いになった(友人とは言いたくない)ミスター13階段から喜緑が東中時代に創り上げた数々の伝説を聞いていたため、自主的に非難させていただいた。やはりこれからの時代、情報というものは大事だよな、うん。

 しかし、である。

 情報をいくら集めようが、天災というものは防ぎようが無いから天災というのである。
 ゴールデンウィーク開けのその日その時、事件は教室で起こったのだ。起こされた、もしくは巻き込まれたといったほうが正しいのは俺がむなしくなるだけなので言わないでおいてくれ。


 鳩の大行進がまぶたの裏側に浮かび上がってくるほど平和にすぎるはずだったその日の朝、喜緑江美里が、俺の頭部をいきなり万力のような力で固定しつつ、いつもの底の読めない笑顔で話しかけてきた。
「それでは、部活をつくりましょう」
「………は?」
 そこ、芸のない反応だ、なんて言うな。てか、逆に聞くぞ。
 入学してから一ヶ月、一言も会話を交わした事の無い校内一の変人にいきなりこんなベクトル不明な提案をされた時、『将来の夢は一戸建てです』というくらい凡人代表な俺は一体どんな反応を示したら良いんだ。
「あなたの感じるままに動けば良いんですよ」
「なるほど」
 1、1、9、と。
「えみりんビーム」
 俺の手から携帯が叩き落される、………チョップで。ああ、落ちていくカンダタを見るお釈迦様の気分が分かったような気がするなあ。
「ふう、危うく国家権力に屈する所でした」
 のたまうカンダタ。
「失礼ですね。わたしは犯罪者じゃないですよ」
「うん、そうだね。病気が全部悪いんだよね」
「うわー、ものすごく優しい口調ですよ、この人」
 下手に刺激すると危ないからな、と適当に流しながら話を進める事にした。………いい天気だなー、今日は。



270:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:48:59 XuCnhDM9
「あー、とりあえず、だ。部活って何だ? 何をする部なんだ?」
「つくってから考えます」
 ザ・無計画! ………春だなー、今日は。
 いや、待て。もしかしたらつくる事それ自体に意味があるのかもしれん、とものすごく好意的に受け取って話を進める、というか早く終わらせたいというか巻き込まれたくないというか勘弁してくれというか、まあその辺の何かが主な理由なのだが。
「で、何でまた部活なんてつくろうと思ったんだ」
「つくってから考えます」
 1、1、9、と。
「えみりんスプラッシュ」
 チョップで叩き落されるマイ携帯、………大変だねお前も、てか俺もか、主に俺がか、………やれやれ。

「さて、部活として認められるには部室と部員五名が必要です。部室はどうとでもなるとして、後三人何とかして集めないといけませんね」
「………一応聞くが、現在集まっている二人ってお前と誰の事だ」
「ゆー!」
「………」
 下手に反応すると巻き込まれる。ここはシカトするに限るよな。
「ゆー?」
「………………」
 不安そうに上目遣いで覗き込まれる。演技である事は分かっているんだが、なかなか振り払いにくい状況ではある。
 ………心を強く持て、俺。安易な選択は一生ものの後悔を生むはめになるぞ。
 アレとの間に壁を作るんだ! ライカベルリン!
「えっと、ダメ………かな?」
「分かったから泣きそうな顔でこっちを見るな!」
 ………崩壊しました。ライカベルリン。
 と、まあこんな感じで俺の部員という名の生贄生活がスタートしたのであった、笑いたきゃ笑え。


「うふふふふ。ちょろいですね」
「お前が笑うな! てか、しゃーないだろーが! 演技だと、罠だと分かっていてもあんな顔されたら男は誰でも特攻するわ!」
「………ばか(ぼそり)」
 泥沼に嵌まる予感がしたので、耳に届いたその言葉を俺は聞こえなかった事にした。




271:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:50:24 XuCnhDM9
3.

 放課後、終業のベルが鳴ると同時に、喜緑がいきなり俺の腕に関節技を極めてきた。
「痛い痛い痛い! いきなりなんだよ! 俺何かしましたか? オシエテミープリーズ!」
 パニックのあまり謎言語を周囲に発信する俺に対して、元凶である悪魔はいけしゃあしゃあとこう言い放ちやがった。
「『俺はもうお前をしっかり掴んで放さないぜ!』というのが最近の流行らしいじゃないですか」
「んな流行初耳だし、そもそもお前、絶対言葉の意味履き違えてるぞ!」
「あら、どんな言葉にせよ解釈は個人の自由ですよね」
「わざとなんだな! わざとって事でいいんだよな!」
「萌えました?」
「萎えました!」
 とまあ、このような心温まる会話を交わしつつ、関節技を解除してもらってから教室を後にする。
 ………手は繋いだままだったが、関節極められるよりはマシだろうよ、多分な。


 どうやら喜緑には前に言っていた部員と部室とやらにアテがあるらしく、俺はそんな彼女にまるで売られる子牛のように旧校舎へと引っ張っていかれる事になった。………一人で行けよ、とかいう俺の意見は当然のように却下されたってわけだ、やれやれ。

「この学校には文芸部という部活がありまして………」
 名前の通り喜色満面の笑みを浮かべて語りだす喜緑。クラスでもあんな腹黒そうな笑みではなく、こんな笑みを浮かべればいいのにな、………話がそれた、すまん。
 とにかく、だ。喜緑の話によると文芸部は今部員が一年生一人しかいないという滅亡の危機に立たされているらしい。
「どうせ滅びるんですから、おこぼれはしっかり貰っておきませんとね」
 ものすごい火事場泥棒理論である。………もしかしたらこいつに必要なのは119より110なのかもしれんな。
「失礼ですね。ちゃんとお願いして、許可を貰いますよ。ラブアンドピース。わたしは言葉の『力』を信じます」
「言っておくが言葉の『暴力』も禁止な」
「えっ!」
「何でそこで驚くんだよ!」
「だいじょーぶですよ」
「何で棒読みなんだよ!」
「ニホンゴ、ベンリベンリデス」
「何でカタコトなんだよ!」
 そうこうしているうちに文芸部室に着いちまった。本当、大丈夫か、おい?




272:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:51:33 XuCnhDM9
 喜緑は俺の不安を吹き飛ばすかのように文芸部室のドアを壊れるんじゃないかと思えるほど力いっぱい押し開き、その中でパイプ椅子に座りながらこちらを見ようともせずに分厚いハードカバーの本を読んでいる少女に向けてこう叫んだ。

「こんにちは、部員と部室をもらいに来ました!」
 ………ど直球、しかも大暴投だった。
「………どうぞ」
 って、ストライクっ! 審判誤審だっ!
「そうですよ! 抵抗しているのを無理矢理ってのが良いんじゃないですか!」
「よし分かった。ちょっと待ってろよ。えーと、1、1、0、と」
「えみりんファイヤー」
 宙を舞うマイ携帯。
「だからただのチョップだよな、それ」
「………ユニーク」
 なぞのぶんがくしょうじょ が なかま に なった
「いや、本当に良いのか? 何か言いたい事はないのか?」
「………ユニーク」
「………」

 言葉を失う俺に、とっておきの手品の種を明かす小学生のような得意満面の笑みで喜緑はこう言い放った。
「まあ、実は彼女は昔からのお友達なんですけどね」
「長門有希」
 俺のほうをちらりと見ながらそれだけを呟き、また視線をハードカバーに落とす。自己紹介終わりらしい。ある意味好感が持てるね。
 ………つーか、お友達って、おい。
「わたしは部室と部員を手に入れる。長門さんはゆっくり本を読む場所を手に入れる。あなたは………、えーと、まあ、三方一両得ってやつですね」
 いや、だからな。俺に得が無いのはこの際おいておくとして、だ。
「『お前とそこの長門さんとやらが知り合いだ』と言うのは俺にとっては初耳なんだが、それを伝えなかった理由をまず聞かせてもらおうか?」
「………てへっ」
「何だそのちょっと幼い感じの小学五年生が言うようなセリフは!」
「萌えました?」
「萎えました!」
「………ユニーク」
 こうして喜緑江美里とその愉快な仲間Aは部室と新たな部員を手に入れたのである。………って、誰が愉快な仲間Aだ!


「とにかく、ですね」
 帰り際、微妙に弾んだ声で喜緑はこう続けた。
「これから毎日、放課後はここに集合です。来ないと死刑ですよ、………社会的にね、うふふ」
 要するに俺一人が損をするって結論なんだよなー、などと誰かが割を食うように出来ている資本主義社会に疑念を抱きながらも、俺は不承不承その言葉に頷く事にした。
 社会的死刑執行ならこいつはリアルにやりそうで怖かったからな。他に理由なんて無いぞ、うん。




273:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:53:14 XuCnhDM9
4.

 次の日である。
「さて、次は誰を拉致りましょうか?」
 放課後、部室に向かう途中でいきなり犯罪宣言をぶちかます喜緑江美里。
「………」
 ガン無視で部室へ向かう俺。反応したら負けである。俺に出来る事は、こいつが素敵なわくわく拉致監禁計画を実行に移す前に安全圏に離脱し、自分が巻き込まれないようにする事だけである。
 部室に向かっている時点で既に巻き込まれている、というツッコミは受け付けないのでよろしく。

 ………いやまあ、いくら喜緑が変人だからといって、いきなりそんな犯罪行為を実行に移すとは思ってないけどな。
「お嬢さん、飴ちゃんあげるからお姉さんについてきませんか?」
「ええ、なんなんですかー? どうしてあたしいきなり小学生扱いされてるんですかー?」
「………ユニーク」
 ………既に実行に移されていた。コンマ三秒の早業である。俺の信頼とか希望とか、そんな色々な何かを返してください。

「って、喜緑。いきなりアクセル全開に脳内吹っ飛んでんじゃない! そして長門はいつの間に来たんだ! そして、あなたは誰ですか!」
「ええ、なんなんですかー? どうしてあたしまでいきなりツッコミの対象になってるんですかー?」
 ………確かに、俺も少々混乱していたようだ、反省。
 落ち着いて顔をよく見てみると、その少女は俺が、一方的にだが、知っている人だった。確か谷口が………、


『おい見ろよ、アレが二年の朝比奈さんだ。顔、胸、性格、全てが素晴らしい。もう俺的ランクはトリプルエーを超えるね。あーと、エーが四つで、んー………、おお、そうだ、彼女はもうテリブルエークラスなんだよ!』
『………お前も大概テリブルだよな』
『へっ、確かに俺も持てるための四要素を兼ね備えているからな』
『マジでテリブルだよな、お前って』


 イタい知り合いのイタい思い出に頭を抱えながら、とりあえず別のイタい知り合いが引き起こしたイタい場を収めるために口を開く。
「えーと、朝比奈さん、でしたっけ?」
「あ、はい。あたしは朝比奈みくるっていいます」
「あ、どうも、俺達は………」
 3人分の紹介を簡潔に済ませた。



274:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:54:29 XuCnhDM9
「でだ、喜緑。朝比奈さんに言いたい事があるなら、ちゃんと伝わるように話しなさい」
 部活に誘いたいならちゃんとそう言えよな、と言外にたしなめる。
 俺の言葉が伝わったのか喜緑はこう言いなおした。
「むー、分かりましたよ。えーと、わたしは喜緑江美里といいます。ところでお嬢さん、飴ちゃんあげるからお姉さんとイイコトしませんか?」
「ええ、なんなんですかー? どうしてあたしいきなり誘われちゃってるんですかー?」
「………ユニーク」
 余裕で伝わってなかった。………やべえ、ちょっと泣きそうだ。

「喜緑、お前はいったいどこへ行きたいんだ? そして長門、実はお前さっきから何も考えてないだろ」
 今度こそ俺の言葉が届いたのか喜緑は構えをとって………構え?
「もー、めんどくさいですねー。えみりんブリザード」
 ぜんぜん、まったく、これっぽっちも伝わっていなかった。………なんでだろう? 悲しくないのに涙が出るよ?
「ふみいっ!」
 にじむ視界に宙を舞う朝比奈さんの姿がうつる。
「だからそれただのチョップだよ………って、朝比奈さん舞ったー! えみりんブリザードすげー! じゃなくて、大丈夫ですかー! 朝比奈さーん!」

 あさひな みくる を つかまえた

「………ゆにーく」
「いや、ひらがなにすれば良いとかそういう問題じゃなくて、………つーか朝比奈さんの扱いはこれで良いのか?」
「終わりよければ全てよし、というやつですよ」
「終わり方最悪じゃねえか」
 意識が戻らない朝比奈さんを介抱するため、背負って部室へと行く事にした。
 ………拉致成功、とも言う。つーか、そうとしか言わん。


 ちなみに喜緑はこの後、意識を取り戻した朝比奈さんに『介抱してさしあげた礼は体で払っていただきましょう』というマッチポンプ勧誘を繰り出し、強制的に部員に加えようとした。
 残念ながら、すでにフルマラソン完走直前に足がつってリタイヤした選手なみの気力しか残されていなかった俺に、それにツッコミを入れる余力は残されておらず、ここに四人目の部員が誕生したのである。


 ………好きにしろよ、もう。




275:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:56:20 XuCnhDM9
5.

「ところで、だ」
 また別の日、たまたま部室向かう途中で二人きりになった時、俺は前から気になっていた事を聞いてみた。
「一応残り一人で部活としてはやっていけるようになるんだろう? 朝倉のやつは誘わないのか?」
 喜緑はおもわず花丸をあげたくなるような良い笑顔と共にこう言い放った。
「朝倉さんは全身から誘ってオーラを出しているので、しばらく放置して様子を見ます」
「いや、誘ってやれよ!」
「理解が足りないですよ! 放置されて泣きそうな顔になっている朝倉さんの可愛さは無敵なんですからね!」
「お前は人としての何かが足りてねーよ!」
「萌えました?」
「萎えました!」

 てなわけで、最後の一人はどうやら朝倉にはならないらしい。
「で、朝倉が駄目ってのは別にいいんだが、お前他にアテはあるのかよ?」
「うーん、そうですね。………とうっ、えみりんサンダー」
 相変わらず方向性不明な謎声と共に、すぐそばを一人で歩いていた見知らぬ男子生徒をいきなり辻斬る喜緑江美里、………誰かマジでこいつを捕まえてくれないものかね。
「ぐはっ」
 つうこうにんA を たおした

 以  下  省  略  

 こうして最後の一人が仲間になった。
「………それはちょっと、僕の扱いがひどくないですか?」
「ん、ああ、じゃ、ちょっとだけ。結局最後までチョップだった、以上」
「あれ、おかしいですね。何故だか視界がぼやけて見えますよ、ははは」
 一応説明しておくとこいつの名前は古泉一樹、倒した後で分かった事だがどうやら謎の転校生だったらしく、不幸にもめでたく喜緑によって部活の強制参加権を与えられる事になった………アーメン。


 とまあ、こんな感じで自分を除く部員四名を犯罪スレスレの手法で強制召喚し、体裁上は部活の形を整えた喜緑江美里はある日の放課後、俺達の前でこう宣言した。
「部活の名前が決まりました」

 発表しよう。
 我らが部活の名前は『世界を大いに盛り上げるためのスーパーえみりんの団』略して『SOS団』となることがここに正式に決定した!
 ………勘弁してくれ、いろいろと。

「何か質問はありますか?」
 詰問ならダース単位でザックザクなんだがな、どうせ聞かんだろ、お前。
「あらあら、うふふ」
 笑ってごまかしやがった。
「あ、あにょ、これって何をする集まりなんでしょうかー?」
 俺と喜緑の間で形成されたギスギス空間を緩和しようとでもしたのか、若干噛みながらの朝比奈さんの質問に、良くぞ聞いてくれましたといわんばかりの満面の笑みで喜緑はこう答えた。

「SOS団の目的、それは異世界人・宇宙人・未来人・超能力者を探し出して一緒に遊ぶ事です」

 空気が凍りつく。俺にとっては二回目の感覚である。
 今、俺の目の前で誇らしそうに胸を張っている馬鹿以外のみんなが、おそらくこう思ったであろう。

 ――『あ、こいつ、ヤバイ』ってな。

「………unique」
 だから、英語にすれば良いものでもないって。




276:喜緑江美里の憂鬱~the melancholy of fake star~
07/09/08 16:57:29 XuCnhDM9
Epilogue.

 さて、アイツと出会ってからSOS団の始まりまでをこうしてざっと語ったのであるが、これだけでも俺が、精神的にも肉体的にも、かなり苦労しているのが伝わったかと思う。
 だがしかし、俺はまだこの集まりをはた迷惑な自己中女に寄せ集められた仲良しグループくらいにしか認識しておらず、勝手にそのグループの一員にされた事だって『厄介なことに巻き込まれたなー』くらいにしか思っていなかったのだ。
 人数もちゃんと集めたしこれ以上苦労する事は無いだろう、とそう思ってしまっていたのだ。

 ――甘かった。

 俺のその認識はとある無口な文学少女によって、あるものと共に木っ端微塵に破壊される事になる。

 あ、俺の認識が甘かっただけだろう、だと? 心の準備をちゃんとしていれば、たいていの事には対応できたはずだ、だと?
 だったらあんた等は想定できるのか? 多分だが無理だったと思うぞ。


 ――喜緑江美里が喋っていた戯言が全部真実っぽくなるっていうトンでも展開なんてな。


「………ユニーク」
 長門、人の回想に勝手に乱入してくるんじゃありません。
「………萌えた?」
「萎えた!」
 グダグダなまま、続く、のか、これ?




277:名無しさん@ピンキー
07/09/08 16:58:04 XuCnhDM9
以上です。
では、また。


278:名無しさん@ピンキー
07/09/08 17:00:43 hSK7+tQT
やっぱりシリーズだったー!www
期待してます。かなり飛んでて大好きです。

279:名無しさん@ピンキー
07/09/08 17:04:29 ONpKEsQT
こうきたか……こういうの嫌いじゃないぜ。なぜか俺の中のアヤシゲなスイッチが押された気分だ。
あとなんかキョンが佐山にツッコむ新城くんを彷彿とさせるw
Gjでした。

280:名無しさん@ピンキー
07/09/08 17:14:47 XaZOKQzp
なんかループタイムに校内放送を混ぜた面白さがあるw
とにかく続きを待ってるぜ!!

281:名無しさん@ピンキー
07/09/08 21:33:48 pr/1LIQr
やばい、つぼって電車の中で吹いてしまったw
会長のやる気の無さに萌えるwww

282:名無しさん@ピンキー
07/09/09 03:25:29 daxzCt1/
この反応の少なさが全てなんだろうなあ、と思った

283:名無しさん@ピンキー
07/09/09 03:52:20 KxMkHqL8
これは続きが楽しみすぎる

284:名無しさん@ピンキー
07/09/09 04:08:13 RPGLVCf+
面白いダイジェストだけど、続きの本編はなさそう?

285:名無しさん@ピンキー
07/09/09 05:49:15 450dFcib
>>282
でた(

この雑談のレスすらつかないこの流れこそすべてなんだろうなぁと思うよ。

286:名無しさん@ピンキー
07/09/09 06:53:36 L2TvnEBD
なんで一々反応するの?
作者?
違うなら黙ってろガキ

287:名無しさん@ピンキー
07/09/09 07:17:58 eD6/lso0
ガキ(笑)

288:名無しさん@ピンキー
07/09/09 07:41:56 DYJaxRCA
ミヨキチSSはまだか?

289:名無しさん@ピンキー
07/09/09 09:14:34 wKMCGYUN
印象だけど今住民がかなり少ない気がする。そんだけ。

290:アスタリスク ◆MQvo6f6euI
07/09/09 10:25:15 hS9ICukJ
ID:daxzCt1/
ID:450dFcib
ID:L2TvnEBD
ID:eD6/lso0

291:名無しさん@ピンキー
07/09/09 15:56:39 QjJoUhfl
>>267-276
期待

292:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:28:52 BzlgT5YB
>>267-276

ワッフルワッフル

293:名無しさん@ピンキー
07/09/09 16:49:58 1/k6W5/R
遅れたが>>267-276GJ!
シュールギャグは大好きだから続きに期待。

294:名無しさん@ピンキー
07/09/09 18:27:33 ZmBqxQsF
「宇宙人、未来人、異世界(ry」のとこが
「異世界人、宇宙人、未来(ry」になってる事が妙につぼった

295:名無しさん@ピンキー
07/09/09 18:42:08 f6ZJUjG1
ところで誰も>>281がキョンを会長と勘違いしてるところには突っ込まないんだな

296:名無しさん@ピンキー
07/09/09 19:22:45 hFBfYknM
俺も突っ込もうと思ったんだが、よくよく読んで思い直した。
誰も“俺”をキョンとは呼んでないんだよね。

297:名無しさん@ピンキー
07/09/09 21:45:56 v/VQvHWh
あ…キョンだったのか。
喜緑さんだからかってに語りべ会長だと思い込んでた。
ちょっと脳味噌検査しに行ってくる…

298:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:01:07 Wcevbjn/
妹みたいに・・・でもなく、小学5年生の・・だったしね。

299:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:04:11 Zd6gi9pp
俺は谷口のくだりでやっぱキョンだなと判断したが

300:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:32:28 StWHKaVU
>>298
そう言われるとキョンにしては違和感を感じるな。
ゆー?とか。

作者降臨マダー?

301:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:34:35 1/k6W5/R
でも「谷口」が出てきてるからなぁ…
どっちだ?

302:名無しさん@ピンキー
07/09/09 22:48:51 8cAV1zvr
この手の話題は作者を困らせかねんだろう
連続ものはその辺も考えてやれ

303:名無しさん@ピンキー
07/09/09 23:32:55 woIz2taE
巨大な槍乙

304:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:01:01 89b4iFpE
>>303
なんというダライアスw
そのネタって確か40-278だったか

305:名無しさん@ピンキー
07/09/10 00:56:36 jRT7O3GC
教えてほしいんですが
涼宮ハルヒの○○ってタイトルで(○○の部分を忘れてしまいました)
まだ完結してない…いや2ヶ月くらい前かな今は分からない
けっこう続き期待されてた(続きマダーを見た)SSの題名分かる人いないかな。
非常に曖昧で申し訳ない。

306:名無しさん@ピンキー
07/09/10 01:14:50 89b4iFpE
>>305
涼宮ハルヒの演奏か?前スレで新作が出てたが。

307:名無しさん@ピンキー
07/09/10 01:34:56 FN916N/Y
タイトルもだが、せめてもう少し内容を思い出してくれよ。
43-48 『涼宮ハルヒの再会』なら俺も待ってる。早くハルヒを救ってくれ。

308:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:17:13 ywEIztEg
早くハルヒを救ってくれ。

              早くハルヒを救ってくれ。

                            早くハルヒを救ってくれ。

                                          早くハルヒを救ってくれ。

                                                        早くハルヒを救ってくれ。

309:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:18:38 W7t6B+Mc
「涼宮ハルヒの○○」で、続きが期待で、その時期で、如何ともしがたいのは…

『涼宮ハルヒの驚愕』? 

あ、先生、ウマイ事いっちゃいましたか

310:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:24:10 v3soBwiz
コピペ厨はシネよ

311:名無しさん@ピンキー
07/09/10 02:54:10 w07yxU/a
涼宮ハルヒの○天国だろw

312:名無しさん@ピンキー
07/09/10 05:17:51 LNb3ej9e
>>310
早くハルヒを救ってくれ。

313:アスタリスク ◆MQvo6f6euI
07/09/10 07:09:21 zyqvGs0F
ID:ywEIztEg
ID:v3soBwiz
ID:LNb3ej9e

314:名無しさん@ピンキー
07/09/10 07:27:01 9A2df8P2
アスタリスクのID抽出を見るとやっぱ圧倒的な偏執性を感じてしまう。
これはもう如何ともしがたいね……

315:名無しさん@ピンキー
07/09/10 09:17:47 jRT7O3GC
>>306>>307
ありがとうございます。
探してたのは再会のほうでした。
まだ完結してないようですね。

316:名無しさん@ピンキー
07/09/10 11:13:20 MVoTHvxk
キョン「なんてこった・・まいったぜ」

317:名無しさん@ピンキー
07/09/10 16:45:01 DRABWVG1
アスタリスクのIDを活用するとスレが綺麗になりすぎる不思議w
アスタリスク自身も消えるしな。
今後もよろ。

318:名無しさん@ピンキー
07/09/10 17:27:38 B64R8Bzy
sageもできねぇ馬鹿がなにぬかしとんじゃ

319:名無しさん@ピンキー
07/09/10 19:15:27 /fV1hpPb
sageってのはこうやるんだ。わかったか?

320:名無しさん@ピンキー
07/09/10 19:24:14 bv9vQn0F
セガ社員乙

321:名無しさん@ピンキー
07/09/10 19:41:41 Jj3S/CNs
ここはsage推奨スレだ。
そういうのは他所でやってくれ……

322:名無しさん@ピンキー
07/09/10 21:00:20 WEh8OwYi
>>317-321
【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧ segaねぇ…
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) 全角かよ…
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'  sagaだってさ…


323:名無しさん@ピンキー
07/09/10 21:01:21 J5+VGrNR
無罪

324:名無しさん@ピンキー
07/09/10 21:11:51 EIjdK+gf
阪中のSS読みたくなったな。誰か書いてくれる神は何処に!

325:名無しさん@ピンキー
07/09/10 21:34:06 /L6mZ4MP
いい雰囲気になってまいりましたね

326:名無しさん@ピンキー
07/09/10 23:00:01 bv9vQn0F
【審議終了】
    |∧∧| 俺誰? (( ) )   (( ) )  ((⌒ )
 __(;゚Д゚)___   (( ) )   (( ⌒ )  (( ) )
 | ⊂l     l⊃|    ノ火.,、   ノ人., 、  ノ人.,、
  ̄ ̄|.|.  .|| ̄ ̄   γノ)::)  γノ)::)   γノ)::) 
    |.|=.=.||       ゝ人ノ  ゝ火ノ   ゝ人ノ
    |∪∪|        ||∧,,∧ ||∧,,∧  ||  ボォオ
    |    |      ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
    |    |      ( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
   ~~~~~~~~     | U (  ´・) (・`  ). .と ノ
              u-u (    ) (   ノ u-u
                  `u-u'. `u-u'

327:名無しさん@ピンキー
07/09/10 23:06:09 qU/H5/PH
>>324
ワンハグドグラウンドゼロでも読んでろ。

328:名無しさん@ピンキー
07/09/10 23:47:56 LgyV+mgL
>>327ネタバレ乙

329:名無しさん@ピンキー
07/09/11 03:04:15 Mn/xFpK9
【私刑中】          .__
                |   |
                ∧,,∧  イヤアアァァァ・・・
             。・゚ (゚´Д`゚)゚・。
    適当に     |;二⊂>>350⊃;二|
    燃しちまえ   ∧,,∧! |   .| r   誰って聞かれてもねぇ
           (´・ω・)丿ヾ/;;/ ヽ   ∧,,∧                ナムアミダブツ
  ∧,,∧      /つ(二;;;;二二;∧,,∧) (・ω・`)      ∧,,∧ ナムアミダブツ・・・
 ( ´・ω)オイオイ… u-u'@((;;/;;/(・`  ) )O~-~とヽ    (ω-` )
 /  つ        (二;;二⊂(   ノ二)`u-u'.     と  ヽ
 ゝ_人)       人@);;;;;/;;`u-u'.)       人  (人_ノ
        ∧,,∧( o )            ∧,,∧( o )
        (  ´・) || 一度燃やして    (・`  ) ||  
        /   ⊃  見たかったんだ (   ソ さっさと終えて寝るぞ
        ⊂''u               ( _ノ

330:名無しさん@ピンキー
07/09/11 07:47:59 utfX9rdm
>>350に合掌 ナムアミダブツ…

331:名無しさん@ピンキー
07/09/11 08:56:12 Dv4CfOtU
>>350の野郎、何てことしちまったんだ……

332:名無しさん@ピンキー
07/09/11 10:10:21 crh2IBHV
>>350にならなければいいのさっ!


333:名無しさん@ピンキー
07/09/11 11:18:35 9eF2oFyt
>>350の人気に嫉妬

334:名無しさん@ピンキー
07/09/11 11:53:19 DKkhExtO
350の人気にファックミー

335:名無しさん@ピンキー
07/09/11 13:10:41 ANKKZYMD
自演かと疑うほど、空気読みまくりなスレはここですか?

336:名無しさん@ピンキー
07/09/11 13:22:35 o7pHvJUj
>>350
餞別にくれてやるよ
つ線香

337:名無しさん@ピンキー
07/09/11 22:23:11 o40o7v6m
>>350
朝倉さんに頼んで情報連結解除してもらうぜ。

338:名無しさん@ピンキー
07/09/11 22:58:56 hNpfzuHR
>>350
無茶しやがって・・・

339:名無しさん@ピンキー
07/09/11 23:17:49 TQjD/+Ta
つまらんから終わり

340:名無しさん@ピンキー
07/09/11 23:50:20 MQ7VEHw6
そろそろ誰かこのスレに新たな風を吹き込んでくれ

341:名無しさん@ピンキー
07/09/11 23:54:34 3OMtSHAM
耳元にふぅ~っ

342:ひつまぶし
07/09/11 23:54:55 fIrMCzeU
 頭が凄まじく濛昧としていて、無闇に身体が熱かった。
 今解ることと言えば、俺たちは孤島にやって来たってことと、夕食が済んだことくらいだ。心臓が縛鎖を解き放って体内でのた打ち回ってるんじゃないかってくらいに、狂乱とした衝動がデタラメに迸っていた。

「あ…………うん、うぁあん、あん、あっ、あっ、キョン!」
 快感の潮流が、上下する周期と相まって一点から全体に行き渡る。脳髄が解けたバターみたいに論理的な思考力を融解し、俺はただ目の前にいる女を抱きしめていた。
 別荘の中の一部屋に俺たちはいるはずだったが、あんまり真っ暗で何も視認できない。どうやって俺たちはここに入ってきたんだったか……。けどそんなこともどうでもいい。ひたすらに気持ちいい。
一生続いて欲しいとすら思う時間だった。
「うぁっ、ふぅん、あっ、……あぁあっ!」
 接合している相手―ハルヒも殊更に上気して、嬌声を上げ続けていた。間違いなくアルコールの仕業だった。初心者とはいえ、俺もハルヒも酒に弱すぎた。
「キョン…………んちゅ、ちゅっ。ちゅる……」
「……ぅあ」
 あまりに官能的な接吻だった。肉感をたっぷりと残しつつも、まんべんなく潤っている団長の唇は、一瞬触れただけでネオジム磁石のように強力に吸い付き、吸い付かれて離れない。固体を保っているのが
不思議なほどにぷるっとしていて、俺は何度も何度も咥えては嘗め、嘗めては咥えて、性の象徴のような感触を弄び愉しんだ。
「キョン…………。好き……、大好き…………」
 俺もだ、という代わりに、両手で体位の変移を促した。擦った肌はどこまでも瑞々しく、それだけで指先が悦びに呼応して痙攣しそうになる。何て気持ちがいいのだろう。
 俺はハルヒの臀部を軽く持ち上げるようにして引っ張り、既にくじゅぐじゅになっている愚息をゆっくり挿入しようとする。
「んふぁあっ! 痛いっ! きょ……はや……んんっ……!!」
「……すま……ん」
 温かく柔らかく、膨張し続ける宇宙のように神秘的な感触があった。
「ひもち……んはぁあ…………はん」
 日頃の振る舞いからはあるまじき音色がそこにあった。淫靡で、猥褻で、それでいてどこか優しく、懐かしいような。
「きょん………………すきっ、すき……すき…………」
 ハルヒの声に応えるように、少しずつ、少しずつ腰を動かす。
 ぴゅくっ、ぴゅるるっ。
 この後どうするのか……などという思考が頭をよぎって通りすぎ、そのまま帰って来なかった。どうでもいいじゃないか。そんなの。俺はハルヒが好きだ。こんな状態でしか心情吐露できないってのも情けないが、
この幸福感は何物にも代え難い。間違いなく、今まで生きてきて最も喜べる時間だった。閉鎖空間で握った手と、最後の口づけを思い出す。……帰って来てよかった。もしあのままだったら、悦楽に耽溺するような
この時間は存在していないのだろう。そこがたとえ二人きりの世界だったとしても。
「ひも……きもちいぃ……んぁ……はぁん」
 後背位でベットにしなだれ、シーツとハルヒの上体の間に両手を入れて乳房をまさぐった。一体になったまま、どこへ行くとも知らぬ船旅をするように。
「だめ…………ひぃよぉ……んあぁん、だっ……はぁああん」
「好きだ…………。ハルヒ……っ」
 押しては返すその様は波濤そのものだった。全身の血流がすべてハルヒを経由して循環し、このまま天頂まで登りつめてしまいそうになる。互いに体液を惜しみなく交え、すぐに猥雑な効果音が室内を跳ねる。
 ぴちゅっ、くちゅっ、じゅっ、じゅじゅっ。
「んぁっ、んっ、あぁああっ! んああああああっ!」
 感受性が豊かなのか、先にハルヒが最初の絶頂を向かえる。避けようもないほど大量の愛液が溢れて、とろとろとシーツを汚染する。それは確かに今俺たちがこの時を共有している証だった。
 力が抜け始め、俺は偃臥するハルヒに体重の一部を預ける格好となる。

343:ひつまぶし
07/09/11 23:55:49 fIrMCzeU
「んひゃぁああん! だめ…………だめぇえええっ……あはあああああん!!」
 びゅくるっ、ごぷっ、ぶぼぼっ、びゅるるるっ!
 ハルヒと身体を密着させた瞬間に、俺も快楽の極みに到達する。
「はぁ……あぁ…………っく。はぁ……はぁ……」
 抑止しきれなかった唾液がハルヒのうなじにだらしなく落ちた。そのまま俺たちは親子ガメの真似みたいにして重なり潰れる。
「「あぁっ」」
 それで飽き足らず、なおも互いの身体の部位を五指や舌。そのほか触覚を有するあらゆる箇所で探り当てては愛撫し、下を這わせ、時に甘噛みし、キスして、
まるで両生類になったかのように体表面を愛液まみれにする。その合間、感情を体現するように精子がぴゅるっ、ぴゅくっとオマケを放つ。うちひとつはハルヒが
一物をフェラしている間に出てきた。
「ひゃ……きょんがいっぱい…………」
 陶然と呟くハルヒがどこまでも愛おしかった。耳元にかかった髪を撫でると、無垢な少女そのままの表情で破願する。
「すき…………」
 俺はハルヒをぬいぐるみのように愛玩した。バニースーツを着たときなんかに垣間見てしまった丘陵は、視覚に違わず豊富な量感を伴っていて、揉むほどに手
応えを増すように、それはそれはいやらしかった。こらえ性のない俺のペニスは、ハルヒが感応の声を発するたびにひゅるひゅると残弾を流出した。

 それから何時間戯れていたのか解らない。
 気がつけば朝になっていて、俺は一切の記憶を喪失していたようだ。


 (了)


344:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:04:06 iPLTiwET
ハルヒverキター
゜゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人( ´∀`)ノ・゜゚・*:.。..。.:*・゜

345:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:13:42 Vcm0uOqX
いつものSハルヒは性に合わないので酩酊モードでお許しください。

346:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:22:36 MIib3ryg
このシリーズなにが面白いのかようわからん

347:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:23:19 F8DwtLgU
>>343
ありがとう、この時を待っていた
さて、作業に戻るか( ゚∀゚)=3

俺を含めてあと3人だな。誰が英雄になるのか

348:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:38:06 ixZ7gVUv
やっぱハルヒだな

349:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:42:39 Cc+KHBvk
実にすばらしかった

だがいつも舌が下だな

350:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:50:01 vXN6mBcC
>>347
何と、お題を募集されていた時期があったのか。
畜生、どうして本当に見逃しちまったのか、何か一言言っておけばっ

351:名無しさん@ピンキー
07/09/12 00:51:01 F8DwtLgU
>>350
お題:>>329

352:名無しさん@ピンキー
07/09/12 03:00:30 cvajJoRc
これは>>350がお題を書かないと火あぶりということかw


353:名無しさん@ピンキー
07/09/12 03:05:27 R/hrk/qu
スレタイが【涼宮ハルヒの学校を出よう!】に見えた……orz

354:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:34:47 RON6KWyL
お題・・・
>166?

355:名無しさん@ピンキー
07/09/12 10:51:08 Vcm0uOqX
>>349
すまない。

最近よく解らない流れになるな。

356:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:56:14 2G/CxeFH
夏休みの人もいるからね




エンドレスの

357:名無しさん@ピンキー
07/09/12 21:58:26 NaM43T6z
長門「それは違う。日本には四季という気象変化が存在している。従って『夏』休みがエンドレスということはありえない」

358:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:17:43 poNl+G5Z
頭悪い長門

359:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:22:51 JPKTGzt7
だが萌える

360:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:39:01 CMsFimvp
>>350だけど、この流れはCPを指定したらひつまぶし化してくれるって事なのか?

俺マイナー専だから大変な事になると思うよ?

361:名無しさん@ピンキー
07/09/12 22:52:17 UVIO3lnd
そんな流れねえよ

362:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:10:35 NKAlfvio
試しに言ってみたら良いよ。

次はハルキョンでお風呂! とか。

363:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:19:11 Vcm0uOqX
自分で書けばいいお^^

364:名無しさん@ピンキー
07/09/12 23:19:48 Cc+KHBvk
主要メンバーが終わったので、鶴屋さんやミヨキチに期待してしまうのは性だね。
まぁ、作者のリビドーに任せるけれど。

365:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:13:04 +7WtkSog
キャラが脇に逸れていくごとに厨臭さも増してゆくな!w

366:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:46:13 80FRCVIi
じゃあ試しに会長喜緑で甘いのを、と言ってみる。

そこ、マイナーとか言わない、俺が悦ぶだけだからな。
これでも古泉森とか阪中ルソーとか朝倉国木田とか古ハ(ry
とかに比べたら大分自重してる。

367:名無しさん@ピンキー
07/09/13 00:53:40 HdRTno7X
待て待ておかしいだろ。誰もお題募集してないだろ。ここはVIPじゃない。
ひつまぶしは長編投下までのひまつぶしでしかないはずだ。>>346あたりがまことに正しい。

368:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:14:59 ETy3bKP0
そういえばそうだった。あくまでもひつまぶしは箸休めの効果でしかなかったはずだ。
反省する。
でもひつまぶしをいっぱい食べたら精力がつくのもしょうがないよ。

369:名無しさん@ピンキー
07/09/13 01:36:08 +O/Zjoqc
ごめん、酒飲んで調子に乗ってたみたいだ。
道端のおっちゃんに絡まれたと思って、見逃してくれ

370:名無しさん@ピンキー
07/09/13 08:26:51 MI0lckxK
酒飲んで絡んだ方は「すまんすまん、見逃してくれやw」ですまそうとするが、
絡まれた方の不快感は半端じゃねえ

371:名無しさん@ピンキー
07/09/13 10:31:18 dFsnISfQ
道端のオッサンに絡まれてなんで見逃せるんだろうか
酔っ払いはクズだ 気違い水は控えろ

372:名無しさん@ピンキー
07/09/13 10:38:31 a7C1iYy6
>>370>>371
取り込み中のところ悪いが、スレ違いだ

373:名無しさん@ピンキー
07/09/13 13:11:47 9o1RBYOi
>>372
流れ見てから言えよゆとりくん

374:名無しさん@ピンキー
07/09/13 13:26:47 a7C1iYy6
リアルゆとりだからなんとも思わないが、流れを読んでさえいたら、全く関係ないことを喚いても許されるんだな。
すまなかった。

375:名無しさん@ピンキー
07/09/13 14:46:04 xrTnGi05
これはゆとりが正しい

376:名無しさん@ピンキー
07/09/13 15:13:12 oAFf4S/E
1スレに一回も「ゆとり」という単語が入らない日は来るのだろうか……

377:名無しさん@ピンキー
07/09/13 15:23:54 UlwNHGQH
>>374-375
この流れ自分勝手でワロタw


378:名無しさん@ピンキー
07/09/13 17:10:04 AB1uLosz
>>369
見逃してやるから、その折り詰めの中の妄想を少し書き記して行け

379:名無しさん@ピンキー
07/09/13 17:40:08 FWsX8tkS
過去ログ読み漁ってきたんだけど、失明したり、ちんぽ折れたり、死んだり大変だったね。キョン。

380:名無しさん@ピンキー
07/09/13 21:53:57 elsnEf7p
>>379
キョンを殺すだなんてヒド……あ、俺も一度やってるわw

381:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:11:07 xrTnGi05
ちんぽ折れるてw

382:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:16:33 gXL5p+Oz
エクスカリバーか?w

383:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:32:48 yVSQ6enC
あれは読んでる方も心なしか痛かったwwww

384:名無しさん@ピンキー
07/09/13 22:42:33 Af6JYl03
>>380
kwsk

385:名無しさん@ピンキー
07/09/13 23:17:52 elsnEf7p
エクスカリバーは身体の一部がむず痒くなりながら読んだなぁw
死神の朝倉と一緒にキョンが昇天するのはエロパロのだったっけ?

386:名無しさん@ピンキー
07/09/14 01:28:09 RoF/RbKC
どこかで折れるどころかちんこ粉砕されるSSあったな・・・

387:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:24:00 RNIVzjCR
おまえらちんこだのちんぽだの連呼してるとあの御方がやってくるぞ
それにキョンのなんて加えたら、ほらもうあなたのすぐ後ろに……

388:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:24:54 RoF/RbKC
>>387
●<呼びましたか?

389:名無しさん@ピンキー
07/09/14 02:47:05 NPG+/r8s
はっっっや!www

390:名無しさん@ピンキー
07/09/14 05:25:36 FXyZcVLt
>>388
顔が近いぞズボンを脱ぐな気持ち悪い。

391:名無しさん@ピンキー
07/09/14 07:15:37 JAtXioLP
>>388
お前wwwwww速すぎwwwwww
54秒てwwwwww

392:名無しさん@ピンキー
07/09/14 13:08:59 i/zDqPvP
54秒でそんなに笑えるお前がキモい

393:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:18:21 qSFbP4VP
俺が一番キモいに決まってんだろ

394:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:44:24 11GfZWP7
>>393
俺はキモイし変態だぜ?

395:名無しさん@ピンキー
07/09/14 16:59:57 3ECTwauc
俺はきれいな変態だけどな。

396:名無しさん@ピンキー
07/09/14 17:05:15 asoveoq1
この広い世界で俺だけが俺をイケメンだと言ってくれるぜ。

397:名無しさん@ピンキー
07/09/14 17:55:32 H1MTLPG5
もう止めろよ

398:名無しさん@ピンキー
07/09/14 19:15:00 UNrIsoAb
空気を読まずバカ話投下。
ややエロ。


399:朴念仁の愛され方
07/09/14 19:15:38 UNrIsoAb
朴念仁の愛され方


「キョンくーん、ごはんだよーっ!」
 いつもの様に疲労困憊でハルヒの我が儘につきあわされ、そして何故か時折放たれる長門からの暗黒ビームと、
さらに何故かたま~に放出されるみくるビームに我が身がさんざん焦がされた後、長門の本閉じチャイムで活動は終了となり、
俺は家に戻ると共にベッドに突っ伏していた。
 ああ、今日は特にハルヒの我が儘が非道かった。
 今週末は恐山で霊を捕まえにキャンプしたいとかって、どれだけ思考がぶっとんでいるんだよ。
 今日は木曜日で言っている曜日は土曜日、つまりあさってだぞ?
 それに居たとしても会いたいか?
 死人に。
 しかも幼い頃に死んだじいちゃんとかならまだしも、赤の他人だぞ?
 殺されて恨みに恨み抜いて化けて出てきた仏さんとかだったらどうすんだよ!
 と言うわけで迷惑半分怖いの半分でイタコの人に業務妨害になるとかそもそも週末の二日でどうやって本州の最北まで行って
泊まって戻ってくるのかとか、大前提として旅費をどうするとかまくし立て、やっとの事で諦めた。
 ここで古泉が偶然ですね、実は青森に親戚が…とか言い出さなかったのは賞賛に値する。
 その代わり、日曜は隣町まで不思議探索となったがな。
 まぁ、目的地が青森から数キロ先の隣町に変わったのであれば、諸手を挙げて喜ぶべきだろう。
 …そもそもそういう事を喜ぶ事態そのものが喜べないのだが。
 まったく、あいつも頭はいいんだから、口から言葉が出る前に頭で考えて分かりそうな事を、何で考えなしに言うのだろうね。
 おかげで、いつもながら心配しなくてもいい事を心配したくなる。
 無論その被害は俺を始めたSOS団の連中にもれなく降りかかるからだが。
 で、古泉に言わせれば俺のせいだとか抜かす始末だしな。
 奴曰く、俺と言う、艦載機が着艦する時に停止させる為のワイヤー並の強力な手綱があるおかげで、ハルヒは気兼ねなく
我が儘を言ってストレスを発散させられるのだとか言う。
 ハルヒにとって最近大事なのは、言った事が実現するかどうかではなく、言いたい事を気が済むまで言い切れる事なのだとか。
 っつーかそもそも奴が俺なんぞの進言をまともに聞いた事があるかい、奴にとって俺は使いっ走りのヒラ団員その1であり
その2は無いのだぞ、と言ったらあのにやけ超能力者は肩をすくめてやれやれ、のポーズで笑っていた。
 それこそ俺の役目だ。
 やりたくないが。
 そして更に古泉は、彼女は天上天下唯我独尊俺の前に道はない俺の後に道は出来るお前のものは俺のもの俺のものは
俺のものみたいな傲慢で人の苦労を厭わないむしろ楽しんで人生を歩んでいる外道の様に見えますが、実はあれで、強引にでも
自分を引っ張ってくれるくらいの頼れる人が居る事を望んでいるのですよ、と言った。
 ハルヒに対するお前の本当の心情がちょっと見えたが気にしないでおこう。気持ちは分かる。気持ちは。
 で、それをふまえた上で…俺は当然の科白をつぶやく。
 嘘つけ。
 だが、古泉は意味ありげな微笑みのまま、その質問には答えずに手を振りながら帰ってしまった。
 最近バイトが無いので非常に状況が良い、是非貴方にもこの平和を満喫して欲しい、と言い残して。
 だから俺は日々ハルヒと言う名のハリケーンの直撃を喰らっているっつーの。
 本当に、今度アメリカにハリケーンが発生したらハルヒと命名したいくらいだよ。

 やれやれ。

 俺は今年に入ってから何度言ったか分からない決め科白をつぶやいて帰路についた。
 もうすこしこう、つぶやいて格好の良い科白を言わせてはもらえないもんかね。
 フッ、とか、問題ない、とか。
 …いや、似合わんな。
「キョンくーん! ごーはーんー! ごはんだってばー!」


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